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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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大菩薩長峰■写真 

【山域】大菩薩 長峰
【日程】2014年11月30日(日)、日帰り
【メンバー】CL柘植、SL石橋、、富樫(富)、澤田(路)、寺門(記)
【天気と行程】
・晴れ後曇り
・石丸峠登山口(小屋平)9:00→石丸峠10:00→白草ノ頭12:20→山ノ神13:25→拓道橋14:15→14:40深城ダム
※千葉から現地へは公共交通機関を利用

05長峰への分岐の道標
 [長峰への分岐の道標]

■山行報告
【出発~登山口】

柘植さんからのお誘いで晩秋の破線の山シリーズ(?)、大菩薩の石丸峠より白草ノ頭を経て深城ダムまで、ほぼ真東に派出する長峰への山行。このルートは北側の実線ルートである牛の寝通とほぼ並行している。
土/月が雨/曇りにも関わらず日曜のみ好天との予報、ついてますね。
電車にて千葉より三々五々乗り合わせ中央線甲斐大和駅へ。「休日おでかけパス」なる割引切符があるのを直前情報で柘植さんから教えてもらったが朝の慌ただしさの中買いそびれた(千葉からだと結構割引額が大きいのだ、残念!)。
甲斐大和駅は大菩薩嶺を目指すバス待ち登山者で混み合っていた。乗客は2台のバスに分乗、40分ほどで登山口の小屋平へ、ここが石丸峠の登山口。

【登山口~石丸峠】
気温高く無風、のっけからの急登もあり汗をかく。朝方は車中から冠雪の富士山もくっきり眺められたほどの好天であったが、次第に雲が覆ってきて遠方の視界もかすんでくる。
小一時間で標高1910mの石丸峠着。太陽が隠れ風もあり休憩に入ると途端に体が冷えてくる。

【石丸峠~白草の頭】

峠の分岐から牛の寝通に向かうルートをとり、途中の米代からいよいよ長峰への下りへと踏み込む。ここからが破線ルート、藪漕ぎの開始である。
すぐに急斜面と笹藪となる。踏み跡は藪と落ち葉で不明瞭、柘植さんの野生の嗅覚(&GPS)頼み。昨日の雨のためか濡れた落ち葉がスリップを誘う。両手で枯れ落ちた笹を掴みながら、急角度の藪斜面をスピードを殺して下りおりる。柘植さんは猛然と下ってゆく、ついてゆくのに必死である。
小一時間で石丸峠から一気に500m弱を下りおりて標高1400mあたりまで辿りつく。ちょっと下降速度が厳しすぎるんじゃないかと・・(笑)、いつもながらのスパルタ山行である。

この辺りから斜度が緩やかになり、いやらしい藪も姿を消し、のどかな晩秋の落ち葉の稜線といった風情になる。踏み跡は結構しっかりついているが、本ルート以外にも左右に下る踏み跡もあり、単純に進みやすいルートを取ると真南を向いていたり北側にずれたりして迷い込みそうになる。定期的に地形図の方角をコンパスで確認する。
1時間で小休止、朝が早く皆腹ペコ状態、柘植さんの「あと3分で出発」の非情のコールに慌ただしく行動食をつめこむ。

アップダウンの尾根上を進むと、南側に明瞭なトラバースルートがある小峰を柘植さんがさっさと登ってゆく、ここはどう見てもトラバースが正しそうで迷ったが、実はここが白草ノ頭(1326m)でした、さすが柘植さんGPSの威力。この地点は真南に向かうはっきりした踏み跡もあり、うっかり進むとそちらに下ってしまう危険もあり注意が必要。
この日唯一といっていい山頂看板あり、狭い山頂部で記念撮影。ここまで峠から約2時間、ネットで参考にした山行の実績時間とほぼ等しいタイム、順調らしい。
事前情報では「エイベイ小屋跡」なるポイントがあったはずだが気づかずに通りすぎてしまった、石橋さんから錆びて朽ちた鉄製のロープが放置されていた辺りがそれではなかったかとのこと。

【白草の頭~深城ダム】
行動食とって出発、すぐに次のカネツケノ頭を乗り越す。やがて稜線部を小広くスプーンカットしたような楕円形の浅い窪地状の地形が目立つようになる。今回情報収集していて知ったのだが、この地形は奥多摩周辺では「天平」(でんでえろ)と呼ばれているらしい。藪がないので見通しがよく、落ち葉の広場の中にブナ等の広葉樹が適度な間隔で林立するというちょっとお気に入りの光景。時間があれば珈琲でも一杯、のんびりしたいところ。
10月の足尾/庚申山への山行では鹿の鳴き声がけたたましい位だったのだが、今日は全くの静けさ、鳥の声さえ聞こえない。

やがて山の神、こんなところに小さな社あり。
北側、牛の寝通との間に挟まれた谷間に小さな湖が見えてくる、これが松姫湖、ゴールは近い。
ピンクテープや木々の赤線マーク等に導かれて、最後の標高地点のトチ平(939m)。ここから急斜面を一気に深城ダムに向かって下ってゆく、ネットの山行記にもあったが、進路は北東方面にとることに注意。うっかり道なりに進むと南東方面に下ってしまうがそちらだとダム湖が渡れない。

ここの急斜面、藪もなく見晴らしは良いが落ち葉が堆積していて滑りやすい、ここはダブルストックの本領発揮、長めにセットしたストックを少し前方に突いて心もち前傾姿勢をとりながら下る。急斜面ではどうしてもかかとに重心が乗る後傾姿勢となるがこれがスリップの原因。前傾によりスリップを避けることができるし大腿筋への大きな負荷も軽減できる。出発から約5時間でダム湖北端の拓道橋に無事到着。お疲れ様でした。

ここから最寄りバス停までの1時間の歩きを予定していたが、深城ダムにバス停があり、小菅の湯までピストンしていること判明、到着してすぐに乗車できたこともありすごく得した気分。
後で調べたところ、なんと今年の11月17日に松姫トンネルが開通し、それと同時に19日から深城ダムを経由して小菅の湯に向かうバスが運行を開始したとのこと。まさにグットタイミング、どうりでネットの情報には無かったわけだ。

【最後に】

今回は晩秋の山行となり、木々の葉が落ち草も枯れていたので藪漕ぎにはあまり悩まされなかった。ある程度の踏み跡もあって大きくルートミスする危険は少ない(ただし最低でもコンパス/読図のスキルは必須)。新設のバスルートとも相まって、ひと気の無い晩秋のちょっと刺激的な散策にはお勧めである。

ちなみに周辺ルートとしては、先に挙げた牛の寝通や(トレランに最高)、鶴峠/奈良倉山から松姫峠/大マテイ経由で小菅の湯に下るルートがある。大マテイ手前には有名なトチの巨樹があり一見の価値あり。石丸峠から小金沢山やその先の滝子山まで至るルートも楽しいらし(柘植さん、石橋さんが詳しい)。


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戸倉三山■写真 

高橋です。平日山行『戸倉三山縦走』の報告をします。

戸倉三山は奥多摩の五日市エリアにある「刈寄山(かりよせやま)」「市道山(いちみちやま)」「臼杵山(うすきやま)」の総称です。
三山のエリアが昭和の中頃まで戸倉村だったことから、こう呼ばれています。
いずれも1000mに満たない低山ですが、全体として明るい尾根道で、紅葉も楽しめ、長丁場ながら静かな晩秋の山歩きを楽しむことができました。


5 市道山山頂にて

【山域】奥多摩
【日程】2014年11月19日(水)
【参加者】CL辻本、SL橋本、高地、渡辺(純)、澤田(淳)、高橋(報告)
【行程】武蔵五日市駅前駐車場8:44=8:55今熊山登山口8:55-9:05金剛の滝コース分岐9:05-9:15今熊神社9:20-9:48今熊山園地9:49-9:55今熊山10:05-11:15刈寄山11:25-12:30木漏れ日の尾根で昼食13:10-14:05市道山14:15-15:05臼杵山15:22-15:25荷田子分岐15:30-16:43元郷バス停16:56=17:20武蔵五日市駅前駐車場
【天候】晴れ


【内容】
千葉駅6時集合、1人だけ幕張本郷駅で拾ってもらう。京葉道路の渋滞で到着の遅れが気になったが、8時半過ぎに武蔵五日市駅前の駐車場に着き、8:44発のバスに間に合った。
バスは八王子行きで登山口の今熊バス停まで10分。途中に桜の名所都立小峰公園があった。
今熊で降りたのは我々だけ。東へ向かうバスと反対の方向へ歩き出す。のどかな里山の風情を楽しみながら進むと道標と古い石碑が立っている分岐があり、左の今熊神社経由の道を進む。

今日のコースは、まず今熊山に登り、次に刈寄山、市道山、臼杵山と歩いて荷田子に下
約13㎞の道程である。けっこうな長丁場だ。
今熊神社の鳥居をくぐると左手奥に社殿があり、その背後に今熊山が見えた。山道に入ると、いきなり急登が始まった。山頂に神社がある山の参道はどこも険しいが、ここも違わずである。
急な山道を登りきると展望の利く平坦地があり、五日市の町を囲む奥多摩の山なみを見渡すことができた。さらに登ると今熊山園地というトイレのある広場に出た。大きな広葉樹や楓の紅葉が青空に映えて綺麗な所だ。

刈寄山への縦走路から右へ分かれて石段の道を登り詰めると今熊山に着いた。バス停か1時間余り。山頂は今熊神社の境内になっていて、奥の高台に小さいが立派な白い社殿があった。
登山者が一人、金剛の滝ルートから上がってきた。
Wikipediaによると、今熊山と今熊神社は江戸時代から失踪者や遺失物などを戻して欲しいときに、この頂上で「(失せものの名前)を出してくりょーやーい!」と大声で呼ばわれば元に戻るとの信仰があり、「呼ばわり山」とよばれていたそうだ。

小休止の後、縦走路に戻り、刈寄山をめざした。尾根道の左側は広葉樹の低木で視界はよいが、前方にある入山尾根の山腹が石灰岩の採石場になっていて、稜線まで大きくえぐられているのが見える。稜線上にユンボのような重機が並んでいる光景はいただけない。無残な姿になってしまった故郷の武甲山が思い出された。
尾根の道は小さなピークをいくつか越えていくが、どこも巻道がついていて、いくつかの直登コースは衰退して踏み跡のようになっていた。辻本さんによると、長谷恒カップのトレラン以来巻道を走る人が増えたためとのことだ。

刈寄山に近づくと、針葉樹の立ち枯れが現れてきて、特に縦走路から外れて刈寄山への尾根道に入ると、南面が一面立ち枯れの林になっていた。病害虫によるものだろうか。「この付近枯損木多し頭上注意」の注意書きが道標に掛けられていた。今熊山から1時間20分で刈寄山頂に着いた。
山頂の東屋で小休止。

次に市道山をめざす。縦走路の分岐までは戻らず、右下の林道に下り、少し歩いて入山峠からまた山道に入った。杉や桧の中の尾根道を上り下りしながら南下、トッキリ(鳥切)場を過ぎると道は西へ向きを変える。途中の木漏れ日の射す尾根で遅めの昼食をとった。
辻本さん提唱の「冷凍鍋焼きうどん」を持参。歩いているうちに解凍が進み、少し汁が染み出ていたが、コンロで数分煮ると暖かい鍋やきうどんが出来上がり、美味しく食べられた。寒くなる
これからの山に、良いものを教わった。食後に橋本さんが入れてくれたコーヒーもおいしかった。 

(閑話休題)このあたりで詠んだ辻本さんの句を紹介
落葉踏み 高み高みと 山路ゆく
頭頂に 紅葉の影や 汗ひかる


先を急ぐため、橋本さんがトップに立って少しスピードアップ。市道山へ近づくと尾根道の北側斜面が広範囲に切り開かれ、一面に新しい桧の苗が植えられていた。林業の復活を感じさせる光景だ。市道山の手前の分岐で日本山岳耐久レースのコースと分かれ、14時過ぎに山頂に到着。山頂は北東方が開けていて、遠くに都心のビル群や東京スカイツリーが望めた。

残すは一山となったが、コースタイムではバス停まで2時間50分かかる。荷田子峠辺りでヘッドランプが必要になる時間だ。辻本さんから、ここからバス停のある笹平に直接下る案も出されたが、三山を踏破しようという声が大半で、臼杵山をめざすことになった。
臼杵山までは2.3㎞、1時間20分の行程だ。下りはじめると樹の間越に臼杵山が望めた。その峰との間の鞍部まで、落ち葉が積もった長い急な下りを、滑らないように注意しながらも急ぎ足で降った。
最低鞍部を過ぎ、登りに掛かって高度を上げていくとやがて岩場混じりの道になった。右に高萱尾根を分けた辺りからは杉林の中の緩い登りになり、先に山頂らしきものが見えてきた。最後の登りを頑張って、15時5分に臼杵山に着いた。日のあるうちに下りたいという思いが働いたのかコースタイムより随分早く着いた。

山頂で澤田さんからリンゴ頂き、しばし景色を眺めてから下山に掛かった。2~3分行ったところに分岐があり、右は予定の荷田子への道、左へ行くとバス停のある元郷に下れる。地図で確認すると、距離は元郷の方が少し長いが、コースタイムは40分も早い。そんなことがあるのかと思いつつも、これで日があるうちに下れると、全員一致で元郷への下りを選択した。

分岐の先に臼杵神社と書かれた幟が立っている小さな祠があり、その両脇に猫の石像が置かれていた。前に読んだガイドブックに猫碑があると書いてあったので分かったのだが、石像を見ただけでは犬にしか見えない。それにしても神社に猫の石像というのは珍しいのではないだろうか。
途中に中継用のアンテナ施設があり、荷揚げ用のレールが山道に沿って敷設されていた元郷への道は市道山の下りよりも急で長かった。積もった落ち葉で滑り易く、注意して降った。

薄暗くなり始めた16時40分過ぎ、元郷のバス停に下り着くことができた。途中で少し休憩したので臼杵山の分岐から1時間10分ほどかかったが、バスの時間まで10分のタイミングで着けて良かった。
二つ先の停留所の荷田子に下りていたら、このバスには乗れなかったかもしれない。

(閑話休題)もう一度辻本さんの句を紹介
山くだる 冬の入り日に 急かされて
逸る背に 入り日射し込む 冬の山


無事に三山を踏破することができた満足感を味わいながらバスに揺られて、武蔵五日市駅前に戻った。
車でつるつる温泉まで行って汗を流し、中央高速に乗る手前で辻本さんお奨めの中華食堂に立寄り、餃子とラーメンを食べて帰路についた。
車の中で、「距離的には千葉まで1時間で行けるんだよね」と、辻本さんが言っていたが、なんと、高速道路で一度も渋滞に会わず、実際に1時間で幕張本郷駅に着くことができた。
楽しい一日だった。 皆さん、お世話になりました。


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西穂高岳■写真 

萱野香織です。西穂高岳の報告をします。

11西穂山頂

【日程】11/21-23 
【ルート】新穂高温泉 - 西穂山荘 - 丸山 - 西穂独標 - 西穂高岳 (ピストン)
【メンバー】 CL 萱野宏昭、 狩野順一、 萱野香織(記録)

 
※ 今回は、田中さんの冬山講習にできれば一緒したかったですが、
車や出発時間や場所の都合で別パーティとなりました。
狩野さんが雪山の初心者でしたが、田中さんのアドバイスを頂き無事西穂高岳に登頂できました。
狩野さんは、多少、クライミングの経験があったので、それが功を奏したようです。
ちなみに今回のメンバーは西穂高に行くのは、みんなが初めてでした。
 
11月21(金)夜 晴れ
千葉の自宅を23時頃出発し、狩野さん別宅(国立市)に1時頃到着して車を乗り換えて出発。
新穂高温泉ロープウェイ駅に可能であれば、一気に向かいたかったのですが、
睡魔におそわれ途中の八ヶ岳 SAで仮眠。朝5:30頃に八ヶ岳SAを出発して新穂高温泉ロープウェイ駅へ向かう。
 
11/22(土) 晴れ
8:00頃には到着し、ゆっくりとみ身支度を整えて、始発の8:30を見送り、9:30の便に乗る。
この時期は駐車場はガラ空きだった。昨年の9月に北アルプスを縦走した時の混雑ぶりが嘘のよう。
今回は楽々山行で気楽だ。ロープウェイを乗り継いで一気に高度を2156mまで上げる。
10:15西穂高口を出発。西穂高山荘までの道は雪が適当に積もっているが、アイゼン等は不要でした。
歩き安いので最初は調子よく歩くが重い荷物(私の荷物は17.5キロ)と寝不足とで登りが辛い。息が切れる。
しかし全然寒くない。歩いていると暑くて手袋も上着も不要となった。11:25頃には西穂山荘に到着。コースタイムよりちょっと早いかな。
山荘からの景色がとてもとても素晴らしい!西穂高に行くなら今日のほうが天気は良かったけれど、

テントの受付をしてからは、山荘で名物のラーメンを食べ、ビールを飲んだら、眠くなり動く気力がなくなった。
テントを設置してテントの中で居眠りしていたら、まもなくして田中パーティがご帰還。今日は、独標まで行ったようだ。
それぞれのテントで夕飯の支度をして、田中さんのテントで持ち寄りでご一緒させて頂いた。頑張って担いだお酒も進む。
次の日は田中パーティと一緒に出発する事にし20時頃には就寝した。

22時頃だれかに揺さぶられてるかと思うくらいの揺れを感じ、目を覚ました。眠いのと酔っ払ってるのとで感覚が確かではないが、
私の感覚ではかなり揺れたように感じた。その後、トイレに起きて周りの様子は特に変わった感じもなく、空には満点の星達が
素晴らしい!明日は良い天気かなとの期待が膨らむ。それにしても深夜の外はあまり寒くなかった。
 
11/23(日) 晴れ 曇り
4:00起床、寒くなく快適に就寝できた。テント際に置いておいた水のボトルも殆ど凍っていない。
朝食を作るがテント内で相方が鍋にぶつかり、全部溢れる。朝から色々と面倒くさい。コーヒーとパンで朝食を済ます。
テントをそのまま置いておく事ができないため、濡れたテントを撤収して、荷物を小屋の荷物置き場へ置いて、必要なものだけ持参して、6:30には田中パーティとともに出発。朝焼けが天気の下り坂を示しているようだ。
一応、ハーネス、アイゼン、ヘルメット、ピッケルを装備して行く。

ロープを忘れた萱野パーティは、田中さんに8ミリの30mロープをお借りする事となる。(出番はなかったですが。)
丸山、独標、ピラミットピークそして西穂高山頂へ向けて順調にすすみ、9:15には西穂高山頂へ到着。
西穂山頂へ到着した時にはガスってきて周りの風景がよく見えなかったのがとても残念。
途中、ピラミッドピークから田中さん達が引き返すとの事で呼び声がした。手を大きく降って OKを示す。
なんだか無我夢中で来たけど、後ろを振り返りこの岩稜地帯をまた帰るかと思うとやはり怖い。
雪と岩と氷がミックスした道だったので、アイゼンはずうっと履いたままにした。アイゼンの歯が減った気がする。。。
とにかくアイゼンを引っ掛けないようにと、気をつけて手足の置き場を考えて下山はゆっくりで行きました。
ピークに到達する度にホットしながら、12:30頃には西穂山荘へ帰還。西穂山荘で山菜うどんを食べ休憩をして、13:55には山荘を後にする。ここからはアイゼンなしで下山したが、なんだか滑る。アイゼンを履いたほうが楽だったかも。
ロープウェイ駅までは50分くらいで到着。新穂高温泉には16:00前に到着して、その後、平湯温泉でゆっくりして、
帰路につきました。
 
追伸: ロープウェイはモンベルカードで一人300円オフとなりました。 平湯温泉「ひらゆの森」は500円とは思えない良い施設でした。


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南木曽岳と奥三界岳■写真 

安岡です
南木曽(ナギソ)岳と奥三界(オクサンガイ)岳の報告をします


28奥三界岳の山頂の櫓で記念写真

【日程】11月21~23日
【山域】木曽の山
【参加者】CL:柘植 SL:石橋 記録:安岡


11月21日 
夜9時に船橋を出発して中央道伊那ICで下車、国道19号線沿いの「道の駅:日義木曽駒高原」までおよそ4時間。P脇にある情報館は昼夜解放されており、テント無しの仮眠ができて快適でした。

11月22日 南木曽岳 
登山口7:55→登り道・下り道の分岐8:40→南木曽岳山頂10:40→10:50見晴台11:20→摩利支天11:50→登山口13:30


5時起床。場所がら朝はかなりの冷え込みで寒かった。本日の行程は5時間半ほど、午後は妻籠宿の観光ということで、下山後のお楽しみ付き山登りは朝から気持ちも軽やかだ。
国道19号から256号へ、妻籠宿を通り抜けてナビを頼りに登山口へと向かう。
256号から分け入る道はナビ無しではうっかり見落としそうなほど細くなっている。
林道ゲート手前に数ヶ所のPとトイレ、計画書ポストも設置されていた。
大きな朴の葉や、ミズナラの落ち葉が地面を覆う雑木林の中を歩き始める。
アスナロ、ヒノキ、マキ、などの名札が付けられ、登山道の整備もよくなされていて迷うところはない。

珍しかったのはミズメという樹木で、弓の原料とあった。弾力性のある木なのだろう。
高野マキの説明には秋篠宮悠仁さまの御しるしと記されており、仰ぎ見るような大木も見かけた。
途中で渡りかかった沢は先の豪雨で発生した土石流の爪痕が凄まじく、大岩や大木が沢を埋め尽くし、登山道復旧にかけられた労力も大変なことだっただろうと想像した。

40分ほど行ったところで登山道は登り専用と下り専用の一方通行に分かれる。
標高が上がって展望の良い所へ出ると南方には恵那山のたおやかな山容が望めるようになってきた。
山頂に着いてみれば趣のある立派な碑が立っているものの、ほとんど展望はなく、簡単に記念撮影を済ませた。
頂上から約10分行ったところが見晴台だ。活発に噴煙を上げる御嶽山が迫力をもって真近に望め、乗鞍岳、中央アルプス連山、南アルプス南部、恵那山など、晴天のもと素晴らしい眺めを満喫できた。
長居したくなるお勧めの場所だ。側の避難小屋では環境配慮型トイレが新設中で、南木曽岳が地域の人たちによって大切に守られていると思われた。

摩利支天を過ぎてからの下りは道幅が狭い上に急で、おまけに木の根や段差に気を遣う難路だった。
下山後はフットワークの良さを生かして妻籠宿、馬篭宿をまとめて観光し、たまたま見つけた割引券を持って、大きな温泉施設「クアリゾート湯丹沢」で入浴(通常800円を600円で利用)。
事前に適当な宿を見つけられなかったため、国道256号沿いの「道の駅:きりら坂下」でテント泊とした。
隣にスーパーがあって便利そうだった。


11月23日 奥三界岳
キャンプ場奥のゲート6:30→銅穴の滝7:00→丸野林道出会い8:00→無名滝9:00→登山口9:20→奥三界岳10:50→15:00ゲート


前日の険しい下りのお蔭で筋肉痛と共に目覚める。夢うつつで聞いた防災無線放送も震度3の揺れも現実だった。2対1だったから。そう、約一名、何も知らない人がいたのだ。ちょっと心配になりますTさん。。
本日は長丁場なので4時に起床、登山口のある夕森公園を目指す。暗いうちに公園に着いたところPがよくわからない。辺りを見回していたら車道の脇に「奥三界岳→」の小さな立札を発見、林道を少し進んだ
先に駐車スペースとゲートがあった。

歩き始めたら見下ろす川上川の水の綺麗さにまず驚かされた。川底の石ひとつひとつを数えられそうなくらい澄み切って透明だった。
30分歩いたところにはとても景色の良い銅穴の滝があり、さらに10分ほど行った先から標識にしたがって登山道に入っていく。ややくたびれた感のある吊り橋を波打たせながら、一人ずつ慎重に渡る。
渡った先からヒノキの植林を縫うようなジグザグを登ること1時間で丸野林道に合流。登山口まではまだまだだネ~と言いつつ一と息つく。再びの林道歩きは無名の滝、という名の滝にたどり着いてやっと終了だ。
そこからは大きな落石が道幅いっぱいに積み上がっている軌道跡を、今にも崩れそうな斜面を見上げつつ内心祈りながら通り抜け、出発後3時間にしてようやく登山口に到着。アプローチの長い山である。

山頂に向かって登り始めるとすぐに尾根に出た。見回すと山肌を覆う熊笹と針葉樹、白骨化した木々がアクセントの開放的な高原の風景が広がっていた。少々歩き辛い岩ゴロの涸沢を登りつめると樹林帯に入り、ほとんどアップダウンが無い感覚の横歩きで頂上にたどり着いた。
展望台として作られた櫓は半ば朽ちかけている傷み具合だったが、景色は素晴らしかった。
前日同様に御嶽山や中央アルプス、恵那山などが望めた他に、西の方角に幾重にも連なる飛騨の山並みが作り出す、いかにも日本らしい美しい風景は本当に素敵だった。

往路を辿ることおよそ4時間で車に戻った。キャンプ場から県道3号線へ降りてきたところにある「中津川市・保健福祉施設かたらいの里」で入浴(400円)。三連休中日の中央道の渋滞ピークを避けようと、道の駅でのんびり食事や買い物を楽しんでICに向かった。
ところがやはり甘くはなかった。時間稼ぎ作戦が裏目に出たのか事故もないのに断続渋滞に巻き込まれ、市川で降ろしていただいて、京成の下り終電3本前にどうにか間に合ったのだった。
妻籠宿の「えびや」で買った栗きんとんはこれまで食べた中でも最高の味でした☆


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西穂高■写真 

池田(継)です。
11/21夜より初級冬山講習として西穂高へ行って参りましたので報告します。


西穂ピラミッドピーク

参加者:田中講師、池田(記)、西穂山荘で狩野さんと萱野夫妻と合流。
日程:
21日21:45千葉発、新穂高温泉駐車場2:30着
22日ロープウェイ山頂9:15発西穂山荘10:45着、テント張り後11:15出発、西穂独標12:45着14:00テント着。狩野さん、萱野夫妻合流その後宴会
23日6:30テント発、8:45ピラミッドピーク着後引き返し。13:30駐車場着。諏訪SA温泉でゆっくりし、千葉22:30着。


自分は山スキーしか参加していないので、冬山の体験も必要だろうと思い、田中さんの富士山での初級冬山講習会に参加希望していたところ、富士山には雪が無いとのことで、アイゼンを使ってみたいと希望したところ急遽、西穂高を目指すこととなった。
道具も二週間でモンベル(品川、筑波、幕張、柏の葉)、好日山荘(千葉パルコ、船橋ららぽーと)、ICI石井(神保町)、L-Breath(神保町)とはしごし、冬靴、シュラフ、ザック、アイゼン買いそろえて10万円散財し気合い入りまくりである。

さてロープウェイに揺られてテン場を目指すと、早朝から天候が非常に良く、正面の笠ヶ岳も綺麗に見えて観光客と共に一気に1000mを駆け上がる。
山頂からは雪に覆われていて、樹林帯を90分ほどで抜けてテン場へ到着した。
荷物を少し軽くし、西穂高山頂に向けて出発した。
とにかく天候が良く、近くにいたパーティが「今日はヨーロッパのアルプス並の景色だ」と何度も連呼していたので、初めて北アルプスを登るにはラッキーであった。

 肝心の初級冬山講習だが、アイゼンを付けて、スイスイと登っていった。ところが西穂独標手前にたどり着いたときに、なんだこの山は?ここ登るの?危ないじゃん。帰りはどうやって降りるの?と考え込んでしまった。でも来てしまった以上、引き返す訳にはいかないので、岩にへばりついて何とか独標を登った。西穂の山頂はまだまだ先である。これ以上行ったら死ぬと思ってたら、田中さんが「今日は時間的に山頂は厳しいな」とのことなので何とか無事に引き返すことができた。しかし明日はこの先へ行くのだろうかと思うとちびりそうである。

 テン場へ帰ると、狩野さん、萱野夫妻と合流しテント内で鍋宴会スタート。
ワイン・焼酎・ビール・泡盛も並び、下戸な自分はノンアルビールで乾杯。宴会後に就寝していると、隣のテントから3年くらい前に良く聞いたピロロ音が聞こえてくる。地震が来る?と思ったら少しだけかすかに揺れた。今の地震で独標崩れてたら、明日中止かなと、まるで中学生がテスト前に学校崩れないかなと考えてるみたいで非常に情けないチキン野郎状態であった。

 翌朝は4時に起床し6時半に出発。独標までは2回目なのでなんとか着いたが、ここから先は気合いを入れて行った。田中さんがロープをお互いに結び、これから先は一覧託生だ。がんばれと気合いを入れられ、何とかピラミッドピークまでたどり着いた。しかし今の自分にはここまでが気力の限界であった。田中さんもそれを察してくれて引き返すことにした。山頂までスイスイと登って行った狩野さん、萱野夫妻はすごいなとただただ感心して見送った。独標後は気分も楽になり、すばらしい景色を何度も堪能して帰路についた。
 こんな超初心者をロープまで結んで、無事連れて行って頂いた田中さんには感謝し、いつか自分もあの先へ行けるのだろうかと漠然とした不安を抱えつつとにかく無事に帰ってきてほっとしています。


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立山初滑り■写真 

菊池です。
今年も行ってきました。立山詣での報告をいたします。


32 最後に記念撮影

【山域】北アルプス・立山
【日程】2014年11月22日(土)~23日(日)
【メンバー】CL菊池、SL鈴木(秀)、鶴田、吉川、板橋、鈴木(玲)、古関、峯澤、早川、岡田(会員外・四国)
【行程と天気】
1日目(22日)晴れ:扇沢トロリーバス8:30始発―10:30室堂-室堂山荘11:40-浄土山頂下100m(標高2750m)-滑走―浄土川(標高2380m)―シール登高―標高差100m滑走―浄土川―シール登高―15:30室堂山荘(泊) 滑走累計標高差480m
2日目(23日)ガスで視界不良―晴れ:室堂山荘7:15-滑走―浄土川―シール登高―山崎カール(標高2800m)―北西斜面滑走―雷鳥平(2280m)-ピットチェック・ビーコン講習―シール登高―室堂山荘13:20―帰宅  滑走累計標高差620m


・数日降雪がなく積雪は110cm程、昨年よりかなり少なく、気温も高めでパウダーランは期待できなかった。

・立山初参加は古関さん、峯澤君、早川君の3名、1日目は例年通り、一の越へのトラバース登山道を進み、まず浄土山カールに向かった。雪が吹き飛ばされたガリガリ斜面が一部出ていたり、岩が出ている狭い沢地形を通過し、広い浄土山カールに達したが、パックされた雪質にパウダーランは期待しがたく、稜線下100mほどから滑走開始とした。今冬初滑走、難しい雪質に慎重に小刻みに停止しながら、トラバース道まで下った。一級の腕前の早川君は、ファットを駆使し豪快で華麗な滑りを披露してくれた。

・トラバース道から浄土川までの標高差約200mはやや重ではあるがパウダーランが楽しめる。シュプールがかなりあるが、ノートラスペースを選びながら、今シーズンの初パウダーランが楽しめ、一気にテンションアップとなった。このラインは数日降雪がなく、またやや高温でも柔らかいパウダーが残り、例年どおり期待を裏切ることはなかった。

・今回は積雪も少なく、数日の降雪なしと高温にパウダーランは期待できないと諦めていたが、標高2300m以上の高山、やはり立山の初滑りは素晴らしい。まだ十分体力が残っており、シール登高後、最後の標高差100mの一本はマル秘極上パウダーライン(玉殿岩屋の東脇:いつもノートラ)である。積雪が少なく樹間を少し縫って滑走した最終急斜面は予想外の膝下ドライデープパウダーでびっくりしてしまった。山荘までの最後の急斜面シール登高、風呂とビールを目指して頑張った。

・NBSC(新潟バックカントリー)8名と私の友人Sさんグループ(白い粉の会:パウダー中毒の会??)の5名、計23名が夕食をはさんで交換会を行った。自己紹介、スキーに関する夫々の楽しく興味あるお話、さらにNBSC事務局長Mさんの華麗なマジックに一同度肝を抜かれた。夕食後も酒を酌み交わし楽しい時間を過ごし就寝したが、白馬・小谷地区の震度6弱の地震の緊急地震メールで一斉に携帯が鳴り、かなりの揺れに目を覚ます方々が多かったが、小生は酩酊状態に近く、深い眠りに全く感じなかった。Tさんに起こされ、信濃町のかみさんにTELしたものの、そのTELしたこと自身が思い出せなかった


2日目の報告(峯澤記)

今朝は曇りだが天気予報では晴れだったので、好天を期待しながら支度をする。
全員がスキーを装着したところで、毎回恒例のビーコンチェックを実施して登山開始。
少しスキーで下ったところから登りが始まる。
今日は山崎カールまで向かうので登りが続くことを覚悟してシールを装着する。
天気予報では好天とのことだったが全然曇りが晴れていく気配がない。
景色がほとんど見えないままシール歩行で必死に登っていく。
シール歩行が始まってから途中で休憩も挟みながら3時間、ようやく山崎カールに到着する。

山崎カールに着いたところでシールを外し、本日最初の滑走が始まる。
昨日とは違ってそこまで岩が飛び出している箇所も少なく、比較的安心して滑走することができた。
が、雪が重かったり固かったり雪質が安定しておらず、みんな四苦八苦しながら滑走する。

標高が下がってくるにつれてガスが晴れて景色が見えるようになってきた。
下の方が雪質が良く、山崎カール下部では気持ちよく滑ることができた。
ようやく今回の幅広の板が気持ちよく滑れる場所になった。
下りきった辺りで休憩&雪山講習をした。
菊池先生による雪山講習では弱層テストやビーコンでの捜索練習を実施、どちらも簡易的なものであったが非常に勉強になった。
雪柱を切り出しコンプレッションテストにて弱層をチェックしたが、大きな弱層はなかった。
鈴木(秀)さんはスノーソーまで持参しており、流石の用意周到さだった。

雪山講習が終わったところでシールを付けて最後の登り。
登り途中で鈴木(秀)さんからキックターンのコツを教わり、とても勉強になった。
「足を上げて回すのではなく、後ろに引いてから回す」というのは考えてもいなかった。キックターンの練習をしながら登っていき、無事に室堂山荘へ到着。
荷物の片付けを終えて、室堂駅まで移動。
あとは無事に扇沢駅まで到着、荷物を片付けて上原の湯にて汗を流して帰葉。

<以下、峯澤感想>

久しぶりの山スキーで非常に楽しかったです!
新調したスキー板でも気持ち良く滑れましたし、あとはパウダーに慣れてくればさらに楽しくなってくることは間違いないでしょう!
室堂山荘での食事も美味しかったですし、何より山荘でお風呂に入れるというのは最高ですね。
今シーズンは自分にはとても重要なシーズンになりそうですので、ケガなく楽しく元気良くの精神でいこうと思います。
1つ欲を言えばもう少し雪が多ければもっと最高でしたね。
新しい板で石に躓いた時はショックでした…


早川君の報告です。

10年前から雑誌で気になっていた立山にようやく、ラインを刻むことができました。
2日目を報告担当します。

先ずは、このツアーに参加させていただきありがとうございました。
菊池先生を始め多々ご迷惑おかけ致しました。
特に参加に承諾してくれた家族には感謝いたします。

7:15室堂山荘スタート
称名川まで滑走、シール装着、山崎カールへ登行開始
10:002650をすぎたあたりでハイク終了
シールを外しながら天候の回復を見るが変わらず
菊地先生を先頭に滑走開始、途中の沢地形にたまったパウダーを探しながら、踏み荒らされていない場所を滑る。

上部よりも下部のほうが状態が良く残っていた。
テン場を目指して移動。テン場近くで休憩
ショベルコンプレッションテスト、ハンドテスト、ビーコンテストを実施
室堂山荘に向けて再びハイクアップ
雲がとれて空が晴れてきた。
帰り支度、記念撮影、センターへ出発
14:15トロリーバスで下山。

17:00温泉、諏訪湖PAで夕飯
談合坂から渋滞に巻き込まれながら

23:00帰葉


速報を掲示板に掲載してあります。


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恵那山■写真 

鈴木愛子です。
恵那山に行ったので報告致します。

 
09、幕内で舌鼓
 [幕内で舌鼓]

【山域】中央アルプス  
【ルート】広河原~恵那山  
【登山方法】ハイキング 
【期日】11/21(金)~ 11/23(日) 
【参加者】CL内堀孝信 SL長池康雄 鈴木憲二 鈴木愛子(記) 富樫富久美 小原貴子 刀根幸恵
【行程】
11/21(金)千葉21:00⇒中央道 飯田山本IC⇒富士見台高原駐車場2:00頃 仮眠
11/22(土)登山口近くの駐車場7:46→広河原登山口8:17→稜線10:55→山頂11:19→恵那山頂上避難小屋11:24   12:32発→広河原登山口14:31→駐車場15:06→弓ノ又キャンプ場(泊)
11/23(日)弓ノ又キャンプ場→妻籠宿 見学→帰葉17:30頃


【報告】
11/21(金)富士見台高原駐車場で仮眠
11/22(土) 天気 晴れ

駐車場を7:46出発 林道を30分歩き、登山口に着く。
登山口から頂上までを10分の10として、道々に道標があった。
10分の1から道には雪がなかったが、道の両側の斜面には雪がちらほらあった。
最初から急坂を登り、徐々に雪が増え、10分の3位から上は登山道が、木の根っこが見えなくなり、真っ白になっていた。凍っていて、怖い所もあったが、頂上までアイゼンは付けずに登れた。

10分の5位までだったか、登山道の両脇はカラ松、ダケカンバ、シラカバ等の広葉樹林帯で、すっかり葉の落ちた木々の間から御嶽山や南アルプスが時々見え、元気をもらえた。10分の5位より上は針葉樹林帯であった。

山頂着11:19。頂上周辺で積雪は15センチ位あった。
一等三角点、展望台、恵那神社奥宮本社があった。展望台に登ってみても、周囲にトウヒやコメツガ等の木が邪魔をして、展望は良くなかった。
その先、5分程、歩を進めると、山頂避難小屋があった。小屋の裏の岩場に登ると、南アルプスが北部も南部も全部見え、富士山も見え、素晴らしい眺望であった。
澄みきった真青な空がとても綺麗であった。あんなに綺麗な青空は、千葉では見られない。

頂上から下る時は、急坂の所が何箇所かあったので、アイゼンをつけて降りた。
安心感を持って歩けた。登って来た時と同じコースを降りた。
1950mの地点で、遮る木がない所があり、御嶽山や南アルプスが良く見えた。
御嶽山は今日も白い煙を沢山のぼらせていた。
被災し、まだ 御嶽山に眠っている登山者の冥福を祈り、みんなで合掌した。

10分の3の地点でアイゼンを外した。
無事、駐車場に15:06着。先にテントを設営し、その後、月川温泉に汗を流しに行った。
それからテン場へ戻り、皆で夕食準備。内堀シェフの指導のもと、作る。
今日の夕食のメニューは、内堀シェフの考えた、もやしとシメジのナムル、たたききゅうり、きゅうりとホタテのサラダ、ピーマンとソーセージ、竹輪、ジャコの炒め物、キノコ鍋、五目御飯で、山での夕食にしては超豪華。とてもとても美味しかった。
こんな豪華な食事の山行は初めてである。美味しい食事をいただきながら、山の話に花が咲き、楽しいひと時であった。
内堀さん 準備が大変でした。本当に有り難うございました。

11/23(日)   天気 晴れ
朝食は夕べの残りの鍋にうどん、残りの五目御飯、餅を入れた物、他に内堀シェフが作ってくれたニラ卵、内堀シェフのフライパンさばきがとても上手だった。美味しい朝食を済ませ、妻籠宿めざして出発。
私は未だ妻籠宿には行った事がなかったので、観光出来良かった。
昔、中山道を旅した旅人達に思いをはせながら宿場の街並みを見学した。
 
恵那山山行を終えて
恵那山は百名山のひとつでもあり、かねてから登りたいと思っていた。
今回、皆さんと登る事が出来、嬉しかった。これで、百名山完登まであと3山となった。
来年中に完登出来るよう頑張ろうと思う。
 
今季、2度目の少ない雪道のハイキングを楽しむ事が出来、良かった。(一度目は11/14の会津の七ヶ岳)
天候に恵まれ、澄みきった真青な空の下、歩けた。空の青さ、そしてテン場での夜の満天の星空に感動した。とても綺麗であった。
カマテンの中での美味しい食事をいただきながらの山の話等々思い出深い山行となった。
ご一緒した皆さんのお陰で楽しい山行となりました。皆さんお世話になり、有り難うございました。またどこかの山行でご一緒したいです。
 
長池さんより頂いた恵那山の私達が歩いたGPSトラックを添付します。
今後の参考にして頂ければと思います。
写真は長池さんと刀根さんが撮ってくれました。長池さん、刀根さん有り難うございました。


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人骨山と伊予ヶ岳■写真 

柘植です。一日の好天をGETして房総半島南部の3低名山のはしごをしてきました。

08物騒な名前の人骨山の山頂
 [物騒な名前の人骨山の山頂]

【山域】房総半島 
【ルート】津森山~人骨山、伊予ヶ岳
【日程】2014年11月16日(日)日帰り 
【天候】晴れ
【参加者】CL大木、杉山、渡辺純、永田(元会員)、柘植(記録)
【記録】津森山登山口9:00→津森山9:25→人骨山登山口9:50→人骨山10:20→伊予ヶ岳登山口11:30→12:15伊予ヶ岳13:20→13:50登山口


当初は中央線沿線でお手軽山を探すはずが大木さんのたっての希望で南房総に転進。
人骨山など聞いたこともないので人が集まるのかと思ったが、わけの分からない山の好きな人はいるもので5人集まり、めでたく決行となった。まずは津森山。NETで覚えておいた登山口から舗装の道をブラブラ歩く。このあたりは水仙の株が随所に見られ、シーズン中はさぞきれいだろう。舗装が切れたらあっという間に津森山山頂で房総低名山の山頂標識あり。山頂を辞してふたたび舗装道路をブラブラ歩き。棚田の風景が美しく、房総の山もまんざらではないなと思う。

ほどなく人骨山の登山口。すごい名前の山でいくつか伝説があるみたいだが、丘のような里山で犬連れ散歩のおじさんや畠仕事のおばさんなど生活圏内の山だ。こちらもお散歩中のコーギー犬の愛ちゃんとバイバイしてから10分くらいで山頂着。さっき登った津森山もこれから向かう伊予ヶ岳も指呼の距離だ。ここから伊予ヶ岳は距離はわずかだが登山口の関係でクルマで移動する。

伊予ヶ岳の登山口である神社の駐車場は10数台のクルマで一杯。さすがに伊予ヶ岳は人気の山と実感。そびえる岩峰を目指して登山道に入ると、急な登りからロープの垂れた岩場を少し登ればあっけなく山頂に到着。ラッキーにもテーブルが空いたばかりで我々のパーティーで占有させてもらい、各自持参のうどんやラーメンで温まる。
また大木Lが重いのに食材を持ち上げてチーズフォンデュを振舞ってくれてこんなに充実してノンビリした山食は本当に久しぶりだ。下山後は保田の番屋の湯で汗を流して今回の山行を締めくくった。年が明けると水仙やいろいろな花が咲くらしいので、今度は花を愛でながらののんびり里山歩きもいいかなと思う次第です。


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両神山西岳新道◆写真 

吉川です。深南部縦走は、天候不順で中止となり、好天狙いの日帰りで、兼て取り付きを下見してあった、両神山西岳新道へ行く。プチバリエーションは、スパイスの効いた山行に大満足でした。

15途中の絶景の展望地(遠方は浅間山)
 [途中の絶景の展望地(遠方は浅間山)]

【山域】北秩父 
【ルート】両神山西岳新道 
【登山方法】藪岩登山 
【メンバー】L柘植、吉川(記) 
【行動日】11/1 
【行程】
10/31土気20:30-大宮IC-関越道-花園IC-道の駅龍勢会館(仮眠) 
11/11龍勢会館5:00-生活改善センター駐車-橋詰バス停巡視路6:00-夢見台7:30-舟ガババ9:53-西岳山頂10:45/11:10-八丁峠12:00-大岩12:53-生活改善センター駐車場14:20-花園IC-関越道-土気19:00


【内容】
11/1(晴)
身支度が済むとちょうど明るくなり、送電線の巡視路から尾根に取り付く。ほとんど踏み跡のない急斜面を150mm位登りきると、踏み跡のしっかりした両神と言うより奥武蔵のようなハイキング道を進むようになる。
緩やかな尾根道を辿ると、かっての鉱山が栄えたころの鉱石運搬停車場跡のような廃屋やいろいろな錆びついた残骸物が目に映る。時の流れを感じながらここを通過る。急斜面を一登りすると、八月にここを歩く予定で訪れた時、雨が降り出しやむなく諏訪山を登山したが、その諏訪山や夢見台のピークの先に両神山、目指す西岳の展望が得られるようになる。

暫くアップダウンの繰り返しのあと、ようやく目の覚めるようなお目当ての藪岩をぐんぐん越えて進み、極め付きに高度感抜群の岩場を乗り越えると今日の核心と思われる舟ガババのコルに下る。ここは、古い鎖が下がっていたが、鎖に頼らないようにクライムダウンし、スラブ状の通過は、念のためスリングで確保して進んだ。
ここから、西岳山頂まで、わずか三十分あまりだが、岩、ツツジ、シャクナゲの藪急斜面を攀じ登る。この途中一息つける場所で、振り返ると、八ヶ岳から二子山、浅間山を望む景色に感動した。西岳から八丁峠は、登山道は整備されているとはいえ、鎖の下がる岩場も多く気は抜けない。行蔵峠近辺の抜群の展望を後に八丁峠へ下る。

八丁峠の下り始めは明朗な踏みあとを辿っていたが、谷を下るにつれ崩落が随所に見られ不明朗になる。五、六回の渡渉もルートを探すような場所もあった。この辺、滝と紅葉の景色は綺麗で川岸に散り積もった落ち葉も千代紙のよう。
山の地図で、赤の実線とは思えないような登山道を下り坂本登山口に出る。


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甲武信ヶ岳◆写真 

田中です。
当初計画の穂高(涸沢)の天候不良で中止したため、代替え案で、奥秩父)甲武信ヶ岳から雁坂嶺・雁坂峠をテント泊縦走に行って来ましたので、報告いたします。


006甲武信ヶ岳20141102

期 日:平成26年11月2日早朝~3日(日・月)
メンバー:CL田中・広木(愛)・大森
1)日程・ルート・時間:
11/2(日)千葉発5:00=東沢山荘前8:00着8:30登山開始~徳ちゃん新道~近丸新道~分岐(荷物デポ)~木賊山~甲武信小屋~甲武信ヶ岳15:00~甲武信小屋~木賊山~分岐(荷物回収)~16:40着(避難小屋泊)※水は甲武信小屋で補給して来た。
11/3(月)避難小屋6:50発~破風山~雁坂嶺~雁坂峠9:40~沓水沢橋(林道終点)11:50~道の駅みとみ13:00着=往路を帰還する。


2)内容:11/2(日)
広木宅に朝の5時に大森・田中が集合して田中車にて出発する。高速を順調に走り、勝沼ICより三冨の東沢山荘前の無料駐車場に着くが、既に満杯で、止む無くすぐ前の東沢山荘に1日/500円(2日1000円)に停めてハイカーの多い中を我々も出発する。
西沢山荘横から徳ちゃん新道に入り、急登の道を重荷に喘ぎながら登り出す。
途中の近丸新道との合流地点辺りでは汗ばんで来て、休憩で冷えると、O君は足が攣りそうと芍薬甘草湯を飲んで頑張って居た。
稜線の分岐まで来ると、時間的に破風山避難小屋まで行けそうと判断して此処に荷物をデポして水筒と軽いツマミと水補給用品を持って空身で甲武信ヶ岳に向かい、山頂を踏んだ。(この間の山頂行きの合間にHさんは水を小屋で補給して頂いた。
1L50円)Oさんを記録として山頂で写真に収め、ザックデポ地へ戻り、その間に水を運んで頂いたHさんと合流し、本日最後の下り1・5hにて、破風山避難小屋に着く、中には1人が居て、5時頃には既に寝ていた為、出来る限り静かに夕食の準備に掛かり、Hさんがご飯を炊き、私は自宅で下ごしらえした具だくさん鍋を作り、3人で夕食を(私はお酒も)頂きお隣さんに配慮して早々と眠る事にした。(小屋内は達磨ストーブあり、床は奇麗で建物も新しく快適な小屋に合計で4人が広々と寝させて頂きました。(10人~詰めれば15人可能である)

水場は指導票に20分と書いてあるが地図には道が不明瞭となっていた。我々な甲武信小屋で沢山補給して来たので水汲みはしなかった。
眠り出すと間もなく強い風の音がして、また雨にもなり朝まで吹いて居たので、此処まで進んで正解であったと思った。

11/3(月)朝早くお隣さんは十文字峠まで行くと出て行き、我々は時間に余裕があり、ゆっくり朝食として昨日のご飯と残りの鍋で頂き、7時前に快適であった避難小屋を後にした。相変わらずの強風のなかで防寒具を付けて歩きだし、途中で快晴の中の秩父の山並みや富士山を眺め、写真を撮りながら雁坂嶺から雁坂峠に達する。(ここは日本3大峠(南ア三伏峠・北ア針の木峠と雁坂峠)で2000mを越える峠でhio紀にも記載が有る日本最古の峠道との看板がある。)

ココからはただ、下るだけであるが、長い道のりをただひたすら降りて行く。
最後の旧道(林道)歩きが嫌になった頃、ようやく道の駅みとみに降り着いた。
東沢山荘まで私は車回収に行き2人は荷物番とトイレ休憩にて、帰途に付く。
途中の笛吹の湯につかり、ノンストップで帰還し千葉には6時半過ぎに着いた。


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