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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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剱岳~北方稜線◆写真 

住田です、こんばんは。

剱岳から憧れの北方稜線を、綿密な計画と準備、力量の揃ったメンバーで、コワ楽しく無事行くことができました!
長文となりますが、ご参考までに報告します。


21448 池ノ平小屋に到着!(背後に八ツ峰・チンネ)
 [池ノ平小屋に到着!(背後に八ツ峰・チンネ)」

【山域】北アルプス
【ルート】室堂~剱岳~北方稜線(バリエーションルート)~池ノ平~室堂
【日時】2014年8月1日~3日
【メンバー】CL花島・SL神山・吉川・住田(記)
【日程・天候】
8月1日
7:00扇沢駐車場出発~7:30始発バス~9:00室堂ターミナル9:30~12:20別山乗越12:40~13:10剱沢キャンプ場(テント泊)
8月2日
4:30剱沢~6:20前剱~8:00剱山頂8:30~10:00池ノ谷乗越~11:00三ノ窓~13:00小窓~15:00池ノ平小屋(泊)
8月3日
6:00池ノ平小屋~8:40真砂沢ロッジ~剱沢テント(回収) ~15:00室堂ターミナル

※全行程約23Km、高度上昇約2400m
※逆ルートで時期は9月頃が、道迷いや雪渓トラバースの危険が少ないが、今回は2泊で室堂まで周回するため、あえて北方稜線を下るルートとなった。

【内容】
8月1日(晴のち曇)
前夜遅く、扇沢無料駐車に着き仮眠。始発の立山黒部アルペンルートで室堂に向かった。
日本最古の山小屋、室堂小屋南室を見学し、雷鳥沢キャンプ場から別山乗越、剱沢キャンプ場に向かい、テントを設営した。
ここで今年の関プロでご一緒になった埼玉の救助隊の方、また千葉の松戸の会の方にも偶然出会い、そろって乾杯し、楽しいひと時を過ごした。

8月2日(晴のち曇、時折小雨)
翌朝は3:30起床、力うどんでスタミナを蓄え、4:30に出発した。
剱山荘あたりでご来光を拝み、写真撮影と安全登山を祈願した。
剱岳山頂の手前から団体ツアー等で混み始め、カニのタテバイ前では下りの登山者との離合もあり大渋滞。
予定より30分以上遅れて、剱岳山頂に登頂。大パラノマを堪能し、いよいよ北方稜線を目指す。

山頂から稜線をたどり、長次郎の頭は長次郎谷側から巻く。
池ノ谷乗越までは、多少マーキングがあり、踏み後もあるが、岩はもろく浮石が多い。
岩棚のトラバースは、急斜面に切り落ち、高度感があるが、スタンス・ホールドが多く、問題なく通過。

現在位置の認識で、意見が分かれたが、GPS(iPad miniの山と高原地図アプリ)で直ちに確認。心強いオモチャ(メンバーからの呼称)であった。
チンネや八ツ峰の頭を右手に見て、池ノ谷乗越へクライムダウン。見上げると思ったより垂直に近い感がある。

池ノ谷乗越で小窓ノ王の写真を撮りながら休憩中に、反対方向からアンザイレンの3名とすれ違い、ガイトと思われる方から、「小窓雪渓に降りたら、ガスで巻かれる前に早めに、鉱山道への取り付き地点を確認するように」とのアドバイスを受けた。
先にガイトパーティが池ノ谷尾根をクライムアップ。落石を受ける可能性があるため、出発を5分間待つ。

池ノ谷ガリーの下りは、急なガレ場下り。頼りとなる足場が少なく、ザラザラと岩雪崩を起こしながらも、ゆっくり下ると三ノ窓に到着。
大きく開いた窓からは、後立山連棒も望め、北方稜線ならではのダイナミックな景観が続く。

途中、種々の高山花の講釈があったが、唯一追加で覚えたのはダイモンジソウ等に留まった(ルート取り、浮石・足元に集中でいっぱい)。
三ノ窓の左ルートはザレており(発射台と呼ばれている)、とても登れそうにないように見え、上部の岩ルートもロープがないと難しそう。
しかし近づくと基部に残置ロープがあり、ホールドもあり問題なく通過できた。

小窓ノ王から稜線をくだり、小窓の頭を巻いて、小窓を目指す。
途中踏み跡が不明となり、ハイマツの下を藪コギ泳いだり、不安定な草付急斜面をトラバースしながら下る。

途中急斜面の二俣の雪渓があり、念のためロープを出した。
30mロープがいっぱいで、なんとかフィックス。アイゼン、ピッケル、ロープマン等でトラバース。
ここでメンバーの一人が先の雪渓で足を滑らせて転倒するヒヤリハット。ロープのおかげで滑落を免れた。

しばらるすると登山道に合流し、小窓に到着。現在位置の認識で意見が分かれたが、ここでも心強いオモチャで確認できた。
小窓雪渓を下り、滝の手前にあるはずの鉱山道への取り付きを探すが見つからず....小雨が降り出し、ガスも発生し始めた。
持参したヒトココ(お守り替わり)を思い出し落ち着いて、別ルートも視野に入れながら下ると、2番目の滝を見つけ、その手前に取り付きのマーキングを発見、ホッと安堵した。

鉱山道は水平に近いが、へつり状の溝道で雪渓側は切れ落ちており、急な雪渓や崩壊ぎみな所もあったりで、核心を過ぎても気を抜けない。
ピッケルを使って慎重に通過する。
池ノ平小屋のHPで調べると、鉱山道は年々崩壊がすすみ、2名以上でのスタカット・アンザイレンが必要とある。

途中から一般道ぽくなり、旧鉱山道らしくモリブデン鉛鉱原石もあり、牧歌的な風景を楽しみながら進むと、池ノ平小屋の赤い屋根が見えた。
前日テン場で一緒だった別ルートからの埼玉の救助隊のH川さんが、大きく手を振っている!無事再会でき、達成感もありジーンとくる。

池ノ平小屋では露天の五右衛門風呂を勧められ、まずは女性陣から。カメラを手に、大はしゃぎの声が聞こえる。
交代で男性陣。八ツ峰、チンネを仰ぎ見ながらの露天風呂は最高!
五右衛門風呂のフタの裏側に、管理人が酔っ払って詠んだとされる、戯れ句が落書されていた。
 「山岳招来 酔客無尽 草木騒然  鳥獣随喜 池の平湯」

北アルプスで一番小さな山小屋は、at homeな雰囲気で、山小屋の方を交え楽しい山談話に会話が弾んだ。


8月3日(曇)
室堂最終16:30を目標に、6時発。しばらく進んだところで、「小屋の方との一緒の記念写真は?」との声があり、小屋まで引き返し、記念写真を撮らせていただく。
管理人の方から、「写真のために引き返してこられたお客は初めてだ!」とのこと。
小屋の見送りの鐘、ジーンとくる。

二股、真砂沢ロッジから剱沢雪渓を登る。
ロングトレッキング用軽量ザックのお蔭か、3日目も順調に進む。
剱沢でテントを回収し、予定より早く室堂に到着した。

温泉: 大町市コミュニティセンター 上原の湯(400円): 空いていました。
夕食: 大町で「カイザー」: お肉関係の定食人気

今回振り返って
・ルートファインディングと、事前のルート情報収集が重要だと再認識した。
 (ルートをはずれたまま突っ込むと、途端に難しくなり危険)
・リーダーの的確な企画と、美味しい食事とおつまみ等、メンバーの皆さんに感謝します。


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