FC2ブログ

ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

10«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»12

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

望年山行の岩組(広沢寺)◆写真 

ちば山、樋口です。
H23年度忘年山行、岩組・広沢寺岩トレ&講習会の報告を致します。
限られた岩幅にルートが密集しており、ザイルの本数に驚かされます。
1mとなりに別のパーティーのザイルがあるっといった感じで、
隣のパーティーとぶつからないよう気をつけながら登攀練習を行いました。
土曜、日曜ともゲレンデ一番着。良いルートを確保の上、練習に励む
ことができました。


18絵に成るね

【山域】丹沢(大山)
【ルート】広沢寺の岩場
【登山方法】クライミング
【メンバー】H23.12/10 L田中、鈴木(卓)、樋口
     12/11 L田中、横山、高梨、上茂、渡辺(理)、鈴木(卓)、
          木場、古関、樋口
【日程】
05:10 袖ケ浦バスターミナル
07:20 広沢寺ゲレンデ
14:00 終了、下山。
【日程】H23.12/11
07:30 日向山荘
08:00 広沢寺ゲレンデ
14:00 終了、下山。
【内容】

H23.12/10
    弁天岩にてクライミングトレーニング

①.プレゼント・ファイブ(5.7)にてアイゼン登攀の反復練習
②.同、アイゼンクライムダウンの反復練習
③.パピヨンにて、アブミの練習
 快晴。広沢寺は岩トレ場として人気が高いので早朝に出発。
厚木I.Cでおり七沢温泉方面に進路を取ると、雪を被った大山が
どっか~ん。
一昨日結構雪が積もったようだ。こりゃ大変だ、ということで、田中Lが
MLに大山積雪情報を流す。ちょっと早く着き過ぎちゃったかな。
広沢寺温泉の駐車場に一番着。そこからゲレンデまで20分程度歩く。
弁天岩の右ルートにザイルを張る。トップロープをセットするのに
冬山登山靴にアイゼン装着し毛糸の手袋で私がリードした。怖かった。
そして、ロワーダウンと思っていたら、クライムダウンで下りろ―と
指導を受ける。とても恐ろしかった。岩場をアイゼン装着のままクライム
ダウンする練習は初めて。アイゼン登攀・クライムダウンを6本行った。

2本目は、ザックを背負って。3本目は手袋を厚手から薄手に変えて、
4本目・5本目は爪痕を極力使わず。
(確実なスタンスを使わずスタンスの最少の部分に乗る練習)
アイゼン登攀のポイントは、アイゼンを水平に靴底を置くこと。
急斜面であれば前爪2本で立つことになるが、実際には前爪2本+
次の爪を上手く使うとふくらはぎの負担が軽減し安定感も増す。
(岩壁では、ほとんど前爪(出っ歯)にての登攀となる)
踵を上げて登ろうとする傾向があり、そうすると滑りだす要因となる。
踵を意識して下げることで、靴底が水平になり安定した登攀となる。

6本目はザイル回収のため最後のアイゼン登攀。懸垂下降でミスを犯す。
支点から半分で折り返してロープを束ねずに
(ザイル半分の折り返し地点までキチンと束ねずに、ちょうど半分だろう
と見切りでザイルダウンした。その結果、末端処理がグランドから2m上に
あるではないか。ザイルの中間地点のマークを先の山行で取り外したこと
もあり、適当に判断したことが悪い、反省。
いきなり、自己脱出で支点まで登り返しかと思ったが、何とか下りられた。

次にパピヨンにて、シングルロープでリード前提の(岩場が濡れていて
支点数が3点と少ないが、)アブミ練習。
これが大変。フォローとの声かけ(call)がとても大切。
リードのザイルUP・ザイルダウンの声かけに従い、フォローはザイルを
引っ張ったり、送り出したり操作する。
次の支点にアブミを掛ける準備として上段のアブミへ立ち込み、フォローが
ザイルを引く。
ハーネスのビレイループからフィフィを支点のカラビナに掛けると、
田中リーダーの解説です「(フイフイはシングルロープでシステムを覚える為、
フイフイを使ったものでダブルロープではフイフイの出番はあまり無い)
(フイフイでもう一本のロープ替わりをしたモノである。)」とのことです。
フィフィに自重を預けることになりリードもフォローもレストできる。
レストした状態(アブミ立)でザイルを送り出して(緩め)もらい(次の支点に
カラビナを掛け、プロテクション(ランニングビレイ)のロープをセットし、
(ザイルを裏から表に通す。)
アブミをザイルが挟まらないカラビナの内側にセットし、ロープを最少に
アップして軽く引く)ここからレスト用のフィフィを外して、一気に上段の
アブミに移り立ち込み、同時にセコンドはロープをアップして張る。
同時に登攀者はロープに身を預けアブミに完全に乗り移る形になる。
そして残りのアブミを回収して次に備える。あとはこの繰り返しで高度を稼ぐ。
アブミを吊るす冶具はカラビナよりもフィーフィが簡単。カラビナだと
掛け方を操るので面倒のように思えた。(ここで、田中リーダーが一言、
「フィフィは登攀中に外れるリスクがあります。そこを理解しての使い
分けが大切です」。)

また、リードのハーネスのビレイループにメインザイルを結ぶ際に、エイト
ノットの結び目を極力ハーネス側に詰めることが大切。この間が離れていると、
身体の垂線が支点から離れることになり、体力を消耗する。
以上、田中リーダー、御指導ありがとうございました。田中リーダーから
「ダブルロープ時のリード登攀者の操作はシングルの操作と同じで、支点
一つ於きにセットするだけの違いである(基本操作は変わらない)。
しかしセコンドのロープ操作は訓練が必要である。(操作を誤るとトップの
体を預けたロープが緩み墜落となる。)」との補足です。


H23.12/11
    前日と同じく弁天岩にてクライミングトレーニング

①.プレゼント・ファイブ (5.7)にてクライミングの練習。
②.一般中央ルート(Ⅳ)にてクライミングの練習。
③.ファミリールート(5.7)にてクライミングの練習。
④.大ハング・テンプテーション(5.10a~c)にてクライミング練習
⑤.横山会長の講習会
 この日もゲレンデ一番着。
私が一般中央ルートをリードで挑戦したが、右隣の中央スラブのルートに
入ってしまい、オーバーハングの手前から一般中央ルートに戻ろうとトラバース
を試みるもホールド少なく断念。クライムダウン。上茂さんにリードをお願いし、
トップロープをセットいただく。
50mザイルでギリギリ。
中央スラブのオーバーハング隣から上部が核心。ルート通りに直登すれば問題なく
登れる。右スラブルートで、古関さんは横山会長の指導を受けながら登攀練習を
繰り返した。
しばらくして、上茂さんと渡辺(理)さんは、大ハング・テンプテーション
(5.10a~c)にてフリークライミング。
とってもカッコいい~。 レベルが違いますね、雲の上。

最後に本日のメインイベントである、横山会長の講習会を行った。
横山会長、ありがとうございました。
内容を簡単に記します・・・・・・・・。

(1).懸垂下降の標準化
  エイト環を使わずにATCガイドを使う。
ATCガイドはクイックドローを使って胸の位置まで上げる。また、ATC
ガイドの下側にマッシャーでレッグループの真ん中にカラビナを掛けセット
することでバックアップをとる。このような対策を取ったうえで両手を使って
懸垂下降をする。万が一両手を離しても止まる。
他、懸垂下降時の注意点として、ダブルロープの連結はオーバーハンドノット
を2連で。連結部は支点の岩側(裏側)に持っていく。ロープエンドはエイト
ノットを使わず2重結びで止める。
下降時は支点のバックアップの為、ロープに対して別の支点からカラビナで
ロープに掛けておく。最後の下降者がこのバックアップを外して降りる。

(2).懸垂下降時の昇り直し(自己脱出)
  先ずマッシャーを利かせて両手を離す(マッシャーに自重を預ける)。
Yノット使ってメインロープから60cmシュリンゲを延長し、ビレイループに
掛ける。体重をYノット側に預ける。次にATCガイドを掛け替えるが、
クイックドローに掛けているカラビナをATCガイドから外さずに、
ATCガイドの先端の穴にクイックドローのビレイループ側(ハーネス)の
カラビナを通しストップモードに変更する。ここでマッシャーをはずす。

Yノットから足掛け用のシュリンゲ(120cm)を分岐。
このシュリンゲを片足で蹴って立ち込むと体が上に移動する。
立ち込んだら、そのままの状態でATCガイドの制動側メインロープを引き、
ATCガイドに自重を掛ける。引き終わったらYノットを上にスライドして
足掛け用のシュリンゲにまた立ち込む。この繰り返しで昇っていく。

(3).リードがセカンドをビレイする場合のATCガイドの使い方
  リードは支点ビレイとなるが、制動側(ビレイヤー側)に少し大きめの
カラビナを同じ支点に掛けてメインザイルを通す。
セカンドの引き上げ時はATCガイドを通るザイルは逆U字型なので制動側の
メインザイルを手前(下側)に非常に軽く巻き上げられる。
セカンドが墜落するとATCガイドのザイルの通りがM字型に変化して、
制動がかかる(逆U字からでM字に変化し制動が掛かる)。
また、制動がかかった状態から直ちにザイルを送り出しやすい。
ATCガイドとカラビナの相性があるようです、ご確認を。

(4).ビレイ器がない時の懸垂下降
  半マスト(イタリアン ヒッチ)で。結び目がひっくり返ってないことを確認。
ザイルの流れで環付が緩まないよう、掛け方に注意。

(5).セカンド(フォロー)が負傷した場合のセカンドを引き上げる方法。
  人を引き上げることはとても大変。体重の160%の重量を引き上げる
ことになる。先ずは制動がかかっている状態で仮固定する(ミュールノット)。
引き上げシステムの作り方は良くわからず。タイブロックでザイルの逆流防止、
カラビナの抵抗を小さくするためにプーリーを使う。

(5).セカンド(フォロー)が負傷した場合にリードがセカンドを引き上げる方法。
人を引き上げることはとても大変。支点にカラビナを掛けて下に引くだけでは
事故者全荷重の約160%の力が必要なので絶対に上がらない。
横山会長から解説文をいただきましたので、ここで転用させていただきます。

*****
先ずはM型に制動がかかっている状態で仮固定する(ミュールノット)。
片方のロープにクレムハイストノットを掛けて支点に繋ぎ、事故者の荷重を
ATCから解放するATCをはずすともう一方のロープはフリーになっている。
このロープをタイブロックを使ってカラビナに掛けZリグを構成する。
このZリグの中段に動滑車を掛けエンドロープを通す。
先にはずしたATCを自分のハーネスにロックモードで取り付けてロープを
引き下げる。
これで全荷重の約30%の力で事故者を引き上げる事が出来る。
体重とザックで約90キロの事故者でも、
体重50キロの女性が自分の体重を使って楽に引き上げる事が出来る。
ちょっと練習が必要。
*****

とりあえず、クライミング技術の参考書にのっている1/3システムを習得し、
それから横山会長の1/3システムを身につけようと思う。
(そうしないと、伝授いただいたシステムの良さがわからないと思う。)

以上、忘年山行「広沢寺岩コース」の山行報告を致しました。(樋口)


+写真集へのリンク+
スポンサーサイト
クライミング /  Trackback -- /  Comment --

△page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。