fc2ブログ

ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

12«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»02

芳ヶ平山スキー(後半組)◆写真 

住田です、こんばんは。

恒例の芳ヶ平山スキーは、1月28~29日の前半組と、29~30日の後半組に
分かれて実施されました。
遅くなりましたが後半組の報告です。


06 芳ヶ平ヒュッテにて、前半組と

【山域】草津芳ヶ平
【日程と天気】2011年1月29日(土):晴れのち曇り 30日(日):雪のち曇り
【メンバー】CL渡辺・沢田・柘植・石橋・鶴田・村尾・住田(記)
【行程】千葉発3時半頃―草津天狗国際スキー場―白根山―芳ヶ平―池ノ糖
―芳ヶ平ヒュッテ(泊)-池ノ糖手前-芳ヶ平-大平-草津天狗国際スキー場


【29日】
・草津天狗国際スキー場からゴンドラを乗り継ぎ、初参加の2名とともに
湯釜までシール登攀。エメラルドグリーンの湯釜と四阿山をバックに記念撮影。

・シールを外して白根山の巻きトラバースの手間から、視界に入った芳ヶ平
ヒュッテまで昨年とは別ルートをとる。 樹木が多少密な箇所で、初参加の
会長がメガネトラブル。ヒュッテの二匹のワンちゃんが例年以上に遠くから
吠えている。直前の沢筋と小雪庇を乗り越えヒュッテに到着。オーナーから
遭難ルートと言われ、そのためワンちゃんが吠えていたとのことでした。

・前半組の急斜面滑降を眺めながら昼休み、しばらくして前半組と合流。
前半組は、今までにない激パウランに感激して、興奮状態であった。

・午後は池ノ糖までの往復。ふくらはぎ上あたりまでの深雪でターンが難しく、
転ぶと立ち上がるのに大変。両足荷重のアルペンでゆっくり下った。
・ヒュッテでは、お洒落で贅沢なひと時を過ごし、リフレッシュした。

【30日】
・前夜から約20cmの積雪、雪が舞い多少風のある中、池ノ糖を目指す。
前日のトレースは消え、なぜか正面の直登ルートをとる。

・雪が深く交代でラッセル。沢筋の急斜面トラバースでは、ラッセル時に
山側は腰までの高さの雪壁ができていた。天候もよくなく、登攀に時間を
要し、国道手前の地点でタイムアウト。

・そこから東尾根方面を滑走、激パウのため中斜面でも止まりそうになり、
途中から急斜面にルートをとる。

・芳ヶ平ヒュッテでブーツを脱ぐと、止め具が外れてしまい、オーナーに
ワッカを自作していただき、事なきを得ました(感謝!)。

・大平までオーナーご夫妻と一緒に滑降を楽しむ。雪が多少しまってきて、
適度なパウになり、やっと満足できるテレマークターンができた。

・渡渉地点は、渡辺CLがスコップで道を切り開いていただき、安全にクリア。
懸念のボブスレーコースも今年は積雪で易しくなり、また昨年の蟻の塔の
ごとくやせた尾根の橋を通らず、スキー場まで板を担がず、到着できた。


+写真集へのリンク+
スポンサーサイト



山スキー /  Trackback -- /  Comment --

△page top

芳ヶ平(前半組)山スキー◆写真 

菊池です。
例年恒例の芳ヶ平山スキーは1月28~29日の前半組と29~30日の後半組に分けれて実施しました。
前半組の報告をいたします。


04 素晴らしい激パウ滑走にご満悦

【山域】志賀横手山・草津芳ヶ平
【日程と天気】2011年1月28日(金):曇り時々雪のち晴れ、気温最高―11℃~29日(土):晴れのち曇り気温最高―12℃
【メンバー】CL菊池・長池・吉川・鈴木
【行程】28日海浜病院3:30頃ー横8:30横手山スキー場ーリフト2本乗継(横手山山頂へのリフトは強風で運休)-ピステンで整備されたゲレンデをシール登行ー渋峠ゲレンデ(ピステンで整備されていたクローズ)を滑走(視界不良)-シール歩行ー池ノ塔下東尾根トップー東尾根滑走ー芳ヶ平ー東尾根激ラッセルシール登行(いつもの2倍の時間を要した)ー急斜面を登り切った地点から東尾根滑走ー16:00芳ヶ平ヒュッテ(泊)
 29日ヒュッテ8:40ー東尾根ー池ノ塔ー東カール急斜面滑走ー芳ヶ平ヒュッテで休憩(後半組と合流)ー東尾根シール登行ー渋峠ー15:25リフト(最終は16:00))ー横田山山頂ーゲレンデを滑走ー16:15駐車場ー間山温泉(ぽんぽこの湯で入浴と夕飯)-帰葉


・今冬はラニーニャの影響か、年末のクリスマス寒波から1か月以上も続く冬将軍、今までになく厳しい入山条件となり緩斜面では下りラッセル、シール登行は今までに経験したことないような激深猛烈ラッセルに難儀した。最近購入した、本格的ファットは激ラッセル・激パウ・オバーフェイスショット急斜面滑走では十分威力を発揮してくれた。10年間通い詰めた芳ヶ平、今回は今までにない、一生忘れることのないような感動のツアーとなった。

・1日目の山行報告(鈴木記)
1月28(金)天候 うす曇り時々晴れ

駐車場で着替え、準備をする、2本リフトに乗る、3本目のリフト強風のため動かず、
シールをつけ横手山山頂までシール登行、山頂よりシールを外し渋峠までゲレンデコースを行く。
この時一時 視界利かず、斜面見えず、平衡感覚を失う、(酒に酔ったような状態)
渋峠から芳が平ら下降地点までシール登行、下降地点は茶色の鉄柱、尾根筋か
平らな地点まで、深雪を滑りまくる、時間があるので、翌日の登りルート確保ため
ラッセルを途中の地点までやり最初に下降したコースより右よりのコースを行く。
まず最初にリーダーが滑り、その後我々が滑り、リーダーが止まった地点まで滑る
この繰り返し。遅れるメンバーもなく、ラッセルの力量もそろっていたのでは。
4人怪我もなく無事芳が平らヒュッテに到着。
反省教訓
この時期は厳冬期なので、
ゲレンデと言えども素手での着替え等はご法度

・2日目の山行報告(吉川記)
1/29 晴、気温ー14度、無風
 ヒュッテ8:40-池の塔10:40/11:00-ヒュッテ12:20/13:10-横手山
15:30/5:45-横手山スキー場駐車場14:20

 芳ヶ平の雪原に朝日が昇り、寝不足も解消して言うまでも無くテンション
は上昇!菊池さんお誕生日おめでとう・・・で、朝食とはやる気持を抑えて
コーヒーをいただきヒュッテを出発する。昨日の風ですっかり消えてしまっ
た雪原に新たなトレースを刻み、今日滑降するカールを望む。ふわっとした
素晴らしい斜面が待っている。東尾根のトレースも所々消されていたが昨日
のラッセルより楽であった。昨日のラッセルでは、菊池さんのファットスキ
ー板が大活躍でお疲れになったでしょう。高度を上げるごとに景色は変化し、
数年同じ時期に同じ景色を眺めているが、雪質が違うように、何時も違った
感動を与えてくれる、自然って素晴らしいです。最後の急斜面のラッセルか
ら池の塔まで登り詰め、滑降開始!ゆったり滑り、いよいよ待望のカール!
ドロップポイントから、リーダーに続いて滑り込む。凄い浮遊感に感激する。
ホイッ、ホイッ、ホイッとリズムに合わせてほぼ直線状に滑降した。お仲間
は、パウダーを巻き上げ、大歓声!ディープパウダーの醍醐味に大満足そう
でした。昨年は、上級者のみが谷に消えて行き羨ましかったが、今年は雪の
状態からOKが出て涙が潤むほど感激した。カール滑降の余韻に浸りながらヒ
ュッテに向かう。後組みの皆さんにバトンタッチし、バードとフロールに見
送られ、再び、東尾根を登行して、渋峠を目指す。後続の滑りを拝見したか
ったが、残念ながら遠くから数名の滑降者に別れを告げ、横手山よりゲレン
デを滑り降りた。 帰路は、渋滞も無く帰れました。


+写真集へのリンク+
山スキー /  Trackback -- /  Comment --

△page top

御坂山塊・芦川北側稜線 

【山域】御坂山塊  【コース】芦川北側稜線  【形態】縦走
【日程】1月22(土)~23(日)  【天候】両日ともに晴れ
【参加者】 CL柘植、池田


芦川北側稜線の概念図

御坂山塊は三つ峠から黒岳~鬼ヶ岳~王岳への山稜が昭文社地図でも
紹介されており、有名だ。この山並み(芦川南側山稜と仮称)はさらに
三方分山~蛾ヶ岳~四尾連湖へと続いているが、芦川北側山稜は上記
山並みの芦川をはさんで反対側(北側)の長大な山稜だ。甲府盆地の南縁
をかざる山稜ですばらしい眺めが期待されるが、南側山稜と比べると標高
が低く、釈迦ヶ岳以外はあまり登られていないようで、その長大な山稜も
マニア向けのガイドに紹介されている程度。ただこういうところほど面白い
ので雪山・山スキーの合間に冬枯れの景色を求めて出かけてみた。
単独を覚悟していたが、池田さんが呼応してくれて、思った以上に厳しい
山稜を楽しく歩くことができた。

1/22(土) 檜峯神社入口9:00→11:40釈迦ヶ岳→15:30鳥坂峠(幕営)
バス停を降りて見上げる山稜は逆光ということもあるが黒々とした感じで、
雪はほとんどないようだ。まあ雪を求めてきたわけではないので、むしろ歓迎。
林道を歩いて檜峯神社手前から山道に入るとパラパラと雪が見えるが、
アイゼンなど全く不要で1時間少しで稜線着。ここに荷物を置いて軽装で
釈迦ヶ岳をピストン。すばらしい360度の大展望だが、今後は標高が下がる
一方で、樹林帯の歩行になるので、最後の展望かなどと池田さんと笑いあう。
ここから西へ縦走が始まるが、樹林も落葉しており、明るい雰囲気で楽しく
鳥坂峠まで歩けた。峠から少し下ると旧道のトンネル入口があるが、その上部
の平坦地で幕営。食料は男2人、アルファ米とレトルトだが、持参の酒・つまみで
楽しく宴会ができた。夜は意外と寒くなく、10時間熟睡。

1/23(日) 鳥坂峠6:15→芦川北側稜線縦走→16:00甲斐上野駅
20kmにもおよぶ長大な稜線、幕営具を背負ってやぶ尾根を暗くなるまでに歩き
通せるのか多少不安はあるが、まだ暗い中をヘッデンで出発する。鳥坂峠に
登り着くと眼下にダイアモンドのように輝く甲府盆地がひろがり、二人して歓声を
あげる。ここから滝戸山あたりまでは道も明瞭で、足取りも軽く快調に歩く。
滝戸山を過ぎると道は次第に不明瞭になり神経を使う。尾根が広いところが多く
一部二重山稜のようになっていたり窪地があったりと十分な注意が必要だ。
大量の落ち葉に埋もれて道はほとんど不明瞭。柘植は前方でGPSで細かい
進路確認、池田さんは後ろで地図による大局的な判断と分業する。この役割分担
は最後まで続いたが、お互いの短所を補いあってなかなかよかったと思う。
この不思議な地形の山稜も大峠あたりでようやく終わる。山稜が細くなると踏み跡
も収束して明瞭になってくるからだ。神経衰弱のような歩行から開放されると本当に
ホッとする。ようやく景色を楽しむ余裕がでてくるが、もう陽も傾いてきているので
余韻を楽しみながらも山稜末端を一気に下り、無事甲斐上野駅に到着できた。
誰かが芦川北側尾根を「侮れない里山」と書いていたが、正にそのとおり。
でも地図読みとやぶ山が好きな人には自信をもってお奨めできるコースです。
無雪期一般道 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

三石山~元清澄山 

辻本です。三石山~元清澄山ハイクの報告をします。

1140 元清澄山山頂

【山 域】房総の山「三石山~元清澄山」冬季トレーニング山行
【日程・天候・メンバー】1月23日/晴れ/辻本・橋本・五十嵐
【行 程】片倉ダム記念館駐車場~三石山~元清澄山~黒塚番所跡~鍋石


16日に行った房総の沢で、読図を間違った悔しさから、橋本さんのGPSを頼りに
いつもの二人の山迷いを楽しもうと、足慣らしと房総の微妙な尾根拾いを計画
したが、まだ山慣れしていない五十嵐さんの参加で、尾根拾いは止め、ハイクに
特化した。

千葉を6時前に出発。コンビニ休憩を取りながら、8時前に片倉ダム記念館に
到着。早々に三石山への道を辿った。林道歩き1時間弱で三石山に着いたが、
地形図の寺院マークと林道が重なっていたおかげで、登山道の取り付きが判
らない。いつものように15分ほど迷いを楽しみ、苦笑いで登山道を行く。
東大演習林・折木沢上左岸登山道は要所に案内板があり、アップダウンも少なく
ほぼ水平道。右手には開発中止になったゴルフ場跡が無残な姿を晒している。
清澄寺への道を合わせると、元清澄山の山頂は直ぐ。三石山から2時間近く経
過していた。山頂はベンチと元清澄山の謂れを記した看板があるだけ。
山頂を過ぎ、風を避けた場所で、冬の定番鍋焼きうどんで昼食。小エビのかき揚、
深谷ネギ、きざみ油揚げ、生卵などお手製豪華鍋焼きうどんでひと時を楽しんだ。
午後も快調に登山道を歩くが、黒塚番所跡で「鍋石方面へは通行禁止」のロープ
が張られてあり、それを遵守し金山ダム方行へ入ってしまった。GPSで間違いに
気付き、黒塚番所跡まで戻り、ロープを潜って鍋石方面を進む。この通行禁止は
個人の土地を通さないための措置らしい。道は細く、時にはFixロープも張ってあ
る。時々、五十嵐さんに山の歩き方を講習しながら進む。
当初計画していたco271から片倉ダムへ向かう読図歩きは、初心者連れでは無理と
諦め、登山道を忠実に辿り、鍋石集落に4時前に下り立った。国道をダム記念館
まで2kmほど歩き、日帰り温泉「嵯峨和」で汗を流して本日の山行を終了。


+写真集へのリンク+
無雪期一般道 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

宝台樹・名倉沢山スキー◆写真 

菊池です。
数年来温めていた、宝台樹・名倉沢山スキーを実現できたので報告いたします。


19 激パウ頂きご満悦

【山域】武尊山・名倉沢
【日程と天気】2011年1月22日 曇り時々雪 気温 宝台樹スキー場で最高―4℃ 風
弱し
【メンバー】CL菊池・長池・吉川・朝岡・鈴木・石松(船山)
【行程】4:00鬼高P-篠崎IC-一般道ー三郷南IC-赤城高原SA(休憩25分)
-8:00宝台樹スキー場ー9:00第9クワッドトップ(1400m)9:30-宝台樹尾根ー
1590m地点ー名倉沢源頭部へ向かい標高差50m滑走ー登り返しー1650地点ー源頭部ー
名倉沢滑走ー9標高950地点(上ノ原山の家)でスキー場に合流


・寒波降雪続きで上越は強烈な豪雪と予想、東谷山は南面の登りで雪崩れが懸念さ
れ、群馬北部・北西向き名倉沢のパウに狙いを定め、購入したばかりのブラックダイ
アモンドの本格的ファット:ドリフト・切り替え式の歩行モードを搭載したタルガ・
アセント(ビンディング)のデビューとした。

・8時過ぎに駐車場(1000円)に到着したが、第6ロマに最も近い第一駐車場に入れ
た。11回回数券(4000円)と1回券1枚を購入、8時半過ぎに第6ロマに乗り込んだ。第
9クワッドまでのゲレンデではセンター幅100mの柔らかいドリフトはセンターを支点
に回りすぎるくらい回転する。急斜面の硬いバーンでは滑りにくそう。これぞ深雪仕
様であろう。スキー場トップにあがる第9クワッドは9時運転開始、しばしレストラン
で休憩。今日は焦らず行こう!!

・1400mのスキー場トップからシール登行開始、群馬北部でも新雪は深い。低温続き
で、それほど重くない深雪とはいえ、膝ラッセルはきつい。しかしドリフトはこの激
ラッセルもものともせず、いわゆる早川氏のガシガシ稼げるのであった。緩い林間の
気持ちの良い林間が徐々に狭い尾根上の深雪でうねった細かいアップダウンを繰り返
しながら高度を上げていく。あまりにも深すぎる新雪に意外と苦労する。素晴らしい
ブナ林に癒さればがら、エントリーポイントに近づくと30度を超える狭い急斜面、こ
の深雪・急斜でのキックターンにドリフトでもかなり手こずった。なんとかクリアし
て1590mの平地形に到着。武尊の山頂方面からの獅子ヶ鼻山への豪快な稜線が煙って
遠望できた。今日はここまでで登行終了、2時間半を要してしまった。一瞬の陽光に
笑顔の記念撮影、目の前には純白の美味しそうなノートラ斜面がおいでおいでと手招
きしている。テンションも一気ににアップ!!

・さあ激パウ滑走開始、最初は斜度が緩く、ユックリズムすぎるターン、標高差50m
位で狭い沢地形に到達、このまま沢を下っては欲求不満!! 前回の根子岳でも、あ
の極めて厳しい気象・深雪条件で初心者をなんとかツアー経験させた満足感は感じた
ものの、深雪滑走の快感は全く得られず、二週連続欲求不満で終わらせるわけにはい
かない。激深の新雪のなかでスキーを外し、「はい登り返すぞ、嫌な人はいます
か?」と問いかけると、一同、小生と意思統一できており気合が入った。上方の斜面
をみると1本目の左の方がやや急で樹間も適度に開いており、期待できそう。頑張っ
て1650m地点までシールアップした。ここからの2本目の斜面は斜度も少し増したせ
いか膝上激パウでも気持ち良くターンでき、恒例の激パウ雄叫びも飛び交った。動画
も撮影でき源頭部では満面の笑み、今回のツアーもこの2本目(標高差は100m
位)の浮遊感たっぷりの激パウ滑走で満足できるものとなった。

・名倉沢の滑走は右岸から徐々に沢底を滑走、緩斜面では深すぎて、下りラッセル気
味となったが、ドリフトだけは浮いてくれゆっくりターンを楽しめた。下部に1・2か
所小さな穴が開いており注意が必要であるが、沢滑走にはほとんど支障はなかった。

・このルートは朝岡さんが経験しておりなにかと助かったが、今回のような激深深雪
ではシールアップにかなり苦労し、滑走を楽しめる斜面はせいぜい標高差100mあま
りであり喜びが少なく初級者には難しいルートである。武尊山頂を目指し、須原尾根
(極めて緩斜面)ルートを滑走するには、2月下旬から3月中旬の条件の揃った日に、
健脚揃いでもかなり苦労するルートであろう。


+写真集へのリンク+
山スキー /  Trackback -- /  Comment --

△page top

根子岳山スキー◆写真 

菊池です。
例年、山スキー初心者のデビュー戦として1月の根子岳ツアーを実施するが、今回は厳しい積雪・気象状況に激辛初体験となった。

5 辛い初体験山スキーのハイライト

【山域】東信・根子岳
【日時】2011年1月16日、曇り一時雪 風頂上付近でやや強し、気温スタート地点―12℃ 積雪菅平110cm 新雪40~70cm
【メンバー】CL:菊池・石橋・鈴木・加藤・石井・井上・柘植・武井・足立
【行程】国府台病院4:10-菅平グリーンゴルフ場脇駐車スペース9:10-避難小屋ー12:30根子岳頂上ー登山道ルート滑走ー駐車場


・今冬はラニーニャ現象が影響してか、日本もクリスマス以後、寒波が次から次へと襲っており、上信越の山々は連日、かなりの降雪が続いていた。しかし東信地区の菅平は例年より少なめの積雪であり、ツアー前日の積雪は90cmと今ひとつ十分とは言えなかった。ところがツアー当日は前日からの強い冬型気象に横川からチェーン規制、上田ICを出ると既に新雪は20cm程度あり、いつもの駐車スペースへの道は辛うじて1車線分除雪が完了していたが、昨年同様、駐車スペースに余裕を持たせるためにわがティグアン4DWの活躍となった。

・足立・武井の山スキー初体験者を向かえ、スタート前の準備はいつもより慎重に、時間を要した。シールのつけ方、歩行の仕方などを講釈、予想以上の降雪量、、低温で軽いパウダーであるが60~70cmの新雪にややきついラッセルでスタートした。間もなく、ゴルフ場から根子岳上部が遠望できる素晴らしい雪景色に、一同テンション上昇、デジカメ撮影・そして恒例の動画撮影、雪も止んで、天気の回復が期待された。30~50m毎トップラッセルを交代した。登山道に出るころには、初心者・初級者も含め全員にラッセルを経験させ、ふかふかパウダーの感触を味わっていただいた。2回目の山スキー体験となる柘植氏はさすが!!ベテランに負けないなラッセル力、そして極め付けは、斜度が増してきて「どうも滑ってしまう」と感じたようだが、なんとシールを逆さまに装着していたのが。なんという脚力の持ち主!! 一同大笑い、その後はグイグイと楽にシール登行したのは言うまでもない。

・登山道ルートでは先行のトレースをたどりラッセルの辛さはなかったが、上部に行くほど視界不良・低温・風に悩まされ、初心者には辛い登行となった。なんとか頂上直下に辿りついたものの、最後の急登は深雪の影響もあり、足立さんは断念せざるを得なかった。

・深雪とはいえ、例年上部は風の影響で積雪も半分くらいでパウダー滑走が期待できるが、今回は上部でも風の影響がほとんどなかったようで、深雪すぎた。下りラッセル、この緩斜面と視界不良ではどうにもならないと判断し、登山道ルート戻ることとした。一瞬の晴れ間に素晴らしい樹氷を前に記念撮影できたのが、救いの神、ラッキーであった。かなり上部まで雪上車がコース整備しており、これが神様仏様であり、下りラッセルから間もなく解放されほっとした次第である。


以下に初心者・初級者の感想を掲載します。

・武井さん
菊池さんはじめ、皆様、大変お世話になり
本当にありがとうございました。

そして、長池さんに板をお借りできたので
こうして貴重な体験をさせて頂くことが出来ました。

私も柘植さんのように冬山の下山にスキーが出来たら
楽しいだろうと槍の時に思ったのと、
ゲレンデで新雪を何度か経験して
とても気持ちの良い滑りだった記憶が何度かあり
そういったことを目指しております。

ただフカフカの新雪に埋もれた経験もあり
そこから立ち上がるだけで体力をかなり消耗した事があるので
今回は絶対に転ばないように気を付けました。

ただでさえ体力不足で慣れないシール登行でかなり大変な山行でした。
最初のラッセル初経験もほんの少しの距離(30m?)でもしんどくて
予定の3時間登りに耐えられるかモティベーションを保つのに気をつかいました。
あとゴーグルが登り初期に汗で曇ってしまい、そのまま放っておいたら
今度は内側の結露が凍ってしまい拭くに拭けず困りました。
なんとか懐で溶かして下りには使えるようになりましたが良い経験でした。

イメージしていたよりシールがしっかり雪面を捉えてくれたので
その感覚をつかめたことが今回の一番の収穫かと思います。
(22年前、陸上自衛隊でスキー訓練に参加してその時はワックスのみでの
登行補助でしたが、張り切りすぎたため、コルクをかけすぎて、ほとんど
スキーが雪に着かなかったので一日中腕の力だけで登った経験があります。)
今となっては私には絶対に出来ないことを、、、会長は流石です。

頂上直下の林の中では蟹登りでも登れないほどの5mに悩まされ
遭難?の文字が頭をよぎりました。
あの悪条件の中、無事登頂出来た事も本当に良かったです。

当初の予定では一度途中まで降りて、また登り返して2本の
予定を私の要望(本当にしんどかったです)でそのまま降るように
ご変更して下さり、それも感謝です。年齢が一番若かったのに情けないです。

菊池さんが教えてくれた(避難小屋にて)ここからが大変だから
しっかり行動食を摂った方が良い、に従って食べておいて良かったです。
もしあそこで食べていなかったら途中でバテていたことでしょう。

他にも皆様からのきめ細かいご指導や教えにも感謝しております。

なるべく早く板とシールを用意したいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。

・足立さん
先日は山スキーで色々、ご指導頂きまして誠にありがとうございました。
下記の通り感想を書いてみました。宜しくお願い致します。長い為、適宜省略して頂いても結構です。

初めての山スキーは予想よりもかなりシビアーなものでした。
具体的には顔が痛くなるような極寒の気候中、ゴーグルも眼鏡もまったく役に立たずに結局裸眼で滑りました。
その為、雪面もトレースもあまり良く見えずに深い雪の中に突っ込み転倒することを繰り返してしまいました。
深雪中で転ぶとリカバーするのも大変であることを実感しました。
また、体重の増加とも相まって山を登るのも非常に苦労しまして、残念ながら私は山頂に行くのをギブアップしてしまいました。
これから山スキーの本番以外にも減量、体力を付ける事並びにゲレンデでの訓練等を通じ、少しでもレベルアップを図って行きたいと思います。

皆さん、今後とも宜しくご指導をお願い申し上げます。

・柘植さん
柘植です。菊池さんCLおつかれさまでした。結構な悪コンディションで
大半の初心者軍団も大変でしたが、CLの気苦労も察せられます。
参加者の思いはさまざまと思いますが、私は昔ながらのスキー登山の
ようなことをやりたいと思って山スキー道具を買ったので、今回の
ような形態=リフトを使わずに目標とする山に登り、帰りはスキーを
自分なりに楽しみながら、かつ短時間に下山する が望むものです。
根子岳は初心者向の容易な部類と思いますが、十分達成感がありました。
寒さとゴーグルが曇ってしまうのには閉口しましたが、いろいろなこと
  ・スタート準備や休憩中に行うべきことをもっとテキパキやる
  ・シールの上下を間違えずにスキーに貼る ← アホ
  ・行動中にビンディングの調整をテキパキやる
  ・ゴーグル対策
  ・etc
に習熟すればもっと楽しめる(習熟しないと楽しめない)ことを実感しました。
滑りをうまくなりたいのは当然ですが、それ以前にまず今シーズンは
こういったことをきちんとできるようになりたいと思います。
ということで今シーズンはこれから佳境に入るわけですが、引き続き
ご指導よろしくお願いいたします。

長文ですが、初心者・初級者の感想は貴重です。これからのレベルアップの参考になるので掲載しました。
近日中に写真と動画をHP「山スキーの部屋」に掲載予定、乞うご期待



+写真集へのリンク+
山スキー /  Trackback -- /  Comment --

△page top

沢山棒滝・増間七ツ滝◆写真 

辻本です。南房総市にある増間の七ツ滝の報告をします。

02増間七ツ滝・水垢離の滝

【山行場所】南房総市・平久里川「沢山棒滝・増間七ツ滝」
【日時】1月16日  【参加者】辻本 花島 上茂
【2万5千図】安房古川
【コース】増間村営駐車場~沢山不動滝~棒滝~co220尾根道~ 沢下降~
大峯集落~日枝神社~林道増間線~増間七ツ滝遡行~坊滝~大日山~
増間村営駐車場


千葉の沢は冬がベストシーズン。小奇麗なトイレがある村営駐車場に車を置き、
県道258号を少し歩く。地形図通りに小道を辿り、沢山不動堂下の東屋で支度を
する。左岸の枝沢を少し遡ると、褐色の棒滝5mが登場。右のルンゼ状のガレ
を登るが泥岩のホールドがボロッと剥がれる。念のために私にはザイルを出し
たのと、今年、最初のビレー練習。グサグサの滝を登ったのはいいが、滝の落
ち口の少し上は、子供の遊び場。気を取り直して暗い沢を行く。至る所で沢中
は倒木でいっぱい。倒木と戦い、ザレの斜面に逃げたりしながら、短い詰めを
上がり稜線に出た。稜線にはしっかりした登山道があり、てっきり大峯集落か
らの登山道と勘違いし、沢を増間ダム方向へ下降。下りた林道は先ほど通った
沢山不動への道。見覚えのあるお墓も登場。千葉の里山の難しさを痛感。
登山靴に履き替えるのも馬鹿らしく、林道増間線をガチャ類を鳴らして目的の
七ッ滝へ。1番目の水垢離の滝を見て少し下がり、左岸からの枝沢を遡行。
8時40分頃に駐車場を出発してから、3時間半を経過していた。昼食後はまた
も倒木との戦い。倒木帯を過ぎると後蔵引ノ滝、薬研ノ滝、乙女の滝と釜を持
った七ツ滝が現れる。とても水に入って取付く気などなく「夏だったら登るよ」
の声で終始する。夏には房総の沢など見向きもしないくせに。
やがて千葉県でも1,2を争う坊滝30mが立ち塞がり、ここで遡行終了。沢支
度を解き、観爆台から林道へ上がり、大日山の長い階段を一気に上がる。
大日山の眺望は素晴らしく、南には館山湾と洲崎半島越に伊豆大島が・・・。
富士山も雲間に見え、東京湾の工業地帯や近くでは富山、伊予ヶ岳などが眺め
られた。山頂には大日様を囲むように山桜が林立。春にはきっと優雅に咲き誇
り、登山者の目を楽しませてくれることだろう。 【記 : 辻本】


+写真集へのリンク+
沢登り /  Trackback -- /  Comment --

△page top

那須朝日岳 

渡辺浩之です。那須朝日岳の山行報告をします。

【日時】一月十五日
【目的地】那須朝日岳
【メンバー】CL三代川SL渡辺浩 横山 高梨 渡辺三 大塚 神山
【天候】曇り時々晴れのち雪
【コースタイム】大丸温泉ー峠の茶屋〈一時間〉
峠の茶屋ー峰の茶屋〈一時間〉峰の茶屋ー峠の茶屋〈一1時間半〉

【内容】

那須朝日岳は天候が良ければ比較的短時間で冬のアルパインムードを味わえる山である。
何時もはロープウエイ駅から少し登った峠の茶屋まで車で入れるのだが今回雪の影響で大丸温泉の駐車場から登る事に相成った。
道路を何回か跨ぎ高みを目指す。新雪は、さほど深くなく鈍り気味の体の足慣らしには、限りなく優しい。峰の茶屋までは比較的緩斜面が続くので左右のふらつきをカバーするためストックを使った。峠の茶屋を越え登山道を進むと道はアイスバーンと化す。リーダーの指示でアイゼンを装着する。当たり前の話だが歩行中にアイゼンが外れる愚行を避けるため、しっかりと装着する。天候によっては烈風が襲うこの山域も本日はさほどでもない。程なく峰の茶屋に到着。朝日岳の方向を眺めると頂上付近には雪煙が棚引いている。かなりの風が有りそうだが空は限りなく青く紺碧に近い。 先の急斜面は堅くクラストしており途中雪田をトラバースするルートもきっとアイスバーンと化しているだろう。雪山から離れた自分の領域では無いと判断し、リーダーにその旨を伝え了解して貰う。そして皆で下山する事に成りました。この雪の豊富な一番美味しい季節になんと勿体ない事であろう。下山は皆で楽しく撮影会をしながら快適に下った。昔、冬山の季節に成ると胸が躍ったあの頃に戻れるのは何時に成るのだろう
積雪期一般ルート /  Trackback -- /  Comment --

△page top

房総郡界尾根縦走 

加藤です。恒例となった房総郡界尾根縦走に他会の方と一緒に23名で参加しました。

期日:1/8~1/10 2泊3日 参加者:ちば山5名(菅井、広木(国)、広木(愛)、高梨、加藤(記録)
コース:1/8(土)浜金谷駅8:50―車力道―鋸山―林道―東登山口の反対側の踏跡―キレット―露岩―採石場―鉄塔―嵯峨山(北東の尾根を下る)―保田見から林道―山中温泉16:20(テント泊)


車力道では切り出した岩を運ぶ轍が残っている。イノシシが掘り返した穴のある林道脇から、テープを頼りに踏跡を辿り、特徴のある嵯峨山の山容を見て下る。入り組んだ尾根を辿ると左側が崖となり痩せ尾根、キレットを超えると露岩と採石場。ここは西部劇の舞台となるような景観である。ここから読図の正念場である。送電線を地形図で確認するが、小さな尾根をW字状に進むが現在地の特定が難しい。嵯峨山に近付くと満開のスイセンが出迎えてくれた。再び登山道を離れて尾根伝いに辿り、保田見集落上の峠を越え林道に出る。山中温泉の琥珀色の湯は千葉にもこのような温泉があったのかと感心する。

1/9(日)山中温泉8:40―「引越」まで林道―国道横断一軒屋から昔の街道(廃道)へ―木之根峠―花立峠―浅間碑―横尾林道出合―三郡山分岐―請雨山―安房高山分岐―柚の木林道―沢の手前から踏跡―女房落とし―鉄塔―香木原峠―鴨川有料道路脇―旧道16:30(テント泊)
-6℃路面凍結。一軒家前から昔の街道へ、とは言え廃道である。木之根峠、花立峠には行き倒れの旅人を村人が葬ったとされる碑が残存している。郷土史も予め知っていればもっと興味深い山行となっていたと思う。横尾林道から長い林道歩き。柚の木林道の小沢から踏跡へ、女房落としの断崖、荒れ果てた香木原峠の切り通しなど、読図力を試される。鴨川有料道路を俯瞰できると一安心。旧道トンネル前に幕営。

1/10(月)旧道裏の尾根に取り付く8:20―県民の森ハイキングルート(鍋石に通じる)分岐―黒塚番所跡から一般登山道―元清澄山―郷台林道―清澄寺駐車場13:30
常に南側に海を望むように尾根を辿ればよいのだが、ピークを巻くときに別の支尾根に入り込まないように注意する。鍋石への分岐点からは道標もあり明瞭となる。黒塚番所跡からは一般登山道を進み、寒風の元清澄山を経て、清澄寺駐車場に到着した。

感想:
① 読図が難しい。南北アルプス、奥多摩とは比較にならない。200m~300mとは言え、主尾根、支尾根が入り組み、全く似たような景観が拡がる。照葉樹林が生い茂り展望を遮り、テープもあったりなかったり、また目印となる山が少なく御殿山、愛宕山くらいか。現在地の特定が困難である。主催した「ふわく」の方の話によると下見で迷ってビバーグしたとのこと。今回も最後尾を歩いていたSLの姿が一瞬見えなくなり、皆で笛を吹いて叫んだ。彼女は靴紐を結び直す30秒位にすぐ前にいた集団が見えなくなり、双方で笛を鳴らしても入り組んだ尾根に阻まれ聞こえなかったとのこと。なかなか侮れないルートであった。
② サポート隊の支援に感謝。自分で計画するならば3日分の食糧と水、燃料、幕営用具を背負って、60kmを読図しながら尾根を拾って行くのは容易なことではない。道に迷うか、途中で諦めるか、今回はサブザック程度の荷物で軽快に踏破できた。幕営地での暖かい味噌汁にほっと一息つく。
無雪期一般道 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

神楽峰山スキー◆写真 

菊池です。
中級Bの2名を加えやや不安を抱きながらのスタートであったが、厳しいながらも大満足のウルトラC神楽深雪ツアーであった。


15華麗なる三姉妹

【山域】神楽峰
【日時】2011年1月9日 天気:曇りのち雪
【メンバー】CL菊池、沢田、長池、石橋、吉川、住田、神山、石松(船山)
【行程】国府台病院3:40-かぐら駐車場7:40-スキー場トップー中尾根東南斜面ーゴンドラ終点レストラン(休憩)-スキー場トップ―神楽峰稜線ー東尾根ー田代スキー場との連絡路ーかぐらスキー場(トラック参考)


00神楽トラック

・前日は寒波による多量の降雪後の晴れ間、9日はやや気温が上昇(苗場山頂で最高―6℃)、午前中の曇りから午後は冬型による降雪予想であり、ツアーにはやや不向きな天気予報であったため、できるだけ早いスタートを心掛けた。スタート時点より小雪が舞い、先が思いやられたが、視界はまあまあで天気の崩れも遅かった。
中尾根ドロップポイントまではトレースがしっかりしておりテンションも上々、足並みの揃ったメンバーのシール登行は順調であった。
・中尾根の南東急斜面上部はさすがに重いディープパウダー、ファットスキーの威力抜群、沢田さんの華麗な深雪ジャンプターンが際立った。住田さん・神山さんも滑り始めは手こずっていたが徐々に慣れて、林間に入ると雪質が良くなり、深雪滑走の面白みを実感し始めた。スキー場の積雪は230cmとなっていたが、ゴンドラ終点に向かう林間はブッシュが激しく(以前より、ブッシュの背丈が高くなったようだ)期待外れ、早めにゲレンデに出た。
・深雪初体験者を交えたウルトラCツアーもなんとか無難にこなし、レストランで満足のビール乾杯。午後は天気次第と思いきや、なんとかもっている状態で、2匹目のドジョウを狙って再びシール登行開始。神楽峰に向かう稜線から反射板の北東尾根に向かった。このころから徐々に天気は悪化、視界も徐々に不良となり、ややルートミス、反射板が見つからない。狙いを定めて滑り始めた斜面は期待通りの上質ディープパウダー、会心の浮遊感たっぷりのターンが決まった。左方向へトラバースしながら軌道修正、いつもの北東尾根の下部に出て一安心、最後の上質パウダーランを満喫し、沢を渡って田代スキー場への連絡路へ出た。雪がやや強くなってきたが、一同、満面に笑みを湛えながら、技術講習を行いながら、急斜面ゲレンデを下った。
・いつもの宿場の湯で疲れを癒し、激混み渋滞に巻き込まれ、帰宅したのは1時を過ぎていた。


+写真集へのリンク+
山スキー /  Trackback -- /  Comment --

△page top

瑞牆山と金峰山◆写真 

堀内です。1月三連休にいった瑞牆山、金峰山の報告です。

05瑞牆山頂(バックは八ヶ岳)

【日時】  2011年01月8~9(早朝発) 
【目的地】 奥秩父 瑞牆山、金峰山
【メンバー】 CL柘植、SL橋本、鶴田、堀内(記)       
【天候】 8日:晴れ 9日:薄曇り>晴れ
【コースタイム】
・1/8(土)瑞牆山
 瑞牆山荘9:40→10:20富士見平小屋10:40→12:40瑞牆山13:00→14:50富士
見平小屋
・1/9(日)金峰山
 富士見平小屋6:25→9:45金峰山10:00→12:20富士見平小屋12:50→13:20
瑞牆山荘


【内容】

当初は天候次第で、燕岳および仙丈ケ岳どちらかの予定であったが、あいにく北
ア南アとも中日が悪天候予想。平野に近いところはまずまずの様で、権現岳もし
くは瑞牆山、金峰山の山行に変更し、前日に瑞牆山、金峰山に決定となった。

1/8(土)瑞牆山
瑞牆山荘から出発してから間もなく、富士見平小屋に到着。そこに荷物を置き軽
荷にて瑞牆山をピストンした。雪は少なく、岩肌が見えていたが、凍っていると
ころもあり、途中でアイゼンを装着し山頂向かった。その日は快晴で山頂では、
富士山、八ヶ岳、日本アルプスなどきれいに見え、まさに360度の大展望を満喫で
きた。その後下山し、富士見平小屋内に幕営し宴会。

1/9(日)金峰山
 まだ薄暗い中、軽荷にて出発。昨日見えていた北アルプス、八ヶ岳は曇ってい
たが、こちらはやや風があるものの晴れ。午後には青空が広がりをみせ、気持ち
の良い山行であった。道はよく踏まれており、アイゼンもつけないまま山頂到着
。記念写真をとり、五丈岩の陰で風をしのぎ、小休憩。下山はあっという間で、
富士見平小屋着。テントを片付けて、瑞牆山荘に到着し、楽しい山行を無事終了
した。
 帰りは、適当な温泉を探して入浴予定。須玉IC手前の若神楼という旅館に日帰
り入浴しようとしたが、1000円であったため、リーダー判断により断念。そのま
ま帰宅。連休中であったが渋滞はほとんどなく帰宅した。

 今回は、購入した雪山装備のデビューであったが、入門にはちょうど良いレベ
ルで、天気も良く白銀の世界を満喫できた。


+写真集へのリンク+
積雪期一般ルート /  Trackback -- /  Comment --

△page top

八ヶ岳赤岳 

遅くなりましたが、今年初めての雪山の報告をします。

【日にち】 1月8~9日
【山域】  八ヶ岳
【メンバー】CL 室 SL 平野 安岡(記)
【コースタイム】
 8日(晴れ)   赤岳山荘P9:30→行者小屋12:10
9日(曇り・雪) 行者小屋7:40→文三郎道→中岳・赤岳への分岐8:40→行者小屋10:15→赤岳山荘P11:45


京成津田沼駅を5:20発、大きな渋滞もなく小淵沢ICを経て鉢巻道路を美濃戸口へ。美濃戸口Pにも赤岳山荘Pにも三連休とあってか車が多く、厳冬期にも関わらず大勢の人が入ってきているのには驚かされた。赤岳山荘までの雪道は均してあるように轍がなく平らかで、平野カーは快調に走った。赤岳山荘Pより歩き始める。夏に歩いたルートも辺り一面銀世界となるとまったく違う趣だ。降ったばかりのふわふわの重さのない雪の感触を楽しみながら歩く。お天気は上々とはいえ南沢ルートは殆どが樹林帯の中、日陰はあまりにも寒過ぎて、一度小休止をとっただけで行者小屋まで歩き通した。時刻はまだお昼。小屋から望む赤岳頂上付近にも人影が見える。このまま登ろうかという勢いになったものの地図を見て時間的に断念。手作りの贅沢な食材が並び昼食~おやつ~夕食と際限のないグルメタイムへと移行した。日が落ちてくるにしたがって四方から迫ってくる寒さに襲われ、重ね着・ホッカイロ・暖かい食事と、できる限りの手を尽くしてもまだ寒くて震えたので、更なる工夫の必要性を感じた。極地仕様のダウンの上下を着込んだ平野さんは「全然寒くない」と言う。なによりも効果大なのは頼れる衣服でしょうか。水は意外にもテントサイトの脇でふんだんに汲むことができて楽でした。幾張りものテントで宴が始まると山中であることを忘れるくらいの賑わいだった。
翌朝は5時起床。シュラフカバーの表面からハラハラと薄氷が落ち、いきなり極寒の世界。外は小雪混じりの風が吹いてうす曇。景色は楽しめそうにないし登頂への不安がよぎる。文三郎道へさしかかると出だしから急登が続き足への負荷がきつい。いくつもある梯子では雪の下が凍っているので一層慎重に足をのせた。「追い風は楽チンね~」なんて言いながら歩いていたら尾根が近づいてくるにしたがって徐々に吹雪が強くなってきて視界も悪くなった。分岐直下で強い風にあおられ一瞬体が浮き、危険を感じた。頂上へ向けては更に厳しくなることが予測されという判断で下山を決めて速やかに方向転換。安全なところまで下ってからアイゼンをはずして、バランスを取りながら靴で滑り降りる練習をした。ふかふかの雪の上では転んでもまた楽しい!テントを撤収してお昼には下山。野沢菜漬のサービスがあるという美濃戸山荘でお茶をいただくつもりだったのに混んでいて断念。ヒルサイドホテル富士見の広々とした気持ちの良いお湯につかり(露天風呂あり600円)、鉢巻き道路沿いの仙人小屋で鹿肉と山菜の天ぷらを食べて帰葉しました。
積雪期一般ルート /  Trackback -- /  Comment --

△page top

安達太良山◆写真 

遅れましたが、1月8~9日の安達太良山の山行記録です。

16心地よい日差しの中で2

【日時】2011年01月8~9(早朝発) 
【目的地】 安達太良山
【メンバー】CL田中、富樫(富)、細谷、堀内(記)       
【天候】8日:曇り>晴れ のち雪 9日:雪のち 晴れ
【コースタイム】
 ・1/8(土)
 山頂駅11:00→13:00安達太良山 →14:50くろがね小屋
 ・1/9(日)
 くろがね小屋6:25→9:00安達太良高原スキー場山麓駅(駐車場)

【内容】

 早朝に田中さん宅に集合。富樫さんをピックアップし、柏ICから常磐道にて福
島に向かった。安達太良SAで朝食後、二本松ICで高速を降り、9時40分スキー場着
。ゴンドラにて山頂駅まで移動。下界は晴れていたが、山頂駅付近では雪がやや
降ってきた。しかし太陽も見え気持のよいスタート。準備を整えてワカン+アイゼ
ンにて出発。
 
 晴れ間の中で写真を撮りながら山頂へ向かう。しかし安達太良山の山頂に近付
いてくると、天候が一変し、前も見えないくらい吹雪いてくる。田中さんの指導
のもと、何とか山頂に到着。すぐに山頂を後にすると天候も少し落ち着きだし、
くろがね小屋に向かう。途中トレースも無く、膝下程度の雪で交代しながら進む
。くろがね小屋手前にて田中さんによる、滑落停止やラッセル方法など雪山講習
を20分ほど受け、お待ちかねのくろがね小屋に到着した。

 人は20人程度で空いており、軽く宴会後に楽しみにしていた温泉に入浴。とて
もいい湯で、山行後の冷え切った体に温かい温泉はたまらなく、やみつきになり
そうであった。夕食のカレーをたらふく食べ、就寝。

 次の日は雪模様。ワカンを装着し出発。途中で晴れ間が見えだし、休憩を挟み
ながら、ゆっくり下山した。

 下山後、岳温泉ヘルシーパルあだたらで昨夜に続いて、温泉に入り帰路へ。途
中、那須高原SAにて豪華なランチ。今回は、雪山の晴れ間そして吹雪も味わえ、
温泉も食事も充実し、帰りも渋滞も無く、英気を養うことができた旅であった。
お金+混雑が嫌で、ほとんど小屋泊ったことがなかったが、冬山は空いており、温
泉もよく、また是非泊まりたい小屋である。そして最後に雪山経験の少ない3人を
引っ張って頂いたリーダーの田中さんには感謝です!雪山講習は経験のない私に
とって参考になり、今後も勉強しつつ、雪山に登っていきたい。


+写真集へのリンク+
積雪期一般ルート /  Trackback -- /  Comment --

△page top

行道山◆写真 

1月3日に16人で初詣山行ににぎやかに行ってきました。

 【山域】北関東 【山名】行道山 【天候】晴れ
 【参加者】CL柘植(記),村尾,井上,足立(光),神山,大塚,加藤,橋本,
        辻本,上茂,八角,石橋,三輪,花島,富樫(富),今泉
 【記録】行道山バス停10:10→11:40行道山12:30→15:10織姫神社


02浄因寺仏塔で初詣1

行道山は家族連れでも歩ける低山ハイクで知られており、上信越・日光方面の山並みや眼下にひろがる関東平野の眺めがすばらしいところだ。バス停から少し歩いた浄因寺で初詣したあと、石仏群を拝みながら進むとすぐに行道山山頂。まだあまりお腹も減ってないが、本日最高の展望台のようだし、我々以外誰もいない(犬が一匹いた)のでここで早くも昼食とする。西上州の低山の向こうには膨大な浅間山、榛名山から赤城山の右には袈裟丸・皇海山から日光連山の大展望が広がる。ここでは井上さんがなんと御点前を披露してくれて新春気分も盛り上がる。ここからゴールの織姫神社までは8Kmくらいあるので、これからが本番だ。全体としては下りだし、道はよく整備されているので、のんびり楽しく歩ける。縦走後半になると尾根はやや岩っぽいところも出てくるが、広い尾根なので安心、緑の松とマッチしてまるで日本庭園のようだ。眼下に足利市街を見下ろせるようになると終点も近い。よく整備された織姫公園を抜けるとまもなくゴールの織姫神社。美しい朱塗りの本殿に大勢の参拝者に混じって我々もお参りする。ここまで来ると東武伊勢崎線の足利市駅は歩・u桙「てもすぐ。電車待ちの間を利用して駅中の居酒屋(日本海庄や)で打ち上げの宴会を行い、今年一年間の安全登山を誓い合った。行道山はすばらしい眺望といくつもの神社仏閣や石仏群があり、初詣山行にはふさわしいコースでした。

+写真集ヘのリンク+
無雪期一般道 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

八ヶ岳赤岳◆写真 

474サー帰ろう

八ヶ岳(赤岳)山行報告
期  日:20101229夜~20110101
メンバー:富樫CL・田中(食糧)・渡辺(理)(会計)
報告者 :田中
行動記録:29日21:00富樫宅発=湾岸/首都高/中央道=諏訪南IC=美濃戸口(仮眠)
30日8:30美濃戸口発~美濃戸~柳川南沢~行者小屋キャンプ地12:00
31日8:30泊地発~地蔵尾根~赤岳山頂10:30~中岳~阿弥陀のコル12:00~
       12:30阿弥陀岳中間部で終了引き返す。~阿弥陀のコル~中岳沢~
       業者小屋13:15
元日8:30行者小屋発~美濃戸~美濃戸口11:00=美濃戸山荘にて入浴と食事13:00発=
       千葉富樫宅16:30着

行動内容:

29日夜に田中=渡辺(理)と拾いながら富樫宅で合流して富樫車で出発する。
美濃戸口に着くと雪は10cmほどあり、銀世界となっていた。車の中で仮眠するが、
かなりの冷え込みであった。

30日朝は日が昇るのを待ってから行動開始(出発)して、急ぐ旅ではなくゆっくりと
休憩を交えながら進むと美濃戸から行者小屋前に昼ごろに到着する。
林間の新雪が柔らかい雪面を踏み固めてテント場を作り設営する。
(新雪は潜ると股あたりまでになるフカフカ雪であった)
とりあえず時間が有るので小屋に行き生ビールとおでんで乾杯して雪山を味わいながら
今シーズンの冬山を楽しむ、夜は、すき焼きとお酒を頂きほろ酔いで就寝する。

31日は明るきなってから起床~朝食をとり行動日に付きしっかりとご飯を腹に入れ、
晴れ間やガスや小雪が混じる不安定な天候であるが、2つ玉低気圧の通る前の気圧の
谷通過による不安定と疑似好天の続く天気と判断して八ヶ岳では行動可能な中での
山頂アタックとなった、地蔵尾根上部よりは風も強く冷たい風が吹いていて、地吹雪と
粉雪が吹き付ける中を山頂に達した。
このころが一番寒く手指や足先の感覚が無くなるほど寒さが手足や頬に厳しかった。
山頂では小屋(営業無)の軒下で風をよけて、急いで行動食と水の補給を行い、阿弥陀岳を
目指して岩場を慎重に下り、文三郎分岐から中岳を経て、阿弥陀のコルに達する。
ここから阿弥陀岳を目指して登るが、途中の岩場地帯から上が傾斜がきつく、危険回避
からリーダー判断で引き返す事にする。
阿弥陀のコルからは中岳沢の冬ルートをとり膝上の新設をラッセルして一目散に下山して
行者小屋に帰り着く。以後は昨日同様で行く歳を思いながら新年の抱負を考えて宴会を
そして年越しそばを頂き就寝する。

元旦は夜明け共に起きてゆっくりと御雑煮を作り元旦の食事をとる。
その後は雪の八ヶ岳に別れをつげて帰途につく。
美濃戸口の美濃戸山荘でお風呂と食事を頂き、車で帰還する。


+写真集へのリンク+
積雪期一般ルート /  Trackback -- /  Comment --

△page top