FC2ブログ

ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

07«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»09

唐松岳◆写真 

菊池です。

昨年に続いて唐松岳に撮影山行に行き、唐松山荘オーナーから、高山病の実際について貴重な経験をお聞きすることができました。


28 陽光に照らされる唐松岳山頂  [陽光に照らされる唐松岳山頂]

【山域】北アルプス・唐松岳
【日程と天気】2013年8月24日(曇り・ガス)~25日(曇りのち晴れ)
【メンバー】菊池単独
【行程】
24日:信濃町―1時間15分―八方山麓無料駐車場―白馬ジャンプ台見学―ゴンドラ7:40-リフト2本―八方池山荘8:40-八方池―12:00唐松山荘-大休憩1人宴会―山頂ピストンー山荘(泊)
25日:山荘―山頂ー山荘―八方池―ゴンドラ・リフトー駐車場(駐車場隣接、第一郷の湯入浴)-信濃町


・夏は一度は北アルプスの高嶺へと考え、北アルプスの縦走路で最後に残っていた常念岳~燕岳(2山ともピークは経験済)を優雅に山荘泊で楽しもうと計画したが、悪天で中止した。一時は新人歓迎会の参加も考えたが、ぎりぎりまで天気予報を検討した結果、回復傾向が見えてきたため、昨年に続いて唐松岳の撮影山行に転進した。今回は軽身で一度は宿泊してみたいと思っていた唐松山荘泊とた。

・高山植物:昨年より1週間遅かったが、昨年同様、八方池周辺にタカネマツムシソウが見事に咲き誇っていた。昨年はポニーテイル様の薄紫の花、クガイソウの群落が八方池の近くで見られたが、今年はすでに終わっていたのか見られず、そのかわり、やはりポニーテイル様のピンクのカライトソウ(バラ科:花はどう見てもバラ科とは思えないが葉がバラに似ている)が見られた。アザミ(キク科)にそっくりな花のタムラソウ(やはりキク科)が一杯咲いていた。アザミと違って葉に棘がないところが違い、勉強になった。近日中に写真館にアップしますのでご覧ください。

・写真撮影:天気の回復がいまいちであり、1日目はガスが立ち込め視界不良、2日目も雲の多い、やや湿った朝であり、昨年に比べシャッターチャンスは少なかったが、赤く染まった空の下からのご来光、そして予想外のシャッターチャンスで、捕えた早朝の虹は感動もので、撮っておきの信州フォトギャラリーを紹介するNHKの「撮るしん」http://www.nhk.or.jp/shinshu-blog/ に初めて投稿してみたら、8月29日に採用された。近日中にアップ予定の写真館もご覧ください。

・唐松山荘下でのテント泊は最高でお勧めです。好天に恵まれると、テント内から剣・立山、満天の星を見ながら美味しいお酒が飲めます。昨夏は実行し最高の景色が楽しめました。、今年は少し贅沢をして、木の香漂う素適な山荘で過ごしました。施設も充実、剣・立山の素晴らしい景色を見ながらの食事は最高ですが、天気がいまいちでしたので、煙った剣を見ながらの食事でした。紅葉の時期、9月の終わりから10月初めの澄んだ日に再度訪れたいと思っています。

・高山病:さて本題です。唐松岳で高山病の話とお思いでしょう。私もびっくりしました。玄関わきの廊下で布団の中で70才を超えている方が長時間介抱されていました。富士山登頂山スキーを成功させるため、私は高山病対策として、とにかくゆっくりペース、水分・エネルギーのこまめな補給を心がけるよう、同行者を指導し、多数のちば山仲間の登頂山スキーを成功させることができました。

今回、介抱している方(山荘のオーナーでした)に声をかけてみると、山荘の少し前で、眼球運動障害(?)と気分不良でなんとか山荘に担ぎ込み、布団に休ませ、温かい飲み物を飲ませ、身体を温め徐々にSPO2が回復してきており80でした。山荘は標高2600mですので、安静時92前後が普通です。その具合の悪い方は、以前にも眼球が動かなくなり複視が見えたこともあり、今回もそのような状態となり、低体温、そしてSPO2は初め60台とのことでした。オナーはこのような高山病など体調不良者には多数、的確に迅速に対応しており、いろいろな高山病の実際のお話を聞くことができました。ヘロヘロで体調不良の場合、中途半端な1時間ほどの昼寝はかえってSPO2を低下させるため、よくないとのこと。納得納得!!

唐松岳はゴンドラ・リフトで一気に高度があがり、行程も3時間程度のため初心者・初級者も多く訪れる、北アルプス入門ルートです。

落とし穴はそこにあるようです。一気に高度があがり、またこの日のように気温が上がらず、水分も十分採らず、汗で濡れた身体のまま、体温も低下し(循環不良となり高山病になりやすい)、このような一見、優しいルートで高山病が多数出るとのこと、この日も多数出るだろうと予想しており、7名(150~200人くらいの宿泊者でしたが、かなり高率とのこと)に対応していました。以前は京都大が診療所を担当していたが、今ではオーナーが豊富な知識・技術・経験に基づいて適切に対応しており、実にすばらしく大変勉強になりました。ネットで調べてみたら、以前山荘でばったり倒れた方がおり、脈も・呼吸も一時的になかったようだが適切な対応で一命を取り留めた状況が報告されていました。

高山病になる原因はいろいろありますが、まさに原点に立ち返って登山する一人ひとりが自覚して体調不良にならないように留意したいものです。
富士山が世界遺産登録された今夏、安全な登山を再度心がけるよう、皆で協力しましょう。


+写真集へのリンク+
スポンサーサイト
無雪期一般道 /  Trackback -- /  Comment --

△page top