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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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芳ヶ平山スキー◆写真 

菊池です。
芳ヶ平山スキーツアーの報告です。


10 この斜面、最高!!昨日も楽しんだ  [この斜面、最高!!昨日も楽しんだ]

【山域】群馬県・草津白根山・芳ヶ平
【日程と天候】2013年1月26日(土)~27日(日)、1日目:曇りのち雪、風徐々に強くなり、最低気温ー15℃
2日目:曇り後晴れ、はじめのうち風強いが徐々におさまった。最低気温ー13℃
【メンバー】CL菊池・SL渡辺(俊)・石橋・鶴田・板橋・池田・Uさん(会員外)
【行程】1日目:白根火山ロープウェイ山頂駅(1920m)ー白根レストハウス-芳ヶ平ヒュッテ(1832m)-東尾根(2100m地点)(池ノ塔に向かう尾根ー滑走(標高差280m)ー標高差100m登り返しー滑走ーヒュッテ(泊)
2日目:ヒュッテー東尾根(2100m地点)-滑走ーヒュッテーヒュッテの東尾根・滑走(標高差150m)ー大平湿原ー渡渉ー登山道ー草津


・今回で12回目の芳ヶ平ヒュッテ泊ツアーである。例年1月最終週の厳冬期に標高1800m以上の高所のため、気象条件によってはかなり厳しい状況となる。私は1昨年・昨年は横手山山頂ー渋峠から入山したが、昨年は寒波・豪雪により極めて厳しいツアーが強いられた。状況によっては遭難の危険性がある。(昨年の報告を参考)そこで今回2年ぶりに草津からの入山とした。
・1日目は弱い冬型であり低温(-15℃前後)、午前中は風は弱く、ロープウェイは動いていた。午後から天気が悪化する予報のため、早めにヒュッテに到着すべく、視界不良の中、GPSを頼りにやや苦労してヒュッテに向かった。なんとか12時過ぎにヒュッテに到着、30分ほど休憩後、天気が悪化する中、東尾根のパウダーランを狙ってシール登高を開始した。深いところで膝上ラッセル、ショートスパンでラッセルを交代、なんとか2100m地点(緩斜面に移る地点)まで達した。かなりの深雪であったが、低温のため、雪質は良い、滑走は極めて心地よく、思い思いのシュプールが描けた。
・夜に入り風雪模様が強くなったが、ランプの下、新鮮な食材を使った食事は最高、明日の好天を祈って安らかな?(小生、かなりのイビキだったとのこと)眠りに陥った。

・翌朝、雪は止んだが、強烈な風が残り地吹雪模様。ネットの山岳情報では徐々に風も弱まり、昼までには晴れ予想。朝食を終えて9時過ぎに出発する頃には若干、風の勢いは弱くなったが、私と池田さん鶴田さん以外は東尾根へのパウダー狙いは気が進まないとのこと。3人でテンションを上げて出発したが、平地では強烈な地吹雪、出発直後、鶴田さんは風の勢いで転倒し、止む無く断念した。パウダー狙いのキチガイ二人組は強烈なアゲンストのなか、前日のトレースは勿論消えていたが、気合を入れて尾根の取りつきに向かった。案の定、風も弱まってきて、太陽が顔を覗かせ始めた。登りのタイムリミットを11時半と決めて、昨日より深くなった斜面をほぼ昨日と同じルートで交代でラッセルし頑張った。前日と同じ地点まで登り上げタイムアップ。その頃には晴れ上がり、テンションは一気にアップした。昨日と同じお楽しみ斜面と、更に美味しそうな斜面を物色しながら、歓喜の声を上げながら平原に降りた。
予定の12時半過ぎに芳ヶ平ヒュッテに帰還、先行した5名を追って、これまた快適パウダーランの大平ルートを下り、合流した。
・渡渉地点はスコップで慎重に雪を除き、飛び石ルートを開拓、何とか全員、渡渉完了。
・大平湿原でIさんが気分不良(不整脈発作を併発し、休憩を取ったり、心拍数が上昇しないようゆっくり慎重に下り、無事帰葉できた。
・Wさんは粘着力の弱ったシールのため、渡渉後シールが使えず、わずかな時間ではあったが、深雪のツボ足登高で苦労した。


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松岩山と仏体山◆写真 

吉川です。
 雪稜歩きを楽しみにしていたが、大雪の予報を回避して、六合村の藪山と
中之条の吾妻渓谷沿いにある仏体山の岩、雪混じり急登を楽しんできた。


05交代でラッセルするが雪が深くペースが上がらない
 [交代でラッセルするが雪が深くペースが上がらない]

【山域】吾妻線沿線の山 
【ルート】松岩山と仏体山 
【登山方法】ヤブ山登山 
【期間】1/26~27 
【メンバー】L柘植、池田、斉藤(一)、吉川(記)
【行程】1/26千葉4:30-関越道-渋川伊香保IC-長野原-ふるさと活性化セ
ンター9:20-マタギ平11:30-松岩山400m手前-天狗平14:20-ふるさと活性
化センター14:00-道の駅霊山たけやまテント泊
1/27道の駅霊山たけやま-市城駅7:30-仏体山10:15-名知良久山11:40-青
山山13:30-市城駅14:40-渋川伊香保IC-関越道-帰葉


【内容】1/26薄日時々雪が舞う
 関越道を走行中は妙義、赤城や榛名の山々は、晴れわたる空にそのシルエ
ットを映していたが六合村に近ずくにつれ雪が舞い10cmほどの積雪の駐車
場に到着する。ふるさと活性化センターの軒下を借りて身支度をし出発した。
集落の道に不安があったので地元人に松岩山への林道を尋ね進む。わかんを
装着して林道に踏み込み進むと造成地らしきところに立派な登山口があった。
やれやれ!この先暫く林道歩きが続く。時々30cm~40cmのラッセルをこなし、
ようやくマタギ平から尾根に取り付く。薄日の差し込む白樺混じりの雑木林
を気持ちよく進み、松岩の北斜面の急登となる。膝上のラッセルと雪の下の
笹に足を取られ、雪山登山デビューのSさん必死に登る。小さなアップダウ
ンを幾つか越し、松岩山の見えるピーク、松岩山の400m手前でタイムリミッ
トとなり記念写真をパチリ!ここで引き返す。天狗の踊り場辺りに熊だなら
しきものを多くみた。帰路は御気楽に雪景色を堪能しながら自分たちの付け
たトレースを踏んで下る。


 1/27晴れ
 吾妻線の市城駅に駐車し、宗福寺裏手の谷からヤブを進み仏体山の南尾根
に登りつめる。湿った落ち葉とグズグズの急斜面を這いあがり、ホッとする
間もなく急斜面の岩交じりもひたすら尾根筋を登る。標高600mの益々急登に
差しかかる手前でアイゼンを装着する。岩に阻まれて西側にトラバースする
事3、4回、そのまま岩を登ったり、弱点を拾って急登を進む。西側トラバー
スの時等は、雪、氷、落ち葉のミックスの急斜面は、一歩一歩アイゼンを利
かせて慎重に進む。そんな合間でも振り返れば、榛名の山々や真っ白な浅間
山そして、吾妻線沿線の町並みが鈍く光り絵葉書のような景色も楽しめる。
格闘する事2時間で仏体山の山頂に立った。その後緩やかな尾根歩きは、冬
枯れの雑木の枝間にひときわ真っ白な白砂山を望めた。名知良久山の西斜面
は、かなり凍っており木々につかまりながら下る。小さなピークを幾つか越
え高度を下げていくと笹が出てきたりし、少々ヤブ山らしくなる。ピークの
肩のような平らな所に三等三角点のある青山山へと下る。青山山から南側は、
杉の植林帯、北側は雑木林で尾根筋から少し谷側の雪と砂利の急斜面を下り、
杉林に入る。ここで、アイゼンを外し仕事道経て青山集落に出た。樹木の合
間に幾つもの岩壁を覗かせる里山を見上げ満足げに歩く三人衆が脳裏に焼き
付いている。

 二日目の仏体山周遊コースは、この時期、凍りついた雪と岩の急登は厳し
かったが、充実感を存分に味わえて、ちょっと心に残る山になりそう。


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北八ヶ岳(高見石)◆写真 

初日はあいにくのお天気模様でしたが、
二日目は、晴天となり、素晴らしい雪景色を堪能する事ができました。


09ようやく展望台に
 [ようやく展望台に]

【山域】八ヶ岳連峰 【ルート】渋の湯~高見石 【登山方法】雪山登山 【期間】1/26-27
【メンバー】CL室、SL田中(孝)、茂木、杉山、大木、細谷、山内、小俣、安岡、記録:萱野(香)

1/26(土) 曇り、雪
渋の湯(12:00)=>高見石小屋(14:40)


渋の湯からの出発です。渋の湯の宿の駐車場1台1泊1000円で駐車できますが、かなり宿の人が無愛想で怖いので注意が必要でした。
スタートから雪がちらつきとても寒かったです。結構、沢山の登山者が入山してるようなので、踏み跡もあり、アイゼンもワカンも基本的には不要でしたが、少し、踏み跡を外れると結構ひざ上の深いとこまではまってしまい、抜け出すのに苦労した事が度々ありました。
下山者に何組かすれ違いましたが、皆さん、スノーシューを履かれてました。
スタートしてまもなく、Yさんが雪に埋もれて見えない木の橋から転げ落ちました。
私の前を歩いていて、少し前くらいから、道じゃないところをラッセルし始めたので、どうしたんだろう?という感じだったんですが、あえて厳しい道を行ってるのかと思いい、特に声がけはしませんでしたが、故意ではなくメガネが曇って前が見えなかったからでした。雪に埋もれて橋なんて全く見えませんでした。やはり、降り積もった雪の下には色々な危険が潜んでいる可能性があると思うので、踏み跡を歩かねばと感じました。
樹林帯と樹林帯の間の賽の河原の通過が私にとっては、印象深いものでした。さえぎるものが無く、強風と雪に耐えながらの通過でした。以前、頬に雪が積もる経験をしたので、凍傷になるんじゃないかと不安でした。目だし帽を被るんだったと後悔しました。しかし、程なくして、再度、樹林帯に入ったら、あの風と雪がうそのようにおさまり、一安心しました。
高見石小屋は、(室さんの小屋情報にもあったかと思いますが…)寒いし、共同スペースが狭いし、ちょ!っと期待していたものは違うぞという感じでした。布団は羽毛だったので、寒くなかったですし、共同部屋ですが、余ってるスペースもあったので、それほど窮屈な思いはせずに就寝できました。夕食はまぁ普通でした。


1/27(日) 晴れ
高見石小屋(07:00)=>中山(9:00)=>中山峠(10:00) => 黒百合ヒュッテ => 渋の湯(12:30)


05:45に朝食(パン食でなんだか物足りなさを感じました。)で、身支度を整えて、07:00過ぎに小屋を出発しました。
山小屋主宰のスノーシューのツアーの人達が沢山おり、玄関がまたもやごった返してました。
この日は、最初からワカンをつけての出発です。私は初ワカンでした。思ったより装着も簡単で、のぼりは快適でした。先頭を交代しながら進みました。先行者が居たのでトレースはありましたが、それでも、ワカンなしではちょっと大変かなという感じでした。気温も上昇し、サングラスが必要となりますが、レンズが熱気で曇ります。しばらくは樹林帯なので、もくもくと進むだけでしたが、見晴らし台に出た時は、とても綺麗で心も体も癒されました。素晴らしい写真も撮れました。これが、晴れてなかったら、気分半減だっただろうと思います。
予定していた、天狗岳は、時間の都合や山がかなりの強風だろうという事を懸念して、今回は登頂を諦めて、黒百合ヒュッテ経由で下山となりました。黒百合ヒュッテ正面の急斜面では、雪上訓練をしている人たちが沢山いました。
天狗に登れなかった事が少しだけ心残りでした。個人的には、残雪期に登った事もあったので、言うほど未練はありませんでしたが、登ったことなかった方には残念だったかなとも思いました。
下山後、鹿の湯で入浴と食事(セット券で1200円)をして、帰葉となりました。


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東谷山山スキー◆写真 

菊池です。
2年ぶりにデープパウダー狙いでNBSC(新潟バックカントリ-倶楽部)のメンバーと東
谷山に行ってきました。


10 極楽の激パウツリーラン
 [極楽の激パウツリーラン]

【山域】東谷山(1554m)
【日程と天気】2013年1月20日(日) 雪時々止む、風やや強し
【メンバー】菊池(TM)・Y氏(CL)・M氏・N氏(TM)
【行程】信濃町ー高田(N氏と同乗)-十日町ー六日町ー二居ー二居峠ー尾根ルートー東谷山山頂ー北西ルートー貝掛温泉(車を一台デポしておいた)


・冬型が緩むと思ったが、終日、風がやや強く、雪模様であった。そのため入山者はわれわれの他は二人組のみであった。
・パウダー狙いの週末は、すっかり有名となったため、ノートラを楽しむのはなかなか難しいようだ。
今迄、雪が安定した2月中旬に訪れていたが、今回はまだ積雪もやや不足している1月中旬に初めての尾根ルートで登高してみた。雪不足・雪庇の扱い(ルートファインデング)がやや難しく、頂上まで3時間半を要してしまった。順調であれば2時間半~3時間で十分のルートであるようだ。
・滑走には十分の積雪(神楽スキー場の積雪は既に350cm)であった。やや重の深雪が深いところで膝上、25~35度のブナ林ツリーランは快適でフェイスシャワーを浴びながらの雄叫び滑走であった。
・下部の緩斜面も柔らかい深雪にゆっくりターンを刻めた。

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岩戸山・沼津アルプス◆写真 

【山域】熱海・沼津
【コース】岩戸山・沼津アルプス
【ジャンル】ハイキング(定例山行)
【日程】1/19日(土),20日(日)
【天候】両日とも晴れ
【参加者】CL竹下、SL柘植、辻本(車)、小倉(車)、田中、菅井、
     尾高、八角(19日のみ)、三輪(19日のみ)、清野(報告)
【行程】
 1/19(1日目) 岩戸山(姫の沢公園周回)、柿田川公園
    
  千葉駅6:20→姫の沢公園駐車場9:35→展望台10:45→岩戸山12:05
  →姫の沢公園駐車場13:05  柿田川公園へ車で移動

 
H250129-20 岩戸山、沼津アルプス徳倉山山頂(256m)  [徳倉山山頂(256m)]

 千葉駅西口ロータリーに集合し、2台の車に分乗。
 熱海姫の沢公園林間駐車場より歩き始める。
 
 所どころ雪の残ったゆるやかな坂道を進んでいき、
 やがて紅葉谷ハイキングコースにはいる。
 道が南の谷側になると、熱函道路、熱海市街が望めた。
 その後は、檜林の中を進んでいった。           
 しばらく行くと、峠の広場(標高730m)に着いた。積雪は12cm程であった。
 
 そこから、日金山霊園の側道を5分ほど登ると、展望が一変した。
 突然、北西に雄大な富士山と、広々とした雪原が現れたのである。
 あまりの素晴らしい景観に息をのんだ。
 ここは積雪15cmぐらいであった。
 富士山の右下には、十国峠のレストハウスが見える。
 西には、明日縦走する予定の沼津アルプス、駿河湾、
 南には、伊豆スカイラインの通っている玄岳、
 その後ろに天城山、その東側には相模湾が望めた。
 
 いったん、峠の広場前に戻り、山道に入る。
 箱根笹が茂っている積雪2~7cm程のゆるやかな道だ。
 40分ほど行くと、岩戸山近道と本線の分岐になった。
 近道を行く。急こう配だが、登りやすい道だ。
 5分ほどで、岩戸山山頂(734m)に着いた。
 あまり広くはない山頂は、南の展望が開けていた。
 初島が浮いている相模湾のずっと遠くに大島、式根島が見える。
 右にめを移すと、小室山、大室山、天城山を望むことができた。
 陽当たりがよく、風もなかったのでここで昼食休憩をとった。
 
 下山は本線を降りた。
 近道より300mほど長いらしいが、箱根笹が覆いかぶり、屈まなければ
 先に進むことができず、難儀した。
 周回コースを進み、1時間ほどで駐車場に着いた。
 時刻は13時頃だったので、どこかへ行こうということになった。
 
 テレビでもよく採り上げられる柿田川湧水群のある、柿田川公園に行った。
 砂を噴き上げ、清冽な水が湧いていた。
 かつては、ここに紡績工場や、製紙工場がありヘドロの川だったこと。
 民間の有志達による努力のおかげで、ここまで自然を復元できたことを知り、
 自然に対する人間の残酷さと、優しさの両面を垣間見た気がした。
 
 このあと、沼津港にある沼津魚市場食堂で、新鮮な魚料理を食した。
 今晩の宿、湯河原温泉万葉の湯に移動し、のんびりと温泉につかった。
 暖かいリラックスルームでゆっくりと就寝することができた。

 
 1/20(2日目) 沼津アルプス
 
   万葉の湯6:15→香陵台慰霊平和塔駐車場6:45→多比龍雲寺駐車場7:20
   →大平山8:10→鷲頭山9:15→小鷲頭山9:25→志下山10:00
   →282mピーク10:20→徳倉山11:10→横山11:50→香貫山13:00
   →香陵台慰霊平和塔駐車場13:20

 
 下山口の香貫山中腹にある、香陵台慰霊平和塔駐車場に2台の車で行った。
 そこに辻本車をデポし、小倉車に8人全員乗り、登山口のある多比に向かい、
 龍雲寺駐車場にとめた。
 
 沼津アルプスとは、大平山~香貫山までの下記7山の総称である
  (↑=登り ↓=下り)多比登山口~香貫山下山口まで 総歩行距離?13km 
  1.大平山(356m) ↑350m   ↓100m
  2.鷲頭山(392m) ↑150m   ↓70m
  3.小鷲頭山(330m)↑10m    ↓170m
  4.志下山(214m) ↑150m   ↓140m
  5.徳倉山(256m) ↑60m   ↓240m
  6.横山(182m)  ↑160m   ↓170m
  7.香貫山(193m) ↑175m   ↓120m
       合計  ↑1055m  ↓1010m
 
 上記の登り、下りの数字を見ても分かるように、
 各山頂毎ハードなアップダウンが続いた。
 
 多比口峠から左に壮大な富士山を眺めながら、大平山を目指した。
 山頂は広々していたが、灌木が多く、展望はほとんど得られなかった。
 
   多比口峠まで戻り、沼津アルプス最高峰鷲頭山を目指す。
   岩尾根やマテバシイに似たウバメガシ樹林の中を進んでいくが、急登である。
 鷲頭山からは、富士山、越前岳、沼津市街、駿河湾、南アルプスの大展望が
 開けていた。海をはさんで南アルプスを望めるのは、なかなかないことである。
 
 隣の小鷲頭山からの下りは、もっとも急だった。
 100メートルぐらい張られたトラロープを頼りに、やっとの思いで下った。
 
 そして急登を行き、志下山に着いた。
 駿河湾の向こうに、大瀬崎が大きく見える。
 やってきた方向に目を向けると、小鷲頭山、鷲頭山、大平山が見える。
 途中、何人ものトレランの人に出会った。いいトレーニングコースである。
 
 例によって、きつい登り下りを繰り返し、徳倉山に着いた。
 風のない、陽があたったぽかぽかした広い山頂で、お昼休憩をとった。
 眼前に大きく広がる富士山を眺めながらの昼食は格別であった。
 
 次に座している展望のない横山を下ると、いったん車道に出、再び登山道に入った。
 7座目の香貫山を目指すが、これが最後の登りである。元気を出そう。
 山頂には、気象レーダー基地があったが、今まで歩いてきた伊豆アルプス6座
 を見渡すことが出来た。
 ここで、小休止をしていると、辻本さんと小倉さんが先に歩きだした。
 中腹に止めた辻本車で、小倉車をピックアップするためだった。
 山頂から待ち合わせ場所の香陵台慰霊平和塔駐車場までは、のんびり富士山や
 沼津市街、南アルプス、駿河湾の景色を楽しんだ。
 
 帰途、足柄サービスエリアの温泉で汗を流し、
 アクアラインの海ほたるで今回の清算をした。
 
 沼津アルプスは急な登り、降りの連続で結構きつかったが、
 お天気に恵まれ、陽だまりハイキングを楽しむことが出来た。

 
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黒姫北東ルート山スキー◆写真 

菊池@ちば山の会・信濃町在住2年目です。
直江津山岳会の長谷川さんが十数年前に開拓したと言われている、通称長谷川ルート(黒姫稜線ー北東斜面ー高沢発電所の標高差1300m余りの静かなツアーを初体験できました。


06 気持ち良いターンが刻めるぞ!!  [気持ち良いターンが刻めるぞ!!]

【山域】北信・黒姫山
【天気】2013年1月19日晴れのち曇り、一時雪
    黒姫スキー場での積雪190cm、新雪30~50cm
【メンバー】CL菊池ほか2名(TM2名)
【行程】黒姫スキー場トップ9:45ー旧ゲレンデトップー12:45稜線13:00ー北東斜面滑走ー14:30林道ー13:50高沢発電所


・昨年の2月5日のGPS記録
http://wolf475.web.fc2.com/2012/12.02.05-kurohime/2012.02.05.html を参考にさせていただいた。

・当日はまあまあの好天に恵まれ、定番東尾根に向かう山スキーヤーはかなり多数であったが、北東ルートはわれわれのみであった。東尾根に比べ急斜面は少なく、ルートを選べば、藪はそれほど濃くなく快適なデープパウダーツリーランを堪能できた。上部はかなりウエーブがあり、またところどころ落差が強い部分もあり、慎重にゆっくり滑走した。一時、視界がやや不良となったがGPSで頻繁にチェックし、快適な凹状のオープン斜面(標高差150mほど斜度は20~25度程度か)に到達、浮遊感たっぷりの雄叫びパウダーランを堪能できた。
・林道の手前で沢に入るが、やや積雪不足で滑走ラインの選択に慎重性を要した。アルペンの同行者は気が付かず大岩の上から2mほどの段差で転落した。
・送電線の切り開きの緩斜面は快適で、その後、高沢発電所の送水管に沿って左に巻いて滑走するラインがよいが、下部で送水管のすぐ脇を下ったため、フィナーレ直前で大分苦労し時間を要した。
・黒姫スキー場の積雪が2mを超えた時期(1月の終わり以降)がベターであろう。

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縞枯山 

【山行日】1月19日(土)   
【メンバー】三代川 
【天候】晴れ
【コース】ピタラス山頂駅9:00~縞枯山荘9:40~縞枯山2403m10:30~茶臼山2384m11:30~大石峠12:50~ピタラス山頂駅14:50

【報告】

ピラタスロープウェイ駅(9:00発)には、始発を待つ客で50人程が待機していた。
今回、計画書には、記載しなかったが念のためピッケル・ワカンを持参した。
ロープウェイ駅から縞枯山荘に向かう人は、15人位がいた。さすが人気のエリアである。
突如・縞枯山荘の前で、申し合わせた様に15名がワカンを付けだした。気になるがそのまま歩き続きける。
確かに、吹き溜まりでは膝上まで潜るが10m程度の辛抱であった。登りは、しっかり踏み固められているので、ワカン・アイゼンは、必要なかった。(私以外は、全員ワカン・スノーシューを装着していた)
縞枯山の頂上は、展望がないが近くに展望台あり、そこから南、中央アルプスを望む。ここで、ほとんど人が戻って行く。
茶臼山までは、新雪があるがその下は、しっかり踏み固められていて、つぼ足で十分あるける。
茶臼山山頂も展望がないが、近くに展望台ありそこからは、すべての山々が一望できるが雲が出てきて赤岳のみが見えた。
大石峠までは、下りで道標がしっかりあり迷うことはない。また大石峠から出会いの辻、ピラタス駅までは、雪原・林道あるが,スノーシューのコースとなっており、赤旗・道標がしっかりあり迷うことはありません。さすがに雪原は、雪が深くワカンを付ロープェイ駅に戻った。

【感想】
年末の蓼科に続き山行となりまし。年末の山行は、山行計画に渡浩さんの名前見て刺激されて急遽実行しました。
今回は、田中さんや澤田さんの『山を忘れない事』の言葉が重たく心に引っ掛かっていたので、ちょっと無理をして実施しました。
まだまだ、復活とは行きませんが、みなさん忘れないで山行に誘ってくださいね!
日曜日も休めれば、竹下さんの定例に、行きたかったんですけど!

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赤倉山山スキー◆写真 

【山域】妙高山・赤倉山
【日程と天気】2013年2月17日(日)晴れ・気温低め(信濃町で最低ー13.5℃、最高気温―2℃)前日までに新雪が40~70cm程度、
【メンバー】CL菊池・他5名(信濃町テレマークスキー倶楽部:私も所属の4名、ほか1名)
【行程】杉ノ原スキー場ゴンドラトップ9:20(1480m)-林道ー12:10赤倉山1920m地点ー滑走ー林道ー南東林間ルートー14:30駐車場(840m)


09 スタート直後の斜面、今日は快適  [スタート直後の斜面、今日は快適]

・今回は60才以上は小生1名、他は30~50才台、いつもの老体グループから一気に若返ったツアーであった。
・前日までの大量の降雪で、ラッセルが心配されたが、未明から雪が止み、ややしまってきて、若者の強烈なラッセルと上部の先行単独者のトレースに助けられ、3時間弱でエントリーポイントに達した。
・絶好のツアー日和、上質のパウダーランが期待されるめったにない特異日、妙高:三田原・前山滝沢尾根、黒姫:東尾根、南西ルートには多数の山スキーヤーが入山したであろうが、登りが短く手軽な赤倉山は先行単独者と我々のみであり、静かな快適パウダーツリーランを堪能できた。

・前日までの大量の降雪で緩斜面での下りラッセルも懸念され、ルート選択に少し悩んだが、雪が止むのが早く、また上質パウダーのため、緩斜面でもゆったり快適パウダーランを終始楽しめた。
・赤倉山ー杉ノ原スキー場駐車場までの林間ルートはGPSにしっかりセットして入山すればルートファインディングはそれほど難しくない。下部の植林された密な杉林(短い距離)といくつかの小さな沢の処理を慎重に行い、最後の駐車場へのルートを下り過ぎず、できるだけ右へ右へと進むのがポイントである。今回は駐車場に約15mほど登り上げた。


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黒檜山◆写真 

【山域】赤城山系
【コース】黒檜山
【ジャンル】雪山ハイキング
【日程】1/16(水)日帰り(平日山行)
【天候】晴れ
【参加者】CL辻本、富樫(富)、高地、萱野(香)、清野(報告)
【行程】赤城神社駐車場9:45→黒檜山登山口9:55→猫岩10:15→駒ヶ岳分岐12:30→黒檜山12:35-13:00→猫岩14:00→黒檜山登山口14:10→赤城神社駐車場14:20

 
07 山頂での記念写真
  [山頂での記念写真]

山行の前々日、関東地域に17年ぶりに大雪をもたらした爆弾低気圧の影響か、赤城山は例年よりも積雪が多いようだ。
赤城神社駐車場に着くと、神社の橋の欄干と本殿の屋根下の木枠の鮮やかな赤色以外は、建物も、沼も木立も見るものすべてが、真っ白な白銀の世界だった。
準備をし、徒歩で10分ほどで黒檜山登山口に着いた。
踏み固められた登山道はなく、トレースがあるだけだ。
 
私は雪山は初めてだったので、最後尾から2番めにつき、最後は辻本さんがついた。
「つま先を蹴るようにし、歩幅を狭くして」という辻本さんの指導のもと、30~40㎝の積雪の中をつぼ足で登り始めたが、最初から、ズボズボ足を取られ進み辛い。
高度が増すにつれ、積雪もどんどん多くなって、ますます難しくなっていく。
真っ白な樹林の中を足元だけに集中してしばらくいくと、突然視界が開けた。
猫岩だ。眼下には結氷し雪の積もった大沼が見える。ワカサギ釣りらしい人々も見えるがそんな光景を楽しむ余裕もなかった。
 
中腹あたりで、単独行の男性2人とすれ違ったが、1人は撤退し、1人は登頂したらしい。
このころは積雪は60cmほどになっていた。つま先を蹴って足元を確保してもくずれてしまい、もう片方の足がだせない。悪戦苦闘しながら、1歩1歩進むしかない。
どうしても登れない箇所では、前の人から木にスリングをかけてもらった。
8合目を過ぎると、また単独行の男性が降りてきた。撤退するらしい。
時はもうすぐ、12時になろうとしていた。
私の体力も限界に近づいてきていたので、一瞬、われわれも撤退かと期待がよぎった。
しかし、先頭を行く富樫さんと辻本さんの、「分岐まで行ってみよう」という言葉に、気合を入れなおさなければならなかった。
 
やっとの思いで駒ヶ岳分岐に着いた。
駒ヶ岳へのトレースはなかった。
ここまでは積雪は深いところで、1mはあったように思われる。
ストックもほとんど役にたたなかった。
ここから5分ほどで頂上についた。
遠くに、白い山脈が浮かんでいる。
やっと着いた、撤退しないでよかった!
あの時、あの男性と一緒に撤退していたら、この達成感は味わえなかったに違いない。
「弱気は移る」と辻本さんが言っていたが、そのとおりだと思った。
 
北と東側の展望が開け、谷川岳、上州武尊山、浅間山、皇海山、日光白根山などが見えたらしいが、私は疲れてしまって、山座同定する気力が湧かなかった。
下りは登りより、幾分楽だったが、何せ他のメンバーの足が速いので、下山を楽しむことなどできるはずもなく、しゃかりきについていった。
途中、弱気になりもたもたしていると、後ろから辻本さんの檄がとんだ。それに励まされ何とか下山完了した。
下山後は蕎麦屋で遅い昼食をとり、富士見温泉見晴らしの湯でゆっくり温泉につかった。
 
【追記】(辻本)
平日山行も今期は5月から始まり、8回を数えた。今回は20~30cmの軽い雪山を考えて計画したが、思わぬ積雪となり駒ヶ岳までの縦走ができず、黒檜山のピストンとなった。
収穫は山行を重ねることで、参加いただいた方が強くなったと感じたことでした。冬の赤岳でヘロヘロになっていた富樫さんが、速く、力強く雪の急坂を登って行った。富樫さんは柘植さんの山行に多く参加し、ヤブ山で鍛えら
れた結果だと推測。
また高尾山で脹脛に筋肉がなく、バテバテだった高地さんが、その富樫さんについて行った。滑る下山も速かった。7~8時間の山行を重ねたことで強くなられたと嬉しくなった。
萱野さん、清野さんも二人に一生懸命ついていった。良い影響があった山行でした。来月の富士山眺望の天子山も楽しみです。


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常念岳東尾根◆写真 

常念岳東尾根

常念2013-19

【期日】平成25年1月11日~15日
【山域】北アルプス常念岳東尾根
【メンバー】CL橋本丈夫、SL石橋 きよみ、澤田 淳子、安岡 敏子、茂木 亜希子、薄井 まどか 
【行程】千葉駅22時発-ほりがねの里4時過ぎ着(仮眠)-ほりでーゆ四季の郷8:20発-東尾根取付(960m)9:20-1860m幕場14:40着幕営-幕場7:20発-森林限界-前常念岳-幕場着-幕場発-ほりでーゆ四季の郷着15時過ぎ-1/14-16時発-千葉1/15 -14:30着


 この冬の最初の山に常念岳を選んだ。山渓の12月号に掲載した写真が良かったからである。12月の3連休に行こうとしたが強い寒気が来るという予報で中止した。しかし悪い天候ではなかったようだ。最近の寒気は北海道や東北が中心であまり長野方面には雪をもたらさないようである。

 最初は、8名で男性3名であったがインフルエンザで男性2名がダウン、正直な話男1名で大丈夫なのかと心配したが、強い「ちば山雪山ガールズ」でした。

1/11:千葉駅と京成八幡駅から22時に出発した。笹子トンネルで事故が発生したため道の駅ほりがねの里の到着が遅れた。

1/12:7時過ぎに起床。目前に雪の常念が見え、今日の晴天を約束していた。すぐに登山口に移動した。登山ゲート(ほりでーゆ四季の郷の少し上部)には5台程度の駐車スペースがあり、準備した8:20に出発した。我々の他に単独1名と2人パーティが登山を開始した。舗装面が所々露出した林道を1時間歩いて梯子がある東尾根に取付く。積雪量(50cm以下)の少ない尾根を登る。登山道のない尾根と記載されていたが、マーキングテープが付けられた尾根である。我々の前に3名のトレースがあるため負担が少なく、危なげない尾根を6時間程度歩き、寝不足もあり目的の幕場より低いが1860mに町の明かりも見える平地を整地して幕営した。積雪量は60-70cm程度。

1/13:必要な装備と食料、水(1L/人)を持ち、ワカンを付け7:20に出発した。トレースを追って森林限界(10:15,2220m)でワカンからアイゼンに履き替え、スワミベルトも装備した。雲一つない快晴無風で、目前に真っ白な東尾根の突き上げに前常念岳が聳えている。一冬にこんな山は一つか二つなので形容しがたい気持ちであった。上部は岩稜で、少し緊張する個所もあり、13時に前常念に到着する。13時をタイムリミットにしていたためここで終了した。しかし目の前には穂高連峰、北アの山並、南ア、八、富士山、妙高と360度の景観がありゆっくり堪能し14時少し前に下山を開始した。雪の足場で崩れやすい個所があったため、30mザイルを出し、澤田と橋本の間にメンバーを入れスタカットとコンテを併用した。時間を要するが、楽しい登山に必要な措置である。初心者には良い講習になったと思う。このようなセルフレスキューを身に着けて自分自身で使えるようになってほしい。ワカンの残置場所で、アイゼンも外す。この後、樹林帯であるがライトを付けて18:20幕場に帰る。

1/14:夜中に雪が降っていたが、風もないため分からなかったが、起きてみると50cm以上の積雪であった。積雪の影響を気にせず、ゆっくりと6時に起床し、8:20に下山を開始した。前に2人パーティが下山していたためそのトレースを辿るが、徐々に積雪量も増え、湿った雪になりその負荷も大きくなる。途中で登ってきた尾根と違うルートになり、前のパーティに追いつく、その時には腰付近のラッセルであった。林道に降りた時には12時過ぎであった。この林道では膝前後の深さの湿った深雪で8名で順番にラッセルするが、一人で100歩が限界で、疲労困憊で15時過ぎに駐車場に到着した。車の前には除雪車の雪が溜り、疲れた体で除雪して、ほりでーゆ四季の郷の温泉(500円)に入った。

 入浴後、下山連絡をして平地が雪で交通に支障が発生していたことを知る。高速道路は大月からでそれまでは国道で帰宅まで約20時間を要した。全員の家族からのサポートもあり、落ち着いて帰宅できた。

【感想】
 山行は天候に恵まれ、ルートもフルコースですばらしい山行でした。おそらく私の雪山のなかでも記憶に残る山行です。初めての雪山幕営のメンバーもいましたが、事前に勉強やトレーニングをしていた頼もしい仲間です。きっと将来の「ちば山の雪山人」になってくれることでしょう。帰宅難民は余分でしたが。

【ヒヤリハット】
東尾根はほぼ1本の筋で難しい個所はないが、下山時、前のパーティのトレースを安易に追っていたため、登ったトレースから外れたことに気が付かなかった。GPSがあったため、現在位置から林道に行けることが判明したため問題にはならないが、新雪の樹林帯にはルートをしっかりと確認する必要がある。


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根子岳山スキー◆写真 

山スキー新人、熊倉です。
初めて、山スキーツアーに参加させていただきました!
早速ご報告させていただきます。


モンスターをバックにポーズ
 [モンスターをバックにポーズ]

【期間】2013年 1/13~1/14
【山域】長野中信
【天候】1日目 晴・2日目 雪
【ルート】峰ノ原スキー場ー根子岳
【登山方法】山スキー
【メンバー】CL:菊池 SL:住田・渡辺 池田 石井 井上 加藤 斉藤 田中 村野 熊倉

【行程】
1日目 7:00 千葉発⇒ 12:00 湯の丸スキー場⇒ 18:00 湯 ⇒19:00居酒屋 21:30 湯の丸スキー場仮眠室 22:00就寝
2日目 6:00 起床 ⇒菅平グリーンゴルフ場駐車スペース9:30-避難小屋ー12:40頂上直下2100m地点ー滑走ー14:10駐車場

【内容】

1日目は希望者のみのゲレンデ練習。
(住田さん、池田さん、井上さん、石井さん、加藤さん、斉藤さん、田中さん、村野さん、熊倉の9名。)
各車、到着時間はそれぞれであったものの無事湯の丸スキー場へ到着。
各自午後券を購入し滑っているうちに、いつの間にか全員が顔をそろえる。
全員離れることなく、仲良くまとまって滑るというスタイルのゲレンデ練習となった。
そしてこの日の天気は最高。混雑のない快適なゲレンデをみんな楽しく滑る。
それぞれが自分の滑りを楽しみながらも着かず離れず、というとてもいい雰囲気。
(いつもゲレンデ練習ではひとりか、放置されることの多い熊倉には初めての体験!)
みんなで滑るということが楽しいということを初めて知る。
今回はゆったりとした練習でゆとりがあったからなのか、みんなとコミュニケーションをとることができたのも嬉しいことだった。

住田さんのアドバイスは、スキー経験ゼロからいきなりテレマークを始める熊倉の不安を解消してくれた。
それから…ファンキーな帽子で、初対面のインパクトが忘れられない、池田さん。
いつも明るく元気をくれる、井上さん。ふんわりとした雰囲気の石井さんとはダンスの話題で盛り上がり…
そして加藤さんが私の高校山岳部時代の顧問の先生と同期だと知って、びっくり。
ずっと私の前後で滑りを見守ってくれていた、齋藤さんはとてもスマートな(英国紳士のような!?)滑りを披露してくださった。
それから「転び方がうまい。」、と慰めの言葉をくれた田中さんと丁寧に滑りのアドバイスをしてくれた、村野さん。
みんなと滑る、楽しい時間はあっという間に過ぎてゆき…午後5時、揃って駐車場へ。
その後はスキー場の仮眠室が開く、午後9時まで お風呂と居酒屋で時間をつぶし翌日に備えて午後10時には全員眠りにつく。

2日目は、ゆったり6時に起床。
手際よく湯を沸かし、各自朝食をとる。
夜のうちに20~30センチ程 積もった雪。
7時過ぎ、予定通り菊池先生との集合場所へと出発する。
少々道に迷い、8時少しまわって菊池先生の待つ地点に到着。
現地集合の渡辺さんとも無事合流し、小雪舞う中 根子岳スキーツアー開始。
スタートはゴルフ場。曇天で眺望はきかないものの、風もなく穏やかな天気。
ゆるゆるとなだらかな斜面を一列になって登って行く。
ちば山でのスキーツアー初体験の熊倉は、すべてがドキドキで本当に楽しい!
シールを履いて歩くことも、前後のひととしゃべりながら登ることもすべてが新鮮。
あっと間に、避難小屋へ到着。
覗きこむとなんとも快適そうな避難小屋。薪ストーブもある。
(これはここで一泊も楽しいかも♪)
後ろのメンバーが到着するまでの間、今回初対面の渡辺さんにテレマークが滑れるようになるともっと楽しい山がたくさんあることを聞かせてもらう。
熊倉、ますます「早くうまく滑れるようになりたい!」と考えてしまう。
(でも、菊池先生の言う通り…焦らずゆっくり ちば山で練習を重ねていかねば!)
そして避難小屋から先も緩やかな傾斜が続く。
菊池先生の一歩一歩確実に進んでゆく、ゆったりとしたペースに安心してついてゆく。
気が付けば、山頂下の広く平らなスペースに出る。
このあたりからモンスターが雪の中に出現。この景色をみて蔵王を思い出す。
(大好きな刈田岳も、山スキーで楽しめる時がこの私にも来るのだろうか!?)
山スキーが上達すれば…確実にこれまで以上に雪山が好きになるだろう。
熊倉、これからの楽しみを思うと嬉しくて仕方がない。

今回 山頂は踏めなかったが、今日はここから…お楽しみの下りが始まる。
軽快に滑り下りていくみんなの後について恐る恐る滑ってみる。
「ん!?意外に怖くないし、大丈夫かも!?」
雪質は柔らかく少しも怖くない。深雪もなく踏ん張る必要もない!
先に滑ったメンバーは途中で待っていてくれるし、後ろからは菊池先生が見守ってくれる。
(ちば山のみんなは、なんて優しいんだろう!(感涙))心からそう思う。
日ごろ、単独行動が多い熊倉。(決して、孤独が好きなわけではないのです。)
今回たくさんの仲間と滑る楽しみを、ちば山メンバーに教えてもらった気がする。
そして「山ではとにかく転ぶな!」のアドバイスに従い、最後までゆっくり慎重に滑る。
振り向くと、カッコよくテレマークスタイルで下りてくる菊池先生の姿。
(それを見て…熊倉も早く、テレマークスタイルで滑れるようになりたい!と思う。)

とりあえず、今回の目標である、『最後まで無転倒で滑る。』これが実現出来たのは…先輩たちのアドバイスのおかげ。
初めてのツアー参加。本当に楽しく終えることが出来た。
(菊池先生をはじめ、先輩の皆さま本当にありがとうございました。)

※帰路は首都圏の予想外の大雪に巻き込まれ、
23時間ドライブというとんでもないことにはなったけれど
齋藤さんとの23時間ぶっ通しトークを楽しみ、無事帰葉。
最後まで運転してくださった斉藤さんには心から感謝申し上げます。

以上
重ね重ね…先輩のみなさま、どうもありがとうございました。


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藤坂ロックガーデンアルパイン 

木更津の樋口です。

一ケ月前の山行を簡単に報告します。
そう、大雪の前日です。結構、暖かかったです。


日影ストリート10a 理恵さん
 [日影ストリート10a 理恵さん]

【日時】2013.1.13 
【山域】栃木県佐野市 
【山名】藤坂ロックガーデン 
【形式】アルパインクライミング 
【参加者】CL樋口、渡辺(理)、宮下
【行程】2013.1.13 9:00~17:00

【内容】

練習内容を記します。冬季登攀の練習も行いました。

 <記、クライミングルート グレード 補足>
①    パピヨン岩稜 Ⅳ級 ・・・ 体ならし
②    ウォームアップ本チャン気分 5.8 ・・・ フリークライミング
③    クラックアラカルト Ⅴ級 ・・・ マルチピッチの練習と懸垂下降の練習
④    南稜 Ⅱ~Ⅲ級 ・・・ アイゼン登攀の繰り返し練習
⑤    日影ストリート 5.10a ・・・ フリークライミング

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鍋倉山山スキー◆写真 

菊池です。
12日、NBSC(新潟バックカントリースキー倶楽部)のメンバーと鍋倉山に行ってきました。


11 準備完了、緊張のスタート前
 [展望抜群:妙高・火打をバックに]

【山域】関田山脈・鍋倉山1289m
【日時と天候】2013年1月12日、晴れ無風、温井スタート前ー11℃
【メンバー】菊池・ほかNBSCのメンバー3名
【行程】温井(積雪260cm)8:45-巨木の谷の右尾根(上に向かって)-11:24鍋倉山山頂ー北東ブナ林斜面(1020mまで滑走)-登り返しー山頂ーいつもの東尾根を滑走ーブナの巨木ー小屋ー14:20温井


・前日の午前中頃まで降雪があった模様、新雪30~50cm、先行者のしっかりしたトレースが巨木の谷の右尾根に伸びており、初めてこのラインで登高した。ブナの巨木:森太郎を下50m位の間近に見るルート、はじめの細尾根は状況によりやや苦労しそうであるが、すぐに広い尾根となり、快適な最短ルートと考えられた。
・信濃町で―13.8℃と今冬最低気温に冷え込んだため、視界は超良好、頂上から360度の大パノラマを満喫、米山・刈羽黒姫・直江津港まで見え、感動であった。

・いつもの北東ブナ林斜面を標高差260mあまり滑走したが、予想外にややパックされており、少し滑りにくく期待外れであった。北東斜面はいつもは150%の満足度であるが、今回は90%くらいかな。
・下りは往路の尾根はシュプールが多いため、いつもの広い尾根ルートを滑走した。柔らかいやや重パウダーは心地よいターンを生み出し、いつもの巨木付近も藪はかなり埋まり、満足度は120%に跳ね上がった。小屋に降りる左方向の最後の急斜面は、本日のハイライトといえる良質のデープパウダーで待っていてくれ、マイシュプールを写真に収めることができた。トータルの満足度は130%くらいでしょう。

・昨年までは2月になっての入山であったが、こんなに早い時期でも30台ほどが入っており、評判を聞きつけて岐阜から遠征してきたお二人も期待通りの大満足であったと語っていた。山頂では150名ほどが登録しているネットグループの若者15名位と談笑、なんと2日の滝沢尾根の時に前山でグループのトップが追ってきてお話した方であった。最年長の52才の方のパワーは人間技とは思えないほど、北東斜面を含め華麗なテレターンで3本ほど、滑走しては登り返していた。

5月中旬まで楽しめる鍋倉山の山スキー、今期は何回通うか??
速報を掲示板に投稿しました。


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鋸山~鞘口山~九竜山周回山行◆写真 

辻本です。1月6日に行った奥多摩の山行報告です。踏み跡がしっかりと付いていたので読図山行にはならず、前半はボッカ。後半は温泉と蕎麦と沢乃井で楽しんだ正月山行でした。

18 概略図

奥多摩・鋸山~鞘口山~九竜山周回山行
【山行日】1月6日
【メンバー】辻本単独
【コース】奥多摩駅~鋸尾根~鋸山~鞘口山~九竜山~小留浦集落


山行前夜は、新宿の高層ビルに登り、仕事先の新年会に参加した。山行管理も宴会場から下山連絡を受け、予めPCに打ち込んでおいたメールを、ちば山MLに流すよう息子に手配しておいた。宴会は適度にワイワイと騒ぎ、関東1本〆「よー、ポン!」でお開き。
10時過ぎに帰宅して、山行準備に取り掛かる。
着ていく服が未だ決まらない。鍋焼きうどんのネギを切らなくちゃ、アゲさん湯通ししなくっちゃ、生卵はどうして持っていこう? 30mのザイルはどうする? 酔いも手伝ってかザックが纏まったのは12時過ぎ。ザイル、カラビナを始め、雨具、水、食料などなど10kg近くになってしまった。
始発電車は4時半。目が開いたのは4時40分。大慌てでPCに自己の入山連絡を流し、テルモスに湯を入れ、顔を洗いながら「30mは長いなぁ~、重いなぁ~、15mにしよう」と悩み、15mのザイルに入れ替えて、家を出た。さらに駅前の西友でペットボトル2本と柿をザックに入れた。「今日はボッカか?読図山行じゃなかったのか?」反芻しきり。
それにしても奥多摩は遠い。5時22分の乗車で到着は8時半。

愛宕神社へ続く200段の急階段は、喘ぎながらも立ち止まることなく、若者も抜き去り、快調に飛ばすことができた。鋸尾根の急登、岩場を過ぎ、鋸山々頂にはコースタイム通り2時間20分。大休止1回と背中に10kgなら、まぁ、まぁの足か。でもハッシーの冬山にはとても無理そう。登山口と山頂でプロトレックを細目に合わせたが、50mの誤差が出た。
小休止の後、御前山に向かい、大ダワでまた高度を確認して、結構、きつい鞘口山の急登を頑張る。山頂は1142m。ここでコンパスを落ち着かせようと、昼食の鍋焼きうどんを作る。
榛名の天狗山で失敗したので、ガスはハイカロリー、お湯はすぐに沸いた。うどん玉にアゲさん、玉子、ネギ、なめこの豪華鍋焼きうどん。茹で上がるまでにコーヒーを飲む。今日は優雅だ。ハイカーが恨めしそうに脇を通って行く。

すっかり軽くなったザックを担ぎ、いざ読図で下山と地形図とコンパスを用意するが、尾根筋にははっきりとした踏み跡が続く。どんどん滑り降りるような下山となる。
枯葉が草スキーのように滑る。2度ほど尻餅をついた。
九竜山を過ぎると眼下に奥多摩湖が輝き、石尾根、雲取山等々、これぞ奥多摩のパノラマが展開する。870m付近で尾根が広くなり、右へ曲がるはずが真っすぐに持って行かれる。方位を合わせて進むと、再び赤テープが出てくる。
予想通り1時間半ほどで小留浦集落に下山。青梅街道を奥多摩駅に向かう。
玉翆荘で一風呂あび、駅前の小路で美味しい蕎麦屋を見つけた。
せいろ、澤乃井、漬物が旨い。また電車で来て、奥多摩駅に帰るコースが楽しみになった。


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滑沢山~鈴庫山◆写真 

初詣山行から帰ったばかりですが、天気のよい休日を逃すわけにいかない
メンバー4人で大菩薩のやぶ山に行ってきました。


しばらくは雪山ハイクで柳沢ノ頭
 [しばらくは雪山ハイクで柳沢ノ頭]

【山域】大菩薩 
【コース】滑沢山~鈴庫山 
【ジャンル】やぶ
【日程】1/5(土)前夜発日帰り
【参加者】CL柘植(報告)、石橋、加藤、富樫(富)
【行程】ザゼンソウ公園駐車場7:40→滑沢山10:00→脇坂峠10:25→12:05鈴庫山→柳沢ノ頭13:20→竹森林道14:00→16:40ザゼンソウ公園駐車場


前夜発、道の駅甲斐大和で仮眠して早朝出発する。昨年小倉山から高芝山に縦走したときにクルマを置いたザゼンソウ公園に駐車して出発する。目指す尾根は主稜線から駐車場に伸びる尾根だ。 記録はないが標高差は550mくらいだし岩場もなさそうなのでここを選んだ。畑の鹿柵を乗り越えるのに苦労したが、最初の急登のあとは美しい雑木の尾根を味わえた。途中赤テープも見られ、登っている人もいるようだ。

稜線直下の送電鉄塔が最大の展望地。白銀の南アルプス連峰の眺めがすばらしい。
奥秩父もかなり白いがどれが何山だかよく分からない。主稜線に出て一登りすると三角点のある滑沢山。ここから脇坂峠を経て鈴庫山への稜線は前半戦と打って変わり植林地帯。朝は晴れていた天候も曇りとなってみな心持ち無口になる。鈴庫山は柳沢峠から西に伸びる尾根のちょっとした高まりだが、顕著なピークで西側斜面はかなりの急傾斜。下から見上げると岩場に囲まれて登れるのかなと思ってしまう。

NET上の記録もみな左右から巻いているが、今回は一応ロープも持参しているので中央に突っ込む。岩場は滑りやすいが、弱点を縫ったり雑木をホールドにしたりで、なんとか無事山頂着。ここから先は急に雪が増え、北面で凍っているのでアイゼンを効かせて慎重に降りる。柳沢ノ頭までは日溜りハイクだがそこから先はまたやぶ道。
予め目をつけておいた尾根に踏み込もうとするが、壁のような笹ヤブに阻まれてあえなく敗退。でどうしようかと考えて昭文社地図を見ると、一部だけ使おうかと考えていた竹森林道がグニャグニャだが下のほうまで延びていることが分かった。
それでほとんど廃道の高芝山方面に向う笹道を強引に押し切って、14時すぎに林道に飛び出した。ここからは距離は長いが安全な道のはず。凍りついた道が最後の核心だったが、2時間半の林道歩きをへて無事駐車地点に帰還した。

【ヒヤリハット】
・氷ついた鈴庫山の下りはアイゼンでないと歯が立たず。チェーンの人はかなり苦労していた。チェーンは軟雪なら効くのだろうが、氷に近い状態には歯が立たない。低山でも雪山に行く人は必ずアイゼンを忍ばせてほしい。
・エリアとしては近くても登りのやぶ尾根と下降で考えていたやぶ尾根は全く植生が 違っていた。下降を予定していた尾根が猛烈な笹やぶで全く使えず、その場で エスケープルートを見つけて事なきを得たが、今後は同じようなことがありうると 考えて、事前にエスケープルートを決めておくことが必要
 (今さら何をと思われそうで恥ずかしいですが)


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ヤブ(柘植ワールド) /  Trackback -- /  Comment --

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安達太良山山スキー◆写真 

熊倉です。
1月4日~5日、安達太良山にスキー練習に行ってきました。
山頂には行かず、小屋で鍋を囲み飲んで、温泉に入って…
ぐうたらなのんびり山行でしたがご報告いたします。


5 いい天気

【期間】2013年 1/4 ~ 1/5
【山域】福島
【天候】曇⇒晴
【ルート】安達太良山
【登山方法】山スキー
【メンバー】熊倉・Kさん(会員外)・N先輩(会員外)
【行程】
4日 4:00千葉発⇒6:30 水戸 ⇒ 9:30 安達太良山スキー場
  10:30 スキー場出発 ⇒ 13:00 くろがね小屋着
5日 8:30 くろがね小屋発 ⇒ 11:00 安達太良山スキー場
  12:00~15:00 安達太良スキー場 ゲレンデ練習 
  17:00 岳温泉 発 ⇒ 19:00 水戸 ⇒ 21:30 千葉  


毎年恒例の安達太良山山行。今年は無謀!?にもスキーでチャレンジ。
スキー場に着くと、相変わらず強い風。車から出たくなくなるような強風。
ゴンドラはいつものように止まっている。意を決して着替え、スキーを履く。

10:30、シールを貼り、歩き始める。
今年は雪がとても多い。登山道はトレースが付いており 先行パーティが
たくさんいることがわかる。
30分も歩くと暑くなり、2枚脱ぐ。身軽になって再び歩き始める。
スキー場からくろがね小屋までの道は、「旧道」と「馬車道」の二つに分かれる。
「今年は雪が多いから大丈夫、旧道を行こう。」Kさんの一言で旧道を行くことに決定。
前回、急斜面をシールを付けていても樹林帯に滑り落ちた失敗があることから不安になるが
今年の安達太良は確かに雪が多く、木の根もあまり出ていなかったのでスムーズに登ることが出来た。
馬車道は長いけれど旧道はショートカットコース。旧道を行くとあっという間に樹林帯を抜けた。
樹林帯では凪いでいた風も、くろがね小屋に近づくにつれて強くなる。
途中、強風で前も見えなくなり 正面を向いて立っていられないほどに。
「これは山頂は無理だね…」ということになり、13時くろがね小屋へ転がりこむと
その後は昼間からビールを飲み、温泉に入り、昼寝をしてしまった。

夜は鍋とコンロセットをかりて、鍋で宴会。                                     
小屋番のSさんが一升瓶を抱えて飛び入り参加!
Sさんとの話がヒートアップすると 「私も入れて下さいませんか?」と
さらに小屋のお客さんが飛び入り。楽しい大宴会となる。
実は今回、Sさんにお願いがあってやってきた。
くろがね小屋でプロジェクターを持ち込み、ある「講演会」を開催したいというお願いだ。
講演の内容を説明すると、Sさんは快く承知してくれた。
しかもプロジェクターの電源もなんとかしてくださるという。
交渉成功! 次回は、くろがね小屋での講演会が実現するかもしれない。
(その時は、ぜひちば山メンバーもお誘いし、参加していただきたいと思う。
内容は…簡単に言うと、「生態系の循環」の話。講師は、きのこ写真家の伊沢正名氏。
興味のある方はぜひ(笑))
さて、消灯は9時。8時過ぎ、4回目の温泉に浸かり…暖まって就寝。
小屋の外は強い風。小屋に泊れる幸せをかみしめて、眠りにつく。

翌朝は、青空が覗く。風も少し弱まり、絶好のアタック日和!
で、あるが Sさんに「五葉松平付近の雪はこの時期悪いからスキーは苦労する。
馬車道を行くのがいいですよ。」と教えられ、あっさり馬車道を下山することに。
そのかわり…「スキー場で遊ぼう♪」ということになり、下山開始。
安達太良の様に緩やかな登山道だと、スキー初心者の私でも快適!
シールをはがすと滑らかに滑り出す、板。 馬車道はトレースもなく
兎の足跡をたどりながら気持ちよく滑る。
(熊倉、もうワカンには戻れないかもしれない…)

スキー場手前の登りで少し苦労したが、無事スキー場へ出る。
その後は3時間スキーゲレンデ練習へ突入。しばらく中級コースでひとり滑っていたが、
N先輩に「ゴンドラ行こうぜ!」と誘われ、ゴンドラに乗ることに。
ゴンドラ乗口の『初級・中級者の方はご遠慮ください。』の看板に…怖気づくも
「大丈夫、大丈夫」と乗せられ!?スキー場のてっぺんに立つ。
案の定、転び・転がりながら滑り降りる結果となるが…いい練習になった。

午後4時、いつもの岳温泉のカツ屋『成駒』に立ち寄り、ソースカツ丼を食し帰葉。
今回ご一緒できなかった方々、またお声掛けしますので次はぜひ。

やっぱり、安達太良山は最高でした。


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守門大岳山スキー◆写真 

菊池です。
1月3日、大寒波の日に守門大岳標高1100mまで行ってきました。


11 準備完了、緊張のスタート前
 [準備完了、緊張のスタート]

【山域】越後山脈・守門大岳
【日程・天候】2013年1月3日、大寒波の日、終日雪、ときどき吹雪模様、標高1100mで―10℃位、風強し、ブナ林の中は風は弱い、視界は比較的良好
【メンバー】CL Y氏(NBSC)、H氏(NBSC)、O氏、菊池
【行程】
信濃町4:30-7:15栃尾道の駅(合流)7:20-7:55二分(除雪終了地点標高400mで駐車)8:20ー11:10 保久礼小屋(標高750m)11:25ー12:27キビタキ小屋ー12:35標高1100m地点13:05ーブナ林滑走ー13:25保久礼小屋13:33)ー13:15二分


・過去に残雪期に2回大岳山頂から山スキーを行ったが、この大寒波の日に保久礼小屋上部の標高差350mのブナ林激パウツリーランができるとは思わなかった。CLのY氏は数年、この時期に守門詣で1年の山スキーが始まるという経験者、厳しい条件にも拘わらず無難にツアーを終了でき、感謝、感謝である。
・メンバー全員で短い間隔でラッセルを交代したが、保久礼小屋までは底なしの膝~腰ラッセルはまさに冬山ラッセル訓練、Y氏、O氏の強力なラッセル力に助けられたが、小屋まで3時間を要した。

・保久礼小屋までの林道上のルートでは風が強く吹雪模様のところもあったが、小屋上部のブナ林では、下地はやや締まっており、吹き溜まり以外はほぼ膝下ラッセルで順調に高度を上げた、O氏は時間制限があるため標高950m位から滑走し一足早く下山した。残り3名は気合を入れ、屋根の先端だけ残し埋まっているキビタキ小屋の上部標高1100mまで頑張ってシール登高した。この時点の積雪は3mのゾンデでは到底足りない積雪であった。
・保久礼小屋までの積雪・ラッセル状況であると、ブナ林でもターンできないのではと心配されたが、緩斜面以外はゆっくり流れるような気持ち良いデープパウダーのターンを堪能できた。この快感を味わうために、苦労して頑張ったのだ。もう一本やりたいような気分に駆られたが、何しろ悪天候と帰りの気象状況・時間が心配であり断念した。

・保久礼小屋下部の滑走はトレースを忠実に守らないと下りラッセル必至である。2~3か所、短い斜面でターンを少し楽しめた。終盤の急斜面をやや無理してスラフとともにターンしたが、案の定、ボトムで転倒、まさに首までのお風呂状態に身体が傾き、スキーが埋没して、どうにもならない。お手伝いしていただき、漸く立つことができた。お供がいたからよかったものの単独ではこういう時に危ないことが多く、気を付けよう。

・駐車場につくと、なんと車上にさらに30cmあまりの積雪で埋まっていた。この日は大雪で大変な状況であったのだ、信濃町を朝4時半にでて高速に乗ったが激しい降りとこんな厳しい雪模様に高速を走る経験は殆どなく、50km制限で怖さも手伝い、上越ICまでいつもの2倍以上の時間がかかった。待ち合わせ時間には到底間に合わないと一時はキャンセルのTELをせねばと考えたが、その後も道路は全てチェーン規制であったが比較的順調に行けて15分遅れで皆さんに合流できた。しかし二分の直前で道路脇の急斜面からの雪崩れで埋まった車に遭遇、掘り出しを少し手伝い、なんとか入山口に辿りついた。そして帰路の高速は最も心配の種、関山で24時間で1mの降雪を記録、一時中郷~妙高高原で通行止めとなっており、18号で帰れるかと心配で心配であった。通行止めが解除されたものの、案の定、中郷付近からの高速道路状況は悪い。雪面がガタガタしてハンドルを取れれかねない状況を慎重に祈るように、降りしきる雪の中、妙高高原PAに近づいたが、なんとここで、渋滞ストップしてしまった。

原因はなにか? 復旧は場合によると数時間、あるいは朝までかかるかなどと考え、家内で携帯TELし状況を説明、覚悟を決め始めたら、20分程で動き始めた。数百m先にトラックが動けなくなっており、脇を除雪車で除雪して通行可能となったのだ。その後あと少しであるか、安心できない。案の定、センターライン脇の吹き溜まりに突っ込み傾いてスタックしている車もあった。慎重にゆっくり進み漸く妙高高原ICを過ぎ信濃町に近づくと降雪はうんと少なくなり、事なきを得た。関山から信濃町まではほんの15分位であるが、この違いは大きい。夜8時半ころ帰宅したが、降雪は20cm位であり、妙高・関山での驚きの激降雪に比ると極めて少ない。

大寒波真っ只中の大雪の怖さを改めて実感した長~い一日であった。


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初詣山行栃木三峰山◆写真 

昨年10月に入会しました、茂木亜希子と申します。
12月の忘年山行に続き、初詣山行に行ってきました。
今回は、報告デビューいたします。よろしくお願いします。


15奥ノ院前にて記念写真
 [奥ノ院前にて記念写真]

【山域】北関東 
【コース】御嶽山神社~清滝不動~奥の院~三峰山~御岳山神社 
【日程】1/3(木)日帰り 
【天候】晴れ
【参加者】CL柘植 SL橋本 辻本 石橋 加藤 菅井 竹下 上茂 村尾 井上 齋藤賢 斉藤一 尾高 
     神山 富樫富 八角 渡辺俊 渡辺理 今泉 高地 石川 茂木(報告)
【行程】御嶽山神社9:30→奥の院10:55→三峰山12:00→御嶽山神社13:00

 
千葉6:22発の快速の3両目に乗り込み、錦糸町で半蔵門線、北千住で東武伊勢佐木線に乗り換え、8:26に栃木駅に到着。そこからバスに乗って登山口近くの神社へ移動。
小型のバスだったので、まるで“ちば山”貸切バスのようでした。
(2~3人いらっしゃった一般のお客様、騒々しくて申し訳ありませんでした。)
 
神社で軽くお参りし、杉林の中の道を皆でガンガン登っていきました。
途中、清滝不動の修行場を横目に、奥の院を目指してノンストップで進みました。
ようやく奥の院で15分の休憩でした。
風は冷たかったですが、男体山がクッキリと見えて、素敵な眺望を前にひと息つきました。
そこから三峰山までは、軽い尾根歩きかと思いきや、薄暗い杉林の中の急斜面を、下っては登るの繰り返しでした。
見える景色と言えば、隣の採石場ばかり…、それ以外は杉林の中。
なるほど、他の登山客が居ないはずです。まさに、修行の山でした。
ようやく、三峰山頂に着き、20分程度の休憩。
立ったまま昼食をほおばって、みんなで写真を撮って、早々に出発しました。
帰りのバスに間に合わないとマズい!!という、柘植リーダーのお言葉に22人が足場の悪い道を駆け下りていきました。
葉っぱに滑り、木に引っかかり、石に躓き…しかし、誰ひとり遅れることなく進む様子に、ちば山のレベルの高さを実感し驚きました。
おかげで余裕でバスに間に合って、無事に宴会場のばんどう太郎に着きました。
 
宴会場では、お喋りしたり情報交換したり、飲んだり笑ったりと、楽しい時間を過ごしました。
柘植さん、竹下さん、限られた予算の中でアレコレお料理を頼んで下さってありがとうございました。
 
天候に恵まれた初詣山行で、22人がそれぞれに楽しむことが出来ました。
計画を立てて呼びかけて下さった柘植さんを始め、皆さん本当に有難うございました。
ちば山でいろんな山に登りたいな!と決意を新たにした素晴らしい山行&新年会でした。


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妙高前山滝沢尾根山スキー◆写真 

菊池です。
本日、sTs(信濃町テレマークスキー倶楽部)の上越市のNさんとその友人3名と合流し妙高前山・滝沢尾根ツアーに行ってきました。


【山域】新潟・妙高山
【日程と天気】2013年1月2日、小雪模様、前山で気温ー6℃、風やや強し、下部で雪模様となった。
【メンバー】CL菊池(TM)ほかアルペン2名、ボード1名、1名はゲッコーのシール不調のためNさん(TM)は途中断念でスキー場トップに戻る。
【行程】スキー場トップ(積雪180cm)9:10-11:35前山(積雪295cm)11:50-滝沢尾根ー13:25渡渉点(1000m)-ゲレンデー13:40駐車場


・31日、前山頂上直前まで偵察に行った時より、スキー場トップで積雪が15cmほど増加していた。新雪は30~60cm、稜線直前の急斜面では板による破断で少し雪崩れる状況あり。(28日の高温で弱層を形成)
・われわれが本日のトップであり、前山山頂で若者グループ10数名の先頭が追ってきたが、彼らが滝沢尾根を下ったかどうかは不明である。滝沢尾根はスタート直後の細尾根やその下部でやや藪がうるさいが、ブナ林帯は、藪は気にならず、総じて快適なパウダーランが楽しめた。快適な滑走のため、下り過ぎたり、左ラインを採りすぎたため、急な沢地形を二か所やや苦労して横断した。この時期、冬型になり始めた日であり、入山者は少ない。貸し切り状態のノートラ斜面であり、つい下りすぎる傾向がある。GPSチェックしながら下ったが、安定しないこの時期、もう少し慎重にGPSチェックも頻繁に行う必要があろう。

・1000mの渡渉地点への最後の急斜面は藪は気にならず、また渡渉地点も雪で埋まっており、前日までのトレースもあり、シールなしでゲレンデに戻れた。
・同行させていただいた長野のN夫妻、神奈川の若いボーダー、皆さん技術は一級品、ブナ林での快適パウダーランに全員、満面の笑みが溢れていた。
・N夫妻は昨日、黒姫山に入山、東尾根の1本ゲレンデ側の尾根をツアーしたが、まあまあの状況であったとのことである。この1-2日の降雪で藪の状態もかなりよくなることが期待される。


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