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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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荒海山 

村野です。

2010/06/27 雨の中南会津の荒海山に行ってきました。


07荒海山頂上

【山域】南会津
【ルート】八総鉱山跡-コル-荒海山
【登山方法】登山
【山行日】2010/06/27
【メンバー】CL村野、会員外S山さん
【天気】雨一時曇り
【行程】八総鉱山跡(07:10)-渡渉点(08:15)-コル(09:10)-1380m地点(10:20)-南陵小
屋(11:10)-頂上(11:55)-コル(13:35)-八総鉱山跡(14:30)
登り:4h(一般タイム:3h/2.5h)
下り:2.5h(一般タイム:2.25h)
【内容】

 今日の相棒Sさんと小降りの中の歩き出す。登山ポストを通りすぎると、水流れる
堰堤の上を渡る。しばらくは林道跡に伸びる登山道を歩く。2度ほど渡渉して登山道
は右に90度にコルへ向かう。そこからはコルに突き上げる沢通しの路を登る。雨の
中、沢にはしっかりと水が流れている。登山靴を滑らせながら、コルへ登る。
 コルからは尾根の一本道となる。笹薮伸び放題だが、踏み跡はしっかりとしてい
る。踏み跡は笹に覆われているため、下を見てよく見ないといけない。足元滑る急登
には、必ずロープが設置されている。2時間ばかり尾根道を歩き、小屋を目指す。
 南陵小屋は藪の中にあった。藪漕ぎして小屋に入るなんて経験は初めて。小屋の戸
を開ける。小さな避難小屋は、ベスト2名最大4名の省スペース。それでも雨の中、小
屋に入ると濡れずにくつろげる。カッパを脱いで、銀マットを広げくつろぎのダイニ
ングをセットアップする。本日のお昼は、ちょっと贅沢に中華三昧(広東風)&
チャーシュ・メンマ・煮玉子・野菜炒め。昼食をすまし、頂上へ向かう。
 頂上は小屋から数メートル、当然視界0。広がる雨雲の雲海?そして「ケイタイが
はいります 中三依」という不思議な看板と山頂を示す看板のペアが出迎えてくれ
た。
 下山は往路をそのまま戻るだけ。が、天気はずっと雨。登山道は当然、行きはよい
よい帰りは怖いで、とってもマッディ。滑る。ぬかる。濡れるの三拍子。それでも森
の雨は、楽しい。瑞々しいぶなの森を歩く雨の一日を過ごせた。


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両神山金山沢左俣沢登り 

【日程】6月26日日帰り 
【場所】両神山 金山沢左俣 
【天候】小雨
【参加者】 CL柘植(記録) SL池田 石井 加藤
【記録】 落合橋10:15→(金山沢左俣遡行)13:15西岳→15:00落合橋


土曜日=八丁沢、日曜日=秩父槍ヶ岳の予定だったが、日曜の予報が
よくないので、日帰りで金山沢左俣のみを目指した。土曜は曇り程度のハズ
だったが、あいにく落合橋を出るときから小雨、当日は一日中止むことは
なかった。ただ稜線ちかくの岩盤の露出した沢なので、すぐ水が引くため
梅雨の最中だが水量は少なめ、また落ち葉もないので以前苦労した右俣と
ちがって楽しく遡行できた。全体としはほぼガイド通りのラインで登れた。
核心の2段12m滝は流芯を横切るので全員カッパを着て登る。傾斜は
あるが比較的ガバが多いのでそれほど困難ではないが、水量が多いときは
厳しいだろう。最後の二俣は間違える人が多いようだが、しっかり地図を
読んでいたので予定とおり左へ入れた。70mナメ滝を楽しみ、もろいつめから
枝尾根を急登すると西岳のすぐ右の稜線に出られた。ここから八丁峠へは
一般登山道だが、雨で濡れた細いクサリはすべりやすく気をつかった。
八丁峠からはそれまでの難路がウソのようなのんびり下山道でやはり最後は
これでないと。道の駅大滝温泉で汗を流して相変わらず雨の中を千葉に戻る。
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三つ峠岩講習◆写真 

田中です。
26日の三つ峠岩講習の状況報告です。


Nさんの登攀

リーダー富樫・長池・上茂・井上・赤羽×2・渡辺(理)・吉川・住田・広木(愛)・田中11名

26日朝4:30鬼高IC集合~6:00談合坂にて赤羽さんと合流して 裏三つ峠口へ。
準備体操の後で、出発、山頂小屋につく頃より、雨模様となるが雨天時の
アルパインルートを想定し雨具装着とザックを背負い、まずは階段状の岩場で
登攀の基礎の復習と軽い練習と懸垂下降の方法を講習の後に一般ルートから
登攀を田中と渡辺を除くメンバーは3パーティにて登るが途中で雨が強くなり
2ピッチほどで懸垂下降で戻る。
渡辺は下でボルダリングでホールド・スタンスの使い方と乗り方を習う。
全員で荷物を纏めて、競争するようにして下山するがランナーと若手に我も負けずと
急ぐが駐車場には後れをとる。駐車場にてセコンドの確保の講習の後に帰途につく。
途中のスバルラインの出口の近くの溶岩温泉(700円)に入り一路帰途をする
(田中宅21時ころ帰宅)。


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奥秩父井戸沢&奥新佐衛門窪右俣◆写真 

◎奥秩父井戸沢&奥新佐衛門窪右俣の報告です。

11 キンチヂミ

【日時】2010年6月12~13 前夜発1泊2日
【メンバー】CL上茂、渡邊(三)、長池
【天候】晴れ時々曇り
【タイム】
 12日:大洞林道ゲート6:30-7:30出合-11:00キンチジミ滝-
    13:40椹谷出合-15:50テン場
 13日:テン場6:30-奥新佐衛門出合-11:40詰め-12:50仙波尾根-
    18:21惣小屋沢出合-19:07林道ゲート 
【内容】

・大滝温泉仮泊テントを畳み秩父湖から鹿の闊歩する大洞川林道を奥深く進み
 荒沢谷出合近くのゲート前駐車スペース(収容30台ほど)にデポ。
・さらに崩壊で大岩が堆積する林道を歩き、松葉沢手前から惣小屋谷へ降り
 低い堰堤の手前から井戸沢に入る。
・しばらくゆったりした渓を小滝やゴルジュを越えていく。
・井戸沢のメインフォール「キンチジミの滝」は右岸に巻道があった筈だが
 崩壊してズダズダだ。 しかし、直登は不可能で左岸は断壁だし、ここを
 越えるしかない。大きめに巻いて懸垂2ピッチ半で上流に降りる。
・左岸から細滝で合流する前新佐衛門窪出合の少し下流右岸台地にテン場を
 確保する。三ちゃん瀞釣りに、長池柴刈りに、上茂夕餉支度だ。
・なんと!三ちゃん満面に笑顔、みごとなイワナを4尾、満点の釣果だ。
 大焚火に、串刺し塩焼きイワナの美味、骨酒の芳香、最高のテン場だ。
・翌朝、幸いにも谷の底から見上げる空間は青く澄んでいる。
・緩やかなゴーロを進むが、この沢は随所にブルーシートや泊まり場の残骸が
 目につく、釣り師の生活臭だ。ブルーシートくらい持ち帰って欲しい。
・二俣で井戸沢を離れ川床の低い奥新佐衛門窪に入る。すぐまた二俣になるが
 右を進み仙波尾根に抜ける計画だ。
・詰め近く“けもの道”をうまく使って稜線に出るつもり。が、何と、広がる
 小笹の斜面は縦横に交錯するけもの道だらけ。迂闊には追えない。
・伸びやかに広がる小笹の仙波尾根稜線に出て遡行完遂。握手!
・地図には無いが、地元山岳会の努力で維持された山道に導かれて気持ち良く
 下山の足は進む。
・だが、傾斜が落ち広い樹林に至って踏跡は消え、赤布も間遠くなってきた。
 セットしたGPSのナビを追いつつ何とか終盤に差し掛かる。
・ところが一挙に憂慮すべき事態発生。「恐竜の背」と命名された急な岩稜の
 ひとつの赤布の先でルートはぷっつりと切れてしまう(崩壊したのかも?)
・右往左往するが、急崖の上で行ける道は見いだせない。途方に暮れる。
・やむなし、遥か下方に見える惣小屋谷へ降り出合に向かう決断をするが、沢へ
 降りるには下降不可能な絶壁が続く。
・急峻なザレの山腹を下降可能点を探してジワジワとトラバース。
・間もなく崩壊したガリーに行手を遮られる。が、幸いかな、ガリーは沢岸まで
 達している。脆い、落石の雨を浴びる。途中の立木を利用して懸垂2ピッチで
 川床に降り切った。
・足早に惣小屋谷を下り林道を急いで、20時前下山連絡を入れることができた。
・渓の醍醐味・ロングルートの体力消耗・予期せぬ事態、充実の1本だった。


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丹沢小川谷廊下◆写真 

柘植です。入門の軍刀利沢に続いて初級ながら水と戯れ、結構な滝登りも
できる小川谷に高梨リーダー講師で行ってきました。


21水流ルートが小川谷の醍醐味

【日程】6月12日(土)日帰り 
【場所】丹沢:小川谷廊下 
【天候】晴れのち曇り
【参加者】L高梨、横山、大塚、吉川、池田、住田、村野、石橋、石井、柘植(記録)
【記録】穴ノ平橋11:00→小川谷出合11:15→遡行終了地点15:50→穴ノ平橋16:50


朝結構ゆっくり出たのと、東名が事故渋滞で入渓がかなり遅くなってしまった。
今回は10人とかなり大所帯なので時間が心配だったが、大半が経験者であり
講習会だかなんだか分からないが、楽しく遡行できた。平水よりは水量が多く、
苦労したところもあるが、水と格闘しながら登るのが小川谷の醍醐味、土砂で
釜がうまってしまい、せいぜいモモ上くらいなのでみんな十分堪能できたのでは
ないかと思う。やはり小川谷の楽しさは丹沢では出色だ。入門の軍刀利沢に
続いて初級日帰りの小川谷と順調に講習会を積み重ねてきている。両方の
リーダーを務めてくれた高梨さんありがとうございました。あとは泊りの沢講習
を7月第一週に奥秩父東沢釜ノ沢西俣で上茂さんリーダーで開催します。
一応沢組の講習会としてはこれで終わりですので、入門者・初心者の方は
積極的な参加をお願いします。


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安達太良山◆写真 

菊池です。
安達太良山の山行報告を新入会の足立さんにお願いしました。
お楽しみください。


13 山頂で記念撮影

【日時】2010年06月12日(土)(日帰り) 
【山域】安達太良山
【目的地・ルート名】山麓駅~勢至平~牛の背~安達太良山(昼食)~五葉松平~山麓駅
【メンバー】CL菊池(車)、SL田中、舟山(車)、岡田、井上S、加藤、石川、細谷、
      坂東(お試し山行)、足立T(記) 
【天候】曇り時々晴れ(梅雨入り前で、日差しも強くなく山行に最適でした。)
【コース(すみませんタイムを取っていません。次回から取ります。ご勘弁を!)】
AM3:30千葉海浜病院集合⇒山麓駅⇒勢至平⇒牛の背⇒安達太良山(昼食)⇒五葉松平⇒山麓駅⇒あだたらふれあいセンター(温泉)⇒帰途
【内容】

早朝(というよりも深夜?)2時15分頃、田中さんに市原の社宅に迎えに来て頂きました。途中で石川さんをPU、時間調整後、千葉海浜病院に3時半に集合しました。車二台に分乗後、途中で岡田さん、井上さんをPU、一路福島に向いました。

安達太良SAで朝食後、二本松ICで高速を降り、登山口に着き登山を開始したのは8時半位だったかと思います。登山道の道端にはイワカガミやレンゲツツジ等が綺麗に咲き誇っていました。なかでも、勢至平から見た安達太良山には花の他に所々残った雪渓もあり、中々の絶景でした。また、今回はくろがね小屋には寄りませんでしたが、温泉もあり面白そうなので次回には是非行きたいと思いました。

安達太良山の山頂には「八紘一宇」と書いた石碑がありました。これは日本書紀から作られた言葉で「天下をひとつの家のようにすること」の意味で、第二次大戦中には大東亜共栄圏建設の標語として用いられたそうです。安達太良山の山頂は狭いので、やや降りた広いところで昼食をとりました。その後、五葉松平経由で登山口まで戻りました。

今回の山行のテーマは元々「お花」だったようですが、いつの間にか「山菜」も第二のテーマになっておりまして、「ねまがり竹」や「わらび」をしっかり収穫した方がおられました。なお、「ねまがり」とは笹のたけのこのようなもので、フシを取った後、味噌汁にいれると美味しいそうです。

下山後、あだたらふれあいセンターで温泉に入りました。ここは本来タバコ生産農家関係の施設だそうで、非常に綺麗であり、またすいていて快適でありました。途中、高速道路のSAで軽食を取った後、往路と逆ルートで帰りました。

入会後、初めて山行に参加させて頂きましたが、お陰様で非常に楽しい一時を過ごすことが出来ました。これに懲りず今後も宜しくお願い申し上げます。


【付記】
この原稿を書いているのは6月21日ですが、6月20日に八甲田山で山菜取りをしていた中学二年生の女性が火山性ガス中毒と思われる原因で亡くなったそうです。
1997年には安達太良山の沼ノ平火口でも火山ガス中毒で4名が亡くなったそうです。

原因の硫化水素ガスは空気よりも重い為、窪地などに貯まって高い濃度になることがあるそうです。無風状態、低い所(陥没穴等)が危ないようです。皆さん十分に気をつけましょう!


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富士山須走山スキー◆写真動画 

菊池です。

半年以上続いた山スキーのフィナーレは富士山・須走りルートでした。
同行した船山の石松さんの報告を彼のご好意で掲載させていただきます。


17 菊池2:荒れた雪面に苦労する

【日時】2010年 6月6日(日)晴れ 気温:静岡で最高26℃、山頂は2℃前後
【山域】富士山:須走りルート
【メンバー】CL菊池・長池・岡田・住田・石松(船山):記


入梅を目前に控え、11月の室堂キャンプを皮切りにスタートした「連載“ちば山”山スキールート報告」もいよいよ最終章。例年7ヵ月にも及ぶシーズン締め括りは、超フラットで広大なスロープが延々と続く富士山滑走が最近の定番との由。成否のポイントは二つ。山麓で最高気温が23℃以上ある暖かな日に、13時頃までに滑り始めることができれば、極上ザラメを堪能できる確率が高いとのことです。

当日は天候に恵まれ、四季を通して初めての富士山へ。森林限界を抜ければ、雲海に浮かぶ火山灰に覆われた荒涼とした山肌に、樹々の芽吹きの淡い緑と青い空、そして均整のとれた白銀の頂のコントラストがとても印象的です。が、周囲の景観を愛でる余裕の持てたのもこの辺りまでで、以後は延々と続く一本調子の登りに辟易し、高度を上げるにつれ息苦しさも加わって、富士山デビューはなかなかの苦行となりました。皆様のお導きの下、何とか須走口山頂に到着。初めて目にする荒々しい噴火口や、剣ヶ峯,白山岳などの景観に感激です。

待望の標高差約1,000mのダウンヒルの後は、フカフカ火山灰のブル道を全身ジャリジャリになって須走口に帰還。雪と砂に存分に戯れた(塗れた?)印象深いツアーとなりました。

以下、ご案内いただいたルートの概略についてご報告致します。


【6/6(日) 天候:快晴/曇】
[五合目P(標高:2,000m)発 05:30~07:00 雪渓末端(2,450m) 07:20~09:00 ブル道横断(2,950m) 09:20~11:00 (3,350m) 11:20~13:15 須走口山頂(3,710m) 13:50~14:50
ブル道(2,700m) 15:00~16:00 P着]


荷揚用のブルドーザー道路から須走口登山道に回り込む。標高2,500m付近で雪渓の末端に乗り、以後アイゼン登高。途中、三度ほどブル道を横断するが、両側の雪壁も低く、例年に比して今年は雪が少ないとのこと。徐々に傾斜も増し、延々と続く登りにヘロヘロになって漸く須走口山頂に到着。

時間の経過とともに、雲も出始め気温も下がり気味。グサグサに荒れた雪面もやや硬化しつつあり、急ぎ高度を下げる。上部で内スキーを引っ掛け転倒した際に、流れ止めが外れ肝を冷やす。裏返り易いスキーの特性と、凸凹の雪面のお陰で事なきを得て安堵。東南側の斜面に移ると雪面もゆるみ快適。

それにしても登りと同様、滑走終了地点は見えているが、なかなか近づかない。極大のスケールに人間の尺度・物差しが追いつかない、そんな不思議な感覚。スキーを外し、ガスと砂塵の中を黙々と歩く。ブラシをお借りして雪ならぬ砂塗れの靴の汚れを落とす。これも富士山スキーの風物詩とのこと。

シーズンを通し、多くのルートにご案内いただきました“ちば山”の皆様に心から感謝申し上げます。


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川楜沢と鶏冠谷◆写真 

吉川です。初沢を西沢渓谷に行ったので報告します。

01土曜は足慣らしに西沢渓谷

【山域】奥秩父 
【ルート】川楜沢と鶏冠谷 
【登山方歩】沢登り 
【山行日】6/5、6/6 
【メンバー】CL柘植、石橋、澤田、吉川(記)
【日程】
 6/5土気4:00-市川IC-中央道-勝沼IC-西沢渓谷駐車場9:10-川
楜沢出合(七つ釜)10:50-黒金山からの稜線12:20-軌道跡経由-駐車場
14:15-道の駅みとみ(泊)
6/6道の駅みとみ-西沢渓谷駐車場6:10-入渓7:00-渡渡り尾根12:40-駐
車場16:00
【内容】

 6/5川楜沢 (晴)西沢渓谷のハイキング道から七つ釜に流れ込むナメ滝の
上から入渓する。浅い谷で藪ぽく源頭部のような渓相に変わる。F1の滝を越
えると小滝が続き穏やかな小川は、木漏れ日が差し込み苔が綺麗で癒し系の
沢にホッとする。それでも、F3、10mの滝は、結構な水量で、濡れたくない
と思いながら飛沫を受け騒ぎながら登る。滝口を越すと、頭上を軌道跡が横
切り橋が架かっている。そこをくぐり二俣を右に進む。ちょっとしたゴルジ
ュ帯をトイ状の滝や小滝を快適に進み、ゴーロ状を過ぎると沢は涸れ落ち葉
と浮石に注意しながら詰て尾根に出る。下り始めて直に先ほどくぐった川胡
桃橋に出る。ハイカーに混ざってトウゴクミツバツツジやヤマツツジの咲く
軌道跡を下る。沢を遡行すると言うより、沢ハイキングを楽しんだ。
 6/6鶏冠谷(晴)抜く沢の看板を通過し、東沢から鶏冠谷に入る。谷は暗
く、水量が多い。とてもシャワークライムする気になれないまま小滝やナメ
滝を登りゴーロを遡行するうち遡行意欲が増してくる。3段12mのナメ滝は左
岸を巻き2段目は、すべりそうを堪えて際どく3段目したの釜淵に立ち、右岸
は問題なく登れるが、水流中のホールドは冷たく飛沫をかぶってしまう。独
り左岸を見つめていた石橋さんは、水量の多い左岸を攻めてきた!凄いやる
気に刺激される。ホッとする間もなく本日の核心、逆くの字の滝が現われる。
滝の勢いは凄く、高巻きを探しているうちにリーダーは滝中に消えていって
しまった。ドキッ!ここは攻めていく!気持を切り替え、ロープを張っても
らい水際からつるつるの岩にぶら下がるシュリンゲに辿り着き腕力で登りき
る。久々のドキドキ感は心地よかった。綺麗なナメやナメ滝を越え明るい開
けた二俣に出る。右俣の薄暗いゴルジュ奥に25mの滝が見える。ここは、左
俣か入り中間の尾根に取り付き大高巻きして滝口に出る。続くゴルジュは倒
木を利用して越え次の30mの滝は、左のルンゼから途中まで高巻きつるつる
の岩を登って滝口に出る。明るく開け、綺麗なナメが続き楽しむ余裕も出て
きた。奥の二俣を過ぎた辺りでルンゼに取り付き、獣道を辿って戸渡尾根を
目指す。石楠花の木を分けながらトラバースするようになると直に登山道へ
出て石楠花の花のトンネルを下山した。
 大滝あり、ナメ滝あり、スリリングで、登攀も楽しめ、遡行意欲の沸く
素晴らしい初沢歩きができた。冒険要素の高い沢の魅力が蘇ってきたようで
す。もちろんリードをしていただかないと行けませんが・・・


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鍋割山山行 

ちば山の皆さん、おはようございます。鍋割山荘より便りします。こちらも小雨と霧で富士山は隠れて見えません。昨夜は「緑山岳会の某氏:谷川岳の救助・遺体降ろしで有名なH氏」が泊まり、山荘の主人と3人でかつてのよき時代の谷川岳や北岳 穂高岳 のサルベージの話などで 酒が進みました。

「朝露は ガスに包まれ ウグイスの 歌声写し 富士にこだます」

201006051324.jpg

田中です。鍋割山報告をします。
6月5日(土)朝6:40高速バス市原発~横浜駅~相鉄線海老名駅~小田急線渋沢駅~バス~大倉9:45発~二俣~後沢乗越~鍋割山(山荘泊)
鍋割山稜は山ツツジとトウゴクミッバツツジが咲き、また新緑に輝きとても綺麗であった。天気は曇り一時小雨で、涼しいが富士などの景色は見られなかった。山荘は相変わらずのもてなしで、また 呑んでしまい。20時に私の好きな玄関屋根裏の展望の良い小部屋に休み、朝を迎えるが 朝も濃い霧に包まれて、ただ ウグイスの声が新緑の中にさえずり、目を覚ます。本日は小丸尾根はヒルが出そうだから止め、朝のコーヒーを頂き、往路を帰途につく横浜からは市原行きが2時間後のため アクアライン~木更津駅~五井駅経由で帰途となった。今回も一人旅で 気ままな登山を味わった。




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八ヶ岳山行◆写真 

八ヶ岳山行 報告です。

14ピークでポーズ

【日時】2010年06月5~6(前夜6.4発) 
【山域】八ヶ岳
【目的地・ルート名】観音平~編笠山~権現岳~青年小屋~観音平 
【メンバー】CL室、SL辻本(車)、安岡、村尾(記) 
【天候】5日:晴れ  6日:晴れ 天気はどちらも最高
【コース(タイム)】
1日目: 観音平(1570m)6:10⇒雲海(1880)⇒押出川8:15⇒編笠山
(2524)9:45⇒青年小屋(2380)10:35⇒権現小屋12:50⇒権現岳(2715)
大休止=遊ぶ⇒青年小屋3:10 (時間は、朝出発以外は着時間、休憩
時間表記せず。初日:実質歩行時間約7.5時間)。
2日目:青年小屋7:30⇒う回路 押出川8:30⇒富士見平9:35⇒観音平10:10
⇒スパティオ小淵沢(温泉)⇒仙人小屋(豪華山菜つくし昼食) 帰途

 
梅雨入り前をねらって、雪の消えた?八ヶ岳に登った。
とはいえ、はずかしながら八ヶ岳は、初めての山域。計画時点で今年は予想
以上に残雪が多いと聞き、最後まで冬用アイゼンとピッケルを用意するかど
うかで迷ったが、現地では、稜線に雪はなく、樹林帯でも残雪はわずかで、
結果的にピッケルもアイゼンも全く不要であった。(前週に八に入ったメンバ
ーや複数の山小屋に事前確認、情報収集)


【内容】
金曜日21時にちば駅北口に集合。順調に飛ばして最後ややや時間調整して
深夜零時すぎに小淵沢ICを(1000円で)出る。近くのコンビニでビール
と朝ごはんを買い、観音平へ。駐車場で幕営し、仮眠。深夜から朝にかけ、
大量の車が入りうるさくてよく眠れず。朝おきると駐車場は、ほぼ満杯と
なっていた。(明日が開山祭)観音平登山口から笹が群生している緩やかな
登りでスタートし、雲海展望台に。後方は、文字通り雲海の先に富士山が
見えた。しばらく樹林帯を登り押手川で右手に青年小屋へまき道があるが、
左まっすぐで、岩のごつごつした急登り道へ。森林限界を超えるところで
岩の広場の編笠山へ。360度の見晴らしを大休止で楽しみ、朝食と写真。
頂上から150mほど下り、最後は巨岩を渡り歩いて<遠い酒場>の赤ちょ
うちんの青年小屋へ到着。ここから権現岳左となりのギボシへ。ダケカ
ンバ樹林を急とで登る。ところどころ雪が残っている。ノロシバを超え
ると急なガレ場があり、鎖の岩場が続く。荷物の重さを気にしながら、
気をつけながら足場を確保して行く。権現小屋で本日幕営予定のキレッ
ト小屋はまだ開業していないとの話があり、急きょ電話で(ドコモでも
稜線の小屋ちかくという事で通じて)頂上小屋に確認すると、やはり小
屋はやっておらず、水も出ているかどうか不明、、、とネガティブ。体調、
体力、あすの予定、行動時間などを総合判断し、このまま先を進む事を断
念。その場は幕営できないので、青年小屋まで戻る事に。安全第一の我々
チームはキレット超えの赤岳アタックは残念ながら次回のお楽しみとした
が、逆に権現頂上でゆっくり北側の赤岳、阿弥陀を、後方の南アルプスを
満喫し、小屋で一部がお茶して、ゆっくり青年小屋に戻った。夕方まで景色
を楽しめる天気で、夜も満天の星空であった。2日目は、朝の雲上の富士山
がキレイに見えてのんびり朝食をとり、方針転換で早めに下山し、立派な施
設の<スパティオ小淵沢>の温泉(600円)でゆっくり朝ぶろを頂き、峠の
道のイノシシが飼われている<仙人小屋>で超豪華な山菜づくし定食を味わ
い、早めの帰葉となった。
参加者皆が、まだ体力不足や古傷かかえながらも、天気と展望にささえられ、
ノンビリと頂上展望や幕営を楽しんだ。安さん情報で<仙人小屋>(WEBで
すぐわかる)は超がつく豪華な山菜つくし定食。2000~2500円。食べきれな
いほどの量なので、4人でも3人ぶんのオーダーで十分。(他に山菜てんぷら
1500円もあるが、、)
リーダー&みなさん;予定通りのコースはいけなかったけど素晴らしい天気
展望と副産物を味わえて、感謝です。

PS:途中で拾った<シラビソ>の葉っぱ付き小枝、家で甘い良い香りを放って
います。


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