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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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僧ヶ岳~毛勝山◆写真 

吉川です。兼ねてから気になる山だった天国への階段を登ってきました。

10.駒ケ岳山頂でガッツポーズ

【山域】北アルプス 【ルート】僧ヶ岳~毛勝山 【登山方法】縦走
【行動日】5/1~5/4 【メンバー】L柘植、吉川(記)
【日程】
5/1魚津IC~片貝第ニ発電所駐車場6:45-僧ヶ岳登山口9:10-
   僧ヶ岳山頂14:00-僧ヶ岳山頂直下テント場14:20
5/2テント場5:40-駒ヶ岳7:20-滝倉山13:10-テント場16:10 
5/3テント場6:20-平杭乗越8:40-毛勝山山頂12:10-釜谷山13:50-
   釜谷山直下テント場14:00
5/4テント場5:50-猫又山6:40-猫又谷下降7:00-水取口-8:50-
   林道出合11:00-駐車場12:20

【内容】
 5/1(晴)
魚津ICを降り、田植えを迎えた田園風景を時折見え隠れする
雪山に向かって車を走らせる事30分で、片貝川流域の第ニ発電所の車止め
に到着し、第四発電所まで林道歩きです。途中から、林道に雪が残るように
なり、山菜取りをしながらから、廃屋のような片貝山荘を横目に北俣谷を右
に分けイワウチワの咲く尾根に取り付く。急登の尾根も木々の間から毛勝山
が見えてくると、荷の重さも気にならず気がはやる。別俣右尾根から展望は
益々良くなり、時々踏み抜きながら緩やかな雪原を登る。1,600mのピークで、
途中追い越された若者に毛勝山をバックに写真を撮ってもらう。彼らも同じ
ルートを辿るとのこと、もう一組前を歩いていたパーティがいたので、ちょ
っと心強い。円錐の僧ヶ岳の山頂は、これから辿る稜線が円を描くように見
渡せる。また、黒部渓谷の先には、雪倉、朝日岳が日本海に稜線を下ろして
いる。風が冷たくゆっくり展望を楽しめず、早々に山頂直下にテント場を探
し、シラビソの陰にテントを張る。山菜のシャブシャブは美味しかった。夜
中、富山湾の夜景と、月明かりに照らされた山のシルエットが浮かび上がり、
感動!
 

5/2(晴)穏やかに晴れわたる天気に感謝し、後ろ立山から登るご来光
に手を合わせる。今日が、この山行で一番の難路が待ち構えていると思うと
不安もあるが、目の前の大パノラマは、その不安をもかき消してしまう。駒
ケ岳をすぎると、黒部川にせり出すセッピを拾ったり、片貝川の藪に突入し
ながらの稜線の登下降となり、緊張の連続だ!急斜面のセッピを登り滝倉
山の山頂に立ち、一息ついた。前方の毛勝山の前にはだかるウドの頭に、
爪で引っかいたように急斜面に雪の筋が見える。明朝この斜面を登るとは、
この時点では把握していない。この後、片貝川にルートを求めながら進み、
やっと飛び出たところ、目前にさっき見ていたウドの頭の急斜面が現われ、
なんと、そこにトレースがあるのに驚き、恐怖を感じた。自分はここを登れ
ないと思い、直ぐ近くの藪を見つめたが、こちらも大変そう。木があるぶん
恐怖感は薄れるだろう。とにかくその前に、この岩藪を降りなければならな
い、足元のハイマツの幹に懸垂用のロープが掛けられていたが藪が濃いので、
クライムダウンで降りた。鞍部にテントを張っていると、若者のパティが懸
垂下降で降りてきた。お互い労をねぎらってテントに入る。
 

5/3(晴、無風)出発の支度をしていると、ウドの頭の雪壁を後ろ向き
に下りてくるパーティに気付く。ピッケルも深く刺さっているようだし、足
も深く雪面に食い込んでいるので、自分も登れると決断する。当初リーダー
は、藪よりのルートを考えていたようだが、トレースにしたがって登る事に
した。テントのペグを渡され、これを、アイスピックのように雪にさして、
三点支持でしっかり登るよう指示を受け、リーダーの後に続いた。失敗した
ら、天国の階段どころか、黒部の谷底に引き込まれてしまう。登り始めると、
緊張はしていたが、恐怖感は消えていた。この後も、斜面のトラバース、樹
林の中の急斜面を踏み抜きながらの厳しい下降が続き、平杭乗越にでた。緊
張から解放されたものの、正面には、雪壁が紺碧の天に向かって突き上げて
いる。トレースの先には、蟻んこのように小さな人影が、少しづつ動いてい
る。エネルギーを補給し、延々と続く急峻を一歩一歩進み500mの大登を
経て、毛勝山の山頂に立った。山の大きさを感じ、達成感に酔いしれる。左
手に後ろ立山、正面に剣岳、スキー組みが入っている、真っ白な台地の立山
のパノラマは絶景!これから、南に向きを変え東側に張り出したセッピ上を
のんびり稜線漫歩を楽しんだ。釜谷山の山頂を踏み山頂直下にテントを張る。
夕方、釜谷山に登り、薄ピンク色に染まった剣岳や富山湾に沈む夕陽を眺め
、今日一日無事にここまで辿り着けた事に感謝し手を合わせる。


 5/4(ガス後晴)隣のテント住民は一足お先に出発した。ガスの猫又山
山頂を通過し、展望がないので東芦見尾根は止め、猫又谷を下った。スキー
のトレースがあったが、デブリやらつぼ足の穴ぼこだらけでとても快適な滑
りは望めない。緩んだザラメの斜面は足が疲れた。釜谷が合わさるとじきに
取水口のある林道に出た。猫又谷は、パウダースノーの時期滑ってみたい。
林道歩きの途中洞杉の説明の看板脇に幹が何本もに分かれた巨大すぎが数本
あった。この辺りは、ハイキング路のようだ。帰路は、山菜取りで、きをま
ぎらわせながら長い林道歩きで、第ニ発電所にもどった。
 短くも、なが-い僧ヶ岳から毛勝三山を無事歩き通したGWの素晴らしい山
旅ができた。生きている事の実感を強く感じ、いろいろなことに感謝する気
持が沸々沸いてきた。リーダーに感謝します。 


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