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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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明神岳東稜クライミング 

新人:熊倉です。
『ちば山45週年記念集中山行:明神組』。
少々長くなり、申し訳ございません。
山行報告をさせていただきます。


【期間】10/6~10/10 
【山域】北アルプス
【天候】晴れ
【ルート】明神岳東稜
【登山方法】アルパインクライミング
【メンバー】CL富樫・SL上茂・熊倉
【行程】
10月6日 千葉21:00~1:20 沢渡駐車場着:仮眠(車中泊)
10月7日 駐車場⇒上高地7:00⇒明神橋8:00⇒宮川のコル10:00⇒ひょうたん池12:00
10月8日 ひょうたん池6:40⇒東稜登攀9:00⇒明神岳山頂12:00⇒前穂山頂14:50
前穂高岳山頂テント泊
10月9日 前穂高岳8:00⇒紀美子平9:00⇒奥穂高岳10:10⇒紀美子平12:30⇒
岳沢テント場14:30
10月10日 岳沢テント場4:40⇒上高地6:20⇒沢渡7:00⇒千葉14:00

【内容】

『ちば山45週年記念集中山行:明神組の記録』

1日目:他のグループより1日早い出発。連休前日に上高地入りしたのだが、
すでにたくさんの人。
1人あたり、※3リットル程の水を汲み明神へ向けて歩きだす。昨夜は雨だった。
まだ水分を含んだ重い雲が立ち込めている。日差しはあるが、雨が心配。
道の途中、「今年の紅葉はここ数十年にないくらい、キタナイ紅葉だ。」と
話をきく。なるほど、山には赤や黄がない。すべて赤茶けた、枯葉の色。
明神橋を渡り、左手に進む。すぐに古びた養魚場跡を見つけた。田中さんの
アドバイス通りである。建物の前を通り過ぎ、壊れそうな木橋を伝って奥の
小川を渡る。すぐにそれと分かる下宮川のガレ地形に出る。
ルートには新しい目印が付いていて宮川のコルまで迷うことなく進むことが
出来る。天気予報は「晴れ」であったが、冷たい雨と共にみぞれが降り始めた。
リーダーの指示で全員雨具を着る。寒い。
12時少し前。いつの間にか、ひょっこり、ひょうたん池に出てしまった。
天気のこともあり、テン泊予定地である『らくだのコル』へ向かうのは止め、
ひょうたん池でテントを張る。至福のお昼寝タイム♪ 夕方には太陽が顔を
出しぽかぽか陽気に。
まったり夕食後は、2日分の水を残す為、サンショウウオの住むひょうたん池の
水を沸かし、コーヒーを飲む。外は満点の星空になっていた。この夜は物凄く
冷えた。軽量化の為シュラフ無。ゴアのシュラフカバーのみで過ごす一晩は
寒さとの戦い。あまり眠れなかった。
  
2日目:ひょうたん池での朝はみごとに寝坊。ひょうたん池は厚く氷が張っていた。
6時40分、ようやくテン場を出発。すぐに第一階段に到着。ここでロープを出す。
2P。一見直登できそうなルート。ここは左に5mほどトラバースし、残置ロープ
にはなるべく頼らないようにしながら5mほど登る。ロープがないと怖いところだ。 
その後はまたもハイ松の登りが続く。小ピークを越えるとすぐ、テン泊予定地で
あったらくだのコルに着く。なんとか2~3張出来るスペースがある程度の
ビバーク地だ。そこを過ぎると、バットレス下部に着く。ここから見る、明神岳は
素晴らしい。そしてこの日はぬけるような青い空!バットレスは、ミサさんが
トップ。ミサさん、スイスイと4、5mのフェースを登り、あっという間に上部の
張った岩場を越えて見えなくなった。さすがミサさん! カッコいい。登山靴&
縦走装備での登攀は初めての熊倉、恐る恐る登り始める。登山靴であると、
なんとなく自分の「足」が信用できず乗れない。途中左へ回り込む。左手に
ガバがあり上がれる。その先は登山靴だと細かいので足が不安。残置のお助け
スリングについ手を伸ばし、ミサさんの元に到着。荷物を背負い、登山靴での
登攀練習が次の課題になった。そこから上部は頂上までガレた斜面となり落石に
注意を要する。左に巻き気味に登り上げると明神主稜上に出た。
直ぐ先は明神頂上だ。お昼直前、無事山頂到着!360度の展望。青い空に映える
岩稜。最高の登攀日和に感謝!前穂高に至る稜線通過は、途中奥明神沢のコルに
降りるところが崩れており、懸垂下降。ここでトラブル発生。ロープ回収時、
5mほど上部の岩の隙間にロープ末端が挟まり回収不能になる。富樫さんが上り
返し、外してクライムダウン。下りてくるまでちょっと緊張。こんなハプニング
も難なく解決してしまう、富樫さんの手際のよさ!
その後、前穂までの長い岩稜は岳沢側を巻き気味に登っていくのだが、ルートが
わかりにくく気の抜けない岩場が続く。途中、奥又白の池を望む。テントが見えた。
奥又白から4峰も、いつか行きたい憧れのルートだ。前穂山頂につく頃には、3時
近くなっていた。これから奥穂の小屋まで行くと3時間近く要する為、ヘッドランプ
が必要な歩きになるだろう。紀美子平までは下りようか?とも考えたが、
3時を過ぎ、前穂に登ってくる人もほとんどいなかった為、今回に限り緊急事態と
いうことで山頂でのテント泊を決める。
この夜は大先輩ふたりの間でぬくぬくと眠る。ちば山に入って本当によかった。

3日目:前穂山頂。テントのファスナーを開け、一歩踏み出せば御来光。
なんという贅沢。山頂にテントを張るのは本来NG。早々にテントをたたむ。
この日は奥穂⇒ジャンダルム⇒天狗沢⇒岳沢の予定であったが、ミサさん不調。
頭痛が引かないとのことで、計画変更。ミサさん先に岳沢へ。富樫・熊倉、は
奥穂までピストン後、岳沢へ。
午後3時、岳沢で先に生ビールを3杯もあけてすっかり元気になっているミサ
さんを見て一安心!よかった♪ そして本隊に無事合流!めでたし、めでたし。

※今回、悩んだ結果、上高地からの水の持ち上げは一人=3リットル程度とした。
足りないのでは?と思ったが、それだけで3日間余裕で過ごすことが出来た。
しかも、1リットル以上余ったほど。3人で10リットルたらずの水で3日間の行程を
もたせたられた理由は、ひょうたん池の水を利用したことと、前穂高山頂では
雪を解かし調理に利用したからである。なるべく荷物を軽くしよう、と臨機応変
な判断をする富樫リーダーに脱帽!これからも、勉強させてください。

熊倉が憧れの明神ルートを歩けたのは、アドバイスをくださった田中さん、
富樫リーダー、笑顔の素敵なミサさん。そしてそして、岳沢で準備をしてくだ
さったちば山のメンバーの皆様のおかげです。
みなさまに心から感謝して。素晴らしい山行をありがとうございました!

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