那須・井戸沢沢登り◆写真
2011/10/29 Sat 15:00:00 [edit]
辻本です。10月29日に行った井戸沢の報告をします。

山行場所:那須連山・井戸沢沢登り
山行日時:2011年10月29日
メンバー:CL辻本 渡辺三 大塚
今年の沢納めとして紅葉も楽しめ、明るく開放的な沢「那須の井戸沢」を選んだ。
紅葉シーズンの東北道の渋滞を考慮し、前夜発で道の駅「明治の森」を仮泊地とする。
千葉から全くスムースに明治の森に着き、ミニ宴会で深夜のお楽しみと明日の打合せを
済ませ就寝。防寒対策をしてきたが、予想に反してテント内は暖かい。
5時起床、6時出発で深山ダムを目指す。数年前に入った記憶を辿りながらゲート前の
ある橋手前に車を停める。三斗小屋宿までの紅葉が美しい。三斗小屋宿から沢筋と稜
線が明るく見えるが、「あ~あ、あの沢筋を真っ直ぐ登るのか。きつそう~」と、思わず目を
伏せてしまう。ここから暫くすると入渓点の井戸沢出合である。
最近、井戸沢に堰堤ができ、入渓点と思しきところに水がない。枯れ沢となっている。
沢支度をしていると、キノコ採りに見える単独者が、ストック1本で井戸沢を登って行った。
水のないゴーロを暫く遡行すると堰堤が出てくる。無機質なコンクリートではなく周りの景
色に溶け込むよう木で表面を覆っている堰堤だ。堰堤上は豊富に水があり、やっと沢らし
くなる。懐かしいF1が現われ、右のリッジ状を三ちゃんリードで登り、ザイルをはる。
先行者は暫く滝を眺めていたが、右岸から大高巻きをして行った。
辻本、大塚の二人が滝の登攀を終え、落ち口に着くと先行者が服を着替えながら休ん
でいた。声を掛けるとどうやら知らずに沢に入ったよう。「まだ滝があるのか?」と聞くので、
「ザイルを要するような滝はないが、それなりに滝はある。」と答えると、「もう止めた。降り
る」と別れた。先行した三ちゃんが高巻の様子を見ていたらしく「あのおっちゃん、巻きから
ずるずる落ちてきていたよ。怖かったんだろうな」
山にはいろいろな人がいる。やはり登攀準備をし、安全を心がけて遊ぶのが一番!
遡行は時にはシャワーを浴びながら、秋の苔にビビリながら、爽快に滝登りが楽しめた。
co1400辺りから水が枯れ、斜度が段々と増してくる。やはり沢の詰めはきつい!
三ちゃんに置いて行かれる二人。後ろには沼ッ原調整池が天空の湖のように輝き、那須
岳の噴煙や朝日岳、三本槍などスカッとした眺望が広がっている。しかし、足は重い。
ゼイゼイ、ハァー、ハァーやっとの思いで、12時過ぎco1750の稜線に辿りついた。
流石山で昼食を摂り、沢支度を解いて下降開始。大峠からの道は石が無秩序で歩き
難い事この上なし。峠沢を渉り三斗小屋温泉に行く道と別れ、苦土沢の渡渉は滑る石
を避けながら裸足で渉る。この山行の核心は長い下山ではないだろうか。
三斗小屋宿で振り返ると、今日遡行した井戸沢と稜線が爽やかに光っていた。
+写真集へのリンク+

山行場所:那須連山・井戸沢沢登り
山行日時:2011年10月29日
メンバー:CL辻本 渡辺三 大塚
今年の沢納めとして紅葉も楽しめ、明るく開放的な沢「那須の井戸沢」を選んだ。
紅葉シーズンの東北道の渋滞を考慮し、前夜発で道の駅「明治の森」を仮泊地とする。
千葉から全くスムースに明治の森に着き、ミニ宴会で深夜のお楽しみと明日の打合せを
済ませ就寝。防寒対策をしてきたが、予想に反してテント内は暖かい。
5時起床、6時出発で深山ダムを目指す。数年前に入った記憶を辿りながらゲート前の
ある橋手前に車を停める。三斗小屋宿までの紅葉が美しい。三斗小屋宿から沢筋と稜
線が明るく見えるが、「あ~あ、あの沢筋を真っ直ぐ登るのか。きつそう~」と、思わず目を
伏せてしまう。ここから暫くすると入渓点の井戸沢出合である。
最近、井戸沢に堰堤ができ、入渓点と思しきところに水がない。枯れ沢となっている。
沢支度をしていると、キノコ採りに見える単独者が、ストック1本で井戸沢を登って行った。
水のないゴーロを暫く遡行すると堰堤が出てくる。無機質なコンクリートではなく周りの景
色に溶け込むよう木で表面を覆っている堰堤だ。堰堤上は豊富に水があり、やっと沢らし
くなる。懐かしいF1が現われ、右のリッジ状を三ちゃんリードで登り、ザイルをはる。
先行者は暫く滝を眺めていたが、右岸から大高巻きをして行った。
辻本、大塚の二人が滝の登攀を終え、落ち口に着くと先行者が服を着替えながら休ん
でいた。声を掛けるとどうやら知らずに沢に入ったよう。「まだ滝があるのか?」と聞くので、
「ザイルを要するような滝はないが、それなりに滝はある。」と答えると、「もう止めた。降り
る」と別れた。先行した三ちゃんが高巻の様子を見ていたらしく「あのおっちゃん、巻きから
ずるずる落ちてきていたよ。怖かったんだろうな」
山にはいろいろな人がいる。やはり登攀準備をし、安全を心がけて遊ぶのが一番!
遡行は時にはシャワーを浴びながら、秋の苔にビビリながら、爽快に滝登りが楽しめた。
co1400辺りから水が枯れ、斜度が段々と増してくる。やはり沢の詰めはきつい!
三ちゃんに置いて行かれる二人。後ろには沼ッ原調整池が天空の湖のように輝き、那須
岳の噴煙や朝日岳、三本槍などスカッとした眺望が広がっている。しかし、足は重い。
ゼイゼイ、ハァー、ハァーやっとの思いで、12時過ぎco1750の稜線に辿りついた。
流石山で昼食を摂り、沢支度を解いて下降開始。大峠からの道は石が無秩序で歩き
難い事この上なし。峠沢を渉り三斗小屋温泉に行く道と別れ、苦土沢の渡渉は滑る石
を避けながら裸足で渉る。この山行の核心は長い下山ではないだろうか。
三斗小屋宿で振り返ると、今日遡行した井戸沢と稜線が爽やかに光っていた。
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