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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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マヨイ沢 

辻本です。久しぶりに渓友塾時代の仲間が集まり、奥秩父で酒と肴、月夜、
昔話などで盛り上がった夜と、地獄の特訓を味わってきました。
残念ながら目的の沢はとても美渓とは言えず、倒木、崩壊、ブヨなど二度と
行きたくない沢の一つになりました。以下、宴会おやじ(上茂評)の報告です。


東沢~釜の沢~マヨイ沢~鶏冠尾根報告
【日時】H22年9月5日
【遡行者】辻本他会員外5名
【コースタイム】西沢渓谷入口駐車場(7:10)~両門の滝(10:45/11:20)~
 鶏冠尾根(13:30)~西沢渓谷駐車場(17:40)


前夜は道の駅みとみで沢仲間5人が七輪を囲み、焼き物と刺身で盛り上がる。
5時の起床が5時半になり、西沢渓谷入口駐車場を出たのが7時過ぎ。
二日酔いの上、ビールで作った腹をさらに膨らませ、チャラチャラと8環を
鳴らして東沢を歩く。連日の日照りで水は少ない。ホラの貝の入口を覗くが
何となく行けそう。単独者が泳いで入口付近を突破。ツルツルの壁を上手く
登った。さらに先へ進んだが見えなくなって、暫くすると戻ってきた。単独
では無理だが、チームなら行けそうと感想を述べる。
我々は鶏冠尾根下降があるので先を急ぐ。仲間の足は速い。メタボ者には
とてもついて行けず。しばしばパーティーの足を止めてしまう。
両門の滝を過ぎ、マヨイ沢に入るが滝の姿など何処にもなく、左俣に入った
がいたるところ倒木だらけ。見る影もないほどの荒れ様であった。右俣も同
じ有様。崩壊もあり15年前のガイドブックは参考にならない。
詰めは地形図通り真ん中を詰めるが、CSが大きく立ちはだかり、ザイルが
必要になり時間を取られる。詰めは急峻。木の根掴みの登りとなる。ここでも
仲間の足を引っ張る。
鶏冠尾根の稜線は面白い。岩での懸垂下降になると、仲間は久しぶりに使う
下降器で戸惑うが、滝川・天狗トンネル上で鍛えた私の叱咤が飛ぶ。
岩稜を過ぎテープ頼りの下山になると長い。膝が痛くなる。しかし仲間の足は
速い。「日が暮れるよ!」としごきの声が飛ぶ。
日没寸前に駐車場に戻り着いた。今回の核心はとても沢登と思えず、鶏冠尾
根のような気がする。汗の匂いを取るために風呂へと急ぐ。
入浴後の爽快さにリラックスする暇もなく、次は中央道渋滞30kmの情報。真の
地獄は中央道の渋滞30kmと悟る。早く第2小仏トンネルを造って欲しい!
おまけに都心環状線は深夜の工事渋滞。眠い目を擦りながら我が家に辿り着
いたときはAM1時を廻っていた。
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北岐沢・鬼怒沼◆写真 

柘植です。ちょっと遅くなりましたが、先々週に行った尾瀬北岐沢の報告です。

13登れる滝が続いて楽しい

【山域】 尾瀬 【コース】北岐沢から鬼怒沼
【日程】 9月4(土)~5(日) 【天候】晴れ
【参加者】 ♂ 永田、鶴田、足立(光)、柘植(報告)
       ♀ 澤田(淳)、加藤、石井、渡辺(理)
【概要】

3年前の岳人の特集で「三大○○沢」というのがあった。三大名渓、三大険谷、
三大ゴルジュ沢、三大ナメ沢etc。そのなかで三大デート沢なるジャンルがあり、
この北岐沢はナルミズ沢などの強豪と並んで見事入選。それほど素晴らしい
デート沢ってどんなところだろうと思い、男女各4人で行ってみた。

9/4(土) 大清水(駐車)→(1.5時間)林道分岐(入渓地点)→(3.5時間)幕場
大清水から1.5時間ほど林道を歩いて大きくカーブするところで枝沢を下降して
入渓。5人組の先行パーティーがいた。下り立った北岐沢はさすがに穏やかな
渓相だが、一定間隔で数メートルクラスの滝を連ねている。だいたい登れるが
デート沢なのでロープを出して無理やり登るとか無粋なことはしない。
大滝を越えるとナメ一色となり明るい沢筋を快調に進む。上部二俣というところの
少し下に快適な幕場を見つけた。今日はテント一張りとタープ。もちろんテントは
女性用で男はタープ。なぜか焚き木がすでに山のように用意されており、我々は
それを使わせてもらうだけ。今年最初の焚き火と豊富なお酒で夜は更けていった。

9/5(日) 小松湿原→(2時間)鬼怒沼湿原→(0.5時間)物見山→(2.5時間)大清水
幕場から少し登るともう源流の風情。だが適当に登ると目標の小松湿原に出られ
ないので、GPSを駆使して慎重に細かく分岐する沢を進む。文明の利器のおかげで
目出度くGOALの小松湿原につく。ここからヤブ斜面を適当に登ると尾瀬から続く
稜線に出る。そろそろ暑くなってきた稜線を2時間ほどで鬼怒沼湿原に到着。
木道の整備された有名地だがさすがに広さ展望申し分なし。はじめての人も多く、
沢など下らずにフィナーレをここにして本当によかったと思う。デート沢としては
やはりナルミズ沢などの横綱級には一歩及ばないが、安(安心)近短で楽しく
登れる美しい北岐沢はまちがいなく大関クラスでした。


+写真集へのリンク+
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剣岳源次郎尾根◆写真 

長池です。
アルパイン岩稜計画・剣岳源次郎尾根の報告です。


70、山頂全員でバンザイ

【日時】2010年9月3~5 前夜発2泊3日
【メンバー】CL長池、吉川、井上
【天候】初日曇天小雨、以後快晴
【タイム】
 3日:扇沢7:30-11:40室堂-12:25剣沢テン場・・以後源次郎尾根取付を偵察
 4日:テン場5:04-6:10取付-9:40Ⅰ峰-10:30Ⅱ峰-12:20山頂-16:20テン場
 5日:テン場5:30-真砂沢ロッジ-9:30ハシゴ谷乗越-11:53内蔵助平-
    14:02黒部川-15:50黒部ダム駅

【内容】

3日 扇沢は絶好の好天だったのにトンネルを抜け室堂駅を出るとどんよりと暗く
   雨さえ降り始める。こんな筈じゃなかったのにおかしいじゃないか雲よ!
   まあ、予報は絶好調を告げてるわけだし、気を取り直して歩き始める。
   地獄谷を通って雷鳥が鳴く(筈の)雷鳥坂を直登して剣御前を経て剣沢テン
   場へ。管理所のお兄さんも予報と違う空模様に怒っている。
   時間も早いし平蔵谷出合まで偵察に出る。温暖化のせいか夏道が平蔵の出合
   まで出ていて取付は雪渓を横断するのみ。アイゼン不要だ。

4日 満天の星。モチベーションが一気に吹きあがる。
   そそくさとテン場を後に取付に直行する。取付の踏跡には先行する6人組が
   見える。雪渓を渡り草付に入る前でガチャを付ける。急登に踏込むとすぐ
   3mほどの垂直の岩に突き当たる。誰かのHPで最も難しいと言った岩だ。
   中ほどに打たれたハーケンにスリングを掛けて足場を作れば楽勝だ。
   以後、登攀要素のある小壁が2ケ所。下部は樺や松の樹林の急登を木登りで
   上部で露岩が壁状に立ちはだかるがホールドは多く、フリクションも効くの
   で高度感は抜群だが不安はない。
   先行していたガイドパーティーを追いこして進む。
   ちょっとルートを外した部分もあったがクライムダウンで登り直しOK。
   長く急な登りが続き、次第に八ツ峰の多頭ラインや長次郎谷の様子が眼前を
   圧するようになるとようやくⅠ峰である。
   Ⅱ峰への急峻な登路や、ぐるりと巡る北アの峰々が視界を凌駕する眺望だ。
   Ⅱ峰へは一旦急降下し、ハイマツと断崖に挟まれたリッジを急登する。
   意外に近くⅡ峰に達する。ピークから50mほど進むと、この尾根のメイン
   イベント、30mの懸垂下降点に出る。ガッチリした支点に多くのスリング
   が掛っている。より確かそうな、新しいスリングを選んで荷重テストを行い
   これに30mダブルロープをセットする。
   誰もいないが勢いよく“ロープダウン”と大声である。みな安定した懸垂を
   完了すると以後は長く急ではあるがガラ場となって本峰に突き上げるばかり。
   喘ぎつつ山頂祠へ飛び出して、何と、井上さんの誕生祝いの大合唱だ。
   もちろん360°遮るもののない大展望を満喫して別山尾根の一般ルートを
   キイチゴを賞味しつつテン場に帰還だ。

5日 下山はどんな道か?という興味に引かれて真砂沢・ハシゴ谷乗越回りの遠路
   を選ぶ。剣沢下降は3度目だ。雪渓は硬くアイゼンが良く効いて快適な下り。
   長次郎谷の入口もしっかり偵察した。真砂沢ロッジから丸太で対岸に渡ると
   薄暗い樹間の急登になり、大汗かいて尾根に出たところが丸太梯子が何段も
   掛るハシゴ谷乗越となる。ここからは剣沢と八ツ峰末端のピークの眺めが
   すばらしいが、下りにかかると涸れ沢の長い単調なゴーロ歩きとなり、暑い
   し眺望ゼロで忍耐力を消耗する。内蔵助平で内蔵助谷を対岸に渡り、荒れた
   山道を歩く。至るところで崩壊が進み、残置ロープを頼りにズルズルと下る
   ところが数か所ある。やがて下の廊下に合流して、やれやれと緊張の気分が
   解かれる。っと! ガーンと爆裂音が谷を揺るがす。 何事? 谷に残った
   10mを越えようかと思われるスノーブリッジが、一挙に崩壊したのだ。
   恐ろしい光景を目に肝をつぶす。最後に、黒部ダムバス停への40分余りの
   急登に息を切らせ、足取り重く駅へのトンネルを潜ると長旅もジ・エンドだ。


+写真集へのリンク+
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