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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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雨飾山~金山~焼山~火打山~妙高山雪山縦走◆写真 

樋口です。

3年前に頚城山塊の雪山を縦走しようと目標をたて、
今GWがその最終年。3ヶ年計画の目標を達成すべく、
小谷温泉の雨飾荘から頚城山塊を縦走して参りましたので、
報告致します。天気に恵まれまた山行でした。


0504_03_雨飾山山頂にて(本人)

【山域】頚城山塊
(姫川(JR大糸線)~関川(JR信越本線))の新潟県と長野県の県境の山々。)
【ルート】(入山口:小谷温泉・雨飾高原)
 雨飾山~金山~焼山~火打山~妙高山 (頚城主脈)
 (下山口:笹ヶ峰)
【登山方法】テント縦走(兼、山スキー)
【行動日】5/3~6
【メンバー】樋口(単独)

【行程】

5/2 車でなくJRとバスを利用し小谷温泉から1.5km奥の雨飾荘へ。
雨飾荘15:00⇒雨飾高原キャンプ場15:43(ここまで車の通行可)
雪上にテントを幕営し、仮眠。普段の睡眠不足を解消。

5/3 雨飾高原キャンプ場5:31⇒黒沢・荒菅沢出合6:55
⇒茂倉峰に突き当たる沢 高度1365m (二俣)7:32
⇒茂倉峰南 高度1615m 8:52 ⇒茂倉尾根稜線脇 高度1715m 9:49
⇒金山手前 茂倉尾根 高度2040m 11:54 テント幕営

5/4 テント幕営地 高度2040m 4:31 ⇒ 白倉峰1585m 5:39
⇒ 雨飾山1963m 8:31 ⇒ 往路を辿る。テント場13:12

5/5 テント幕営地 高度2040m 5:18 ⇒ 金山2245m 5:46
⇒ 富士見峠手前 高度2065m 7:43 ⇒ 焼山2400m 10:19
⇒ 胴抜キレット最低鞍部1960m 11:10
⇒ 火打山2462m 15:40 ⇒ 高谷池17:01 テント幕営

5/6 高谷池5:48 ⇒ 大倉乗越6:35 ⇒ 妙高山2454m 9:05
⇒ 高谷池11:58
テント撤収後、高谷池 14:12 ⇒ 笹ヶ峰 16:14
⇒ 杉の原スキー場最西端18:32
(携帯電話通話エリアに入り、タクシー呼び出し、妙高高原駅へ)

頚城山塊雪山縦走行程概要

【内容】
5/3(晴/曇)


 ザック重量26.3kg。さらにスキー板担ぐと31kg以上。
なんでこうも重たくなるのか・・?。きちんと分析しなくてはならぬ。
また今度考えよう、とにかく登り始める。
スキー板を履き大海川へ。雨飾山夏道分岐後、大海川が大きく東に北へ
と折れ曲がる。スノーブリッジがないことを確認の上、スキー板を担いで
高巻きする。高巻きの下りが厄介。橋本先生の雪上訓練で学んだことを
思い出しながら、慎重に上り下り。転んだら川に転げ落ちて流されてしまう。
しばらくすると川は全て雪に覆われて濁流の音が消える。

黒沢出合いは特徴があり、黒沢の滝もみえるので判断に迷ず。
大倉沢から茂倉峰に突き上がる沢に入り、茂倉尾根1700m付近まで
詰めるが、先日参加した沢登り講習会で学んだことがとても役に立つ。
辻本先生に教わった通りに・・・・・
予め地形図上に沢を青色で画き事前に沢の分岐点(出合・二俣・三俣)に赤丸印と
高度を記入、自分の行きたい沢筋を正しく進むことができた。高度1500m付近で、
コンパスを使い標高点1701mの方位に進路を定め、コンパスをちらりちらりとみながら
シールをきかせて登行。すると急に視界が開け展望のきく大きなゲレンデが現れる。
背後に雨飾山が。気持ちよく滑れそうな広大なゲレンデ。でも、今の私は登る人。。。。
標高点1701mをやや北に寄り進む。次第に傾斜がきつくなり、キックターンが出来なくなる。
私の技量の限界と感じ、ステップ状に登りザックを降ろせる立木まで頑張る。
緊急時に往路を下山できるよう、この立木に赤布を巻く(高度1715m)。
ここから茂倉尾根稜線までスキーを担いで少しトラバース。稜線にでてからもしばらく
つぼ足歩行で高度を稼ぐ。傾斜が緩くなったところでまたスキーに切り替え、
金山手前の高度2040mまで登り詰めテントを張る。

しばらくすると、ヘリコプターが雨飾山の夏道ルート上に数回アプローチする。
どなたか、怪我して救助された模様。明日は我が身と言い聞かせる。

5/4(晴、朝晩曇り)

 2日目は雨飾山をアタック。出発前にピッケルの石突きを雪面に刺すが、
あまり入らない。雪面が凍っていると判断。スキーを担いでアイゼンを履き
茂倉尾根の稜線を忠実に歩く。快適な稜線歩き。海谷山塊の眺めも良い。雨飾山がグングン迫ってくる!!。

天気が良いので迷うことはないが、雨飾山に向かう茂倉尾根の稜線歩きで
2ヶ所気にかかるところありました。1つはテントを出発してすぐ高度2000m付近で
尾根が2つに分かれ茂倉尾根が支線のように思えるところ、2つめは白倉峰で
こちらも茂倉尾根よりも立派な尾根が黒沢に張り出している。

大曲から笹平までの急登は、下山時にスキー滑走することを前提にルートを選び、
赤旗を立てながら登る。シュプールが全くない。誰も滑っていないのか?。
消えてしまってのか?。
遠くからは気が付かなかったが、風の影響か雪面が大きくえぐれているところある。
また、雪面がところどころ凍っている。再び、アイゼンを付ける。
笹平で夏道に合流、途中スキー板をデポし雨飾山に登頂。

今日のお楽しみは笹平から茂倉尾根の付け根下までのスキー滑走でありまして。
気温も上がり雪質がザクザクに。待ち切れずに、それいけとスキーを走らせる。
私の踏み跡しかない斜面にシュプールを描きまくる。
あっという間の滑走でしたが、この感動は就寝するまで続きました。
雪山縦走はもちろん、山スキーもたまりませんね。

5/5(快晴)

 3日目は金山、焼山を越え、胴抜キレットまでの縦走行程だったが、
焼山山頂で火打山からきたパーティーに、「高谷池まで行くよね?」と尋ねられて、
「そうします。」と答えてしまう。7日から天気が崩れる可能性があることから、
あっさり決断、7日下山予定を半日前倒しの6日下山とし、今日はさらに火打山を
越え高谷池まで足を運ぶこととした。

テント撤収後、スキーを履いて登る。金山から富士見峠までの稜線は至る所に
大きな雪庇が張り出しており、稜線の東や南斜面に近づけられない。
裏金山の手前の雪庇は見事であった。

この区間は頚城山塊のど真ん中であろうか?。
焼山→火打山と金山→天狗原山へとつづく主脈稜線の雪の豊富さにあらためて驚く。
今日は黄砂の飛散もなく空は青く澄んでいる。北アルプスは雪倉岳から穂高連峰まで
見渡せる。そうそう、帰不キレットから立山連峰も顔を覗かしている。

焼山の泊岩上部2135mまでスキーで頑張る。その先は夏道に沿ってひたすら登る。
焼山を登頂後、胴抜キレットまで谷底に落ちるよう、下っていく。
雪も適度に腐っていてスキーで滑走したいところですが、私の技量とザックの重量から
断念。スキーを担いで下る。
ここもスキーのシュプールが見当たらない。焼山の北面台地の大滑走は有名だが、
キレット方面に滑る人はほとんどいないということだろうか?。
(去年は後続のスキーヤーが私のトレースを思いっきり利用して滑走されましたが、
そのあとに再び焼山を登り返していました。)

キレットから先は去年の雪山山行の経験から悪路がつづくと覚悟していたところ、
ここ数日間の雪解けで結構夏道が露出しており、また焼山ですれ違った1パーティー
のトレースがあることから去年と比べると難易度は低かった(去年とはえらく違う)。

ただ、雪の吹き溜まりがあちらこちらにあって、先方パーティーの踏み跡を利用しても
腰まで埋まってしまう。一度埋まると、そこから足をなかなか引き抜けない。
登山兼用スキー靴だから抜きずらいのかもしれない。体力を消耗する。

岩の露出が増えてきたところでアイゼンを外す。
影火打山を越え、あともう少しで火打山。
ますます雪の吹き溜まり箇所が多くなり、腰まで埋もれてしまうこと多くなり
前進できなくなったところで、再びスキーを取り付ける。
くそ?、もうちょっと早くからスキーに切り替えればよかった。あっという間に火打山山頂へ。

雪面が凍る前に火打山から高谷池までスキー滑走する。ザックが重いので、大きい
ターンで斜面を広く使いターン数を減らして滑った。
斜面上に登山者やスキーヤーの無数の踏み跡やシュプールがあるため、
雪面がガタガタでこぼこ。足の親指が痛む。
天狗の庭でシールをつけて高谷池へ。

17:01に高谷池に到着。
(後日確認したところ、高谷池のライブカメラ5/517:01に私が小さく映っていました。逆光で真っ黒ですが)。
長い 1日が終わりました。高谷池までくればひと安心。

ビールを購入し、一気飲み。急いでテントを張る。水場は凍っているだろうと期待せずに
確認したところ、ちょろちょろ雪解け水が流れている、
今年の高谷池は水を作らなくて済んだ。
(去年と一昨年はダメ。)
砂糖多めの温かい紅茶を飲んでひと眠り。
21:00頃に目が覚め、さんまの元妻の.・・・
名前を思い出せないがその女優さんのオールナイトニッポンを聴きながら夕食にありつく。
明日は予定通り妙高山をアタックすることを決意し、
就寝24:00。

5/6(晴/曇)

4日目、左肩が痛む。左肩からザックを担いで背負う癖があるためだ。大倉乗越まで
スキーで滑走・登行。そこでスキー板をデポ。大倉乗越から長助池までの急斜面を
下る。そこから妙高山の2つのピーク(岩稜帯)間の急な雪面を登りつめる。

ここは一昨年の3/31に3人組のスキーヤーが岩に激突して?遭難、死亡した
事故現場である。救助ヘリが近づけず、新井署の遭難救助隊が下から登りかけつけたが
間に合わなかったようだ。新井署の遭難救助隊の登山用品が散乱していて、
死亡したスキーヤーの所持品と思われるザックを、その仲間3人組の各スキー板を
1枚ずつ雪面に揃えて立てスキー板にくくりつけてあった光景を思い出す。
その場で祈りました。遭難の3週間後に妙高山にアタックしたときの光景です。
まだその周辺に誰か生きているのではないかというような不思議な感覚に襲われました。
高谷池にもどり小屋の番人に話したところ、そのような遭難事故があったことをしりました。

山スキーも一歩間違えると死に到る命がけのスポーツなのかもしれません。
そんなことを思い出し、気を引き締めて妙高山を登頂、同じルートで高谷池に戻る
(大倉乗越から黒沢池小屋までが最後のスキー滑走)。

笹ヶ峰までは夏道を下る。笹ヶ峰から携帯電話がつながるところまで歩く。
AUならば仙人池の辺り、ソフトバンクは杉の原スキー場で携帯がつながります。
私の携帯はソフトバンク、歩き疲れました。

タクシーを呼んで妙高高原駅まで行きましたが、その日のうちに帰れないことがわかり、
赤倉温泉で1泊することに。
“まつや旅館”(1泊朝食付き5000円)のお上さんに
勧められたうどん屋“歩”で遅い夕食を。
なんとマスターが山好きでの方で、
登山話に盛り上がりました(なかなかうどんを口に運べませんでした)。
高谷池周辺で撮影した高山植物の花の写真なども飾ってあリす。
季節限定の山菜天ぷらもあります(スギナの天ぷらは・・・)。

機会と時間があるときにどうぞ。

【ヒアリハット】

妙高山から下山開始後、凍り気味の急な雪面で、夏道が少し露出しているところで
アイゼンの爪を、夏道の鎖場の留め具(ハーケンのようなもの)に引っかけた。
前に突っ込んで転びそうになりましたが、立ち直りました。

【ザックの重い原因】
テルモスを2つ(やってしまった?)。生野菜8食分。ガスは半分しか使用せず。
5泊分の食料(エスケープルートがあるので4泊分で良かったかも)。
他に・・・・?。軽量化について先輩方にご指導いただきたいです。
普段から使いもしない小物等を常に持ち歩くことで、何故か安心してしまう性格です。

【今後】

 今後も毎年、頚城に通い続けます。できればオールシーズンで。

まだまだ頸城の活動範囲が狭いですから未知のコースがたくさんあるでしょうし、
挑戦したいコースもあります、自ら企画・提案するつもりです。
雪山/山スキーにこだわらず、頚城に行かれる時は誘ってください。
今回事情により単独とさせていただきました。
一緒に行こうと賛同いただいた方、ごたごたあって申し訳ありません。この場を借りてお詫び申し上げます。


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