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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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神室山と禿岳◆写真 

 渡渉あり、雪渓ありの荒れた登山道、そして急登が長く続く神室山は軟弱者の侵入を拒むかのようであった。しかし一方、花の豊富な秘境のような山だった。

17峠近くまで降りてきたら晴れてきた  [峠近くまで降りてきたら晴れてきた]

【山域】奥羽山脈
【ルート】神室山(かむろさん)と禿岳(かむろだけ)
【登山方法】ハイキング
【期間】出発日6/7日(金)夜 行動日6/8(土)、9(日)
【参加者】CL柘植(車)、菅井、小泉、内堀、SL橋本(車)、小倉、加藤、清野(報告)    
【行程】
6/7(前夜発) 
千葉駅を21時に車2台で出発し、「あ・ら・伊達な道の駅」にて仮眠。
近くの田んぼから聞こえてくるカエルの鳴き声が子守唄のよう。


1日目 6/8(土) 神室山     【天候】 曇りのち雨 
 5時起床、5時半「道の駅」出発
 登山口7:00(西ノ又コース)→不動明王9:00→神室山11:15→前神室山12:50(パノラマコース)→登山口15:00


 西の又コース、パノラマコースの分岐に位置する登山口から出発した。
沢沿いの緑豊かで、緩やかな上りの樹林の中を進んでいく。
2回吊り橋を渡り、清々しいブナ林を抜けると、視界が開け難所が現れた。
急で高い沢の側壁の道で、降りるのも、登るのも難儀した。
 難所を渡った先も、傾斜のついた崩れやすい細いトラバース道が続いた。
足元に神経を使い続ける道が終わるころ、シラネアオイの清楚な姿が私たちを迎えてくれ、張りつめた心をほぐしてくれた。
じきに、流れの速い沢が現れた。ここまで何回か渡渉したが、今回は水量が多い。
前方の人たちは難なく飛び石伝いに渡っていったが、私には無理そうに思われた。
Oさんの手助けにより、どうにか渡ることができた。

 雪渓を越え足場の悪い急坂を登ると、不動明王にでた。ここで休憩したが、飛び交う虫が多かった。
先を進んでいくと、すぐに湧水があった。冷たくておいしかった。
ここから、胸突八丁坂と呼ばれるブナ林の中のふくらはぎが伸びきるほどの急登が始まった。
足元にはいろいろな種類の花々が咲いているが、あまりにも辛くて、写真を撮る余裕はなかった。
いつまでも続く急登にいいかげん、うんざりするころ、ヒナザクラ、イワイチョウ、コイワカガミの咲く、御田の神と呼ばれる平らな草地にでた。
 それから雪渓を2回超え、灌木の短いトンネルをくぐり抜け、稜線を進んでいくと、西の又分岐点にでた。
ここから15分程で、神室山山頂だったが、この間、ずっとシラネアオイの花回廊だった。
山頂はガスがかかっていたので、展望は全くなかった。

 帰路は、シラネアオイ他いろいろな花が咲く稜線伝いに、大きな起伏をくり返しながら前神室山頂に立った。
途中、雨が降ってきたので、雨具を着た。
前神室山頂からはいくつか雪渓を渡った。1か所、登山道が不明瞭な雪渓があり、GPSに助けられた。
 ブナ林の中を、ツクバネウツギの花を横目にザンゲ坂の急落や起伏をくり返しひたすら尾根伝いに下降した。
杉林になり、尾根から急斜面に変わるころには、足の親指が圧迫されて痛くなってきてしまった。
雨で滑べりやすくなっているので、痛みをこらえながら、注意深く下っていった。
登山道が小川のようになったころ、出発点である、登山口に出た。
その日は秋の宮温泉の新五郎湯に宿泊した。お湯も食事も良好だった。

【咲いていた花】

麓:タニウツギ、アマドコロ、ラショウモンカズラ、サワハコベ、ヤグルマソウ、クルマムグラ、ミヤマキケマン、ツボスミレ、ユキザサ、チゴユリ、スミレ類など
中腹:カタクリ、ツバメオモト、ミツバオウレン、キクザキイチゲ、シラネアオイ、ミツバツチグリオオバキスミレ、ノウゴウイチゴ、エンレイソウ、タムシバ、ヤマツツジ、ムラサキヤシオツツジ、オオカメノキ、スミレ類など
稜線:シラネアオイ、ツバメオモト、ミツバオウレン、コイワカガミ、キクザキイチゲ、ヒメイチゲ、イワナシ、ショウジョウバカマ、イワウチワ、ミネザクラ、スミレ類など  
 

2日目 6/9(日) 禿岳   【天候】 曇りのち晴れ
5時起床、6時「新五郎湯」出発   
花立峠6:40→8:20禿岳8:40→10:10花立峠


 ヤマツツジ、マイヅルソウ、ミツバツチグリが咲いている登山口より一上りすると、裸地の広場にでたが、ガスがかかっていて展望はよくない。
 樹林の中に入って少し行くと、1合目の指導票が立っていた。
緩やかな傾斜のブナ林の中、両脇をササが密集している尾根道を進んでいく。
時折、視界の開けた場所に出るが、ガスっていて周りは何も見えない。
 4合目と5合目の間はヤセ尾根の急登だった。
ノウゴウイチゴ、イワカガミ、ツバメオモト、ミツバオウレン、スミレ類、ミヤマカタバミ、チゴユリなどの咲く樹林の中の登山道を、ひたすら進んでいくと、稜線にでた。
前方に禿岳頂上らしき姿が見えてきた。しかし、実際は9合目で、不動明王が祀ってあった。

 山頂には御影石の立派な山名標識が建てられていた。すぐ横に展望案内図が倒れていた。
ガスのせいで、全く展望はなかったが、晴れていたら、北西に鳥海山、南西に月山、南に船形山、北東に栗駒山が見えるらしい。
 下山をはじめて少し経つと、ガスが晴れ始めた、9合目あたりから眼下に鬼首の美しい盆地、それを囲む外輪山が見えてきた。禿岳が、鬼首カルデラの外輪山の最高峰ということを実感できた。
1合目付近の裸地に来たとき、一挙に視界が360度開けた。
ヤマツツジ、タニウツギ、サラサドウダンツツジの先に、遠くの山並み、鬼首の盆地が見渡せた。
 昨日の神室山に比べると、楽なハイキングであった。

 帰途、草原で蕨を摘みとり、鬼首温泉郷の「目の湯」に入って、「あ・ら・伊達な道の駅」で昼食をとった。
ここで、私の乗る橋本車と、柘植車は解散した。
橋本車はOさんの案内で、仙台市の海岸にある津波被災地を2時間くらい見学して、21時頃千葉駅に着いた。


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