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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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竜喰谷遡行◆写真 

辻本です。竜喰谷の遡行報告をします。

竜喰谷遡行報告
【遡行日】平成23年5月18日
【参加者】辻本・上茂・花島・平野・藤・富樫・杉山


IMGP4758.jpg

遡行日前夜の集合は、千葉駅北口と京葉道路の鬼高PAの
2ヵ所にした。雨が降る中、 予定通りPM9時半には鬼高
PAを2台で出発する。中央道が集中工事のため、三郷南
ICから外環~関越~圏央道を使い、青梅ICからは
NAVIが案内する通り、青梅市 内を迂回し岩蔵街道~
小曽木街道~成木街道~軍畑と走る。途中、大型のイノシシ
や鹿の小群れと出くわす。NAVIもなかなか楽しめる道を
案内するものだ。私の山行は何かハプニングがあるので、
今回はイノシシと鹿で勘弁してほしいと願う。
奥多摩街道から丹波道の駅に着いたのは、日付が変わった頃。
雨はすでに止み、星が見え隠れする。小宴会を済ませ、起床
5時の約束で就寝。

朝、山々に霧が立ち込め、今日の好天を約束していた。
6時に道の駅を出発し、一之瀬 林道の石楠花橋を渡った
辺りで車を停め林道を戻り、竜喰谷の出合いを確認しながら、
丹波川を目指して降りる。丹波川を少し遡った左岸に竜喰谷は
出合う。丹波川を渡渉する際、早くも滑ってドボンする姿が
見られた。初参加の杉山さんの沢靴がアクアステルスと気付き、
苔付き岩の多い奥秩父の沢は、初級者には滑りやすいことを教え、
前後を花島さんと私でカバーすることにした。

昨日の雨で水量豊富な竜喰谷に、7時半前の入渓となった。
最初の滝5mは、冷たい水の洗礼を受けながら直登。全員が
軽快に通過する。滝上は暫くゴーロが続き、左から小沢が入る
辺りで、入渓時に忘れた高度を合せる。竜喰谷はゴーロから
ゴルジュ、滝と変化が多く、なかなか飽きさせない。次に出現
した8m幅広の滝は、左のガレから巻き、3mの釜を持った滝は、
腰まで入って左をへつる。下駄小屋の滝12mはザイルを出し、
富樫さんと杉山さんにはロープマン、藤さんにはプルージックを
その場で教え、登っていただく。下駄小屋の滝上部はツルツルの
個所があり、気がかりであったが、水が多く、水流間際に足が
下ろせないので高巻いた。次の20mナメ滝は左を快適に登り、
新緑の輝きを見る余裕が出だした。後ろからご機嫌に平野、上茂の
2人がピースサインを送ってくる。平野さんは風邪気味なので、
出来るだけ水に入らず巻き通すと宣言。曲り滝手前のゴルジュを
鮮やかに巻いて行く。核心部の曲り滝は、私が右岸を巻いて滝の
落ち口でビレーし、トップロープで登ってもらうつもりだったが、
あまりにも水量が多く、登るのを諦め全員で右岸を巻いた。高巻
きも結構シビアで、高度感から安全のためにFixロープを張り
通過した。

曲り滝の後、co1250mで二俣となり段々と水量が減ってくるが、
まだまだ登れる滝が出てくる。藤さん、杉山さんは毎週クライ
ミングをやっておられるようで、滝登りも軽快そのもの。
大常木林道出合いで昼食の予定であったが、ゆっくりと遡行した
せいで、co1350mの滝を越えて昼食となる。そこから1時間ほどで
co1500mの二俣に着き、竜喰谷は楯ノ沢となる。右俣を20m遡行
すると大常木林道の橋が現われ、遡行は終了。竜喰谷は詰めがなく、
ご機嫌な沢である。大常木林道で沢支度を解き、三ノ瀬への仕事
道を下山する。下山道で目を凝らしてこしあぶらを探すが、
こしあぶらは無かった。あるのはきらめく新緑だけ。
3時半過ぎ、駐車場に無事下山。お互いに竜喰谷の素晴らしき
感想を述べながら、丹波村の温泉に急いだ。

【ヒヤリハット】沢靴底の違いで、たびたび転倒するシーンが
あった。今後の対策として、初心者が参加する場合、事前確認
をする必要がある。


藤さんの感想
ちば山の会へ4月に加入して、2回目の山行が竜喰谷の沢登り
でした。今回は、私を含め受講生が3人で、皆経験が浅いもの
ばかりで、はじめはとても緊張しましたが、5月の新緑が目の
前に展開する中を沢水に浸かり、3人とも順調に遡行を開始。
まだ水は冷たかったですが、その冷たさに負けず、次々と現れて
くる滝に感激しながら、二股や要所要所で地図と高度を確かめ
ながら自らの位置を確認し、地図の読み方を学びました。滝を高
巻くときは、花島さんと上茂さんが協力してロープを張り、
辻本さんの補助のもと講習生3人は、なんとか無事に通過する
ことが出来ました。沢靴が合わなくて何度かすべった受講生も
いましたが、サポートしてくれたベテランの仲間の皆さんに
支えられて最終点まで沢登りを堪能することが出来ました。
出発から帰りまで、本当に至れり尽くせりのベテランの皆さんの
援助に心から感謝します。どうも有り難うございました。
私は、3日前に菅名岳と二王子岳を登っているだけに体力に不安が
ありましたが、何とか乗り切りことができ、ホットしている
ところです。ちば山の会に入って、少しテンションが高まり
ましたので、日頃からトレーニングを積んで、70才までは、
今少し頑張ろうと思いますので、今後も指導をよろしくお願い
します。  
 


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