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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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四阿山山スキー◆写真 

菊池です。

わが会の初級者向けツアーとして、例年実施していますが、今回は
お楽しみルートを更に延長できましたので報告いたします。


00 GPSトラック

【山域】長野県・四阿山(2354m)
【日時と天候】2012年2月26日  小雪のち曇り 視界やや不良 
      気温頂上付近でー14℃
【メンバー】石橋(CL)・長池(SL)・柘植・鈴木・石井・
      井上・池田・渡辺(理)・菊池(記)
【行程】あずまや高原ホテル駐車場8:40-牧場ー1850m付近
 (地図で鳥居の印)ーほぼ登山道に沿って登行ー13:10山頂直下
 (2300m)13:30ー滑走-1850m付近から南斜面~南西沢状斜面
  1680m付近ー西へトラバース(シール)-牧場ー16:00駐車場


・冬型でやや厳しい条件、山スキー初級者が数名おり、体力の問題・
シールトラブルなどでやや時間を要したが、この時期から3月10日位
までに5~6回来ているが、今回が最もパウダーを楽しめた。
硬い下地の上に10cm~山頂付近で20~25mの新雪が積もっていた
・四阿山は1850mの鳥居に印付近から下部を登りルートをそのまま
滑走するのはつまらない。そこで以前より良い雪質が保たれている
林間南斜面を標高差100m余り滑走し西へトラバースし牧場にでる
ルートを採っていた。今回は更にその下部の浅い沢状地形を行ける
ところ(1680m付近)まで下り西へトラバースし牧場に出ることが
できた。標高差180mの極上パウダーに雄叫びをあげる満足のルートに
ちば山お楽しみルート(仮名)と命名することとした。
(近日中にちば山の会HPの山スキーの部屋の報告トラックデータを
 掲載しますのでご参考に)

四阿山は好天であれば、斜面としては初級者向けであるが、標高差
900m、約4時間の登行や今回の様にやや厳しい気象条件では中級
向けと言える。皆さん、パウダー滑走を堪能し、最後の牧場への急斜面
トラバースや、牧場での強風低温ブリザードを耐えながら、無事
フィナーレを迎えることが出来ました。

パウダーシーズンはそろそろ終わりです。3月は千変万化の雪質が多く
やや難しい時期ですが、中旬以降には陽春の楽しいツアーができる時期
となります。4月~6月までは残雪期ザラメで、初級者にも滑走しやすい
条件となります。筋トレなど十分行いながら、徐々に標高の上がる
春スキーを楽しみましょう。谷川近辺・北アルプス・富士山と半年に
及ぶ山スキーシーズンの後半戦を期待しましょう


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神籠ヶ岳◆写真 

村野です。

遅くなりましたが、2012/02/25神籠ヶ岳の記録です。


【山域】会津
【登山方法】雪山
【山行日】2012/02/25
【メンバー】村野
【天気】雪
【コースタイム】
 駐車点(08:00)-尾根取り付き(09:30)-1031.8m大内宿への東尾根(10:50)
 -神籠ヶ岳(13:20)-駐車点(15:30)

【内容】

 神籠ヶ岳は2年前に来たが頂上には行けなかったのでぜひ頂上を踏み
たいと思い歩き始める。登山道がないのでどこを歩こうか自由だ。
杉林のうすいところを選んで尾根の取り付き点を目指す。
 尾根の取り付き点からは一気に高度を上げる。スノーシューを斜面に
蹴り込んでキックステップで登る。次は東に伸びる主尾根を目指して登る。
分岐のポイントごとに赤布を木に結びつける。思った以上に斜度がきつく
喘鳴が出て苦しい。相変わらず静かに雪が降っている。

 主尾根を忠実に辿り高度を上げていく。スノーシューを履いていても
ヒザくらいまで沈み込む。数十歩歩く度に息を整えてゆっくりと行く。
ゆるやかな尾根から急登になる。キックステップで作ったステップに
慎重に体重をかけて崩さないように登っていく。1時間ほど喘ぐと尾根は
急に広がり穏やかな森になった。テレマークスキーで滑ったら気持ちよさ
そうな斜面だった。緩やかな尾根を登り終わると頂上に着いた。
立木もなく静かな頂上だ。独り静かな頂上にたたずんだ。
 帰りは来た道を戻るだけだが雪と風が強くなってきてトラックが埋もれ
てきた。少し焦るが喘息のせいで思うように進まない。取り付き点からの
先はまだトラックが残っており森を無駄にうろつくこともなく無事に車に戻れた。

県道131号線 路肩駐車2台くらい
会津美里町 本郷温泉 湯陶里 500円


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黒姫山東尾根山山スキー◆写真 

菊池です。
北信地区のパウダーシーズンも終盤戦を向かえ、待望の黒姫山
東尾根のパウダーツリーランが堪能出来ましたので報告いたします。


00 妙高・黒姫トラック

【山域】黒姫山(北信)
【日程】2012年2月19日 晴れ 風弱し 気温稜線でー10℃前後
【メンバー】菊池(CL)・埼玉H氏
【行程】黒姫スキー場リフトトップ―旧ゲレンデー稜線ー東尾根
  ー1390m地点(平地)-北東尾根ーゲレンデ

・北信地区のパウダーシーズンも終盤になってきた。毎週末に
合わせるように降雪があり、黒姫スキー場の旧ゲレンデをホーム
ゲレンデとして、毎週パウダーランを楽しんでいた。ツアールート
の東尾根は、8~9年前の春分の頃、一度経験していたが、その頃
でも数日降雪がないのに、東尾根の林間でパウダーが残っており
感激したことを覚えている。パウダー率が高いと評判のこのルートを
信濃町に来てからまだ試してない。何か心残りでしょうがなかったが、
今回絶好のパウダー・ツアー日和に恵まれ、2週前鍋倉と黒姫旧ゲレンデ
のパウダーランを一緒に楽しんだ埼玉のH氏を誘い、年甲斐もなく、
午後4時からの勤務を控えておりながら待望の東尾根ツアーを強行した。

・前日の18日は、まだ冬型が強く降雪模様、旧ゲレンデのパウダー
ランを2本いただいたが、密に積もった深雪で斜度の緩いところでの
ターンは難しかった。悪天にもかかわらず、東尾根滑走を終えた
スーパーファットの2人組も再度シール登行し、旧ゲレンデオープン
斜面の快適パウダーランを楽しんでおり、東尾根の状況を少し聞くこ
とができた。彼らの登りトレースもあり19日の登行は難儀しなくて
済むであろうと考えられた。

・19日は快晴・低温の絶好のツアー日和、スキー場では競技イベント
があるため、上部のリフトは8時半過ぎには運転を開始しており、
9時前にはシール登行を開始できた。、先行者は単独の2名とボーダー
の2名であった。前日からの降雪がさらに15cmほど加わり深い
ところで膝ラッセル、林間を2か所経由する先行者の旧ゲレンデ登行
ラインは、難儀せずに登れる素晴らしいラインどりであり、前日の
マイシュプールや素晴らしい雪景色を写真におさめながらゆっくり
旧ゲレンデトップに到達した。
絶好のコンデションにもかかわらず、下部から数名登ってくる程度で、
2月初めに比べるとツアー客は少ない。先行のボーダー2名と単独の
1名は旧ゲレンデのみの滑走とのこと。単独の1名のトレースを追って
稜線に向かった。間もなく根元付近から千手観音ならぬ10本くらいの
大木が枝分かれした巨木ブナ(黒姫の名物ブナとなるであろう)の脇を
通過し、徐々に急斜面となり、老体にムチ打ちながら高度を稼いでいる
と、なんとこれまた2週前に鍋倉・黒姫でご一緒した新潟のOさん、
Bさんと初対面の若手テレマーカーの3人組に追いつかれてしまった。
やはり、東尾根のパウダーランを狙って、2~3日前に他のルートから
変更して黒姫にやってきたとのことであった。

・波打った稜線を少し行くとエントリーポイントである。新潟組は
しばし休憩、夕方からの勤務を控えた小生は、記念撮影を終え、
ドロップインした。小生が先行し、H氏が胸の前に備え付けたデジカメ
で動画を撮りながら急斜面のデープパウダーを慎重に滑走した。
それほど狭くない適度な林間、中斜面では小気味よく決まるパウダー
ツリーランに、ほくそ笑みながら高度を下げた。GPSを確認しながら
1390m付近の平坦地付近に到達、そのまま北東に進路を変え
北東尾根のトップに入ればよかったが、尾根を右側から巻こうと考え、
高度を下げ過ぎたため、、かなり長い左へのトラバースで北東尾根に
乗ることができた。尾根の上部を見上げると良好な広い斜面であり、
尾根のトップかから入ればよかったと後悔した。北東尾根はやや樹間が
狭まっていたが、快適なツリーランを楽しめ、ゲレンデ方向の平坦地に
降りる最後の急斜面ではルート取りがやや難しかった。今回のGPSの
トラックを検討し次回の参考にしたい。

・H氏の動画がhttp://www.page.sannet.ne.jp/ma_honda/にアップ
されており、またGPSのトラックルートをHPの山行報告に掲載
しますので参考にしてください。

信濃町に来てから間もな1年になる。山スキーをやりたくてこの地に
赴任したが、12月下旬から2月初めまでの、雪かきは大変であった。
なんとか記録的な豪雪のなか一冬クリアできそうである。黒姫スキー
場の旧ゲレンデ・黒姫山の東尾根は厳冬期のパウダー狙いには最適で
あることが、益々実感できるようになった。小生のパウダーエリアの
ホームゲレンデ・黒姫とともに、暫くこの地で頑張って行きたい。


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小倉山~高芝山◆写真 

井上(志)です こんばんは

2月19日(日)柘植CLの小倉山~高芝山ハイキングに参加させて
いただきましたので報告致します。


18ブナの巨古木の前で記念写真

【山域】大菩薩 
【コース】小倉山(955m)~高芝山(1518m)
【日程】2月19日(日) 
【形式】ハイキング 
【天候】晴れ、気温:-3~6℃
【コースタイム】ザゼンソウ公園8:10―小倉山8:45―高芝山12:50
  ―ブナの老木13:20―介山記念館14:30
【参加者】柘植(CL)、石橋(SL)、池田、藤、深谷、加藤、富樫富、
      井上志(記)
【内容】

予定より少し早めに着き、8時過ぎ、湯原駐車場よりザゼンソウ
公園を脇に見て歩き出す。柘植さんと池田さんで下山地点の介山
記念館駐車場へ1台デポしに行ってくださるので、ゆっくり
小倉山を目指す。
ザゼンソウは1ヶ月後には見頃となるらしいが、まだまだ人気はない。
分かりやすい道でほどなく三角点と展望台のある小倉山頂上に着く。
展望台はさすが絶好のビューポイントで雪を戴いた富士山から
南アルプスが遠くはっきり眺められる。
2人を待つつもりが暫くいると寒くなり、少し戻ってデポ組と
合流した時は逆に2人とも汗だくであった。
いざ高芝山へ向かう、これから林の中を急登を登ったり降りたりの
ツゲワールドに踏み込む。
やがて10m程の幅で防火帯の斜面にでて展望も良いのでここで休憩。
ここを登って目印の送電線をくぐり、さらに登って山頂手前の
日当たりよいところで昼食をとる。
下山は久しぶりの軽アイゼンを頼りに登ったり下ったり・・・。
また身長ほどのスズタケの歓迎(?)をしばらく受けメニューは十分。
少し下ると名巨木のブナの老木があり、写真を撮って下ってきた
高芝山を見上げる。CLの読図とSLと池田さんの記憶で道迷いもなく、
送電線巡視路に出て、落葉の音を聞きながら裂石(さけいし)大菩薩
登山口に出た。車をとりに行く間、希望者は大菩薩の湯で汗を流す
ことができた。1日お世話になったリーダーとメンバーに感謝です。
ありがとうございました。


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家形山山スキー◆写真 

村野です。

家形山頂上にはまったく行けていないですが家形山の記録です。


【山域】磐梯吾妻
【登山方法】山スキー
【山行日】2012/02/18
【メンバー】村野
【天気】晴れ時々雪(福島市0/6度)
【コースタイム】
 駐車点(09:45)-磐梯吾妻スカイライン横断点(10:50)-夏道1400m付近
  (13:10)-1380m分岐(13:30)-リフトトップ(14:10/14:20)-
  バニーハット:スカイライン(15:10)-駐車点(15:50)

【内容】

 磐梯吾妻スカイランの除雪終了点から「KO山荘」と書かれたテープが
しっかりとついていた。スキーのトラックもあり安心して歩けた。
テープに従い歩き続けてスカイランの横断点を越える。夏道の分岐も
越えて目標のリフトトップの高度に達した。赤テープがリフトトップ
方面にあったがスキートラックや次の赤テープが見当たらずそのまま
1,400mほど登ってみた。それでもやはりめぼしい滑降地点が見当たらない。
仕方が無いので赤テープの地点まで戻り森の中へと進む。疎林帯で
のっぺりとした地形で視界がないと大変そうだ。

 登山道を外れて小一時間ラッセルをしてリフトトップにたどり着く。
天気がよく福島市街が見える。ゲレンデ跡はまだまだ数年は楽しませ
そうな植生遷移状態だ。行動食を取りながら滑る準備をする。
 気温が高いので残念ながら雪質が悪い。スーッと行くはずがズブズブ
って感じで進む。沈んだ板の上に重たい雪がのっかりターンが決めにくい。
リフト2本分滑り降りるとロッジ跡が見えてくる。連絡通路を抜けて
最後のリフトは途中まで滑りスカイランへ向かう。バニーハットという
建物が見えてくると滑降のゴールだ。
 最後はスキーを担いで除雪されたスカイランを2kmも歩くハメになった。

磐梯吾妻スカイライン 除雪終了点路肩駐車2台くらい
高湯温泉 あったかの湯 250円 シャンプー・石鹸なし


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ツバノ尾根からヤケト尾根◆写真 

吉川です。
 奥多摩の藪尾根だったと言われるツバノ尾根やヤケト尾根は、
スズタケの枯死が進み、歩き易く変化しつつあるようです。


09遠景は道志山塊と富士山

【山域】奥多摩 
【ルート】ツバノ尾根~高まる山~ヤケト尾根下降 
【登山方法】藪尾根歩き 
【行動日】2月15日 
【行程】2/15土気3:15-八王子IC-奥多摩-東日原-八丁橋-
 ツバノ尾根取り付き8:10-高丸山11:20-日蔭名栗山11:40/12:00-
 ヤケト尾根下降-吊橋14:20-駐車地点(八丁橋)15:00 

【メンバー】L柘植、吉川(記)

 2/15(晴)林道が大きく蛇行し、せり出したところから、日原川
本流に下る踏み跡を見つけ下る。途中足場が悪く慎重に下って
行ったが雪の河原に降り立つ寸前でこける。この日原川を渡渉して、
対岸の日蔭名栗沢出合の枝尾根に取り付く。靴を脱ぎ、ネオプレンの
靴下に履き替え日原川を渡る。思ったよりあっけ無く渡渉できホッと
するが、この後、凍りついた苔、ぐずぐずの岩の急斜面を這うように
三点支持で登る。枯れ枝が凍って一見生きている根っこに見えたり
するので慎重に見分け掴み所を確かめながら緊張の連続で、ツバノ
尾根上に這い上がった。

標高1000mを越すころから、緩やかな稜線は、雪を踏みしめて登る。
ツガやアセビに混じり、皮の剥がれている木、オノオレカンバが
見られる。高度を増す毎に、ブナやミズナラ、ツガ、ダテカンバの
木々が目立ち、足元には藪名残の枯れたスズタケを踏み分け進み
こんもりした丸山山頂に立つ。石尾根防火帯脇のカラマツから霧氷が
ぱりぱり音を立て雪上に融け落ちる音を聞きながら進む。
大菩薩嶺、富士山、丹沢方面の山並みの大展望を満喫し、日蔭名栗山を
通過して、ヤケト尾根の下降に入る。標高1400m付近までは、地図と
磁石でどんどん進めたが、尾根が広がり、倒木を避けたりしているうち、
進路が少しずつずれたりして、GPSに修正してもらう。林道のガード
レールが見え隠れする頃、カラマツの植林帯は急斜面となりこの辺りは、
ほぼ直線状に下る。最後は、水源林巡視路から、吊橋を渡り林道に出る。
久々に雪を踏みながらの藪尾根歩きを楽しめた。


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鍋倉山・妙高前山山スキー◆写真 

菊池です。
2月11~12日の鍋倉山・妙高前山の山スキー報告です。


13 皆も快適パウダーランについ笑顔

【山域】関田山脈鍋倉山・妙高山
【日程と天候】2012年2月11日(土):雪のち曇り~
  12日(日):雪時々曇り
【メンバー】菊池(CL)・長池・石橋・吉川・住田・石井・
      神山・池田・岡田(四国)
【行程】11日:温井10:30ー鍋倉山ー温井ー菊池邸泊
    12日:赤倉観光スキー場トップ1450m ー妙高前山急斜面
        直前1650mー滑走


・前週に続いて2週連続、鍋倉山に入った。寒波の緩みが遅れた
ため2日間とも雪模様、激ラッセルに泣かされた2日間であった。
上信越道・小布施付近でのチェーン規制渋滞で温井出発が大幅に遅れた。
・やや小降りになったものの、深いところで膝上を超すラッセルが
強いられた厳しい状況にも関わらず、数パーテイの先行組があり、
助けられた。例年この時期に都立大の小屋には関係者が入っており、
今年は昨年の約1.5~2倍の積雪に、直接スキーのまま屋根に上がって
おり、びっくりした。(屋根の雪下ろしのためか昨年より多人数で
あった。)
・小屋から上部は斜度が増し急斜面の登行である。先行トレースが
急すぎるところで、新たなトレースを刻んでみたが、猛烈ラッセル
にすぐにヘトヘト、再び先行トレースに戻りほっとした。斜度が
緩んでくるとトレースもやや浅くなっており、なんとか滑走可能な
状態と考えられた。(緩斜面では滑走不能が予想されたが)

・雪もほぼ止み、ブナの美林・雪花を楽しめる状態となり、写真を
撮りながら登行し、所要時間3時間40分で山頂に到着した。
(いつもは3時間弱である)山頂は視界不良・低温のため短時間の
行動食休憩の後、往路に沿った滑走を開始した。数年鍋倉山を訪れて
いるが、今回が最も深い状態であったが、標高が低いにもかかわらず、
低温でかなり軽いパウダーのため、緩斜面でもなんとかゆっくり
ターンを刻めた。急斜面では、石橋さんもファットの威力か、初体験
のフェイスショットに興奮のあまり、今までにないような雄叫びを
上げていた。初級~中級技術のメンバーも深雪にもかかわらず、
楽しみながら滑走できた。ツアーも終盤になり、最も深雪の急斜面
滑走を残すのみとなった。

・小生が滑走ルートを探すべく、雪崩れを少し懸念しつつ、ノートラ
急斜面に突入しようとぐっと踏み込んだ瞬間、ブチっという音とともに、
ワイアーが切れてしまった。ビンディングが外れないように強く
絞めていたのが災いしたようだ。平地まで標高差100m足らず、
古いワイアーの予備を持参していたが交換に時間をとられるより、
なんとか下れるだろうと思い、まず片足滑走を試みたが、深雪で無理、
ツボ足に切り替え変え、登トレースを辿ったが硬いトレースを忠実に
たどればよいが中々難しく、しばしば深みにはまりもがくことしばしば、
それでも皆さんに助けられつつなんとか駐車場まで到達できた。
不幸中の幸いではあったが上部でのトラブルでなくてよかったと
胸をなでおろした。

・2日目は、少しは寒波も緩むだろう、先行トレースがあるだろう、
前週が黒姫だったため、今週は未経験者に妙高前山の素晴らしい
ツリーランを楽しませようと目論み、予定通り赤倉へ向かった。
しかし期待を裏切り朝から雪模様、ゴンドラの中では周囲の視界不良
状態にテンションダウン、まあ、行けるところまでと行ってみようと
意を決した。ゴンドラを降りるころには雪も止み、好転の兆しが見え、
リフトトップでシール装着し、さあ出発と思いきや、今度は長池さんの
ビンディングトラブル発生、長池さんにはリフトで下っていただき、
私のもう一本持参していた板でゲレンデ練習としていただいた。

・入山地点付近では前日のトレースが少し残っていたがすぐになくなり、
また悪条件のためか我々の前に先行するグループはなく、猛烈ラッセル
状態、かわるがわる順番にラッセルを繰り返しなんとか標高差200m
程をハイクアップ、前山のオープン急斜面の直前で敗退と決めた。
青空も覗きこのまま好天に向かうのかと思いきや、ゲレンデに戻るころ
にはガスで視界不良、さらに観光ホテルに達するころには完全なホワ
イトアウト状態、激しい降雪模様となり、やはり今日は前山は選択
すべきではなかったと反省させられた。できれば午後に黒姫旧ゲレンデで
パウダーランを少しでも楽しませてあげようと考えたが、日本亭で安く
旨いラーメン・から揚げ定食などを食べて解散とした。

・信濃町に着くと、ほとんど雪は降っておらず、NBSCが当日、黒姫
東尾根滑走を好天の下で楽しめたとの報告を入手し、歯ぎしりをして
悔やんでしまった。
・CLとして2日目のコース選択ミスをお許しください。

 今回は前週に増して大雪模様、ラッセルの厳しさ、ビンデイング
トラブルなどなど、種々経験したが、これらの教訓を安全第一の山スキー
ツアーに役立てたい。

数年前に比べ、厳冬期のツアー経験が増すに従い、やや厳しい条件での
ツアーを決行することが多くなっている。トラブルに対する対策、
そのほか気象条件に応じた中止・ルート変更など、再度心して今後の
ツアーを安全に行うべく努力しましょう。

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黒姫山山スキー◆写真 

菊池です。
2月4日の鍋倉山(柘植さんが報告済)に続いて、黒姫山のパウダーを
堪能できた山スキー報告をいたします。


03 旧ゲレンデの極上パウダーをまず一本頂き

【山域】北信・黒姫山
【日程】2012年2月5日(日)天気曇りのち晴れ、下りで一時ガスにより
視界不良、気温黒姫山稜線で―8~9℃風弱し
【メンバー】CL菊池・鶴田・板橋・柘植・加藤・斉藤・会員外4名
【行程】黒姫スキー場ートップ9:50ー旧ゲレンデ下部2/3滑走ー
 旧ゲレンデトップー北東ルートー稜線ー往路に沿って滑走ー
 旧ゲレンデ滑走ーゲレンデ滑走


・当初、妙高前山を計画したが、妙高地区があまりにも降雪量が
多いため、黒姫山の東尾根を狙った。まあまあの天気に一気に
テンションが上がり、トップで第2リフトの始動を待ったが、
かなりの降雪により、いつものように整備が間に合わなく、30分
以上も待たされ、ツアー開始は9時50分頃、スタート地点では、
50名を超すツアー客で賑わった。

・若者が先行したトレースは電撃的急こう配で、滑りやすいシールや
脚力の弱い方にとっては苦労した。
絶好のパウダーラン日和に、東尾根滑走を目指して直行するツアー
客をしり目に、われわれは急斜面の上部からまず一本、ノートラ極上
デープパウダーを頂いたが、メンバーの満足度はツアーの入口で
100%を超えてしまった。
・登り返して旧ゲレンデのトップに到達、行動食休憩後、先行トレース
を追って稜線に到達したが、最後の急斜面でキックターンに難儀した
加藤さんはギブアップ。東尾根滑走は多数の先行ツアー客に荒らされて
いるだろう、また、再度旧ゲレンデのオープンパウダー斜面を楽しみ
たいという欲望を抑えきれず、往路に沿って滑走した。東尾根滑走は
ルートファインディングがやや難しく、急斜面も多く中級以上のルートで
あるが、今回の滑走ルートは初級~中級でも十分楽しめるルートであった。
ガスで視界がやや不良となってきたが、2回目の旧ゲレンデトップからの
パウダーランは2日間の満足感総結集と相成り、皆さん雄叫びとともに
思い思いのシュプールを描いていた。

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房総三間川沢登り◆写真 

辻本です。2月5日に行った千葉の沢の報告をします。

03壁のスケール比較

【山行月日】平成24年2月5日
【山 行】房総丘陵 三間川沢登り
【参加者】辻本CL、橋本、上茂、田中(利) 記:辻本
【行 程】奥米集落~入渓点(12:20)~開墾場の滝(11:10)~
  奥米林道トンネル(12:30)


年に一度は房総の沢を訪れている。船橋山の会では、今年、房総の
沢を研究するそうな。
我々はのんびりと、入渓地である三島湖近くの奥米集落へ向かった。
奥米林道のトンネル
手前に車を停めサクサクと沢支度し、廃道化した道を下り入渓した。
三間川は川というだけあって幅広い。それだけ水に入る確率が高く
なるが、今は2月。できるだけ水に浸かりたくない。流れには所々、
氷が張っていてフェルト底に神経を使う。

ナメ、ナメ、ナメが続き、開墾場の滝まではナメ床に飽きがくる。
開墾場の滝は、左手から直角に大きな水音を立て流れ込む、10mほど
のナメ滝。川廻しの滝とはいえ、なかなか壮観である。滝の左側に
心細そうなロープがぶら下がっている。右に巻き道があるらしく、
Hさん、Tさんはそちらに進む。
ま、今年の滝登りの小手調べと、Uさんがステップの切ってある左を
1.5mほど登るが、凍っているようで、濡れたところに足を置くのが怖い。
ロープを取るのはあきらめ、左の木の根頼りのガレを登る。
私も重い体を引き摺り上げ、木の根を掴んで攀じ登る。落ち口に降りる
にはどうしてもロープを取り、身を預けるしかない。意を決してロープを
掴むが、下を見ると結構な高さがあり、滑ると嫌なので慎重に足を運び、
落ち口に下りた。ぶ。7?kgの私でさえ大丈夫だったのだからと、
ロープを取って下りるようMさんに勧める。これが本日のハイライトだった。

遡行を継続するが、巻いた二人はなかなか沢に戻って来ない。M子がお花
摘み終えると、Hさんの声がして無事、合流。それにしてもM子がお花摘み
に行くと、大行沢で熊が出たように、何かが出てくる。
三間川は地形図で見ると結構長い。しかしナメ床には飽き、奥米林道が
横切るあたりで遡行は打ち切ることを打合せた。
ネットの記録では林道の手前を攀じ登ったとあるが、我々は林道の
トンネルを潜った右側に階段があるのを見つけ、2時間ほどの遡行を終了した。

遡行後の入浴は、南房総岩井温泉「グランビュー岩井」まで1時間近くの
ドライブ。入浴料500円(夏季千円)で、12階の湯船からは、東京湾口から
太平洋が見渡せるナイスビュー。
ゆっくり浸かりながら、夕日を見ることができる。
「いい湯だね~、いい眺めだね~」で1日を終えた


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谷川岳:雪洞訓練◆写真 

新人熊倉です。
谷川岳:雪洞訓練の報告をさせていただきます!


07 全員で記念撮影

【期間】2/4~2/5
【山域】谷川連峰
【天候】雲→雪→時々晴
【ルート】天神尾根
【登山方法】雪山登山
【メンバー】CL富樫・SL田中・細谷・堀内・熊倉
【行程】
2/4 5:00千葉発⇒11:00天神平スキー場⇒12:30ロープウェイ
  山頂駅⇒14:00熊穴沢手前
2/5 4:00起床⇒7:00雪洞出発⇒8:30ロープウェイ山頂駅⇒
  9:00天神平スキー場⇒13:00千葉

【山行目的】
雪洞で焼肉!(結果的に)


2月4日
今年は数年ぶりの豪雪。
土合駅付近は雪の壁。朝から小雪舞う曇天が広がる。
思わぬ渋滞にハマり、おかげでロープウェイ山頂駅に着くのが
お昼近くになってしまった。
急いで今夜の宿である“雪洞”を掘れる地点へ出発する。

今夜のお宿は雪洞である。
スキー場脇を直登し、尾根に出る。
尾根から先はゆるくアップダウン。
出発が遅れ、時間にゆとりがないため、熊穴沢手前にて
雪洞に適した急過ぎず、ユル過ぎず、の雪の斜面を探す。
師匠ふたりが見つけた、ほどよい斜面に掘ることを決定。
早速ザックのおける場所を確保する為、バケツを掘る。

さあ、雪洞訓練開始!
まず、富樫師匠が雪洞の掘り方を説明。
ポイントは
◎雪はブロックで切り出すこと。
◎手際よく、切り出した雪を穴から斜面へ下すこと。

田中師匠からも細かい指示をいただく。
◎固い雪は、スノーソーで切る。
◎レジャーシートで効率よく雪を掻き出す。
◎下へ下へと穴を掘り下げる
などなど。

初心者の細谷・堀内・熊倉、見よう見真似でやってみる。
なかなか楽しい♪
思ったよりきれいにブロックで切り出せる!

富樫師匠は別棟で“トイレ”を掘り始める。
先に、立派なトイレが完成!
しっかり大人も立てる高さの完璧なトイレ!
さすが、こだわりの富樫師匠。

本日の宴会会場となる、メイン雪洞は約3時間で完成。
5人がなんとか横になれるスペースを確保。
田中師匠の指示で、天井の凹凸を削り滑らかにする。
(そうすることにより、上から水滴が垂れてくることを防げるのだという。)
いろいろ勉強になる。

夕方5時。宴会へ突入。
最初寒いと思った雪洞も…宴会が始まるとあたたかく感じる。
ろうそくの明かりが幻想的で素晴らしい。
明日は山頂アタック。夜9時消灯。眠りに入ることにする。
夜中に目を覚ますと…ほのかなろうそくの明かりが目に入る。
ここちのよい眠りを味わうことが出来た。

翌朝、4時起床。
外は雪。。。悩んだ結果、山頂アタックは断念して下山することにする。
少々残念だが…山頂は逃げない。
一晩で数十センチ積もった雪は、完全にトレースを消し去り、
下山もなかなかのラッセル訓練。
勉強になる、山行であった。

今回の山行の結論は
~雪洞はテントより快適である!~


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鍋倉山山スキー◆写真 

柘植です。豪雪情報で行けるのか危ぶまれましたが、土日で爽快な
山スキーを楽しめました。まずは初日の鍋倉山の報告です。


04 滑走前の記念撮影

【山域】関田山脈  
【コース】鍋倉山  
【形式】山スキー 
【日程】2月4日(土)日帰り:菊池亭泊 
【天候】晴れ
【参加者】CL菊池、SL鶴田、板橋、加藤、齋藤、柘植(記録)
      会員外3名(本田、馬場、小田嶋)


鍋倉山は柘植としては昨年に続いて2回目だが、登山口の温田集落に向う道路の
両側は高さ3mくらいの雪の壁。今年の雪の凄さを実感できる。除雪終了地点で
菊池さんの友人3名と合流して、9名で和気藹々とスタートする。約3時間で山頂に
到着する。途中日射しもあって気分のよい登りだったが、山頂では望外の好天と
なり、滑降意欲がいやが上にも増してくる。北東面の斜面が素晴らしいということで
まず北東面のパウダーを味わいに飛び込む。結構急斜面(27度くらいではとのこと)
であったが、素晴らしい雪質で(登り返しの苦労が一瞬脳裏をよぎるが)みんな存分
に楽しめたと思う。再び山頂にもどり、帰途につく。雪質は北東面と比較するとやや
重たいが、それでもターンの障害になるほどではなく、林間を縫いながら長い滑降を
楽しめた。菊池さんは一足先に戻るが、残りのメンバーは戸狩温泉で汗を流し、
飯山のガストで夕食をとってから菊池亭に向う。菊池亭はロケーションといい居住性
といい、申し分のないところで、本当にありがたい。菊池亭がなかったら山スキーの
楽しさも半減してしまうところだ。このような環境を提供してくださる菊池さんには本当
に感謝です。菊池さんには千葉に戻りたいなどと思わずに、いつまでも信濃町で
頑張っていただきたいと思う。宴会のほうは各自持参のビールつまみと差し入れの
日本酒であっという間に酔いがまわり初日は無事終了。翌日は黒姫山で山スキーの
予定だがさてどんなドラマが待ち受けているだろうか?


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