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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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大山沢右俣◆写真 

大山沢は日向山荘の前を流れる日向川の本流筋。尾根ひとつ隔てて大山山頂
から流下する大山川と名前が紛らわしいが、ガイド本にも取り上げられておらず、
NETの遡行記録もマニアの写真のみの記録一つしかないという身近な秘境の沢。
やや堰堤が多そうな雰囲気だが、平均傾斜もかなりあり、日向山荘に泊まるという
地の利から望年山行の初日沢コースに選択してみた。


07おまけに一面の雪になって手足が冷たい

【山域】丹沢  
【コース】大山沢右俣  
【形式】沢登り
【日程】2011年12月10日(土) 日帰り 夜は日向山荘で忘年会
【天候】晴れ 
【参加者】CL柘植(記録)、渡邊3、高梨、大塚、加藤
【行程】起点の駐車場から稜線まで3時間くらい


前日の雨がこちらでは雪だったようで、東名から眺める大山は上部がかなり白い。
雪中沢登りはしんどい感じがしたので少し迷ったが、まあ無理をしない前提で
行ってみることにした。入渓早々間違えて左俣に入ってしまったが、加藤さんの
ボソボソで気づいて右俣にトラバースし、事なきをえた。そこから2.5時間くらい
で源頭に達したが、滝があまりない割には結構シビアだった。原因は
(1)難易度の高い堰堤の巻き
 堰堤際の岩土がかなり急でもろい。おまけに頭上を鉄条網や金網で押さえ
 つけられるところあり、抜け出るのに一苦労。
(2)急傾斜の雪斜面
 雪の被った足場の悪い急斜面でフェルト底はツルツルになってしまい、
 落ちないように体を支えるのに必死。木は枯れているものも多く、使える木
 がない場所では手を雪斜面に突き刺しながら登るが、足指と一緒に手指の感覚
 もなくなってくる。
悪戦苦闘の末なんとか無事に稜線に達したが、当初予定の梅ノ木尾根を周遊する
気力もないので、大勢のハイカーに交じって関東ふれあいの道から駐車地点の
ふれあいの森に戻った。一般的な楽しい沢登りとは対極にあるような沢だったが、
なかなか普段は味わえない、忘年というか忘れられない沢登りでした。


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