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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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北穂高、奥穂高◆写真 

長文報告失礼します。<御用とお急ぎでない方>だけお読みくだされ。今
後はコンパクトにまとめます。村尾


22 北穂ピーク

【山域】北アルプス 
【ルート】上高地~涸沢 北穂高、奥穂高ピストン
【日程】7/26月~7/30金 夜行前泊 
【登山方法】縦走 
【メンバー】村尾 単独


私にとって、北アルプスへのテントベースで個人(単独)山行は、初め
ての計画で今年の夏山の二つある大きな目標の一つであった。
①私にとっての重荷歩行:15~17kgを背負って上高地から涸沢までの
往復をこなす。ベーステントに荷物をデポし、二つの山をピストンする。
②単独行動:自分で計画を立て、自分で実行する。
③特に、北穂高は、小屋泊にして頂上でのご来光と槍~大キレットの絶
 景を撮りまくる。
④ビールは小屋調達だが、食事は出来るだけ持参の物(インスタントが
 主だが)で自炊?する。本やグレープフルーツやトマトは持参する。
(テントでの一人生活を楽しむ)
といった項目を課題とした。
軽い打撲での足の故障や大雨での停滞等、予想外のハプニングはあれ、
且、体力不足も再確認したが、おおむね自分なりの目的は達成し、満足
な気持ちで帰葉した。

7月25日(日)23:00発のさわやか信州号(グリーンカー\8,500)新宿
→上高地直行便 利用。それなりに睡眠をとる。

7月26日(月)曇り~晴れ
6時前の上高地(バスターミナル)に着。荷物を整理し直し、山靴を履
いて6:30出発。平日しかも月曜日の入山なのでそれほどの混雑はない。
時折土日を涸沢方面で楽しんだ団体さんが降りてくる程度。土日で奥穂
高に行った室さん御一行様(会社の仲間)に明神の先で遭遇!!情報を
交換した。(軽アイゼンなしでOK)
本谷橋以降の石畳の急登で17kgのテント、寝具、食糧入りザックが食
い込んできた。例年より多いとされ、解け始めた雪渓部分も急斜面では
すべり、神経を使う。最後の登りがなかなか終わらない。登りなので危
険はないが、私にとっての<重荷>を背負っての登山の辛さを十分味わ
った。まずは、テン場に住田さんから借りた一人用テントを設営―生活
の場を確保した。その後ヒュッテのテラスでビールとおでんでこれから
始まる<涸沢テント生活>にセルフで乾杯!

7月27日 (火)曇り時々晴れ
7:14北穂を目指してカラ沢小屋横の雪渓から登り始める。昨日の疲れ
が残っているが、今日は待望の大キレットの撮影、登りは、3時間のみ
だ。辛いが午後は目いっぱいゆっくり出来る。途中、花を撮影後右膝内
側を岩にぶつける。痛いが、登れないレベルでないので、登りきる。10:
20、頂上のテラスでズボンを上げると、直径8㎝にわたりはれ上がり、
痛む。たまたま居合わせたJリーグのスポーツトレーナーにも見てもら
い、骨には問題は及ばないだろうと、判断。小屋のスタッフから小型ア
イスノン?をビニール袋に入れてアイシング。アイシングは、5分でも
10分でも早い方が良いのだ。午後は、キレット左斜面から舞い上がる霧
(ガス)見え隠れする大キレットとその後方の槍が岳を狙ってテラスで
足をアイシングしながら過ごした。午後2時からの1時間はかなりガス
が途切れ、十分に写真撮影を楽しんだ。夜は、小屋名物のショウガの効
いたポークジンジャーを楽しんだ。美味。その後も友達になったキレッ
ト越えメンバーとビールを飲みながら結構話し込んだ。

7月28日 (水)晴れ
夜明けから快晴。隣人は午前4時から三脚抱えて(すぐ上の)頂上へ。
私も4時半頃から窓から見える大キレットや槍が薄暗い中少しずつはっ
きり見えてくるのを楽しんだ。その後頂上へ上がり、5月に登った常念
と左側の横通岳の間を太陽が除序に登る。ご来光だ。並行して、槍まで
ずーっと見える大キレットや鳥も通わぬ滝谷、奥穂高、前穂高、小さく
見える涸沢小屋とテント場、富士山も見えている。360度の大展望だ。
今日で北穂小屋に4日目だという滞在型ハイアマチュア登山写真家が、
4日の内で今日が天気、展望とも一番良い!との事。最高にラッキーで
ある。今回最大目標の北穂での展望を存分に楽しんだ後、6:45には、涸
沢の自宅(テント)にむけ下山。9時前には、涸沢小屋に大汗かきなが
ら到着。ソフトクリームを味わった。テントへ戻って休憩。
空は快晴だが、予報を聞くと明日からは崩れるという予報。明日1日か
けてゆっくり奥穂ピストンを楽しむつもりだったが、時間もあるし、急
きょ予定変更。今日これから頑張って登り(ピストン)し、明日は、雨
が降ったらテントでのんびりする事に。膝は、何とかOKだが、大腿四
頭筋はだんだん乳酸がたまり、登りがなんともきつかった。
9時40分発だったが(コルの)奥穂山荘についたのは、12:30。汗だら
けのシャツが急に冷えて<寒気>がした。体調は疲れと足でいまひとつ。
ラーメンで体を温め、ガスでジャンが見えないくらいに天気は変化し
ているらしいので、迷ったが、元気を出して最後の登り(ピストン)。
案の定、視界は半分以下の状態で、祠と共に記念撮影し、上高地方面や
前穂の一部までを写真にとった。そんな激しく変化した天候だが、ガス
の向こうから、若い男女が悠々とジャンを超えてこちらに向かってきて
いる。(かっこいい!)しばし見とれる。ほどなく山荘まで戻り、一息つ
いて、荷物を背負って涸沢へ下山。時計は午後3時半。途中から雨模様。
足はいたいし、雨にぬれて歩きづらいし、辛い下りだった。どうやら私
の後に、降りてくる人はいない。絶対に事故をおこしてはならない!と
にかく躓いたり、スリップしないよう注意しながら涸沢へ。なんとか日
没前までに到着17:30。その後雨は、かなりの土砂降りと変わった。

7月29日 (木) 雨
木曜夕方からの雨は、何と金曜の朝方まで続いた。28日に無理して、
奥穂高まで行ってきて正解。29日は、雨で動けないまま、終日停滞、
<剣岳 点の記>を読んだりして過ごした。携帯ラジオを持ってくる
べきだった。安岡さん推薦の持参したグレープフルーツが熟れてうま
い事!!大自然の中で、(雨で気持ちはブルーだが、)フルーツの甘さ
で元気が出た。

7月30日 (金)雨→曇り
夜明け3時頃までは、音をたてて雨が降っていたが、4時過ぎには、小
雨になり、カップヌードル等の食事をしているうちに何と完全に雨は止
み、テント撤収時は、テントを軽く干せるまでに回復。(ラッキー)食
糧は減ったが、もともと食糧は重いものを入れてなかったので、ザック
は15kgを割っていない思われる。昨日1日で少し疲れは取れたが、打
撲の所は、あまり曲がらず、右足首も調子が悪く、ひざ上の疲れがたま
っているだけに、とにかく横尾に出るまでは、細心の注意を払おうと思
いながら涸沢を後にした。上高地では、5日ぶりの風呂と豪華(普通の)
ランチを頂くのだ。辛い歩行も一歩づつ。(フロ、飯、フロ、飯と)リ
ズムを取りながら下山した。結局カッパ橋までカッパ無しで下山。
(御苦労さまでした!!)とセルフで労をねぎらった。
上高地では、ちょっと離れているが、源泉温泉で露天もある<上高地温
泉ホテル>\700へゆっくりと汗を流して、さっぱりして、バスセンター
へ。とんかつ定食とビールで、<初めての穂高とから沢テント泊の単独
山行>に乾杯した。16:00発のグリーンカーは、24人乗りのバスに何と
8人。ゆったりした充実感と満足感で新宿へ向かった。


<その他の出来事、コメント、感想。>
①登山者(ハイカー)模様 
夏休みになっているせいか、家族連れや学生(団体)が多かった。中で
も幼稚園(年長)の娘を手を引いて登っているお父さんがいた。
太った家族4人組(いっぺんで家族だとわかる同じ様な顔と体形)娘が
ばてて、ダダをこねてる。あれだけ太っていると登山も大変だろうな?
大汗かいて登っていた。
②若い山さんの増加?、高校生合宿
北穂テラスでは、東稜を登ってきた<同志社大付属高校山岳部>の夏合
宿。皆いっぱしに、ヘルメット、ハーネス、カラビナ、投降器付けて、
幼い顔にも山男のかおり。他に、前橋高校山岳部、都内専門学校山岳サ
ークル等、どれも、先生やOBにリードされ、一所懸命取り組んでいた。
普段、おじさん、おばさんで行動している(失礼)私にとって、非常に
に新鮮。興味本位で勝手にインタビューし、若いコメントに元気を貰っ
た。おしゃれなカラ沢では、サポートタイツ&スカートで登る若い姉さ
んも多い。高校生やこういう若者が登山をやめずに次世代として成長し
てくれるといいな。私が言える話しじゃないが、ちば山ももう少し若い
世代を増やしたいですね。
③カラ沢のトランぺッタ―客かバイトスタッフかは不明だが、毎日夕方6時頃、流ちょうなトラン
ペットの曲が生で演奏され、カラ沢じゅうに懐かしのイージーリスニン
グがこだました。山と心にしみわたる。

④北ア個人用テント&自炊デビュー
フリーズドライ系のインスタント食品は、ヌードル、スープ、シチュウ
等どれも軽くて便利でうまい。一番うまかったのは、何といっても生グ
レープフルーツと皿うどん(フライ麺に中華のレトルト掛け)
小屋の昼食メニューも最近は凝っていて、高いが満足出来るレベル。ヒ
ュッテのおでんはおすすめ(\600)
⑤北穂高小屋人模様
場所柄、槍から来る人が一仕事終えて泊るケースが多く、いろんな人と
知り合った。大キレットは初めてこなしたという人が多く、勇気づけら
れる。重い一眼デジカメとしかも三脚まで担いで写真登山している人も
以外と多い。さらにでかいカメラ(6X6フィルムカメラ?)と10kg
近くありそうな三脚を担ぎあげている普通の趣味のおじいさんにはびっ
くり。
⑥落石と事故 (今回直接見て自分を戒め)
奥穂のザイテン手前からか、500kg以上あろう大岩が音をたてて落石、
途中から雪渓部に入り音が静かになるもスピードはついて途中の大岩に
激突、落ちた岩は真二つに割れさらに落下し、下まで転がっていった。
一瞬の出来事であったがぶつかれば即死。時々上を見ながら歩く事が大
切なのがよくわかった。
奥穂のテラスにいた時、ピークから帰ってきた4人組のうちの二人目が
(岩壁ハシゴのすぐ後の)最後の10m位のところで躓いて2-3mだが滑落、
自分で止めた。パーテーの皆がすぐに駆け付けたが、軽い打撲で済んだ
様だ。見ると皆ベテラン風の山やさんで、小屋のテラスはもう目の前の
ほんとに最後の10m部分である。気を抜くと誰でもどこでも危ない!

⑦ふもと(上高地)の温泉
上高地で一番便利な立ち寄りフロは、アルプス高原ホテル(カッパ橋か
ら5分で)一番近いが沸かし湯で温泉ではない、露天もない。さらに梓
川沿いに下ると上高地温泉ホテル。(歩15分、温泉で露天風呂あり)と
なりの清水屋温泉ホテルもガイドブックには、外来入用OKと言及して
いないが、看板があり12時位から3時位までOK。どれも平日スタンダ
ードコースでひとり2万を超す豪華ホテル。の温泉はナイスでありがた
い。普段は家庭を省みずの山道(やまどう)まっしぐらの方?もたまに
は、配偶者さんを感謝する温泉旅行もいいですね。
⑧荷物考
今回、1日雨の中の停滞で、暇に任せて<あって大変便利、快適で良かっ
た物、なくて困った物、いらなかった(省ける)物>と小物を含めリスト
してみた。自分でテント背負って重い思いすると、そのリストから究極の
選択と軽量化を図っていく事が身に付くのかな?(いつも辻本さんには、
軽量化を厳しく指導されてます。)

体力、技術、場数、登山ギアマネージメント、軽量化等、まだまだ<修業
中>であります。


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