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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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谷川岳一ノ倉沢中央稜◆写真 

ちば山の樋口です。
谷川岳一ノ倉沢 衝立岩 中央稜を登攀しましたので報告します。

天気が悪かったこともありますが、一ノ倉沢で登攀するパーティーは私たちのみ。
谷川岳のクライミングはシーズンオフになったんだと印象付けるような一ノ倉沢の静寂さに冷たさを感じつつ、少し寒さに耐えながらの登攀となりました。これにて今・無積雪期のアルパインクライミングは終了か、なんだか寂しい。また、来年ですね。
あっ、そうそう、写真を見て下さい、見事な紅葉でした。


03_2 2ピッチ目登攀中2_R
 [2ピッチ目登攀中2]

【山域】谷川岳連峰
【ルート】谷川岳一ノ倉沢 衝立岩 中央稜
【登山方法】アルパインクライミング
【メンバー】CL樋口、宮下
【日程】
H24.10/26
20:30千葉発
24:03谷川岳ロープウェイ駐車場 着。
  仮眠する。

H24.10/27 朝まで小雨、のち曇り。
03:30谷川岳ロープウェイ駐車場 出発
04:15 一ノ倉沢出合 着
  テールリッジの取付手前で雨が本降りとなり心が沈む。
06:20 中央稜 取り付け
  中央稜の取付手前で雨が止んだ。雨が止んで間もないので、岩が乾いて視界がよくなるまでしばらく待機。
07:40 中央稜 登攀開始。
12:25 中央稜 登攀終了、衝立の頭に到着
  懸垂岩経由で南稜6ルンゼを下山することを断念。
13:30中央稜を懸垂下降で下山開始。
15:50中央稜 取り付け。
18:05谷川岳ロープウェイ駐車場 到着

【内容】

予定通り3:30ロープウェイ駐車場を出発。雨は上がっていた。
一ノ倉沢出合から雨が再び降ってきた。テールリッジを登り切ったところで、雨が止む。中央稜取り付け6:20着。
ここで、岩場が濡れていること、霧がかかっているので、岩の表面が乾き、もう少し視界がよくなるまで待機。
風が出てきて、体感温度が下がる。
7:40に登攀すると決断。
衝立岩中央稜登攀の開始です。ザイルはダブルロープ50m2本のつるべ登攀で。
奇数ピッチ目が小生、樋口。偶数ピッチ目が宮下君で。

【1ピッチ目】
正面から左上に階段状の凹角を昇る。後半のフェースはつらかった。
何故って、風が冷たく、少し岩が濡れていることもあって手の指先がかじかんでしまう。長いことホールドを掴めなくなる。
クライミングシューズのフリクションの効きも少し悪い。この先どうなることやら心配だ。バンドに辿りつき、ピッチ切る。
個人装備として薄手の手袋を持参することとしたが、これが大正解でした。
【2ピッチ目】
しまった、カンテルート(5.10a)に少し入ってしまう。一旦、下りる。バンドから勇気を出して烏帽子岩奥壁よりに越える。
すると、ルンゼっぽい凹角を昇ることができる、つづく幅の狭いフェースを直登。再び右の中央稜にでたところでビレイ。
2ピッチ目と3ピッチ目を1ピッチで昇った。
【3ピッチ目】
中央稜の核心部。
稜の右寄りそのまま昇るルートと衝立岩よりにトラバースしてから浅い凹角を昇るルートがある。後者を選んだ。
いずれにしてもその先の核心部であるチムニーにぶつかる。人口登攀せずに昇ることに挑戦。手足が震えだす一歩手前まで頑張る。
チムニーの出口が非常に悪い。
最後の最後で、やばい、ふくらはぎが震えだしたところでハーケンに足をのせて一気に身体を起こしガバを掴みチムニーを乗り越える。
AO人口登攀ですね。
【4ピッチ目】
登攀コールが成立せずに、短めにピッチ切る。
【5ピッチ目】
なんだか、霧で視界がわるくなり、いつまでたっても同じところを昇っている錯覚に陥る。
視界良ければ、高度感抜群になると思う。ピナクルの左脇を通りカンテっぽいフェースに取り付く。
この辺り、結構真剣な昇りとなる。こりゃ視界良ければビビるかも。
【6ピッチ目】
宮下君が距離を稼いでくれた。徐々に傾斜が緩くなってきたかな。気が楽になってきた。
【7ピッチ目】
心にゆとりが出てきたところで、カムを使ってみる。足元滑りやすい。
【8ピッチ目】
オリジナルラインの凹角へ廻り込む踏み跡あるが、正面の衝立の頭に向かって右に巻くようにフェースを昇る。
頭の手前の昇りが結構やばい!!。気の緩んだ心に隙あり。緊張感が一気に高まる。
ホールドが細かく使えそうなホールドが限られている。
わぁー、恐ろし~い。最後に手強いところありますね、気が抜けません。
登攀終了。

フリクションの効き少し悪く足元滑りぎみなので慎重に昇り約5時間かけて、中央稜を登攀。衝立の頭に12:25着。
時々視界開けるも天気が良くなる兆しなく、風が冷たく時折小雨がぱらつくこと、時間に余裕なく、懸垂岩から南稜6ルンゼに懸垂下降して下山する判定時刻14:00にギリギリ間に合う時刻であること、私達の疲労度、また私達以外に登攀しているクライマーがいないことから、登攀したルートを懸垂下降して下山することが好ましいと判断。13:30に下山開始。
やっぱり、一ノ倉沢に入山しているクライマーは私達以外に見当たらなかった。
懸垂下降3本目で、ザイルダウンした方向が悪く、手こずる。
やっぱりザイルを投げず、持って少しずつ送り出しながら懸垂下降しないといけなかった、反省。
また、ザイル回収がとても大変。懸垂下降の途中で安定したところあれば、ザイルの結び目を(岩の鋭角や樹木に引っ掛からないよう)ずらす処置を繰り返す。といった作業をまめに行うしかない。狭いテラスでのザイル回収とザイルを束ねる作業は体勢悪く、結構つらいよ。
もちろんセルフビレイをしないと立っていられません。

でも、時折霧がなくなり視界が開けると・・・、足元のはるか下の、紅葉に感動する。
凄いぞ、衝立スラブ、テールリッジ、烏帽子スラブ、南稜そして一ノ倉沢本谷と見事な紅葉だ。
私たちで独り占めです。
とりわけ、登攀開始地点に下りるラストの懸垂下降は感動です、紅葉のど真ん中に着地する、たまりません。
しばし休憩、テールリッジを下り、一ノ倉沢出合いに下山する。。。。。

これにて、今・無積雪期の(谷川岳)アルパインクライミングは終了です。また来年、かならず一ノ倉沢に戻ってくるよ。
それじゃ~またね。

以上、谷川岳一ノ倉沢衝立岩 中央稜 登攀、
アルパインクライミングの報告でした。

冬季アルパインが待ち遠しいですね。雪稜昇りたい!。

+写真集へのリンク+


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