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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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谷川岳中央稜◆写真 

憧れの一ノ倉沢中央稜にお誘いいただき
無事に登攀終了して…
まだその余韻に浸っている、熊倉です。
簡単にですが、山行の報告させていただきます。
よろしくお願いいたします。


07 南稜下降点へ降りる
 [南稜下降点へ降りる]

【期間】2012年 6/29~6/30
【山域】谷川岳
【天候】晴れ
【ルート】一ノ倉沢:中央稜
【登山方法】アルパインクライミング
【メンバー】CL:富樫師匠 神山姉さん 熊倉 
【行程】(登攀日=30日)
前夜 21:00出発⇒24:00 一ノ倉沢出合
当日  4:40出発⇒ 6:00 中央稜取付点⇒6:30 登攀開始⇒11:00 登攀終了 
   12:00草付下降点へ移動⇒15:00南稜下降点⇒16:30南稜テラス⇒19:00一ノ倉沢出合 


梅雨のあけない6月最終日。
それなのに!
谷川岳は美しいモルゲンロートでお出迎え。
何時見ても山での朝焼けにはドキドキさせられる。
ひさびさの谷川岳。感動の再会。
これから始まる登攀に思いを募らせ…駐車場を出発。

一ノ倉沢の出合を出て少し行くとまだ雪渓が残る。
雪渓を登りつめ、取り付き点へ急ぐ。
(前方には平野さん、上茂さん、ふたりの大先輩の姿が!)

中央稜の基部につく頃には太陽が顔を出し
素晴らしい谷川岳での一日が始まる。
山を照らしだす、強い初夏の陽射し。
その短時間の間だけ楽しめる、モノクロ世界の美しさ。
ついつい惹き込まれてしまう。

テールリッジを少し登ると
すぐに中央稜基部に着く。
登攀具を付け、いよいよ憧れの中央稜登攀開始!
最初2ピッチは余裕。
けれど…3ピッチ目
第二フェースを見上げ…かなりドキドキになる。
T師匠が掛けてくれた
アブミのおかげでなんとかクリア!
(T師匠、ありがとうございます(涙))

見上げると
そそり立つ岸壁と青い空。
登攀を存分に楽しむ。
すぐ近くに同じ一ノ倉の“烏帽子奥壁変形チムニー”を登攀する
平野さんと上茂さんの声が響く。
ふたりの姿が見える。(うーん。かっこよすぎです!)
素晴らしい大先輩の揃うちば山に所属していることを誇らしく思って。

さて、こちらは。
草付の凹状を越えさらに2ピッチ進みランチタイム。
(谷川岳の岩壁でいただくお昼は最高(笑))
続いて、神山姉さんのリードで2ピッチ。
さすがです。
早く、先輩たちの様にリードが出来る様になりたい!真剣にそう思う。
(熊倉、頑張ります!!!)

ようやく衝立ノ頭に到着。
実はそれから先が…「登攀終わり~~!」
なーんて思って余裕な気分でいたのもつかの間。
衝立ノ頭から南稜の下降点までがハードだったりして(苦笑)
あまり歩かれていないのか、浮石が多い。
ヒヤリハットも発生。
中央稜の上部は落石が多く危険と聞いてはいたが実際その通り。
後続パーティの為にも慎重に進む。

なんとか無事、南稜下降点へ到着。
そこから何ピッチか懸垂下降を繰り返し
ようやく「南稜テラス」まで下りてきた。
そろそろ夕暮れが近づいている。
さあ、暗くなる前に山を下りようか。
そうして、無事駐車場へ到着。
お疲れ様でした!

~中央稜を無事登攀出来たのは
ふたりの大先輩のおかげ。
富樫さん、神山さんに深く感謝いたします~
(何より、“楽しく”登攀できたことが最高でした。
本当にありがとうございました!
それから…神山さんの手料理が本当に美味しかった♪)

中央稜登攀を終えて~熊倉の今後の課題~
●懸垂下降のスピードアップ
●アブミの使い方、復習⇒人工登攀スピードアップ
●後半体力が落ちてくる⇒体力づくり
●リードの練習
●無駄のない装備⇒登攀具見直し
(安全に)素早く行動することを目標とします!


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火打石谷沢登り◆写真 

尾高です。前夜発で6月30日の火打石谷沢登りの報告です。
 
梅雨の最中の沢行なので雨が心配でしたが、当日も含め梅雨の谷間に入ったようで
初夏の沢を楽しめました。今回は私を含め新人2人、ともに沢は2回目という事だったのですが年齢差倍の体力差もありますがそれ以上にトップからリードまでこなしてしまう宮下君の技量の凄さには驚きました。

B 楽しそうs  
 [楽しそう]

【山域】奥秩父
【ルート】丹波川流域 火打石谷
【登山方法】沢登り
【山行日】2012/06/30
【メンバー】CL渡邉(三)SL岩本 石橋 宮下 尾高
【天気】曇り 
【コースタイム】
06:25余慶橋 →06:45入渓 →08:30休憩 →10:10なめ滝 →11:25大滝→ 12:20お昼
12:45蔵前尾根への分岐 →13:40休憩 →14:20熊倉山尾根 →15:20休憩→ 16:20 下山
 

前日、綿密な打ち合わせの為に就寝が午前2時を過ぎたにもかかわらず全員5時半に起床、朝食後テントを撤収して入渓口の余慶橋へ、ここで沢装備を準備しました。
梅雨というもあり水量が多いようで、入渓後の渡渉はスクラムを組んで行いました。
沢の様子はよく変わるようで休憩のたびに、遡行図と地形図を出して位置を確認しながら進みました。GPSのログを残そうかと持っていったのですが山に囲まれた沢ではロストしている事が多く実用には遠いようです。
なめ滝までは渡邉(三)さんや石橋さんが主に先頭になり順調に景色を楽しみながら進んで行きました。その先は宮下君が先頭で怒涛の快速で登ってゆきます。離されないようにと必死で、前方を軽やかに登っていく宮下君を見るたびに青息吐息の連発でした。
誰にも会うことは無かったのですが、高巻き時に残地のシュリンゲが何箇所かありまた。(トラロープもありましたが)
途中、私は三点確保や足の運び方などの指導を受け、宮下君は確保時の支点の取り方などの指導を受けていました。懸垂下降もあり私にとっては盛りだくさんの楽しい沢登りでした。
ヤブこぎ後予定通り(?)熊倉尾根での下山となりましたが、ココから先は渡邉(三)さん先頭に怒涛の快速下山で、沢で濡れたパンツは乾いているのに下山中の汗でシャツは濡れたままでした。下山後の道の駅たばやまでの入浴は格別でした。
細かな落し物や擦り傷・切り傷・しりもち等はありましたが何事も無く下山でき楽しさ満載の沢でした。

 
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陣馬山~景信山 

井上志津子です  こんにちは
昨年小2の孫と雲取山へ行った時南の方に白いモニュメントが見える山があった。
「あれは陣馬山で頂上に白い馬がいるんだよ」と言うと、「行ってみたい」というの
で計画した
陣馬山~景信山縦走の報告です


IMG_7535.jpg

【山域】奥多摩 
【ルート】陣馬山~景信山~高尾山
【登山方法】ハイキング
【山行日】2012/06/30
【メンバー】井上志津子、会員外2名―長女とその長男(小三)
【天気】晴れ時々曇り
【コースタイム】高尾駅北口バス7:50 ―8:20陣馬高原下―陣馬新道コース登山口
9:00―10:40陣馬山11:15―14:00景信山
        14:30―15:15小仏バス停15:40―高尾駅北口


5時に車で出て、2時間もしないで高尾駅に着いたものの南口の駐車場に入れてしまっ
た。900円と見えたが分かりづらい表示で実は1000円であった。
高尾駅はバス乗り場の北口に抜けるのには構内を通ると入場券がいるのである。ぶつ
ぶつ言いながらバスに並ぶ。すぐに臨時で2台目のバスが来て、すわって行けること
になり気を取り直す。

「陣馬高原下」は3回目でバス停辺りは見覚えがある。林道を歩いて登山口を探しな
がら歩く。見落とすはずがないと思っているうち、左に上がる道がみえた。杉木立の
中を踏み跡を辿って登って行く。人が少ないので、この辺でやろうよとハイキングレ
スキューセットを出してしばし、救助訓練をやる。前の週に乾徳山で田中L.の講習
を受けたのだが、いざ自分がやるとなると、
ちゃんとシナリオが必要と思える程心もとない。「うっかり足を滑らせ、5m下に転
げ落ちて、怪我はないけど、ロープが必要でスリングでスワミベルトを作り、ロープ
をカラビナでルトに着け登ること」を3人で交替でした。色々やっていると時間がか
かるのでこれで終わりにして、頂上を目指す。「まだかなぁ」「あと15分くらい」と
言っているうち頂上に着く。近くの人に写真を撮ってもらい、1杯のかき氷で一息つ
く。2010年に歩いた生藤山への稜線がはっきりみえる。雲取山もみえた。ところが三
角点がなくなっていた。茶店で聞いたら何者かが掘って持ち去ったそうだ。

ここで登山初体験の長女が「もう満足で下山してもよい」と言う。孫と2人だったら
高尾山まで、半分くらいは走ってみようと思っていたけど、長女がいてはそうもいか
ない。楽しい山行の方をとり、景信山までと説得して、小仏バス停に下山することに
した。標識はあるものの、この辺りの10000分の1の地図で方向を確かめ、地図読みし
ながら途中、昼食をとり景信山まで歩いた。
こちらの三角点は無事で、しばし休憩してトイレの脇を通り小仏バス停を目指した。
今回、長女のドタ参入で親、子、孫の3代の山行が初めて実現した。次回は景信山~
高尾山とつなげたいと思う。



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姫神山、白神岳◆写真 

吉川です。ブナ、ブナ、ブナの白神山地の報告です。

14 ブナ林  [ブナ林]

【山域】北上山地、白神山地 
【ルート】姫神山、白神岳縦走 
【登山方法】避難小屋泊縦走 
【行動日】6/22、6/24~25 
【メンバー】吉川(記)
【行程】6/22東北新幹線-盛岡駅(レンタカー)-一本杉登山口12:30-姫神
山山頂13:20/14:00-一本杉登山口15:00-車で移動-国見温泉(泊)
6/23国見温泉-田沢湖駅レンタカー返却-電車で移動-十二湖駅-十二湖散
策-旅館(泊)  6/24旅館-十二湖登山口6:40-崩山8:20/8:40-大峰岳
10:08/10:20-白神岳避難小屋12:50(泊)  6/25白神岳避難小屋5:00
-白神岳登山口7:15/7:35-白神岳登山口駅8:05/8:56-ウイスパー椿山
駅(風呂)-五能線-秋田新幹線-帰葉

【内容】
6/22(晴れ)石川啄木がこよなく愛したと言われた姫神山は、山麓
からの眺めは、緩やかに裾野を広げ、山頂をツント尖らせ気品ある山容をし
ていた。盛岡の駅で、回転寿司の清次郎の寿司が美味しいと聞き寄り道をし
たり、好摩の駅近くの農産物の直売所に寄り道をしたりし、ようやく登山口
に到着する。暗い杉林をを抜けると潅木の5合目、梅雨時の登山道は良く滑
る。ダケカンバから低木林になると北上川を挟んで山頂を雲で隠す岩手山が
どーんと迫ってくる。登山道は、岩塊が露出し、重なり合う岩にルートをと
り山頂に立つ。北上盆地をを眼下に正面に岩手山、振り向けば早池峰山の展
望を満喫し下山する。レンタカーで、秋田駒ヶ岳登山口にある国見温泉に向
かう。ここの温泉は、昔ながらの湯治場で、エメラルドグリーンの湯に浸か
り疲れを癒す。

 6/23(朝のうち雨後曇り、午後雨)田沢湖駅にレンタカーを返し、電車で
十二湖へ移動する。八景の池、湖畔の宿に荷物を置き、迷路のようなブナ林
の中の池めぐりをし、明日の登山口を確かめ旅館に帰ろうとしたが、プチ遭
難!通りがかりの車で旅館まで送っていただく。

 6/24(早朝曇り、直に雨)宿を同じくした6人の男性と登山口まで宿の主
人に送ってもらい青池側の登山口から進む。迷いようもない立派な登山道に
びっくりした。今回の山行の下調べで、深浦支所に電話をしたら、黒崎登山
口以外ましてや、十二湖から白神岳縦走はガイドを付けるよう進められてい
た。九十九折の登山道の南側が大きく崩れ、晴れてたら十二湖の幾つかの池
が望めるであろう大崩を過ぎると徐々にヤブがうるさくなって崩山の展望の
ない山頂にくる。小雨が降り続き休憩を余り取りたくないが、登下降の繰り
返しと、濡れた笹薮を書き分けたり、ブナの倒木でふさがれた道を越えたり
で体力を消耗するので、ザックを下ろして食べざるをえない。そのうち開き
直りで、雨のブナ林を楽しんでやろうと思ったら、景色が変わって見える。
ブナの幹を流れる水の音、雨に煙る幻想的な景色に癒され進んでいるうち、
大峰岳の標柱まで来た。いつしかブナ林を抜け、明るい尾根道に出るとキス
ゲ、シラネアオイ、ゴゼンタチバナなどの花々が出迎えてくれている。マテ
山への分岐迄来ると白神避難小屋は直ぐそこになる。立派なトイレの脇を通
って避難小屋に到着する。びしょ濡れで、このまま下山してしまおうか迷っ
たが、明朝、好天したら悔やまれる事を思い避難小屋に泊まる事にした。暫
くして、旅館で一緒だった関東山の会の6人衆も到着し、山談議は、それは
それはたのしかった。10数年以上も同じメンバーで会が存続し、月1回の山
歩きをしているとの事に驚いた。

 6/25(晴れ)早朝小屋を出て絶句!向白神岳稜線の奥に岩木山のピラミッ
ドが浮かび、その右からのご来光に拍手です。振り返れば、世界遺産のブナ
に覆われた山が幾重にも重なり日本海に下りている。こんな素晴らしい景色
を後に黒崎の登山口目指して一気に下る。


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三ツ峠岩トレ 

ちば山の樋口です。

新人・宮下君と三ツ峠へ岩トレに行って参りました。簡単ですが報告します。
朝6:30にゲレンデに到着しましたが、既に登攀コールがあちらこちらから聞こえ
てきて、少し焦りましたが
簡単なルートでザイルワークの練習後、少しずつルートのレベルを上げ、
最後に宮下君と、お互いに命を預けながらのつるべ登攀で!!
マルチピッチの練習を2回(1回目4ピッチ、2回目2ピッチ)練習しました。

一昨日の昼まで降った雨の影響と思われますが、
左フェースはほぼ全面で、中央フェースも半分ほどが、水がしみ出ていて登攀出来な
い状態でした。
右フェースも一部濡れているところありました。
懸垂下降にて渋滞ありましたが、約10時間もゲレンデで岩トレ。疲れましたがとて
も有意義な一日でした。


第一クラックリード中の宮下
  [第一クラックリード中の宮下]

【山域】御坂山系
【ルート】三ツ峠
【登山方法】アルパインクライミング
【メンバー】CL樋口、宮下(新人)
【日程】H24.06/24 曇り
02:30千葉発
05:15三つ峠登山口着
06:33ゲレンデ到着、岩トレ開始
16:25岩トレ終了、下山開始

【内容】

 三ツ峠でアルパインクライミングの練習を行いました。
(1).右フェースの下記ルートでザイルワークの基本練習を行いました。
 (リード/フォローの支点の取り方とビレイ、リード/フォローの登攀、懸垂下降)
 ①.一般ルート右(Ⅲ+)
 ②.リーダーピッチ(Ⅳ+)
 ⑤.観音ルート右(Ⅴ-)

(2).マルチピッチの練習を2回(1回目4ピッチ、2回目2ピッチ)練習しました。
 1回目:
   1P目「観音ルート左(Ⅴ-)」→2P目「オープンサンド(Ⅴ-)」
  →3P目「No.14/15クラック(Ⅳ+)」→4P目「No.18クラック
(Ⅰ~Ⅱ)」天狗の踊り場へ
  天狗の踊り場から、3回懸垂下降して、戻る。

 2回目:
   1P目「地蔵ルート右(Ⅴ)」→2P目「第一クラック(Ⅳ+)」ここにて時間切れ。
  懸垂下降2本して戻る。

【特記事項】
 懸垂下降ですが、ロープの回収不能となる事態が発生、
既に2本のダブルロープの結び目まで回収できているので、回収済みの(先端側の)
ダブルロープで再度登り返し、状況を確認しました。
ロープの末端がクラックに入り込み抜けなくなったことが判明しました。
本番でもあり得ることで、クラックルートで懸垂下降する場合、ロープ回収不能とな
る可能性があることを認識、
今後はクラックのないルートを選び、懸垂下降することの大切を知りました。


第一クラック登攀中の樋口
  [第一クラック登攀中の樋口]


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御前山◆写真 

村野です。

先週末に行った御前山の記録です。

005カタクリの植生保護   [カタクリの植生保護]

【山域】奥多摩
【登山方法】ハイキング
【山行日】2012/06/24
【メンバー】村野
【天気】曇り(奥多摩町23℃/18℃)
【コースタイム】
奥多摩湖行きバス(09:30)-奥多摩湖(9:50/10:10)-サス沢山(11:15)-惣岳山(12:20)-
御前山(12:45)-御前山避難小屋(13:00/13:30)-大ダワ(14:15)-奥多摩駅(16:10)

【内容】

 西東京バス奥多摩湖行き9:30に乗り御前山登山口である大河内ダムに行く。登り出
しからなかなかの急登が始まる。樹林に囲まれた登山道のため展望はない。独りじっ
くりと登っていく。昨今の登山ブームを反映して10数人ほどの山ガールの集団がい
た。もちろん2~4名程度のパーティはもっといた。
 サス沢山に登り、振り返ると奥多摩湖全景が見える。振り返ると本日一番の絶景ポ
イントだ。ここからさきのコースは樹林帯の登り降りだった。奥多摩湖を写真に収め
惣岳山に向かう。小一時間ほどで惣岳山山頂に着いた。山頂はまわりを林に囲まれて
おり標識がひっそりと立っているだけだ。2、3パーティが一息入れていた。自分はそ
のまま歩き続けて御前山山頂に向かう。登山道がロープで区切られカタクリの植生保
護が行われていた。
 御前山の山頂はたくさんの登山者でにぎわっている。お揃いの山シャツを来た高校
生くらいの集団もいた。ちょうどお昼の時間でベンチもすべて埋まっており、単独行
者としては少し居づらくそのまま避難小屋まで足を伸ばした。
 立派な避難小屋は思った通り人がいない。小屋のベンチに腰掛け独り静かに駅弁を
食べた。電車で来たので東京駅で仕入れることができた。
 避難小屋から大ダワまでは下り基調でよく整備された登山道を歩いて行く。反対
コースで歩いてくる登山者も大勢すれ違った。奥多摩あたりは昨今の登山ブームで多
くの登山者が訪れているようだ。若者が山に来るのようになったのは不景気のせいだ
ろうか。一度道具を揃えればそれほどお金を掛けずに遊べるし、健康志向の時代にも
合致する。
 大ダワには立派な公衆トイレが設置されていた。舗装された大ダワ林道を渡り鋸山
を目指す。どうもコースを誤ったようで鋸山登るには奥多摩駅とは反対方向に行かな
いといけないらしい。仕方がないで鋸山は諦め、そのまま奥多摩駅方面へ進んだ。多
少の登り返しはあるが忠実に尾根をトレースしてどんどん下っていく。最後は愛宕山
神社を通り境橋を渡り奥多摩駅に着いた。

休日おでかけパス 2,600円
西東京バス 奥多摩駅-奥多摩湖 340円

往路:稲毛海岸(6:14)-東京駅(06:55/07:10)-新宿(07:25/07:44):ホリデー快速おくた
ま1号-奥多摩(09:15)
復路:奥多摩(16:23):ホリデー快速おくたま4号-東京(18:03/18:18)-稲毛海岸(18:52)


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乾徳山縦走講習◆写真 

山内です。 組織部縦走班の講習会を兼ねた登山として6月23日(土)夜行、24
日(日)日帰りの 大菩薩連嶺 「乾徳山」の山行の報告をします。

最初は6月9日(土)早朝発日帰りで計画した山行ですが あいにくの雨で中止とな
り、急遽 事務所での机上講習となり、翌10日(日)に丹沢の鍋割山でCL田中、
萱野(香)、宮城の3名による縦走班の講習会登山につぐ、乾徳山再講習登山です。

26山頂にてⅠさんと
 [山頂にて]

【山行日】6月23日、24日
【参加者】CL田中、SL山内, 井上 尾高
【コース】23日(土)千葉駅22:00~中央高速道路~勝沼IC~塩山市街を経て国
道140号線~24日(日) 道の駅「花かげの郷まきおか」0:45 テントを張り
仮眠 5:48~徳和駐車場6:05~登山開始6:20~乾徳山山頂12:00~下山開始13:
00~徳和駐車場15:30~(途中 温泉、食事)~勝沼IC17:00~ 中央高速道路
(大渋滞)~千葉着22:30


【縦走、講習会】登山開始6:20~乾徳神社里宮6:30 講習①地図読み、方向確認~
988m乾徳山登山口6:50 講習②地図読み、方向確認~銀晶水の水場7:25~錦晶水
の水場8:20 講習③地図読み、方向確認~国師ガ原~月見岩9:25 講習④地図読
み、方向確認 ~1750m 扇平10:10 講習⑤地図読み、明確な遠方の2地点からの
現在地の割り出し、 講習⑦県連推奨のロープワークと7点セットの使い方、ロープ
の結び方と応用(、エイト、半マスト、マスト)、スリング簡易ハーネスのやり方、
シートベントの作り方、 スワミベルトのやり方、 岩場でのバックアップ、 フリ
クションノットにより岩を登る ~ 2031m 山頂12:00 ~ 講習⑧支点の取り
方、 セルフビレイ、トラバース、ロアーダウン、~  下山開始13:00 講習⑨懸
垂下降技術など、 講習⑩2人組ペアーによる実地訓練 ~ 往路を引き返す~ 下
山終了 15:00

【まとめ】1. 今回は CL田中さんにより、県連7点セットによる 縦走としての
講習、実地訓練をいろいろとしていただきました。

 登山の基本となるもので本当に勉強になりました。 機会があれば 新人の方もを
はじめ、 一人でも多くの人が身に付けていただければよいと思いました。 2.講
習を受けた人が、これを機会に向上して、 新人の方に伝え、教えていければ更な
る、ちば山の発展につながると思います

3.今回、梅雨時にかかわらず、雨に合わず講習、登山ができました。

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股ノ沢~真ノ沢◆写真 

真ノ沢の沢登りを計画したのですが、結果的には奥秩父最深部といえる股ノ沢林道
から真ノ沢林道のハイキングを楽しんで(苦しんで?)きました。

17股ノ沢林道の風景-1   [股ノ沢林道の風景]

【山域】奥秩父  【コース】十文字峠~真ノ沢仙丈滝  【形式】ハイキング
【日程】6/22(金)夜発 23(土)~24(日)  【天候】曇り時々晴れ
【参加者】CL柘植(記)、SL上茂、鶴田、石橋
【記録】

6/23(土) 毛木平6:20→十文字峠→柳小屋→16:10仙丈滝上幕場
毛木平から十文字峠に行くつもりが千曲川源流コースに迷いこみ、早くもチョンボで
30分くらいロスする。十文字峠から栃本への道を少し進むと股ノ沢林道分岐。
ここから3時間くらい下降して柳小屋に至るが、この道中は奥秩父でも最も美しい
風景ではないかと思う。林道を降りきったところが真ノ沢橋。下を流れる真ノ沢は
怒涛の水量で、予想とおり真ノ沢下部の遡行は不可。ちょっと柳小屋に寄り道して
から真ノ沢林道をたどって今日の幕場(=仙丈滝上)を目指す。真ノ沢林道は廃道
だが仙丈滝まではなんとか歩ける。2時間近く歩くと轟音とともに仙丈滝が樹間から
姿を表す。危ないトラバース道を慎重に通過して仙丈滝上に降り立つ。幕場は沢を
徒渉した左岸にしかない。平水であればなんということもない所らしいが、今日は
慎重にロープで確保して渡る。テントを張って、苦労して湿った薪に火をともせば
ようやく人心地がつく。冷やしたビールで乾杯し、各自持ち寄ったつまみを頬張れば
さっきまでのことはすっかり忘れてこの世は天国だ。ここまで来ても真ノ沢は怒涛の
迫力を失っておらず明日の上部の遡行をあきらめる。ずいぶん長く沢登りをやって
きたつもりだが、減水のタイミングはいつまでたっても学習できておらず、情けない
限り。せっかくここまで来たのでせめて明日はできたら真ノ沢林道から稜線を目指し
たいと思う。

6/24(日) 幕場6:20→真ノ沢橋→十文字峠→15:20毛木平
今日もまずまずの天気。真ノ沢はわずかに水量も減ったと思われるが、とても沢登り
できる状況ではないので諦める。また真ノ沢林道については鶴田さんと石橋さんは
2年前に歩いているのだが、どうも今一つ記憶が定かでない様子。2年の間に廃道が
さらに崩れたりヤブ化している可能性もあるので、ここは無理せずに往路を引き返す
ことにする。疲労が抜けてない中高年パーティーには厳しい帰路だったが安全第一。
沢登はできなかったが股ノ沢林道の自然は素晴らしく、負け惜しみではないが十分に
癒された山行であった。(久しぶりの重荷もいいトレーニングになった)


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有笠山フリークライミング 

ちば山の樋口です。

簡単ですが有笠山フリークライミングを報告します。
台風が去った直後でしたので、濡れていないだろう岩場ということで、偏屈岩のゲレ
ンデへ。
終日、のんびりと独占できました。


家さんの腰つきクライミング中の牧野さん   [家さんの腰つきクライミング中の牧野さん]

【山域】群馬県中之条町
【ルート】有笠山「偏屈岩」エリア
【登山方法】フリークライミング
【メンバー】CL:川本、SL:牧野、大塚、渡辺(理)、記録:樋口(文責)
【日程】H24.06/23 晴れたり曇ったり
05:00千葉発(平野さんのエコカーで)
09:30偏屈岩にてクライミング開始
17:00クライミング終了、帰千。

【内容】

 駐車場から数分で偏屈岩ゲレンデに到着。
フロントウォールは濡れている。1Fも。
ということで、2Fへ。午後になって1Fも乾き挑戦。
偏屈岩を終日、独占できました。
以下、ルート名、レベル、(挑戦者)の順に記す。

<記>
2F
①.有笠登頂888 5.8 (全員)
②.青いパンツの男  5.10b (全員)
③.有笠2000  5.10d (川本、牧野、渡辺)
④.ハッピーマンデー 5.10b (全員)
⑤.リスのえさ箱 5.10c (全員)
⑥.家さんの腰つき 5.11a (川本、牧野)
1F
⑦.掟破り 5.11a (川本、牧野、渡辺 ??)
⑧.低姿勢 5.11b (川本、牧野 ??)


青いパンツの男の核心部をクライミング中の大塚さん
 [青いパンツの男の核心部をクライミング中の大塚さん]
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鎌倉アルプスハイク◆写真 

辻本です。6月平日山行「鎌倉アルプス」の報告をします。
HPにはPDFにして、写真付きで作成しました。

13 鎌倉アルプス入口
  [鎌倉アルプス入口]

鎌倉アルプス山行報告
【山行日】6月20日
【参加者】CL辻本 山内 井上 高地
【コース】北鎌倉駅~円覚寺~明月院~建長寺~半僧坊
~十王岩~大平山(159m)~天園~貝吹き地蔵~瑞泉寺
~鎌倉宮~鎌倉駅


山行前日は台風4号が吹き荒れ、山行が危ぶまれたが、台風一過の
好天となり、予定通り快速電車は9時55分に千葉をスタートする。
北鎌倉駅に着き、日本映画の巨匠小津安二郎監督もひいきだった
“いなりずし”の光泉を探す。今日のお昼は共同食でのり巻き+おい
なりさん。一折り650円。
鎌倉アルプスを登る前に、古寺巡礼としゃれ込んだ。平日にも関わ
らず、駅からすでに参拝の人人人。聞けば鎌倉は6月がハイシーズ
ンらしい。まず円覚寺の山門を見上げ、参拝料の300円を払い、国
宝の梵鐘と舎利殿を見る。梵鐘は流石に国宝だけあって立派だった
が、堂の柱は白アリの被害があり、今にも朽ち果てようとする様が
見てとれた。舎利殿は僧坊の山門からの遠望だったが、端正な桧皮
葺の屋根形が印象的であった。

次は紫陽花で有名な明月院に入り、満開の紫陽花を堪能する。本堂
前の枯山水庭園の白砂が新緑に映え、実に美しい。残念ながら後庭
園の花菖蒲は終っていた。 
「白砂を 紫陽花染める 枯山水」
鎌倉五山第一位の建長寺は、迫力に満ちた三門と得月楼の夢窓、パ
キスタンから奉納された釈迦苦行像が印象的で、時間さえ許せば方
丈からの庭園も覗きたかった。不謹慎ながら梵鐘堂の下で、小学生
たちが昼食しているのを幸いに、我々も光泉の“いなりずし”を広げ
た。

建長寺を抜け、長い石段が折り返す道を上がり、烏天狗が迎えてく
れる半僧坊に到達する。ここから鎌倉アルプスと呼ばれる約5km
の天園ハイキングコースとなる。半僧坊の脇から再び急な階段を上
がり、明月院方面からの登山道と十王岩で出合う。ここで地形図か
ら現在地確認と磁石の使い方を教え、確認しながら歩き出す。道は
昨日の台風で飛ばされた、細枝や葉っパでいっぱい。岩は房総と同
様の泥岩。海から隆起した地層も同じである。葉っぱで隠れたスタ
ンスは濡れていて滑る。標高120m~130mの稜線を歩くのだが、
左に時折、住宅街が見える。しかし鎌倉市の自然林保護が行き届い
ていて、まったく住宅街上の道とは思えない深山の趣もある。低山
の特徴で、踏み跡が至る所に出てくる。途中、コースを外れ住宅街
に下りて行ってしまう。地形図にない道に入り込んだようだ。登山
道に戻り、10m~20mのアップダウンを繰り返し、午後2時半、
大平山(159m)に着いた。大平山は木々が邪魔をして眺望がない。
水分補給の小休止をして、砂岩の登山道を下りると、山中にしては
綺麗なトイレがあった。ゴルフ場のクラブハウスも山道に隣接する。
道は広くなりとても歩き易い。

このコースは「天園ハイキングコース」というが、その天園とはコ
ース途中の売店の事のようだ。ここから道は高度を落とし、多少、
迷いやすいところもあるが、貝吹き地蔵を過ぎると、あっという間
に瑞泉寺近くの住宅街に降り立った。時刻は3時20分。
もうひと頑張りして、衣張山に向かう予定であったが、新人オリエ
ンの開始時間を考慮して、鎌倉駅への道すがらの寺社巡りに変更し
た。
瑞泉寺は夢想疎石が建立した寺で、紫陽花、キンシバイ、イワタバ
コなどなど花の寺としても有名。岩盤を削って池を配した質素な庭
園がある。庭は、中腹の鎌倉石の岩盤に庭の約束事である滝、池、
中島等の全てを巧みにえぐって橋をかけ、さらに水を貯めて滝とし
て流す貯水池までも刻んだ岩庭と呼ぶに相応しい庭園である。鎌倉
期唯一の庭園として国の名勝に指定されている。

最後に訪れたのは鎌倉宮。大塔宮護良親王を祭る明治時代に建立さ
れた宮。大塔宮護良親王は鎌倉幕府を滅ぼした「建武中興」の功労
者。足利氏と対立しこの地に幽閉され、足利直義の命で暗殺された。
その土牢が見たくて寄ったが、土牢よりも宝物殿にあった勝海舟、
高橋泥舟、山岡鉄舟の額が力強く、見事だった。「何でも鑑定団」
によく出る贋作とは違い、やはり本物は違う。
鎌倉宮からハイソな二階堂の町を歩き、若宮大路から駅に向かった。

7月の平日山行は寺院、庭園、花、山と変化に富んだ山行であった。


 +写真集へのリンク+
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鍋割山 

萱野香織です。

田中さんに前日の机上講習の実地訓練(読図や歩き方)して頂きつつの鍋割山ハイキングでした。
今回、宮城さんは、ちば山デビューとなりました。


【山域】 丹沢
【ルート】 県民の森~二俣~鍋割山
【メンバー】 CL: 田中 宮城 萱野(記)
【日程】
04:30 船橋駅出発
06:00 県民の森 駐車場着
06:30 駐車場出発
09:50 鍋割山頂着
09:50~13:00 山小屋のお手伝いなど。。。
13:00 鍋割山 下山開始
15:30 県民の森 駐車場着
※ 秦野の湯花楽のお風呂に入り帰葉。

【内容】

前の晩は、雨が沢山降っていたので大丈夫かなぁ~と不安でしたが、ちゃんと雨は止んでいました。
行きの車はお言葉に甘えて、私と宮城さんは眠ってました。目を覚ますともう、秦野でした。
予定よりも早く駐車場に到着。整備された駐車場は4-5台のスペースがありました。
最後の5台目くらいに停められました。そのほか、道路脇も駐車可能ですし、少し先のゲートの前にも、
3台くらいは駐車可能でした。

ヒルがでるので、草むらにはいかず、コンクリートの上で身支度をして、田中さんに”ヒルノック”を吹き付けてもらいました。
ちなみに、駐車場にトイレがあります。(ボットンですけど。) あと、沢の水の水道がありました。飲料用には適さないようです。

6:30頃に出発。実際の地形と地図を見比べたり、分岐にさしかかっても、道標は見なかった事にして、コンパスで進むべき方向を確認しながら行きました。前日に机上講習は受けてましたが、聞くのとやるのとではやっぱり違うなぁと思いました。
いまいち、指し示す方向が違ったり。。。最終的には、田中さんのご指導で正解にたどりつけるのですが。

橋の手前、に大量の2リットルの水のボトルと田中さん用のボッカ用の荷物が置いてありました。
田中さんは腰の調子があまりよくないから、あんまり持てないと言っていたのに、荷物を目の前にすると担がずにはいられないようで、ボッカの背負子に沢山搭載しました。私と宮城さんは今回は気持ちという事で、2リットルの水を一本ずつザックに入れました。

ここから、林道から登山道に変わります。 丸太の階段が鍋割山荘まで続いてました。どっかの公園を散歩してるかのように整備されてます。
山つつじが咲いてたり、緑のトンネルが続いてたり、途中ガスってきましたがそれも幻想的な風景でした。
鍋割山頂手前で、パラパラと雨が降ってきましたが、すぐに小屋に到着しました。

鍋割山荘では、カキ氷やら鍋焼きうどんやらコヒーやら沢山頂きました。
山荘のお手伝いもちゃんとやりました。山小屋の裏方を垣間見れて楽しかったです。

帰りは、下りの歩き方を教わりながらの下山です。
なるほど、なるほどと思いながら歩いてる矢先に、
宮城さんのヒヤリハットがありましたが、結果、無傷でよかったです。
新品のマムートのザックに穴が開きましたが、宮城さんの身代わりになってくれたみたいです。
やっぱり、疲れてきて気の緩んだ時に事故は起こるのだなぁと、宮城さんが身を持って体験されて良かったと思います。

駐車場に到着して、ヒルチェックをしましたが、誰も被害には会いませんでした。
鍋割山荘の草野氏のヒル退治のお陰かと思います。

本当に私たちの為になる山行となりました。感謝です。どうもありがとうございました。
次は、手ぬぐいスタンプラリーに二人で挑戦しようと思いました。

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奥秩父竜喰谷 

第4回の沢講習も終わったところですが、第3回の竜喰谷の山行報告を怠けておりましたので、改めてお送りいたします。

 15 慎重に
 [慎重に]

奥秩父竜喰谷 (沢講習3回目)
 
【日時】2012年6月10日(前夜発) 
【目的地】奥秩父・竜喰谷
【メンバー】CL渡邉(3) SL高梨、上茂、辻本、岩元、神山、萱野(宏)、石井、大塚、加藤、古関(記)       
【天候】曇り 
【コースタイム】
 石楠花橋7:00 →竜喰谷遡行(4時間50分)→大常木林道13:50→ 一ノ瀬集落14:40
 
【山行内容】

今回は第三回の沢講習で竜喰谷に行ってきました。
古関は今年から沢登りを始め、今回は2回目の沢登り、楽しみにしていました。
前日低気圧通過のためか強い雨が降り、今回の沢講習の開催が危ぶまれた。
事前に渡邉CLから、「竜喰谷が増水で危険な場合は鷹ノ巣谷にするかもしれない」と
連絡がありました。千葉駅を21時に出発し、24時過ぎに「道の駅たばやま」に到着。
このころには雨はすっかり上がり、星も見えるほどに回復していました。
明日がんばろうと宴会を開催。軽く飲むつもりが、ビールに焼酎と飲み進んでしまいました。
そのため次の日は10時頃まで頭が重い状態。
 
山行日の朝は曇り、しばし日が差し込む天気。5時起床、6時出発が5時半頃に出発。
入渓流点近くの石楠花橋を渡ったところに駐車し、本流の沢の水かさを確認して、
予定通りに竜喰谷を遡行することになりました。
今回の初級者は私と萱野さんの2名。二人とも4月以来の沢登りです。
竜喰谷は以前の沢(軍刀利沢)よりも水かさも深く、積極的に水に入ることになりました。
水もきれいで明るい沢でした。が、あまり周りを味わっている余裕がありません。
岩やナメを歩いていると、地学好きの私としては、水に削られた地球の地殻を直に歩いているようで
大変感動的です。
それでも次々の現れる滝には大苦戦。初心者の私たちのためにロープは8回ぐらい出してもらいました。
滑って水には2回ほど落ちてしまいました。特にこの沢の核心と思われる曲滝(10m)では、ホールドが
ぬるぬるでつかみどころが無く、ヒヤヒヤ、ドキドキの滝登となりました。
また全員が上がってくるまでの待ち時間で滝での懸垂降下の練習をやらしてもらいました。
滝に対して垂直に体重をかけられず、滑って頭から滝を浴びるはめになってしまいました。とほほ。
遡行の最後は大常木林道に出たところで終了となりました。
大常木林道⇒登山道と渡り歩き下山となりました。大変充実した遡行でした。でも結構疲れた。
CLの渡辺三さんどうもありがとうございます。
 
丹波村の、のめこい湯に入湯して、自慢の手打ちそばを堪能して、帰千葉となりました。

 
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乗鞍高原渓流釣り 

八角です 乗鞍高原の渓流釣り山行報告です。

無題

山域   北アルプス南部
ルート  乗鞍高原
登山方法 渓流釣り
日程     6/8(金)千葉みなと21:00→京葉高速→首都高→中央道→松本IC 
         →乗鞍高原→民宿
     6/9(土)民宿→前川(渓流釣)→民宿
     6/10(日)民宿→前川(渓流釣)→民宿14:30→(帰路は往路と同じ
                    経路)→千葉 22:00
天候    6/9(土)雨・曇り
     6/10(日)晴れ
参加者  CL 池田 八角(記)


 釣り糸を垂らすとすぐに当たりがある。強い引きで竿がぶるぶる振れた。釣り竿に力が入り、バタバタ跳ねる岩魚を必死に岸に引き寄せながら釣り上げる。この一瞬の「格闘」。忘れていた快感がよみがえった。
 池田さんと乗鞍の渓流釣りに行って来た。渓流釣りを一から教えてもらう。
 釣果にも満足した。雨の上がった2日目の朝、釣り場の水量の確認のため車を走らせる。新緑のまぶしい乗鞍の、早朝のひんやりした空気は限りなく澄んでいるように思えた。地元の人が言うように、この季節は一年で最高の季節だ。残雪の乗鞍岳の麓、六月の乗鞍高原も印象に残った。

 渓流釣りで一番難しく思えたのは、魚の棲んでいそうな場所にどのように釣り糸を降ろすかだ。このことを何度も池田さんから指導を受ける。餌の使い分け、体を小さく構えること、竿は立てておくこと、本流に流れる細流を足で遮らない、川での餌の取り方、さばき方など色々教えて頂いた。宿泊の確保、装備、すべてに池田さんにお世話になった渓流釣りであった。乗鞍は長い間訪れ培ってきた池田さんのフィールドであることもわかった。


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谷川岳幽ノ沢◆写真 

ちば山の樋口です。

平野さんと谷川岳幽ノ沢V字状岩壁右ルートを登攀しましたので報告します。

週末から梅雨入りする可能性がありましたが、その前日6/8(金曜)に日帰りです。
谷川岳の天気は行ってみないとわからないとのことでしたが、
当日の谷川連峰を遮る雲は1つもなく、青空と稜線の境界から足元の雪渓まで1点の
霞なく丸見えの状態に。
アルパインクライミングを満喫、日が暮れるまで幽の沢を独占させていただきまし
た。

8ピッチ目_R
 [8ピッチ目 平野さん登攀中です]

【山域】谷川連峰
【ルート】幽ノ沢V字状岩壁右ルート
【登山方法】アルパインクライミング
【メンバー】CL:平野、SL:樋口(文責)
【日程】H24.06/08 晴れのち曇り
04:00千葉発(平野さんのエコカーで)
07:10一の倉沢駐車場着
07:25一の倉沢駐車場を出発
07:40幽の沢出合い
09:15V字状岩壁取り付き
15:16堅炭尾根
18:15一の倉沢駐車場
谷川温泉に立ち寄り、帰葉。

【内容】

 あらら、快晴です。暑くなる予感。水を多めに持っていこう。
一ノ倉沢は中央稜と烏帽子沢奥壁南稜を確認して去る。
一ノ倉尾根の取り付けを教えてもらう、そこから幽ノ沢出合いまで近し。
幽ノ沢出合から谷川岳連峰を見上げる。えーと、右俣リンネを探してみーっけた。
あそこを横断した真上が幽ノ沢V字状岩壁。とりあえずそこまで観察できた。
幽ノ沢に入り直ぐに大雪渓を歩くことに。12本刃のアイゼンを履き、
片手にとアイスバイル(アイスハンマー)を持つ。
カールボーテンと呼ばれているスラブ帯はほとんど雪渓に覆われていて、よくわから
ず。
いきなり真上に右俣リンネがあらわれた。雪渓から右俣リンネの左側壁に飛び移る。
少し緊張する。

ここでアイゼンを外し、登山靴からクライミングシューズに履き替えるハーネスと登
攀ギアーを全て身につけ、
ダブルロープを解きコンテで発つことに。まずは右俣リンネをトラバース気味に渡っ
てV字状岩壁取り付きに向かう。
支点がでてきたところで”つるべ登攀”に切り替える。
コンテにつづき、1ピッチ目を平野さんリード。
といううことで、奇数ピッチ目は平野さんリード、偶数ピッチ目は小生・樋口のリー
ドで。
ザイルはダブルロープ50m2本。

【1P目】
 Ⅲ級程度の登り。岩というよりもスラブっぽい。徐々に傾斜がきつくなる。
【2P目】
 右俣リンネの手前までトラバース気味に。リンネの真横にビレー点あり。
【3P目】
 右俣リンネを横ぎる。その先のリッジにテラスあり。ピッチを切る。
 見た目は怖いが行ってみると怖くない。
 ダブルロープの張り方・流れ方がおもしろい。トラバースも結構、楽しい。
【4P目】
 V字状岩壁取り付きへ。最初2m程度降りてからトラバース気味に昇ってゆく。
 しっかりしたビレー点あり。ここから幽ノ沢V字状岩壁登攀のはじまりはじまり。
【5P目、幽ノ沢V字状岩壁登攀開始】
 フェースを直上。草付部が少し厄介か。
【6P目】
 引き続き、フェース。少し傾斜がきつくなる。45m。直ぐに左ルートと右ルート
と分かれる。
 このあたりからブヨが湧いてきた。
 ビレイ中は、ブヨの群れに襲われることに。クライミングシューズを脱ぎたくとも
脱げない。
【7P目】
 急なフェースを昇り、上部ハング帯に突き当ったら左に折れる。
 ランニングビレイを間隔よくセットできる。
 後半inコーナーを攻めると少しきついかも。
 恐らく、7P目と8P目が右ルートのハイライトと思う。
【8P目】
 初めの数歩が嫌らしい、慎重に。
 しばらくすると細長い狭いルンゼをひたすら登攀。
 ランニングビレイを6箇所セットしたか?、とにかくたくさん。
 途中狭まった溝を昇るがこの辺りのクライミングはとても楽しい。
 真下を見下ろせるので結構高度感は抜群!、たまりません。
 足元濡れているところ多いのでスリップ注意。
【9P目】
 引き続き凹角の岩から草付ルンゼに移る。そして灌木帯に入る。
 草付ルンゼは滑るので、左の岩に足を置く。ここのビレー点は全く記憶なし。
 ブヨがうっとうしい。
【10P目、幽ノ沢V字状岩壁登攀終了】
 岩壁を抜けた。リッジに出る。なんとなく終了点を通過。
 ザイル50mをフルに使い、灌木を使いビレイ。
【11P目、12P目】
 草付の斜面でところどころ露岩ある。途中、笹藪に入ってしまい、体力消耗。
 笹藪は(も)一ノ倉沢(烏帽子沢奥壁南稜)のような
 しっかりとした踏み跡はなく、踏み跡を見失いやすい。灌木を使いビレイした。

12P目を終えて小休止。登攀開始してから、暑いし飲まず食わずだったので、バテ
てしまった。、
ブヨに相当刺されたようだ。ここで飲み食いしてザイルを片づける。この先直ぐそこ
が堅炭尾根だった。
お疲れ様です!。

雲がでてきたものの堅炭尾根からの眺めを少しだけ楽しむ。
白毛門~清水峠~茂倉岳~一の倉岳とつづく尾根を確認。
沢以外に雪はほとんどない。
登攀ギアーを全て外してザックに突っ込み、下山を急ぐ。

堅炭尾根の下りは快適だが、途中から芝倉沢へ下る道がハッキリしなく、笹藪の急斜
面を滑るように降り結構疲れた。
さらに、芝倉沢から湯桧曽川沿いの(一ノ倉沢駐車場に至る)旧国道との合流・分岐
点を見落としてしまい、少し登り返すことに。

駐車場に停めた車のタイヤの影にノンアルコールビールとおつまみを隠しておいた。
でもでも、下山後の楽しみだった、ノンアルコールビール等々は・・・。
カラスに飲まれて食べられてしまい落ち込みました。カラスってアルコールも飲むん
だっけ?。

-------------------
今回、つるべ登攀させていただきましたが、課題がみえた。
一つは、スピード。
幽ノ沢V字状岩壁右ルートは取り付けから終了点までの6ピッチで2~3時間とガイ
ド記載あるが、
今回3時間かかった。天気よく独占できたのだから2時間で登攀しないと。
フォローからセカンドへの切り替えなど、手際が悪いと思われる。
また、少しでも待ち時間があれば、先行してできる作業を前倒しでおこなうことが大
切かな。
もっとピッチ数のあるところで、鍛えないと。
下山中に一ノ倉沢をみながら課題と次なる目標を平野さんと会話する。
二つ目はザックの重量。大きすぎ。出発前にザックの中身をチェックかな。

ということで、平野先輩、ご指導ありがとうございました。
もたついてしまい、時折、いらいらしたかと思いますが、我慢下さりありがとうです。

谷川岳は日帰り登攀できるのでもっともっと通って鍛えないと。
以上、幽ノ沢V字状岩壁右ルート アルパインクライミングの報告でした。


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縦走・地形図講習 

ちば山の皆さんには御世話になります 山内です。

縦走班グループとして 本日(6月9日)早朝での日帰り 乾徳山への山行と現地での実地講習を計画していましたが、あいにくの雨になり中止しまして、ちば山事務所での机上講習会にきりかえ実施しましたので、報告いたします。
実に昼食をはさんでの7時間の長丁場の講習をみなさん熱心に受講し、みのり多い講習でした。


[場所] 6月9日(土) ちば山事務所 
[ 講習会 ] 1.9時~12時、15時~15時35分  縦走班講習 講師:田中さん
      2.13時~15時 地形図講習 講師:辻本さん、橋本さん
[ 受講者 ] 横山、加藤、竹下、村尾、小泉、清野、萱野(香)、日下、宮城、齋藤健志、斉藤一郎、山内、
他1名(すみません名前を聞き忘れました)

[内容]

1.   縦走班 講習会 (田中講師)
まず開講に当たり、講師より 心がけとして、「山の会」に入会している者は自らの意思で入会して登山を志す者であり、当然ながら自らの登山は自らの責任において行うのが、本来の姿と考えます。 あくまでも自己責任である。
この考えの上に立って、仲間同士が助け合い・研鑽を積んで安全な登山の実践を図って行くものと考え、そのような観点から登山の方法、それに伴う危険とその回避などなどについて本日の講習を通して共に考え学びたいと思いますとの挨拶あり。

(1)山の危険とはどんなものか,またその結果について
(2)全ての登山の基本は歩行に有あり、登下降における歩行技術としての解説あり
・重力重心と滑り作用線 ・物体の作用線と歩行 ・歩行と呼吸のバランス ・下りの姿勢とリズム
(3)熊の対応法として  熊の習性、逃げ方、運悪く出会ってしまつたときはどうするか、
(4)梅雨時の気候変化  寒冷、温暖前線 山と平地の気候の移りの違い 
(5)雷からの逃れ方
(6)夏山のビバーク方法 実際のツェルトでの解説、またビバークするに当たっては予め「三要素」を知って、要素1:衣類があり乾いていること。 要素2:食糧があること。 要素3:火が有るこれにツエルト(居)が有れば問題なく、慌てることなく、余裕を持って夜を過ごせるとのことで要素1~3まではいかに重要であるかを認識できました。  そして ビバークをしていて夜の長さは格別ですが、其れに負けたら終わりです 先輩より受けついだという言葉で「どんな長い夜も必ず明ける(朝が来る)・どんな悪天でも晴天は必ず来る。」と聞かされた時は私、山内も昨年、富士山で田中さん指導のもとビバークしたものとして実感できました。
(7)県連推奨の安全登山のための7点セツトと使用法  基本となる結びの8の字結び、マスト、半マス、シートベントの実技 自己ビレイ、スリング簡易ハーネス、スワミベルトの作り方、実技、、使用方法。

2.  地形図講習(辻本講師、橋本講師)
今回の講習のトレッキング マップ エディター(TME)ソフトは 現在、国土地理院やNET上どこにもなく、辻本さんから、ちば山の会員の皆さんも分けてもらっているソフトで非常に使い方が多岐にわたり、優れたソフトである。また地形図の見方と最低限の覚えるべきものの説明あり。

(1)全国の地形図をダウンロード・・・トレッキング マップ エディター(TME)
(2)北海道から沖縄、離島の地形図など日本中の地形図を網羅
(3).TMEの操作方法・・・自由に拡大率を変えられる。2万5千~1万2500
(4).磁北線や緯度、経度の挿入、文字の挿入、図形の挿入の仕方など
  すでに使われている人にも、挿入テクニックを教えてもらいました。
(5).自由に登山コースの書き入れ・・・my mapができる
などなど操作が今一度理解が得られました。

橋本講師からは 最近の電子機器(GPS,スマートホーン、その他)、などの説明と 登山の方法に合わせた電子機器の使い方、など現物を交えての講習あり。 いずれにしても、行くべき山の地形図は自分で作成し、持参して電子機器は画面が小さいので併用が必要であるとの話あり。

今回、雨で山行が中止となりましたが、長時間にわたり 講師の皆さんの熱心なる解説、説明、実技指導には出席者一同本当に充実した一日になりましたことを感謝いたします。 本当にありがとうございました。

同じく講習を受けられました村尾さんのお言葉です。
「久しぶりの机上講習ですが、定期的に繰り返す事によって、そして現地現場で使う機会をもってさらに身に着くかと思います。 資料も整理保管して復習してみたいと思います。こういう学習会は、私達初級者にとってありがたいし、新入会員の入会満足にもつながりますね。」



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乳頭山◆写真 

秋田乳頭山ハイキング&黒湯

【山行日】6月2~4日   【山域】秋田駒ケ岳周辺
【参加者】橋本CL 横山 辻本(記) 竹下 上茂 大塚 神山 岩元 渡辺(理) 橋本(会員外)


09 乳頭山山頂
  [乳頭山山頂]

秋田県乳頭温泉郷「黒湯の離れ」は、半年以上前から予約が必要らしい。1月に参加を呼び掛けられ、軽い気持ちで了承していた。それが実現した。
出発日の早朝、携帯サイトの「ドラぷら」で遊んでいるうち、東北復興観光支援パスなるものを見つけ、早速、CLと私が登録して旅費負担の軽減化を図った。これは2日間限定で、首都圏から東北6県を周遊する場合、7500円で高速代が全てOK。早い話し東北に観光に行き、お金を落としてこいというもの。経済効果を狙ったものである。

千葉~市川~三郷南~東北道と、2台がトランシーバーで連絡を取り合いながら、深夜ドライブなので2時間を目安に交代運転。盛岡SAには順調に4時過ぎに通過。早々にコンビニで朝食と昼食の買出し。
早朝の秋田街道46号線を田沢湖駅まで、快適に走る。
田沢湖付近から、山が近づくに連れて山菜の話で盛り上がる。朝露に濡れた田沢湖スキー場で山菜取り開始。
山行は食料調達から始まった。どこで顔を洗ったのか、朝一番に山女、山男が、ワラビ採りに夢中。見上げると秋田駒が微笑んでいるよう。ワラビ、ウドは売りに行きたいくらいの収穫。後はアザミの新芽とタラの芽を少々。全員が食べられる豊富な天ぷらが今宵の主菜。

走行中の車内から、「あっ、ふきのとう!」と、未だ採り足りないのか声が上げる。道路の真ん中に車を停めて、蕗の薹採り。食料調達の欲望は途切れることはない。
孫六温泉から乳頭山への登山道をとり、山登りに出発。しかしすぐに山登りではなく、山菜採りになってしまう。みんなの目を見れば殆ど山菜モード。コシアブラを求めて、右往左往。笹薮に体を突っ込んでは曲竹探し。なかなか稜線が遠く、登りに足が向かない。山頂には何時に着くのだろうとの危惧も、ザックにいっぱいになれば登山となった。
稜線に近づくにつれ、道は融雪で泥んこ。所々、残雪を踏んで進む。わいわい、がやがやと賑やかに登っているうちに、稜線に広がる田代湿原となる。湿原の水は枯れていたが、可憐な花々と眺望が八迎えてくれた。
遠く八幡平の頂から大深岳~八瀬森~曲崎山~乳頭山と続く稜線と、大深岳~小畚岳~三石山~岩手山への稜線が展開していた。それらの稜線に囲まれた谷は、多くの沢を集めた葛根田川だ。所々、点在する雪が眩しい。
小休止の後、乳頭山へ向かう。快適な縦走路で、時には残雪で遊ぶ。小一時間で日本ミツバチが群れ飛ぶ山頂となり、360度の眺望に心が癒される。遠く西には鳥海山が真っ白に輝き、北は森吉山が堂々とした姿を誇っていた。近くは秋田駒ケ岳、岩手山、八幡平の山々が掴み取れるようだ。写真を撮りまくり楽しんだ後、黒湯目指しての下山となる。下山道は清楚なシラネアオイの群落が、彩ってくれた。

道の両側に笹薮が密集し出すと、根曲竹採取にもう夢中。ザックには根曲がり、コシアブラなど山菜がいっぱいになっている。
黒湯に下山した後、今宵の山菜を美味しくいただくために、田沢湖町までアルコールを豊富に買出しに行き、ワイワイ、ガヤガヤと夕食の準備。今宵の食卓は、ウド、コシアブラ、ハリギリ、蕗の薹、根曲竹など豊富な山菜と、炭を熾して焼いたカツオ、クサヤの焼き物が食卓を彩る。口々に美味い、美味いの声と共にアルコールが空になっていった。
山も良い!温泉も良い!山の恵みも良
い!地酒も良い! 満足感いっぱいの山行であった。

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鳳来フリークライミング◆写真 

奥三河の鳳来でフリークライミングを楽しんできたので報告します。
当初は牧野CLのもと小川山クラックの計画でしたが、雨なら平野CLの鳳来に
変更するという計画案に。
鳳来は全て被り(前傾壁)ですので濡れにくいとのこと。
とてもフレンドリーなクライマーが多く、初めての鳳来でも、初心者でも
親しみやすい、
心安らぐ居心地のよいゲレンデです。

鳳来は乳岩(ちいわ)川の上流になんと21ものゲレンデが点在、ルート
数は約200本弱あります。
今回は、鬼石(おにし)とガンコ岩の2つのゲレンデに限定です。


12 入門 牧野さん1_R

【山域】愛知県新城市
【ルート】鳳来
【登山方法】フリークライミング
【メンバー】CL:平野、SL:川本、会計:牧野、記録:樋口(文責)
【日程】H24.06/03 曇り時々晴れ、夕方から雨
04:00千葉発(平野さんのエコカーで)
08:00乳岩峡駐車場着(新東名であっという間に)
08:15乳岩峡駐車場発
08:55鬼石ゲレンデ着 フリークライミング開始
14:58ガンコ岩 フリークライミング開始
16:00終了、下山開始。
17:00乳岩峡駐車場を去る。帰葉。

【内容】

 梅雨入り近し。空はどんよりした雲に覆われて、今にも泣き出しそう。
こんなんでクライミングできるの?、とハラハラしているの俺だけか。

御殿場から新東名に入る。これが最新の高速道路ですか!
スケールが大きい。道路の幅もトンネルも大きく、狭い高速とのスピード
感覚の違いに戸惑う。

新東名の浜松いなさ北I.Cで降りそのまま三遠南信自動車道(無料)に入り、
鳳来峡I.Cで降りる。
平野さんナビに頼り乳岩峡駐車場へ。乳岩への道標もわかりやすい。

駐車場に到着、地元・愛知県ナンバーの車が多いようだ。

ここからゲレンデまで結構歩く(登る)。標高は低いですから汗が噴き出る。
鬼岩に到着。ゲロゲロ、全て被っている。平野さんお薦めのメインウォール
を挑戦することに。
でも結構ザイルが張られているぞ。少し順番待ちかな。
乳岩でもっとも簡単なルート「あんこ」でウォームアップ。
5.10bです。もっとも易しいルートで5.10bですから。
スタート地点からゴールまで全て前傾壁(被り)である。
小生はウォームアップでなく、ぶっつけ本番でしょ!、うんうん。

以下、鬼岩で挑戦したルートを記す。基本、振りを駆使すればなんとか
登れるかも。小生ですが、あんこを正対だけで登るもんだからノックダウン。
でも2本目はなんだかしりませんが振り?のムーブを使えたようで比較的
スムーズに登れた。
迷って途中で止まっちゃうと駄目ですね。

①.あんこ 5.10b (全員)
②.入門  5.11a (樋口を除いた皆さん)
③.留年  5.11d (川本さんのみ)

特記事項、留年は川本さんオンサイトです、おめでとうございます。

その後、鬼岩の周辺ルートを見学。
ハイカラ岩は5.12以上のルートばかり。5.14以上もあるようです。

次にガンコ岩に移動。小雨が降り出してきた。
ここは振りが使えなく、正対登りが基本。
すいません、小生は散々テンションかけて最後には人口登攀しちゃいました。
挑戦したルートはこちら。

①.かんたん 5.10a (平野さん、樋口)
②.ユカ 5.11a (樋口を除いた皆さん)

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新東名の開通のおかげで、鳳来は日帰りエリアの圏内に。
また、ぜひとも挑戦したいですね。
皆様、ご指導ありがとうございました。

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大持沢沢登り◆写真 

土日で奥多摩の割谷&滝谷の予定だったが、小川谷林道を通行できないのと
日曜の天気予報が雨のため、土曜日帰りで奥武蔵の沢に行ってきました。


11全員一旦穴蔵下に集合
  [全員一旦穴蔵下に集合]

【山域】奥武蔵  【コース】大持沢  【形式】沢登り
【日程】6/1(金)夜発 2(土)日帰り  【天候】晴れ
【参加者】CL柘植(記)、SL深谷、藤、富樫(富)
【記録】

  武甲山一の鳥居駐車場7:20→入渓地点7:35→(大持沢遡行)稜線10:50
  →11:00大持山11:15→12:00妻坂峠12:20→12:50一の鳥居駐車場

前夜は道の駅ちちぶに泊り、早朝武甲山一の鳥居駐車場に向う。入渓地点は
すぐなので、ここで身支度して出発する。大持沢は初心者向けの明るい沢との
ことでシーズン初沢の藤さんと柘植にはちょうどよいと思い、選定させてもらった。
天気も曇りの予報が外れて晴れ! 気分爽快で気持ちよく小滝を越えていく。
深谷さんと富樫さんは沢講習でとっくにスタートしているので、見た目も快調。
大持沢は滝と森の緑とコケのコントラストが素晴らしく、まるで日本庭園のようだ。
とくに困難な滝というのはないのだが、最後の2段10mがなかなか楽しめた。
深谷さんがロープを出してもろい一段目を登り、2段目はと探ると真っ暗な大岩の
すきまの向こうに光明が見えている。手探りで攀じ登るとポコッと滝上に出られた。
その上はまもなく水切れ、ガレてきた沢から枝尾根にのり移り、1ピッチ頑張ると
大持山山頂に到着した。周囲の山々は春霞にかすんでいるが、今日一日好天に
恵まれたことを感謝して景色を眺める。ここからはよく踏まれたハイキング道を
妻坂峠経由でルンルン気分で下る。帰りは武甲温泉で汗を流し、渋滞にはまる
こともなく帰葉できた。

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