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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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剱岳八ツ峰アルパイン◆写真 

ちば山の樋口です。

剱岳八ツ峰アルパイン・クライミングを報告します。

剱沢をベースキャンプに、剱岳八ツ峰Ⅵ峰Aフェースを登攀、つづいてCフェースを登攀後、八ツ峰主稜の岩尾根を縦走、北方稜線を経て剱岳を登頂しました。

一日の行動時間は約16時間、早朝3時出発、19時過ぎにBCに帰還しました。


27 八峰Ⅵ峰Cフェース4P目登攀中_R
  [八峰Ⅵ峰Cフェース4P目登攀中]

【山域】北アルプス北部
【ルート】剱岳八ツ峰Ⅵ峰フェース登攀と八ツ峰主稜縦走
【登山方法】アルパインクライミング 
【メンバー】CL樋口(文責)、宮下
【日程】
H24.07/28
21:10木更津発 
22:00千葉発
02:30扇沢着
03:00テントで仮眠
H24.07/29 曇時々晴、雷を伴う夕立あり
06:16起床
07:30扇沢始発 関電トロリーバスで黒部ダムへ。乗り継ぎで室堂へ。  
09:35室堂発    雷鳥坂経由で別山乗越を経て、劔沢キャンプ場へ
12:10劔沢キャンプ場着、テントを張る。

H24.07/30 晴のち時々曇、にわか雨あり
03:00劔沢キャンプ場発
03:45源次郎尾根取り付き点
03:55長次郎谷雪渓出合、長次郎谷雪渓を登る。
05:30八ツ峰6峰Aフェース基部に到着
05:50八ツ峰6峰Aフェース登攀開始、3ピッチでAフェース頂上へ(魚津高ルート&中央大ルート)
07:50  Aフェース登攀終了、懸垂下降開始
09:30八ツ峰6峰Cフェース登攀開始、5ピッチでCフェース頂上へ(剣稜会ルート)
12:05  Cフェース登攀終了、八ツ峰主稜の縦走開始
15:10長次郎の頭(池の谷乗越から登りきったところ)
16:55劔岳頂上着
17:08劔岳発
19:15劔沢小屋着、ビールを一気飲み。劔沢キャンプ場へ。

H24.7/31 快晴
07:05テント撤収、劔沢キャンプ場発
07:40真砂岳着
9:30大汝山山頂
9:55雄山山頂
11:10室堂着

【内容】

H24.07/29
   面倒くさいけどバス、ケーブルカーとロープウェイの乗り継ぎで2時間掛けて室堂へ。
地獄谷は硫化水素ガスの発生量が多く、通行止め。雷鳥坂にはいるとコンクリート敷きの道から自然道に入り人混みがなくなる。別山乗越から下山する登山者皆、露出する肌が赤い。日焼けしたのか雪焼けしたのかよくわかりませんね。
前劔岳はガスがかかって見えませんが、源次郎尾根とその後方に八ツ峰がちらっと望めます。
源次郎尾根1峰フェースのスケールに驚く。下部の中央ルンゼ登攀ルートがハッキリ見える。来年できれば登攀したいと・・・。
  夕方に夕立ちあった。

07/30
   2時起床の3時出発。まだまだ皆さん深い眠りの中、劔沢雪渓を下る。
雪渓が一箇所切れている情報を昨日入手、暗いので少し緊張する、その通りでした、一旦迂回する。平蔵谷の出合を確認、すぐそこが長次郎谷雪渓だ。12本刃のアイゼンがよく効きます。
目の前に熊の岩が現れる。おーっ、長次郎谷の山並みをぐるっと見渡す。八ツ峰5峰と6峰フェースを確認。6峰Aフェースの鋭角な頂上とCフェースのスラブ岩が一際目立つ。
   Aフェースの基部に到着、アイゼンを外す。登攀ギアーを身に付ける。ダブルロープ50m2本を解く。Aフェースをつるべ登攀で。以降、奇数ピッチ目は樋口、偶然ピッチ目は宮下で。Cフェースも同様に。Aフェースは我々が一番手で登攀。Cフェースは2番手で。

【6峰Aフェース 魚津高ルート】
1P目:出だしの凹角上部が難しい。また、1つ目のピトンが頼りない。結果、ここが核心であった。最後の数mで左のリッジに出るのが魚津高ルートのビレイ点。我々は右の凹角に導かれ、さらに数m上の中央大ルートのビレイ点へと昇ってしまった。ここも結構、手強かった。ピッチを切る。45m。
2P目:浅いチムニーからカンテを目指す。1P目より易しく感じる。25m。
3P目:易しいフェース。25m。
ハイマツの枝2本を使った支点あり。鋭い頂上に立つ。5峰も恰好いい。天に突き刺していますね。先を急がないと。昇ったルートを懸垂下降で降りる。最後の一本で別のパーティーとすれ違う。1P目上部で気合いの声を上げて昇っている。

【6峰Cフェース 剣稜会ルート】
1P目:最初の取っ掛かり2m弱の小さなフェースが嫌らしい。ピトンが短い間隔で連打されている。グランドフォールを警戒し、1箇所ヌンチャク掛けて体を起こす。セカンドだったら必要ないかな。
2、3P目:結構簡単。細かなスタンスを拾ってクライミングを楽しめる。3P目はザイル50mをフルに張る。
4P目:このルートのハイライト。鋭いリッジをトラバースする。高度感抜群。気持ちいいー。足のホールドは細かいスタンスを使わざるをえない、ボルダリングの小技である足の踏み替えを使う。ダブルロープの通りが悪くなりトラバース途中のビレイ点27mでピッチを切る。
5P目:リッジが緩くなり登攀終了。25m。

CフェースはAフェースよりも相対的にピッチグレードが易しいけど爽快なルート。Aフェースは壁を昇っているので暗くてキツイイメージあるが、CフェースからAフェースをみると、とても魅力的な単独峰のように映り、ピッチ数は少ないものの達成感を覚える。

【八ツ峰主稜縦走】
   さてさて、劔岳はまだまだ遥かかなた。八ツ峰主稜の縦走に入る。6峰で30mの懸垂下降、7峰で20mの懸垂下降。
8峰の昇りで先行パーティーの渋滞にはまる。でも1パーティーだけ。
8峰でにわか雨となる。先行パーティーはアンザイレンして昇っている。我々のレベルならばザイルは不要。
8峰の下りの2連懸垂下降の先、八ツ峰の頭の昇りでも先行パーティーはアンザイレンしている。雨の中、待ちぼうけ。姿が見えなくなったら、さくさくクライミング。
八ツ峰の頭の懸垂下降45mは浮き石だらけ。長次郎谷右俣の雪渓と出会う。長次郎の頭の昇りもクライミングで。ここで天気が急速に回復。八ツ峰主稜、チンネや北方稜線が見渡せる。痩せた劔尾根も。この先は基本、稜線を長次郎谷雪渓側に巻く。本峰への昇りの手前、長次郎の(南の)頭で池ノ谷側へ巻くように降りると最後の懸垂下降点がある。
太陽がまだ沈まぬうちに劔岳山頂に着けた、誰もいない山頂で握手を交わす。
この先、転げ落ちるように劔沢へおりて行く。平蔵の頭、前劔岳、最後に一服劔岳。夕焼けした入道雲が美しい。
劔沢小屋に到着、テント場まで10分。喉の渇きをアルコールで潤そう。。ビールの一気飲み。前劔岳の夕焼けを鑑賞し、テントへ戻る。
この夜、一番遅くまで騒いでしまいました。夕食なんて面倒臭くて作ってられませんね。酒のつまみと枝豆茹でて、あらためてビールで登攀成功を祝う。。。
たまりませんね。。。
嬉しくて、よく眠れませんでした。

07/31
快晴。もったいないから、立山三山を縦走して室堂に下る。北は能登半島から南は富士山まで丸見え。西は白山から東は・・・、よくわかりません。

とても充実した山行でした。

ーーーーーーーーーーー

えーと、八ツ峰はもうお腹一杯 、ごちそうさまでした。きっと時間が経てばまた、挑戦する意欲が湧いてくるかな?。いやいや、主稜下部をやっていない、残雪期の主稜も。6峰Bフェースも、Dフェースも。

以上、剱岳八ツ峰Ⅵ峰フェース登攀と八ツ峰主稜縦走、アルパインクライミングの報告でした。


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