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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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丹沢主稜主脈縦走 

丹沢主稜主脈縦走報告 

【日程】2012.5.5~6 
【山域】丹沢 
【形式】小屋泊まり縦走
【コース】ヤビツ峠~丹沢山(泊)~蛭ヶ岳~西丹沢自然教室
【メンバー】井上(志) 単独

【記録】

 5/5 曇り/晴れ ヤビツ峠9:00―三ノ塔11:30―塔ノ岳15:00
―16:50丹沢山(1567m) みやま山荘泊

 柏から千代田線小田急線と乗り継ぎ1番バスに乗ることに決めて
秦野に7:28に着いた。既にバス乗り場は長蛇の列。最後尾につい
ても次々人は並び、2台目の臨時バスに乗ってヤビツ峠に着いたの
は9時であった。スタートは下りの車道歩きだ。12,500分の1のマイ
マップを作り、昭文社の地図などでできるだけ書き込みをして予習
をした。丹沢山塊は東西40㎞、南北20㎞の首都圏近くの広大な山地
で、その成り立ちは約500万年前の造山活動により、フィリピン海
プレートの突端にあった盛り上がりが本州に衝突した時にできて、
平らなピークが多い比較的新しい山地で、まだ浸食が進んでいない
ことを示しているそうだ(山渓の登山技術全書⑧による)。丹沢は
何度も歩いているが、塔ノ岳より上にいくのは初めて。富士見山荘
から100m先の「護摩屋敷ノ水」の豊かにほとばしる水を汲んで、
ゆっくり歩き始める。きらびやかな若者の団体と追いつ追われつ歩く。
集団は実は小パーティの連結であった。二の塔、三の塔と休憩し、
にぎやかな山頂から富士山を親しく眺める。稜線歩きは眺めもよく、
左前方に低く烏尾山荘が見える。何度もアップダウンを繰り返した後、
行者ケ岳でゆっくり休む。クサリ場で登り優先を守り、ずっと後続者
を50人以上も待たせる先頭の人は「交互通行」を思いつかないのかと
思った。こちらが登りじゃないのかな。塔ノ岳を過ぎると人の気配が
変わり、ぐっと静かになる。ホンシュウジカ4頭にも会えた。つい休
みが長くなり丹沢主脈の中心、丹沢山みやま山荘に着いたのは17時
少し前であった。みやま山荘はきれいで食事もおいしくリーズナブル
でとてもよかった。夜は満月で明るく八王子、町田、横浜の都会の灯
がとてもきれいだった。

 5/6 晴れ/曇り/雷雨/晴れ/また雨 丹沢山6:30―8:30蛭ヶ岳(1673m)9
:00―13:00檜洞丸(1601m)13:30―15:20ゴ―ラ沢出合い15:40 ―
16:15西丹沢自然教室バス16:25

 5:30朝食で、続いて自前でコーヒータイムをとり、丹沢山に名残を
惜しむ。まず目指すは丹沢最高峰蛭ヶ岳。15分程で「水場まで3分」に
誘われて、下りてみた。急なザレ場で水を汲みながらもこれは推奨で
きないと思ったが、他に良い水場はなかった。蛭ヶ岳に着き曇ってきた。
このあと急ごうにも結構急坂で気を抜けない。これが丹沢主稜かと妙に
納得しながら、クサリ場、はしごを通過する。檜洞丸は遠くて13時到着
であった。後は下山と立ち上がったら、急に風が強くなった。軽いウイ
ンドブレーカーで楽になった。14時半、風音がバラバラ言いだし雨に
なった。雷も遠くで鳴っている。急いでカッパの上下に着替えて間に
フリースも着た。ゴアの手袋もして濡れと冷えに備えた。これだけ着れば
後は転ばないように気を付けて進むこと。今まで諸先輩が教えてくれた
ことを鮮明に色々思い出される。45分程で雨は止み暑くなったのでフリース
だけは脱いだ。ツツジ新道を過ぎ、沢音が聞けてゴーラ沢出合いに下り
立った。見渡すと対岸に赤リボンが見える。ところが橋がない。増水で
靴のまま渡れない。水深はくるぶしちょっと上と判断し、浅いところを
選んで、裸足で渡った。道は正解であったが、まだ2㎞以上をこの調子
では次のバスにも間に合わない。なだらかな下り坂で、ランと決めて走り
出した。また雨が降ってきたけどカッパを着たままでよかった。西丹沢
自然教室まで完走し、次のバスに間に合った。運転手さんに「カッパは
脱いでください」と言われる程濡れていたものの中の服は無事であった。
バスからすぐに下山連絡のメールをしたが、電波が弱い上にバッテリー
がなくなり暗くなってしまった。新松田でauショップを聞き、秦野駅近
くの店で充電させてもらい、無事下山連絡ができた。雷雨あり渡渉あり
トレランありで応用問題たっぷりの山行でした。


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黒川山甲斐金山遺跡遡行◆PDF 

黒川山甲斐金山遺跡遡行報告

【山行日】5月5日~6日  
【メンバー】CL辻本(記)・橋本
【行 程】 5日・・・三条新橋~黒川谷遡行~黒川山金山遺跡(泊)
6日・・・野営地~金山遺跡循環道~登山道~三条新橋~帰葉


昨年、橋本氏と二人で竜喰谷の精錬場と呼ばれる付近から、尾根を
上がり大常木林道を歩いた。このルートを調べるうちに秩父縦走路
の笠取山~大常木山南麓に牛王院平、将監峠、一ノ瀬、二ノ瀬、お
いらん淵、竜喰谷、精錬場など気になる地名が多々あった。これら
は全て戦国時代の武田家金山にまつわる地名だ。そして丹波川を挟
む黒川山東面1,300付近に武田家最大の金山跡がある。そこには千
人軒と呼ばれる集落跡も残っているらしい。ここで焚火をしようと
二人が合意。GWの一夜を過ごすことになった。

5日午前4時過ぎ千葉を出発。市川から三郷に抜け、外環~関越道
~圏央道を走り青梅まで高速代¥1,350の割安ルートを取る。
青梅街道の路面は、早朝の降雨で鴨沢付近から、所々水が流れている。
これから遡行する谷の増水が頭をよぎる。7時過ぎに三条新橋に着き、
沢支度、釣り支度を済ませ、今宵の嗜好品をザックに詰め込み、バス
が走ったという旧青梅街道の廃道を行く。新緑が美しく映え、眼下の
丹波川がゴウーゴウーと音を立て、白く流れる。道はバスが1台どう
にか通過できそうだが、随所に崩落した岩が道を塞ぐ。800m付近の
黒川谷出合は、バスが回転出来るようなスペースがあり、7~8m
上に崩落した橋の一部が見える。
沢はやはり増水していた。出合い上には8mの滝が豪快に水を落と
していた。左から巻き、沢に下り、左岸登山道に上がる。「おいおい、
黒川谷は沢屋に相手もされないショボイ沢と違ったのか!」
増水して迫力満点に流れる沢に怖気づく。水線通しにはなかなか行か
せてくれない。沽券に関わると5mの滝は水線際を登った。岩は秩父
特有の苔とヌメリで黒光りを放つ。

二つ目の堰堤を越えてから、イワナの骨酒呑みたさに竿を出すが、
まったく反応なし。激流にはなかなかイワナが隠れそうな渕がない。
やっと小さな渕を見つけ餌を流すが、流木に引っ掛ける。その時、
ゆらっと黒い魚体が出た!逸る心を抑え仕掛けを付け替え、再び、
餌を入れると、ググッとした手ごたえ。23cmくらいのイワナが上
がった。その後、同様サイズをもう1匹釣り上げたが、それっきり。
相棒はボウズ。
この沢は蛇行がない。ゴルジュもなく、真っ直ぐに落ちてくる。
堰堤下には滝があり、変化に富んだ渓相だが、上は急なゴーロばかりで、
釣り師も堰堤下までしか来ないのだろう。でも水が引けば穴場かも知
れない。

右に10m程の滑滝が見えると三俣になり、地形図にある1157mに着く。
右から登山道も下りている。左の沢には大岩があり、その左岸道を登っ
て行くと、苔むした中に屋敷跡と見受けられる整地された箇所が、
至る所に現れる。黒川金山の千軒集落跡だ。
1280m付近にテントを張り、早速、焚き火の準備。周りには大木の切
残しや枯れ枝、枯れ芝など燃やす材料は豊富。焚き火も早々に盛んに
なり、まずはビールで乾杯!時間は午後2時。 日はまだまだ降り注い
でいる。
ワラビ、漬物、乾き物、メインの春飛びのクサヤ2匹、ベーコン、チーズ
など副菜も豊富。だけどアルコールは酒1カップ:2本。ビール700ml:
2本+350 ml:2本、ウィスキー:500 mlだけ。口ほどにもない呑んべが
二人。もう少し若ければ1升瓶を担いでいたろうに。
春飛びのクサヤでチビチビと酒を飲む。「う~ん、美味い!クサヤは春
飛びだね。最高!」
1カップを熱燗にし、焼きあがったイワナで骨酒を楽しむ。

「若い奴に焚き火の面白さを教えてやりたい。壁登りとか、ハイキング
とか、軟弱な奴ばかり!山でもっと遊ばにゃー」「そうだ、そうだ!」
出るのは不良オヤジの愚痴ばかり。それでも至福の時は過ぎていく。
疲れて5時前にはテントで横になり、小用のために這い出した10時頃、
「ひゅるるぅー、ひゅるるぅー」と、どことなく哀れで、不気味な声が
聞こえてくる。殺された遊女の声か・・・? だんだんと二人の目が冴
えてくる。その声が何時までも続くので「鳥だよ、鵺だよ。鵺の鳴く夜
は恐ろしい~」と寝袋に頭まで潜り込む。(鵺=ヌエ/トラツグミという鳥)
午前4時、どんよりと明るくなり、活動開始。1.5合の米を分け合い、レト
ルトカレーで朝食を済ませ、荷物をテントに掘り込んだまま、いよいよ
金山探検に向かう。

黒川金山循環歩道は所々、踏み跡程度になるが、標高1400m辺りまで雛壇
に整地された千軒集落跡が広がる。工夫や役人、遊女の嬌声、馬の嘶きなど、
今にも蘇ってきそう。
間歩(まぶ=坑道)には残念ながら入れなかった。入口付近の岩が崩れ、
県が造った鉄製の柵も押し潰されている。間歩を覗いて見るが、今にも
岩が落ち埋まってしまいそう。とても危険で入れない。写真を撮っただけで
循環を続ける。ほぼ循環を終えようとした頃、橋本氏が財布を落したと顔色
を変えた。ウエストポーチがぱっくりと開いたまま。ただちに道を引き返し、
「現代の金」の捜索が始まる。間歩入口まで登り返し、沢を渡り、忠実に
歩いたコースを辿る。「あった!」野営地近くで、金色ではなくコバルト
ブルーの「現代の金」は発見された。
焚き火跡を処理し、飲み水を確保し、テントの撤収となる。千軒集落を名残
惜しそうに観察しながら、ゆっくり登山道を下り、2時間余りで三条新橋に
下山した。

+報告書へのリンク+

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小蓮華金山沢、小日向台地山スキー◆写真 

長池です。小蓮華金山沢、小日向台地山スキー山行報告です。

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  [40度ほどの急斜のエントリーに内心緊張]

【日時】2012年5月5~6日 前夜発1泊2日 八方民宿「くりた」泊
【場所】北ア栂池~小蓮華金山沢、猿倉~小日向台地
【メンバー】CL長池、菊池、鶴田、住田、鈴木、吉川、会員外1名
【タイム】
 4日 19:00千葉→0:30サンサンパーク白馬(仮泊)
 5日 8:47栂池ゴンドラ終点→9:58天狗平→11:29乗鞍岳→12:07白馬大池
   →13:01船越ノ頭→15:04金山沢・大雪渓出合→15:38猿倉
 6日 7:20猿倉→8:25小日向台地→8:55猿倉

【内容】

【5日】 晴れ
 ・ 小蓮華岳の遭難で栂池ゴンドラ窓口で計画書を一人ひとり厳重にチェックされた。
 ・ 茶色の芝が広がるゲレンデを見下ろしながらゴンドラ・ロープウエイで終点へ。
 ・ シールを貼って自然園から天狗原へハイクアップ。上空をヘリスキーや遭難捜索の
   ヘリの轟音が往来し騒々しい。
・乗鞍岳の急な雪面をアイゼンで登り、ハイマツを渡って白馬大池に降りる。
 対面に船越ノ頭へ純白の大きな三角錐が碧天に向かってせり上がっていて
 目に眩しい。この無垢の雪面にジグを切ってシールアップするのは心躍る
 清々しさだ。
・登りきると船越ノ頭。自然園からたくさんの山スキーヤーが登ってくる。
 白馬方向からの縦走者もある。昨日の小蓮華遭難の厳しさなど面影もない
 絶好の天気で白馬への稜線、雪倉、朝日への山並が指呼の間に波打つ。
・さて、十分に身体を休めたあとは、35°の急斜面にドロップ。薄いスラフが
 板の下からスルスルと落ちていく。
・やがて斜度が緩むと長い長い金山沢のザラメ滑降が続く。小蓮華尾根から
 いくつか中規模の雪崩が出てデブリも溜まっているが、沢なかの斜面自体は
 十分に平滑で滑りは“楽しい”の一言に尽きる。何度もいくつものターンを
 重ねてやがて大雪渓との合流点に降りていく。
・沢末端の滝が出ていて少々危なげな横滑りで滝横をクリアするとすぐ出合の
 雪原に出る。ここから猿倉まで細い踏み跡を拾って滑っていくのである。

【6日】曇りのち雷雨
・早朝は細かい雨が落ちて民宿の庭を濡らしているので、今日はダメかと観念
 していると、間もなく雲が切れて薄日さす天気になってきた。では、と
 小日向から鑓温泉のルートに乗って天気と相談しながら無理のない範囲で
 行動することに決める。
・猿倉では高曇り。小日向のコルへの夏道に上がって台地の樹林帯を奥に向か
 っていく。
・狙いを長走沢の源頭付近に開けた雪面にシュプールを刻もうと決めた。
・樹林が消えかかって沢の奥に大きな雪面が開けるころ、突然、遠雷が響き
 始め、次第に間近くなってきて小雨もパラつき出した。
・急遽登高を停止、シールを剥ぐのも慌ただしく撤退だ。猿倉の車に戻る頃は
 かなり強めの雨脚になっていた。
・まあ、昨日のすっかり満足で今の不十分を補って余りある。よしよしこれで
 エンドとしようではないか!
 

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