蛭ヶ岳◆写真
2014/02/02 Sun 15:00:00 [edit]
鈴木愛子です。
丹沢 蛭ヶ岳縦走の山行報告を致します。
[檜洞丸山頂にて]
【山域】 丹沢
【ルート】 西丹沢自然教室~蛭ヶ岳~丹沢山~塔の岳
【登山方法】 小屋泊まり縦走
【期日】 平成26年2月1日(土)~2月2日(日)
【メンバー】 CL田中孝平 SL竹下美代子 菅井 修 鈴木憲二 鈴木愛子
【行程】
2/1(土) 千葉駅4:45→戸塚6:08→東海道線 国府津駅7:05→御殿場線 山北駅7:32→富士急バス 西丹沢自然公園8:36→9:10登山開始→ゴーラ沢出合10:05→展望園地11:00→檜洞丸13:05→臼ヶ岳15:35→蛭ヶ岳山荘17:20
※山北駅ではスイカ、パスモの端末機が無く、無人駅であり、清算が出来なかったので要注意です。
2/2(日) 蛭ヶ岳山荘7:00→丹沢山9:00→塔の岳10:15→花立山荘11:00着 11:40発→堀山の家12:20→観音茶屋13:30着 13:50発→大倉14:20着 14:38発のバス→渋沢→新宿→千葉駅19:15頃
【報告】
2/1(土) 天気 晴れ
準備体操をして9:10出発 歩き始めてまもなく、ミツマタレンゲの花のつぼみが私達を迎えてくれた。つぼみが開いたら綺麗だろうなと思いながら歩いた。
展望園地で富士山が見えたが、霞がかかった様なはっきりした状態ではなかった。
それでも富士山が見えると元気が出てきた。
展望園地を過ぎると、アイスバーン状になっている所があったが、アイゼンは付けず歩いた。
それから少し先の木道からはずっと雪があった。檜洞丸頂上の辺りは、雪が約50cm位あった。
檜洞丸の頂上直下からアイゼンを装着し、蛭ヶ岳に向かった。雪がある所とない所があったが、アイスバーン状の所もあり、安心感を持って、歩を進められた。
そこから先、蛭ヶ岳山荘までずっとアイゼン歩行であった。
アイゼンをつけて歩き始めて間もなく、鹿の群れにあった。道々にも鹿の糞が沢山あった。
臼ヶ岳の頂上手前と蛭ヶ岳頂上手前の岩場は鎖やロープの所があり、急坂で、アイゼンをつけての登りは登りずらく、きつかった。ストックを手首に通し、両手指で岩につかまり、3点支持で登った。アイゼン登高の本番を体験することが出来ました。そんな状態の所があった為か、蛭ヶ岳山荘までは時間がかかってしまい、到着は17:20であった。
中途半端な雪道では、アイゼンがあっても岩や根にひっかかり、転倒の危険があり、逆にアイゼン無しでは、凍りついた雪道でスリップ転倒の危険があり、いずれのリスクを選ぶかは、その人の経験度合いで異なり、このような丹沢での実体験は、次のステップとして、大変に有効な経験という財産となった。
蛭ヶ岳山荘到着前の暫くの時間は西を見ると、富士山が黒いシルエットとなり、その左側に夕日が刻々と沈んでいく様子を眺めながら歩いたが、それはそれはとても綺麗であった。
富士山に元気をもらいながら歩を進めた。
この素晴らしい一刻を味わえたのも、冬の丹沢に登った賜物であります。
蛭ヶ岳山荘は素泊まり(5000円)と朝食(1000円)で宿泊した。
労山カードで500円の割引が受けられた。
夕食は自炊室で鍋を囲み、お酒を飲みながら山の話しに花が咲き、楽しかった。
竹下さんの鍋料理はとても美味しかった。田中さんがご飯を炊いてくれたが、鍋を全然焦がさずとても美味しく炊けていた。集中登山の時も、私も鍋でご飯を炊く練習をしなくてはと思いつつ、まだ実行してない。近いうちに練習してみようと思う。
20時消灯で、夜、眠りに就く頃、風がとても強く吹いていて、その音が大きく、暫く眠れなかった。
2/2(日) 天気 曇り、ガス深し、強風、一時小雨
強い風の音で目覚めた。夜からずっと吹いていたようだ。
朝食を済ませ、7時出発。アイゼンを小屋の外で付けたが、その際に、アイゼンは薄手袋をはめてから履くように注意された。(凍傷防止の為)
防寒対策をしっかりとして、強風とガス、霧雨状態の中を歩き始めた。
蛭ヶ岳から丹沢山、それから塔の岳までは、雪が50cm位の所と5cm位の所があった。
稜線を歩いている時、風がとても強く、よろけそうになった時もあった。
塔の岳の頂上から少し下った所で、アイゼンをはずした。
それから先は少しアイスバーン状の所もあったが、アイゼンなしで大丈夫であった。
花立山荘で早めの昼食をとった。飲み物は、小屋の豆から挽いてくれたレギュラーコーヒーを頂き、40分もゆっくり休憩をした。
コーヒーが出来るまでの間、田中さん手作りのオレンジ湯をみんなで御馳走になった。
香りが良くとても美味しく元気が出た。田中さん有難うございました。
更に歩を進めると、ガスが少し晴れて、麓の町と周りの山が少し見え、嬉しかった。
そこで、私達のすぐ後ろを歩いていた人にシャッターを押してもらい記念写真を撮ることができた。
その人は凄い人であった。毎週、大倉尾根を歩いている由であった。来週登れば450回目だそうだ。懐かしいグレーのウールのニッカズボンをはいていた人であった。
観音茶屋の前に着くと「手作りフルーツ入り牛乳プリン 120円」の看板に誘われ、ここでまた休憩。手作り牛乳プリンを食べる人、コーヒーを飲む人、かき氷を食べる人といて、20分休憩した。手作り牛乳プリンの牛乳は少し下った所の牧場の牛の牛乳で作った由、美味しかった。
カッパのズボンを脱ぎ、上着も1枚脱ぎ、更にまた歩を進めた。
花立山荘、観音茶屋で少し長い休憩をとったが、時にはこんな山旅もいいなと思った。
大倉の手前の道路脇に蝋梅の花が3~4本咲いていた。香りがとても良く、綺麗で疲れが吹き飛んだ。「お疲れ様」と言ってくれているような気がした。
大倉14:20着。大倉には泥を落とす流しがあり、たわしも置いてあり、靴の泥、ストックの泥を洗い落とした。
泥を落とす流しがあるのはいいなと思った。丁度泥を落とし終わった頃、14:38のバスに乗れ、待ち時間がなく帰葉となった。
私は、丹沢は、20代の頃、塔の岳に、10年くらい前に、檜洞丸、鍋割山をそれぞれ1回ずつ登り(春)、縦走はしたことがなかった。今回、雪の西丹沢から蛭ヶ岳、塔の岳、大倉までと縦走出来た事が、けっこうきつかったが、とても思い出深い良い山行となった。
今回のメンバーの皆さんと楽しい山行が出来たことを感謝致します。有難うございました。
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丹沢 蛭ヶ岳縦走の山行報告を致します。

[檜洞丸山頂にて]
【山域】 丹沢
【ルート】 西丹沢自然教室~蛭ヶ岳~丹沢山~塔の岳
【登山方法】 小屋泊まり縦走
【期日】 平成26年2月1日(土)~2月2日(日)
【メンバー】 CL田中孝平 SL竹下美代子 菅井 修 鈴木憲二 鈴木愛子
【行程】
2/1(土) 千葉駅4:45→戸塚6:08→東海道線 国府津駅7:05→御殿場線 山北駅7:32→富士急バス 西丹沢自然公園8:36→9:10登山開始→ゴーラ沢出合10:05→展望園地11:00→檜洞丸13:05→臼ヶ岳15:35→蛭ヶ岳山荘17:20
※山北駅ではスイカ、パスモの端末機が無く、無人駅であり、清算が出来なかったので要注意です。
2/2(日) 蛭ヶ岳山荘7:00→丹沢山9:00→塔の岳10:15→花立山荘11:00着 11:40発→堀山の家12:20→観音茶屋13:30着 13:50発→大倉14:20着 14:38発のバス→渋沢→新宿→千葉駅19:15頃
【報告】
2/1(土) 天気 晴れ
準備体操をして9:10出発 歩き始めてまもなく、ミツマタレンゲの花のつぼみが私達を迎えてくれた。つぼみが開いたら綺麗だろうなと思いながら歩いた。
展望園地で富士山が見えたが、霞がかかった様なはっきりした状態ではなかった。
それでも富士山が見えると元気が出てきた。
展望園地を過ぎると、アイスバーン状になっている所があったが、アイゼンは付けず歩いた。
それから少し先の木道からはずっと雪があった。檜洞丸頂上の辺りは、雪が約50cm位あった。
檜洞丸の頂上直下からアイゼンを装着し、蛭ヶ岳に向かった。雪がある所とない所があったが、アイスバーン状の所もあり、安心感を持って、歩を進められた。
そこから先、蛭ヶ岳山荘までずっとアイゼン歩行であった。
アイゼンをつけて歩き始めて間もなく、鹿の群れにあった。道々にも鹿の糞が沢山あった。
臼ヶ岳の頂上手前と蛭ヶ岳頂上手前の岩場は鎖やロープの所があり、急坂で、アイゼンをつけての登りは登りずらく、きつかった。ストックを手首に通し、両手指で岩につかまり、3点支持で登った。アイゼン登高の本番を体験することが出来ました。そんな状態の所があった為か、蛭ヶ岳山荘までは時間がかかってしまい、到着は17:20であった。
中途半端な雪道では、アイゼンがあっても岩や根にひっかかり、転倒の危険があり、逆にアイゼン無しでは、凍りついた雪道でスリップ転倒の危険があり、いずれのリスクを選ぶかは、その人の経験度合いで異なり、このような丹沢での実体験は、次のステップとして、大変に有効な経験という財産となった。
蛭ヶ岳山荘到着前の暫くの時間は西を見ると、富士山が黒いシルエットとなり、その左側に夕日が刻々と沈んでいく様子を眺めながら歩いたが、それはそれはとても綺麗であった。
富士山に元気をもらいながら歩を進めた。
この素晴らしい一刻を味わえたのも、冬の丹沢に登った賜物であります。
蛭ヶ岳山荘は素泊まり(5000円)と朝食(1000円)で宿泊した。
労山カードで500円の割引が受けられた。
夕食は自炊室で鍋を囲み、お酒を飲みながら山の話しに花が咲き、楽しかった。
竹下さんの鍋料理はとても美味しかった。田中さんがご飯を炊いてくれたが、鍋を全然焦がさずとても美味しく炊けていた。集中登山の時も、私も鍋でご飯を炊く練習をしなくてはと思いつつ、まだ実行してない。近いうちに練習してみようと思う。
20時消灯で、夜、眠りに就く頃、風がとても強く吹いていて、その音が大きく、暫く眠れなかった。
2/2(日) 天気 曇り、ガス深し、強風、一時小雨
強い風の音で目覚めた。夜からずっと吹いていたようだ。
朝食を済ませ、7時出発。アイゼンを小屋の外で付けたが、その際に、アイゼンは薄手袋をはめてから履くように注意された。(凍傷防止の為)
防寒対策をしっかりとして、強風とガス、霧雨状態の中を歩き始めた。
蛭ヶ岳から丹沢山、それから塔の岳までは、雪が50cm位の所と5cm位の所があった。
稜線を歩いている時、風がとても強く、よろけそうになった時もあった。
塔の岳の頂上から少し下った所で、アイゼンをはずした。
それから先は少しアイスバーン状の所もあったが、アイゼンなしで大丈夫であった。
花立山荘で早めの昼食をとった。飲み物は、小屋の豆から挽いてくれたレギュラーコーヒーを頂き、40分もゆっくり休憩をした。
コーヒーが出来るまでの間、田中さん手作りのオレンジ湯をみんなで御馳走になった。
香りが良くとても美味しく元気が出た。田中さん有難うございました。
更に歩を進めると、ガスが少し晴れて、麓の町と周りの山が少し見え、嬉しかった。
そこで、私達のすぐ後ろを歩いていた人にシャッターを押してもらい記念写真を撮ることができた。
その人は凄い人であった。毎週、大倉尾根を歩いている由であった。来週登れば450回目だそうだ。懐かしいグレーのウールのニッカズボンをはいていた人であった。
観音茶屋の前に着くと「手作りフルーツ入り牛乳プリン 120円」の看板に誘われ、ここでまた休憩。手作り牛乳プリンを食べる人、コーヒーを飲む人、かき氷を食べる人といて、20分休憩した。手作り牛乳プリンの牛乳は少し下った所の牧場の牛の牛乳で作った由、美味しかった。
カッパのズボンを脱ぎ、上着も1枚脱ぎ、更にまた歩を進めた。
花立山荘、観音茶屋で少し長い休憩をとったが、時にはこんな山旅もいいなと思った。
大倉の手前の道路脇に蝋梅の花が3~4本咲いていた。香りがとても良く、綺麗で疲れが吹き飛んだ。「お疲れ様」と言ってくれているような気がした。
大倉14:20着。大倉には泥を落とす流しがあり、たわしも置いてあり、靴の泥、ストックの泥を洗い落とした。
泥を落とす流しがあるのはいいなと思った。丁度泥を落とし終わった頃、14:38のバスに乗れ、待ち時間がなく帰葉となった。
私は、丹沢は、20代の頃、塔の岳に、10年くらい前に、檜洞丸、鍋割山をそれぞれ1回ずつ登り(春)、縦走はしたことがなかった。今回、雪の西丹沢から蛭ヶ岳、塔の岳、大倉までと縦走出来た事が、けっこうきつかったが、とても思い出深い良い山行となった。
今回のメンバーの皆さんと楽しい山行が出来たことを感謝致します。有難うございました。
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