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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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西穂高岳◆写真 

ちば山、樋口です。
「西穂高岳山行」を報告します。
ちょうど気圧の谷でなくて気圧の尾根が通過。
西穂高岳登頂の前日夕方から快晴となり、
絶好の雪山登山日和となりました。
もちろん、西穂登頂に成功しました。


86ピラミットPにて

【山域】北アルプス南部
【ルート】ロープウェイ~西穂山頂
【登山方法】テント泊縦走
【メンバー】CL田中、SL三代川、樋口(文責)
【日程】H23.12/30 雪のち曇り、夕方から快晴
22:45木更津出発
23:15市原発
00:05津田沼発
04:40新穂高温泉(冬季無料駐車場)着
車中で仮眠。
09:00 〃 発 新穂高ロープウェイ
09:51ロープウェイ口発
11:21西穂高山荘着
テント設営

12/31 晴れ(午前中は快晴、午後から晴れ時々曇り、小雪舞う)
04:00起床
06:24テン場発
07:29独標着
09:20西穂高岳着
09:30  〃 発
11:21テン場着
テント撤収
12:18西穂高山荘発
13:05ロープウェイ口着
13:15ロープウェイ口発
14:00新穂高温泉(冬季無料駐車場)着
平湯へ立ち寄り汗を流す。渋滞なく千葉へ帰る。

【内容】

12/30
仕事納めの夜に千葉を出発。
つかの間の好天に西穂高岳にアタックできる可能性が高いので
心が弾む。
松本I.Cを出て安房峠に向かう。新村あたりから雪道となる。
スタットレスタイヤを履いているが、時々滑る。沢渡から先は
雪が激しく降っている。
新穂高温泉の冬季駐車場は既に空きスペースがなく、渋々、
駐車場の真ん中に停める。
仮眠する。。。。

早朝、槍平経由で槍ヶ岳方面を目指す登山パーティーが次々と発つ。
ロープウェイの始発は9:00なので、8:00頃に身支度を終えて
ロープウェイ乗り場へ向かう。
しばらくすると、始発に乗ろうと観光ツアーバスが次々と襲来。
長蛇の列となる。
ロープウェイ口から雪道の昇りがスタート。
トレースはバッチリ。夏道よりも歩きやすいのでは?。ですから、
あっという間に西穂高山荘に到着。
テントを張る。竹ペグでテントの細綱を張り、防風対策はバッチリ。
テントに入るが、やることないんですから酒を飲むしかないですね。

酒を飲みながら夕食の準備。夕食後、テントから出たくないけど
トイレに行かないと。
渋々外にでると、空に雲がなく周囲の山々が夕焼けしているでは
ないか!。わぁー、素晴らしい!。
霞沢岳、焼岳、笠ケ岳は確認できたぞ。西穂高山荘宿泊者とその
周辺のテント泊者の誰もが明日に期待しちゃいますね。

12/31
大晦日の早朝4:00に起床。快晴。絶好の雪山登山日和。
もう、西穂高岳を登頂できない理由など見当たらない。岩稜帯を
慎重に落ち着いて登降すれば問題なしですね。
アイゼンを履いて出発。7時頃に今年最後の御来光を迎える。
晴れているので少し汗をかくものの、やっぱり真冬の登山である。
風が非常に冷たい。
じっとしていると瞬く間に冷えきってしまう、暖かさを感じる
ことはない。

西穂高山荘から独標までは快適な尾根歩き。独標から先は尾根では
なく痩せた稜線に変貌する。
核心部は3つある。
1つ目は独標からすぐに下降する区間。独標の下降口の岩に支点あり。
2つ目は1つ目の核心から少し先、稜線一枚岩の左を下降気味に
トラバースする区間。5mもない。やはり支点がある。
3つ目は西穂高岳直下のスラブ岩。皆立ち往生している。ピッケルも
アイゼンも頼りない。
ここは、スラブ岩の取り付きからもっと西側に巻いて西穂高岳を直登
するルートが良さそう。
これら3つの核心部を登攀装備を使わずにクリア、無事に西穂高岳に
登頂。
山頂は狭く、薄っぺら。360°のパノラマ展望台。
10月の穂高岳集中山行での山容とは全く別者。急傾斜な岩肌に雪が
もっこり張りついている。
前穂~奥穂の吊尾根が素晴らしい。槍ヶ岳も見える。乗鞍岳って
こんなに大きかったっけ?。
遠くに白山もみえるぞ。富士山だってよく見える。
風が冷たく、山頂が狭いので、長居はできない。
直ぐに下山。背後にある、厳冬の穂高連峰の眺望に別れを惜しみつつ、
テント場へ戻る。

――――――――――――――――――

次の穂高の目標は?、小生は決まっています。

以上、厳冬期・西穂高岳山行の報告でした。


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