FC2ブログ

ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

05«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»07

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

富士山ビバーク訓練◆写真 

富士山 8合目でのビバーク訓練の報告をいたします。
(まとめ 山内英晴)


23_1740 9合目夕日の影富士

今回初めて計画的なビバーク訓練を体験する3名(住田 伸夫、
樋口 博文、山内 英晴)が、CL田中 孝平さんの指導、見守る
なかで、富士山8合目の気温-3度~-7度下で、ビバーク訓練を
いたしました。
非常に厳しい環境の中、経験豊かなCL田中さんがいるだけで
精神的な安心感がある種持てましたことは、訓練を受ける側と
しましても、重要なことと思われました。
最初は富士山 山頂での0度前後での訓練を計画してましたが、
23日~24日にかけて富士山が冬支度の初冠雪となり、山頂の
気温が -10度前後で強風のため、8合目での訓練となりました。

3名のそれぞれともに貴重な体験談、感想等を報告いたします。
また私(山内)が生まれて初めての”高山病”なるものを体験いた
しましたので、それも合わせて報告させてもらいます。

【ルート】
 1日目:木更津アクアライン入口16号線沿い駐車場(5:00)集合=
  アクアライン=東名高速=富士IC=富士宮口駐車場=
  富士宮口ルート~8合目(ビバーク訓練)
 2日目:8合目(ビバーク訓練)~往路を帰還する。
【期日】平成23年9月23日(早朝発)~24日(1泊2日)
【メンバー】CL田中 孝平、住田 伸夫、樋口 博文、山内 英晴 4名

【行動時間】
● 9月23日(金)
 富士山 新五合目2400m 11:39発
 七合目2800m 12:57着 気温7℃ 13:18発
 新七合目3015m 14:08着 14:20発
 八合目3205m 15:00着 気温2℃ 15:12発
 九合目3510m 16:10着 ここにて山内が高山病になり、田中さんと
  山内が8合目に下山、
  住田さんと樋口さんは空身で富士山頂上を目指す。
 山頂 17:04着 17:09発
 九合目 17:33通過
 八合目ビバーク地点 18:01着
 18:05 ビバーグ訓練の開始、
  ツエルト2名用2組を張る場所の選定、整地後、気温が低いので、
  すぐさま持ち物で着れるもをすべて着込む、
  ツエルト2名用2組を張る(田中、山内組、 住田、樋口組)
 18:30 お湯を沸かし、食事をして、片付けを兼ねて、ツエルト
  内に隙間風が入らないようにものを配置。
 20:00 就寝(ただし寒さ、狭さ等も含めて、ほとんど寝られない)

●9月24日(土)
 御来光 5:48
 八合目ビバーク地点 気温-3℃ 6:19発
 新五合目 7:20着(~8:07着)

【行動感想&記録】

(1)住田 伸夫さんの感想です。
あの寒さでのビバーグを体感できたのは、今後の山行において貴重な
体験となりそうです。
寒さで体の震えが続き止まらない、かと思うとしばらくすると止まり、
少しウトウト、また寒さで震えが出て目が覚め、以降その繰り返し。
田中さんの「どんな長い夜も必ず明ける(朝が来る)」とのことばを
念じながら、ひたすら長~い夜を耐え、富士山でのご来光の夜明けを
迎えられた時は、格別の感がありました。

今回は夏カゼが長引き、抜けきらないままで強行参加。縦走山行で、
個人的に常備していたレスキューシートと、大きなビニール袋を、
被ったり脱いだりして効果を試してみたが、肩口で密閉できず、
今回の寒さでは気持ちほどの効果しか感じられなかったが、あれば
心強い面もあるようにも思った。
両腕をクロスさせ肩から首筋にまわして軽くさすっていると、気持ち
楽になったように感じた。体幹のキーポイント(首筋、脇下、太ももの
内側..)を冷やさないよう、また体が空気と触れる表面積を少なく
することの重要性を実感しました。


(2)樋口 博文さんの感想です。
●富士山ビバーク訓練の感想
暑さに慣れた身体に厳しい寒さが襲いかかり、堪えました。
耐寒訓練として、ビバーク訓練した経験はありますが、計画的な
ビバークを訓練することは初めての経験です。定番のテント山行は
重装備であることを痛感しました。

テントの代わりにツェルト。・・・風雨に弱そう、天気が良ければ
使えるかな。
シュラフの代わりに着込む。・・・足先の冷たさを克服すれば
シュラフなくとも。
水を含んだ食材の代わりにドライ食材を。・・・結構使える。
でも2泊が限界かな。まだ食料余りすぎのところあり。
今回のような外気温数℃の天気ならば1泊2日で2.5Lで十分。
池があれば煮沸して使う。
衣類は省けない。⇒ 穂高集中山行で活かそう。

ザックに足を突っこんで、ザックの口をひもでしめると、温かい
空気が逃げにくくなりますので、少し足の冷さが改善されたような
気がしました。同じように雨具の上着の胴部の紐を締めつける
ことで、少しですが温かく感じられました。実践でも採用します。
行きたい山の季節や高度に合わせて、富士山のどこでビバーク
するのかビバーク高度を選択できる事も、富士山ビバークなら
ではの魅力を感じました。

●富士山登頂の感想
富士山9合目から上部は雪やつららが融ける気配なく、今から
厳しい冬を迎えるのみといった光景でした。
富士山山頂から下山途中の9合目直下にて、富士山の夕日の影が
眼下の雲海に映り、素晴らしかった。富士山のシルエットも
美しいです。
寒さで日本語話せられないです。登頂後の8合目のビバークで
エアーマットを膨らませたくも、口が麻痺して口元から空気が
漏れてしまい、うまく膨らまなかったです。


(3)山内 英晴の感想です。
富士山山頂を目指すも、9合目で高山病の症状がひどくなり、
あと山頂まで残すところ200mのところで登攀をやめCL
田中さんに付き添そわれ、8合目まで下山する。
(無理をしていたらあたりが早暗くなり、皆さんに迷惑を
 かけるところでした。早めの決断とCLの指示の大切さを
 感じました。)

ビバーク開始で、お湯を沸かしポット・テルモスにお湯を詰め、
食事にかかるも、食欲がなく、吐き気もするし、用意した食事の
半分も食べられず、また頭はすこしの痛みがあり、ビバーク
大丈夫かな?少しばかり心配になりました。
CL田中さんの指示でツエルト内に隙間風が入らないように
ツエルトの周りをもので囲み、置き密閉状態にした。

とにかく、眠いのですぐに横になりましたが、寒い(足が冷たい)
のと寝返りを何度も打つのでほとんど寝られず。(訓練に当たり、
寝れないことはいろいろ言われていて覚悟はしてましたが)。 
ツエルトの周り半分は風当りにより氷ついている。寒さで寝れない中、
田中さんに何回か声をかけられたり、寒さで尿意があるので、夜
中に2度ほど思い切り起きて、用を足し、ガスコンロでお湯を作り
熱いお湯をのみして体があたたかくなり、また少しガスコンロ焚く
だけでツエルト内もあたたかくなり、その後は30分ぐらい寝れ
ましたし、これのおかげで、短いなりにも何回か寝て目が覚めるの
繰りかいしができました。

これは寒いから寝れない状態のビバークでそのまま、ひたすら
寒い長い夜を待つのではなく、思い切り途中起きてこれを行う
ことは大変貴重な体験でした。
この寒さの中、隙間風が入らないようにすること、寝れないなら
どうすれば少しでも寝れるようにするかの工夫と行動が必要である
ことが訓練で感じました。

●高山病の件の報告
7合目~8合目にかけて、3300m過ぎだしたところから、食欲なく、
吐き気をもよおし、欠伸が何度も出始め、頭も少し痛み、意識も
わずかに朦朧としだし、また恐ろしいことに気力も体力もなくなる
ような感じでした。 
8合目~9合目の途中で、突然両足に痙攣が走りこれにはびっくり、
何事かと思いましたが、足の痙攣はそれこそ経験がなく(寝てる
ときの足の引き攣りはたまにありますが) 自分では高山病とは
無縁と思ってきましたが、さすがにこれが高山病なのと思いました。
このときの足の痙攣、引き攣り時、樋口さんが、Na不足なので
飲料水のアクエリアスを飲めと言われ、もらい飲み、
さらにCL田中さんからアミノ酸3600の粉末1袋渡され飲みました
ところ1分くらいで足の痙攣、引き攣りが収まりましたのには
2度びっくりでした。

とにかく食欲がないのにはまいりました。(いつもの山行では、
自然の中での食事等がおいしく食欲がまし、共同で作り、食べた
残りが出た時ももらい、食欲があるので平らげるほうでしたが、
今回、山で食欲がなくなることは大変なことであると感じま
した。 行動に支障が出る)
次の日の早朝は、体が順応したのか昨日の症状が全くなくなりました。

●田中さんのコメント 
「高山病は高度を下げれば(降りる)回復していく、又はそこ
場所でも横になり一夜を過ごせば日本くらいの山では体が馴染み
回復していく」

●今回の高山病で思い当たること
1.21日が大型台風の直撃で、仕事のほうが午後から会社の
 指示で中止になり現場での仕事をやめ、次の日の22日に
 この分も含め実施となり、帰りが遅くなり23日に早朝4時出
 なので早めに寝るつもりが、寝たのが23時過ぎで寝不足気味
 であった。、
2.24歳の時に富士山の頂上に登って以来、今まで3000mを
 超える山を登らなかった。
3.普段から体を鍛えているほうなので、7合目あたりから何か
 体がおかしいと思いつつ、9合目近くまでくるまでは高山病との
 認識がなかった。早めに仲間に知らせるべきであった。 
 申し訳ありません。これからは過信せずこれを機会に初心にかえり、
 いろいろと学びたいと思います。
4.3000m級の山登りの少なさ、また加齢もあるのか? 
 この件は調べてみます。



+写真集へのリンク+
スポンサーサイト
無雪期一般道 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。