鷹の巣山ビバーク体験
2011/09/25 Sun 14:50:00 [edit]
井上志津子です
奥多摩鷹の巣山避難小屋前でビバーク体験をしましたので
報告致します。
山域:奥多摩鷹の巣山(1736.6m)、(避難小屋前1560m)
日時、天候:9月24~25日、晴れ時々曇り、曇りのち晴れ
メンバー:CL井上志津子、SL杉山喜代枝
目的:ビバーク訓練のための自主練習
行程:
24日・9:35奥多摩駅10:15―登山口10:30-六つ石山15:00―
避難小屋17:30―ビバーク体験
25日・避難小屋7:15―七つ石山―避難小屋―鷹の巣山11:50―
14:30中日原―東日原バス14:50―奥多摩15:26ホリデー快速
田中さん企画の富士山ビバーク訓練が都合がつがなくて、いきなり
0℃のビバークにも自信がないし、鷹の巣山避難小屋前でビバーク
訓練の記録をみつけ、杉山さんと体験してみることにした。
初めての2人山行でペースもわからないし、打ち合わせで2人とも
けっこう奥多摩は歩いているということで、単独山行でビバークを
することを想定して、装備はそれぞれ持つことにした。
新松戸駅で合流したものの乗り換えがうまくいかず、奥多摩駅に
着いたのは東日原行きのバスが3分前に出た後で、案内所で熊出没の
情報を聞いたりして、10時15分、コースを逆にとることにして、
橋本さんに連絡し、2日目下山予定の石尾根を登るべく歩きだした。
前日少々飲食が過ぎて、体調不良が残り中々ペースが上がらず、
三ノ木戸山(さぬきどやま)近くで昼食を取った後、杉山さんは
先に歩きだした。体調が回復してきたので、そのうち追いつけると
思ったが、地図読みの課題も持っていたので、何度も地図を見て
現在地確認をするあまり、相当間が開き、15時に六つ石山に着い
ても追いつくことができなかった。
結局17時半避難小屋前で、巻き道で時間短縮した私と鷹の巣山頂を
踏んできた杉山さんとめでたく再会することができた。
ビバーク体験について: 田中さんの情報により「山と渓谷」
10月号の「ビバーク体験のススメ」を参考にしてそれぞれ用意した。
田中さんに「寒さに耐える訓練だよ」と言われていたものの、
本には防寒着と書いてあるし、話し合って、自由に考えて、持てる
ものを持ち、ツエルトで寝る体験とした。
データ:18時11℃、19時10℃、20時10℃晴れ、22時9℃曇り、25日
0時8℃、2時7℃、3時避難小屋内12℃、6時13℃、ほぼ無風
避難小屋標高1560m。
それぞれ、夕食を済まし、ビバーク適地を決め、杉山さんは19時
過ぎに井上は20時にツエルトに入る。
―服装、敷物、ツエルト内部、保温グッズその他について―杉山―
山渓10月号ビバーク訓練のススメを参考に準備して実行した。
枯れ枝を集めてマット大に置き、その上に70Lゴミ袋を敷いた。
ツエルトを立木の間に張った。ツエルト片側底部の上にエアマット、
シュラフカバーを敷いた。ザックを空にして足を入れた。身体に
ホカロン4ケをはった。ダウン上下とネックウォーマー、防寒帽を
付けシュラフカバーに入り寝た。片側底部分はストック、靴、
荷物で押さえた。テルモス、雨具、ライトは枕元においた。
20時頃10℃、0時頃話し声で目が覚めた時は8℃であった。
4時起床。
感想:雨、風がなかったので、快適にビバーク訓練を終了できた。
同じ日の富士山組は2000mの差の厳しさを報告されていた。
井上―メリノウールの下着と薄いダウン上下に着替えて、フリース
とカッパも着て帽子もかぶった。ホカロン1つを腰に当てた。
ツエルトを二つ折りにして、銀マット、エアマットを敷いて、
シュラフカバーにお湯を入れたペットボトルを入れて入り新聞紙を
入れたザックに足を入れて満天の星をみながら、ツエルトの端を
下に折り込み、かぶった。22時に鼻息で顔の部分が濡れたので、
傘を置いた。曇ってきて星はみえなくなった。遠くに鹿らしい目が
光って見えた。12時と2時に寒くて震えがきた。しばらく我慢したが、
避難小屋で夏用シュラフも体験したくて中で5時半まで寝た。
感想:ダウン上下を着てこのくらいの条件であれば朝まで寒くても
耐えられると思うが、降雨や動物が心配で、できればテントか避難
小屋で寝たいと思った。
朝食後、下山の前に七つ石山までピストンすることに決まり、その後、
鷹の巣山山頂経由で稲村岩尾根を中日原へ下りた。杉山さんの圧倒的な
リードで無事下山することができた。
ビバークのみならず、すばらしい健脚に脱帽の2日間でした。田中さん
色々アドバイスありがとうございました。なんちゃってビバーク体験
無事終了致しました。
奥多摩鷹の巣山避難小屋前でビバーク体験をしましたので
報告致します。
山域:奥多摩鷹の巣山(1736.6m)、(避難小屋前1560m)
日時、天候:9月24~25日、晴れ時々曇り、曇りのち晴れ
メンバー:CL井上志津子、SL杉山喜代枝
目的:ビバーク訓練のための自主練習
行程:
24日・9:35奥多摩駅10:15―登山口10:30-六つ石山15:00―
避難小屋17:30―ビバーク体験
25日・避難小屋7:15―七つ石山―避難小屋―鷹の巣山11:50―
14:30中日原―東日原バス14:50―奥多摩15:26ホリデー快速
田中さん企画の富士山ビバーク訓練が都合がつがなくて、いきなり
0℃のビバークにも自信がないし、鷹の巣山避難小屋前でビバーク
訓練の記録をみつけ、杉山さんと体験してみることにした。
初めての2人山行でペースもわからないし、打ち合わせで2人とも
けっこう奥多摩は歩いているということで、単独山行でビバークを
することを想定して、装備はそれぞれ持つことにした。
新松戸駅で合流したものの乗り換えがうまくいかず、奥多摩駅に
着いたのは東日原行きのバスが3分前に出た後で、案内所で熊出没の
情報を聞いたりして、10時15分、コースを逆にとることにして、
橋本さんに連絡し、2日目下山予定の石尾根を登るべく歩きだした。
前日少々飲食が過ぎて、体調不良が残り中々ペースが上がらず、
三ノ木戸山(さぬきどやま)近くで昼食を取った後、杉山さんは
先に歩きだした。体調が回復してきたので、そのうち追いつけると
思ったが、地図読みの課題も持っていたので、何度も地図を見て
現在地確認をするあまり、相当間が開き、15時に六つ石山に着い
ても追いつくことができなかった。
結局17時半避難小屋前で、巻き道で時間短縮した私と鷹の巣山頂を
踏んできた杉山さんとめでたく再会することができた。
ビバーク体験について: 田中さんの情報により「山と渓谷」
10月号の「ビバーク体験のススメ」を参考にしてそれぞれ用意した。
田中さんに「寒さに耐える訓練だよ」と言われていたものの、
本には防寒着と書いてあるし、話し合って、自由に考えて、持てる
ものを持ち、ツエルトで寝る体験とした。
データ:18時11℃、19時10℃、20時10℃晴れ、22時9℃曇り、25日
0時8℃、2時7℃、3時避難小屋内12℃、6時13℃、ほぼ無風
避難小屋標高1560m。
それぞれ、夕食を済まし、ビバーク適地を決め、杉山さんは19時
過ぎに井上は20時にツエルトに入る。
―服装、敷物、ツエルト内部、保温グッズその他について―杉山―
山渓10月号ビバーク訓練のススメを参考に準備して実行した。
枯れ枝を集めてマット大に置き、その上に70Lゴミ袋を敷いた。
ツエルトを立木の間に張った。ツエルト片側底部の上にエアマット、
シュラフカバーを敷いた。ザックを空にして足を入れた。身体に
ホカロン4ケをはった。ダウン上下とネックウォーマー、防寒帽を
付けシュラフカバーに入り寝た。片側底部分はストック、靴、
荷物で押さえた。テルモス、雨具、ライトは枕元においた。
20時頃10℃、0時頃話し声で目が覚めた時は8℃であった。
4時起床。
感想:雨、風がなかったので、快適にビバーク訓練を終了できた。
同じ日の富士山組は2000mの差の厳しさを報告されていた。
井上―メリノウールの下着と薄いダウン上下に着替えて、フリース
とカッパも着て帽子もかぶった。ホカロン1つを腰に当てた。
ツエルトを二つ折りにして、銀マット、エアマットを敷いて、
シュラフカバーにお湯を入れたペットボトルを入れて入り新聞紙を
入れたザックに足を入れて満天の星をみながら、ツエルトの端を
下に折り込み、かぶった。22時に鼻息で顔の部分が濡れたので、
傘を置いた。曇ってきて星はみえなくなった。遠くに鹿らしい目が
光って見えた。12時と2時に寒くて震えがきた。しばらく我慢したが、
避難小屋で夏用シュラフも体験したくて中で5時半まで寝た。
感想:ダウン上下を着てこのくらいの条件であれば朝まで寒くても
耐えられると思うが、降雨や動物が心配で、できればテントか避難
小屋で寝たいと思った。
朝食後、下山の前に七つ石山までピストンすることに決まり、その後、
鷹の巣山山頂経由で稲村岩尾根を中日原へ下りた。杉山さんの圧倒的な
リードで無事下山することができた。
ビバークのみならず、すばらしい健脚に脱帽の2日間でした。田中さん
色々アドバイスありがとうございました。なんちゃってビバーク体験
無事終了致しました。
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燧ケ岳-尾瀬沼◆写真
2011/09/25 Sun 10:45:00 [edit]
【 山 域 】尾瀬
【 ルート 】御池-燧ケ岳-尾瀬沼-見晴-御池
【 登山方法 】ハイキング
【 山 行 日 】9/24---9/25
【 メンバー 】CL花島,石橋,大塚,渡邊3
【コースタイム】
9/24 晴 御池8:00 - 広沢田代8:30 - 熊沢田代9:30 -
燧ケ岳(柴安くら往復)10:40~12:05 - (長英新道) -
長蔵小屋14:10~14:25 - 見晴15:45
9/25 晴 見晴6:30 - 竜宮6:55~7:05 - ヨッピ橋7:20 -
東電小屋7:30~7:40 ~ 温泉小屋8:00~8:15 -
天神田代9:20 - 御池10:45

出発前に桧枝岐の道路事情や桧枝岐村観光案内所のHPを見て、台風15号が
通り過ぎれば行けると考え、桧枝岐を目指す。
現地に近づくにつれ、大型土のうが何十個も道路に積まれていたり、押し流
された土砂が道の左右に山積みにされていたり、民家が土砂に押しつぶされた
光景を目の当たりにして、ちょっと不安になる中、会津駒ヶ岳登山口の駐車場
に着き、仮眠する。
翌日(9/23)、6:17発のバスであずき温泉に向かう。運転手からこの台風で
丸山岳に22人が孤立して、うち1名が亡くなったことを聞く。
ただ、入山禁止等の話はなかったので、三岩岳の登山口で降りる。
スノーシェードから山道に入る所に”登山道の安全が確認できないため、登
山はご遠慮ください”の掲示があり、ちょっと様子見に登ってみる。2~3分
歩いたところで、大木が数本登山道を塞いでいる。尾根筋でこの状態では、
沢登りなんて、とても考えられないので、さっさと諦め、下山する。
黒桧沢に架かる橋の高欄が破壊され、橋の銘板が無残にもスノーシェードの
入口に泥まみれで捨て置かれている。
バスで10分だった駒ヶ岳の駐車場目指して歩く。長い。えらく長~い。
トイレで寄ったスキー場に、いい芝生を見つけ、カモ南蛮を食べ(9時にして
2度目の朝食)これからの予定を話し合う。
今日は七入キャンプ場に泊まり、散策と風呂と買い出し(酒、食料)と情報
収集に充てることにする。 観光案内所で尾瀬のテント場情報を照会して、
御池-燧ケ岳-尾瀬沼-見晴(泊)-竜宮-ヨッピ-御池 の周遊コースに決定。
早速、山行管理者に変更の連絡をする。
買い出しからの帰り、雨上がりに太くて濃い虹を見て、感激する。
本格的なオートキャンパーに交じって、3年前の集中山行で泊まったこの
キャンプ場で、思い出話に大いに盛り上がる。
そう言えば、ちば山HPの沢ページの表紙が、この時のままって古くない?
9/24 御池に車を置いて、沢屋からハイカーに華麗に変身する。樹林帯の中
段差のある露岩や木の根を踏みしめ、順調に高度を上げる。湿原を抜ける頃か
らガスが晴れ、燧ケ岳に着く頃には、すっかりいい天気に。
頂上には人がいっぱいで、柴安くらへの往復は、すれ違いに時間を取られる。
しばし、眺望を楽しみ、尾瀬沼目指してを長英新道を降りる。表面をえぐり
とられた形のグチャグチャの登山道と長い樹林帯を抜け、尾瀬沼に出る。
長蔵小屋で売店を覗き、休憩後、少しでもいい天場を確保したくて、木道を
見晴までぶっ飛ばす。
夜、ちょっと湿原まで足を伸ばし、広い空にまたたく星々を眺める。
沢じゃ、こんな広い空は拝めなかったと思う反面、無性に焚火がしたくなった。
9/25 起床から1時間半程で、出発準備が整い、6時半に見晴を後にする。
写真でよく見かける、いかにも”尾瀬”という風景が眼前に飛び込んでくる。
朝霧を隔てて、前は至仏、後ろは燧、そして足元は木道。
撮影ポイントと思われるところには、三脚を立てシャッターチャンスを伺って
いるアマチュア写真家。行き交うのは、熟年の団体か、今はやりのファッショ
ンに身を包むカップル。
竜宮で、山の鼻に向かうメインストリートから外れ、ヨッピ橋を渡り、東電
小屋で休憩する。この辺の木道は、片側が朽ちて、片側通行になっていたり、
アルミの足場板が仮に掛けられていたり、と「東電の修繕費が削られているの
かなあ。」と思わせる状況でした。三条の滝をスルーして、御池へ直行する。
11時前には、御池に着き、濡れたテントを乾かす。
燧の湯(入浴:6時~21時)に浸かり、断ちそばを食べ、いつものきのこ
屋に寄る。北緯38度線からのきのこは見るだけでにして、手ごろなきのこを
土産に帰葉する。大した渋滞もなく、市川に明るいうちに着くことができた。
桧枝岐は、ただでさえ原発の風評被害で客足が伸びないのに7月末の集中
豪雨で一時孤立状態になったとかで、さらに追い打ちを掛けられた状態で、
3年前はいっぱいだった御池の駐車場も、空きが目立つ寂しい状況でした。
あれだけの土石流が押し寄せたのだから、しばらく沢は、行かれないかも
知れない。
今回、3ちゃんが尾瀬デビューを果たしました。パチ!パチ!パチ!
本人いわく「まだ早かった。」
+写真集へのリンク+
【 ルート 】御池-燧ケ岳-尾瀬沼-見晴-御池
【 登山方法 】ハイキング
【 山 行 日 】9/24---9/25
【 メンバー 】CL花島,石橋,大塚,渡邊3
【コースタイム】
9/24 晴 御池8:00 - 広沢田代8:30 - 熊沢田代9:30 -
燧ケ岳(柴安くら往復)10:40~12:05 - (長英新道) -
長蔵小屋14:10~14:25 - 見晴15:45
9/25 晴 見晴6:30 - 竜宮6:55~7:05 - ヨッピ橋7:20 -
東電小屋7:30~7:40 ~ 温泉小屋8:00~8:15 -
天神田代9:20 - 御池10:45

出発前に桧枝岐の道路事情や桧枝岐村観光案内所のHPを見て、台風15号が
通り過ぎれば行けると考え、桧枝岐を目指す。
現地に近づくにつれ、大型土のうが何十個も道路に積まれていたり、押し流
された土砂が道の左右に山積みにされていたり、民家が土砂に押しつぶされた
光景を目の当たりにして、ちょっと不安になる中、会津駒ヶ岳登山口の駐車場
に着き、仮眠する。
翌日(9/23)、6:17発のバスであずき温泉に向かう。運転手からこの台風で
丸山岳に22人が孤立して、うち1名が亡くなったことを聞く。
ただ、入山禁止等の話はなかったので、三岩岳の登山口で降りる。
スノーシェードから山道に入る所に”登山道の安全が確認できないため、登
山はご遠慮ください”の掲示があり、ちょっと様子見に登ってみる。2~3分
歩いたところで、大木が数本登山道を塞いでいる。尾根筋でこの状態では、
沢登りなんて、とても考えられないので、さっさと諦め、下山する。
黒桧沢に架かる橋の高欄が破壊され、橋の銘板が無残にもスノーシェードの
入口に泥まみれで捨て置かれている。
バスで10分だった駒ヶ岳の駐車場目指して歩く。長い。えらく長~い。
トイレで寄ったスキー場に、いい芝生を見つけ、カモ南蛮を食べ(9時にして
2度目の朝食)これからの予定を話し合う。
今日は七入キャンプ場に泊まり、散策と風呂と買い出し(酒、食料)と情報
収集に充てることにする。 観光案内所で尾瀬のテント場情報を照会して、
御池-燧ケ岳-尾瀬沼-見晴(泊)-竜宮-ヨッピ-御池 の周遊コースに決定。
早速、山行管理者に変更の連絡をする。
買い出しからの帰り、雨上がりに太くて濃い虹を見て、感激する。
本格的なオートキャンパーに交じって、3年前の集中山行で泊まったこの
キャンプ場で、思い出話に大いに盛り上がる。
そう言えば、ちば山HPの沢ページの表紙が、この時のままって古くない?
9/24 御池に車を置いて、沢屋からハイカーに華麗に変身する。樹林帯の中
段差のある露岩や木の根を踏みしめ、順調に高度を上げる。湿原を抜ける頃か
らガスが晴れ、燧ケ岳に着く頃には、すっかりいい天気に。
頂上には人がいっぱいで、柴安くらへの往復は、すれ違いに時間を取られる。
しばし、眺望を楽しみ、尾瀬沼目指してを長英新道を降りる。表面をえぐり
とられた形のグチャグチャの登山道と長い樹林帯を抜け、尾瀬沼に出る。
長蔵小屋で売店を覗き、休憩後、少しでもいい天場を確保したくて、木道を
見晴までぶっ飛ばす。
夜、ちょっと湿原まで足を伸ばし、広い空にまたたく星々を眺める。
沢じゃ、こんな広い空は拝めなかったと思う反面、無性に焚火がしたくなった。
9/25 起床から1時間半程で、出発準備が整い、6時半に見晴を後にする。
写真でよく見かける、いかにも”尾瀬”という風景が眼前に飛び込んでくる。
朝霧を隔てて、前は至仏、後ろは燧、そして足元は木道。
撮影ポイントと思われるところには、三脚を立てシャッターチャンスを伺って
いるアマチュア写真家。行き交うのは、熟年の団体か、今はやりのファッショ
ンに身を包むカップル。
竜宮で、山の鼻に向かうメインストリートから外れ、ヨッピ橋を渡り、東電
小屋で休憩する。この辺の木道は、片側が朽ちて、片側通行になっていたり、
アルミの足場板が仮に掛けられていたり、と「東電の修繕費が削られているの
かなあ。」と思わせる状況でした。三条の滝をスルーして、御池へ直行する。
11時前には、御池に着き、濡れたテントを乾かす。
燧の湯(入浴:6時~21時)に浸かり、断ちそばを食べ、いつものきのこ
屋に寄る。北緯38度線からのきのこは見るだけでにして、手ごろなきのこを
土産に帰葉する。大した渋滞もなく、市川に明るいうちに着くことができた。
桧枝岐は、ただでさえ原発の風評被害で客足が伸びないのに7月末の集中
豪雨で一時孤立状態になったとかで、さらに追い打ちを掛けられた状態で、
3年前はいっぱいだった御池の駐車場も、空きが目立つ寂しい状況でした。
あれだけの土石流が押し寄せたのだから、しばらく沢は、行かれないかも
知れない。
今回、3ちゃんが尾瀬デビューを果たしました。パチ!パチ!パチ!
本人いわく「まだ早かった。」
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富士山ビバーク訓練◆写真
2011/09/24 Sat 08:00:00 [edit]
富士山 8合目でのビバーク訓練の報告をいたします。
(まとめ 山内英晴)

今回初めて計画的なビバーク訓練を体験する3名(住田 伸夫、
樋口 博文、山内 英晴)が、CL田中 孝平さんの指導、見守る
なかで、富士山8合目の気温-3度~-7度下で、ビバーク訓練を
いたしました。
非常に厳しい環境の中、経験豊かなCL田中さんがいるだけで
精神的な安心感がある種持てましたことは、訓練を受ける側と
しましても、重要なことと思われました。
最初は富士山 山頂での0度前後での訓練を計画してましたが、
23日~24日にかけて富士山が冬支度の初冠雪となり、山頂の
気温が -10度前後で強風のため、8合目での訓練となりました。
3名のそれぞれともに貴重な体験談、感想等を報告いたします。
また私(山内)が生まれて初めての”高山病”なるものを体験いた
しましたので、それも合わせて報告させてもらいます。
【ルート】
1日目:木更津アクアライン入口16号線沿い駐車場(5:00)集合=
アクアライン=東名高速=富士IC=富士宮口駐車場=
富士宮口ルート~8合目(ビバーク訓練)
2日目:8合目(ビバーク訓練)~往路を帰還する。
【期日】平成23年9月23日(早朝発)~24日(1泊2日)
【メンバー】CL田中 孝平、住田 伸夫、樋口 博文、山内 英晴 4名
【行動時間】
● 9月23日(金)
富士山 新五合目2400m 11:39発
七合目2800m 12:57着 気温7℃ 13:18発
新七合目3015m 14:08着 14:20発
八合目3205m 15:00着 気温2℃ 15:12発
九合目3510m 16:10着 ここにて山内が高山病になり、田中さんと
山内が8合目に下山、
住田さんと樋口さんは空身で富士山頂上を目指す。
山頂 17:04着 17:09発
九合目 17:33通過
八合目ビバーク地点 18:01着
18:05 ビバーグ訓練の開始、
ツエルト2名用2組を張る場所の選定、整地後、気温が低いので、
すぐさま持ち物で着れるもをすべて着込む、
ツエルト2名用2組を張る(田中、山内組、 住田、樋口組)
18:30 お湯を沸かし、食事をして、片付けを兼ねて、ツエルト
内に隙間風が入らないようにものを配置。
20:00 就寝(ただし寒さ、狭さ等も含めて、ほとんど寝られない)
●9月24日(土)
御来光 5:48
八合目ビバーク地点 気温-3℃ 6:19発
新五合目 7:20着(~8:07着)
【行動感想&記録】
(1)住田 伸夫さんの感想です。
あの寒さでのビバーグを体感できたのは、今後の山行において貴重な
体験となりそうです。
寒さで体の震えが続き止まらない、かと思うとしばらくすると止まり、
少しウトウト、また寒さで震えが出て目が覚め、以降その繰り返し。
田中さんの「どんな長い夜も必ず明ける(朝が来る)」とのことばを
念じながら、ひたすら長~い夜を耐え、富士山でのご来光の夜明けを
迎えられた時は、格別の感がありました。
今回は夏カゼが長引き、抜けきらないままで強行参加。縦走山行で、
個人的に常備していたレスキューシートと、大きなビニール袋を、
被ったり脱いだりして効果を試してみたが、肩口で密閉できず、
今回の寒さでは気持ちほどの効果しか感じられなかったが、あれば
心強い面もあるようにも思った。
両腕をクロスさせ肩から首筋にまわして軽くさすっていると、気持ち
楽になったように感じた。体幹のキーポイント(首筋、脇下、太ももの
内側..)を冷やさないよう、また体が空気と触れる表面積を少なく
することの重要性を実感しました。
(2)樋口 博文さんの感想です。
●富士山ビバーク訓練の感想
暑さに慣れた身体に厳しい寒さが襲いかかり、堪えました。
耐寒訓練として、ビバーク訓練した経験はありますが、計画的な
ビバークを訓練することは初めての経験です。定番のテント山行は
重装備であることを痛感しました。
テントの代わりにツェルト。・・・風雨に弱そう、天気が良ければ
使えるかな。
シュラフの代わりに着込む。・・・足先の冷たさを克服すれば
シュラフなくとも。
水を含んだ食材の代わりにドライ食材を。・・・結構使える。
でも2泊が限界かな。まだ食料余りすぎのところあり。
今回のような外気温数℃の天気ならば1泊2日で2.5Lで十分。
池があれば煮沸して使う。
衣類は省けない。⇒ 穂高集中山行で活かそう。
ザックに足を突っこんで、ザックの口をひもでしめると、温かい
空気が逃げにくくなりますので、少し足の冷さが改善されたような
気がしました。同じように雨具の上着の胴部の紐を締めつける
ことで、少しですが温かく感じられました。実践でも採用します。
行きたい山の季節や高度に合わせて、富士山のどこでビバーク
するのかビバーク高度を選択できる事も、富士山ビバークなら
ではの魅力を感じました。
●富士山登頂の感想
富士山9合目から上部は雪やつららが融ける気配なく、今から
厳しい冬を迎えるのみといった光景でした。
富士山山頂から下山途中の9合目直下にて、富士山の夕日の影が
眼下の雲海に映り、素晴らしかった。富士山のシルエットも
美しいです。
寒さで日本語話せられないです。登頂後の8合目のビバークで
エアーマットを膨らませたくも、口が麻痺して口元から空気が
漏れてしまい、うまく膨らまなかったです。
(3)山内 英晴の感想です。
富士山山頂を目指すも、9合目で高山病の症状がひどくなり、
あと山頂まで残すところ200mのところで登攀をやめCL
田中さんに付き添そわれ、8合目まで下山する。
(無理をしていたらあたりが早暗くなり、皆さんに迷惑を
かけるところでした。早めの決断とCLの指示の大切さを
感じました。)
ビバーク開始で、お湯を沸かしポット・テルモスにお湯を詰め、
食事にかかるも、食欲がなく、吐き気もするし、用意した食事の
半分も食べられず、また頭はすこしの痛みがあり、ビバーク
大丈夫かな?少しばかり心配になりました。
CL田中さんの指示でツエルト内に隙間風が入らないように
ツエルトの周りをもので囲み、置き密閉状態にした。
とにかく、眠いのですぐに横になりましたが、寒い(足が冷たい)
のと寝返りを何度も打つのでほとんど寝られず。(訓練に当たり、
寝れないことはいろいろ言われていて覚悟はしてましたが)。
ツエルトの周り半分は風当りにより氷ついている。寒さで寝れない中、
田中さんに何回か声をかけられたり、寒さで尿意があるので、夜
中に2度ほど思い切り起きて、用を足し、ガスコンロでお湯を作り
熱いお湯をのみして体があたたかくなり、また少しガスコンロ焚く
だけでツエルト内もあたたかくなり、その後は30分ぐらい寝れ
ましたし、これのおかげで、短いなりにも何回か寝て目が覚めるの
繰りかいしができました。
これは寒いから寝れない状態のビバークでそのまま、ひたすら
寒い長い夜を待つのではなく、思い切り途中起きてこれを行う
ことは大変貴重な体験でした。
この寒さの中、隙間風が入らないようにすること、寝れないなら
どうすれば少しでも寝れるようにするかの工夫と行動が必要である
ことが訓練で感じました。
●高山病の件の報告
7合目~8合目にかけて、3300m過ぎだしたところから、食欲なく、
吐き気をもよおし、欠伸が何度も出始め、頭も少し痛み、意識も
わずかに朦朧としだし、また恐ろしいことに気力も体力もなくなる
ような感じでした。
8合目~9合目の途中で、突然両足に痙攣が走りこれにはびっくり、
何事かと思いましたが、足の痙攣はそれこそ経験がなく(寝てる
ときの足の引き攣りはたまにありますが) 自分では高山病とは
無縁と思ってきましたが、さすがにこれが高山病なのと思いました。
このときの足の痙攣、引き攣り時、樋口さんが、Na不足なので
飲料水のアクエリアスを飲めと言われ、もらい飲み、
さらにCL田中さんからアミノ酸3600の粉末1袋渡され飲みました
ところ1分くらいで足の痙攣、引き攣りが収まりましたのには
2度びっくりでした。
とにかく食欲がないのにはまいりました。(いつもの山行では、
自然の中での食事等がおいしく食欲がまし、共同で作り、食べた
残りが出た時ももらい、食欲があるので平らげるほうでしたが、
今回、山で食欲がなくなることは大変なことであると感じま
した。 行動に支障が出る)
次の日の早朝は、体が順応したのか昨日の症状が全くなくなりました。
●田中さんのコメント
「高山病は高度を下げれば(降りる)回復していく、又はそこ
場所でも横になり一夜を過ごせば日本くらいの山では体が馴染み
回復していく」
●今回の高山病で思い当たること
1.21日が大型台風の直撃で、仕事のほうが午後から会社の
指示で中止になり現場での仕事をやめ、次の日の22日に
この分も含め実施となり、帰りが遅くなり23日に早朝4時出
なので早めに寝るつもりが、寝たのが23時過ぎで寝不足気味
であった。、
2.24歳の時に富士山の頂上に登って以来、今まで3000mを
超える山を登らなかった。
3.普段から体を鍛えているほうなので、7合目あたりから何か
体がおかしいと思いつつ、9合目近くまでくるまでは高山病との
認識がなかった。早めに仲間に知らせるべきであった。
申し訳ありません。これからは過信せずこれを機会に初心にかえり、
いろいろと学びたいと思います。
4.3000m級の山登りの少なさ、また加齢もあるのか?
この件は調べてみます。
+写真集へのリンク+
(まとめ 山内英晴)

今回初めて計画的なビバーク訓練を体験する3名(住田 伸夫、
樋口 博文、山内 英晴)が、CL田中 孝平さんの指導、見守る
なかで、富士山8合目の気温-3度~-7度下で、ビバーク訓練を
いたしました。
非常に厳しい環境の中、経験豊かなCL田中さんがいるだけで
精神的な安心感がある種持てましたことは、訓練を受ける側と
しましても、重要なことと思われました。
最初は富士山 山頂での0度前後での訓練を計画してましたが、
23日~24日にかけて富士山が冬支度の初冠雪となり、山頂の
気温が -10度前後で強風のため、8合目での訓練となりました。
3名のそれぞれともに貴重な体験談、感想等を報告いたします。
また私(山内)が生まれて初めての”高山病”なるものを体験いた
しましたので、それも合わせて報告させてもらいます。
【ルート】
1日目:木更津アクアライン入口16号線沿い駐車場(5:00)集合=
アクアライン=東名高速=富士IC=富士宮口駐車場=
富士宮口ルート~8合目(ビバーク訓練)
2日目:8合目(ビバーク訓練)~往路を帰還する。
【期日】平成23年9月23日(早朝発)~24日(1泊2日)
【メンバー】CL田中 孝平、住田 伸夫、樋口 博文、山内 英晴 4名
【行動時間】
● 9月23日(金)
富士山 新五合目2400m 11:39発
七合目2800m 12:57着 気温7℃ 13:18発
新七合目3015m 14:08着 14:20発
八合目3205m 15:00着 気温2℃ 15:12発
九合目3510m 16:10着 ここにて山内が高山病になり、田中さんと
山内が8合目に下山、
住田さんと樋口さんは空身で富士山頂上を目指す。
山頂 17:04着 17:09発
九合目 17:33通過
八合目ビバーク地点 18:01着
18:05 ビバーグ訓練の開始、
ツエルト2名用2組を張る場所の選定、整地後、気温が低いので、
すぐさま持ち物で着れるもをすべて着込む、
ツエルト2名用2組を張る(田中、山内組、 住田、樋口組)
18:30 お湯を沸かし、食事をして、片付けを兼ねて、ツエルト
内に隙間風が入らないようにものを配置。
20:00 就寝(ただし寒さ、狭さ等も含めて、ほとんど寝られない)
●9月24日(土)
御来光 5:48
八合目ビバーク地点 気温-3℃ 6:19発
新五合目 7:20着(~8:07着)
【行動感想&記録】
(1)住田 伸夫さんの感想です。
あの寒さでのビバーグを体感できたのは、今後の山行において貴重な
体験となりそうです。
寒さで体の震えが続き止まらない、かと思うとしばらくすると止まり、
少しウトウト、また寒さで震えが出て目が覚め、以降その繰り返し。
田中さんの「どんな長い夜も必ず明ける(朝が来る)」とのことばを
念じながら、ひたすら長~い夜を耐え、富士山でのご来光の夜明けを
迎えられた時は、格別の感がありました。
今回は夏カゼが長引き、抜けきらないままで強行参加。縦走山行で、
個人的に常備していたレスキューシートと、大きなビニール袋を、
被ったり脱いだりして効果を試してみたが、肩口で密閉できず、
今回の寒さでは気持ちほどの効果しか感じられなかったが、あれば
心強い面もあるようにも思った。
両腕をクロスさせ肩から首筋にまわして軽くさすっていると、気持ち
楽になったように感じた。体幹のキーポイント(首筋、脇下、太ももの
内側..)を冷やさないよう、また体が空気と触れる表面積を少なく
することの重要性を実感しました。
(2)樋口 博文さんの感想です。
●富士山ビバーク訓練の感想
暑さに慣れた身体に厳しい寒さが襲いかかり、堪えました。
耐寒訓練として、ビバーク訓練した経験はありますが、計画的な
ビバークを訓練することは初めての経験です。定番のテント山行は
重装備であることを痛感しました。
テントの代わりにツェルト。・・・風雨に弱そう、天気が良ければ
使えるかな。
シュラフの代わりに着込む。・・・足先の冷たさを克服すれば
シュラフなくとも。
水を含んだ食材の代わりにドライ食材を。・・・結構使える。
でも2泊が限界かな。まだ食料余りすぎのところあり。
今回のような外気温数℃の天気ならば1泊2日で2.5Lで十分。
池があれば煮沸して使う。
衣類は省けない。⇒ 穂高集中山行で活かそう。
ザックに足を突っこんで、ザックの口をひもでしめると、温かい
空気が逃げにくくなりますので、少し足の冷さが改善されたような
気がしました。同じように雨具の上着の胴部の紐を締めつける
ことで、少しですが温かく感じられました。実践でも採用します。
行きたい山の季節や高度に合わせて、富士山のどこでビバーク
するのかビバーク高度を選択できる事も、富士山ビバークなら
ではの魅力を感じました。
●富士山登頂の感想
富士山9合目から上部は雪やつららが融ける気配なく、今から
厳しい冬を迎えるのみといった光景でした。
富士山山頂から下山途中の9合目直下にて、富士山の夕日の影が
眼下の雲海に映り、素晴らしかった。富士山のシルエットも
美しいです。
寒さで日本語話せられないです。登頂後の8合目のビバークで
エアーマットを膨らませたくも、口が麻痺して口元から空気が
漏れてしまい、うまく膨らまなかったです。
(3)山内 英晴の感想です。
富士山山頂を目指すも、9合目で高山病の症状がひどくなり、
あと山頂まで残すところ200mのところで登攀をやめCL
田中さんに付き添そわれ、8合目まで下山する。
(無理をしていたらあたりが早暗くなり、皆さんに迷惑を
かけるところでした。早めの決断とCLの指示の大切さを
感じました。)
ビバーク開始で、お湯を沸かしポット・テルモスにお湯を詰め、
食事にかかるも、食欲がなく、吐き気もするし、用意した食事の
半分も食べられず、また頭はすこしの痛みがあり、ビバーク
大丈夫かな?少しばかり心配になりました。
CL田中さんの指示でツエルト内に隙間風が入らないように
ツエルトの周りをもので囲み、置き密閉状態にした。
とにかく、眠いのですぐに横になりましたが、寒い(足が冷たい)
のと寝返りを何度も打つのでほとんど寝られず。(訓練に当たり、
寝れないことはいろいろ言われていて覚悟はしてましたが)。
ツエルトの周り半分は風当りにより氷ついている。寒さで寝れない中、
田中さんに何回か声をかけられたり、寒さで尿意があるので、夜
中に2度ほど思い切り起きて、用を足し、ガスコンロでお湯を作り
熱いお湯をのみして体があたたかくなり、また少しガスコンロ焚く
だけでツエルト内もあたたかくなり、その後は30分ぐらい寝れ
ましたし、これのおかげで、短いなりにも何回か寝て目が覚めるの
繰りかいしができました。
これは寒いから寝れない状態のビバークでそのまま、ひたすら
寒い長い夜を待つのではなく、思い切り途中起きてこれを行う
ことは大変貴重な体験でした。
この寒さの中、隙間風が入らないようにすること、寝れないなら
どうすれば少しでも寝れるようにするかの工夫と行動が必要である
ことが訓練で感じました。
●高山病の件の報告
7合目~8合目にかけて、3300m過ぎだしたところから、食欲なく、
吐き気をもよおし、欠伸が何度も出始め、頭も少し痛み、意識も
わずかに朦朧としだし、また恐ろしいことに気力も体力もなくなる
ような感じでした。
8合目~9合目の途中で、突然両足に痙攣が走りこれにはびっくり、
何事かと思いましたが、足の痙攣はそれこそ経験がなく(寝てる
ときの足の引き攣りはたまにありますが) 自分では高山病とは
無縁と思ってきましたが、さすがにこれが高山病なのと思いました。
このときの足の痙攣、引き攣り時、樋口さんが、Na不足なので
飲料水のアクエリアスを飲めと言われ、もらい飲み、
さらにCL田中さんからアミノ酸3600の粉末1袋渡され飲みました
ところ1分くらいで足の痙攣、引き攣りが収まりましたのには
2度びっくりでした。
とにかく食欲がないのにはまいりました。(いつもの山行では、
自然の中での食事等がおいしく食欲がまし、共同で作り、食べた
残りが出た時ももらい、食欲があるので平らげるほうでしたが、
今回、山で食欲がなくなることは大変なことであると感じま
した。 行動に支障が出る)
次の日の早朝は、体が順応したのか昨日の症状が全くなくなりました。
●田中さんのコメント
「高山病は高度を下げれば(降りる)回復していく、又はそこ
場所でも横になり一夜を過ごせば日本くらいの山では体が馴染み
回復していく」
●今回の高山病で思い当たること
1.21日が大型台風の直撃で、仕事のほうが午後から会社の
指示で中止になり現場での仕事をやめ、次の日の22日に
この分も含め実施となり、帰りが遅くなり23日に早朝4時出
なので早めに寝るつもりが、寝たのが23時過ぎで寝不足気味
であった。、
2.24歳の時に富士山の頂上に登って以来、今まで3000mを
超える山を登らなかった。
3.普段から体を鍛えているほうなので、7合目あたりから何か
体がおかしいと思いつつ、9合目近くまでくるまでは高山病との
認識がなかった。早めに仲間に知らせるべきであった。
申し訳ありません。これからは過信せずこれを機会に初心にかえり、
いろいろと学びたいと思います。
4.3000m級の山登りの少なさ、また加齢もあるのか?
この件は調べてみます。
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船形山◆写真
2011/09/23 Fri 14:00:00 [edit]
熊倉です。
東北は、奥羽山脈:船形山登山の報告をさせていただきます。
(※ボランティアについては別)

【期間】9/22~9/23
【山域】奥羽山脈船形火山群の主峰
【天候】晴れ時々曇り
【ルート】大滝コース(升沢コースより変更)
【登山方法】ハイキング
【メンバー】CL富樫・勝田・長竹・熊倉
【行程】9/22 21:00千葉発 ⇒ 23:30水戸にてメンバーピックアップ
9/23 4:00 船形山林道入口⇒6:00大滝キャンプ場(駐車)
⇒7:00出発⇒8:30船形山山頂⇒ 11:00大滝キャンプ場
⇒14:00台が森温泉 ⇒ボランティアハウス 18:00
【内容】
船形山は【水神】を祭る霊山として周辺部の住民に崇拝されている。
集落から離れた奥山であったため、人の利用の対象とはならず、
自然のまま育った原生的なブナの森が広がっていた山であった。
船形山を選んだのは、震災ボランティアとセットの山行であったからだ。
出来るだけ、被災地域と縁の深い山に入り復興への願いを込め、
祈りを捧げる為登る。
当初は升沢コースを行く計画であったが、台風の影響とメンバーの
睡眠不足を考慮し最短コースである【大滝コース】への変更に一同
合意する。
大滝コースへは、未舗装の林道を1時間走ることになる。
本当にこの先にキャンプ場と駐車場があるのだろうか…と疑うような
細い入り口を進む。
予想通り 登山道は荒れに荒れていた。台風の影響で川になった林道。
がけ崩れで半分埋まった細い道。普通の感覚であれば、引き返すのが
当たり前である程に道は荒れまくっていた。
そんな状態を見たリーダー。止めようと言うかと思いきや、やんちゃな
精神を刺激されいきなり急発進。猛スピード。勢いで越える作戦に出た!
(四駆で入ってきた地元の人間に、『一般車で入るのは普通じゃない』
と呆れられる。)
そんなエキサイティングなドライビングを1時間半も楽しむと、全員
なぜか充実た気分になってしまい登山口についたところで、「あー
楽しかった。さて帰ろうか。」という雰囲気になってしまった。
とりあえず誰もいない大滝キャンプ場にて、ほっとコーヒータイム。
林道を走っている間に夜は明けた。青い空に白い雲が早いスピードで
流れていくのを寝転んで見ながらドリップで入れたコーヒーを味わう。
…なんとも言えない幸せな気分になる。全員、まったり。
どうやら、今回のメンバ―は、雰囲気で山を楽しむのが好きな者が
揃っていたようだ。
このままだと、本当に山頂を踏む気がなくなるのでキケン。
根が生えそうなので仕方なしに出発する。
登山道は火山の赤い岩がゴロゴロの視界のきかない藪の道。
なんとも東北らしい。
道は台風の影響で小川と化しており沢登りのよう。
山頂は猛烈に山形側からの風が吹き付けてくる為、避難小屋にて休息。
薪ストーブのある、避難小屋は快適。
下山はキノコ狩りを楽しむ。 途中、キノコ狩りの地元の方に会う。
なんと! その方にキノコをたんまりもらってしまった。
人懐っこい、優しい笑顔の地元のおじさまに心から感謝!
帰り道。林道のリズミカルな振動はとても眠気を誘う。ウトウト
していると、急ブレーキ。
車外に出たまま、戻らないリーダー。
何かあったのか 心配になり外に出ると、リーダー、栗拾いに熱中。
それに気が付くと 全員車から喜んで飛び出し、栗拾いを始める。
これがあまりに面白く、やめられない。結局袋いっぱいに拾う。
もちろん、下山後のデザートだ。
震災で海沿いの景色は変わったが、山は昔のまま美しかった。
それが確かめられて本当によかった。地震は自然現象なのだ。
(しかし、福島は…。)
それでも私は、東北の山を愛していきたい。
+写真集へのリンク+
東北は、奥羽山脈:船形山登山の報告をさせていただきます。
(※ボランティアについては別)

【期間】9/22~9/23
【山域】奥羽山脈船形火山群の主峰
【天候】晴れ時々曇り
【ルート】大滝コース(升沢コースより変更)
【登山方法】ハイキング
【メンバー】CL富樫・勝田・長竹・熊倉
【行程】9/22 21:00千葉発 ⇒ 23:30水戸にてメンバーピックアップ
9/23 4:00 船形山林道入口⇒6:00大滝キャンプ場(駐車)
⇒7:00出発⇒8:30船形山山頂⇒ 11:00大滝キャンプ場
⇒14:00台が森温泉 ⇒ボランティアハウス 18:00
【内容】
船形山は【水神】を祭る霊山として周辺部の住民に崇拝されている。
集落から離れた奥山であったため、人の利用の対象とはならず、
自然のまま育った原生的なブナの森が広がっていた山であった。
船形山を選んだのは、震災ボランティアとセットの山行であったからだ。
出来るだけ、被災地域と縁の深い山に入り復興への願いを込め、
祈りを捧げる為登る。
当初は升沢コースを行く計画であったが、台風の影響とメンバーの
睡眠不足を考慮し最短コースである【大滝コース】への変更に一同
合意する。
大滝コースへは、未舗装の林道を1時間走ることになる。
本当にこの先にキャンプ場と駐車場があるのだろうか…と疑うような
細い入り口を進む。
予想通り 登山道は荒れに荒れていた。台風の影響で川になった林道。
がけ崩れで半分埋まった細い道。普通の感覚であれば、引き返すのが
当たり前である程に道は荒れまくっていた。
そんな状態を見たリーダー。止めようと言うかと思いきや、やんちゃな
精神を刺激されいきなり急発進。猛スピード。勢いで越える作戦に出た!
(四駆で入ってきた地元の人間に、『一般車で入るのは普通じゃない』
と呆れられる。)
そんなエキサイティングなドライビングを1時間半も楽しむと、全員
なぜか充実た気分になってしまい登山口についたところで、「あー
楽しかった。さて帰ろうか。」という雰囲気になってしまった。
とりあえず誰もいない大滝キャンプ場にて、ほっとコーヒータイム。
林道を走っている間に夜は明けた。青い空に白い雲が早いスピードで
流れていくのを寝転んで見ながらドリップで入れたコーヒーを味わう。
…なんとも言えない幸せな気分になる。全員、まったり。
どうやら、今回のメンバ―は、雰囲気で山を楽しむのが好きな者が
揃っていたようだ。
このままだと、本当に山頂を踏む気がなくなるのでキケン。
根が生えそうなので仕方なしに出発する。
登山道は火山の赤い岩がゴロゴロの視界のきかない藪の道。
なんとも東北らしい。
道は台風の影響で小川と化しており沢登りのよう。
山頂は猛烈に山形側からの風が吹き付けてくる為、避難小屋にて休息。
薪ストーブのある、避難小屋は快適。
下山はキノコ狩りを楽しむ。 途中、キノコ狩りの地元の方に会う。
なんと! その方にキノコをたんまりもらってしまった。
人懐っこい、優しい笑顔の地元のおじさまに心から感謝!
帰り道。林道のリズミカルな振動はとても眠気を誘う。ウトウト
していると、急ブレーキ。
車外に出たまま、戻らないリーダー。
何かあったのか 心配になり外に出ると、リーダー、栗拾いに熱中。
それに気が付くと 全員車から喜んで飛び出し、栗拾いを始める。
これがあまりに面白く、やめられない。結局袋いっぱいに拾う。
もちろん、下山後のデザートだ。
震災で海沿いの景色は変わったが、山は昔のまま美しかった。
それが確かめられて本当によかった。地震は自然現象なのだ。
(しかし、福島は…。)
それでも私は、東北の山を愛していきたい。
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奥秩父鉄砲沢◆写真
2011/09/18 Sun 15:15:00 [edit]
熊倉です。
奥秩父:鉄砲沢 沢登りの報告をさせていただきます。

【期間】9/17~9/18
【山域】奥秩父
【天候】晴れ
【ルート】大血川支流:鉄砲沢
【登山方法】沢登り
【メンバー】CL柘植・加藤・吉川・深谷・熊倉
【行程】9/17 20:20千葉駅発 ⇒ 2:00道の駅大滝温泉にて仮眠
9/18 6:00 道の駅⇒7:15 鉄砲沢入渓地点付近(駐車)→
7:45出発(鉄砲沢遡行)→12:00長沢山→(石楠花沢左俣下降)
大血川林道→15:15駐車地点⇒大滝温泉(入浴)⇒花園IC⇒23:00千葉
【内容】
ご存知の通り、秩父は大きな保水力を持った森林帯であり、
その水が川となって流れ出る渓谷美が魅力の山域である。
都心に近い山であるにかかわらず、原生林を多くの残し
深い谷は日本庭園のように、美しく苔むしている。
ちなみに『大血川』のネーミングが気になり、調べてみると
昔、大陽寺に隠れ住んでいた平将門の妾桔梗と、従人99人が
源経基の襲撃を受け、渓谷での激戦のすえに全滅。鮮血が川に流れ込み
水を紅にしたことが由来とのこと。少々恐ろしい。
さて本題、鉄砲沢遡行報告。
まず3~5m程度の小滝を越えて進む。
水量は程よくあり、澄んだ青が美しい。
緑の釡が誘うのを横目で見ながら
いくつかの滝は、右・左と巻いて登る。ちょっともったいない。
やっと登れる5~6mの滝が現れる。シャワークライミングだ。
ザイルを出し両手両足を突っ張って登り、全員無事に越える。
その後も3~5mの滝がいくつか続き、不安なところはザイルを張る。
見上げると、青空が覗き 木漏れ日が美しい。沢の空気は冷たく心地よい。
もう、終わりかな、、、というところで6mの滝が現れる。
ちょっと滑るが、いっぱいに水を浴びて楽しむことが出来、大満足。
その先は、長沢山山頂まで落石に注意しながら道なき道を登りつめる。
稜線に出ると…ぱっと視界が開け、奥多摩の山並みが見える。風が流れる。
長沢山山頂からは、石楠花沢佐俣を下降。初めての沢下り。
ぐんぐん高度を下げる。巻いて下りる際、やはり落石が多く 緊張する。
ワレイワ沢に合流すると一気に水量が増え、気持ちがいい。
どぶん、と入りたい気持ちをおさえながら歩く。
あっという間に林道へ着き、車道を少し下り駐車場へ。
下山後は連休中日で込み合う大滝温泉に入りさっぱり。
沢を登りつめ、山頂を踏み、沢を下るという贅沢な行程には大満足。
充実の沢登り(下り)であった。
秩父の緑は本当に美しい。
無事に山行を終え、メンバー全員に感謝!
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奥秩父:鉄砲沢 沢登りの報告をさせていただきます。

【期間】9/17~9/18
【山域】奥秩父
【天候】晴れ
【ルート】大血川支流:鉄砲沢
【登山方法】沢登り
【メンバー】CL柘植・加藤・吉川・深谷・熊倉
【行程】9/17 20:20千葉駅発 ⇒ 2:00道の駅大滝温泉にて仮眠
9/18 6:00 道の駅⇒7:15 鉄砲沢入渓地点付近(駐車)→
7:45出発(鉄砲沢遡行)→12:00長沢山→(石楠花沢左俣下降)
大血川林道→15:15駐車地点⇒大滝温泉(入浴)⇒花園IC⇒23:00千葉
【内容】
ご存知の通り、秩父は大きな保水力を持った森林帯であり、
その水が川となって流れ出る渓谷美が魅力の山域である。
都心に近い山であるにかかわらず、原生林を多くの残し
深い谷は日本庭園のように、美しく苔むしている。
ちなみに『大血川』のネーミングが気になり、調べてみると
昔、大陽寺に隠れ住んでいた平将門の妾桔梗と、従人99人が
源経基の襲撃を受け、渓谷での激戦のすえに全滅。鮮血が川に流れ込み
水を紅にしたことが由来とのこと。少々恐ろしい。
さて本題、鉄砲沢遡行報告。
まず3~5m程度の小滝を越えて進む。
水量は程よくあり、澄んだ青が美しい。
緑の釡が誘うのを横目で見ながら
いくつかの滝は、右・左と巻いて登る。ちょっともったいない。
やっと登れる5~6mの滝が現れる。シャワークライミングだ。
ザイルを出し両手両足を突っ張って登り、全員無事に越える。
その後も3~5mの滝がいくつか続き、不安なところはザイルを張る。
見上げると、青空が覗き 木漏れ日が美しい。沢の空気は冷たく心地よい。
もう、終わりかな、、、というところで6mの滝が現れる。
ちょっと滑るが、いっぱいに水を浴びて楽しむことが出来、大満足。
その先は、長沢山山頂まで落石に注意しながら道なき道を登りつめる。
稜線に出ると…ぱっと視界が開け、奥多摩の山並みが見える。風が流れる。
長沢山山頂からは、石楠花沢佐俣を下降。初めての沢下り。
ぐんぐん高度を下げる。巻いて下りる際、やはり落石が多く 緊張する。
ワレイワ沢に合流すると一気に水量が増え、気持ちがいい。
どぶん、と入りたい気持ちをおさえながら歩く。
あっという間に林道へ着き、車道を少し下り駐車場へ。
下山後は連休中日で込み合う大滝温泉に入りさっぱり。
沢を登りつめ、山頂を踏み、沢を下るという贅沢な行程には大満足。
充実の沢登り(下り)であった。
秩父の緑は本当に美しい。
無事に山行を終え、メンバー全員に感謝!
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北岳
2011/09/14 Wed 13:30:00 [edit]
【山域】南アルプス・北岳
【行程】9/13(火) 晴れ/曇り
松ヶ丘IC(4:50)- 芦安駐車場(7:30)-広川原(8:20-8:50)-
白根御池(11:40)-小太郎尾根分岐(13:40)-肩の小屋(14:40)
9/14(水) 晴れ
肩の小屋(5:50)-北岳山頂(6:30―7:00)-八本歯のコル(7:30-8:10)-
北岳山頂(9:10)-白根御池(12:00)-広川原(13:30)
【メンバー】 村尾CL 渡辺理SL 古関 細谷(記)
7時30分に芦安駐車場に到着すると、我々を待っていたかのようにすぐに乗合い
タクシーが出発。南アルプス林道は1週間前の台風の影響により、周辺の沢の
水量が多く、トンネル内も大きな水しぶきを上げて走るような状態であった。
広川原のインフォメーションセンターは建てられたばかりで、同センター内は
トイレも綺麗で給水所もあるなど、便利な拠点であった。
つり橋を渡ったあと暫くは沢の音を聞きながら急登の樹林帯を進むが、
展望はなく今ひとつ面白みがない。
急登を終えると間もなく白根御池小屋に到着するが、この小屋も建てたばかりで
かなり綺麗である。また、「おいしい南アルプスの天然水をどうぞ」と書かれた
水場もあり、ここで水の確保が十分可能であった。
ここから、最もキツイと考えていた草すべり(コースタイム3時間)であったが、
2時間程度で難なく通過。小太郎尾根分岐あたりで森林限界を超えたが、周辺は
ガスが立ち昇っており、展望はほとんどない。
途中雷鳥の親子に遭遇し、その姿を写真に収めながらゆっくり進むも30分ほどで
幕営地に到着。テントを設営する間も惜しんで、早速冷えたビールで乾杯し、
明日の晴天を願って早々に就寝した。
2日目は4時半起床。夜明け前の景色を眺めつつ、軽い朝食を済ませ6時前に
幕営地を出発。朝から空気は澄んでおり、北岳山頂まではわずか40分程度の
距離であるが、尾根からは大展望が広がっていた。
山頂にはすでに多くの登山客で賑わっており、富士山をはじめ、広大な
南アルプスの山々、中央アルプスや八ヶ岳、遥か北アルプスまで見渡せた。
山頂でまったりした後、来年バットレスを登るために是非下見をしたいという
Wさんの希望で、八本歯のコルまで一旦下り、暫くバットレスや周りの景色を
堪能した(しかし、バットレスの全容が見えたのか否か、崩落場所がどこ
なのかもはっきりわからず。残念・・・)。再び、山頂を経由しテント撤収後、
下山した。芦安駐車場到着後、金山沢温泉で汗を流した。
今回は、広川原からの入山経験者がない上、入山規制等で前日まで調整が
難航したが、コースタイムも思ったより短く、心配していた乗合いタクシーにも
ドンピシャで乗ることができ、完璧なスケジューリングであった。
CL、メンバーに感謝。
【行程】9/13(火) 晴れ/曇り
松ヶ丘IC(4:50)- 芦安駐車場(7:30)-広川原(8:20-8:50)-
白根御池(11:40)-小太郎尾根分岐(13:40)-肩の小屋(14:40)
9/14(水) 晴れ
肩の小屋(5:50)-北岳山頂(6:30―7:00)-八本歯のコル(7:30-8:10)-
北岳山頂(9:10)-白根御池(12:00)-広川原(13:30)
【メンバー】 村尾CL 渡辺理SL 古関 細谷(記)
7時30分に芦安駐車場に到着すると、我々を待っていたかのようにすぐに乗合い
タクシーが出発。南アルプス林道は1週間前の台風の影響により、周辺の沢の
水量が多く、トンネル内も大きな水しぶきを上げて走るような状態であった。
広川原のインフォメーションセンターは建てられたばかりで、同センター内は
トイレも綺麗で給水所もあるなど、便利な拠点であった。
つり橋を渡ったあと暫くは沢の音を聞きながら急登の樹林帯を進むが、
展望はなく今ひとつ面白みがない。
急登を終えると間もなく白根御池小屋に到着するが、この小屋も建てたばかりで
かなり綺麗である。また、「おいしい南アルプスの天然水をどうぞ」と書かれた
水場もあり、ここで水の確保が十分可能であった。
ここから、最もキツイと考えていた草すべり(コースタイム3時間)であったが、
2時間程度で難なく通過。小太郎尾根分岐あたりで森林限界を超えたが、周辺は
ガスが立ち昇っており、展望はほとんどない。
途中雷鳥の親子に遭遇し、その姿を写真に収めながらゆっくり進むも30分ほどで
幕営地に到着。テントを設営する間も惜しんで、早速冷えたビールで乾杯し、
明日の晴天を願って早々に就寝した。
2日目は4時半起床。夜明け前の景色を眺めつつ、軽い朝食を済ませ6時前に
幕営地を出発。朝から空気は澄んでおり、北岳山頂まではわずか40分程度の
距離であるが、尾根からは大展望が広がっていた。
山頂にはすでに多くの登山客で賑わっており、富士山をはじめ、広大な
南アルプスの山々、中央アルプスや八ヶ岳、遥か北アルプスまで見渡せた。
山頂でまったりした後、来年バットレスを登るために是非下見をしたいという
Wさんの希望で、八本歯のコルまで一旦下り、暫くバットレスや周りの景色を
堪能した(しかし、バットレスの全容が見えたのか否か、崩落場所がどこ
なのかもはっきりわからず。残念・・・)。再び、山頂を経由しテント撤収後、
下山した。芦安駐車場到着後、金山沢温泉で汗を流した。
今回は、広川原からの入山経験者がない上、入山規制等で前日まで調整が
難航したが、コースタイムも思ったより短く、心配していた乗合いタクシーにも
ドンピシャで乗ることができ、完璧なスケジューリングであった。
CL、メンバーに感謝。
無雪期一般道 /
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奥穂高岳~西穂高岳◆写真
2011/09/11 Sun 16:20:00 [edit]
【場所】北アルプス穂高連峰 【コース】奥穂高岳~西穂高岳
【日時】9/9夜発 9/10~11 【天候】晴れ時々曇り
【参加者】CL柘植(記録)、大木、安岡、富樫(富)

【記録】
9/10 上高地6:30→横尾9:30→12:30涸沢12:50→15:30奥穂高岳山荘(泊)
初日の上高地は望外の好天でラッキー。ここというか北アがほとんど初めての
富樫さんはいたく感動したようでした。横尾までは刻々と変化する明神から
前穂の景色に飽きることがない。横尾から屏風岩のすそを回り込むと涸沢
カールが見えてくるが、見えてからが結構長い。涸沢小屋では大勢の人が
くつろいでおり、生ビールのジョッキを傾けている人も多い。誘惑に負けそうに
なるが、グッとこらえて奥穂高山荘まで頑張る。本日は満員御礼というか宿泊
客が多すぎて布団1枚に客二人とのこと。いろいろあったが明日の期待を胸に
眠りにつく。
9/11奥穂山荘5:30→ジャンダルム7:20→西穂12:30→16:20ロープウエイ駅
起きてみると今日もまた晴天でラッキー。暖かいミソ汁の朝食を食べたいが
早出しないといけないので、弁当にしてもらう。奥穂山頂に登りつくと目の前に
ジャンダルムが堂々たる姿を見せる。360°の展望もこれからの難路を思うと
楽しみきれない。でも西穂に向かう人が結構多いのでなんとなく気が楽になる。
馬の背のナイフリッジの下降は結構いやらしいが、恐々ここを通りすぎれば
ジャンダルムは西穂側から容易に登れる。ここから眺める西穂は以外と近く
見えるが、果たして無事に登頂できることやら。ここから先はひたすら急峻な
岩場の登下降とトラバースの連続で緊張の糸が切れることがない。
天狗のコル付近は丁度両方向の中間地点なのか、登山者のすれ違いに
渋滞が発生して結構待たされたりする。間ノ岳あたりから先は岩がもろくなり
かなり気をつかう。またそろそろ疲労が目立ちはじめ、ペースが落ちてくる。
パーティに気合を入れたり、荷物配分を調整したり・・・想定以上に時間が
かかってしまったが、西穂山頂に到着したときは感動の握手、ヤッたネ!
疲れているので、上高地に下りると暗くなってしまう可能性があるため、安全を
期して西穂ロープウエイで下山した。この二日間、想定以上の好天に恵まれて
あこがれの奥穂⇒西穂の縦走ができてみんな充実度100%でした。
+写真集へのリンク+
【日時】9/9夜発 9/10~11 【天候】晴れ時々曇り
【参加者】CL柘植(記録)、大木、安岡、富樫(富)

【記録】
9/10 上高地6:30→横尾9:30→12:30涸沢12:50→15:30奥穂高岳山荘(泊)
初日の上高地は望外の好天でラッキー。ここというか北アがほとんど初めての
富樫さんはいたく感動したようでした。横尾までは刻々と変化する明神から
前穂の景色に飽きることがない。横尾から屏風岩のすそを回り込むと涸沢
カールが見えてくるが、見えてからが結構長い。涸沢小屋では大勢の人が
くつろいでおり、生ビールのジョッキを傾けている人も多い。誘惑に負けそうに
なるが、グッとこらえて奥穂高山荘まで頑張る。本日は満員御礼というか宿泊
客が多すぎて布団1枚に客二人とのこと。いろいろあったが明日の期待を胸に
眠りにつく。
9/11奥穂山荘5:30→ジャンダルム7:20→西穂12:30→16:20ロープウエイ駅
起きてみると今日もまた晴天でラッキー。暖かいミソ汁の朝食を食べたいが
早出しないといけないので、弁当にしてもらう。奥穂山頂に登りつくと目の前に
ジャンダルムが堂々たる姿を見せる。360°の展望もこれからの難路を思うと
楽しみきれない。でも西穂に向かう人が結構多いのでなんとなく気が楽になる。
馬の背のナイフリッジの下降は結構いやらしいが、恐々ここを通りすぎれば
ジャンダルムは西穂側から容易に登れる。ここから眺める西穂は以外と近く
見えるが、果たして無事に登頂できることやら。ここから先はひたすら急峻な
岩場の登下降とトラバースの連続で緊張の糸が切れることがない。
天狗のコル付近は丁度両方向の中間地点なのか、登山者のすれ違いに
渋滞が発生して結構待たされたりする。間ノ岳あたりから先は岩がもろくなり
かなり気をつかう。またそろそろ疲労が目立ちはじめ、ペースが落ちてくる。
パーティに気合を入れたり、荷物配分を調整したり・・・想定以上に時間が
かかってしまったが、西穂山頂に到着したときは感動の握手、ヤッたネ!
疲れているので、上高地に下りると暗くなってしまう可能性があるため、安全を
期して西穂ロープウエイで下山した。この二日間、想定以上の好天に恵まれて
あこがれの奥穂⇒西穂の縦走ができてみんな充実度100%でした。
+写真集へのリンク+
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渡島駒ケ岳&芦別岳◆写真
2011/09/11 Sun 09:00:00 [edit]
吉川です。
富良野をサイクリングした時の芦別岳が気がかりで、9月に入ったら芦別
岳登山と厚岸草を見に行こうとスタンバイしていた。日本国の各地に大雨を
降らせた台風で一週間も予定が延び、北海道も例外ではなく、車窓から見る
川は、濁る水が川幅いっぱいに広がり不安になったが、山に登れたので報告
します。

【山域】北海道
【ルート】渡島駒ケ岳&芦別岳
【登山方法】ハイキング
【期間】9/7~9/11
【メンバー】単独
【行程】9/7茂原駅5:05-大沼駅14:21-駅周辺散策-宿泊
9/8宿7:00-タクシーで赤川登山口7:20-円山山頂9:18-剣が峰9:45/10:05
-銚子口分岐10:48-銚子口登山口12:00-タクシーで大沼公園駅12:49
-山部駅19:23-タクシーで山部自然公園テント泊
9/9旧道登山口6:30-夫婦沢出合7:54-北尾根11:00-芦別岳山頂
12:58/13:10-半面山14:16-新道登山口15:58-ふれあいの家泊
9/10ふれあいの家6:45-山部駅から旭川駅へ列車で移動-レンタカーで
サロマ湖周辺をドライブし厚岸草を見る。
9/11旭川駅9:00-列車で帰茂
【内容】
9/7大沼公園駅下車、観光案内所で資料収集し、明日の行動チェックをす
る。テント場まで6キロもあり、明日、昼過ぎの列車に乗るには、駅周辺
の宿が得策でテントは諦め、駅に近い宿に泊まる。
9/8(晴)山頂は北西の強風
登山ゲートまでタクシーではいる。9時になれば、この先の六合目までタ
クシーで登れるが、今日はここから歩いて登る。昨日の雨で、舗装道路は濡
れているが、快晴の雑木林の道は清々しい。六合目の広い駐車場を過ぎる頃
から、剣が峰が姿を現してくる。火山灰に根付いたカラマツの若木の点在す
る斜面を登ると、あっけなく馬の背に立つ。噴煙は見かけないものの人気の
ない火山の山は、気持ちの良い景色ではない。円山から、幾筋もの亀裂をよ
けながら、剣が峰に向かう。岩峰の途中まで登ったが、西風が強く、岩も脆
いので引き返す。眼下に円山から、墨田盛の火山灰の稜線と砂原山を背に不
気味な火口群や亀裂が走る景色を眺めながら下る。馬の背にくると、登山客
が続々登ってきた。銚子口分岐から樹林帯を下った。二箇所の登山口ゲート
があり、厳重に登山客のチェックをしている。活火山のため、登山規制があ
り、9時から15時の間だけ登山が許されている。
大沼側から見る渡島駒ガ岳は、なだらかな裾野を広げ剣先が空を指し美し
い山容をしていた。
9/9(晴、曇り、霧雨)
テントを撤収し、今晩泊まるふれあいの家の前に荷物を預け、旧道登山口
の登山者ノートに記入して入山。ユフレ川左岸の道は、時々沢に下りたり、
高巻きを数回繰り返し進む。突如道が消えたら、辺りを見回すとテープが導
いてくれる。瀬音が一段と大きく響き谷が複雑になる。右から落ち込む滝下
を渡渉し、急斜面を一登りでユーフレ小屋分岐に着く。第一関門通過!資料
によるとここからが、核心らしい。夫婦沢に入り、荒れた右岸の踏み跡を拾
いながら進んでいく。水量の多さと濁りを気にしながら登る。そのうち、右
岸の登山道は削り取られ、樹木も薙ぎ倒されている。仕方なく、沢中を進ん
だり、土砂を乗り越えたり、高巻いたり進めるところを見つけて進む。まだ
崩れたばかりのようであった。この先、どこまで進めるか不安になったが、
もう少しもう少しと言う思いで、沢筋の高度を上げようやくなだらかな地形
に出てホッとすと、夫婦岩が少しずつ見え隠れするようになり、後一登りで
笹原とだけカンバの明るい尾根に出た。ここでやっと第二関門突破かな?夫
婦岩が迫力満点に迫っている。気持ちの良い休憩をしている時、おおーい、
おおーいと男性の叫び声が聞こえてきた。その叫び声は暫く続いていたが、
気にしながら先へ進む。ホッとするのもつかの間!今度は、背丈ほどの笹漕
ぎの始まり、おまけに地形が複雑なので、テープを見逃さず、尾根を外さな
いよう確かめながら前進する。時々笹も薄くなり、景色も見えるようになる
と一息つける。振り返ると、歩いてきた稜線が緩やかに蛇行しピークを幾つ
も超えてきている。夫婦岩をぐるりと回り込み進路を南に取る。登山道がは
っきりしてやっと、待望の芦別岳が、遥か彼方にに姿を現す。あまりにも遠
くガックリしたが、やはり嬉しい!ハイマツの尾根をアップダウンしながら、
どんどん進む。見え隠れしながらも芦別岳がどんどん大きくなると、益々元
気になれる。目の前にキレット、その奥に天を突く鋭鋒!羽を広げ、その懐
に深く刻まれた本谷!この美しい芦別岳の姿に見とれ微動だできない!キレ
ットを越え山頂近くなると、ガスに覆われ踏み跡もわかりにくくなったが、
磁石を頼りに高みを目指し山頂に立つ。展望は得られなかったが、達成感に
満ち溢れ大休止!と言っても、十五分で新道へと下る。下り始めて間もなく
ガスも晴れ、登山道が笹原に刻み込まれ帰路は安泰!しかし、今度は、熊が
気がかりになる。登山道にやたら糞がある。それに、土を掘り起こし、植物
の根でも食べているかのよう。たまに、草が押しつぶされ座り込んだような
生活ぶりが見えるようで恐怖を感じる。途中、熊の沼があり熊の親子がいた
ら絵になりそうな所を走り抜ける。フィナーレは、樹林帯を淡々と下り新道
登山口に出た。宿の人の話では、男性二人のパーティーが、道迷いして大変
だったと言ってシャワーを浴びて帰っていったとの事。休憩の時、聞いた叫
び声はその時だっのか?女独りの私を心配してくれていた。旧道は、道迷い
が多いらしい。
登り6時間半、下り3時間弱と旧道から新道を一巡したが、距離と起伏が
多い旧道を登らないと、途中で見た芦別岳の鷲が羽を広げたような美しい姿
は見られない。想い焦がれていた芦別岳は素晴らしかった。
9/10(晴)レンタカーで、サロマ湖周辺の厚岸草(サンゴソウ)を見に行
く。キムアネップ岬、鶴沼原生花園何れも少し色付いた程度で、少し早かっ
た。
9/11 旭川から列車で帰路
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富良野をサイクリングした時の芦別岳が気がかりで、9月に入ったら芦別
岳登山と厚岸草を見に行こうとスタンバイしていた。日本国の各地に大雨を
降らせた台風で一週間も予定が延び、北海道も例外ではなく、車窓から見る
川は、濁る水が川幅いっぱいに広がり不安になったが、山に登れたので報告
します。

【山域】北海道
【ルート】渡島駒ケ岳&芦別岳
【登山方法】ハイキング
【期間】9/7~9/11
【メンバー】単独
【行程】9/7茂原駅5:05-大沼駅14:21-駅周辺散策-宿泊
9/8宿7:00-タクシーで赤川登山口7:20-円山山頂9:18-剣が峰9:45/10:05
-銚子口分岐10:48-銚子口登山口12:00-タクシーで大沼公園駅12:49
-山部駅19:23-タクシーで山部自然公園テント泊
9/9旧道登山口6:30-夫婦沢出合7:54-北尾根11:00-芦別岳山頂
12:58/13:10-半面山14:16-新道登山口15:58-ふれあいの家泊
9/10ふれあいの家6:45-山部駅から旭川駅へ列車で移動-レンタカーで
サロマ湖周辺をドライブし厚岸草を見る。
9/11旭川駅9:00-列車で帰茂
【内容】
9/7大沼公園駅下車、観光案内所で資料収集し、明日の行動チェックをす
る。テント場まで6キロもあり、明日、昼過ぎの列車に乗るには、駅周辺
の宿が得策でテントは諦め、駅に近い宿に泊まる。
9/8(晴)山頂は北西の強風
登山ゲートまでタクシーではいる。9時になれば、この先の六合目までタ
クシーで登れるが、今日はここから歩いて登る。昨日の雨で、舗装道路は濡
れているが、快晴の雑木林の道は清々しい。六合目の広い駐車場を過ぎる頃
から、剣が峰が姿を現してくる。火山灰に根付いたカラマツの若木の点在す
る斜面を登ると、あっけなく馬の背に立つ。噴煙は見かけないものの人気の
ない火山の山は、気持ちの良い景色ではない。円山から、幾筋もの亀裂をよ
けながら、剣が峰に向かう。岩峰の途中まで登ったが、西風が強く、岩も脆
いので引き返す。眼下に円山から、墨田盛の火山灰の稜線と砂原山を背に不
気味な火口群や亀裂が走る景色を眺めながら下る。馬の背にくると、登山客
が続々登ってきた。銚子口分岐から樹林帯を下った。二箇所の登山口ゲート
があり、厳重に登山客のチェックをしている。活火山のため、登山規制があ
り、9時から15時の間だけ登山が許されている。
大沼側から見る渡島駒ガ岳は、なだらかな裾野を広げ剣先が空を指し美し
い山容をしていた。
9/9(晴、曇り、霧雨)
テントを撤収し、今晩泊まるふれあいの家の前に荷物を預け、旧道登山口
の登山者ノートに記入して入山。ユフレ川左岸の道は、時々沢に下りたり、
高巻きを数回繰り返し進む。突如道が消えたら、辺りを見回すとテープが導
いてくれる。瀬音が一段と大きく響き谷が複雑になる。右から落ち込む滝下
を渡渉し、急斜面を一登りでユーフレ小屋分岐に着く。第一関門通過!資料
によるとここからが、核心らしい。夫婦沢に入り、荒れた右岸の踏み跡を拾
いながら進んでいく。水量の多さと濁りを気にしながら登る。そのうち、右
岸の登山道は削り取られ、樹木も薙ぎ倒されている。仕方なく、沢中を進ん
だり、土砂を乗り越えたり、高巻いたり進めるところを見つけて進む。まだ
崩れたばかりのようであった。この先、どこまで進めるか不安になったが、
もう少しもう少しと言う思いで、沢筋の高度を上げようやくなだらかな地形
に出てホッとすと、夫婦岩が少しずつ見え隠れするようになり、後一登りで
笹原とだけカンバの明るい尾根に出た。ここでやっと第二関門突破かな?夫
婦岩が迫力満点に迫っている。気持ちの良い休憩をしている時、おおーい、
おおーいと男性の叫び声が聞こえてきた。その叫び声は暫く続いていたが、
気にしながら先へ進む。ホッとするのもつかの間!今度は、背丈ほどの笹漕
ぎの始まり、おまけに地形が複雑なので、テープを見逃さず、尾根を外さな
いよう確かめながら前進する。時々笹も薄くなり、景色も見えるようになる
と一息つける。振り返ると、歩いてきた稜線が緩やかに蛇行しピークを幾つ
も超えてきている。夫婦岩をぐるりと回り込み進路を南に取る。登山道がは
っきりしてやっと、待望の芦別岳が、遥か彼方にに姿を現す。あまりにも遠
くガックリしたが、やはり嬉しい!ハイマツの尾根をアップダウンしながら、
どんどん進む。見え隠れしながらも芦別岳がどんどん大きくなると、益々元
気になれる。目の前にキレット、その奥に天を突く鋭鋒!羽を広げ、その懐
に深く刻まれた本谷!この美しい芦別岳の姿に見とれ微動だできない!キレ
ットを越え山頂近くなると、ガスに覆われ踏み跡もわかりにくくなったが、
磁石を頼りに高みを目指し山頂に立つ。展望は得られなかったが、達成感に
満ち溢れ大休止!と言っても、十五分で新道へと下る。下り始めて間もなく
ガスも晴れ、登山道が笹原に刻み込まれ帰路は安泰!しかし、今度は、熊が
気がかりになる。登山道にやたら糞がある。それに、土を掘り起こし、植物
の根でも食べているかのよう。たまに、草が押しつぶされ座り込んだような
生活ぶりが見えるようで恐怖を感じる。途中、熊の沼があり熊の親子がいた
ら絵になりそうな所を走り抜ける。フィナーレは、樹林帯を淡々と下り新道
登山口に出た。宿の人の話では、男性二人のパーティーが、道迷いして大変
だったと言ってシャワーを浴びて帰っていったとの事。休憩の時、聞いた叫
び声はその時だっのか?女独りの私を心配してくれていた。旧道は、道迷い
が多いらしい。
登り6時間半、下り3時間弱と旧道から新道を一巡したが、距離と起伏が
多い旧道を登らないと、途中で見た芦別岳の鷲が羽を広げたような美しい姿
は見られない。想い焦がれていた芦別岳は素晴らしかった。
9/10(晴)レンタカーで、サロマ湖周辺の厚岸草(サンゴソウ)を見に行
く。キムアネップ岬、鶴沼原生花園何れも少し色付いた程度で、少し早かっ
た。
9/11 旭川から列車で帰路
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