fc2ブログ

ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

08«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»10

大滝沢沢登◆写真 

内堀です。
吾妻 大滝沢山行報告です。


08 美ナメと美女連?
 [美ナメと美女連?]

【山城】  吾妻連峰大滝沢
【コース】 滑川温泉~滑川大滝~登山道~滑川温泉
【日時】  8月2日(金曜日)~8月3日(土曜日)
【天候】  曇りのち雨
【参加者】 CL:辻本・SL:上茂・SL:平野 藤・杉山・内堀(記録)
【山行タイム】 滑川温泉出発:7:40 ~ 滑川大滝(100m):9:00~登山道入口:15:15~滑川温泉着:16:40

【山行報告】

8月2日夜、21:30京成津田沼駅集合、首都高速・東北自動車道を経て福島飯坂ICを降りて、米沢に向かう国道より滑川温泉・峠駅にて仮眠する。早朝食事・着替えを済ませ車を飛ばし滑川温泉に到着。
沢準備を行い いざ出発する。(峠駅は風雪対策のトンネルがあり此処で仮眠を行った。フライが要らない。)
  
滑川橋を渡り入渓する。直ぐ綺麗なナメに出会う。F1との会う沢がカモシカ沢であるが、本日水量が多く、CLの判断で大滝沢を遡行することに決定。
このF1を通過するには少し危険もあり、ザイルを渡しての登攀となった。この日初めてのザイル使用もあり緊張もあったが、何とか登攀が出来た。皆様に感謝・感謝
また、始めてみる赤銅色の滑床に感激を受ける。鉄分が多くこの沢は魚が住めそうに無い。可愛そう。
滑川大滝が突然と現れる。見事である。日本の滝100選に選ばれていることが、頷ける。ここで始めての1本目の休憩に入る。9:00頃
滑川大滝を高巻きする。しっかり踏み跡がついており、急登であるが木をつかまりながら高度を稼ぐ。大滝の落ち口と同じくらいの高度から沢に向かって、ルンゼをトラバースする。
ヤブ漕ぎを交えて行くと、ようやく滑川大滝を超える事ができる。このルンゼは死亡事故例もあり、安全を期すため、ザイルを出して渡る登山道からこのルンゼ上を通過するコースが、あるが時間が掛かるらしい。
(下山の際、登山道の展望台から確認することができ、その道は相当ロスすることが容易に判った。)
  
この先ナメと滝の連続で、沢登りの醍醐味を満喫する。幅広の滝を過ぎたあたりから雨が降り始め、時折、強い雨が降り注ぐ。釜を泳いで通過すると聞いていた滝は、泳いで取りついても、滝の水量に圧倒され、登れないと判断。右岸の泥壁をザイルを出して登り、無事、通過する。この滝を過ぎたところで、滑川大滝で抜かされた栃木から来たおじさんメンバーの昼タイム中に出会う。
このおじさん達の目を釘付けにしたのは、ちば山女性クライマーのレベルの高さ。まずリードの平野さんの上手さに驚き、ラストの上茂さんを見て、さすがと連発しておりました。このおじさんグループとは最後の滑川温泉まで一緒でした。
更に遡行を続け、大石のゴーロ地帯を過ぎると、硫黄の臭いが漂い出す。この辺りで右岸から枝沢が合わさり、この枝沢を登ると、本日の目的終了の登山道に出る。15:20頃 
この登山道を沢靴にて下る。途中泥濘が多くあり沢靴であることを喜ぶ。下り途中キノコ(タマゴ茸?)をゲットして滑川温泉に到着する。16:40頃
滑川温泉で疲れと沢の匂いを落とし、無事、遡行を終えた満足感に浸りながら、帰途に就く。途中、福島市内のCOOPにて桃含む果物を買い、美味しい蕎麦屋にて空腹を満たした。おしまい。
 
【記録の一言】
大滝沢は山形県米沢市にある沢で、阿武隈川の支流・松川の上流にある。
また、滑川大滝の地質は流紋岩層である。
流紋岩(りゅうもんがん、英語: rhyolite)は、火山岩の一種。花崗岩に対応する成分の火山岩である。
「流紋岩」の名称は、マグマの流動時に形成される斑晶の配列などによる流れ模様(流理構造)がしばしば見られることによる。以前は、流理構造の見られないものを「石英粗面岩(せきえいそめんがん、liparite)」と呼んでいたが、現在では流紋岩に統一され、石英粗面岩の名称は用いられない。
火山岩は岩石全体の成分(特にSiO2の比率)で分類され、流紋岩はSiO2が70%以上のもの。通常は斑状組織を持つ。
色は白っぽいことが多いが、噴出条件や結晶度などにより多様である(黒い流紋岩もあるので色だけでは判断できない)。
斑晶および石基として、無色鉱物である石英・長石(カリ長石・斜長石)、有色鉱物である黒雲母・角閃石(まれに輝石)等を含む。


+写真集へのリンク+
スポンサーサイト



沢登り /  Trackback -- /  Comment --

△page top