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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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手焼沢(新歓)◆写真 

6月入会しました木屋です。新歓2日目沢の報告です。

12手焼沢との合流地点で全員集合
 [手焼沢との]合流地点で全員集合

【山城】足尾山塊 手焼沢
【日時】8月31日(日曜日)
【天候】8月31日:晴れ・雨・曇り
【参加者】CL渡邊三稔、SL柘植、小原、小俣、加藤洋子、神山、萱野香織、澤田
路子、広木愛子、吉川、鶴田、寺門、長池、薄井、木屋(記録)
8月31日 8:15日足トンネルP-8:53二股小滝-11:50登山道-12:27下降点-15:45入渓点-16:06日足トンネルP


7時にキャンプ場を出発。いろは坂を下り、日足トンネル脇駐車場へ向かう。
8時15分に入渓。8mあるという地蔵滝の横を巻き、手焼沢と長手沢の分岐を手焼沢へと進む。
昨日の疲れのせいか動きがのろいが、他のメンバーについて行こうと意識して足を上げる。
朝はたまに日差しも見えたもののだんだんと霧が出始め、登山道へ到達したときには雨が降り出していた。
冷 えと雨により雨具を着こみ長手沢への下降を始める。尻もちをつきつつ、笹に覆われた急傾斜を下って沢に下りる。上流は水線を下った ものの中流から下流は明瞭な巻き道を使って巻いて、巻いて沢を下る。長手沢下流部は透き通るような釜がいくつかあり大変きれいであった。
疲れも溜まり、下るのにも飽きてきたころに長手沢と手焼沢の分岐に到着し、皆で記念撮影。
下山後1日目と同じ温泉にて汗を流す。風呂からあがり、ロビーでくつろいでいると隣にもまた登山を終えたとみえる別パーティーが。彼らの開けた風呂上りの缶ビールの音を聞くのがつらかった。

感想
天 気も悪くはなく、沢を2日間楽しめました。キャンプ場も設備がよく、たくさんのおいしい食べ物とお酒を頂き、大変贅沢な週末を過ごしたと思います。来年は 自分が幹事ですが、新しく入会された方に楽しんでもらえるような新歓にしたいと思います。CL、SL、メンバーのみなさん、幹事のみなさん、ありがとうご ざいました。


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赤岩滝・柳沢、スッカン沢・桜沢◆写真 

新歓山行、岩沢合同班の報告です。

IMG_3607.jpg

コース 
8/30(土)赤岩滝、柳沢
8/31(日)スッカン沢、桜沢
メンバー 平野(CL)、上茂(SL)、石橋、斎藤、鈴木、平野(良)、松原、山本(記)


1日目(30日)。
前日発、赤沼駐車場にて仮眠の予定でしたが、悪天候のため、当日早朝発に変更。
雨降る千葉を4時に出発、松原号にメンバー8人を乗せ、本日の目的地、赤沼に向けて出発しました。

赤沼駐車場7時30分着。準備をし、ハイブリットバス赤沼に乗りこみます。
乗客はほぼ私たちのみの貸し切り状態。悠々の移動です。
天気も少しずつ回復、雨もやみ、青空もわずかながら見えてきました。

8時20分、西ノ湖入口着。白樺林の中を進み(赤岩滝の看板を見逃すというハプニングもありつつ)10時07分 最初の目的地、赤岩滝着。
赤岩滝は7ピッチのマルチピッチとなっており、天気が良ければここを登攀する予定でしたが本日は時間なく、断念(また是非リベンジを!!)。
残念でしたが、赤岩滝は高さもあり、水量も十分で登らずとも見るだけで満足できるものでした。

赤岩滝見学の後は柳沢右俣遡行。黒岩滝まで行き、来た道を戻ります。
柳沢はスダレ状の滝が連続し、澄んだ冷たい水が静かに流れ、心が洗われるようなそんな沢でした。

14時50分、西ノ湖入口バス停着。再びハイブリットバスに乗り、駐車場へ。
この日の温泉は湯元の湯の家旅館にて。乳白色(黄白色?)のお湯、最高でした!

2日目(31日)。

昨日の宴会で飲みすぎたメンバーもいましたが、なんとか7時に出発。
東北道矢坂を通り、9時15分 山の駅たかはら着。
遊歩道を通り、まずはスッカン沢に入渓します。

前評判通り、温泉成分が混じり、コバルトブルーに輝く沢の水に驚きつつ、美しい側壁に感動しながら雄飛ノ滝まで進み、遊歩道へ。咆哮霹靂ノ滝まで戻り、今度は桜沢を遡行します。

正直、下調べの段階では桜沢はスッカン沢のついで(コバルトブルーの水が見たかった)位の感覚でいたのですが、桜沢こそ今回の沢の主役なのでした。
広く長いナメ、澄んだ水、美しい滝、青い淵、、、。
時折、太陽の光が水や木々の緑に反射して輝き、本当に天国のような場所でした。
桜沢は時間の関係でおしらじの滝まで遡行しました。

今回の沢のゴール地点である おしらじの滝は淵が深くそのため青く、あまりの美しさにメンバーのうち数名がこの寒さの中、飛び込んだり、泳ぎだしてしまう程でした(1名は上半身裸)。正気を失う程の美しさ。

おしらじの滝からすぐ県道へ抜けられ、キノコをたくさん獲りつつ15時30分駐車場着。
小滝鉱泉(アプローチが核心)でゆっくり温泉につかり、体の芯までぽかぽかになりました。

終わってみれば見たことの無いような美しい沢で遊びつくした充実の2日間でした。
来年真夏の暑い時期にリベンジ是非!
今度は全員で淵に飛び込みましょう(浮輪持参で)!!
メンバーの皆さん、本当に楽しい時間をありがとうございました。


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半月山、赤薙山(新歓)◆写真 

昨年入会しました新人の立野華子です。遅くなって申し訳ありません、新歓縦走班1班の山行報告をさせて頂きます。

メンバー:CL橋本さん、SL辻本さん、浅沼さん、大森さん、小倉さん、高橋さん、渡辺(純)さん、立野(晃)、立野(華)記録

image_2.jpg

①    半月山
半月山駐車場7:30-7:55展望台8:00-8:05半月山8:20-8:40半月峠8:50-9:00中禅寺山9:00-9:40阿世潟峠9:50-10:10阿世潟10:10-11:30歌ヶ浜


朝5時半起床、弱まったものの生憎の雨なので予定していた社山・黒檜山縦走は中止、半月山から阿世潟に降り、歌ケ浜ゴールを目指すルート変更が発表される。テントを片付け朝食を摂り半月山駐車場へ。準備運動をして半月山に登山開始、日光笹に覆われた緩やかな斜面をゆっくり登る。半月山の中腹は足尾銅山側と反対側の斜面とで木々の成長の様子が違っており、足尾銅山側のか細い木々を見てもの悲しい気持ちになった。
小倉さんからイグチ(裏がスポンジ状、触るとふかふかして美味しそうだった)やその他食べられる茸のレクチャーを受け、狩りつつ頂上を目指す。登山開始から20分ほどで半月山の展望台に着いたが、残念ながらガスで何も見えなかったため各々心のキャンバスに男体山や中禅寺湖を思い描いてその場を去った。

展望台から5分ほどで半月山の頂上に到着、木々に囲まれた山頂広場でコンパス講習を受け半月峠への進路を決める。机上講習を受けた時よりも実際に山でコンパスを使ったほうがイメージしやすく、自分で出した進行方向と道標があっているとわくわくした。記念撮影後、コンパスが指す半月峠を目指し展望台横の道から下山開始。少し急な笹と石と赤土の斜面を滑らないよう注意して降りきった後うしろを振り返ると半月山頂上が遥か上に見えた。ガスが晴れてきて、青空まで見えるようになった。青々とした日光笹の斜面、白い花をつけている百日紅のような木、油分たっぷりで美味しそうなダケカンバなどを鑑賞しながら下っていると中禅寺湖が木々の向こうに現れたため歓声が上がる。

中禅寺山から阿世潟峠への道では進行方向右側に中禅寺湖と男体山、左側に連なる山々と素晴らしい景色を見ることが出来た。やまびこや写真撮影など思い思いに楽しみ峠を越えて阿世潟を目指す。下りきって平坦な道を歩き林を抜けると阿世潟に到着、白色の砂浜に波が打ち寄せていてとても綺麗だった。阿世潟で写真を撮ったりコケに覆われた木や紫シメジをはじめ可愛い茸を観察しながら歌が浜駐車場までのんびりと歩いた。駐車場にゴールした時にはすっかり晴れていたためドライバーの皆さんがまた半月山駐車場まで連れて行ってくださり、朝とは違う絶景を観ることができた。その後温泉寺で汗を流し、湯の瑚や迫力満点の湯滝観賞をしつつキャンプ場に向かった。


②    赤薙山
霧降高原レストハウス9:10-9:40階段(1445段)上9:40-10:50赤薙山11:10-12:00階段上12:05-12:15避難小屋12:20-12:30レストハウス


7時頃キャンプ場を出発、いろは坂を下りて日光は霧降高原へと向かうが途中ハプニングがあり、一班がキャンプ場まで戻ることに。大森さん用事があり帰宅される。待ち合わせの時間まで少し時間があったため、二班は日光東照宮を外から拝むというプチ観光に連れて行っていただいてから霧降高原へ向かった。霧降高原はその名の通りガスでもやがかっていて、まさかその後鬼のような仕打ちを受けるとは露にも思っていない私は爽やかな名前の高原だなと呑気に準備運動をしていた。

全員揃いレストハウスで高山植物の写真などを見た後、いろは坂二往復により体調を崩された辻本さんに見送られ、赤薙山へ登山開始。鹿などの野生動物が入らない様に設置された鉄のゲートを開けると、現れたのは天高く続く木の階段だった。その段数何と1445段。最初は元気に登り始めたが、200段も登る頃には足が痛くなり私はペースダウンとなるも30分間ひたすら足を動かし続け全員1445段を昇りきることができた。

休憩の後またゲートを通って赤薙山へ。30分くらいひたすら笹、笹、石の道を行く。天気が悪く視界が真っ白だったが、晴れていたらさぞ綺麗な景色が観られたのだろう。山頂まであと200Mくらいのところから大き目の石や岩が多くなり、そこを過ぎると山頂までは木々が生い茂っていた。木の根で滑らないよう注意しながら登っている時に弱めだった雨が本降りになったため合羽や防水、手袋などを装備して一気に山頂を目指す。私は一人かなりバテていたので泥にまみれ、木を掴んで身体を引っ張り上げながらやっと山頂に着いた時は本当に嬉しかった。お昼を食べ休んだ後下山したのだが木の根、土、石と雨のくだりは滑りやすいものでいっぱいで、いくら歩幅を小さく注意していても何回もバランスを崩してしまった。魔の階段も上りより下りの方が心の余裕が持て、階段横に咲く花を観察したりお話をしながら下山完了。日光で温泉に入った後、有名な氷室のカキ氷(ふわふわでとても美味だった)を食べて帰路に着いた。

最後になりましたが、CL、SL、メンバーの皆様、新歓幹事をして下さった2年生の皆様、本当にありがとうございました。綺麗な景色を見て美味しいものを食べ、幸せな時間を過ごすことが出来ました。
来年は幹事ですが、新人の方々に喜んでいただけるように頑張りたいと思います。


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男体山◆写真 

田中です。
新歓(男体山)縦走ハイク第二グループの報告を致します。


男体山山頂
[男体山山頂]

期 日:8月30日(土)早朝~31日(日)
メンバー:田中(CL)村尾(SL)池田(継)狩野(郁)菅井(31日朝まで)八角(31日朝まで)
行動時間:
30日4:30千葉発=二荒山中宮駐車場8:00着 8:20登山開始~山頂11:30 12:00下山~二荒山中宮駐車場15:45着=中禅寺温泉入浴=菖蒲ケ浜キャンプ場17:00着(新歓参加)
31日菖蒲ケ浜キャンプ場=戦場ケ原赤沼駐車場8:00発~戦場ケ原ハイク~湯滝10:00着=バス=赤沼駐車場=湯ノ湖湯元温泉(温泉寺入浴)=往路を帰途に付く=千葉16:30着

行動記録:

30日(土)早朝の出発の為、田中=村尾宅=池田宅とそれぞれに拾いながらスタートする。
千葉大病院前で菅井車(八角さん・狩野さん同乗)と合流して一路、日光方面に向かう。
朝の内は雨も可なり降っていたが、中禅寺湖に着くころには雨も上がり、予想通りに何とか登れそうな状態となって来たので、さっそく準備の上で社務所にて参拝料を一人/500円を支払い、お守りを頂き鳥居から入山して登り出す。

最初の急登に暑さもあり苦しむが、各合目毎の石標に導かれ8合目を過ぎる頃からは傾斜も落ちて山頂(奥宮)も近づいたのが判る様になると気温も下がり歩き安くなって来た。
最後の風化した火山岩の道をたどると山頂の奥宮が現れ、お参りの後に山頂に登り、休憩と行動食を頂き、往路を足を痛めない様に慎重に下りて行き、時間を掛けながら二荒山神社に辿り着いた。

すぐに近場の中禅寺温泉(ホテル)にて入浴してから新歓に参加した。
新歓幹事の皆様には色々と準備を頂き有難うございました。美味しい食事とツマミとお酒をありがとうございました。

31日(日)幹事さんの準備頂いた朝の食事(バイキングスタイルの食事)を堪能して、お握りまで頂き、4名にて戦場ヶ原に向かう。赤沼駐車場で白井親子と軽いハイクを共にして2時間ほど歩くと湯滝に達して豪快な滝を写真に収め全行動を終了した。

此処からバスに乗り赤沼駐車場に戻り、車で移動し、湯ノ湖(湯元温泉)温泉寺の入浴をしてから帰途に付いた。
今回は早々と帰途についたので、久々の明るい内の帰宅となった。


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ヒライデ沢(新歓)◆写真 

4月に再入会しました、一応新人の薄井です。
新歓沢組の報告をいたします。


19もうゴールもまぢか

【山城】足尾山塊
【コース】
8月30日 折場登山口→折場橋→ヒライデ沢→登山道→小丸山→賽の河原→折場登山口
【日時】8月30日(土曜日)
【天候】8月30日:曇り・晴れ 
【参加者】CL渡邊三稔、SL柘植、小原、小俣、加藤洋子、神山、萱野香織、澤田路子、広木愛子、吉川、木屋、鶴田、寺門、長池、薄井(記録)
【山行タイム】
8月30日 6:28駐車場-6:49折場橋-9:48笹ヤブ-10:09登山道-10:48小丸山-12:13駐車場


30日朝7時、登山口より少し歩いた折場橋から入渓。
まず、立ち止まることなくどんどん進むペースに驚いた。昨年沢の手ほどきを受けた
福島の会では遡行図を作成することを前提とし、記録のために頻繁に立ち止まりなが
ら歩いていたので、沢登りとはそういうものだと思っていた。ビギナーとしては離さ
れてはどこを歩けばよいのかわからなくなってしまうので、ひたすらついて行く。
15人という大所帯のパーティながら、ロープを出すような場所もなく、すべて直登す
るか巻いていけるので、時おり休憩を挟みながらもあまり詰まることなく先へ進む。
源頭の様相を呈してきても、水量はしっかりとあり、涸れることのないうちに笹ヤブ
に突入、下半身が隠れる程度の笹ヤブを10分も歩くと登山道に出た。
時刻は10時4分。「10時までに登山道に出なければ山頂へは行かない」というリー
ダーの方針どおり、そのまま下山開始。避難小屋でゆっくりと休憩し、青空を見上げ
たり、お花畑でくつろいだり、滝やシカを眺めたりしながら歩き、登山口に到着した
のは正午を少し回った頃だった。
「やしおの湯」で体をきれいにして、キャンプ場へ向かった。

感想

本来は今年の幹事である2年生の皆様と同期でしたが、
中抜けがあり新人として参加
させていただきました。
今回は4月に再入会して以来、初めて参加した山行であり沢でした。山自体に4カ月の
ブランクがあり、体力にもまったく自信がなかったのですが、2日間無事に歩くこと
ができほっとしています。
リーダー、サブリーダー、メンバーの皆様、新歓幹事の皆様、ありがとうございまし
た。


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杉田川遡行◆写真 

【山域】  吾妻連峰 杉田川
【登山方法】沢登り
【山行日】 平成26年8月24日(日) (前夜発)
【メンバー】CL:小俣、(会員外1)、細谷(記)
【コースタイム】駐車場(7:30)~遊歩道~入渓(8:00)~遠藤ケ滝(8:20)~二条8mの滝(10:15)~二股(12:00)~遡行終地(13:10)~仙女平(14:00)~駐車場(15:00)


02入渓

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斧窪御前山~綱之上御前山◆写真 

加藤です。
残暑厳しい中、中央線沿線の低山に行ってきましたので報告します。
中央線の上野原駅から大月駅の間には5つの御前山があり、東から順に「鶴ヶ島御前山」「四方津御前山」「綱之上御前山」「斧窪御前山」「御前山」(猿橋駅の南西)このうち道のない2山を連続して行きました。


04笹子方面の山を背に尾根を登る
 [笹子方面の山を背に尾根を登る]

【山域】中央線沿線 斧窪御前ヶ岳523m、綱之上御前山568m
【日時】8月24日(日)
【参加者】CL柘植、大木、加藤(記録)
【コース】 鳥沢駅9:00→斧窪御前山10:10→綱之上御前山12:15→甲州街道14:00→四方津駅14:30


 鳥沢駅から線路に沿って暫く歩くと花を栽培している農家がある。庭先から送電線の巡視路を辿る。昭文社の地図には登山道でない小径で記されている。クモの巣を何度も払いながら進むと鉄塔があり、やがて電波塔のある斧窪御前ヶ岳山頂に到着する。
わずかに北東方向に展望があり中央自動車道が見える。踏み跡を辿り、下山を開始すると再び祠があり、下山口には道標があった。(道標は今回のコースではここのみ)ルートは明瞭だが、クモの巣が顔や頭に張り付くので、笹で払いながら先頭を交代して歩いた。

 いったん集落に降り、中央線のトンネル脇から舗装道路を進み、次の綱之上御前山を目指す。民家の庭先からヤブをかき分け緩やかに登る。踏み跡は山腹を巻いているので、急斜面を稜線までよじ登る。頂上からはやっと展望が開け、いよいよ下山となる。
急に岩のヤセ尾根となりなかなかスリルがある。踏み跡は大野貯水池の方に向かっていてGPSで何回か方向修正する。赤テープも登山者用でなく仕事道を指しているのでGPSは必携である。
下山口周辺は特に不明瞭で車道に出る場所が分からず、遠回りをしてやっと道路に出た。四方津駅は周辺に売店がなく、下山後の一杯は高尾駅までお預けとなった。

 今回の山域は集落に近いとは言え、真夏でなく冬に訪れた方がいいと思った。


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甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳◆写真 

天候が危ぶまれた週末でしたが、大きな天候の崩れも無く百名山2峰を登ってきました。

7甲斐駒ケ岳頂上で記念撮影_R

【日程】2014年8月23日-24日
【山域】南アルプス 甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳
【メンバー】CL内堀、SL村尾、高地、萱野(香)、古関(報告)

【行程】
8/22 千葉21:30出発  25:30道の駅南アルプスむら長谷(仮眠)
8/23 仙流荘5:45-バス乗車-北沢峠7:00 長衛小屋:8:25~仙水峠:9:20~駒津峰:10:35~甲斐駒ケ岳:12:30~双児山:15:00~長衛小屋:16:20
8/24 長衛小屋:5:40~馬の背ヒュッテ:8:20~仙丈岳頂上:9:45~小仙丈岳:10:50~長衛小屋:14:20

【内容】

8/23
 北沢峠に着いた時は、雨が降っており生憎の天候であった。バス停の仮設テントで身支度をして、10分先の長衛小屋テントサイトまで移動。すでに多くのテントが敷き詰められていた。
入口に近い水場前の好位置を確保して、早速テントを設営。出発の準備をしているうちに雨が小ぶりとなり、出発時には甲斐駒の尾根が見えるぐらいに回復してきた。
今日明日ともテントをベースに空身での山頂往復。荷が軽く、楽勝ムード。
長衛小屋からは沢沿いのルートを登り、仙水峠に到着。ここからの魔利支天の眺望が圧巻。白い岩肌が美しい。

駒津峰までは500mの急登で、みなさん喘ぎながら1時間ほどで踏破。駒津峰からは甲斐駒を望みながら稜線を歩く。花崗岩の白い嶮しい山姿がとてもカッコイイ。
途中、救難ヘリコプタ-が登山者を引き揚げに来た。詳細は分からなかったが、大丈夫だったろうか。
山頂までは岩稜直登コースを登る。花崗岩はフリクションがよく効き登り易く、安全に通過できた。
12時過ぎに山頂に到着。山頂は多くの登山者がいて、特に若い男女のグループが多かった。しばし山々を眺めながら休憩をとる。明日登る仙丈ヶ岳や鳳凰三山など眺めることが出来た。

下山は花崗岩が風化してできたザラ場のルートを通り、駒津峰からは尾根ルートで北沢峠に降りた。尾根ルートは双児山の登り返しや、そこからの樹林帯のつづら折りの道が際限なく続き、正直閉口した。沢ルートの方が適切だったろう。
テントサイトに戻ってから夕飯の準備を開始。バス停からテントサイトが近いため、豪華な献立(チゲ鍋、ホタテサラダ、つまみ多数。。)を持ちこむことができる。お酒もビール、日本酒、ワインとボトルが並び、とても飲みきれなかった。前日の睡眠不足と本日の疲れがあったが、大いに盛り上がった。近くのテントの方、うるさくてすみませんでした。

8/24
 天気は曇り、仙丈ヶ岳はテントサイトから望めない。
5:40登山開始。1日目の疲れも無く、2日間は快調。甲斐駒に比べて斜度も無いため、比較的楽に登れる。馬ノ背ヒュッテ経由の沢沿いのルートを選択。雨/ガスのため折角のお花畑がよく見えない。雨の都度、カッパを着たり脱いだりしながら山頂に到着。百名山2峰目に皆さん満足です。展望は無し。山頂から少し下った風の当たらない場所で休憩を取り、小仙丈ヶ岳経由の尾根ルートで下山。10時以降に徐々に天候が回復し、時折仙丈ヶ岳のカールが綺麗に見える。2日間で甲斐駒・仙丈ヶ岳を登る人が多いのか、下山時にすれ違う人は昨日見かけた人が多い。14:20にテントサイトに戻った。コーヒーを飲み一服した後に、テントの撤収し北沢峠のバス停まで移動。幸いに16時頃の臨時バスに乗車でき、スムーズに下山出来た。仙流荘で入浴、帰千葉。

お手軽に考えていた山行でしたが、みなさんお疲れモードでした。
それでもそれぞれ思い出に残った山行になったとの事です。
内堀リーダー企画ありがとうございます。夕食と朝食は豪華でおいしく頂きました。


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甲斐駒ヶ岳黄蓮谷右俣遡行◆ 

神山です。
私は甲斐駒が大好きで何度も登っていますが、黄蓮谷は憧れで終わってしまう沢かな~と思っていましたが、ダメもとで今回のリーダーの高梨さんとサブリーダーの渡邊3さんに行きたいんだけどな~と言ってみたら意外にも「行ってもいいよ~」の返事に不安を忘れ高揚している自分がいました・・・


写真 4

コース 南アルプス 甲斐駒ケ岳 黄蓮谷右俣
メンバー CL高梨 SL渡邊3 大塚 神山(記)
2014年8月22日~23日

22日 尾白川林道ゲート6:30-林道終点7:50-入渓点8:00-噴水滝10:45-千丈滝13:00-五丈沢対岸ビバーク敵地幕営13:30
23日 テン場6:00-坊主滝6:10-テン場6:30-五合目小屋跡(少し手前登山道)9:30-竹宇神社12:30


月曜から毎日、天気予報と睨めっこ 不安材料ばかりが目に耳に飛び込んでくる日々の中、木曜のリーダーからの決行の連絡に よし!と気持ちを奮い立たせ、いざ出発!
林道ゲートまで車で入るため、高梨号と3ちゃん号の2台で竹宇神社まで行きました。

22日5時起床
林道ゲートよりてくてく歩き廃坑のようなトンネルを3つ過ぎると林道終点から一気に下って10分ほどで入渓点に着くと白い岩に透き通る水に感激!沢支度を整え出発
夫婦滝は、リーダーリード、ハーケンを打って慎重に進む・・まだ沢に慣れてなくて、怖々後に続くが、ここはまだザイルがあったので安心!

黄蓮谷は、巻の連続で、エメラルドグリーンの釜やダイナミックな滝を上から見るのも感動の一つ 沢の大岩は、つるつるで木につかまったり、鬼につかまったり とにかく必死必死の神山でありました。

千丈滝を右岸から巻いて、五丈滝の対岸に上がると やっとビバーク敵地です。明日の天気の心配もあり本日の幕営としました。焚火の準備、テント設営、水の確保 さあ宴会開始です。食当は大塚さん、今日は山形名物〈だし〉入り冷麦!超うまい!!お酒も美味しいし楽しいし最高な気分で就寝。

23日 4:00起床、低い雲の中 進むかどうかを検討!坊主滝を見に行き黄蓮谷に入った事に満足しエスケープルートを下山することにした。
五合目小屋跡を目指して不明瞭な詰めを登って3時間、野生の感の働くリーダーとサブリーダーのお蔭でドンピシャリ登山道に出る。感謝!(登山道近くにテープありあまり意味ない)

あとは、竹宇神社までひたすら下山。今回、天候悪化でエスケープルートを下りましたが黄蓮谷の明るくダイナミックな沢に大感動。頂上を踏めなくて残念でしたが思い出に残る山行でした。
メンバーのみなさんありがとうございました。


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葛野川深入沢◆写真 

吉川です。
このところの悪天候で二週連続予定の山が中止になったが、金曜日帰りで、大月周辺の深入沢へ行ってきました。
蜘蛛の巣払いや、足を置こうとする石に蛇が鎌首をもち上げてたり、カエルが跳びだしたりさんざんでしたが、登れる滝の多いこと先へ先へと引き込まれるように登攀!
沢登りのトレーニングに最適!非常に楽しい沢です。


03F2の10m滝は右斜面を登る
  [F2の10m滝は右斜面を登る]

【山域】大菩薩連嶺 
【ルート】葛野川、深入沢 
【登山方法】沢登り 
【山行日】8月22日 
【メンバー】柘植L、吉川(記) 
【行程】8/22土気
4:00-中央道-相模湖IC-深城ダム駐車-深入橋-入渓6:55-880m二俣9:00-950m右支沢9:30-1120m-10:15/10:30-深入橋11:10-奥多摩経由ー八王子IC-中央道-帰葉17:00

【内容】

8/22<晴)深入橋から覗いてみるが、水音はすれど木々に覆われた深い谷に入渓地点は見えない。橋の袂よりアルミの梯子を伝って泥の急斜面から暗い不気味な沢床に降り立つ。この時点で、この先楽しませてくれた数多くの滝など想像できなかった。

蜘蛛の巣払いをしながら進む。間もなくたっぷりの水を落とす7mの滝に威圧感を受ける。ここは、滝の右壁を巻く。ミニゴルジュ、小滝を越え10mの綺麗な滝が現れた。ここは、左岸のルンゼから取り付いて、滝口に小さく巻ける。この先、小滝、ナメ滝や4、5mの滝が次々に現れ、引き込まれるように沢を詰めて行く。
740m付近の左岸の支流を確かめ、本流の滝登りを楽しむ。5、6mのたきでも水量や、傾斜で、それなりに緊張もする。そんな時、足を乗せようと思った岩に同系色の大きい三角の頭の蛇と目が合ってしまった。一歩下がって写真を撮り避けて進んだ。
その直ぐ後に今度は、大きめの蛙が、飛び出てきてびっくり!蛇に気付かず足をのせて噛まれていたらと思うとぞっとしてしまう。

ナメ滝の連続、ねじれ滝を越すと、二段8mの滝の上部は、木の根を拝借し、よじ登り880mの二俣に出る。左俣に垂直の滝、右俣はナメ滝ここでGPSで現在地を確かめようとするが、木の葉が電波を妨げ機能してくれない。
910mの今日最後の7mの滝は、シャワークライム!この先段状の滝を幾つか越えやがて水も涸れ滝とザレの区別がつかなくなった所が、950m付近の右の枝沢に入る。GPSで確認できた。少しの場所だったが、急斜面のザレ場は今日の核心だったような?その後支尾根に取り付いて、獣道を拾いながら藪漕ぎもせず、あっけなく1120mの稜線に出た。

靴を履き替え尾根を下る、途中1000m付近で、西の尾根に向きを変える。ここでうっかり尾根を間違えると釜入沢に下ってしまう。釜入沢もちょっと気になる沢?やがて深城ダムが見えた。日差しは強いが、ススキや萩から秋の気配を感じる。
お帰りは、小菅の湯に立ち寄るため松姫峠越えしたが、休業にガッカリ、リーダーはあまりにも悔しかったらしく帰ってから調べたら、第四金曜が休みとの事でした。
奥多摩で湯に入り明るいうちに帰宅した。


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火打石谷遡行◆写真 

辻本です。週末は雨ばかりで嫌ですね。今週の新歓は晴れるのを祈るばかりです。
17日に遡行した火打石谷の報告です。


03.jpg

火打石谷遡行報告
【山行月日】平成26年8月17日
【山行メンバー】CL上茂・SL平野・辻本・石橋・内堀・松原
【コース】余慶橋(6:40)~丹波川~火打石谷遡行~1240m枝沢~熊倉山(14:30)~熊倉尾根下山~余慶橋(17:30)


【8月16日】
当初、奥秩父深山の和名倉沢を計画したが、天候がよくない。「行く!」ことを前提にAM4時千葉を出発。市川の集合地で鳩首会議を開き、和名倉沢へ向かうことに決定。
しかし二瀬ダムへの道が閉鎖や、買い出しのミスもあって、本日の和名倉沢は入渓せず、日月の2日間で遡行することにし大滝温泉で遊んだ。

4時頃、入浴中にドッと雨が降り、増水の危険を感じ、リーダーが和名倉沢から丹波の火打石谷に転戦することを提案。全員が受け入れ、雁坂トンネルを越え走ること80km弱で丹波道の駅に着く。本日は道の駅で宴会。

【8月17日】

午前5時、丹波の空に青空が広がり始めた。慌ただしく朝食と着替えを済ませ、余慶橋に向かう。丹波川本流を覗くとやや水量が多く濁りもある。6時40分、丹波川本流から入ったが瀞場では胸まで浸かった。

火打石谷に入ると、谷は暗く倒木も多く荒れていた。しかし下部ゴルジュの滝は快適に登れ、増水のためかルート取りが楽しい。8mほどのすだれ状の滝を過ぎると、時々ナメ床が現れるが、長いゴーロになり飽きてくる。あまりの長さに「名物の40mの大滝は崩壊したのか。」「火打石谷は死んだ。」など勝手な憶測や愚痴が出だす。

やがてまたゴルジュ状になり、5~6mの滝が数本続くと、右岸の枝沢に待望の、白く輝く40mほどの滝が現れる。Uさんの足の治療と合わせ、暫しの休憩。ザックを下し、滝を数段上って記念撮影となる。
遡行が継続されると5mの滝の先に30mの滝が出現。これは登れず大高巻きとなった。
ガイドブックには「左岸に明瞭な巻き道がある。」とあるが滝に近づき過ぎたようで、そのまま左岸の急峻なザレ斜面を上がって行った。途中、「落!落!」と数回叫び声が上がり、大きな石が音を立てて、谷に落ちて行く。何とか大滝を巻き越し遡行が続く。
増水していなければ簡単な6mほどの滝も、釜に浸かって水中のスタンスを探しへツリながら滝に取付く。クライマーの3人はスイスイと上がって行く。

滝登りの楽しさはここまで。再び退屈なゴーロとなりco1240mの枝沢から、熊倉山を目指し、350mほど詰め上がる。
稜線に出たのが14時30分。暫しの休息と靴を履き替へ、熊倉尾根を下山。
しかしこの下山は、尾根筋はハッキリしているものの、急で滑りやすい。
途中、水源監視作業のためか、虎ロープがあたかも懸垂用に50mダブルロープで、連続5カ所ほど垂れ下がっていたのを使わせていただいた。
おかげで余慶橋にピンポイントで下ることができた。

車に戻ったのが17時30分。今日は11時間弱の行動だった。
再び道の駅丹波に戻り、のめこい湯にゆったり浸りビールで乾杯。
中央道の渋滞を避け、帰葉は明日の朝と決め、宴会後は早々とテントに潜り込んだ。


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奥秩父大若沢遡行■写真 

渡邊3です。
今週末計画した山行、予報わるく中止。奥秩父 大若沢に変更しました。


左岸を登る

コース:奥秩父:大若沢  
日程:2014/08/15発 16日遡行  天候:曇りのち雨
参加メンバー:CL渡邊3、SL加藤、大塚、小原
温泉:こまどり荘

記録*
15日千葉発ー道の駅 大滝温泉仮眠
16日6:00起床6:30ー7:20学習の森大若沢休憩所8:00ー8:15勘兵衛ノ滝ー9:30S字状ゴルジュー11:20二股ー11:50大滝ー沢下降&遊歩道ー14:00大若沢休憩所     
 
  
雨予報で計画していた山行が流れたので15?17日は全員予定なしに。
山行計画を変更し、15日早めに出発長瀞のお祭り見物をして道の駅大滝温泉で仮眠する。
夜、雨が降り出したが軒下でテントを張っていたので気づかない人もいた。
明け方には止んでいて天候は曇りだった。学習の森大若沢休憩所に移動し遊歩道を歩き勘兵衛ノ滝前で入渓。

水量は多い。大雪が原因なのか沢に架けられた橋はほとんど壊れていた。途中S字ゴルジュの高巻きで懸垂下降をした。二股に着き長滑沢を遡行、苔が多く緑の階段になっている先に大滝。遡行終了。
沢下降、遊歩道を歩き大若沢休憩所に無事戻りふれあいの森こまどり荘にて入浴。
帰り道大粒の雨が降り出した。

山内様 お忙しい中、急な山行計画の変更に対処していただきありがとうございました。

ヒャリ八ット:

高巻き途中直径3センチ程度の木をつかみ体重をかけた時、木が折れ転倒。
沢に限らず木や枝など体重をかける場合、枯れていないか必ず確認しましょう。


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丹沢塔が岳 

田中です。
室さんの北アと田中の南アの計画が天候不良で中止の為、足慣らしを目的に丹沢塔が岳に行きましたので報告します。


期日:H26年8月16日(土)日帰り
時間:千葉駅6:32=新宿=渋沢9:12=(バス)=大倉9:40発~堀山の家11:45~天候不良で引き返す大倉13:45着=往路を帰還


内容:電車が渋沢に到着する頃には天候(真っ黒い雷雲は見られ)が悪化していく様そうで当初予定の表尾根から塔が岳では雷発生では帰還に時間が掛かり無理と判断して、逆コースの大倉尾根から入山し天候次第で引き返すと、山行管理者に連絡の上で逆コースで入山した。

夏の大倉尾根は久々で歩きなれた道を二人で語らいながらゆっくりと歩き出すがとにかくも蒸し暑く汗が止まらない状態で水を補給しながら登るが駒止茶屋あたりから冷たい風が吹き出し、上部は黒い雲につつまれ、どんよりとして来たのを見てそろそろ、諦めるか?と話す、また冷たい風が吹いたので逆に肉体的には心地よく、しばしの涼を味わう。

様子をみながら堀山の家まで進み、此処でコーヒーを頂き、相談の結果で此処までと決め下山とした。
後は一路、大倉に引き返し14時前にはバス停に帰還した。

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葛葉川本谷遡行■写真 

柘植です。
今週末は予想しにくい天気に振り回され、我々も当初予定の東北:笹木沢⇒奥秩父:金山沢と計画変更を余儀なくされ、最終的には土曜日帰りで丹沢:カサギ沢に出かけたものの現地で水量多くあきらめて、最終的に丹沢:葛葉川本谷に行ってきました。

12どの滝も快適に登れる
 [どの滝も快適に登れる]

【コース】丹沢:葛葉川本谷 
【日程】2014.8.16日帰り 
【天候】曇り
【参加メンバー】 CL柘植、SL永田(元会員)、富樫(富)、石井
【記録】丹沢観光センター7:00→伝道7:25→7:40早戸川入渓地点8:00→8:30観光センター くずはの泉10:00→(葛葉川本谷遡行)11:00中間林道→12:00くずはの泉


早戸川奥の丹沢観光センターは早戸川支流の沢登りで以前何度も訪れたところ。ここが営業を停止してからは国際マス釣場以奥の林道がゲートができて通れなくなったという話を聞いたが、最近の記録をみると行けてるみたいなので久しぶりに訪問する。

川沿いの林道を歩いていくと伝道着。ここからしばらく歩くと道は早戸川に下ってしまう。もっと奥まで山道で行けたような記憶があるので「あれっ!?」という感じ。そこに写真撮影で来ていた人がいたので、しばらく話しこむ。このあたりはよく来るそうでルートを聞いてみると、雷平のほうに行く道は伝道をすぎてしばらく行ったところから右手に登っていくのだそうだ。我々はそれを見落として川沿いの廃林道を進んでしまったらしい。
ただ川は増水しており、雷平から上にしても決死の渡渉になりそう。

雨も降りはじめてモチベーションがいたく低下してしまったので、カサギ沢はあきらめることにする。クルマまで戻り、本日のこれからを相談して、葛葉川本谷に転進することにする。葛葉川なら増水して登れないということはないだろう。
くずはの泉に着いてみると、えらいクルマの数。水汲みだけの人もいると思うが、沢登りの人もずいぶんいるはずだ。極め付けは15人くらいの講習会グループ。全員お揃いの黒のウエットスーツ風の衣装に身をかため、元気よく点呼をとっている。あのグループより後になったら大変と我々もそそくさと出発。幸い講習会グループは広場で自己紹介などやっているので特に問題なく入渓できた。

葛葉川本谷は柘植はもう5~6回目と思う。千葉から近くでお手軽の割には個々の滝は決してやさしすぎてつまらないとかいうことはなく、そういったことが何度も訪問する理由かなと思う。
沢自体はお世辞にもきれいといえるものではないが、散歩気分でどんどん進む。途中一回の休憩を入れたが1時間半で中間林道に着いてしまった。ここから上は行く気もないので、林道~山道経由でくずはの泉に下山した。
永田さんと富樫(富)さんは葛葉川は初めてだそうで、永田さんは移籍した別の会(君津ケルン)で沢登り講習会をここでやろうかななどと話していたので、気にいってもらえたみたいだ。
困ったときの葛葉川に今回もまたお世話になりました。


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木曽駒~空木岳■写真 

ちば山 峯澤です。
先週の木曽駒~空木岳縦走の山行報告を提出しますので、お時間がある時にご覧下さい。


【山域】中央アルプス
【日時と天候】2014/8/14雨、8/15雨時々曇
【メンバー】CL峯澤(記)
【コース】
8/14菅ノ台バスセンター(06:00)→しらびだいら駅(06:45)→せんじょうじき駅(07:15)→宝剣山荘(07:50)→木曽駒ヶ岳山頂(8:30)→せんじょうじき駅(9:55)→濁沢大峰(11:20)→檜尾岳避難小屋(13:00)※小屋泊、
8/15檜尾岳避難小屋(04:40)→熊沢岳(06:30)→木曽殿越(08:00)→空木岳山頂(9:30)→ヨナ沢の頭(11:40)→マセナギ(12:15)→林道終点(13:30)→菅ノ台バスセンター(14:20)→帰葉


朝6時のバスに乗り、駒ヶ岳ロープウェイへ向かう。
菅ノ台バスセンターでは曇りだった天気が段々と雨に変わっていく。
しらびだいら駅に着くころには完全に雨となってしまった。
せんじょうじき駅では雨のせいで足踏みしている登山客が大勢いた。
とりあえず木曽駒は登らなくては、と思い雨具の着用を進める。

木曽駒への登山道は雨にも関わらず大勢の登山客が登っていた。
木曽駒山頂まではほとんど足を止めずに登り、1時間ちょっとで登りきってしまった。
景色もほとんど見えないため足早に下っていく。
せんじょうじき駅を過ぎて、極楽平、濁沢大峰を進んでいく。
延々と雨風に耐える道程だったが、無事に檜尾岳山頂に到着、そのまま檜尾避難小屋に向かう。

檜尾避難小屋はかなりキレイな避難小屋で、銀マットにシュラフまで置いてあった。
千畳敷ホテルの元支配人さんが寄付してくれたらしい。とてもありがたい。
避難小屋では単独行3名(峯澤含む)、駒ケ根山岳会3名、大学生3名の計9名でちょうどくらいのサイズの避難小屋。

軽く酒盛りをしながら単独行3名、駒ケ根山岳会3名は山話で盛り上がる。
大学生3名は翌日深夜2時に出発すると言って早めに就寝。
天候が微妙なこの時期に深夜2時に行動するのはどうかと思ったが、自分は人の登山には口を出さない(出せない)性格なので見送ることに決めた。

翌朝は朝一番は曇りだったため、昨日よりかは楽かと思っていたが歩き始めてすぐに雨が降り出してきた。
熊沢岳、東川岳の辺りでは岩場が険しく、また濡れているためかなり気を使って登る。
クライミングの練習もしているおかげか、あまり苦労することなく岩場を抜けられた。
延々と歩いてようやく空木岳に到着。

空木岳山頂も予想通り真っ白だったため、またもや足早に下る。
あとは延々と下って下山するだけだが、道中で例の大学生3名を追い越した。
視界の悪い夜中に岩場などで滑落していないか心配だったが、無事なようで安心した。
(軽い滑落はしたと言っていたが大きな怪我はないようだった)
無事に菅ノ台バスセンターへ到着し、登山道具を片付けてこまくさの湯へ。
温泉と名物ソースかつ丼を頂いて帰路に着く。

<以下、峯澤感想>
今回の山行は終始雨でなかなか大変でしたが、無事に行程を終えることが出来て良かったです。
避難小屋でも色々な話が聞けてとても勉強になりました。
しかしながら、今回の登山決行はあまり良い判断ではなかったと自分でも反省しています。
結果的には何事もなく楽しい?登山で終わりましたが、天候次第ではトラブルが発生していてもおかしくありませんでした。
大学生の心配をするのも良いけれど、自分自身の心配もしないといけませんね。

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布沢川大滝沢◆写真 

平野(直)です
大滝沢報告書の捕捉及び写真保管アドレスをお送りします。
尚、使用シューズは一部マニアックな沢屋さんが愛用する、日進ゴムの「ハイパーVソール」です。特に「忍」はアッパーの作りも良く、アクアステルスに近いフリクションです。アクア同様濡れた木などには吸い付く様に滑りませんが、水苔には弱いです。アプローチシューズとしても使える為大変便利です!

1407796717429.jpg  

【日時】8月11日
【場所】南会津 布沢川大滝沢
【メンバー】平野直子、平野良彦
【時間】4時稲毛発=東北道経由=9:00現地到着・入渓-10:15魚止滝-右俣-11:30源流着昼食後引き返し-12:30入渓点


平野良彦です
標記の山行報告です。
朝4時に千葉を出て、西那須野IC経由で只見方面の恵みの森の突当りに車を止めて、9時頃に入溪しました。 曇り空の中、ナメ沢をお散歩気分で遡行しました。
滝は1~2mで危険はなく、試し履きをした「スーパーVソール」の状態をチェック、滑り難くく歩き易く上々です(^^) 往復の帰り道では雨が降り出し生憎の天気でしたが、山深いブナ林と鳥の声に癒されました(^^)お昼過ぎには車に戻り、帰り道では地物のキノコや野菜を買い込み、美味しい夕食を楽しみました。
以上です。


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妙高山行 

メンバー 菅井単独
行程 
8/7(木)(移動日) JR千葉7:57→甲府→長野→17:02関山→17:58燕温泉
8/8(金) 燕温泉4:45→北地獄谷→7:00頂上→大倉乗越→13:10高谷池ヒュッテ
8/9(土) 高谷池ヒュッテ6:05→8:40笹ヶ峰→10:25JR妙高高原→19:56千葉


台風11号が北上中だったが、、台風の動きが遅いこと及び妙高周辺は曇り、時々雨の予報で出発
妙高周辺は夕方雨との予報で、燕温泉の宿に宿泊、翌朝早く朝食と昼のおにぎりを持ち4:45出発
出発時は、雲も切れ、薄日もさす程の天気。黄金の湯を過ぎ、しばらく広い舗装道を上る。

やがて道路の右端に登山口の案内板があった。70cm幅程のコンクリ舗装の登山道が光明滝近くまで続く。
本格的な登山道を少し進むと、胸突き八丁になるが、たいしたことも無く、天狗堂(地名だけ)につく。
まもなく霧雨が降ってきた。八合目は急な岩だが、ロープと鎖があり、注意すれば安全に登れるようになっていっる。頂上の岩が見えてくる頃、雨合羽を着る。ちょっとして岩場を通りまもなく最高点妙高大神に出た。
ここには小さな石像が設置されていた。少し下ると、三角点のある妙高山頂に着く。
ここには立派な標識がある。

山頂からの急な下りは、雨で滑りやすく慎重に下る。神奈山への計画は雨天のため中止し、そのまま黒沢ヒュッテに向かう。大倉乗越からの下りも滑りやすく歩きにくい。黒沢から高谷池へは歩きやすく晴天なら気持ちの良い道だろうと思いながら進み、高谷池ヒュッテに着いた。台風が近づいているため、小屋には宿泊客は全3人だった。
市営の小屋は非常に快適だった。夕食のカレーライスとハヤシライスの後火打山の四季、火打山の花のビデオを堪能。

 台風が予想より東に進むとの情報で、9日の計画を中止し、笹ヶ峰へ下山を決定。
朝、雨はほとんど降っていないがいつ降るか心配な様子。昨夜までの雨で登山道は半ば川や水たまりの連続。富士見平までは、右後方には登山予定だった火打山と焼け山、金山をが見える。残念だが、次の機会に登ろう。12曲がりを過ぎ黒沢橋まで快調に進むが8:15分のバスには間に合いそうも無く、その後ゆっくりと緩やかな木道を歩く。この木道がえらく長く感じられた。
笹ヶ峰から赤倉バス停まで車に同乗。妙高高原から電車で帰る
霧雨や雨のため写真は撮りませんでした。

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北岳■写真 

井上です
こんにちは
「2番目に高い山に登りたい」と孫に言われて、2人で北岳に行ってきました。
061.jpg

山行日:8月6(水)~8日(金)
山域、登った山:南アルプス北部・北岳
メンバー:井上志津子、?手一真(小五、10歳)
コースタイム
8月6日 晴れ     
柏5:19―青春18きっぷ―8:42甲府バス9:00―12:30広河原13:00 16:00白根御池小屋 テント泊
8月7日 晴れ時々曇り 
白根御池小屋7:30―10:30肩の小屋11:30―13:00北岳頂上―14:30肩の小屋 小屋泊
8月8日 晴れ時々雨  肩の小屋6:40―9:00白根御池小屋9:50―12:15広河原バス12:40―13:30奈良田温泉バス15:55―青春18きっぷ―23:20


昨年、3回目の富士山に登った後、次はどうするか聞いてみたら、「日本で2番目に高い山と箱根の山に登りたい」と言うので、前の週に金時山にプレ山行し、大丈夫だったので、上記日程で北岳へ行ってきました。
交通費は青春18きっぷ(1回分2370円)で子供並みの値段ながら時間は1時間以上は余分にかかります。その上、土砂崩れで広河原までのバスが1時間余分にかかり、家から、登山口まで7時間を要するので遠いな、と思いつつも天気が持ちそうなのででかけました。

広河原に着いて手に持っていたものをすべてザックにに詰め直し歩き出した。すぐに道迷いで河原の奥まで行きそうになり、
戻って登山口をみつけて登りはじめた。ザックの重さに耐えながら休み休みゆっくり歩くので、これで着くのかなと思っているうち、
3時間で白根御池小屋についた。まだまだ明るく余裕の到着で一安心。1人500円×2のテント泊料を払い、ソフトクリームと生ビールで乾杯する。

テントを全行程組み立てるのは初めてだが、問題なくうまくできた。軽量化のため本体とポールだけもってきたが、フライの代わりにツエルトを載せて完成とした。
寝具は一通り夏用を用意して、子供優先で自分は耐寒訓練をするつもりであったが、だんだん寒くなり、羽毛上下にカッパ上下、シュラフカバー、ザックに足を突っ込んでもまだ寒い夜を過ごすことになり、テント泊は1夜でギブアップとなる。
でも満天の星空に天の川と夏の星座を3つ4つみつけて、何度も楽しんだ。
夜明け前2時間ほど暴風雨?となり、心配したが、4時に急に鎮まったと思ったら、次に小鳥の声がにぎやかになり、やがて明るくなってほっとした。
お湯を沸かしてそれぞれのお気に入りのカップ麺を朝食として、テントが乾くあいだゆっくりかたずけをした。

前回はあのバットレスコースを登ったことを思いながら今日は草滑りコースと思いを馳せた。御池小屋でテント泊用品をザック1つ分置かせてもらえることになり、Kにサブザックを持たせて、小屋泊まりの体裁で出発する。大樺沢も見慣れて地図通りの道で安心感がある。草滑りコースは急斜面ながら、たくさんの花が咲いていて苦にならない。
写真に写っているのを調べてみると、クガイソウ、ヤマハハコ、シモツケソウ、ノリウツギ、ミヤマシシウド、マルバダケブキ、ヤマブキショウマ、ミツバオウレン、コオニユリなど。

前回は下山時に小太郎山に走るように寄り道して下ったが、ハイマツの尾根を見るだけで肩の小屋へ向かった。
肩の小屋で1泊予約すると労山割引500円と子供割り引き500円で夕食付きで2人分13000円であった。
宿泊用荷物をデポして、北岳頂上に向かう。すぐに着くと思ったが1時間以上もかかった。ゆっくりしたいと思ったが、Kが頭痛が始まり、早く下りたいというので、写真をとって早々に下山開始となった。曇り空となり近くの山しかみえない。八本歯のコルなどみえたが「きただけかな」などと言いながら、今夕の小屋前のショータイムに期待をつなぐ。
時間があったので水場へ下りてチョロチョロながら2Lの水を汲んだ。夕方も曇り空であまりよく見えなかった。
一夜明けて、湯沸かしに外へ出た時のモルゲンロートはすばらしかった。

ゆっくり支度して仙丈岳、甲斐駒岳に別れを告げながら来た道を下り、御池小屋で荷物を受け取り、広河原のバス停へ向かった。
Kは先に行きたがるので、ザックを重くして2人のバランスをよくした。
奈良田温泉(大人550円、子供200円)で次のバスまでゆっくりして、身延行きのバスに乗り、長い復路の旅がまた始まった。

今回北岳山中2泊のことで諸先輩より色々アドバイスをいただきましてありがとうございました。
20日の夜行バスで大阪へ行き関西空港より、シルクロードの旅に参加します。
5000mの高所にも行くので、訓練ができてよかったです。また、報告をしたいと思います。


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古賀志クライミング◆写真 

古賀志でクライミングをしてきました。

今回、一番馴染みのある岩場ということで古賀志を選んだのですが、灼熱地獄、虫刺されにはかなり参りました。ですが、それ以上に楽しむことができました。簡単ではありますが報告させていただきます。


DSCN2957-1.jpg

8月6日、7日
古賀志
メンバー:松原、前田(記録)

前夜発8月5日  キャンプ場

6日  悲しいくらいの晴天
★沙羅ちゃん5.8
★空5.9
★競技会ルート5.9
★ウルトラマンフェイス10a
(前田撃沈。松原さん、古賀志の常連さんに教えてもらいながら、何度もトライする。指がカチカチじゃ。次回に期待)
★死亡遊戯11a
(松原さん、オンサイトを狙う。条件付きのルートで、常連さんたちに見守られながら。オンサイトを逃した後は、常連さんたちにアドバイスを受けながらトップアウト。)


7日
★新人クラック直上5.9
★凹状ハング5.9
熱中症気味になってしまい昼寝したり、のんびり岩場の下にあったリングでロープワークの練習をしたりする。
★カモシカハング11a
たっぷり遊ぶ。前田は3ピンかけた所で断念。松原さんは上部の核心に粘ってトップアウト。恐ろしいくらい汗の雨が降ってきていた。

とにもかくにも、暑くて暑くて…。
そして、見たこともないでっかい蚊や、服の上靴の上から刺してくるアブが…。虫除けも虚しく、20ヶ所以上刺されたけれど、水場で冷したトマトや冷奴は美味しかった^^
あ!カラスに茹で玉子とカップヌードル持って行かれました。どうやって運んだんだろう?

今回、宇都宮森林公園の無料キャンプ場を使用させていただきました。夏期限定、要予約なのですが、岩場から近く、トイレ、炊事場もあり、またお願いしたいです。※岩場まで一番近い山の中を通る道路は通行止めでした。


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白山・荒島岳・伊吹山■写真 

鈴木愛子です。
白山・荒島岳・伊吹山の山行報告をいたします。


白山頂上
メンバー:鈴木憲二・鈴木愛子(記)

①白山
1日目…7/31(木) 晴れ後曇り後雨

岐阜県側の大倉尾根を登る。約3時間歩き、大倉避難小屋(泊)
小屋の周りに水場がないので、一人3.5リットルの水を背負い歩く。
それが重くきつかった。
トイレもないので、ここに泊まりたい人は携帯トイレ必携である。
道々、ぶなの緑、時々見える白水湖の水の青さが綺麗で励まされた。
小屋に着いた途端にどしゃ降りの雨で、カッパを着ないですみラッキーであった。
小屋は新しくはないが綺麗であり、宿泊者は我々の他、沢パーティ(2人)のみであった。

2日目…8/1(金) 晴れ時々曇り後一時雨
小屋にエアマット、シュラフカバー等の不必要な物を置いて、荷物を軽くして登れ良かった。
岐阜県側から登る人は少なく、我々の他は2パーティのみであった。
室堂につくと福井県側から登って来た人が沢山いた。
室堂で水の補給をした。(無料 冷たく美味しかった)
頂上では槍・穂高、御岳、乗鞍、立山、剣岳等々が見え、眺望を満喫した。
クロユリ、マツムシソウ、ハクサンコザクラ、イワカガミ、チングルマ、ミヤマキンポウゲハクサンフーロ等々、他、沢山の高山植物たちに会え、嬉しかった。
往路と同じく、復路を歩き、小屋でパッキングをし、登山口まで降り、登山口近くの白水湖畔ロッジ(泊)
 
②荒島岳
8/3(日) 晴れ後曇り ガス深し 後一時雨

カドハラスキー場跡の登山口~シャクナゲ平~荒島岳頂上をピストンする。
ガイドブックに標高が低いので(1523.5m)、登山時期は5・6月と秋がお薦めと書いてあった。なるほどしかりであった。暑かった。
ブナ林の緑は綺麗であったが、あまり花は咲いていなくて、頂上の周りに、シモツケソウ、 ミヤマキンポウゲ、ルリトラノオが咲いているのみであった。
頂上は360度の眺望を楽しめるはずであったが、雨で、ガスが深く、何も見えず残念であった。
 
③伊吹山
8/4(月) 曇り時々ガス深し

8合目まで伊吹山ドライブウェイを走り、車で行く。
8合目~西回りコース~頂上~中央コース~8合目と遊歩道を歩く。
観光バスが10数台も来ていて、人が物凄く多かった。
ずっと蟻の行列の様に歩き、人の多さにがっかりであった。
西回りコースはシモツケソウは背丈も低く、何本も咲いていなかった。メタカラソウとルリトラノオが沢山咲いていた。頂上界隈も期待したほど種類多くは咲いていなかった。中央コースに、シモツケソウが少し多く咲いていた。ピンクの花が何とも可愛かった。
それだけでも見られ、良かった。
頂上の土産物屋の主人が言っていた。「ここ数年はシモツケソウが少なくなり、背丈も低くなった」と。そして以前、沢山咲いていた時の写真を見せてくれた。
伊吹山も尾瀬や乗鞍等々の山の様に、もっと低い所に駐車場を作って、車の規制をして、シャトルバスで人を運べば、花たちにとっても、良い環境になるだろうにと、思いながら歩いた。
 
今回、3つの百名山を登ることが出来た。完登まであと4山となった。
来年、完登をめざし、頑張ろうと思う。


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剱岳~北方稜線◆写真 

住田です、こんばんは。

剱岳から憧れの北方稜線を、綿密な計画と準備、力量の揃ったメンバーで、コワ楽しく無事行くことができました!
長文となりますが、ご参考までに報告します。


21448 池ノ平小屋に到着!(背後に八ツ峰・チンネ)
 [池ノ平小屋に到着!(背後に八ツ峰・チンネ)」

【山域】北アルプス
【ルート】室堂~剱岳~北方稜線(バリエーションルート)~池ノ平~室堂
【日時】2014年8月1日~3日
【メンバー】CL花島・SL神山・吉川・住田(記)
【日程・天候】
8月1日
7:00扇沢駐車場出発~7:30始発バス~9:00室堂ターミナル9:30~12:20別山乗越12:40~13:10剱沢キャンプ場(テント泊)
8月2日
4:30剱沢~6:20前剱~8:00剱山頂8:30~10:00池ノ谷乗越~11:00三ノ窓~13:00小窓~15:00池ノ平小屋(泊)
8月3日
6:00池ノ平小屋~8:40真砂沢ロッジ~剱沢テント(回収) ~15:00室堂ターミナル

※全行程約23Km、高度上昇約2400m
※逆ルートで時期は9月頃が、道迷いや雪渓トラバースの危険が少ないが、今回は2泊で室堂まで周回するため、あえて北方稜線を下るルートとなった。

【内容】
8月1日(晴のち曇)
前夜遅く、扇沢無料駐車に着き仮眠。始発の立山黒部アルペンルートで室堂に向かった。
日本最古の山小屋、室堂小屋南室を見学し、雷鳥沢キャンプ場から別山乗越、剱沢キャンプ場に向かい、テントを設営した。
ここで今年の関プロでご一緒になった埼玉の救助隊の方、また千葉の松戸の会の方にも偶然出会い、そろって乾杯し、楽しいひと時を過ごした。

8月2日(晴のち曇、時折小雨)
翌朝は3:30起床、力うどんでスタミナを蓄え、4:30に出発した。
剱山荘あたりでご来光を拝み、写真撮影と安全登山を祈願した。
剱岳山頂の手前から団体ツアー等で混み始め、カニのタテバイ前では下りの登山者との離合もあり大渋滞。
予定より30分以上遅れて、剱岳山頂に登頂。大パラノマを堪能し、いよいよ北方稜線を目指す。

山頂から稜線をたどり、長次郎の頭は長次郎谷側から巻く。
池ノ谷乗越までは、多少マーキングがあり、踏み後もあるが、岩はもろく浮石が多い。
岩棚のトラバースは、急斜面に切り落ち、高度感があるが、スタンス・ホールドが多く、問題なく通過。

現在位置の認識で、意見が分かれたが、GPS(iPad miniの山と高原地図アプリ)で直ちに確認。心強いオモチャ(メンバーからの呼称)であった。
チンネや八ツ峰の頭を右手に見て、池ノ谷乗越へクライムダウン。見上げると思ったより垂直に近い感がある。

池ノ谷乗越で小窓ノ王の写真を撮りながら休憩中に、反対方向からアンザイレンの3名とすれ違い、ガイトと思われる方から、「小窓雪渓に降りたら、ガスで巻かれる前に早めに、鉱山道への取り付き地点を確認するように」とのアドバイスを受けた。
先にガイトパーティが池ノ谷尾根をクライムアップ。落石を受ける可能性があるため、出発を5分間待つ。

池ノ谷ガリーの下りは、急なガレ場下り。頼りとなる足場が少なく、ザラザラと岩雪崩を起こしながらも、ゆっくり下ると三ノ窓に到着。
大きく開いた窓からは、後立山連棒も望め、北方稜線ならではのダイナミックな景観が続く。

途中、種々の高山花の講釈があったが、唯一追加で覚えたのはダイモンジソウ等に留まった(ルート取り、浮石・足元に集中でいっぱい)。
三ノ窓の左ルートはザレており(発射台と呼ばれている)、とても登れそうにないように見え、上部の岩ルートもロープがないと難しそう。
しかし近づくと基部に残置ロープがあり、ホールドもあり問題なく通過できた。

小窓ノ王から稜線をくだり、小窓の頭を巻いて、小窓を目指す。
途中踏み跡が不明となり、ハイマツの下を藪コギ泳いだり、不安定な草付急斜面をトラバースしながら下る。

途中急斜面の二俣の雪渓があり、念のためロープを出した。
30mロープがいっぱいで、なんとかフィックス。アイゼン、ピッケル、ロープマン等でトラバース。
ここでメンバーの一人が先の雪渓で足を滑らせて転倒するヒヤリハット。ロープのおかげで滑落を免れた。

しばらるすると登山道に合流し、小窓に到着。現在位置の認識で意見が分かれたが、ここでも心強いオモチャで確認できた。
小窓雪渓を下り、滝の手前にあるはずの鉱山道への取り付きを探すが見つからず....小雨が降り出し、ガスも発生し始めた。
持参したヒトココ(お守り替わり)を思い出し落ち着いて、別ルートも視野に入れながら下ると、2番目の滝を見つけ、その手前に取り付きのマーキングを発見、ホッと安堵した。

鉱山道は水平に近いが、へつり状の溝道で雪渓側は切れ落ちており、急な雪渓や崩壊ぎみな所もあったりで、核心を過ぎても気を抜けない。
ピッケルを使って慎重に通過する。
池ノ平小屋のHPで調べると、鉱山道は年々崩壊がすすみ、2名以上でのスタカット・アンザイレンが必要とある。

途中から一般道ぽくなり、旧鉱山道らしくモリブデン鉛鉱原石もあり、牧歌的な風景を楽しみながら進むと、池ノ平小屋の赤い屋根が見えた。
前日テン場で一緒だった別ルートからの埼玉の救助隊のH川さんが、大きく手を振っている!無事再会でき、達成感もありジーンとくる。

池ノ平小屋では露天の五右衛門風呂を勧められ、まずは女性陣から。カメラを手に、大はしゃぎの声が聞こえる。
交代で男性陣。八ツ峰、チンネを仰ぎ見ながらの露天風呂は最高!
五右衛門風呂のフタの裏側に、管理人が酔っ払って詠んだとされる、戯れ句が落書されていた。
 「山岳招来 酔客無尽 草木騒然  鳥獣随喜 池の平湯」

北アルプスで一番小さな山小屋は、at homeな雰囲気で、山小屋の方を交え楽しい山談話に会話が弾んだ。


8月3日(曇)
室堂最終16:30を目標に、6時発。しばらく進んだところで、「小屋の方との一緒の記念写真は?」との声があり、小屋まで引き返し、記念写真を撮らせていただく。
管理人の方から、「写真のために引き返してこられたお客は初めてだ!」とのこと。
小屋の見送りの鐘、ジーンとくる。

二股、真砂沢ロッジから剱沢雪渓を登る。
ロングトレッキング用軽量ザックのお蔭か、3日目も順調に進む。
剱沢でテントを回収し、予定より早く室堂に到着した。

温泉: 大町市コミュニティセンター 上原の湯(400円): 空いていました。
夕食: 大町で「カイザー」: お肉関係の定食人気

今回振り返って
・ルートファインディングと、事前のルート情報収集が重要だと再認識した。
 (ルートをはずれたまま突っ込むと、途端に難しくなり危険)
・リーダーの的確な企画と、美味しい食事とおつまみ等、メンバーの皆さんに感謝します。


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小川山クライミング◆写真 

松原一敬です。
 
1泊2日で小川山へクライミングに行ってきました。
悪天候のため、2日目は場所を湯川に変更しました。

 
DSCN2934.jpg

【日時】8月2日(土)~3日(日)
【場所】小川山&湯川
【メンバー】CL平野 直子、SL上茂 美砂子、鈴木 秀則、鈴木 玲子、平野 良彦、松原 一敬(記)

 
8月5日4:30に平野家にメンバー集合し出発、京葉道→首都高→中央道で長坂ICへ。
廻り目平キャンプ場に到着しテント設営、準備を整え9:00頃岩場へ出発。
とりあえずアップということで、お殿様岩の「大貧民ルート(3P)5.7」へ。
しかし最終ピッチを登り始めたあたりで雨がぱらぱら。
いったん止むも、最後の二人が登り切る頃には雨。
全員登り切った頃には大雨。
懸垂下降を始めるころには暴風雨。
滝のような雨と雷で非常に寒くて怖くて、この日のクライミングは終了。
びちゃびちゃになりテントまで戻り、車で温泉に向かいました。
普段なら遠くて行かないという灯明の湯の源泉かけ流し、生き返りました。
 
回復した後は灯明の湯の近くの湯川の岩場を偵察。
小川山があんなに荒れていたのに、湯川は問題なく登れていました。
 
偵察で時間をつぶした後はスーパーで買い出しをし、キャンプ場で飲み食いしました。
 
2日目、この日も小川山の天気予報は良くなかったためどうするか悩むが、鈴木秀さんの提案により、コインランドリーで装備を乾燥した後に湯川でクラックを登ることになりました。

湯川の駐車場に着いて準備を整えていると、平野さんがハナビラタケを発見。
巨大なキノコでマイタケの仲間らしいです。
収穫はクライミング後にとっておいて岩場へ。
 
湯川で登ったルートは以下の通りです。
 
デゲンナー 5.8
台湾坊主 5.9
フォーサイト 5.10a/b
 
この日の湯川も登ってる途中に雨が降ったりやんだりでしたが、ここの岩場は木が茂っているお陰か、ちょっとくらいの雨は問題なく登れました。
 
クライミングの後はハナビラタケを収穫し、すぐ近くの灯明の湯へ。
さっぱりした後帰路へ。
帰りは上信越道から関越、外環、京葉道。
平野家着は確か21:30頃。
 
皆さんお世話になりました。
ものすごい嵐で参りましたが、今となっては愉快な記憶に感じます。
またよろしくお願いします。

ハナビラタケは我が家では味噌汁にしていただきました。
平野家ではお澄ましとバター炒めにしたそうです。
歯ごたえの強い、コリコリしたマイタケの香りのするキノコでおいしかったです。
ご馳走様でした。
クライミングの練習だけじゃなくてキノコの勉強もしなきゃならぬと感じました。


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白馬ー白馬大池◆写真 

菊池です。
長文ですが、興味ある方はご覧ください。

今年も恒例の盛夏の北アルプスを堪能できた。
約20年前の二男が中学の頃、初めて北アルプスに連れて行ったこのルートを今回は逆ルートで歩いてみた。


37 小蓮華付近からの白馬方面の絶景
 [小蓮華付近からの白馬方面の絶景]

【山域】北アルプス・白馬岳―白馬乗鞍岳
【日程】2014年8月2日~3日
【メンバー】菊池単独
【目的】
1.盛夏に一度は北アルプス山行を実施すること
2.小蓮華岳付近からみる白馬三山の絶景を撮影すること
3. 膝の怪我から6か月経過、リハビリを重ねた結果、恒例の夏のテント泊縦走は体力的にどうか確認すること
4.今回で10回目となる心の名山・白馬岳を久しぶりに新鮮な気持ちで訪れたい

【行程と天気】
2日 晴れ・17時頃から1時間半激しい雨
信濃町4:00-二股臨時駐車場―タクシ(2000円4名でワリカン)ー―猿倉6:50-8:03白馬尻―大雪渓―葱平―小雪渓トラバースー12:22お花畑避難小屋―13:40村営頂上小屋テント場(テント泊)
3日 晴れのち雨
テント場4:30-丸山にてご来光―5:58白馬岳山頂―7:52小蓮華岳-9:02船越の頭-10:10白馬大池ー白馬乗鞍岳―雪田横断―天狗原ー栂池自然園入口―13:40ロープウェイーゴンドラー栂池ータクシー(3500円)-二股

・白馬岳は43年前(22歳)の5月、初めて山スキーで訪れて以来(山スキーの部屋「山岳スキーへの憧れ:白馬大雪渓」に記載)、夏山・山スキーなどで10回ほど訪れている、もっとも親しみのある心の名山である。登りで白馬大雪渓経由のテント縦走は2005年7月のちば山メンバー多数での白馬三山縦走・鑓温泉山行(小生はツエルト泊)、2006年の大雪渓―不帰―唐松(テント泊:出発時重量19㎏)以来、今回で3回
目である。例年、夏には体力のバロメーターとしてテント泊縦走を続けているが、年金年齢に達し、また2月の膝の怪我からのリハビリで、ハードな山行に耐えられるか、やや不安があったが、重量14~15㎏に絞って出発した。

・五時半頃、猿倉にマイカーで向かったが、当然駐車場が満車のため二股の臨時駐車場止めとなった。次から次へと猿倉から戻ってくるタクシーを拾い、4名相乗りで2000円、ラッキーであった。

・大勢の登山客に交じって、ゆっくり白馬尻に向う。大雪渓が見えてくると涼風が顔を撫で気持ち良い。白馬尻小屋で少休憩の後、8年ぶりに4本爪のアイゼンを装着し、大雪渓の縦列の一人となった。天然クーラーの中は涼しい、途中ガスで視界が閉ざされているがその上方はガスが切れて小さな登山客の一列が続き幻想的な雰囲気を醸し出していた。葱平でアイゼンを外し、草付の登山道を登ると,クルマユリをはじめ高山植物の宝庫の片鱗が現われてきた。

暫く上ると40度を超える急斜面の雪渓上部にトラバースする登山客がガスのかかった中にぼんやり見える。滑落したら怖いなと不安になりながら、高度を上げた。小雪渓のトラバース地点にくると斜度はやや緩んでおり、雪渓に刻んであるトラバース道の幅は十分であり恐怖心はなくなるがアイゼンを再装着して通過した。この上部は素晴らしいお花畑を愛で、ゆっくり撮影しながらの登高であるが、かなりの急斜面・疲労困憊の時間帯であり、喘ぎ喘ぎ約7時間でテント場に到着した。

・テント場は奥のほうには空きがあるが、すでに満杯に近い状態、何とか隙間を見つけ1-2用のアライテントを設営、雪渓下の水場で給水と350㏄2本を冷やすための残雪を採取した。コンビニで購入したカット野菜(レタスや、千切りキャベツ・ニンジン)にマヨネーズと塩を振り掛けたサラダ、カキの缶詰、ナッツ類を肴に早くも贅沢な宴会モード、キツネそばのカップヌードルを食べ3時半過ぎには酔いと満腹に、
早々と宴会を切り上げ昼寝タイムとした。

・4時半頃から頂上を目指そうと考えていたが,その頃から雨が降り出し次第に激しい降雨状態が約1時間半ほど続いた。6時半頃になり漸く小降りとなったため、丸山まで登り夕刻の写真撮影を行った。軽めの夕食と水割りウイスキーで締め、8時半頃には就寝した。

・綺麗な三日月と星空の未明、2時半頃から周囲のテントががさつき始め、小生も荷物をまとめて4:30出発、丸山には日ノ出を待ちわびた大勢がカメラを構えていた。
4:52北信の山々のシルエットの上にご来光が始まった。一斉にシャッター音が響き、荘厳な一日の始まりである。振り返ると立山・剣の素晴らしいモルゲンローテ、メーンイベントである撮影目的の稜線漫歩の幕開けである。

・白馬山頂で記念撮影してもらい白馬大池方面へ出発、同ルートを辿る大勢の登山客と相前後しながら、ゆっくり思う存分シャッターを押しまくりながらの楽しい縦走である。柳又・雪倉そして山スキーで何度も滑った金山沢を観察しながら、多くのお花を愛でながらゆっくり歩を進めた。

・小蓮華に近づくと、いよいよお目当てのかっこいい白馬三山が見られるようになり、、撮影ポイントを探しながら何度も何度を振り返りながらシャッターを押しまくった。台風の影響で上空は上越方面の半分は雲が出ているが,下部の雲海の右上方に残雪残る迫力のある岩壁の白馬三山が見事な絶景を演出していた。本当に来てよかったと思える瞬間である。

・今回のルートはまさに高山植物の宝庫である。クルマユリ・ミヤマクワガタ・ウルップソウ・コマクサ・アズマギク・ヨツバシオガマ・ハクサンフウロなどを撮影しながら、圧巻は白馬大池のチングルマの大々群落であった。気が付いてみると2日間で360枚あまり撮影してしまった。

・白馬乗鞍から天狗原までの下りは要注意である。雪田を横切るところは慎重にアイゼンなしでもOKであるが、その後の下りは急で大きな岩石の連続であり、疲れた体にはかなり怖く緊張するところである。天狗原に近くなって雨が降ってきたが、予想以上に時間がかかり、何とか栂池自然園入り口の辿りついた。

・栂池ゴンドラ乗り場駐車場からタクシーで二股まで3500円、小日向の湯で久しぶりに汗を流し帰路となった。


+写真集へのリンク(1/2)+
+写真集へのリンク(2/2)高山植物+
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正沢川・細尾沢◆写真 

内堀です。
8/2・3正沢川・細尾沢の沢登りの報告します。


22木曽駒ヶ岳山頂
 [木曽駒ヶ岳山頂]

【山城】  中央アルプス 正沢川・細尾沢
【コース】 
8月2日 木曽駒高原スキー場~正沢川~二股(細尾沢出合)~細尾大滝~テン場
8月3日 テン場~雪渓(スノーブリッジ)~木曽駒ケ岳~七合目避難小屋~木曽駒高原スキー場
【日時】8月2日(土曜日)~8月3日(日曜日)
【天候】8月2日:曇り・一時晴れ・雨・曇り 8月3日:曇り・雨・曇り 
【参加者】 CL:柘植・石橋・富樫(富)・内堀(記録)
【山行タイム】
8月2日 木曽駒高原スキー場:6:45~細尾沢出合:9:55~細尾大滝下:10:30~細尾大滝上:11:00~テン場着:11:45
8月3日 テン場:5:45~木曽駒ケ岳:9:20~七合目避難小屋:12:00~木曽駒高原スキー場:14:25

【山行報告】

8月1日(金曜日)夜、船橋駅21:00集合して、京葉道路・首都高速と続き、新宿の手前辺りから渋滞が始まり高井戸まで続いてしまった。
中央高速に入る頃には順調に進み、双葉SAでトイレ休憩する。更に中央道を進み伊那ICに到着したのが、8月2日(土曜日)0:05ギリギリ、土・日割引になった。先程の休憩が結果的には非常にありがたかった。ラッキーであった。
権米衛峠を越え、道の駅:日義木曽駒高原にて仮眠する。1:00頃就寝。
 
8月2日(土曜日)
4:30頃目覚め、身支度とパッキングを済ませ。早朝も取らず木曽駒高原スキー場跡に向かう。ここで、最終の沢支度をを済ませる。
ハーネスを忘れたことに気づく。騒いでもしょうがない、必要な時に簡易ハーネスで対応しようと言い聞かせる。
この駐車場には既に何台か車が来ている。人気の沢なのか、はたまた、木曽駒登山の方々か? いざ出発である。
駐車場から10分程度で正沢川に入渓する。細尾沢まではゴーロ地帯である。石が大きいなと感じた。本日これで疲れそうな予感がする。
この沢は水が冷たい、先週の尾瀬(ヘイズル沢)に比較して格段冷たい。3000mの沢は冷たいのか?
このゴーロ地帯を休憩を挟みながら3時間程度で超え、やっとの事、細尾沢出合(二股)に到着した。後続の若いお兄ちゃんもこの場所にて釣りを始めた。テン場の確保のため急いで出発。細尾大滝がドーンと目の前に現われる。左岸より高巻きルートを進み一歩一歩進む、危険なトラバースも更に上に進み、無事高巻きに成功。この高巻きに30分程度掛かってしまった。これよりゴーロ地帯はなくなった。嬉しい。

更に進み滝を何本か超え、少し幅広のひょんぐり滝4mが現われる。ネットではこの上にテン場があるとのことで、左岸より巻いて登るとテン場が出現する。焚き火のあとが見受けられた。しかし、エスパーステントを設営するには少し狭い。強引に設営。12:00を少し回った辺り。
着替えを済ませ服を乾かす。河原周辺は滝の頂上のため、河原がほとんどない。ビールを沢に入れ冷やす。
若いお兄ちゃんはこのテン場を尻目に、更に上流に登っていった。どこで幕営するのだろーと心配した。若いから何処でも寝られるか?
途中、15:00頃?(定かではない)より雨が降り始めテントに逃げ込む、こうなるとする事がなくなる。宴会の開始である。
先週より1本多く酒を持ち込んだため、気持ち良い時間が結構続いたのは嬉しい限りである。
早めの食事を済ませ。18:00頃には就寝開始した。途中あまりよく寝たので朝かと思い時計を見ると、まだ夜12:00頃であった。
更に寝て、4:00頃起床する。
  
8月3日(日曜日)
朝食を済ませ、沢支度中に事件勃発である。昨日はいていたショートパンツ(紺色)がなくなっている。何処を探してもない。
記憶を辿り、最終置いた場所を特定し回りを探すが見つからない。どうも沢に流れたようである、沢の側の木に掛けた事が敗因のようである。
残念である。2・3回しか使っていないのにと思っても、ショートパンツは帰ってこない。下の沢で仮にこのショートパンツを見たら、どのように思うのであろう? 体は何処・ズボン無しで上がったのか? 余韻に耽るものの、我に返り懺悔の気持と本日の山行の無事をお祈りする。
テント撤収とパッキングを済ませ。いざ出発である。やはりこの沢冷たいなーと感じる。
出発して30分弱の箇所に雪渓が現われ、更に進むと巨大な雪渓:スノーブリッジが出現する。水が冷たい訳だ。
スノーブリッジを潜り抜け、順調と思いきや、更に奥に雪渓が現われ、雪渓の高巻きを行い結構時間を費やす。この雪渓が終わった所から推量が極端に減ってきて、何個か二股を過ぎると更に推量が減りか細い物となる。ここで各自、水の補給を済ませる。
遠くを望むと雲の間から北アルプスの穂高が見え、大キレットの先には槍ヶ岳が微かに見えている。ラッキーである。
二股へは右側右側と進み最後の二股(ガレ場)で左に進み、ガレ場と這い松地帯を避けながら尾根道へ辿り着く。尾根を歩いていた人達はいきなり出現した人に怪訝そうな顔を向ける。すかさず沢から上がってきましたと。相手も納得の顔で挨拶を済ませ。木曽駒ヶ岳山頂に向かう。

5分程度で無事山頂に登頂。人は多い。小雨が降っている。天気悪い。さっきまで遠く見えたのにと思いつつ、沢の片付けを済ませる。
軽い食事と山頂での記念写真を収め、天候が悪くならないために早めの下山開始。9:50頃ここより、2時間程度で七合目避難小屋に到着、この時点で結構疲れている。12:00頃であった。
更に急斜面を降りようやく幸の川到着した。更に林道を歩きようやくのこと、木曽駒高原スキー場跡に到着。14:25頃。お疲れ様でした。
国道手前の天神温泉で汗を流し、道の駅:日義木曽駒高原にて食事を取り、元の道を辿り帰宅。
本日夏休み日曜日のため、笹子トンネルで渋滞が始まり、大月からは渋滞のピークとなり、小仏トンネルの先から順調に進んだ。
この渋滞もつき物であるが、夏休みは中央道を使用するにはこの渋滞と付き合う事が不可欠のようである。・・・ホトホト疲れます。


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富士山 

「富士山は登る山じゃない。見る山だ。」なんて思っていましたが、富士山からエネルギーをもらって帰ったような気がします。
さすが、霊峰です。やっぱり「富士は日本一の山~」でした。  寺崎 眞理


富士山山行7月30日

富士山山行7月30日~8月1日
メンバー 菅井修、八角洋、狩野郁子、寺崎眞理(記)


1日目:7月30日(木)
・千葉7:00出発→河口湖インター下車→中の茶屋、馬返→吉田口五合目、奥庭荘宿泊

 予定通り出発したものの、ウィークディだったため渋滞に巻き込まれ、「馬返」に着いたのは11:00。

・11:20より登山開始。登山道の幅は広くゆったりとしており、それぞれの合目にある廃屋や当時の写真で、信仰厚き人々が行き交った様子が偲ばれる。それも、登山道工事の方々が道の真ん中に大きな枡をつくり、その中に石を敷き詰めて道が崩れるのを防止するなどして安全快適な登山のための尽力の賜物。木々を通り抜ける風は心地よく、途中、きれいなシャクナゲがひっそりと咲き、あまりの可憐さに何度もカメラのシャッターを切ったが、五合目以降、行く先々に咲き誇りちょっと損をした気分だった。しかし、圧倒的に五号目までのシャクナゲが美しい。

・4合目からは菅井さんお得意のルート探索で時間を稼いだ。14:00過ぎ、五合目の舗装道路が見え、一足先に到着していた八角さんの姿にほっとする。これまでの気持ちよいハイキング気分は消え、だらだらの舗装道路を嫌と言うほど歩くことになる。

・五合目の吉田口は思ったほど混雑はしておらず、そこからバスで1つ目の奥庭(御庭)で降り、八角さんの隠れ家?の「奥庭荘」に向かう。本当にこの先宿泊所があるのか知らんと心配になるほど奥まった所に奥庭荘はあった。宿の方々の歓待ぶりに、八角さんとの人間関係を垣間見る。その大きな山小屋には様々な鳥の来客があり、大きなカメラを構えた方々がいた。到着するや否や「ホシガラス」に御目文字。夕食を終わらせ、うまく雲が抜ければ「赤富士」が見られるかも、とおっしゃるご主人。ぎりぎり赤富士?と思える赤富士を見ることができた。正真正銘奥庭だと思わせる、満天の星空を見ながら就寝。

2日目:7月31日(金)
・5:00に起床、食事を済ませご主人の車で吉田口に送って頂く。「奥庭荘」から吉田口まではかなりの距離があり、八角さんの顔に「ありがとう!」

・6:05入山料1,000円を払い、入山のバッジを貰って出発。始めのうちは4人の富士山?と勘違いするほど人っ子一人出会わなかった。しばらくして若者2人に抜かれる。その後少しずつ人が増え始めた。マイカー規制が夏休み中あり、シャトルバスでの移動なので朝から登る人は少ないらしい。六合目富士山指導センター辺りから下山の人々が多くなる。日の出を見てそのまま降りてくる人々らしい。

・7:35七合目「花小屋」着2,700m。8:05七合目中間鎌岩館出発2,790m。七号目は山小屋がいくつもあって、どこまで行っても七合目。9:15八合目太子館着3,100m、10:00白雲荘着3,200m…。

途中、自転車で日本一周中の若者に会う。4月に郷里の長崎を出発、我々が千葉県人と知って福岡で手に入れた旅の友「ふなっしー」を見せてくれた。彼は日本海側を北上し、北海道から太平洋側を通り、(勿論千葉も通過)、郷里に向かっているところだった。本人曰く「何故か、予定になかった富士山にいるんですよね。」「ではまた頂上で…。」と別れたが、結局会えなかった。今頃どのあたりだろうか。
10:50富士山ホテル第一着3,400m。11:15御来光館着八合五勺3,450mゆっくり10分ほど休憩。

・11:50九合目着、12:00出発。12:30鳥居をくぐって山頂へ。山頂では残っていた食料を昼食として食べ、ほっと一息ついていると、雨。大急ぎで小屋に入り、八角さん御用達のお汁粉で舌鼓。下の方では雷が…。御鉢巡りは天候のせいで断念。狩野さんは御鉢を覗いて満足。

・13:25下山開始。だらだら道をひたすら下る。途中、怪我人の手当てや捻挫した外国人の救助要請レスキューをしながら、16:30五合目に戻る。

・17:30のシャトルバスで麓へ。夕ご飯をゲットして宿桜富士へ向かう。お風呂は天国極楽。

3日目:8月1日(土)
・早朝の宿(富士桜荘)からの眺めは最高で、富士の登山道がくっきりと見えた。あれを登って、降りてきたのか、と思うと感慨無量。

・朝食後、富士ビジターセンターへ。スクリーンによる説明は、すべて中国語。中国人が大波のように寄せ、あっという間に引いていく。駐車場の観光バスはみんな中国人ツアー。提示物は興味深く、説明の方もスタンバイされており、菅井さん・八角さんのかなり突っ込んだ質問や確認に、熱心に応えられていた。八角さん、中国人のマナーの悪さに憤る。いくら文化の違いとは言え、ちょっとひどすぎる。

・その後、忍野八海へ。ここもやっぱり中国人。水はコバストブルーに澄み、しばしの涼を感じさせるが顔を上げると、中国の人人人。

富士山を堪能して、千葉に戻る。



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