FC2ブログ

ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

10«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»12

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

北穂高岳東稜と滝谷ドーム中央稜◆写真 

木更津の樋口です。

涸沢にベースキャンプを張り、北穂高岳 東稜クライミング と 滝谷ドーム中央稜の登攀(ロッククライミング)の2本立てに成功しましたので、報告します。

登攀当日は、穂高連峰の素晴らしいモルゲンロートの中、涸沢を出発。
眺めはもちろん、南は雲海上の富士山から北は白馬岳まで見え、天気に恵まれた山行でした。


77 2P目スラブの核心 格好いい_R_R
 [2P目スラブの核心 格好いい]

【日時】2013.8.2-4
【山域】北アルプス南部
【山名】北穂高岳 東稜と滝谷ドーム中央稜
【形式】アルパインクライミング
【参加者】CL樋口、庭田
【行程】
2013.8.1
習志野東部体育館 21:05発
庭田邸 22:05着
沢渡市営第2駐車場 01:50着 仮眠

8.2
沢渡バスターミナル 06:40発
上高地 07:10発
明神池 08:05発
徳澤  09:00発
横尾  10:23発
本谷橋 11:36発
涸沢キャンプ場 13:30着(テント泊)

8.3
涸沢BC 05:01発
南稜・東稜分岐点(北穂沢トラバース地点)06:18着
東稜最低のコル 07:25着 07:39発
東稜、登攀開始 ~ ゴジラの背 ~ ゴジラの背 終了 09:10着
北穂高岳 9:50着 10:23発
滝谷ドーム中央稜、下降点10:59通過
滝谷ドーム中央稜 取り付き点(登攀開始地点) 12:04着
滝谷ドーム中央稜 登攀開始 12:27
滝谷ドーム中央稜 登攀終了 16:15
南稜分岐 17:00通過
涸沢BC 18:55着

8.4
涸沢 06:15発
本谷橋 07:24発
横尾着 08:08着
上高地 10:45着


【内容】
2013.8.2(金曜) 曇り時々晴れ、時折 小雨

 天気がさぁー、いまいちだよね。下山する方々は合羽を着ているぞ。
そうかい、上部は天気が悪いんだ。明日はきっといいさぁ。
そう自分に言い聞かせながら、涸沢までの長~い、アプローチ。
横尾まで梓川沿いの平坦な林道歩き、徳澤から横尾までの区間が辛いこと、肩が痛くていたくて。腕が上がらなくなるもんね。

休憩ポイントになると人だくさん、歩いているときは人気ないように感じるが、不思議ですね。
本谷橋から先は、徐々に穂高連峰が見えてくる、近づいてくる、迫ってくる。
天気も少しずつ回復してきている。明日の登攀成功にに期待しちゃいますね。
涸沢ヒュッテは大賑わい。テントをたてたら、つまみを持って再びヒュッテのテラスへ向かう。
枝豆を茹でて、ジョッキで乾杯、明日の登攀頑張ろうね。

8.3(土曜) 晴れ 午後から時々霧
 外のガヤガヤで目を覚ます。30分寝坊した。朝の30分って貴重だ。
快晴だ!、ばたばた、朝食を流し込み、身支度して。5時に発つ。
そして間もなく、素晴らしいモルゲンロートに遭遇する、涸沢の全住民は逃すものかとシャッターを切る。そして私たちも。
北穂沢のゴルジュを昇りきったところで、一般ルートは大きく南稜へと左に折れ鎖場が先に見えるあたり。
そうそう、バリエーションルート、北穂高岳 東稜への分岐点である。

あれれ、東稜に向かっているパーティーが全くいないじゃない。
皆、一般ルートの南陵へ向かっている。やったー、ゆっくり東稜をクライミング、登攀を楽しめるぞ。
とりあえず、ハーネスとヘルメットを着装、タイブロックやロープマンなど引上げシステムだけ身に着けた。
(何かあったら庭田さんを引き上げないと。)

北穂沢の雪渓を慎重に横断、東稜の最低コルへガレ場を昇る、足元が崩れるもんだから、踏ん張って歩けない、直立できず四つん這い状態になることも。
傾斜が急になってくると、Ⅱ級程度の岩登りもでてきたぁ~、たまらない、心がワクワクしてきたぞ。
早く、クライミングしたい、登攀したい、ザイルを出したい。
北アルプスで登攀する為に、関東周辺の岩場でトレーニングを積んできているから、少しは自信があるのかな?、
挑戦したい気持ちで一杯だ。

最低のコルに到着する手前は素晴らしいお花畑で、どこを昇ればいいのかしら?。
なんでもかんでもポシティブ思考になっちゃいますね。
それで最低のコルに着いた、素晴らしい眺望だ。下界は雲海で覆われているが3000m級の山々は
皆どどぉ~んと雲から顔を出している。富士山み~つけた、おお~、槍ヶ岳だ。
(庭田さん、常念岳と間違えちゃいけません!。ああ~もうちょっと背伸びしないと槍ヶ岳見えなかったね。)

登攀準備に入る、岩稜のクライミングがメインですから登攀ギアーも少なめに。
北穂高岳東稜クライミングの始まりです!!。
とはいっても、アンザイレンするかしないか迷う程度の昇り降りで、確かに足元がスッパリ切れている
ところあって、メンタルダメージあるかもしれないが快適な昇りである、スカイラインコースかな。
ゴジラの背も終りに近づいてきたところで、クライムダウンできるかもしれない懸垂下降点が先に見えた。

その手前から1ピッチだけアンザイレンする。滝谷ドーム中央稜の取付けに向かう途中で懸垂下降するから
ドーム中央稜登攀前の本番練習として、懸垂下降した。
(結果的にこれは正解で、滝谷での懸垂下降は俺も庭田さんも完璧だったと思う。スムーズだった。)

ここで、ザイルを一旦ザックにしまい込み、目の前の北穂高岳北峰へ一気に登る。特に巻いたりすることはない、
基本稜線を歩けばよい。小屋の手前で稜を右(大キレット側)に少し巻くように登った。
振り返りゴジラの背を見て満足する私たち、とりあえず成功したね。
北穂高岳山頂小屋のテラスは大賑わい、見知らぬ登山客とあれは鹿島槍だ、白馬岳はその左奥、なんていう会話を楽しむ。

北穂高岳北峰で槍ヶ岳をバックに記念撮影、さて、滝谷ドームにいきますか。
南峰の右奥の、滝谷ドームが丸見えです、お~、クライマーが蝉のように張り付いているぞー。
滝谷のアルパインクライミングは健在ですね、やる気がでてきたぞ。
滝谷ドームを信州側に巻いている途中で荷物をデポする。登攀に必要な装備以外を全て落とす。
身軽になったかな。

ドームを巻き終えて飛騨側に鎖場を下りきったところに、滝谷ドーム中央稜のへの下降分岐点はある。
見落とすことはなかった。登攀意欲のUPする自分がよくわかる。慎重に!、でも早く登攀したいよ。

最初のガレ場のトラバースはちょっと怖かった。庭田さん固まっちゃったね。
実は、このトラバースで登攀意欲が冷めてきた。こんなところ降りられるかな?。
滑ったら、おしまいだね。なんとなく踏み跡あるけれど目立たぬ稜を少しクライムダウンしてはガレ場を少しトラバースするような繰り返し、はっきりした険しい尾根にたどり着く、

滝谷第三尾根だと思う。第三尾根をクライムダウンすることも可能だが、極力ドーム中央稜寄りに寄り付いたところで懸垂下降することとした。どうも手前の稜を下りすぎて、正規の懸垂下降点から外れたようである。でも真下に第三尾根からドーム中央稜へ続く踏み跡がみえるぞ。大きなピナクルに捨てスリングを念のため2本かけ、懸垂下降の支点とする。
50m近くあるかもしれない。50mのダブルロープ2本で懸垂下降した。
もちろん、トップは小生が。結果40m強の懸垂下降であった。明瞭な踏み跡に着地する。

それから数十m昇り返すと、滝谷ドーム中央稜が目の前に!、取り付け点に無事たどり着く。
登攀準備して、少し飲み食いする。懸垂下降準備中にちらりとみえた先行パーティーは、遥か彼方の上部を登攀中のようだ、登攀コールが小さくなってゆく。

今回のアルパインクライミングの目玉である、滝谷ドーム中央稜登攀の開始です!!。
1,2,4ピッチは小生・樋口がリード、3、5ピッチ目は庭田さんリード宜しくね、任せた。

【1P(ピッチ)目】
 凹角のクラックからコーナークラックへ。昇り詰めると頭上にチムニーが迫ってくる、
奥に入る一歩手前で左のフェースに乗り移り左上する。この辺りが核心。結構、ホールドが細かい。

【2P目】
 カンテを右寄りに昇り、途中からスラブを昇る。

【3P目】
 岩稜を時計回りにトラバースするような感じ。

【4P目】
 クラックの入ったフェースを昇る。

【5P目】
 凹角に吸い込まれてゆく、最後ドームの頭の直下2m程度の昇りが核心。
 クラックに左手突っ込みハンドジャミング使えば、楽勝。

登攀終了。滝谷から舞い上がる冷たい風に当たり続けたので、体はすっかり冷えちゃった。
ドームの頭は私たちだけ。登攀したらリンゴを食べる約束を思い出した。無事に登攀でき目的達成したね。

さて、涸沢へ戻ろうか。予定では奥穂高岳まで縦走する計画だったが、時間も体力的にも余裕がなさそう。
北穂南稜を下山することに。南稜キャンプ場の上部で雷鳥の親子を発見。
やっぱり南稜は一般ルートだから高度差あるけど、楽だ。左手の東稜ゴジラの背や前方の前穂北尾根を観察しながら下山する。ヘッドランプを使わずに済んだ、涸沢小屋に到着。
ここで、生ジョッキで登攀成功を祝う、乾杯。

8.4(日曜) 曇り時々雨
 あれれ、天気が悪いじゃない。昨日、登攀できてよかった。
下山は、これから登ってくる登山者に元気を与えなくちゃ。
「おはようございます」、「こんにちは」、「お先にどうぞ」、「(道を譲ってくださり)ありがとうございます。」
こんな、わずかな挨拶だけど、挨拶された(登っている最中の)自分ならば少し?元気をもらえ嬉しくなる。
これから涸沢や穂高岳に向かう、すれ違う登山者に、エールを送る。。。。無事に登頂できて下山することを願い。。。。

北穂高岳 東稜は、アルパインクライミング 初心者にお勧めです。今度は残雪期に行きたいかな。
滝谷ドーム中央稜の登攀(ロッククライミング)は、滝谷を初めて登攀する(中級から初級の)方にお勧めのようです。
登攀ルートに浮石は少なく、岩は結構安定しています!。次の滝谷は第三尾根か第四尾根の登攀を目指したい。


+写真集へのリンク+
スポンサーサイト
クライミング /  Trackback -- /  Comment --

△page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。