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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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蓼科山■写真 

 小原です。
蓼科山に行ってまいりました。
雪深かったようで、私個人としては思っていたより難易度が高くなってしまったのですが、色々と勉強になることが多く、大変充実した山行となりました。

RIMG1578.jpg 

【山域】八ヶ岳連峰
【ルート】蓼科山
【登山方法】雪山登山
【日程】1/24~1/25 
【メンバー】CL澤田(淳 SL内堀 小原(記)
【コースタイム】
1/24 女神茶屋蓼科山登山口(11:00)-蓼科山山頂(16:00)-将軍平/テン場(16:30)
1/25 将軍平(7:50)-天祥河原分岐(11:30)-竜源橋(14:00)
【内容】
・1/24(土) 快晴
諏訪南ICを降り登山口に向かうが、下道を大回りをしてしまったようで予定より少し遅く到着。
女神茶屋の駐車場から路肩まで車で溢れている、今回はテン泊の為、路肩駐車は避けたいところ。
ビーナスラインを少し下ってみるが他駐車場も同じような状況だ。
女神茶屋まで戻り仕方なく路肩に駐める事とする。

リーダー曰く積雪がここまである蓼科山は初めてとの事。
しかし、多くの入山者がしっかり踏み固めてくれた道が続いていたので暫くは非常に歩きやすかった。

急登に入ると、テン泊装備の入った重いザックがこんなにネックになるのかという事を思い知る。
滑って思うように登っていけず、体力ばかりが消耗してしまう。
早い段階で12本アイゼンを装着することになった。

途中、比較的狭い急な登山道であるのに、上からお尻で滑ってくる人が何人かおり、
その中には、リーダーにぶつかって止まった人もいた。
うーん・・モラルの問題か・・。
おかげさまで、道は滑り台状になってしまい、より登りづらくなってしまった。

山頂を見上げると日が遮光になり始め高度も上がってきた為か、藍がかった空が広がっていた。

森林限界より先は、強風と岩と凍りついた雪道。
それほど危険な場所ではなかったが、疲れで足がガクついていた事と、
滑ったらおしまいのであろう場所だったので、慎重に一歩ずつ。

雪面が夕刻に近づく日に照らされ風紋の陰影が風に吹かれその都度様変わりしている。
なんとも素晴らしい光景だったのだが、危ないのでよそ見せず我慢して登り上げた。

山頂で写真撮影をし将軍平へ。
急斜面下降の為、緊張しながらソロリソロリ、ほどなく樹林帯となり、蓼科山荘先の円形状の広場にテント設営をすると、暗くなる前にそそくさと潜り込んだ。

・1/25(日) 快晴
5時起床予定だったが、5時50分になってしまった。
まあ、今日は下るだけだし、上手くいけば11時頃には到着できるであろうとお気楽に考えていた。
わかんを装着し、7時50分出発。

計画では大河原峠からぐるりと回って天祥寺原へ出るルートだったが、積雪が多かった為蓼科山荘横から天祥寺原へ入るショートカットルートに変更する。

ただし、大河原峠方面はトレースがあったのだが、蓼科山荘横からはトレースなし。

雪深い樹林帯を進んでいくと、徐々に木々が密集。
少し開けた場所を探しホッとしたのも束の間すぐに行き詰まり、また密集した樹林をヤブ漕ぎの如くかき分け蛇行しながら再び広い場所を探すの繰り返し、なかなか高度がさがらない。
道標がない事がこれほど難儀なのかと実感する。

さらに、慣れない私は吹き溜りに何度となくハマリ、腰近くまで雪に入ってしまうと、体がなかなか引き抜けず、雪に落ちるたび、ザックを下ろし抜け出しを繰り返す。
抜け出すのに力みすぎて頭がチカチカしてきた。

1時間程たった所で、UさんがGPSを確認すると、天祥寺原までまだ1/3も来ていなかった。
えらく時間がかかっている。
半分程進んだところで、トレースのあった大河原峠から行っていれば、もう天祥寺原に着いていたかもねとの事。
積雪が多いこともあり、難易度が結構上がっているらしい。

夏道だと1時間10分の所、4時間かかって天祥寺原へ出た。
ここからは1人2人歩いたようなトレースあり。
暫く広い平面の川沿いを行くと蓼科山の全貌が現れた。

その先は樹林帯を下り竜神橋へ。
長かった、下山のみで6時間以上かかってしまった。
ようやくたどり着いた時には安堵した。

*リーダーとUさんの手厚いサポートにより、最後まで怪我なく山行を終えることができたと思っております。
本当にありがとうございました。


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