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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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槍ヶ岳~北穂高~涸沢岳◆写真 

2011.8月10日~ 槍~穂高(大キレット)縦走(4泊5日)山行報告

昨年ソロで涸沢から北穂高に登った際、槍方面のすごく切れ落ちた尾根から続々と人が上がって来て、テラスで休憩する姿を見た。みんな一仕事やり終えた高揚感と満足感を持った顔であり会話であり印象に残った。これが<大キレット越え>か。国内一般登山道でも屈指の岩稜系<難>縦走路ということを後から知った。いつかは自分もこのルートを歩いてみたい、、、素晴らしい展望を見ながら強く思ったのが昨年8月である。それから1年。その大キレットを今年はやってみたいと思い、気仙沼ボランティアで一緒になった八角さんと挑戦する事にした。事前に富士山や火打、妙高などで高度順応や体力作りをして、8月10日、上高地入りした。


18こっからが本番でっせ!

【山域】 北アルプス 槍 穂高
【ルート】上高地―横尾(泊)―槍ヶ岳(泊)-南岳―大キレット―北穂高(泊)―涸沢岳―奥穂(山荘)-涸沢―横尾(泊)―上高地 
【登山方法】 (すべて)小屋泊縦走
【行動日】2011 8/10水~14日
【メンバー】CL八角、 村尾:記録
【行程】
(発表記がない場合は着時間、普通休憩+大休憩も総合時間に含む)
8/10 千葉-我IC-首都高ー中央道―松本IC-沢渡P 車 約5時間
シャトルバスー上高地(11:35発)-明神―徳沢―横尾(3:15)  <3’40> (泊)
8/11 横尾(4:30発)―一の俣(5:25)槍沢ロッジ(6:05)-水俣分岐(7:30)槍ヶ岳山荘(11:25)
 穂先ピストン(90分)            <7’30>
8/12 槍ヶ岳山荘(5:05発)―中岳(6:25)-南岳(8:00)―長谷川ピーク(10:10)-展望台(11:40)-北穂高(小屋)(12:30)         <7’30>
8/13 北穂高小屋(5:30発)-最低コル(7:40)―涸沢岳―奥穂高山荘(9:55)(朝昼食)11:05発―涸沢(13:10)―横尾山荘(17:20)      <9’50>
8/14(日)横尾山荘(5:40発)―徳沢―明神―上高地(9:50着) <4’10>

【報告】 横尾までは割愛
8. 11
大キレットへの挑戦するに、槍沢ルートで槍ヶ岳山荘までひたすら登る。槍沢ロッジ以降傾斜が次第にきつくなり、特に霧(ガス)で槍の穂先が最後まで見えず、風も強く疲労感がたまった登りとなった。山荘付近では、さらに風がつよく、穂先どころか20m先もよく見えない。チェックインの後も、穂先の視界はなく、ピストンもできない状態で、談話室で高校野球を見ていた。15時過ぎに少し視界が改善してきたこともあり、明日以降の岩稜練習にもなるという意味で槍の穂先(3180m)へ(空身で)アタック。霧と風で登りやすい状況ではなかったが、人が少なくマイペースで登れた。頂上で八角さんとハイタッチ。頂上でゆっくりしながら、明日(の挑戦)への英気を養った。

8.12
前日のような天気(強風、視界、小雨模様)となれば、初級者の私にとって大キレットは危険と思い、南岳から槍沢にエスケープする事も考えていたが、天気は晴。風は強いが決行だ。昨日、穂先へ登れなかった大勢の人が4時過ぎからHランプで壁に張り付き、4:30には、穂先登りが大渋滞になった。我々は昨日登っておいて正解である。水、食料を確認し、南岳へ。<天気晴朗なれど、風強し>:わくわくする出発である。大喰岳(3101m)から振り返る槍は、手前のテント場と槍の穂先の色と構図のバランスが絶妙で、何枚も写真を撮った。そして風は強いがゴキゲンな稜線歩きで進み、歩くほどに大キレットの向こうに長谷川ピーク(2841m)やその後ろの北穂(3110m)が見えてくる。とてつもない岩場だらけの急斜面で、これからa!
??んなふうに登っていくのか検討もつかない。獅子鼻岩を超えて鎖、ハシゴの連続を過ぎて最低鞍部に下る。今度は、あの滝谷を右手に見ながら長谷川ピークまで登る。さらに鎖とハシゴや鉄のボルト、ステップの連続で登り降りし、細かい石を落さないよう注意しながら滝谷展望台までのぼり一休み。急登であるが、北穂小屋は、頭上にもう見えている。テラスに着いたときは、緊張が解けての満足感がこみ上げ八角さんとしっかり握手。お祝いのビールと小屋のランチ(カルビ丼)を楽しんだ。やはり、午後からはまたガスが出てきて、槍や南岳はもう見えない。山では、雷やにわか雨を考慮し、午前中の活動が重要なわけである。風は強かったが晴天で、絶好のタイミングでの<大キレット超え>であった。山の神に感謝。

8.13
朝になると、雲は多いが天気上々。二人とも蓄積疲労で体はつらいが体調はOK。涸沢岳―奥穂経由で涸沢―横尾とつなぐ元計画を実行する事にした。北穂のテント場や前穂や涸沢の鞍部を写真撮りしながら歩を進め、北穂南峰から厳しい岩稜コースへ。滝谷ドームを巻き、狭い足場の奥壁バンドへとゆっくり入っていった。滝谷側は、日があたらず岩が少し濡れており滑りやすく神経を使う。風も冷たくヤッケが必要だった。反対に涸沢側は、日が強く照らしTシャツでも熱くなってきた。涸沢のコル(最低鞍部)から涸沢岳までは、またまた大きな登りであり、鎖、ハシゴ、ステップなどのオンパレード。技術的にも体力的にも我々には、かなりハードであり、とても北穂までの大キレットの<おまけ部分>ではない。一部は大??!
?レットより難儀する箇所がある。涸沢岳(3110m)に着くと奥穂の山荘が見えほっとする。本日もかなり良い天候、環境の中で危険区間をクリアできたのは、大変うれしい。感謝、感謝。奥穂山荘で大休止(お湯を沸かしてカップヌードルでブランチ)。天気はまた変化しガスで奥穂高岳方面(最初の壁の上部分)が見えない。今日は横尾まで降りる事を考慮し、展望のなさそうな奥穂ピークはパス。さすがに8.13の土曜日ということもあり、山荘は混雑。ザイテングラードを涸沢へ下る。涸沢も混雑していたが、涸沢ヒュッテテラスで冷たいペット飲料で乾杯。ここまでで、今回の山の危険な部分はクリアーしたが、横尾までの下りも気を抜かずゆっくり下山しよう。疲労でペースを落としての歩行中、横尾まで1km付近(の山道a!
??い)で大きな熊発見。多少距離を取るため後!
ずさりした上で、大きな声で<あっち行けー>と怒鳴った。最悪一戦を交えるためにストックをしっかり握り、石を笹藪に投げつけた。熊の怖さを知らない私の愚行であった。幸い敵も退散したらしく、なんとかその山道部分を急いで通過し、夕暮れ前に横尾到着となった。ここの山荘は、お風呂に入れるのがうれしい。ベッドもシーツも施設も食事も当たり前だが涸沢よりずっと快適。八角さんとビールを飲みながら今回の縦走の(達成感に浸りながら)余韻を楽しんだ。

8.14
本日は、お盆の混雑を想定し、早めのスタート。沢渡で<梓湖畔の湯>(バス停すぐ近く、サービスと笑顔が良いお薦め立ち寄り湯です)で汗を流し12:00には家路についた。早めスタートが効いたか午後6時過ぎに自宅に到着した。ちなみに横尾山荘も個人的にはおすすめです。

<自分自身への教訓と課題>  (次なる目標は、ジャンダルム)
① 怖さにビビッてはいけない。高度感、両手、両足での3点確保は慣らしておこう。
② 特に危険な場所は、WEB等でその場所や特徴をよく把握しておくと気持ちが続く。
③ 十分な体力や集中力を事前に養い、体調は万全で臨もう。
④ 天候やコンデションの変化は激しい。早出、早着がベター。衣類、ストック等こまめに調整。
⑤ 可能であれば、日程(時間)とエスケープルート(変更準備)等柔軟に!
⑥ 荷物は軽くコンパクトに、が基本。(水、塩分、行動食補給も大切)    KM


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八幡平・大深沢 

八幡平・大深沢の支流、仮戸沢下降、ナイアガラの滝、東ノ又沢溯行の報告をします。

【日時】  前夜11日発、8月12日(金)~14日(日)
【参加者】 CL辻本、橋本、村野、石橋、杉山(喜)、石井、(会員外)明官、加藤(記録)

【ルート】

①8/12(曇り、霧、風強し) 八幡平樹海ライン標高1147m(赤川の橋)入渓8:15~
大深山荘10:00~嶮岨森10:50~鞍部から仮戸沢下降11:10~大深沢出合手前992m
テント場14:20(泊)~ナイアガラの滝往復

松尾八幡平IC付近にコンビニはなく、国道182号線に食料を求めて走った。その後、松川温
泉方面へ向かい、途中のチェーン着脱場の広い駐車場で仮眠(トイレ有)。松川温泉を経て、
樹海ラインの標高1147m赤川に架かる橋の横に駐車スペースがあり、早々に入渓する。
この赤川は大深山荘建設時の作業道のようで、標高差250mほど。その名の通り朱色の岩
盤が続く。大深沢へのアプローチとしては最短である。一ヶ所だけ泥岩のゴルジュがあり、
ロープが数本束ねてある。大深山荘へは沢の分岐を左へ左へ辿って行けばいいのだが、
ニッコウキスゲが咲く最後の分岐で右に入り込み、藪漕ぎの洗礼を受け、登山道近くの池に
出てしまった。池の周りには道が無く、背丈を越える薮漕ぎ後、やっと大深山荘に到着。
山荘の中を偵察した後、登山道を歩き、嶮岨森山頂を越え、1360m地点の鞍部から仮戸
沢源頭を目指して笹藪の海に突入する。時折、赤テープもあり20分程度で水流が現れる。
あとはどんどん下るのみ。両側の笹が覆い被さり歩きにくいがゴーロ状になると
沢らしくなる。
大岩を伝って下って行くが、ロープを出す程の傾斜はない。大深沢の手前992mを
テント場に決めた。設営後いよいよナイアガラの滝の探索である。

大深沢の上流の3つの支流(北ノ又沢、東ノ又沢、仮戸沢)が出合う三俣付近は
幅広いナメが数百メートル続いており、さらにナメの下部には落差20mのナイアガラの
滝が大量の水を落としている。北ノ又出合付近にテントを張っていた東京の「ブナの会」
の人から聞くところによると、滝壺付近に岩魚が多くいるとのこと。
滝上で支点を2ヶ所取り1本懸垂で、まず男性4人が下降して釣りを始めた。上から
覗いていると早くも岩魚を釣り上げているのが見えた。大深沢上流で有名なのが、
このナイアガラの滝で、30分位で岩魚10匹を釣り上げた。滝の真ん中にFixした
ザイルをプルージックで登り返し、テント場に戻り、焚火を熾し、岩魚3匹を刺身に、
7匹は塩焼きで頂いた。もちろん岩魚の骨酒も味わった。

②8/13(曇りときどき晴れ) テント場7:40~東ノ又溯行~登山道12:50~お花畑往復
~大深岳山荘15:40

昨日と違って青空も見える。朝はゆっくりと起床し、ご飯を炊く。東ノ又を地図で確認し、
遡行開始。
東ノ又沢は川床がピンク色?で一部が削られグレーになったナメ床が続いていた。
1140m付近になると少しゴルジュとなり、大きな釜を持つ滝は、右岸の笹を掴んで
きわどく巻く。ここ以外、微妙なところは無く、東ノ又ではロープを出す所はなかった。
1300m付近から段々と薮のようになるが、水は枯れていない。橋本さんのGPSでは
1300m。高度計の4人は1220mと80mの差が出る。詰め上げる稜線は1400m。
どちらが正しいかと思っていたら、突然藪が切れて登山道に出た。やはりGPSには
敵わない。登山道にザックを置き、お花畑まで往復する。お花畑は広大な草原に
池塘が点在し、濃い紫のオオバギボウシやイワイチョウが群生していた。
お花畑を満喫後、大深山荘へ急ぐ。先発隊2名を先にやり、山荘の2階スペースを
確保する。山荘近くの水場には、パイプから冷水がどんどん出ていた。テラスで
宴会をしていると登山者が次々と到着。さらにアメリカ人とドイツ人のグループも
到着した。お盆の時期で混雑するかと心配していたが、程良い15~16人くらいが
山荘を利用した。

③8/14(稜線霧、下界は晴れ) 大深山荘6:20~赤川の駐車スペース7:40
起床すると濃い霧に包まれていた。朝はラーメンの簡単食事。
三度目の沢支度をして、大深山荘近くの小さな橋から沢床に降りると、藪漕ぎなしで
赤川源流に通じる。下降は1時間半ほどで、駐車スペースに到着。2日半の沢を
楽しんだ満足感と無事を喜び、みんなで握手。沢支度を開放し、この後の打ち合わせ。
鳩首会談後、いよいよ温泉探索である。予定していた松川温泉は時間が早過ぎ
入浴できないのではと思い、樹海ラインを八幡平の方向に進み、藤七温泉(¥600)
の内湯と露天風呂で汗を流した。温泉の建物の山側には広い露天風呂(混浴)も
あるようだが今回は入らなかった。
アスピーテラインを下り、松尾鉱山跡の廃墟を見学。
昼食は盛岡冷麺を求め、超人気の焼肉店「ぴょんぴょん舎」を探す。冷麺と焼き肉を
賞味した後、東北自動車道で帰葉したが、23時前には千葉に戻ることができた。

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