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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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乗鞍山スキー◆写真 

菊池です。
遅くなりましたが、今シーズンの正真正銘の滑り納め乗鞍山スキーの報告をいたします。


07 帰る頃から天気回復
 [帰る頃から天気回復]

【山域】乗鞍
【日程と天気】2014年6月29日 曇り時々雨のち晴れ間あり
【メンバー】菊池単独
【行程】栄村4:20―乗鞍高原観光センター駐車場7:30-バスー肩の小屋口駐車場(2620m)―雪渓滑走3本(累計標高差550m)-バス13:24―駐車場


・昨年の同日、鳥海山で滑り納めを行い、今期も鳥海山を狙ったが、相棒の都合が悪く、気軽にアプローチできる乗鞍とした。

・前日会合で栄村に宿泊、天気が微妙で直前まで中止にするか迷ったが意を決して出発した。乗鞍高原観光センターの駐車場につくころは青空が広がり、テンションがアップしたが、頂上付近は雲がかかっていた。始発バスは2台、この時期はスキー客は少なくなっており登山客と半々くらいであった。肩の小屋口に到着する頃には、曇って小雨が降っていた。

・出発の支度をしていると、火打・富士山でお会いしたチームSの3名と、なんと今期3度目の遭遇。お互いに「なんと、キチガイばかり揃ったのでしょう」と変に関心しあい、行動をともにすることとした。

・視界はやや不良であったが、風も弱く気合を入れてシール登高、標高差200m程登りあげ、まず一本目の滑走、下部に行くほど凹凸の激しい洗濯板状の雪面を慎重にターンしながら、道路まで続く雪渓末端まで滑った。

・2本目は稜線に続いていると見える急斜面を大きくジグを描きながらシール登高、30度程の急斜面ではやや緊張しハアハアしながらのトラバース登行であった。上部に行くと稜線までは繋がってなく、稜線下50m地点位(標高2900m)からの滑走となった。上部の雪面は凹凸も少なく快適なザラメ滑走ができた。駐車場まで下ってくるころには雨足が強くなってきたので、小屋で大休憩。今回はガスヘッド持参しカップヌードルをいただいた。

・しばらく休憩していると晴れ間が広がり、気合を入れ標高差100m弱、ツボ足で登りあげた。職人肌のテレモーグラー等が技術を披露しあっているモーグル斜面の横の洗濯板斜面を今シーズン最後の滑走を行った。

・数日雨が続いたこともあり斜面が荒れており、またこのシーズンすでに快適な山スキーを楽しむには物足りない時期であり、純然たる山スキーヤーはわれわれを含め数名であったが、モーグルに興じる方々が10名ほど、20名ほどのボーダーの団体さんがポール練習をしていた。

・約40年前の梅雨の真っ最中の7月初め、まだ山スキーなるものを知らなかった学生時代に肩の小屋に宿泊してのスキー旅行で、あいにくの雨模様が続き、たった一本だけ短い距離を滑走した苦い思い出が、ずーっと尾を引いていた。山を知らなかった学生時代、高くついたこの旅行の帰り、特急あずさのグリーン車両を通って行くとき、あの俳優の高島忠夫さんのご家族が乗り合わせおり、今では押しも押されぬ人気男優の兄弟の幼い可愛さが思い出されます。今回何とか梅雨時期の乗鞍の雪辱が叶えられました。

乗鞍の山スキー適期は6月中旬くらいまででしょう。

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庚申山◆写真 

山行報告「庚申山」

・山名    足尾山塊 庚申山・皇海山
・メンバー  広木(国)・菅井・寺崎(記)
・山行日   2014年6月21日(土)・22日(日)


・6月21日(土)3時30分、千葉出発。

東北自動車道から、日光、銀山平に入る。国民宿舎「かじか荘」先の駐車場にはすでにかなりの先客。
ここで山荘の管理をボランティアで実施している、栃木労山・森さんと合流する。
はじめのうちはごく普通の林道だったが、すぐに、崩れ落ちてきた岩が砕け散乱した林道に変わった。左は溪谷、右は緑の斜面、何時間か前に千葉にいたのが嘘のようだ。
途中には「天狗の投石」と書かれた、そこだけがたくさんの大きな石が積まれた不思議な斜面があり、霊山の趣がもう始まっている。
「一の鳥居」を過ぎ、庚申七滝を眺めながら「庚申山荘」を目指す。苔生した大きな岩がごろごろしていてその上にしっかり根を下ろした木々の存在感。鏡岩とか夫婦蛙岩などと命名された大きな奇岩もあった。

9:00「庚申山荘」着、山荘周辺の散策。クリンソウの赤紫が鮮やか。1時間後、庚申草を見に庚申山目指して出発。山荘で一緒になったお母さんの3人組と菅井さん、寺崎5人で登り始める。広木さんは山荘の管理人森さんと山荘とトイレの清掃。山荘のトイレはエンジン発電を利用したバイオトイレであった。かなり大きな山荘なので、清掃助っ人は森さんにとっても心強いだろう。
さすに古火山らしく此処彼処に奇岩が多い。何度も庚申草を見に来ている菅井さんの案内で、水が滴る大きな岩にひっそり身を寄せている庚申草に御目文字した。岩に付いている白い苔に隠れ、言われて初めてこれが庚申草だと認識した。山荘の大きく引き伸ばされた写真と違い、あまりの可憐さにこれが食虫植物?皆さんが夢中になるはずだ。一緒に咲いているサクラソウに引けをとらなかった。山行者のほとんどが庚申草目当てとか。足場が悪く、写真は接写が難しくうまく撮れなかった。

天候があまりよくなかったので、山頂からの眺めは今一で、次の日登るはずの皇海山頂はとうとう姿を見せずじまい。帰りは「お山巡り」で下山。結構しんどいルートとか。岩の迫り出した大きな岩陰にやはり庚申草、サクラソウが密やかに咲いていた。大胎内、鬼の耳すり、馬の背とか、眼鏡岩…、奇岩の宝庫。梯子、鎖場、崩れ落ちそうなトラバースコースで、スリリングなおもしろい下山だった。とは言え、トラバース途中、ずり落ちた男性、山頂付近で大きな岩が落ち辛うじて梯子で止まっていたと情報も入った…、油断大敵である。奇岩の上に根付く樹木、雪の重みで同方向に枝垂れている樹木。自然の厳しさを垣間見た。

2日目(22日)…昨日の下山最後の行程で降り出した雨がずっと続いていたので、皇海山登山は断念。出発予定の3時頃まで山荘でのんびり過ごす。
昨日姿を見せた、森さんが取り上げた鹿のハナちゃんは姿を見せず、他の鹿が時々姿を現した。木々の間から見えるその姿を白い馬に置き換えるとまるで東山魁夷の世界だ。きな臭い世間をしばし忘れさせる静謐、命が洗われる思い。
しかし、森さんの話を伺ってショックだった。
猿田彦神社が壊れてしまったので、庚申山荘内に御神体(銅鏡)が祀ってあったが、それが盗難に遭ったという。山荘内の賽銭、山荘利用料金(普段は無人のため、入れる箱が置いてあった)、飾ってあった庚申草の写真、時計、方向や山の位置を示す大きくて重たい銅版(ステンレスの台に止めてあった)等々、呆れるばかりである。

話を伺って許せないと思ったのは、登山客に対してもあった。木製のテーブルには丸く焦跡がいくつもあった。そればかりか、カーペット等にも、である。寝る場所の至る所にロウソクの蝋が垂れた跡があり、直接ロウソクを立てた形跡もあった。
だいたい、ロウソクなど、どうして必要なのか? みんなヘッドライトは持っているだろうし、LEDのカンテラだってあるだろう。明かりには困らないはずだ。自宅のテーブルや畳、カーペットに直接ロウソクを立てる人間が何人いる?
 私は山に登り始めて間もないが、山が好きな人はみんな善人だと思い込んでいた。認識を変えざるを得ないと思ったが、それでも森さんは手弁当で山荘の管理を続け、登山者に気を配り、登山道を直している。そして、助っ人をしている広木さん、樹木や草花について愛おしそうに話される菅井さん。
 一味違う山行経験だった。


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刈込湖切込湖ハイク◆写真 

田中孝平です。
奥日光刈込湖切込湖ハイクの報告を致します。


10温泉寺に咲く花
 [温泉寺に咲く花]

期日:H26:6:22(日帰り)
山域:奥日光 湯ノ湖~刈込湖~切込湖~涸沼~山王峠~光徳牧場
メンバー:CL田中・三代川・大森

所要時間:
千葉4:30=津田沼5:00=奥日光湯ノ湖駐車場8:00 8:30発~刈込湖10:00~切込湖10:30~涸沼11:00~山王峠11:40~光徳牧場12:20バス=13:10湯ノ湖駐車場=温泉寺にて入浴(500円)=途中食事=千葉18:15

行動記録:

22日の早朝まで天気を心配していたが、降ってもシトシト雨と考え、予定通りにスタートをしました。途中の千葉駅で大森君と津田沼で三代川君を拾い、雨が強く降る中を空模様を気にしながら日光清滝ICに向かう。
ICを下りるとすぐのコンビニで行動食と水を購入して湯ノ湖に向かう。

駐車場に着くころには雨も小雨模様に変り、閑古鳥の鳴く元湯温泉をカッパ姿で歩きだし、途中の温泉寺経由で木道から源泉の湿地帯を通り抜けて登山道に入り小峠まで緩い登りをのんびりと雑談交じりで登って行くと間もなく峠に着いてほぼ平坦に進んだ後に刈込湖に向かい今度は下降していく。刈込湖は静かな山間の小さな湖で心癒される所である。この砂浜で軽食と水分補給と写真撮影でマッタリとした時間を過ごし、次のもっと小さい切込湖へ平坦なコースを歩いてまた、ぽっかりと人気の無い湖面で写真撮影を行い、次の涸沼へ歩いて行く、涸沼も静かに霧の漂う中にカール状に存在していて、しばしベンチに座り、食事と奇麗な空気を堪能した。

此処から山王峠まで急登を行き車道にでるが、車道を行くか?登山道を下降するか?を考えたが、登山道を行くに決まり、丸太で階段状の段差に悲鳴をあげながら光徳牧場にたどり着く。
此処で牛乳とアイスクリームを頂き、しばらく道路を歩いて行くとバス停があり湯ノ湖行きが有るのを発見して、時間的にも20分位で来る為、このバス停でハイクを終了とした。以後はバスに揺られて湯ノ湖に帰還する。

スタートの温泉寺にて素朴なお風呂を頂き、帰途に付くが途中の中禅寺湖湖畔の蕎麦屋でそばを頂くが、此処もさびれつつあるのを見て、時代の移り変わりを想いながら天気の回復する中で帰途に付いた。


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鶏冠谷遡行◆写真 

ちば山 細谷です。
遅くなりましたが、鶏冠谷山行の報告をいたします。


07ナメの上で記念撮影
 [ナメの上で記念撮影]

【日程】H26.6.21(土)
【山域】奥秩父
【形式】沢登り
【天候】曇り
【メンバー】CL上茂、石橋、齋藤健、山本、細谷(記)
【行程】
千葉22:00~道の駅みとみ25:30
西沢渓谷駐車場8:00~鶏冠谷入渓8:20~魚止め滝8:50~逆くの字滝10:10~二股12:00~とりつき地点13:50~登山道14:30~駐車場17:00

【記録】

当初、沢中1泊で東沢釜ノ沢に行く予定であったが、日曜日の予報が悪いため、急遽日帰りで鶏冠谷に行くことになった。
前夜に千葉を出発し、1時過ぎに道の駅「みとみ」に到着したが、そこにはテントも張らず、シュラフのみで既に眠りについている者が大勢いたため、我々も早々に就寝した。

朝の天気はまずまずであったが、梅雨時ということもあり雨が降らないことを願って入渓する。
入渓後しばらくすると魚止滝が現れたので、右から巻く。その後、小さな滝やゴーロ、ナメをえながら進むとやがて逆くの字の滝に到着。
逆くの字の滝は、水勢が激しくフリクションも効かないため、リーダーにザイルを出してもらい、とりあえずクリア。さらに進んでいくと二股に到着し、平べったい大岩の上で小休止。
向かうは右俣であるが、右を巻くか左を巻くか。右側は懸垂下降も必要だということから、簡単な左側を選択し滝の上部に出た。

いよいよ鶏冠谷右俣のハイライトであるナメ地帯へと突入。岩床の上を水が小さい飛沫をあげながら、時より顔を出す太陽を反射させて、キラキラと流れている。ナメは岩が赤茶けてツルツルではあったが、周辺には緑をまとった楓が広がっており、紅葉時にもきっと見応えがあるのではと思った。
ナメは絶え間なく続いており飽きることはない。やっぱり癒しの沢は最高である。

やがて左手に40m大滝らしきものが見えてきたが、登山道への取り付き地点がわからない。
地図を見ながら支尾根らしい所からひたすら東に向かって直登すると笹藪から次第にシャクナゲの藪となり、けっこう手強い。40分ほどかかって戸渡尾根の登山道に出た。

この登山道はあまり歩き易いとは言えなかったが、途中でトレラン軍団に何度が追い越された。
なんとその先頭にいたのが公務員ランナーの川内選手であり、こんなところで会えるなんてびっくり・・・
徳ちゃん新道に入ると傾斜もゆるくなり、周囲のカラマツがとても綺麗であった。
車に着くとちょうど雨が降り始め、急いで白流の湯に向かった。
今回のルートは特に時間のかかった場所はなかったが、比較的長い行程となった。


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横岳◆写真 

こんばんは。たけしたです。
白川さんが横岳ツクモグサ山行報告書を書いてくださったので写真と一緒に送ります。
 
女5人、横岳へツクモグサを見に行きました。咲き始める前のようでしたが、無事にご対面できました。


8、ツクモグサ1
 [ツクモグサ]

【山域】八ヶ岳
【コース】杣添尾根~横岳
【形式】ハイキング
【日程】6月21日(前夜発)
【天候】曇、晴れ
【参加者】CL澤田(淳)、SL竹下、大木、加藤、白川(記録)

【記録】

前夜 道の駅南きよさとにて仮眠。
6:45 杣添尾根登山口駐車場~三又峰~12:10横岳~三又峰~16:15杣添尾根登山口駐車場

10台ほどのスペースの駐車場は早朝でも埋まりかけており、前夜発でよかった。登山口から別荘地をぬけ、登山道へ。樹林帯の登りが続く。女だけだから何だか気楽だね、なんだろうね、と話つつのんびりと進む。すれ違う登山者も少なく静か。

登りすすめると登山道にもだいぶ雪が残っていた。ハイマツが出てくると、イワカガミやキバナシャクナゲが現れた。楽しみにしていた高山植物に会え、登り疲れていたが元気が出てきた。稜線に出ると更にオヤマノエンドウ、チョウノスケソウ、イワウメ(花の名はその場で教わりました)が辺りに咲いており、とてもかわいらしい。

しかし花の咲き具合から今年は花が遅いかも…とのこと。目的のツクモグサは咲いているのか少し不安に。三又峰から横岳山頂へ向かう道中、すれ違う登山者から「ありましたよ」との情報を頂き、希望が。くまなく探していると三又峰から山頂へ少し進んだ左手にポツンと一輪あるのを発見!10㎝程の高さに2~3㎝の白っぽい色の花。まだ出たてホヤホヤの蕾で、赤ちゃんのようなかわいらしさ。その後も周辺を探すとチラホラと姿があった。日当たりのいい絶壁付近にポツンポツンといて、やはりまだ早いのかどれも咲く手前の状態であった。しかし会えて嬉しい。絶壁にいるので写真を撮るのも命がけであった。

蕾であったが無事にツクモグサに対面でき、満足して下山開始。直後、出会った女性登山者に「咲いてるのありますよ」と教えて頂き、岩陰に一輪だけきれいに咲いていたツクモグサを見ることができた。大満足。

心配していた雨に降られることもなく、無事下山。
帰りは地元の方に教えてもらった“天女の湯”という温泉へ。夕飯に”うむどん ちくら“で、怪しげな店がまえだったがおいしい手打ちうどんを味わい、千葉へ帰る。

八ヶ岳は初めて登りましたが、この時期だけの貴重な花も見ることができよかったです。花の名前も教えて頂いたので、覚えていきたいと思います。ありがとうございました。


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皇海山 

鈴木愛子です。
皇海山へ行ってきましたので報告します。

 
【山域】足尾山塊  
【ルート】不動沢コース 
【登山方法】ハイキング
【日程】2014年6月21日(土) 
【参加者】鈴木憲二 鈴木愛子
【天気】曇り
【行程】
6/21(土)千葉4:00⇒沼田IC⇒国道120号 追貝⇒皇海橋 登山口(駐車場)
9:00出発→二股→不動沢のコル10:25着 10:40発→皇海山山頂11:20着11:45発→不動沢のコル12:25→皇海橋登山口(駐車場)13:40着→道の駅 白沢 望郷の湯→千葉着19:40
 
【報告】

登山口に着くと綺麗な緑とセミの大合唱が私達を迎えてくれた。
登山口のトイレに下記の様なはり紙がしてあった。
「皇海山は遭難事故が多く、死者も出ている。赤布、道標をしっかり確認しながら歩いて下さい他…」
 
不動沢に沿って進む。赤布や道標は沢山あり、徒渉のたびに確認しながら歩を進めた。不動沢のコルまでに7回、徒渉した。
小さな滝があったり、岩を抱くようにして、へつって歩いた所があったり靴が水にかぶらない程度のちょろちょろ流れている沢の中を歩いた所があったり、変化があり良かった。
 
不動沢のコルでは南側に鋸山が見え、庚申山の方へ続くのだなと思った。
コルからはオオシラビソ、ダケカンバ等の原生林の中、歩を進めた。
 
頂上直下や頂上に、ミツバオーレンとミヤマカタバミが沢山咲いていた。
花は、登山口近くにヘビイチゴのような花と、コルより上にオオカメノキが一本あり、それが咲いていたのと、シャクナゲが数本あったが一輪咲いていただけであった。
 
頂上は木々に囲まれていて、あまり展望は良くなかった。
木々の間から、鋸山、袈裟丸山、赤城山ではないかと思われる山が少し見えた。
 
往路を下り、駐車場着13:40。
道の駅 白沢の望郷の湯で汗を流し、帰路に着いた。
 
皇海山は百名山の一つなので、登りたいと思っていた。
山を歩いていて感動すると、また来たいなと思うことが良くある。
しかし、皇海山は、木々の緑は綺麗で、沢は変化があり、それは良かったのだが、花は少ないし、展望が良くないので、一度登れば良いと感じた山であった。

 
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入笠山ハイク◆写真 

はじめまして、5月に入会しました篠崎から、入笠山の山行報告をします。

25 高座岩にて
 [高座岩にて]

6月平日山行
【山行日】6月18日
【目的地】入笠山
【メンバー】CL辻本 澤田 杉山 渡辺 篠崎(記)
【タイム】
千葉駅スタート05:52  沢入登山口スタート09:35~入笠湿原10:25沢入登山口下山15:00
【コース】
沢入登山口~入笠湿原~入笠山山頂~大阿原湿原~テイ沢~高座岩~高見岩~入笠牧場~マナスル山荘~入笠湿原~沢入登山口

 【山行報告】

千葉駅を5:52に出発し首都高速・中央高速と快調に流れ、沢入登山口に着く。早々に身支度して、今日の目的の一つ入笠湿原を目指す。
40分ほどで着き、散策を楽しむ。やはり山で見るお花は可憐でした。
良く整備された、登山道を抜けると山頂。あいにくガスがかかり、展望はゼロ。
天気が良ければ素晴らしい景色だと思う。

そして、大阿原湿原に至る。ここは、日本最南端の高層湿原だそうです。
散策すると、ここまで来たら、テイ沢~高座岩も行かないともったいないと書いてある看板を見つける。誘われるままに行ってみる。
沢沿いを進む、水のせせらぎを聞きながらのきれいな登山道でした。
看板に偽りなし・・
入笠湿原に戻り、ワラビを見つけ、少しであるが収穫する。
15:00に下山して、近くの温泉につかり、疲れをとる。

途中で足が攣って皆さんに迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした。
その際、皆さんに的確なアドバイスを頂き、有難うございました。
また良き山行をしたいと思いますので、よろしくお願いします。


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富士山白草流し山スキー◆写真 

長池です。
富士山白草流し山スキー報告です。


24、お中道看板の向こうに白草流し
 [お中道看板の向こうに白草流し]

1、日時 2014.6.17(火)日帰り 晴れ時々曇り 中腹で7℃ 
2、メンバー 単独
3、タイム
 家2:30-5:30奥庭付近の駐車場6:00-13:00山頂-15:30駐車場

4、記録

・白草流しルートは多くの山スキーヤーに登られていて情報もある。
・ちば山では経験がなかったので最適シーズンは過ぎたが踏査した。
・取付きは奥庭駐車場の少し先、砂利敷き駐車場の対側にあるお中道への登り口である。
・石畳のお中道を越えて灌木帯に踏みこむ。10分ほどの藪漕ぎで広大な雪面に立つことができる。
・ひとけは皆無、遥か高みに聳える白山岳までひとり旅だ。
・気温が上がり雨も降った後だから雪面はガラガラで、良く言う“スプーンカット”ならず、“バケツカット”や“タライカット”と言っても良い大荒れの雪面だし細かい砂利混じりの黒い雪だ。
・最初はシールを付けたが荒れた雪面で滑るのでアイゼンに変える。
・白草流しルートは上部で左に青草流しを分岐する。白草流しの広大な雪面に比して幅狭い谷形で陰険に見える。
・2200mの取付きからほぼ一直線で白山岳3750mの肩に突きあげる。
・平均斜度25°気になるほどの急斜面はなく、長~いことを除けば取付きも容易で中級者以上に最適なルートだと思う。
・今日は余りに状態が悪くて滑降の快感はゼロだが、シーズンには良いフィールドを提供してくれるだろう。

 
【余禄】
・登っているとヘリが1機、私の頭上を旋回する。
 行ったかと思ったら、また、戻って旋回する。
 「何だよ?」
 FAXで提出した登山届が気になったのかな~?
 行ってしまってほっとしたら別の1機がまたやってきた。
 帰宅後、富士山で事故でもあったのかな?と調べるが無い。
 いったい何だったんだろう。
 
・下山後荷物を整理していると、隣りに「山梨県道路公社」の
 車が横付けし、制服のおじさんが降りてきた。
 お中道に“スキー、ボード禁止”の看板が出ているので
 “さては、このお小言か”と思いきや、山頂まで行ったのか?
 と、聞く。「行った」と答えると、“7、8合ならともかく
 山頂まではありえない”と仰る。でも「行った」と言うと
 “いくつだ?”と聞くから「71だ」と言うと、大仰に驚いて
 “それはすごい、私は62だがとても無理だ。その元気を
 もらいたいので握手してくれ”と言う。その後、冬の大雪崩の
 話やらに花が咲いて、最後に“もう一度握手してくれ”と。
  あっけに取られたけど、何だか嬉しくなってしまった。


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小川山岩合宿2◆写真 

こんばんは、平野です
先週の小川山合宿の報告を一日目鈴木秀則さん、二日目鈴木玲子さんにまとめていただきましたので、まとめて転送します
お天気に恵まれてとても楽しい山行になりました。

20140617_224138.jpg

日時天候  6月14、15日 二日とも晴れ
場所  奥秩父、小川山
メンバー CL平野、SL平野良、広木愛、吉川、鈴木秀(記)、鈴木玲(記)、萱野香、山本


13日夜 吉川、萱野香を乗せて談合坂で11時過ぎに平野車と合流し南清里道の駅に向かい ここでテン ト泊、この日は満月がとてもきれいだった。
14日朝6時ごろ出発し廻り目平キャンプ場7時30分ごろ到着。
準備をしながら平野さんがどこへ行こうかと思案し、小川山レイバックのある親指岩へ行くことにする。
前回の合宿に続き2度目のチャレンジが出来ると思い、内心ちょっと嬉しかった。
私にとってこのコースはクライミングを始めた年に登ったことがあるのだが、その時は訳も分からずただただ必死に登ったことだけは覚えていたが、前回の小川山合宿の時に久々にトップロープで登り、次に来るときにはぜひリードで登りたいと思っていたところであった。

親指岩に着くと2人組みパーティーが先にいたが他は見当たらない、前回同様混んでなくラッキーみたい。
待っている間にとなりの五月の雪5.10cに挑戦するも出だしの核心が突破できずあきらめる。
みんなで順番に小川山レイバックをトップロープで練習する。
小川山レイバック5.9+をなんとかリードで登れたが、全く余裕はなくギリギリのところであった、やはりクラックのリードは難しい。
5月の雪もみんな交代でトップロープで練習する、私も最後に回収を兼ねてもう1度チャレンジし、やっと出だしの核心を突破するも第2の核心が登れず課題を残す。

みんなひととおり登った後にお殿様岩に移動、陽の当たる場所5.9/10aワイドクラックを登ることに、ここも平野リーダーにトップロープをかけていただき交代で挑戦する、ここは体全部の摩擦を使って登るような感じでみんなで大騒ぎ、大笑いしながら練習する、気が付けば5時近くになっており本当に楽しく1日が過 ぎてしまった。
キャンプ場までの帰り道で、今夜の焚火の薪を拾い集めながら戻る。
焼肉屋で夕食後、周りに迷惑をかけないように注意しながらキャンプ場で宴会後就寝。

15日
 朝それぞれにコーヒー飲んだり、朝食とったり、まったりしていると平野さんがいっぱいのワラビを摘んできてびっくり、いつの間に。
昨日の灰であく抜きをしておく。帰りにお土産でいただきました。ごちそうさまです。
サッカーW杯受信できないかなと期待しつつ、電波よさそうなⅡ峰のほうへ、ソラマメスラブへ行きました。
今回の小川山はW杯のせいなのかすいている。ソラマメも下部にひとパーティーいるだけ。平野リーダーがソラマメハング5.10cにアップもなしに、いきなりトップロープをかける。

鈴木秀がソラマメ5.9+にトップロープをかける。さらにリーダーがやわらかソラマメ5.8にトップロープをかける。で、みなでそれぞれビレイし合って張り付く。
ソラマメハングにはてこづって、ハングが越えられない。何回か練習するうちに、昨日の疲れもあってだんだんよれてくる。
ひとパーティー上がってきて隣のロングロングアゴー5.10bを登り始める。お上手でみなさんするすると上がっていき、次に平野さんがトップロープをかけてくれる。そしてみんなで挑戦する。
ああだこうだとそれぞれがムーヴをごちゃごちゃ言い合い、張り付いては剥がれを繰り返しながら、納得?するまで楽しく遊ぶ。
山本さんと平野良さんがソラマメ下部で一本登っていたが、魂まで吸い尽くされたほかのメンバーは一足先にテン場に戻る。

帰りに増富ラジウム温泉によって、軽い渋滞の中、車中も楽しくおしゃべりしながら帰葉。
天気も良く、さわやかで結局W杯は受信できなかったけど本当に大満足。平野さんにはいっぱいロープをかけていただきありがとうございました。クライミングに火が付く山行でした。


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富士山(富士宮口)山スキー◆写真 

菊池です。

今年の富士山は2月の大雪の影響か、残雪量が多く6月中旬でも富士宮ルートで山スキーが楽しめるため、梅雨の晴れ間を狙って、千葉に帰ったついでに、今期の滑り納め(?)を行ってきました。


03 宝永火口の左上の3つの雪渓を滑る
 [宝永火口の左上の3つの雪渓を滑る]

【山域】富士山
【日程と天候】2014年6月15日(日)晴れ時々ガス
【メンバー】菊池単独

【行程】千葉発2:30-東名高速上で車両火災による通行止めのため2時半足止めー富士宮5合目登山口8:45ー2640mの雪渓末端からアイゼン登高―13:10 3300m地点―滑走―雪渓末端


・6月中旬の富士山山スキーは、例年では富士宮・須走ルートは残雪が少なくシーズンは終了していると考えて、吉田大沢が選択され、2009年の6月19日に小生も体験できた。今年は残雪量が多く、富士宮ルートでもこの時期に標高差約700mの快適な滑走ができた。昨年は5月25日に同ルートに来たが、今年とは正反対で極めて残雪量が少なく、3000m以上でないと快適な滑走ができない状態であった。

・ちば山の会の山スキージャンルには今期、数名の若い仲間が加わり、活発な山スキー山行が行われ、めきめきスキー技術が上達して、富士山山スキー挑戦1回目にして、登頂山スキーを成功させたラッキーボーイも出現した。それに引き替え、私は例年体力の衰えを実感しつつ、無理をしないで楽しむ富士山山スキーを実践することで十分であると、この数年、自分を慰めていた。

・15日は梅雨の晴れ間の絶好のツアー日和、千載一遇のチャンス到来、久しぶりの登頂の期待を抱いて、体調を整え、2:30に千葉の古家を出発した。気力十分で東名を飛ばしていると、なんと車両火災の通行止めに出っくわした。一気にテンションダウン、2時間余りの足止めに、一時は帰ろうかとも考えたが、行けるところまで行ってみようと切り替えた。サッカーワールドカップ、日本の初戦、さすがに入山者は少ない。登山客が殆どで山スキーヤーは少なく数名に出会った程度であった。

・2名の山スキーヤーに声をかけ談笑してみたら、1名はやはり通行止めのため小生と相前後して登高したが、2009年6月1日に、同じ富士宮ルートでMINさんと同行した際、そのMINさんの友人でありお会いしていたのである。また今年の5月31日と6月1日に二日連続、針ノ木雪渓に行っていたとということで、31日にニアミスしたようでした。
もう一人は3000m付近の雪渓の乗り換え地点で早くも山頂から下ってきたかなりの健脚・実力の持ち主の方とお話ししたところ、東京山スキー山岳会の代表の方とのことで、わが会の若きホープがお世話になっている方でした。なんと世間は狭いものか。

・このところ降雪は殆どなく雪面はまあまあの状態、一部、狭いクラックが入っている部分がある。ブル道の除雪に伴うブロック雪崩跡が少しあった。上部は凹凸は少なく快適なザラメ滑走。雪渓末端に近づくと硬い雪面にごくわずかの細かい石が転がっている程度の急斜面、テレターン直後に素早く横滑りでスピードをコントロールする技術で下った。

・始めて登頂山スキーに成功した50代の頃は、小生も5時間程で富士宮ルートを登りあげたが、今では恐らくプラス1時間半程度は多くかかりそうであるが、富士宮ルートなら、まだ行けそうな感じである。年上でまだまだ健脚のS氏・N氏には到底及ばないが、小生もなんとか来期に期待してみよう。


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雨飾山◆写真 

皆様、こんにちは。
今年の5月に入会させていただいた刀根と申します。
6月定例山行の報告をさせていただきます。


4頂上1

6月定例山行
【日時】平成26年6月14~15日
【場所】雨飾山
【メンバー】CL田上 SL内堀 田中 高地 刀根(記)
【コース】雨飾高原キャンプ場(6:30)~荒菅沢(8:30)~笹平~雨飾山山頂(10:45)~笹平~荒菅沢(12:45)~雨飾高原キャンプ場(14:30)

【山行報告】

13日21:00に千葉駅を出発し、深夜2:30頃に雨飾高原キャンプ場へ到着。そこで仮眠を取り、6:30にキャンプ場を出発しました。
巨大化した水芭蕉を眺めながら歩いてゆくと、次第に残雪が多くなってきました。荒菅沢で軽アイゼンを装着して雪渓を進みます。
強い日差しが照りつけたかと思うと、突如雨が降り出したりと、なかなか天候が安定しませんでした。
岩場を乗り越えた後は、笹が群生している笹平という一帯を通り過ぎ、10:45に山頂へ。
登頂した頃には雨は止んでおり、素晴らしい絶景を堪能できました。

山頂は非常に風が強かったため、ほどなくして下山開始、14:30に雨飾高原キャンプ場へ到着しました。
下山後は近くの温泉宿にて入浴し、雨飾高原キャンプ場にて宿泊。夕食のチーズフォンデュ、とても美味でした。
翌日15日には長野市内の善光寺をお参りし、歴史ある門前町の賑わいを楽しみました。

まだまだ慣れない私にアドバイスをくださったり、気をつかってくださった同行の皆様、本当にありがとうございました。


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奥多摩ヨモギ尾根◆写真 

鈴木憲二です。
奥多摩 七ツ石山山行の報告をします。

 
09本日の収穫
 [本日の収穫]

【期日】  2014年6月14日(土)(日帰り)
【参加者】 CL柘植秀樹 SL加藤洋子 石井恵子 鈴木憲二(記録)
【天候】  晴れ一時曇り
【行程】  
片倉谷 沢登りの予定であったが前日来の雨による増水の為、七ツ石山へ ヨモギ尾根を登ることに変更した。
片倉橋駐車場7:25⇒塩沢橋8:05⇒針焼尾根⇒奥後山10:25⇒ヨモギ尾根⇒奥多摩小屋水場12:00⇒わらび採り30分⇒堂所14:10⇒登り尾根(ヤブ)⇒片倉橋駐車場15:45


【報告】 
片倉橋近くに車を駐車して、沢の水量チェクに行って見たが、やはり前日来の降雨で増水していたので、リーダの今回は尾根コースとの判断で上記の行程になった。(事前の予備コース)
                
片倉橋ゲートから林道を塩沢橋まで歩き、登山道を奥後山に向けて、歩く。
地図上は破線コースなので悪路を予想していたが、整備された道でみんながっかりする??
 
その後ヨモギの頭を過ぎ、奥多摩小屋水場で休憩後、七ツ石山に行く登山道に出る。
 
テント場、ヘリポートを過ぎ、道沿いにマルバタケブキの群落があり、その中にわらびも群生していて、これを採らないことはないと、みんなで急きょ、山菜山行に変更し、わらびを大量に収穫した。
(あく抜きの仕方や誰があく抜きするか等々で盛り上がった)
 
ここから堂所まで登山道を下り、そこからいよいよヤブの「登り尾根」を駐車場の片倉橋に向けて下り、リーダーとGPSにより、無事下山した。 
その後、丹波温泉のめこい湯で汗を流し、帰路についた。
 
今回の奥多摩の山は思ったより変化があり、山ガール(若い)も多く、楽しい山行であった。
メンバーの皆さん有り難うございました。


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アパラチアトレッキング◆写真 

先月、米国東部にあるアパラチアトレッキングに行ってきたので報告します。

1 AT入山集合写真
 [AT入山集合写真]

日程6月1日~5日
アパラチアトレッキング:Salisbury CT~Jug End MA  25mile(別途NHのホワイトマウンテンにも観光登山 
同行者;静岡の山岳サークル Sさん Tさん、Aさん 村尾(記) (日本から) 
アメリカ人Sさん とライヤン(息子), Eさんと Jr (息子)(米国から)  


 アパラチアントレイルは、ジョージア州から、メイン州まで2000マイル超>(約3500km)もある壮大なアパラチア山脈にそって作られた自然道トレッキングルートだ。

日本人では、作家であり自然愛好家の故加藤則芳氏が、この2000マイルを走破し<メインの森をめざして>という旅行記を出版している。毎年春2-3月にジョージアをスタートし8月9月までに(5~6か月かけて)一気に歩く人は、2000マイラーとして認定される。全行程歩くスルーハイカーは実際は挑戦する人の10%位しか完歩できなといわれる。ロングトレッキングハイカーの中で憧れのトレイルといわれているアパラチアトレイル(AT)―そのほんの一部をマサチューセッツ(MA)とコネチカット(CT)州でセクションハイクして来た。元の会社の同期友人が所属する静岡の山岳サークルのS氏77歳とAさん73歳と一緒。S氏の友人の沿岸警備隊(コーストガード)に所属するアメリカ人Sさんとほかに3人のアメリカ若者が加わった、多国籍かつ年齢バリエーションの多彩な珍道中であった。

日本からは、Bostonにはいり、そこで観光。そこから電車でSteveの自宅のCTの小さな町Mysticへ。入山の起点としたSalisburyに車2台でアプローチ、日本人グループも5日間の食糧とテント泊自炊の道具を含め13~15KGを背負ってのスタート、久しぶりの重荷のトレックだが、通常の山と比べてのぼりの傾斜はゆるく、普通の人でも時速1.5~2km位のペース?。初日は、3時間半ほど歩いてMt.Riga Shelterへ(5Mile)。人数が8人なので、各自が持参のテントを張り、フリーズドライの食糧をお湯を沸かして晩飯という事になる。このメンバー、山中でアルコールを飲むものはいないという事を知りショック(笑)。(これまで5日分の食糧など重くてキャリーしたことがなかったが、今回は、ほとんどすべてをフリーズドライものとして、お湯でのみ溶かす、温める食事+行動食。味気ないが、少しでも軽くしないと5日分も運べない。

それと、水は当日食事で使う分と翌日の行動時間の水分を川などからくんだ水で対応するが、バクテリアなどをきにして、ほとんどのハイカーが、液体を垂らして浄化するか、濾し器セットでクリーン水するのが日課だ。日本では、必ず山小屋か湧き水などでクリーンな水補給ができる事が多いが、こちらは、各自が浄化して水を飲む方式だ。

2日目は、CTのBear Mt.経由でS Ravine Campsitesへ。Bear Mt.は見晴がよく、しばし重い荷物を忘れて高原の涼風を楽しんだ。この日も早めにキャンプサイトに着き、午後はゆっくりのんびり過ごす。いろんな話をしたり、行き交うハイカと情報交換したりする。何人かは、メーン州を目指す<スルーハイカー>に出会うが、みんな1日に平均8マイル以上歩くようだ。中には、20マイル以上32kmも歩く強者もいる。

3日目
は、Race Brock s Shelterへ、予報通り夕方から本格的雨に見舞われた。各自の小テントは、フライのないものもいたが、森が深く何とか浸水を免れた。朝には、雨は上がっていた。

翌日(4日目)は、マサチューセッツ(MA)に入りMt.Everettを超え、Hemrock Shelterへ。MAはたき火がOKで、みんなでたき火を楽しんだ。時間が余れば、ベンチでトランプをしたり、近くの小川や湖で水浴び遊びなどもする。今回日本にはない面白いものとして、Bear Boxがある。熊の出没頻度が高いため、熊の気を引く食べ物のにおいに気を使い、ビニール袋にしっかり入れて、寝る場所から少し離れた鉄板でできたBear Box (クマよけ食料置き場)にいれて朝をむかえるのだ。どこのCampsitesやShelterにも必ず備え付けだった。こちらのシェルターは、日本でいえば、避難小屋だが建物の構造的に4面のいうち1面はオープンになっており、寒さ、風、雨には、強い施設とはいいがたい。それでも多くの単独トレッカーは、テントを張らずにすむので、このシェルターを梯子しながらトレックを続けていく。トイレは、サイトに一つは、会ったが、おがくずをかけるだけの質素できれいとは言えない施設。もちろん、山小屋は皆無、シャワーは川で水浴び、といった感じだ。ロングトレッカーは、時々麓の街や村に下りては、風呂に入り、洗濯し、食料を補給し、またトレイルに戻ってくるのだ。おしゃれなoutdoorスポーツからはほど遠い、どんくさいハイク・トレックと言える。(ヒマラヤでも2週間風呂にはいれない事はざらだが、米国の方が湿気が多い分、荷物が重い分=大汗かく分、大変といる。)

最後の日(5日目)
は、雨の中の下山となったが、地元のモーテルでお風呂に入りビールで乾杯して、5日間のサバイバルトレッキングを振り返る<ご苦労様会>で幕を閉じた。

全行程約25マイル。歩行時間賞味18時間。4人のアメリカ人とじっくりお話できる機会も楽しんだ。
お暇な方は、後日29枚の写真をHPWEBサイトにのせますので、ご覧下さい。


PS:
この前後の合計3週間で、VT、NH,ボストンMA、Mystic, CT NYC ロングアイランド(元いた会社訪問)など 米国バックパック&レンタカー旅行を存分に、かつのんびり楽しんだ。理解のある妻に感謝。


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湯の丸高原(県連)ハイク 

八角です。湯の丸高原 17回県連「ウイークデー山行」の報告です。

日時 6月5日(木)
天気 午前 曇り 午後 雨
コース千葉NTT前6:15→関越道→地蔵峠駐車場→地蔵峠駐車場→キャンプ場→烏帽子岳分岐→ツツジ平→湯の丸山→地蔵峠駐車場→関越道→千葉NTT前17:30
参加者 菅井 寺崎 広木(国) 八角 (他、県連会員41名)


「雨音は琴の調べ」天気予報は雨。あやめや菖蒲のように雨が似合うかわかりませんが、雨ツツジに期待して千葉を出発。
高原に向かう明るく緑一色のなだらかな坂道をバスは心地よく進んでいく。車窓の景色にできれば天候がこのままもてばいいのだが、そう思っているうちにバスは湯の丸高原に到着。
すぐ登山の準備に取りかかりツツジ平を目指して駐車場を出発する。まもなくキャンプ場を過ぎたあたりでカメラを提げた数人のグループとすれ違う。花の咲き具合いについて二言三言交わす。まだ時期が早いようだ。諦めていたが、それでも山道から離れた奥に愛しい山ツツジを見つけることができた。

 ツツジ平と湯の丸山の分岐まで、天気は崩れなかった。ここから二つのグループに分かれ、われわれは湯の丸山に向かう。下山を含め90分。低山で、クマザサや樹木の間を登るが、頂上に着くと急に樹木がなくなり石畳のような頂上だ。
頂上は風が強く視界もわるかった。だだっ広い石のゴロゴロしたところに頂上を示す杭が立っていた。
山頂からの景色は望めず、雨まじりの猛烈な風でデジカメを出す余裕もなかった。

 花山行は、天候だけではなく開花の条件も合わないと難しいなと思って下山した。
バス停前の高原ホテルの温泉に直行し、ゆったり湯船につかる。湯上がりに一杯、花にはふられてしまったが山行の充実感に浸った。
例年、大勢の参加者を動かす企画、準備、担当者に感謝の県連ハイクであった。

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小川山クライミング合宿◆写真 

平野です
小川山クライミング合宿の報告です。

03華麗な会長
 [華麗な会長]

【日時】5月30日夜発~6月1日
【場所】長野県川上村廻り目平キャンプ場周辺
【メンバー】CL平野(記)、SL上茂、SL平野良(会員外)、大塚、神山、渡辺(三)、内堀、石橋、鈴木(秀)、萱野(宏)、萱野(香)、齋藤(健)、花島、内堀、井本、富樫(富)、岩井
【登山形態】フリークライミング

【行程】
5月30日 22:15千葉駅発ー1:30道の駅南きよさと着
5月31日 6:15道の駅発ー7時キャンプサイト着ー8:30クライミング開始ー16:00クラ イミング終了ー薪集めー18:30食事ー19:30買い出しー20:00宴会開始・就寝
6月1日 6:00キャンプサイト発ー7:00クライミング開始ー15:30クライミング終了ー16:30キャンプ場撤収ー入浴・食事後帰葉


【報告】
金曜夜、千葉駅に全員集合(除く岩井さん)。三ちゃん、齋藤さん車出しありがとうございます。途中渋滞もなく順調に今夜の仮眠所、道の駅南きよさと着。ただちに宴会モードに突入。この道の駅は駐車場と店舗が離れており、店舗の軒先にごろ寝する我々は気兼ねなく大声で騒げるおすすめの場所です。前夜なのにもうこんなにという程差し入れの酒が、井本さん内堀さんその他のみな さまありがとうございました。

土曜日。深夜まで騒いでいた割に全員速やかに起床、6時には出発。途中清里セブン イレブンで朝食&昼食を買い出し、いざ小川山へ。廻り目平キャンプ場はすでにかなりの混雑、我々も速やかに用地を確保しテントを張った後いよいよクライミングエリアへ。
とりあえずダメ元で一番人気エリアのマラ岩へ。するとラッキーな事にほとんど人がいない。☆ルート、「レギュラー」10cが空いていたのでアップ無しで取り付きトップロープを張る。他のメンバーには1パーティ待ちの「川上小唄」5.7で待機してもらう。
雲一つない青空に新緑が映える山肌を森の中から見渡していると、そこに座っているだけで満足しそう。和やかな雰囲気の中、わいわいダベリながらまったりクライミングといった感じ。

そうは言いながらもいざクライミングとなると全員真剣モードで楽しんで いた。鈴木ダンナはレッドポイントを見据えてクリップ練習、萱野ダンナも流血で岩を汚しながらも熱い登りを見せてくれた。ベテラン陣はあまり登っていないと言いながらも安定した実力で、一昨年初心者だった面々は驚きの上達を見せてくれた。
結局初日はマラ岩周辺で一日過ごす。「センター試験」5.8、「卒業試験」10b、「屋根の上のタジヤン」5.9、「ホリデー」5.9+などをそれぞれ1、2回づつトライしているうちに早くも夕方に、全員持てる限りの薪を集めつつキャンプサイトに帰る。

夕食は川上村内の定番、ふじもとで全員焼肉定食を注文。マンガに出てくるような生ビール大ジョッキ800円が嬉しいですね。ハンドルキーパーの齋藤さん、鈴木さんありがとうございました。 これも定番、スーパーナナーズで夜のつまみ&翌日の食糧をゲットしてキャンプ場に戻り、さっさと宴会へ、合宿のメインイベント開始。昨日飲んだのに、どんだけみんな持ってきたんだという位酒が出てくる、が次々鯨飲。地ビール、日本酒、ワイン、バーボン、焼酎etc…。15人で集めた薪で巨大焚火を囲みながら夜は更けていった。

日曜日、前夜の深酒にもかかわらず6時には有志により朝食前の朝練へ。早朝千葉から駆け付けた岩井さんもここから合流。
キャンプ場近くの親指岩を目指すが2,3年にいっぺんくらいしか行かない為、現場を探して迷走。30分ほどかけて目的地についた頃には「小川山レイバック」5.9+には先行パーティが取り付いていた。先行p(神山さんのお友達)がすぐに終 わるというので5名を残し、残りは朝食を摂りに戻る。朝食のコーヒー、お湯、サラダを用意して下さった内堀さん、神山さん、萱野さんありがとうございました。岩場で執事の様に豪華な朝食を出してみんなに振る舞って下さった齋藤さんにも感謝感激です。
その後レイバックにトップロープをかけ全員トライ。岩井さんは人生初クライミングでなんと、小川山レイバックを登ってしまった!降りてきた時には抜け殻になっていましたけどね。後で聞いたらテンションという言葉を知らなかったとの事。落ちると死ぬと思っていたのですね、ごめんなさい。でもとても楽しかったとの事、良かったー。

小川山一、いや日本一有名なクラック課題をトライした後は、お隣の小指岩にある「五月の雪」10c をトライ。下部と中間部にある核心を渾身のクライミングで突破したり、神の力やビレイヤーの力で突破してみんながんばっていました。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。昼過ぎには撤収しようか と言っていたのに、結局4時近くまで粘ってしまった。
帰りは普通に渋滞にハマり23時前後に帰葉したのでした。
合宿に参加されたみなさま、お疲れ様でした。また登りに行きましょうね。


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塩沢甚助窪遡行◆写真 

加藤です。塩沢甚助窪沢登りの記録です。

04小滝を超える
 [小滝を超える]

【日時】6月1日(日)
【場所】奥多摩、七ツ石山と小雲取山の稜線を水源とする塩沢甚助窪
【参加者】CL柘植、杉山、加藤(記録)
【行程】奥多摩湖畔駐車場泊→ 片倉谷出合(駐車)6:40→塩沢橋7:10→入渓地点7:25→諸左衛門沢出合9:00→4段10m滝10:40→稜線14:50→(七ツ石尾根下山)片倉谷出合17:15


【報告】
仮泊した奥多摩湖畔の駐車場は深夜疾走するバイクでうるさく、お薦めしない。本日は11時間の長いコースなのでなるべく早く出発する。
後山林道は片倉谷にゲートがあり、塩沢橋から荒れた林道を進み入渓する。予想したより水は少なく、しばらく癒やし系の沢歩きを楽しむ。
4mの斜瀑は左側の高いところに短かすぎるフィクッスロープがあり柘植さんがリードする。ハングした大岩の横を通り抜け、ほっと一安心。以前遡行したことがある諸左衛門沢が合流し、我々は本流を行く。
ツルツルの幅広滝は柘植さんの肩を借りて這い上がる。この付近には2月の大雪の名残か、分厚い雪渓が残っている。

本日のハイライトである四段の滝はとても綺麗だが滑り易い。上部二段ともロープを出し、落ち口も滑らないように注意した。
この先は2月の大雪で倒木や枯れたササで覆い尽くされて登りづらく、二俣状の分岐は全て右へ進んだ。
源頭部は右の雪渓から急斜面を登り崩れそうなガレ場を登る。ここが一番きつい長い登りで、登山者の行き交うブナ坂に出たのは3時前であった。
いよいよ七ツ石尾根の下山である。正規の登山道はではないが顕著な仕事道があり、さらに進むと新しい運搬用のレールがあった。
この3450Mのレールは「森レール」と称し、「見晴駅」という休憩所もある。赤指山付近は展望も良く、急斜面もあるが、歩行には問題ない。
片倉谷に終点があり、良く整備された仕事道(登山道でない)から後山林道に出た。
「のめこい湯」は6時受付終了だが、何とか間に合った。
4月の丹沢の源次郎沢には全く雪はなかったが、今回あんなに雪が残っているとは予想していなかった。


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三ツ峠登山講習◆写真 

田上光彦です。
県連主催初級登山講習の山行報告を致します。

 
1-02受講の皆さん
 [受講の皆さん]
 
【日時・場所】5/31(土)三ツ峠山、6/1(日)本栖湖キャンプ場
【内    容】5/31(土)講習 6/1(日)講習
【メ ンバー  】CL斉藤・SL山内・講師田中・小原・田上(記)・刀根・峯澤・広木愛子・広木国昭(1日のみ)

 
5~10月は低山には登らないと田上は誓っていた。
標高の低い山では蛇が出る可能性大であるからだ。
この蛇、へび、ヘビという文字を入力するのも嫌い。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。
背筋が凍る、戦慄が走る、電撃が体中を駆け巡る。震えが止まらない。
ただ、遭遇する危険を冒しても今回の講習は是非参加したかった。
登山の基本を一から学びたい、しかも蛇に出会わずに。
決死の覚悟の2日間。田上、行って参ります。
 
5/31(土)
10:10 【準備体操】 
田中講師の掛声でストレッチを行う。
いつも私がしている準備体操より種類が多く時間も長い。
入念な準備体操が怪我の予防になる。
 
10:30 【読図練習】
達磨石を通過し林道から登山道に入る地点で読図練習。
シルバコンパスの長辺を使用し進む方向を確認する方法
      
11:15 【ストック使用方法・歩行講習】
大曲にてストックを使用する時の歩行練習。
木や岩を登る時は、1歩を行く所を3歩で歩く。
足を大きく上げることがないので、疲労度が小さくて済むとのこと。
岩場を通過するときは、ストックはまとめる。
      
12:00 【岩場の通過方法】
①足の中心を土踏まずに置く。
 意識を土踏まずに置く、とのこと。
②2歩先を見る。体の上下動少なくする。
 
13:00 【ツェルト講習】 
八十八大師にて昼食後ツェルト講習 
 ・一人で単純に包る
 ・ツェルト内で傘を立てる
 ・ストックと細引きでツェルトを立てる方法
       
14:00 【三点支持講習】
屏風岩手前にて
60cm、120cmスリングを使用しチェストハーネスを作り
簡単な岩場の登り・下り。
終了後下山開始
      
16:30 【下山】
田中さんと山内さんは本栖湖キャンプ場の受付が
18:00までとのことで入浴せず足早に車で出発。
その他のメンバーも時間がないので、温泉に一瞬入ったぐらいで出てくる。
ただ汗が流せたので良かった。
 
20:00 【夕食】
小原さん家のカレー。
ルー以外に粉末を何種類も持参し、
鍋の中に振りかけてはあっという間に溶けて消えていった。
魔法のパウダーであろうか。
斉藤さんと小原さんの熱い視線で出来たタンドリーチキン。
においが大変香ばしい。においがバンガロー中に充満した。
私はチキンのしもべになりました。
お腹を鷲掴みされてしまう。チキンなのに鷲掴みとはこれいかに。
     
  
6/1(日)
6:00  【朝食】
夕べの残りのカレーと広木さんお手製のお稲荷さん。
カレーがあるとわかっていたから、早起きできた。
 
7:30  【筋力トレ】
プロの講師の方に教えて頂く。
印象に残ったものは、
①足のグー・パーができない。
  グーはできても、パーでまったく足の指が開かない。
  脇を見ると峯澤さんの足の指が始祖鳥の様に飛び開いている。
  足の指の間に手の指をぐりぐりと入れる事で開くことになるとのことだが、
  もげそうで怖い。親からもらった体に傷がつきそう。
  ただ今ではお風呂の中でやっております。
②マッサージは拳骨でもOK
  疲れた時は、拳骨でふくらはぎや腿を叩くだけでも効果あり。
③バランス
  全員で畳の縁沿いを一直線で歩く。
  これが中々難しかった。

9:30  【救急法・セルフレスキュー】
田中講師による。
 ・テーピング方法
 ・三角巾の使い方
 ・ストックを使用した松葉杖の作り方
 ・半マストでの確保の仕方
特に印象に残ったものは、ザックをつなぎ合わせた担架の作り方であった。
利用できるものはすべて利用する。
当たり前であるが、7点セットのスリングやカラビナは山行には
必須であると思い知った。
 
12:30 【解散】
河口湖IC近くの溶岩温泉にて入浴、食事をして帰路についた。
 
大変有意義な講習であった。
2,000円の参加費でこれだけ学べるのは驚きであった。
勇気を出して参加して良かった。田中さん講師ありがとうございました。
 
最後にご報告。決死の覚悟の2日間。蛇には遭遇せず。
出会ったのは、お稲荷に始祖鳥、タンドリーチキンであった。


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