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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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小川谷、笛吹川東沢ホラノ貝沢登◆写真 

この週末は東北方面の沢に行く計画を綿密に立てていたのですが、残念ながら天気予報には逆らうことが出来ず断念し方向転換、比較的雨の心配がなさそうな丹沢と、だめもとで日曜日も晴れたら西沢渓谷方面と日帰り2本立ての計画にした。
 
12 見事突破  [見事突破]

8月31日(土)丹沢 玄倉川 小川谷廊下
メンバー CL上茂 平野 石橋 井本
千葉5時出発~8:30林道出発~9:10下降点~9:40小川谷入渓~11:30大石~13:30壊れた堰堤~14:30登山道終了~15:00車

 
小川谷に入る林道の入り口は立派なゲートで封鎖されているので、上に伸びる林道脇のスペースに駐車。40分位の歩きでいつもの下降点へ。
堰堤をはしごでどんどん下りて小川谷入渓。雲で時々強い日差しがさえぎられるものの、林道歩きは暑かったが、沢は避暑地だ。
丹沢の沢の中でも小川谷は美しい。今年から沢を始めた新人と、クライマーだが沢に付き合ってくれるHさんは小川谷に来たことがないというので
是非近場にもこんないい沢があるのを知ってもらいたいという思いがあった。
深い釜はないので泳ぎはないが、ゴルジュ突破、シャワークライミングをがんがん楽しむには夏に限る。自分もこの時期に来たのは初めてだ。
名物大岩にはなんと丈夫な残置ロープが備えてあるではないか。ごぼうで楽勝。釜を持つ5メートルくらいの滝で側壁に2箇所残置がある滝を登ろうとしたものの、2箇所目の残置が届かず私は敗退、クライマーH見事突破。新人Iさん思い切り良くテンションかけ登りきる。
石棚の滝はいつものとおり左の岩場を登る。上に可憐な花が咲いていたので後で調べたらツルニンジンという花だった。
水遊びを満喫したところで最後の滝を登ると壊れかけた堰堤に至る。これが自然の岩であったら、ハングのいいガバルートだねといいながら本日終了。
河原で昼飯を食べ、靴に履き替えて、下山。余分な林道歩きがちょっとかったるい。
さくらの湯(400円)で汗を流し、翌日の沢に備え道の駅みとみへ移動。天気が持てばホラノ貝ゴルジュにリベンジ。
 
18 登った  [登った]

9月1日(日)笛吹川東沢本流下部~ホラの貝のゴルジュ
6:30西沢渓谷駐車場~7:20東沢~7:40入渓~9:10ホラの貝入り口~12:00川原終了~14:00駐車場

 
以前渡渉訓練もかねて東沢下部からホラノ貝ゴルジュ入り口まで遡行したことがある。
当時は薄暗い洞穴からとうとうと流れ来る水の力に屈強な男も押し流され、敗退した。
毎年チャンスをうかがってはいたものの、誰も相手にしてくれずあきらめかけていた矢先に、Hさんからの提案であった。
水量が少なければチャンスかも。
天気は曇りベースだがまずまず。つり橋から東沢に入ると、川の流れが細い。
東沢下部遡行、最初の滝も以前よりおとなしい感じ。この滝は右のルンゼから巻く。その上倒木のあるチョックストーン2条滝、泳いで左岸壁の溝状から這い上がる。
その時ハーネスに掛けていたカメラを水中に落としてしまったたらしい。あきらめかけたが、透明度高く、その上なぜかゴーグルを持ってきたので、Hさんが飛び込んで取ってこようかと言ってくれた。ロープで確保して滝上からジャンプ。カメラ引き上げ成功!ありがとうございます。
ホラノ貝入り口に到着。こんなに水が青かったっけ?暗く澱んだイメージが吹き飛ばされました。Iさんに先陣を切ってもらう。吸い込まれるように奥に到達。
水が少ないとこんなにも違うのか。入ると磨かれたすべすべ岩の円形状の滝が目の前にあった。
右から回り込むように上がり、ちょうど岩の切れ目沿いに残置が打ち込まれ、スタンスはほぼフリクションで、ホールドは細かい。
今はフリーで登っている人もいるようでだが、そんな度胸はなく、A0で突破。
墜ち口ものっぺりしており、慎重に足を出す。その後も泳ぎは必須課目、Hさん泳ぎ、取り付きクラックにカムをセットしつるつるの岩に上がり、残置で落ち口に振り子で着地。
泳いで滝を直接登れそうもない所はルート取りを考えさせられた。たぶんこれ以上水量が多かったら突破できなかったろう。
流れのない深い釜を抜けると周りが開ける。終了だ。今回はウエットスーツで身を固めたので何とか寒さをしのげたが、この時期でも沢の水は冷たかった。
川原で日干しし、登山道で戻る。
下山したら雷雨になった。白龍館の温泉(500円)で温まり、外に出ると、また日差しが照りつけ超蒸し暑い。この暑さを沢に持って行けたらな。
 

ひやりはっと 
帰りの登山道で、ホラの貝沢を渡る橋が以前はあったようだが、いったん川原に下りてから登山道に上がるところで道を見失い、岩を上がろうとしたときに足がすべり
危うく落ちそうになった場面があった。足を踏み抜くことなく脇の木に捕まることができたので、事なきを得ました。


+写真集へのリンク:小川谷+
+写真集へのリンク:ホラノ貝+


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