男鹿川大下沢◆写真
2014/07/13 Sun 15:00:00 [edit]
【 山 域 】日光
【 ルート 】男鹿川大下沢
【 登山方法 】沢登り
【 山 行 日 】7/13(日)
【 メンバー 】CL:上茂、花島(記)、平野(直)、木屋
【コースタイム】
7/13 曇一時雨 駐車場 6:45 - 大下沢入渓点 7:00 - 大下橋 9:30 - 二股 11:20 - もみじライン 13:10 - 駐車場 15:10
大下(おおげ)沢って何処?って感じですよね。かくいう私も入山の四日前に知ったわけで、知名度は低い沢だと思います。
川治温泉がスタートで、遡行終了点が中流域の日塩もみじラインってことは、水が枯れてからのやぶこぎもなく、帰りの温泉の心配もないわけで、ロケーション的には申し分のない環境です。
鶏頂山(高原山)を源として、地形図には滝記号とともに赤滝の表記もあり、高低差600m、水平距離4500m、遡行時間6時間の堂々たる沢です。いや、でした。
沢デビューの木屋さんには、盛りだくさんの収穫の多い山行になったことでしょう。帰りの車中で、「また、沢行きたい。」という話が出たくらいですから、大下沢の評価もさることながら、メンバーの指導もかなりポイントが高かったのでしょう。うんうん。
前夜千葉を出発し、言われてみればそんな気がする、言われなければ気が付かない”スーパームーン”を車窓の友に車を走らせる。
道の駅「湯西川」で仮泊。
川治温泉の消防署の前から伸びる舗装された山道の終点に駐車し、沢支度で出発。遊歩道で沢まで降りる。いきなりの堰堤を越えて入渓。
すぐ、「えっ、これが二股?」貧弱そのものの出合を二度見しながら通過する。
水量が豊かで滝の見栄えもなかなかのものだ。川幅の割りにうす暗い印象で、岩はコケに覆われ深山の様相を呈しているが、足場はコケが剥げ、釣り師の多さを物語り、目線を左岸上方に向ければ武骨な人工物(支柱に支えられた送水管)が延々と続いている。
まあ、人里が近いから仕方のないことなのでしょう。
スダレ状の滝をシャワーで越え、なめらかな流れのナメを楽しみ、チョットした廊下をへつり、強大な圧力に負けたのか歪曲した断面をみせる滝を越えるとハングした滝に出る。ここは、パスして高巻きに入るが、押し上げられ、立木を支点に15mの懸垂下降で、沢床に戻る。
二股には昼前に着く。右俣は地形図に表記のある赤滝で、三段の迫力のある滝で、右壁からはコケが縞模様に張り付いた岩を這うように水が流れ落ちる。
左俣からは、一気に流れ落ちる豪快な滝が合流してくる。
ここは、左俣の手前から二つまとめて大きく高巻く。
滝を見に来る人が多いのか、ここから先はゴミが目立ち巻き道にも固定ロープが張られている。
河原歩きが多く、うんざりした頃に滝に出会う感じで、前半に比べて散漫な印象を受ける。
奥に地図に滝記号のある滝が見えてくる。
ここで、左に逃げ日塩もみじラインに飛び出し、遡行終了。
下山は、もみじラインを塩原方面を20分ほど進み、左に折れる。
農地(ハウス)を横切りると柵で行き止りとなる。
この柵を開けて今は廃道になった道を行く。
電柱が見えてきたら、もう安心。電柱と電線を追っていけば駐車した場所まで連れてってくれる。途中、左俣を遡行した小山山岳会のパーティーに会い、前後して駐車場に無事下山する。
赤滝から左俣を遡行すれば、後半部の俗化した雰囲気、単調さを回避し、下山始めの不明瞭な道も通らず、時間的にも余裕ができると思います。
ヒヤリハット(1)
このあたりの沢に「ヒルは、いない。」と思っていましたが、平野さんのタイツの上から一匹、強引に吸い付いていました。小山山岳会の人によれば、鬼怒川にはかなり生息しているとのこと。
ヒル好きには、「たまんねえなぁ。」と垂涎ものでしょうが、この辺りの沢を計画している人はヒル対策を施してください。
ヒヤリハット(2)
傾斜の強い草付きの懸垂下降では、落石があっても草で覆われていて見えないので、降りた人は真下で待機しないこと。 ロープがいっぱいで、下降者が振られそうな時は、シュリンゲを足して離れた位置で確保しましょう。
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【 ルート 】男鹿川大下沢
【 登山方法 】沢登り
【 山 行 日 】7/13(日)
【 メンバー 】CL:上茂、花島(記)、平野(直)、木屋
【コースタイム】
7/13 曇一時雨 駐車場 6:45 - 大下沢入渓点 7:00 - 大下橋 9:30 - 二股 11:20 - もみじライン 13:10 - 駐車場 15:10

大下(おおげ)沢って何処?って感じですよね。かくいう私も入山の四日前に知ったわけで、知名度は低い沢だと思います。
川治温泉がスタートで、遡行終了点が中流域の日塩もみじラインってことは、水が枯れてからのやぶこぎもなく、帰りの温泉の心配もないわけで、ロケーション的には申し分のない環境です。
鶏頂山(高原山)を源として、地形図には滝記号とともに赤滝の表記もあり、高低差600m、水平距離4500m、遡行時間6時間の堂々たる沢です。いや、でした。
沢デビューの木屋さんには、盛りだくさんの収穫の多い山行になったことでしょう。帰りの車中で、「また、沢行きたい。」という話が出たくらいですから、大下沢の評価もさることながら、メンバーの指導もかなりポイントが高かったのでしょう。うんうん。
前夜千葉を出発し、言われてみればそんな気がする、言われなければ気が付かない”スーパームーン”を車窓の友に車を走らせる。
道の駅「湯西川」で仮泊。
川治温泉の消防署の前から伸びる舗装された山道の終点に駐車し、沢支度で出発。遊歩道で沢まで降りる。いきなりの堰堤を越えて入渓。
すぐ、「えっ、これが二股?」貧弱そのものの出合を二度見しながら通過する。
水量が豊かで滝の見栄えもなかなかのものだ。川幅の割りにうす暗い印象で、岩はコケに覆われ深山の様相を呈しているが、足場はコケが剥げ、釣り師の多さを物語り、目線を左岸上方に向ければ武骨な人工物(支柱に支えられた送水管)が延々と続いている。
まあ、人里が近いから仕方のないことなのでしょう。
スダレ状の滝をシャワーで越え、なめらかな流れのナメを楽しみ、チョットした廊下をへつり、強大な圧力に負けたのか歪曲した断面をみせる滝を越えるとハングした滝に出る。ここは、パスして高巻きに入るが、押し上げられ、立木を支点に15mの懸垂下降で、沢床に戻る。
二股には昼前に着く。右俣は地形図に表記のある赤滝で、三段の迫力のある滝で、右壁からはコケが縞模様に張り付いた岩を這うように水が流れ落ちる。
左俣からは、一気に流れ落ちる豪快な滝が合流してくる。
ここは、左俣の手前から二つまとめて大きく高巻く。
滝を見に来る人が多いのか、ここから先はゴミが目立ち巻き道にも固定ロープが張られている。
河原歩きが多く、うんざりした頃に滝に出会う感じで、前半に比べて散漫な印象を受ける。
奥に地図に滝記号のある滝が見えてくる。
ここで、左に逃げ日塩もみじラインに飛び出し、遡行終了。
下山は、もみじラインを塩原方面を20分ほど進み、左に折れる。
農地(ハウス)を横切りると柵で行き止りとなる。
この柵を開けて今は廃道になった道を行く。
電柱が見えてきたら、もう安心。電柱と電線を追っていけば駐車した場所まで連れてってくれる。途中、左俣を遡行した小山山岳会のパーティーに会い、前後して駐車場に無事下山する。
赤滝から左俣を遡行すれば、後半部の俗化した雰囲気、単調さを回避し、下山始めの不明瞭な道も通らず、時間的にも余裕ができると思います。
ヒヤリハット(1)
このあたりの沢に「ヒルは、いない。」と思っていましたが、平野さんのタイツの上から一匹、強引に吸い付いていました。小山山岳会の人によれば、鬼怒川にはかなり生息しているとのこと。
ヒル好きには、「たまんねえなぁ。」と垂涎ものでしょうが、この辺りの沢を計画している人はヒル対策を施してください。
ヒヤリハット(2)
傾斜の強い草付きの懸垂下降では、落石があっても草で覆われていて見えないので、降りた人は真下で待機しないこと。 ロープがいっぱいで、下降者が振られそうな時は、シュリンゲを足して離れた位置で確保しましょう。
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