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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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谷川岳烏帽子岩奥壁南稜◆写真 

ちば山の樋口です。

9/22に谷川岳烏帽子岩奥壁南稜を登攀しましたので報告します。
テールリッジ取付手前の本谷へ懸垂下降して渡るところで渋滞したものの、
他は私たちのペースで昇ることができました。
南稜登攀終了点から衝立尾根を登り詰め国境稜線に至り、22時前に下山しました。


43 一ノ倉岳山頂_R  [一ノ倉岳山頂]

【山域】谷川岳連峰
【ルート】谷川岳烏帽子岩奥壁南稜
【登山方法】アルパインクライミング
【メンバー】CL樋口、庭田
【日程】
H24.09/21
20:30千葉発
24:00谷川岳ロープウェイ駐車場 仮眠。

H24.09/22 うす曇り々晴れ、夕方から時々小雨
04:20 ロープウェイ駐車場を出発
05:05 一の倉沢出合着、登攀ギアを身に付ける。
   テールリッジ取付の本谷を渡る手前の懸垂下降点で渋滞。
   中央稜は大渋滞!。
09:05 南稜テラスに到着
09:20 南稜登攀開始
13:05 南稜登攀終了
   衝立尾根を国境稜線へ向かう。
16:45 一の倉岳山頂に到着
18:00 谷川岳(オキノ耳)を通過、この辺りからヘッドランプを点ける。
   トマノ耳直下から西黒尾根に入り、巌剛新道経由で下山。
21:45 マチガ沢出合い、ロープウェイ駐車場へ

【内容】

天気は夕方までもつ予報。良かったぁ。
なんだか知らんが、ロープウェイ駐車場には既にテントがいくつか張られている。
私たちも寝ようっと。
2時間くらいで目が覚める、車のエンジン音が響く、車の扉の開閉音が気になる。

4時前に起き、身支度して出発。結構、登攀者がいるいる。
一の倉沢出合いはクライマーで結構にぎわっている。あ~、嫌な予感。
朝食とって登攀ギアを身につける。
しばらく一の倉沢本谷の右岸を歩く。一旦左に渡って、ひょんぐり滝の手前で
右岸よりにあるカンテに取り付き、本谷を高巻き。
テールリッジに取り付きへ本谷を渡る手前の懸垂下降点に到着。渋滞している。
待ちぼうけ!。そして、私たちの出番になっても、懸垂下降中にザイルが絡まり、
解くのに時間を要す。クライムダウンするようなところでは、バスケットに
ザイル入れてバスケットを肩に吊るし、少しずつザイルを送り出しながら
懸垂下降しないと
(剱岳八ツ峰でも失敗したんだった!。反省。)

テールリッジ中間部は岩Ⅱ~Ⅳ級のクライミングであるが、なんなくクリア。
衝立岩中央稜の取付に到着、中央稜はどうも渋滞しているようである。
我々が登攀する烏帽子岩奥壁南稜は、先方に1パーティーだけ。ラッキー。
おっと、今、先行パーティーは南稜2ピッチ目を登攀しているぞ。
中央稜取付から烏帽子岩奥壁基部をトラバース気味に昇って、南稜テラスへ。
途中、ヌルヌルすべすべとなったところでアンザイレン、南稜テラスまで
ザイル50m一杯に張る。

南稜テラスに到着。小休止。
南稜登攀の開始です。ザイルはダブルロープ50m2本で。
2ピッチ目と4ピッチ目は庭田さんリード。他は、樋口のリードで。
【1ピッチ目】
 凹角を昇り、バンドに着いたところで右にいき、チムニーを這い上がる。
 ザイルの通りが悪くなる。
【2ピッチ目】
 快適なフェースを右上に。
【3ピッチ目】
 草付け、去年ここで1m強、滑った記憶が甦る。
【4ピッチ目】
 結構、急なフェース。6ルンゼ寄りにテラスある。
【5ピッチ目】
 馬の背リッジに出ずに、6ルンゼ寄りの凹角を詰める。
【6ピッチ目】
 馬の背リッジ上を登攀、ところどころ、浮石のフレークあり。
【7ピッチ目】
 垂壁は終了点手前1mが難関。
 というか、このわずかな区間のみホールドがヌルヌルのびしょびしょで
 ハンドホールドが甘くなる。
 仕方ない、一か所ヌンチャク掛けてA0人口登攀とする。

登攀終了。笑顔で握手し少しくつろぐ。現在13時5分。ロープウェイの最終便に
間に合わないが、国境稜線に向かうこととする。この先しばらく、岩がヌルヌルで
足元悪すぎ気が休まらず、。
南稜終了点から引き続き2ピッチ分はアンザイレンすべきであった
(途中、ザイルを出した)。

烏帽子岩を右手に、さらに昇ると懸垂岩があらわれて衝立尾根の稜線歩きとなる。
5ルンゼの頭の手前は岩Ⅲ級のクライミングとなる、ここもアンザイレンする。
この先、痩せた稜線を通過すれば、笹藪に突っ込み、笹藪を抜けるとひょっこり
国境稜線に出る。雨が降り出してきた。
一の倉岳で記念撮影後、雨具を被る。谷川岳から西黒尾根に入り、巌剛新道経由で
下山。
谷川岳からヘッドランプのお世話になる。マチガ沢出合いの手前は滑りやすく。
何回尻餅付いたことか。マチガ沢出合いの林道に着いたところでほっとした。

行動時間18時間弱、お疲れさまでした。
庭田さん、弱音を吐かずに頑張った。
あとでヒアしたところ、庭田さんの登山歴で3本指に入るつらい山行だった
とのこと、ごめんね。
でも、登攀は楽しかった!ですね?。

以上、谷川岳一ノ倉沢烏帽子岩奥壁南稜登攀 アルパインクライミングの
報告でした。

-----------------------------

【下山時刻が大きく遅れたことについて】

計画書に南稜登攀終了点にて、国境稜線経由で下山するか、懸垂下降するか、
判断基準を記載した。
11時までに到着したら懸垂下降と判断基準を記載したものの、守らなかった。
本来、行動を規制・抑制するための手段として判断基準があるのだから、
破ってはいけない。

破った原因は、国境稜線の行程にゆとりを見込んでいたために、
そもそも判断基準が国境稜線経由で下山するには厳しい条件であるという
思いがあったこと。

最終的には私たちの余力状況を見て、国境稜線に明るいうちに辿りつければ
下山できると判断した。

南稜終了点に判断基準の2時間遅れで到着した主原因は南稜テラスに9時
過ぎに到着とアプローチに掛かり過ぎたこと。
想定外であった。テールリッジへ本谷を渡る手前の懸垂下降地点は慢性的な
渋滞ポイントであるらしい。
休日・祭日は要注意。


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