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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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燕岳~常念◆写真 

菊池です。
燕岳-常念岳・2泊3日の縦走を3日間にわけて報告いたします。

35 大天井岳山頂で
 [大天井岳山頂で]

【山域】北アルプス南部:燕岳―常念岳
【日程と天気】2014年9月26日~28日 3日間とも晴れ
【メンバー】CL菊池・菅井・山内・安岡
【行程】しゃくなげ荘からバスー中房温泉―合戦小屋―燕山荘―燕岳頂上―燕山荘泊
2日目:燕山荘―大天井岳―常念小屋―常念岳―常念小屋泊
3日目:常念小屋―一の沢ルートを下山―しゃくなげ荘―常念坊にて入浴

以下、山内さんからの1日目の報告です。


①出発1週間前から台風16号が日本列島に接近してきて天候を心配しましたが、出発前日に台風が通り過ぎ、台風一過の素晴らしい好天に恵まれた素晴らしい山行でした。 
私(山内)は北アルプスの表銀座コースを歩いたことがなく、また安曇野には過去何回かは来ていて町内から遠くに見える遥かなる山並みを見ては何時かは縦走してみたいと思っていましたので、今回その一部分の燕岳から常念岳へと続く稜線を縦走するという計画が出た時から山行前日までまるで子供心に帰ったかのようにわくわくしていましたが今回の山行はその期待を裏切ることのない本当に素晴らしい山行でした。

②紅葉の素晴らしさ、またライチョウ(雷鳥)にも会え、さらにはブロッケン現象にも出会えるという変化にとんだ山行にもなりました。

③全行程での紅葉は本当に素晴らしい物で 山行初日の26日(金)には合戦小屋と燕山荘の中間くらいのところで、大型カメラで盛んに紅葉を撮っている人物がいまして、なんとその方が燕山荘のオーナーの赤沼さんでその場で話を聞きますと今年の紅葉は、そして本日の紅葉は近年にない本当に素晴らしい紅葉であると言っておられました。

8月の低温の影響とかでナナカマドの赤とダケカンバの黄色が一緒に重なり見事としか言いようがないとのことで(ここ数年はダケカンバが黄色に染まることもなく、またあってもナナカマドの赤とは時期がずれ一緒になんることが無いと言われていました)我々は本当にラッキーで 登るのと、紅葉を見るのと、写真を撮るのなどなど忙しい山行でした。
又全行程で快晴に恵まれ、北アルプス南部の核心をなす山々はもとより、裏銀座、後立山、薬師岳~剱、立山連峰、針の木岳まで終日一望のもとで、紅葉に映える天空の縦走路を心行くまで楽しめました。

1.25日(木) 21時 千葉駅で菅井さんの車に山内が乗車。 21時40分 京成津田沼駅で安岡さん乗車。

2.26日(金)

(1)1時30分 安曇野のしゃくなげ荘の駐車場にテントを張り3名(菅井、安田、山内)で仮眠。

(2)6時30分 菊池さんと合流。 車2台合流。 いつものようにお互いの移動ですが、今回は燕岳の登山口と常念岳の下山口が離れているので安曇野のしゃくなげ荘の登山者用駐車場に車一台をもう一台は常念岳の下山口の一の沢駐車場にもう一台を置いておく。

(3)7時10分 登山口へバスで移動  8時00分 燕岳登山口 中房温泉到着

(4)8時10分 中房温泉登山口 出発。 合戦尾根へと取り付くが、合戦尾根は北アルプス三大急登のひとつに数えられていると聞いていたので、それなりに構えたがやはり人気のコースで良く踏み固められていて、ゴロゴロした岩石もあまりなく登りやすい登りでした。

(5)第一、第二、第三ベンチの間はほぼ一時間間隔で登り、合戦小屋で小休憩でスイカを食べたのが本当においしかった。

(6)13時 燕山荘到着 手続き、荷物を置いて燕岳に向かう

(7)14時 燕岳到着 風化した花崗岩の奇岩、怪石(イルカの形)の間を登り、2763メートルの山頂からは文字どうり
360度の素晴らしい眺望が展開していました。
又来た道を引き返し 燕山荘に到着。

(8)超人気の山小屋の燕山荘は週末は、いつも大変な人数で込み合うそうで、今回は金曜日の平日が良かったのか混んではいましたが、部屋は相部屋とならず1部屋が我々4人だけでくつろぐことができました ラッキー!
夕食前に生ビールを飲むためにサンルームへ向かい、山々をみながら生ビール(中ジョッキ)800円で乾杯 このおいしさは何とも言えません。酒の苦手な人のためにはケーキセット(950円)もありましたよ。
それにしても標高3000m近くで生ビールやケーキが味わえるなんて本当に良き時代ですね
食事の後半にはオーナーの山の話と恒例となったアルプホルンの演奏がありました。

(9)夕日の観賞  中腹より上は雲一つない快晴で、山の下は雲海にすっぽりと覆われていますが、遠くに裏銀座、後立山、薬師岳~剱、立山連峰、針の木岳まで雲海に頭を出している中、太陽が沈みゆく夕日はこれまたすばらしいものでした。


27日:燕山荘7:15―大天井岳・槍ヶ岳方面分岐11:20―大天井岳山頂12:30―常念小
屋15:50―常念岳山頂17:10常念小屋帰着18:10


燕山荘の開放的な雲上のテラスから雲間の美しいご来光を望んだ。昨日同様に空は晴れ渡って上々の朝。

雲の大海原に浮かぶ富士山や八ヶ岳連峰、浅間山などを眺めながらドリップコーヒーをいただいて出発。
今回は時間に縛られない紅葉狩り・撮影山行なので、気分は終始のんびり・ゆったりです。

小屋のオーナー赤沼さんは早朝から撮影に余念がない様子、選ぶのに困るほど素晴らしい画像がたくさん撮れたことでしょう。
行く先の常念岳から槍ヶ岳、それに続く裏銀座の山々、北は白馬岳あたりまで、山のヒダ一つ一つを数えられるほどに空気が澄みきって最高に爽やか。双六岳から北に向かっては一目で森林限界がわかるように、赤・黄・緑の帯が山肌を覆い、想像もしていなかった北アルプスの全山紅葉の光景に大感激でした。

30分ほど歩いたところで「お弁当受け取るの忘れた!」とCL。つかの間逡巡したのちに取ってくることに。
ネットで下調べしてとても楽しみにしていたとのことで、第一にもったいない!という結論でした。
戻ってもいいんです、今回のテーマはのんびり・ゆったりですから。
残る三人は小ピークに陣取って他の登山者の方々と歓談したり山座同定したりして、見ても見ても見飽きない景色をたっぷり楽しみました。

再び合流して再出発。巨大な立派なガマに見える蛙岩(げえろ岩)通過。「ガマになんて全然見えない!」と言いはるSさんに「見てあげましょうよ」と大人なKさん。二度目でも楽しめる奇岩や変化に富んだこのコースは歩いていてとても楽しい。

大天井岳への登りでまたまたライチョウに出会う。幼鳥の柔らかそうな羽にくるまれた足で闊歩する姿がなんとも愛らしい。
ピークを踏んで、いよいよ全員にとって初めての常念岳までのルートに入る。
ゆるやかなアップダウンのおおよそ3時間のコースは、ハイ松と鮮やかなワインレッドが目を引くウラシマツツジがグランドカバーのように広がっているのが特に印象的だった。
上高地、西岳、涸沢のこの秋一番の色彩も目に映る素晴らしい縦走路は撮影ポイントだらけ。そうこうしているうちに多少時間が押してきているとみたリーダーが、小屋のチェックインのために先行隊を出した。全員が小屋に揃ったのが15:30分。やや遅めながら、夕食時間を7時前に振り分けられたことと明日の下山を考えて、サックリ登頂してこようということになった。記憶の中では登り応えのある常念岳はやはり岩ゴロで険しく、思った以上に時間がかかった。

そのうち山頂をガスが覆ってきて一気に夕刻の気配が迫ってきた。
ところがである、四人中三人がヘッデンを持参しなかったことが判明。山頂直下に迫っていた私と初登頂を目指すYさんに記念写真だけ撮って即刻下山という指示が出た。残念ながら視界が悪い中での撮影を済ませて速やかな下山体制に入った。

下りこそ要注意、足場の悪い登山道を慎重かつ内心急いでそろりそろり確実に下って行った。薄暮にさしかかってきたところで念のためにヘッデンを最後部から照らして使用。小屋に戻ったのは18:10分、幸い秋の日がストンと暮れ切るるまでには至らずやれやれでした。スリッパがなくても床が冷たくない常念小屋はアットホームな雰囲気で快適だった。
未踏の大天井―常念の間を埋めてこよう、くらいの軽い気持ちで参加した今回の山行でしたが、夏とは全く違う北アルプスの紅葉の大パノラマを堪能した、最高の山旅となりました。


菊池です。
3日目は常念小屋から一の沢林道終点のヒエ平に下る、歩程3時間余りのルートです。


私にとっては中房温泉―燕岳―大天井は2回目、常念岳と常念小屋も2回目であったが、人気ナンバー1の燕山荘への宿泊と大天井岳―常念小屋の未踏ルートの制覇、そして紅葉の北アルプスを満喫することを目的とした今回の山行はメンバーと好天とタイミングに恵まれ目的をすべて堪能できました。初体験の燕山荘は、設備・快適さ・気配り、食事・お弁当、どれをとっても、さすが全国人気ナンバー1の山小屋であることが実感できました。

この時期やや早いと思って計画しましたが、今秋の紅葉は1週間ほど早いようで、どこでも素晴らしい出来栄えのようです。ジャストタイミングの全山錦秋の3日間とも「うわー」「素晴らしい」「すっげー」を連呼してやみませんでした。
そして最終日、日当たりの良い沢沿いに下るルートは最高の赤を演出していました。

ゆっくり、紅葉を愛でながらの下山は約3時間半、11時前に駐車場に到着、安岡さんお勧めの趣のある常念坊で汗を流し帰路につきました。

山内さんと安岡さんは極めて健脚!!、5歳年上の菅井さんと私はほぼ同じペース、二人で体力・脚力の衰えを実感しながら、年齢を重ねるほどトレの重要さを再認識しました。

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