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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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南ア中ノ尾根山~不動岳縦走◆写真 

 吉川です。
 原生の自然が残る深南部は、針葉樹と苔に覆われた暗く深い森と、明るく
開けた開放的な笹原の相反した二面の山容をもつ山々は、標高2000m前
後の高い山なのに山名がないのを寂しく思った。


21一登りで六呂場山山頂:有名なカンバンあり

南ア深南部、中ノ尾根~不動岳縦走
【山域】南アルプス南部 
【ルート】中ノ尾根山~不動岳 
【登山方法】テント縦走 
【行動日】11/3~6 
【メンバー】L柘植、吉川(記)
【記録】11/2土気21:15-東名高速道路-遠州豊田PA仮眠
11/3浜松IC-水窪駅8:00タクシー白倉川権現橋ゲート9:05-中ノ尾根登山口11:50/12:30-2214P15:10/15:20-中ノ尾根山16:10-2214P16:45(泊)
11/4 2214P6:10-黒沢山9:40/10:10-1995P11:50-六呂場峠14:05-水汲み-六呂場峠15:25(泊)
11/5六呂場峠6:40-六呂場山7:10/7:20-不動岳10:20-鎌崩ノ頭11:45/12:05-不動岳登山口14:00/14:20-戸中林道小屋側15:00テント(泊)
11/6戸中林道小屋6:00-水窪ダム9:00-袋井IC-東名高速道経由土気

【内容】

11/3(晴)八時の列車を待ち川崎ハイキング部のパーティーと水窪駅より大型タクシーで白倉川権現橋ゲートまで入る。林道の紅葉を楽しみながら歩き、だんだん傾斜がきつくなり遥か下に9kも歩いてきた林道を見渡せる頃になるとようやく登山道口に到着する。ここで水を汲み5Lをザックに収め尾根に取り付く。潅木帯の尾根を登り、針葉樹の原生林を荷の重さに喘ぎながらひたすら登って南側のガレの淵を一登りで2214のピークに立つ。笹の薄いところにテントを設営し、中ノ尾根山に向かう。広々した笹尾根は、見た目は美しく気持ちの良い眺めだが、ちょっと笹が濃くなったり、踏み跡を無視して直登したりすると、たちまちエネルギーを消耗する。笹が薄くなり、シラビソ林に二等三角点のある山頂に立つ。今朝タクシーに乗り合わせたグループと、単独者のテントが張られてあった。今時の夕暮れは早く、展望のない山頂を早々に引き上げテント場へ急ぐ。
久々に重い荷物を担いでの登りはきつかったが、達成感は得られる。木々の間に輝く星は綺麗で、明日の好天を約束してくれているようだ。

11/4(晴)背丈の低い笹の茂るはっきりした尾根歩きから始まる。樹間に朝陽が差込み、合地山、光岳、富士山まで見え爽やかな朝!笹が深く露に濡れるところもあったが、2066のピーク辺りは笹もなく快適に進む。この後、2095のピークで猛烈巨大な迷路に突入する。2mを超す笹丈にすっぽり埋まり、大倒木にのっては、方向を定め、後は、リーダーのGPSの指示に従い進んだ。腕力と、全身の力を振り絞って、倒木を乗り越し、潜り抜け、笹にぶら下がり、時には泳ぎ、ようやく辺りが見えるほどの笹丈に脱出できた時は、全身の力が抜けるようだった。笹から開放され西側のガレ場に出る。昨日歩いた林道がうねうねと続き、遠くに、中央アルプス、恵那山が霞み、黒沢山も直ぐ近くに現れ、素晴らしい景色に癒される。黒沢山で、本日の核心1を越えほっと一休み。倒木に激打した向う脛にシップする。黒沢山から、緩やかに延びる稜線は、東側をトラバースするルートに踏み跡と赤布を見つけ、そこを下り黒沢ガレへと方向を定める。この後、尾根が広がると笹が発達し倒木も多くルートハンティングに悩みながら進む。この辺りが、第二の核心らしいが、展望の良い時は迷う事なく進める。尾根を東に向かい笹を掴みながらくだると、六呂場峠に出た。今日、黒沢山にテントを張ると言っていたグループの人に、峠にテントを張る場所は無いと言われ心配だったが、快適なテンバを見つける。
ルートファンティングの難しさと、体力勝負の難路であったが迷わずスムーズに進めたのは、天気に恵まれ幸いであった。茜色に沈む夕陽に感謝する。

11/5(曇り、ガス)六呂場山の先の稜線で踏み跡を辿り、ルートを外れそうになり修正し進む。その後は、笹のない痩せ尾根で、とても歩きやすかった。笹ノ平への登りは、トラバース気味に笹を漕いで桃源郷と言われる広大な笹の海に出る。笹原は、美しいが通過するのに苦労する。なだらかな笹原に立ち枯れの点在する稜線を登り、不動岳山頂は、ガスで展望を得られず記念撮影後下山し、鎌崩ノ頭へ進む。鎌崩ノ頭で、戸中ゲートまでタクシーを頼み、1日切り上げ帰るつもりだったが、ゲートまで入れないとの事で、予定通り今日は、戸中林道泊まりとなる。明朗な登山道をぐんぐん下る。途中、綺麗な紅葉に目移りしていると、突然、登山道が崩れ寸断されてしまった。暫く、地図を頼りに進み、薄い踏み跡を見つけ、ザレている急斜面を降りると登山口に出た。林道を20分くらい下ると、昨年降りた黒法師岳登山口の標柱を見つけ懐かしく思い出す。もう暫く歩き、水場のある小屋側にテントを張る。今回の山行は昨年より厳しく、昨年麻布山~黒法師岳の縦走の経験があって良かったと思う。この次は、気になる山、二日間に亘り見続けた合地山に行けたらいいな!

11/6(霧雨)戸中林道を三時間歩き続け、水窪ダムよりタクシーで車を回収し、袋井で風呂に入り大した渋滞もなく帰る。戸中林道の崩壊があちこちに見られ、今年の台風の爪あとは残され、今も崩れたりしているそうです。林道は、応急に車の通行ができるようにしてあったが、自然の厳しさを痛感しました。


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