ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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奥日光雪山 

 平野です。昨年資格取得した山岳スポーツ指導者研修の一環として、雪山に行ってきました。長文失礼します。
【日時】2月13日(金)前夜発~15日(日)
【場所】温泉ヶ岳、根名草山
【天気】14日15日とも雪
【メンバー】会員外2、平野、別行動隊として他会メンバー9
【時間】13日22時30分津田沼発~14日2時奥日光湯元駐車場着~8時30分駐車場発~温泉ヶ岳南東尾根~14時2150m幕営地着~15日7時30分幕営地発同ルート下降~8時別動隊と合流~11時林道着~11時45分最終メンバー湯畑着

山行内容】
金曜夜、津田沼周辺でメンバーを拾う。今回の同行者はJMA副指導委員長と競技委員の方だ。最新の知識、情報を沢山得られそう。
順調に東北道を進む。いろ は坂手前のコンビニで食糧&酒の補給、この頃から降雪。坂を登るにつれ積雪はどんどん増える。ときおり激しく降るが、道端のガードレールの状態から雪の状態は通常の範囲内と判断。湯元の公衆便所がある駐車場は3台ほど先着車があった。雪は1m以上とかなり多い。軽く一杯やってそのまま車中で仮眠する。
翌朝7時起床、頑張って車内で準備を済ませ8時半駐車場を出発。湯畑脇を通り金精道路を渡った所から尾根に取付く。今回はリーダー二人は山スキー(深雪用幅広一名通常のBC板一名)、私はスノーシューである。

根名草山は無雪期にはメジャーな山だが、厳冬期の記録はほとんど無い。今回ももちろん他パーティはなく、ノートレースである。取り付きからいきなりの樹林急登で、スキ ー組は直登出来ずにジグを切る、。私のスノーシューはTSL製でヒール固定できるモデルだったので、快適にキックステップで直登。前爪がよく刺さるが、一人膝上ラッセルはなかなかきつい。ピットチェックの結果、約25センチ下に軽い弱層が見られたが、結合はまあまあだったので注意しながら登った。開けた急斜面ではスキーにより下の斜面が切れる場所があったが、距離をあけながら進んだので、危ない場面はなかった。
雪雲の向こうに太陽の気配はあるものの、隣の尾根もほとんど見えない視界だった。風は弱い。雪はふかふかのパウダーで、なかなか足場が固まらない、が、分厚い樹氷が美しい。

視界があまり効かない為、GPSをバックアップにしながら地図を読んでコンパス直進する。要 所要所で赤布を設置しながら進んだ。
今回は別動パーティとして、剣稜登高会9名がワカンで2時間ほど遅れて登ってくるはずだった。我々がつけたトレースがあるので、余裕で追いついてくれるかと思ったが、全然来る気配がない。携帯電話がずっと繋がる状態だったので、お昼の時点で先方と交信、9名の内、新人が4人いる為、なかなか苦戦している様だ。私達のトレースも、所々消えかかっているらしい。我々3人であれば、夕方までに目的地近くまで行けそうだったが、後続パーティが追いつきそうにない為、地形を勘案し、14時過ぎに2150m地点の樹林帯にテン場を設置した。かなりの降雪の中、1時間ほど頑張って12名分の整地をしたのに、結局後続組が来る事はなく、標高100m程下で泊まったようだ 。

夕方になっても雪がおさまる気配はない。それどころか増々激しくなる様だ。スマホで天気図をチェックすると、北海道沖で猛烈に発達した低気圧が停滞しているらしい。
当初日曜日は冬型が緩んで天気が回復するはずだったが、返って悪くなる気配になった。ここで停滞して正解だった。
頑張って荷揚げした合鴨鍋や真鯛の昆布ジメ、炒めもので大量の酒を消費しながら快適な夜を過ごす。テント生活一つでも、会によって色々やり方が異なり面白く参考になった。
夜中と明け方にテントの雪降ろしをして朝を迎える。積雪は60cmを超えていたが、ずっと降っていた為、顕著な弱層は形成されていない。風は昨日より強く、降雪も激しい。7時半にテン場を出発し、8時に後続パ ーティと合流。同ルートを下降する。前日のトレースは全く無いが、前日付けた赤布が絶妙なタイミングで出てくる。地図を読み、赤布を回収し、GPSトラッキングデータを時折確認しながら昼前に無事下山。車に積もった60cmほどの雪を下してやしおの湯へ。いろは坂下では晴れていた。

【感想】
今回のような樹林急登地形ではスキーやワカンより、踵が固定出来て爪が出ているスノーシューが登りでは有効だった。締まった平地や開けた下りではスキーの圧勝だが、深雪の平地はスノーシューと変わらなかった。ワカンは前者と比較するとかなり沈み込みが大きい。ただし踏み固められた下りではスノーシューの爪だけでは滑るので、スキーのように滑降するか、オプションの大きな爪を付けたほう が良い。
冬山や悪天、夜間での地図読みはその場に追い込まれる前に事前に練習しておきたい。また、夏よりも圧倒的に荷物が多くなるのでシーズン前のボッカ訓練も推奨したい。
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