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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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槍ヶ岳・北鎌尾根◆写真 

住田です、こんにちは

登山史上、数々のドラマが演じられた槍ヶ岳・北鎌尾根。
好天に恵まれ、長池さん、吉川さん、広木さんの北鎌への熱い想いと頑張りで
初めての憧れのクラッシックバリエーションルートを制覇させていただき、
生涯忘れられない豪快な岩稜縦走を満喫しました。
(以下長文ご容赦)


317 北鎌制覇おめでとう!

【山域】北アルプス  
【コース】上高地(1500m)~水俣乗越(2500m)~北鎌沢出合(1800m)
     ~北鎌のコル(2500m)~北鎌尾根~槍ヶ岳(3180m)~上高地
【天候】終日ほぼ晴れ、2日目夕方曇り後一時雨
【メンバー】CL長池・吉川・広木(愛)・住田
【日程】
17日 千葉19:30-沢渡(仮眠)
18日 沢渡5:00-上高地5:30-横尾-大曲-水俣乗越-16:30北鎌沢出合(幕営)
                              計11時間
19日 北鎌沢出合4:30-北鎌のコル-独標-P14- 18:10(幕営) 計14時間弱
20日 5:30 -P15-北鎌平-9:00槍ヶ岳-槍沢-18:15上高地  計13時間弱
-沢渡-おぶ~温泉-塩尻北IC-帰葉

【1日目】

 上高地から槍沢ロッジを経て大曲、水俣乗越への分岐を右に。
強い日差しの中を東鎌尾根の水俣乗越まで急登。ここから灌木の中のザレ場を
辿って下る。4名の別パーティが追いつき、今回見かけたのはこの1パーティ
のみであった。小落石が頻発するため、ここからヘルメットを装着。
 途中から雪渓に出て、軽アイゼンを装着。今回はなくても可ではあったが、
ダブルストックとあわせて使用した方が安定し安心であった。
北鎌沢出合まで、GPSで確かめながら感覚以上に長~いゴーロを下っていく。
事前に持参した写真のコピーと照合し、北鎌沢出合を確認。
北鎌沢出合より少し上流のテン場で幕営した。


【2日目】
 北鎌沢出合から北鎌のコルまで600mのきつい登り。ヘルメットとハーネスは
最初から装着。少し進むと右俣と左俣の分岐を確認し右にルートを取る。
ビバーグに備え男性は4L、女性は3Lの水を担ぐ。装備は20Kg位になりザッグの
重みを感じる。梅雨明けで2300mあたりまで水が取れた。
大天井岳、貧乏沢への展望を振り返りながら、浮石が多いため落石に備え、
少し間隔を開けて遡行する。

 最後の急登で左側を詰めるとザレてきてので、中央の草付きにトラバース。
ここで広木さんがピンチになったが、ロープを出して無事草付きにたどり着く。
雪訓で練習した腰がらみでの確保が役立った。
今回の北鎌尾根縦走で、取り付きの沢筋を間違えたり無理にルートを詰めると
危ないので、的確な判断が要求されると感じた。

 北鎌のコルで西側の展望が開け大休憩。ここからしっかりとした踏み跡があり、
ハイマツ帯は尾根伝いを登る。
下界では連日39度の猛暑、北鎌でもギラギラと照りつける強い日差しにヘルメット
が加熱され、頭から汗が吹き出て、2Lもの水を飲んだ。幸いか不幸か長池CLが
勘違いで5Lの水を担いできたおかげでピバーグの朝も十分水分を補充できた。
日頃のトレーニングの成果を垣間見た。

 天狗ノ腰掛あたりから、岩稜縦走となる。巻きのルートも多数踏み跡があるが、
ザレて脆いので、「岩稜で迷ったら稜線通し」を基本にルートをとる。
トラバースする時は千丈沢(右側)のみで、天上沢(左側)を巻くことはなかった。
またトラバースして下り過ぎないよう、早めに稜線に戻るルートを選択した。
独標(2899m)はトラバースし、最後は残置スリングのところを中間支点にして
ロープを使って直登。
独標の稜線からは、大槍から子槍までの切り立った北鎌尾根の全貌が眺望でき、
元気が沸く。リッジの登下降、ザレた急斜面が延々と続く。
P12?の白くザレた脆い岩稜は、ロープを出し直登した。

 吉川さんが先頭でフットワークの軽さを生かして、的確なルートファインディグ、
続く住田がインターネット等の事前調査より吉川さんに情報提供と、続く広木さん
との間が開かないよう緩衝役、ラストは長池CLで広木さんをバックアップしながら、
迷った時のルートファインディグの最終決定を行うチーム編成で進んだ。
ところどころ4名程度幕営可能な場所があり、P14の急峻で脆いところは巻いて、
P15の手前で18時を過ぎたため、ビバーグした。


【3日目】
 今日も晴天で、迫力のあるP15と大槍・子槍の朝焼けが美しい。
P15は巻き、北鎌平に出ると、大きく迫った槍は目の前だ。大槍は左側と中央の間を
縫ってルートを探りながら直登。カニ岩付近を通り、チムニーは巻く。
今日はロープは使用しなかった。
 左側に50cmくらいの四角い白ペンキの剥げた杭があらわれ、見上げるとすぐ上が
山頂だ。いよいよフィナーレ。ハングした岩の間を抜けると、山頂の祠の裏側に
出た。北鎌制覇の瞬間だ! メンバーで固い握手をかわす。
一般ルートで登頂していた年配の北鎌経験者から祝福を受ける。
 360度の展望を楽しみながら記念撮影をして、槍ヶ岳山荘で美味しいビールで
乾杯、お互いの苦労をねぎらった。
今年は雪渓が多く残っており、大曲の手前位まで雪渓が続いていた。
上高地まで今日も13時間弱の山行、タフな岩稜縦走をしめくった。


温泉「おぶ~」680円 松本市石芝3-9-44

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