三つ峠岩登り講習会◆写真
2010/05/30 Sun 16:00:00 [edit]
井上志津子です こんにちは
降水確率40%に下がり予定通り第2回岩登り講習会が決行されました。

【山 域】三つ峠
【ルート】一般ルート、地蔵ルート、草溝ルート、他
【日 時】5月30日(日)曇り―霧雨―曇り
【メンバー】CL富樫、SL渡辺(三)、福田、吉川、渡辺(理)、井上(記)
【コースタイム】千葉駅6:00―河口湖8:00―三つ峠登山口8:30―岩トレ開始9:50
―各ルート―16:00終了―21:00千葉駅
【報 告】
6:05富樫さんの車に乗せていただき、天候不安40%で河口湖三つ峠を目指す。首都
高の渋滞がないのはよいものの、河口湖に近づくにつれ、少雨がはじまり、三つ峠登
山口からの登りは、
降ったり止んだりの中を休まず歩く。山荘の分岐でヘルメットを着ける。ゲレンデに
着き、雨具をつけ、ハーネスをつける。富樫さんリードで一般ルートに取りつく。
ここで富士山に見守られて登るはずがこの日はまるでお出ましがない。
富樫さんはザックにロープを詰めて背負い、濡れた岩をリードしていく。次にトップ
ロープで登ると、気温も低いので濡れた岩は手に冷たい。地蔵ルートもリードしてい
ただき、皆で交替で登る。
11時過ぎたら、雨がやみ、風が吹き、なんと岩が乾いてきた。次に草溝ルートはヌン
チャクを3か所横にかけ、トラバースできるようにしてもらう。これも初体験だ。最
後にダブルロープの片方をリードさせてもらい、皆登って懸垂下降で降りて終了と
なった。
【学習内容】(書ききれませんけど・・・)
登る前は必ずチェックしあうこと。
靴を履き換えないで登ったりビレイしたりすること。
ビレイ中はクライマーを注視すること。
カラビナのゲートは上に向けること。
ザックを背負って登ること。
コールをはっきりすること。
ダブルロープで3人パーティの場合。
終了点でセカンドの引き上げ方とザイルダウンの仕方。
手でロープをまとめおんぶするように背負って下りること。
などなど多くのことを教えていただきました。
富樫さん、渡辺(三)さん、同行の皆様大変お世話になりありがとうございまし
た。
写真は三つ峠初挑戦の渡辺(理)さんと岩トレ終了後のこの日のメンバー。

降水確率40%に下がり予定通り第2回岩登り講習会が決行されました。

【山 域】三つ峠
【ルート】一般ルート、地蔵ルート、草溝ルート、他
【日 時】5月30日(日)曇り―霧雨―曇り
【メンバー】CL富樫、SL渡辺(三)、福田、吉川、渡辺(理)、井上(記)
【コースタイム】千葉駅6:00―河口湖8:00―三つ峠登山口8:30―岩トレ開始9:50
―各ルート―16:00終了―21:00千葉駅
【報 告】
6:05富樫さんの車に乗せていただき、天候不安40%で河口湖三つ峠を目指す。首都
高の渋滞がないのはよいものの、河口湖に近づくにつれ、少雨がはじまり、三つ峠登
山口からの登りは、
降ったり止んだりの中を休まず歩く。山荘の分岐でヘルメットを着ける。ゲレンデに
着き、雨具をつけ、ハーネスをつける。富樫さんリードで一般ルートに取りつく。
ここで富士山に見守られて登るはずがこの日はまるでお出ましがない。
富樫さんはザックにロープを詰めて背負い、濡れた岩をリードしていく。次にトップ
ロープで登ると、気温も低いので濡れた岩は手に冷たい。地蔵ルートもリードしてい
ただき、皆で交替で登る。
11時過ぎたら、雨がやみ、風が吹き、なんと岩が乾いてきた。次に草溝ルートはヌン
チャクを3か所横にかけ、トラバースできるようにしてもらう。これも初体験だ。最
後にダブルロープの片方をリードさせてもらい、皆登って懸垂下降で降りて終了と
なった。
【学習内容】(書ききれませんけど・・・)
登る前は必ずチェックしあうこと。
靴を履き換えないで登ったりビレイしたりすること。
ビレイ中はクライマーを注視すること。
カラビナのゲートは上に向けること。
ザックを背負って登ること。
コールをはっきりすること。
ダブルロープで3人パーティの場合。
終了点でセカンドの引き上げ方とザイルダウンの仕方。
手でロープをまとめおんぶするように背負って下りること。
などなど多くのことを教えていただきました。
富樫さん、渡辺(三)さん、同行の皆様大変お世話になりありがとうございまし
た。
写真は三つ峠初挑戦の渡辺(理)さんと岩トレ終了後のこの日のメンバー。

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乗鞍岳山スキー
2010/05/29 Sat 16:40:00 [edit]
山域: 乗鞍岳山スキー
日時: 5月29日(日)
メンバー: CL菊池・長池・岡田(記)・石松(船橋)
行程: 三本滝駐車場(7時15分)-位ケ原-乗鞍岳-剣が峰-三本滝駐車場3時4
0分)
富士山山スキー計画であったが天気が思わしくなく急遽、乗鞍山スキーに変更す
る。
早朝3時に出発し三本滝駐車場に7時15分到着、8時20分位ケ原山荘行きバス
までは、かなり時間が在るためスキー仕度と新潟組を待つことにする。
30分程遅れて新潟組(4名)到着。昨年の立山以来、何度かご一緒し、皆さん顔馴
染みに。
バス一台で余裕の乗車、30分で位ケ原山荘へ、ここからエコーライン50mほど上
がって シールアップ、殆ど山スキーヤーとアドベンチャースノーボーダー。
すっかり雲切れ微風、最高のバックカントリー日和。100m程登ると平坦な大地に、
ここから肩の小屋 剣が峰、乗鞍と3本の雪渓が伸びている。
どれも、申し分ないダウンヒルコースだ。
大きなジグをきり2時間30分で乗鞍頂上に到着。物足りない感じがする。小休止後、
千葉組と 新潟組で記念撮影。あいにくのガスで見晴らしはきかず。
頂上直下雪渓をダウンヒルです。極上ザラメ楽しみ250m程高度を下げ、ここから大
きく北に トラバースしながらシールアップです。
ジグ登高1時間で剣が峰へ。大雪渓をゆっくり下りながらビデオ撮影し林間コースに
入る。
雪の付きぐあいはいいみたいだ。低温続きで多いということだしい。
藪に突っ込み苦労している方もいるようだ。最後はスキー担ぎ藪漕ぎ、スキー場を
ダイレフトに 下り、三本滝駐車場到着です(3時40分)お疲れ様でした。
残り少なくなりましたが、120パーセント満足いく乗鞍山スキーでした。
日時: 5月29日(日)
メンバー: CL菊池・長池・岡田(記)・石松(船橋)
行程: 三本滝駐車場(7時15分)-位ケ原-乗鞍岳-剣が峰-三本滝駐車場3時4
0分)
富士山山スキー計画であったが天気が思わしくなく急遽、乗鞍山スキーに変更す
る。
早朝3時に出発し三本滝駐車場に7時15分到着、8時20分位ケ原山荘行きバス
までは、かなり時間が在るためスキー仕度と新潟組を待つことにする。
30分程遅れて新潟組(4名)到着。昨年の立山以来、何度かご一緒し、皆さん顔馴
染みに。
バス一台で余裕の乗車、30分で位ケ原山荘へ、ここからエコーライン50mほど上
がって シールアップ、殆ど山スキーヤーとアドベンチャースノーボーダー。
すっかり雲切れ微風、最高のバックカントリー日和。100m程登ると平坦な大地に、
ここから肩の小屋 剣が峰、乗鞍と3本の雪渓が伸びている。
どれも、申し分ないダウンヒルコースだ。
大きなジグをきり2時間30分で乗鞍頂上に到着。物足りない感じがする。小休止後、
千葉組と 新潟組で記念撮影。あいにくのガスで見晴らしはきかず。
頂上直下雪渓をダウンヒルです。極上ザラメ楽しみ250m程高度を下げ、ここから大
きく北に トラバースしながらシールアップです。
ジグ登高1時間で剣が峰へ。大雪渓をゆっくり下りながらビデオ撮影し林間コースに
入る。
雪の付きぐあいはいいみたいだ。低温続きで多いということだしい。
藪に突っ込み苦労している方もいるようだ。最後はスキー担ぎ藪漕ぎ、スキー場を
ダイレフトに 下り、三本滝駐車場到着です(3時40分)お疲れ様でした。
残り少なくなりましたが、120パーセント満足いく乗鞍山スキーでした。
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月山山スキー◆写真
2010/05/29 Sat 16:00:00 [edit]
村野です。
GWに行った月山に再び行ってきました。

【山域】月山
【ルート】姥沢-牛首-月山
【登山方法】山スキー
【山行日】2010/05/29
【メンバー】村野、会員外
【天気】曇(霧)
【行程】
姥沢駐車場-リフトトップ(10:20)-(11:30)-牛首(12:10)-スキーデポ地点1845m(12:
45)-月山(13:25)-スキーデポ地点(14:15)-リフト通り過ぎ1489m(15:17)-リフトトッ
プ(15:40)
【内容】
前夜発日帰り月山山スキー、今シーズン最後の山スキーの締めくくり。大沼キャン
プ場に到着、当然誰もいない。テントを張りとっと就寝した。
ちょっと遅い時間に、姥沢駐車場に到着、GWより積雪がずいぶんすくなくなった。
曇天で月山は全く見えない。どこまでスキーを付けて登れるだろうか。
行列のリフトに乗り込む。姥ヶ岳休憩所脇でシールを付けて、曇天霧の月山へ登り
始めた。視界100m位、姥ヶ岳斜面をトラバースして牛首を目指す。柴灯森が近づくと
藪が行く手が阻む。藪沿いに進み、柴灯森へ着く。ここで雪が途切れ、スキーを担い
で夏道を行く。牛首手前で雪が再び出てきた。牛首を過ぎて、月山1.0Kのペイントさ
れた岩まで登る。
ここで、スキーをデポして行く。霧が晴れ始め、雲海が広がる。雪がない登山道は、
ブーツでは歩きにくい。前回は、一面雪だった山頂は、すっかり地面が出ていた。参
道を通り、月山神社に着いた。温度計は20度、気持ちいいぐらい暖かい。ブーツを脱
いでお昼を食べる。来た道を戻りスキーデポ地点へ。牛首まで気持ちよく滑る。結構
雪質がよいではないか。徐々に、二人を霧が覆いはじめる。視界30m程度、これでは
月山ボウルを滑るのは難しい。仕方が無いので、往路を忠実に戻る。霧で視界がない
ので、こまめに地図を確認する。トラバースしながらリフトトップまで高度を下げ
る。そろそろリフトトップに着いてもよい頃だ。高度計を確認すると1520mを過ぎて
いた。GPSで確認するとリフトトップから東に100m行き過ぎてしまった。シールを付
けて300m登り返し、尾根をまたぎリフトトップへ到着した。
姥沢駐車場1000円(トイレ更衣室あり)
リフト1回560円
月山志津線終点からリフトまで雪上車による無料スキー運搬サービスあり
道の駅にしかわ 水沢温泉館300円
西川町 大沼キャンプ場 無料
+写真集へのリンク+
GWに行った月山に再び行ってきました。

【山域】月山
【ルート】姥沢-牛首-月山
【登山方法】山スキー
【山行日】2010/05/29
【メンバー】村野、会員外
【天気】曇(霧)
【行程】
姥沢駐車場-リフトトップ(10:20)-(11:30)-牛首(12:10)-スキーデポ地点1845m(12:
45)-月山(13:25)-スキーデポ地点(14:15)-リフト通り過ぎ1489m(15:17)-リフトトッ
プ(15:40)
【内容】
前夜発日帰り月山山スキー、今シーズン最後の山スキーの締めくくり。大沼キャン
プ場に到着、当然誰もいない。テントを張りとっと就寝した。
ちょっと遅い時間に、姥沢駐車場に到着、GWより積雪がずいぶんすくなくなった。
曇天で月山は全く見えない。どこまでスキーを付けて登れるだろうか。
行列のリフトに乗り込む。姥ヶ岳休憩所脇でシールを付けて、曇天霧の月山へ登り
始めた。視界100m位、姥ヶ岳斜面をトラバースして牛首を目指す。柴灯森が近づくと
藪が行く手が阻む。藪沿いに進み、柴灯森へ着く。ここで雪が途切れ、スキーを担い
で夏道を行く。牛首手前で雪が再び出てきた。牛首を過ぎて、月山1.0Kのペイントさ
れた岩まで登る。
ここで、スキーをデポして行く。霧が晴れ始め、雲海が広がる。雪がない登山道は、
ブーツでは歩きにくい。前回は、一面雪だった山頂は、すっかり地面が出ていた。参
道を通り、月山神社に着いた。温度計は20度、気持ちいいぐらい暖かい。ブーツを脱
いでお昼を食べる。来た道を戻りスキーデポ地点へ。牛首まで気持ちよく滑る。結構
雪質がよいではないか。徐々に、二人を霧が覆いはじめる。視界30m程度、これでは
月山ボウルを滑るのは難しい。仕方が無いので、往路を忠実に戻る。霧で視界がない
ので、こまめに地図を確認する。トラバースしながらリフトトップまで高度を下げ
る。そろそろリフトトップに着いてもよい頃だ。高度計を確認すると1520mを過ぎて
いた。GPSで確認するとリフトトップから東に100m行き過ぎてしまった。シールを付
けて300m登り返し、尾根をまたぎリフトトップへ到着した。
姥沢駐車場1000円(トイレ更衣室あり)
リフト1回560円
月山志津線終点からリフトまで雪上車による無料スキー運搬サービスあり
道の駅にしかわ 水沢温泉館300円
西川町 大沼キャンプ場 無料
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軍刀利沢入門沢登り講習会◆写真
2010/05/22 Sat 16:00:00 [edit]
柘植です。先週の日曜日に日帰りで入門沢登り講習会に同行したので、
その様子をお伝えします。

【日程】5月22日(土)日帰り 【場所】軍刀利沢 【天候】晴れ
【参加者】CL高梨、SL柘植、深谷、渡辺(理)、石井、辻本
【記録】 入渓9:30ごろ、稜線14:00ごろ、もどり16:00ごろ
【所感】
昨年度末のジャンル別アンケートでは新たに沢を始めたい人や継続したい
会員も結構いたので、受講生徒が3人というのはちょっと残念だったが、
また別の機会に原因を明らかにして来年につなげたい。軍刀利沢は初級の
沢ということになっているが、相変わらず高梨さんが最も登り甲斐のあるライン
から登ってくれるので、かなり充実した登攀を楽しめた(苦労できた?)と思われる。
また途中では机上講習の復習ということで、現在地点の確認やミニレスキュー
を行いながら進む。遡行も普段は黙々とあるいはキャーキャー騒ぎながら
歩くだけだが、今回は講習会らしく基本を確認しながら滝の登攀、ヘツリ、
ガレ場での懸垂下降などを行った。私も経験の浅い人を沢に案内するときは
いろいろアドバイスすることもあったが、今回のようにポイントごとに技術の
解説や指導を行いながら進んだことはなく、恥ずかしながら基本的な講習会
の重要性を再認識した。今後は初級の登攀的沢の講習、重荷を背負った
遡行を体験する1泊2日の沢登り講習などを実施しますので、多くの会員の
参加をお願いします。
受講者、深谷さん(クライマーですが始めての沢)の感想です。
【読図講習について】
読図の感想はしっかり読めるようになれば面白いと思いました。
【沢登実地講習について】
沢登りは登る難しさはないのですが、ミスしたら命にかかわるので一番危険だと
思いました。 最後まで気の抜けない厳しさを感じました。
+写真集へのリンク+
その様子をお伝えします。

【日程】5月22日(土)日帰り 【場所】軍刀利沢 【天候】晴れ
【参加者】CL高梨、SL柘植、深谷、渡辺(理)、石井、辻本
【記録】 入渓9:30ごろ、稜線14:00ごろ、もどり16:00ごろ
【所感】
昨年度末のジャンル別アンケートでは新たに沢を始めたい人や継続したい
会員も結構いたので、受講生徒が3人というのはちょっと残念だったが、
また別の機会に原因を明らかにして来年につなげたい。軍刀利沢は初級の
沢ということになっているが、相変わらず高梨さんが最も登り甲斐のあるライン
から登ってくれるので、かなり充実した登攀を楽しめた(苦労できた?)と思われる。
また途中では机上講習の復習ということで、現在地点の確認やミニレスキュー
を行いながら進む。遡行も普段は黙々とあるいはキャーキャー騒ぎながら
歩くだけだが、今回は講習会らしく基本を確認しながら滝の登攀、ヘツリ、
ガレ場での懸垂下降などを行った。私も経験の浅い人を沢に案内するときは
いろいろアドバイスすることもあったが、今回のようにポイントごとに技術の
解説や指導を行いながら進んだことはなく、恥ずかしながら基本的な講習会
の重要性を再認識した。今後は初級の登攀的沢の講習、重荷を背負った
遡行を体験する1泊2日の沢登り講習などを実施しますので、多くの会員の
参加をお願いします。
受講者、深谷さん(クライマーですが始めての沢)の感想です。
【読図講習について】
読図の感想はしっかり読めるようになれば面白いと思いました。
【沢登実地講習について】
沢登りは登る難しさはないのですが、ミスしたら命にかかわるので一番危険だと
思いました。 最後まで気の抜けない厳しさを感じました。
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沢登り /
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富士山(富士宮)山スキー◆写真動画
2010/05/22 Sat 15:40:00 [edit]
菊池です。
5月22日、富士山山スキーの報告をゲストの四国・岡田さんに書いていただきました。
当日は予想より高温(静岡で27℃・山頂で3~4℃)で風も弱く、願ってもない絶好の富士山登頂山スキー日和、総勢9名、初登頂山スキーを四国岡田さん・石橋さん・舟山さん・住田さんが体験できました。150~200人位のスキーヤー・ボーダー(登山者は以外に少なかった)が山頂を目指していました。

【山域】 富士山
【日時と天候】 2010年5月22日(土)晴れのち曇り
【メンバー】CL菊池・長池・岡田・舟山・住田・吉川・石橋・朝岡・岡田(四国・会員外)/記録
【行程】
富士宮新5合目登山口(6:30)山頂到着(12:25)山頂発(13:05)富士宮新5合目登山口(15:40)
【内容】)
・愛媛から富士山初参加の私は、昨晩4時に出て、富士宮の駐車場午前1:00頃到着、気温6度。既に、全国から多くの富士山登山、スキーヤー達が集結。夜が明けるのをワクワクしながら車中泊。朝6:30 新5合目富士宮登山口にてちば山の皆さんと再会、住田さんとは初対面です。用意万端で6時30分発。やや風強く気になるところ。
・登り口付近からの観察によると、上部は昨年よりやや雪は多いとのことで期待が高まる。6合目5勺2750m辺りで雪が付いてきてアイゼン装着。
・雪は柔らかく、底はしっかりしているので登りやすい。はやる気持ちでどうしてもサクサク行きたがるが、GL菊池さんの「早いからもっとゆっくり」の指示が飛ぶ。しばらく直登するも、徐々に傾斜が増してくる。ベテラン長池さん先頭で、後続ペースや斜面の状況把握しながら適切にジグを切り快調に進みます。
・8:50頃7合目通過。3060m過ぎでトラバースしたところで休憩。ここから先は頂上部まで丸見えの真っ白な大斜面。いやおうにも登高欲がそそる。
・10:25 8合目過ぎ3350mで、舟山さんが足にケイレンし待機。残りのメンバーが先行。9合目3400m過ぎから、空気の薄さを感じる。長池さんが絶妙のペース配分でゆっくりと引っ張る。私はときどき止まって呼吸を整えないと無理。皆で励ましあいながら3600mから最後の急登。少し山頂部にガスがかかりはじめた。
・12:25 富士宮口の鳥居をくぐり、ついに富士山頂到着。感無量。心配したガスも無く無風。強風を心配したが、ここ何年でこんな無風は初めてのこと。空は高曇りで陽射しは緩いがとても温かい。ゆっくりしていると船山さん到着。全員登頂だ。舟山さん、すばらしい頑張りです。
・13:05 いよいよ待望の、富士山大滑降だ。頂上部は氷雪、シュカブラで滑りにくく少し下まで下降。岡田(悦)さんが、最初に急斜面に飛び込み華麗なパラレル小回りを決める。私も不慣れなテレを駆使?してターン。雪はいいザラメでコントロールしやすい。日射が雲に隠され、風もなく日中に適度に緩んだようだ。長池さんは、楽しそうにテレターンを決める。石橋さんは高い姿勢でスムースなターン。朝岡さんは、山頂バックに決めポーズ。吉川さんは、アルペンで確実な滑り。舟山さんは、アルペンとテレターンを器用に使い分けられる。住田さんは、初めてのシーズンと思えない安定した姿勢。フォールラインに絡めて落差のあるターンができるのはすごい。そしてGL菊池さんは、動画を回しながら我々の滑りを撮って、さらにコーチングして頂く。
・途中3000m付近でガスが出てきたが、切れ間をねらって滑降。 富士山の大きな斜面では、スピード感や距離感がマヒしそうだ。やがて3060mすぎトラバースで一度スキーを脱いだが、やや雪が重くなるが最後まで楽しい斜面。ここで住田さんが片方の板を流したが事なきを得てひと安心。
そして14:50 2750m雪渓終点です。 落差1000m、2km以上の斜面を滑りました。ごちそうさまでした。
・15:40富士宮新5合目登山口到着。
・帰りは、御殿場の温泉で、富士山が一望できる湯船につかり天国です。今日滑った富士宮の雪渓が見えて感激ひとしお。
今回の富士山山スキーでは、気候条件にも恵まれ、ちば山の方々のご支援で、富士山頂上から滑ることができて大満足でした。空気の薄さや、斜面の大きさで日本一のスケールを感じました。帰りの高速道から絵葉書のような富士山の美しい姿をみて再び感動しました。大変有難うございました。
+写真集へのリンク+
+動画へのリンク+
5月22日、富士山山スキーの報告をゲストの四国・岡田さんに書いていただきました。
当日は予想より高温(静岡で27℃・山頂で3~4℃)で風も弱く、願ってもない絶好の富士山登頂山スキー日和、総勢9名、初登頂山スキーを四国岡田さん・石橋さん・舟山さん・住田さんが体験できました。150~200人位のスキーヤー・ボーダー(登山者は以外に少なかった)が山頂を目指していました。

【山域】 富士山
【日時と天候】 2010年5月22日(土)晴れのち曇り
【メンバー】CL菊池・長池・岡田・舟山・住田・吉川・石橋・朝岡・岡田(四国・会員外)/記録
【行程】
富士宮新5合目登山口(6:30)山頂到着(12:25)山頂発(13:05)富士宮新5合目登山口(15:40)
【内容】)
・愛媛から富士山初参加の私は、昨晩4時に出て、富士宮の駐車場午前1:00頃到着、気温6度。既に、全国から多くの富士山登山、スキーヤー達が集結。夜が明けるのをワクワクしながら車中泊。朝6:30 新5合目富士宮登山口にてちば山の皆さんと再会、住田さんとは初対面です。用意万端で6時30分発。やや風強く気になるところ。
・登り口付近からの観察によると、上部は昨年よりやや雪は多いとのことで期待が高まる。6合目5勺2750m辺りで雪が付いてきてアイゼン装着。
・雪は柔らかく、底はしっかりしているので登りやすい。はやる気持ちでどうしてもサクサク行きたがるが、GL菊池さんの「早いからもっとゆっくり」の指示が飛ぶ。しばらく直登するも、徐々に傾斜が増してくる。ベテラン長池さん先頭で、後続ペースや斜面の状況把握しながら適切にジグを切り快調に進みます。
・8:50頃7合目通過。3060m過ぎでトラバースしたところで休憩。ここから先は頂上部まで丸見えの真っ白な大斜面。いやおうにも登高欲がそそる。
・10:25 8合目過ぎ3350mで、舟山さんが足にケイレンし待機。残りのメンバーが先行。9合目3400m過ぎから、空気の薄さを感じる。長池さんが絶妙のペース配分でゆっくりと引っ張る。私はときどき止まって呼吸を整えないと無理。皆で励ましあいながら3600mから最後の急登。少し山頂部にガスがかかりはじめた。
・12:25 富士宮口の鳥居をくぐり、ついに富士山頂到着。感無量。心配したガスも無く無風。強風を心配したが、ここ何年でこんな無風は初めてのこと。空は高曇りで陽射しは緩いがとても温かい。ゆっくりしていると船山さん到着。全員登頂だ。舟山さん、すばらしい頑張りです。
・13:05 いよいよ待望の、富士山大滑降だ。頂上部は氷雪、シュカブラで滑りにくく少し下まで下降。岡田(悦)さんが、最初に急斜面に飛び込み華麗なパラレル小回りを決める。私も不慣れなテレを駆使?してターン。雪はいいザラメでコントロールしやすい。日射が雲に隠され、風もなく日中に適度に緩んだようだ。長池さんは、楽しそうにテレターンを決める。石橋さんは高い姿勢でスムースなターン。朝岡さんは、山頂バックに決めポーズ。吉川さんは、アルペンで確実な滑り。舟山さんは、アルペンとテレターンを器用に使い分けられる。住田さんは、初めてのシーズンと思えない安定した姿勢。フォールラインに絡めて落差のあるターンができるのはすごい。そしてGL菊池さんは、動画を回しながら我々の滑りを撮って、さらにコーチングして頂く。
・途中3000m付近でガスが出てきたが、切れ間をねらって滑降。 富士山の大きな斜面では、スピード感や距離感がマヒしそうだ。やがて3060mすぎトラバースで一度スキーを脱いだが、やや雪が重くなるが最後まで楽しい斜面。ここで住田さんが片方の板を流したが事なきを得てひと安心。
そして14:50 2750m雪渓終点です。 落差1000m、2km以上の斜面を滑りました。ごちそうさまでした。
・15:40富士宮新5合目登山口到着。
・帰りは、御殿場の温泉で、富士山が一望できる湯船につかり天国です。今日滑った富士宮の雪渓が見えて感激ひとしお。
今回の富士山山スキーでは、気候条件にも恵まれ、ちば山の方々のご支援で、富士山頂上から滑ることができて大満足でした。空気の薄さや、斜面の大きさで日本一のスケールを感じました。帰りの高速道から絵葉書のような富士山の美しい姿をみて再び感動しました。大変有難うございました。
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毛勝谷山スキー
2010/05/16 Sun 17:00:00 [edit]
【5/16(日) 天候:快晴(午後一時ガス)】
[林道(標高:520m地点)発 05:00~06:00 阿部木谷出合(720m) 06:10~07:30 最終堰堤上部(1,100m) 08:00~08:40 大明神沢出合(1,250m) ~09:10 三の又下部(1,450m) 09:20~09:40 三の又上部(1,600m) 10:00~12:30ボーサマのコル(2,360m) ~12:40毛勝北峰(2,414m) 12:50~13:00 同コル(2,360m) 14:00~16:00 板菱付近(1,150m) ~17:00 阿部木谷出合(720m) ~17:30 スタート地点(520m)着]
前日扇沢に下山後、北国街道の天嶮親不知にて豪華晩餐と日本海に沈む夕陽にエネルギーをフルチャージ。二日目は北アルプス最北部の毛勝山を目指すことに。前日途中敗退のリベンジをはかるべく、一同早起きをして意気込みも十分だが、残念ながら片貝川東又左岸谷筋を埋める雪に阻まれて、阿部木谷出合まで標高200mのアルバイトが付加され、長い一日を予感させられる。
最終堰堤上部より三の又辺りまでシール登行の後、以降はアイゼンに履き替え、じりじりと高度を稼ぐ。デブリの急斜面の登行にも結構消耗し、ヘロヘロ状態で漸くボーサマのコルに到着。期待していた剱岳の雄姿も、南からのガスの中。後立山の眺望も瞬間芸で、一面瞬く間にガスに覆われる。
暫く待つものの状況は好転せず、視界の得られぬ中、すっかりデブリに覆い尽くされた三の又付近までは苦難の滑り。その後ガスも晴れ、板菱までは快適斜面が続く。最後の林道歩きの長さに閉口。
盛り沢山のタフな二日間となった他、山スキーの難しさ・怖さを改めて感じたツアーとなりました。
石松(船橋山の会、記)
[林道(標高:520m地点)発 05:00~06:00 阿部木谷出合(720m) 06:10~07:30 最終堰堤上部(1,100m) 08:00~08:40 大明神沢出合(1,250m) ~09:10 三の又下部(1,450m) 09:20~09:40 三の又上部(1,600m) 10:00~12:30ボーサマのコル(2,360m) ~12:40毛勝北峰(2,414m) 12:50~13:00 同コル(2,360m) 14:00~16:00 板菱付近(1,150m) ~17:00 阿部木谷出合(720m) ~17:30 スタート地点(520m)着]
前日扇沢に下山後、北国街道の天嶮親不知にて豪華晩餐と日本海に沈む夕陽にエネルギーをフルチャージ。二日目は北アルプス最北部の毛勝山を目指すことに。前日途中敗退のリベンジをはかるべく、一同早起きをして意気込みも十分だが、残念ながら片貝川東又左岸谷筋を埋める雪に阻まれて、阿部木谷出合まで標高200mのアルバイトが付加され、長い一日を予感させられる。
最終堰堤上部より三の又辺りまでシール登行の後、以降はアイゼンに履き替え、じりじりと高度を稼ぐ。デブリの急斜面の登行にも結構消耗し、ヘロヘロ状態で漸くボーサマのコルに到着。期待していた剱岳の雄姿も、南からのガスの中。後立山の眺望も瞬間芸で、一面瞬く間にガスに覆われる。
暫く待つものの状況は好転せず、視界の得られぬ中、すっかりデブリに覆い尽くされた三の又付近までは苦難の滑り。その後ガスも晴れ、板菱までは快適斜面が続く。最後の林道歩きの長さに閉口。
盛り沢山のタフな二日間となった他、山スキーの難しさ・怖さを改めて感じたツアーとなりました。
石松(船橋山の会、記)
山スキー /
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乗鞍岳山スキー◆写真動画
2010/05/16 Sun 16:00:00 [edit]
住田です、こんばんは
先週末の乗鞍岳山スキーの山行報告です。
2日間とも天候に恵まれ、快適な乗鞍岳山スキーを楽しめました。

【山域】北アルプス:乗鞍岳
【日時と天候】2010年5月15日(土)晴れ、16日(日)晴れ
【メンバー】CL石橋・小倉・船山・小泉・池田・住田(記)
【行程】
14日:千葉~石川PA(22:30)~乗鞍高原(囲炉裏小屋泊)
15日:民宿(芝原)~バス(8:05発)~位ヶ原~シール徒行(9:15発)~肩の小屋
~アイゼン徒行~(12:30着)乗鞍岳山頂~滑降~肩の小屋~滑降~
途中単独テレマーカー負傷ヘリ救出サポート~(16:00着)スキー場~民宿
16日:民宿~バス(8:05発)~位ヶ原~シール徒行(9:15発)~摩利支天岳~滑降
~スキー場~民宿~(14:00)周辺で山菜採り~帰葉
【内容】
・位ヶ原まではバスで移動、多くの山スキーヤーで賑わっていた。
肩の小屋あたりまでシール徒行し、山頂へはアイゼンで目指す。
新会員の小泉さんは、小倉さんよりポイントを聞きながら、初めての
スキーブーツでのアイゼン歩行を経験された。
・山頂近くの稜線の雪面に、帯状の風紋(シュカブラ)ができていた。
快晴の山頂からは、穂高・槍、御獄山、中央・南アルプスと、雪山の360度
パノラマを堪能。
・山頂上部でもアイスバーンはなく、大雪渓の重めのザラメ雪を一気に下った。
下部の緩斜面では、極薄のクラストが一面に広がり、その下を雪解け水が
流れていた。2日目はコロナ観測所がある摩利支天岳の東側斜面を下る。
極上のザラメ雪で、傾斜と長さからもテレマークにほどよい斜面だった。
・三本滝まで降りる途中、途中単独テレマーカーが転倒して動けなくなって
いたので、ヘリ救助までのサポートを経験した。
先月4/11に、雪訓・セルフレスキューの講習に参加した際、ツエルトと
テーピングテープの有用性を感じ、今回持参したため、負傷者の保温、
負傷箇所の簡易固定で、さっそく実践で役立った。
翌朝の地元新聞で、今回の事故の記事が掲載されていた。
・山スキー終了後は、民宿の周辺で陽だまりの中、のどかな山菜採りに転じ、
コゴミ、ニンジンソウ、ヨモギ、タラノミ、ハリキリ..豊富な山菜の
宝庫であった。
・池田さん常連の乗鞍の民宿『芝原』は、昔ながらの風情と小奇麗な施設で、
豊富でおいしい山菜料理や硫黄泉も堪能できました。
+写真集へのリンク+
+動画へのリンク+
以上です。
先週末の乗鞍岳山スキーの山行報告です。
2日間とも天候に恵まれ、快適な乗鞍岳山スキーを楽しめました。

【山域】北アルプス:乗鞍岳
【日時と天候】2010年5月15日(土)晴れ、16日(日)晴れ
【メンバー】CL石橋・小倉・船山・小泉・池田・住田(記)
【行程】
14日:千葉~石川PA(22:30)~乗鞍高原(囲炉裏小屋泊)
15日:民宿(芝原)~バス(8:05発)~位ヶ原~シール徒行(9:15発)~肩の小屋
~アイゼン徒行~(12:30着)乗鞍岳山頂~滑降~肩の小屋~滑降~
途中単独テレマーカー負傷ヘリ救出サポート~(16:00着)スキー場~民宿
16日:民宿~バス(8:05発)~位ヶ原~シール徒行(9:15発)~摩利支天岳~滑降
~スキー場~民宿~(14:00)周辺で山菜採り~帰葉
【内容】
・位ヶ原まではバスで移動、多くの山スキーヤーで賑わっていた。
肩の小屋あたりまでシール徒行し、山頂へはアイゼンで目指す。
新会員の小泉さんは、小倉さんよりポイントを聞きながら、初めての
スキーブーツでのアイゼン歩行を経験された。
・山頂近くの稜線の雪面に、帯状の風紋(シュカブラ)ができていた。
快晴の山頂からは、穂高・槍、御獄山、中央・南アルプスと、雪山の360度
パノラマを堪能。
・山頂上部でもアイスバーンはなく、大雪渓の重めのザラメ雪を一気に下った。
下部の緩斜面では、極薄のクラストが一面に広がり、その下を雪解け水が
流れていた。2日目はコロナ観測所がある摩利支天岳の東側斜面を下る。
極上のザラメ雪で、傾斜と長さからもテレマークにほどよい斜面だった。
・三本滝まで降りる途中、途中単独テレマーカーが転倒して動けなくなって
いたので、ヘリ救助までのサポートを経験した。
先月4/11に、雪訓・セルフレスキューの講習に参加した際、ツエルトと
テーピングテープの有用性を感じ、今回持参したため、負傷者の保温、
負傷箇所の簡易固定で、さっそく実践で役立った。
翌朝の地元新聞で、今回の事故の記事が掲載されていた。
・山スキー終了後は、民宿の周辺で陽だまりの中、のどかな山菜採りに転じ、
コゴミ、ニンジンソウ、ヨモギ、タラノミ、ハリキリ..豊富な山菜の
宝庫であった。
・池田さん常連の乗鞍の民宿『芝原』は、昔ながらの風情と小奇麗な施設で、
豊富でおいしい山菜料理や硫黄泉も堪能できました。
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以上です。
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毛勝山山スキー◆写真動画
2010/05/16 Sun 14:00:00 [edit]
菊池です。
前回の蓮華大沢の敗退報告に続いてハイグレード山スキールート・毛勝山の登頂報告をいたします。

【山域】毛勝山
【日時と天候】2010年5月16日(日)晴れ、山頂付近はガス 気温:富山で最高23℃
【メンバー】CL菊池・長池・岡田・石松(船山):精鋭!!4名
【行程】親不知・道の駅(ピアパーク)4:00-魚津IC-成谷堰堤前駐車場520m)5:10-片貝山荘ー阿部木谷ー毛勝谷ーボーサマのコルー13:25毛勝山山頂(2414m)ーボーサマのコル14:00ー滑走ー片貝山荘ー17:40駐車場
・今回の2日間山スキー計画の主目的は念願の蓮華大沢であり、あわよくば好天続きであれば、おまけに木曽駒・三ノ沢岳を考えていた。当初16日は下り坂予想、蓮華大沢のみと諦めていたが、まさに好天続き予想に変わりテンションアップ、前日までの低温、降雪による表層雪崩の懸念は拭えなかったが、200名山でハイグレードの毛勝に挑戦せずにはいられなかった。
・前日の蓮華大沢敗退ですっかり落ち込んだ小生と長池さん。いかに体調を整えて超ハードルートに挑むか。不安のまま親不知に向かったが、旨い物食いたさと生ビール渇望状態で道の駅の看板をなんと「ビアパーク」と読み違えてしまった。日本海の夕日を望むレストランで刺身定食・かに汁・かきフライに生ビール、すっかりいい気分になり、日本海を眼前にしたテント泊で安眠できた。
・疲れも取れ体調万全、朝食と水分をたっぶり摂り、片貝山荘に向かった。
・今年は積雪が多く、なんと片貝山荘の約2.5km手前の成谷堰堤前の駐車場から先は、沢から雪崩れた大量の残雪で山荘まで数箇所埋まっていた。致し方ない、行ける所まで頑張るしかないと半ば諦めの境地で出発した。スキー靴で道路を約1時間、その後阿部木谷の左岸に渡ると雪上を歩くようになるが、所々雪は消えており、最終堰堤を越えた板菱(1020m)付近で雪渓に上がりシール登行を始めた。両側に迫る急峻な斜面と沢からの汚れたデブリ、木々が散乱した暗い雪渓、後発の単独スキーヤーや登山者数名が追い抜いて行ったが、ロートルを混じえた前日の敗退組は焦らずゆっくり進むしかない。大明神沢を右に分け左にドッグレッグすると広大な開けた雪渓から稜線の続く急な雪渓が一望できた。新雪が薄っすらと乗った緩斜面の遥か彼方の急斜面の下部は前日の雪崩れによる多量のデブリでほぼ埋まっておりデブリランドと化していた。
・デブリランドに突入するところから岡田さん以外はアイゼン・ストック登行に切り替えた。ペースの異なる若手組(岡田・石松)と高齢者(長池・菊池)の2班に分け登頂を目指すこととした。岡田さんはデブリの脇のスペースをデブリを通過したりしながら巧みにシール登行、上部はデブリがなくなり山頂まで力強く登り上げた。1時間ほど送れて13:25最終的に小生が登頂できた。上部に行くに従い降雪は深く30cmくらいあるところもあった。出来るだけ体力を消耗しないよう、ステップを忠実に辿ったが、デブリの中を登るところでは難儀した。
・なんとかヘロヘロになりながら登頂できたが、既にガスがかかっており、剣岳などの大展望は拝むことは出来なかった。
・14;00ほぼホワイトアウトの状態の中、急斜面滑走を慎重に始めた。2~3ターンずつ高度を下げると、登りの時と様相が異なり、新雪が剥ぎ取られた汚れた堅いバーンがむき出しの部分と湿雪がまだらに残っているところが入り混じる30度以上の急斜面、視界不良、恐らく先行スキーヤーが表層雪崩を誘発し、かなり落ちたものと判断、緊張しながら徐々に高度を下げた。小生に続いて岡田さん、長池さん石松さんの順に10mくらいづつ確認しあいながら下った。
・つぎの瞬間、上にいた長池さんから「雪崩れだ逃げろ!!」の掛け声、視界が不良の中、雪崩の先端が小生のところに達するかどうかで左に逃げられたが、岡田さんは巻き込まれてしまった。上半身が出ており座ったような姿勢で30mあまり流されていたが、速度が弱まった段階で左に脱出できた。我々が滑走した後に上から流れて来た表層雪崩であったが、滑走により、上部に残っていた積雪が雪崩れたものであろうか??。登りでは下部に堅い弱層があるのは確認していたが、それほど弱いものとは思えなかった。30度強の急斜面、気温上昇と強い衝撃により湿雪雪崩が誘発されることを思い知らされた。
・、表層もかなり落ちてしまい、斜度も緩み雪崩れの危険性が少なくなると谷をほぼ埋め尽くす広大なデブリランド、一部ツボ足で下った。
・この時期にはほぼ雪崩れは少なくなり落ち着いた状態になるが、今年のように直前の降雪と雪崩れの最も起きやすい30~40度の急斜面ではかなりの危険性があることを再確認した。
・漸く危険地帯から開放されると、広大なザラメの快適斜面が待っていた。動画撮影を楽しみながら思い思いのシュプールを描きながらゆっくり下った。長池さんのテレマークもシーズン終盤になりコツを会得、リズミカルで華麗なターンを楽しんでいた。
・ヘロヘロ林道歩きも片貝山荘を通過、残り30分の頑張りと下を向きつつ棒になった足を進めていると、何か動物が前方から突進してくる。「熊か、俺の脇1mくらいのところを通過して土手を下っていった。カモシカでよかった」「ビックリしたなもう」 さらにどっと疲れが増し、駐車場までの道のりな長かったことは言うまでもない。
・標高差約1400mの滑走であったが、豪快な滑りは楽しめなかった。いろいろな経験と教訓になる有意義で完全燃焼のハードツアーであった。
白馬大雪渓・針ノ木雪渓・石転び雪渓・剣沢雪渓は日本を代表する素晴らしい豪快な山スキールートであり、毎年多数の山スキーヤーが訪れている。経験と体力がある程度備わった中級以上の山スキーヤーには十分楽しめるエリアであり、今後も訪れることであろう。蓮華大沢へのアプローチは近いが、急斜面の連続と狭い「のど」など落石と雪崩れの危険性が高い。毛勝山は懐が極めて深く、稜線に達する長い急斜面ゆえのデブリランド、いずれも一筋縄ではいかないハイグレードルートであることを痛感させられました。
近日中に写真と動画をHPに掲載します。
またまた長文です。お許しください。
+写真集へのリンク+
+動画へのリンク+
前回の蓮華大沢の敗退報告に続いてハイグレード山スキールート・毛勝山の登頂報告をいたします。

【山域】毛勝山
【日時と天候】2010年5月16日(日)晴れ、山頂付近はガス 気温:富山で最高23℃
【メンバー】CL菊池・長池・岡田・石松(船山):精鋭!!4名
【行程】親不知・道の駅(ピアパーク)4:00-魚津IC-成谷堰堤前駐車場520m)5:10-片貝山荘ー阿部木谷ー毛勝谷ーボーサマのコルー13:25毛勝山山頂(2414m)ーボーサマのコル14:00ー滑走ー片貝山荘ー17:40駐車場
・今回の2日間山スキー計画の主目的は念願の蓮華大沢であり、あわよくば好天続きであれば、おまけに木曽駒・三ノ沢岳を考えていた。当初16日は下り坂予想、蓮華大沢のみと諦めていたが、まさに好天続き予想に変わりテンションアップ、前日までの低温、降雪による表層雪崩の懸念は拭えなかったが、200名山でハイグレードの毛勝に挑戦せずにはいられなかった。
・前日の蓮華大沢敗退ですっかり落ち込んだ小生と長池さん。いかに体調を整えて超ハードルートに挑むか。不安のまま親不知に向かったが、旨い物食いたさと生ビール渇望状態で道の駅の看板をなんと「ビアパーク」と読み違えてしまった。日本海の夕日を望むレストランで刺身定食・かに汁・かきフライに生ビール、すっかりいい気分になり、日本海を眼前にしたテント泊で安眠できた。
・疲れも取れ体調万全、朝食と水分をたっぶり摂り、片貝山荘に向かった。
・今年は積雪が多く、なんと片貝山荘の約2.5km手前の成谷堰堤前の駐車場から先は、沢から雪崩れた大量の残雪で山荘まで数箇所埋まっていた。致し方ない、行ける所まで頑張るしかないと半ば諦めの境地で出発した。スキー靴で道路を約1時間、その後阿部木谷の左岸に渡ると雪上を歩くようになるが、所々雪は消えており、最終堰堤を越えた板菱(1020m)付近で雪渓に上がりシール登行を始めた。両側に迫る急峻な斜面と沢からの汚れたデブリ、木々が散乱した暗い雪渓、後発の単独スキーヤーや登山者数名が追い抜いて行ったが、ロートルを混じえた前日の敗退組は焦らずゆっくり進むしかない。大明神沢を右に分け左にドッグレッグすると広大な開けた雪渓から稜線の続く急な雪渓が一望できた。新雪が薄っすらと乗った緩斜面の遥か彼方の急斜面の下部は前日の雪崩れによる多量のデブリでほぼ埋まっておりデブリランドと化していた。
・デブリランドに突入するところから岡田さん以外はアイゼン・ストック登行に切り替えた。ペースの異なる若手組(岡田・石松)と高齢者(長池・菊池)の2班に分け登頂を目指すこととした。岡田さんはデブリの脇のスペースをデブリを通過したりしながら巧みにシール登行、上部はデブリがなくなり山頂まで力強く登り上げた。1時間ほど送れて13:25最終的に小生が登頂できた。上部に行くに従い降雪は深く30cmくらいあるところもあった。出来るだけ体力を消耗しないよう、ステップを忠実に辿ったが、デブリの中を登るところでは難儀した。
・なんとかヘロヘロになりながら登頂できたが、既にガスがかかっており、剣岳などの大展望は拝むことは出来なかった。
・14;00ほぼホワイトアウトの状態の中、急斜面滑走を慎重に始めた。2~3ターンずつ高度を下げると、登りの時と様相が異なり、新雪が剥ぎ取られた汚れた堅いバーンがむき出しの部分と湿雪がまだらに残っているところが入り混じる30度以上の急斜面、視界不良、恐らく先行スキーヤーが表層雪崩を誘発し、かなり落ちたものと判断、緊張しながら徐々に高度を下げた。小生に続いて岡田さん、長池さん石松さんの順に10mくらいづつ確認しあいながら下った。
・つぎの瞬間、上にいた長池さんから「雪崩れだ逃げろ!!」の掛け声、視界が不良の中、雪崩の先端が小生のところに達するかどうかで左に逃げられたが、岡田さんは巻き込まれてしまった。上半身が出ており座ったような姿勢で30mあまり流されていたが、速度が弱まった段階で左に脱出できた。我々が滑走した後に上から流れて来た表層雪崩であったが、滑走により、上部に残っていた積雪が雪崩れたものであろうか??。登りでは下部に堅い弱層があるのは確認していたが、それほど弱いものとは思えなかった。30度強の急斜面、気温上昇と強い衝撃により湿雪雪崩が誘発されることを思い知らされた。
・、表層もかなり落ちてしまい、斜度も緩み雪崩れの危険性が少なくなると谷をほぼ埋め尽くす広大なデブリランド、一部ツボ足で下った。
・この時期にはほぼ雪崩れは少なくなり落ち着いた状態になるが、今年のように直前の降雪と雪崩れの最も起きやすい30~40度の急斜面ではかなりの危険性があることを再確認した。
・漸く危険地帯から開放されると、広大なザラメの快適斜面が待っていた。動画撮影を楽しみながら思い思いのシュプールを描きながらゆっくり下った。長池さんのテレマークもシーズン終盤になりコツを会得、リズミカルで華麗なターンを楽しんでいた。
・ヘロヘロ林道歩きも片貝山荘を通過、残り30分の頑張りと下を向きつつ棒になった足を進めていると、何か動物が前方から突進してくる。「熊か、俺の脇1mくらいのところを通過して土手を下っていった。カモシカでよかった」「ビックリしたなもう」 さらにどっと疲れが増し、駐車場までの道のりな長かったことは言うまでもない。
・標高差約1400mの滑走であったが、豪快な滑りは楽しめなかった。いろいろな経験と教訓になる有意義で完全燃焼のハードツアーであった。
白馬大雪渓・針ノ木雪渓・石転び雪渓・剣沢雪渓は日本を代表する素晴らしい豪快な山スキールートであり、毎年多数の山スキーヤーが訪れている。経験と体力がある程度備わった中級以上の山スキーヤーには十分楽しめるエリアであり、今後も訪れることであろう。蓮華大沢へのアプローチは近いが、急斜面の連続と狭い「のど」など落石と雪崩れの危険性が高い。毛勝山は懐が極めて深く、稜線に達する長い急斜面ゆえのデブリランド、いずれも一筋縄ではいかないハイグレードルートであることを痛感させられました。
近日中に写真と動画をHPに掲載します。
またまた長文です。お許しください。
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大博多山~志津倉山定例山菜山行◆写真
2010/05/16 Sun 12:00:00 [edit]
田中です。山菜山行の報告をします。
+詳細報告書〈シート1は報告 シート2は写真集です)へのリンク+
5/15 横山車・橋本車それぞれに打ち合わせ通りに待ち合わせの上で乗車(横山車は
幕張本郷)して、現地へ向い、上河内SAで合流、一路 青柳林道登山口へ入る。(途
中には山菜時期の注意張紙が目にとまる。村の収入源として貴重な産物であろうこと
が、判る。)
◎駐車場は10台弱のスペースが有りそうだが、一番乗りで良い場所に止める。(そ
の後数台が来る)
(※ここの山開きは秋に行うと地元の山菜採りのお父さんに教わる。紅葉がとても良
いらしい。)
登山口よりは少し進むといきなりの急登りとなり、足のアキレス腱にキツイ登りが続
くこと約1時間で稜線にでる。途中では山菜(こしあぶら)を確認しながら子供の木
が有れば親の木が近くにあるとか、これは小さいので採ってはいけないなどと研究を
しながら山菜学を磨く。また 稜線手前からは岩ウチワの淡いピンクの花が可憐に咲
いていて和ませてくれた。
稜線上で二手に別れ(山頂を目指す組・山菜研究組)で行動をする。
我々 山頂組はかなり急な登りであるが、綺麗に地元の方が作られた道を1ピッチで
山頂に達する。
山頂では360度のまだ雪の残る会津の山並みが見渡せ昼食の後に帰途につく。
下山もかなり降りたところで、こし油の太木が、雪で折れて倒れているのを発見し
た、可愛そうだが此れが自然の猛威でやむを得ないと枯れ行く彼から少しだけ恵みを
頂くことにする。
下山口には研究組が下り、こごみ・こし油・うど・あいこ・カタクリ・たらの目等が
見られたと報告を頂きカメラを通し、其の姿を目に焼きつけ我々も山菜の種類を記憶
する。
◎キャンプ場は他に使う人も無く1000円で貸切状態で日の高い内より夕げの支度に
取り掛かり、途中で調達した山菜をリーダーと女性陣を中心に料理・チラシ寿司・お
肉料理などなどで、もり沢山の品を前にサクラ咲く広場の陽だまりで、楽しい もも
やま話に花が咲く。(酒も料理も美味しく頂く)
5/16 朝も煮込みうどんを頂き、昨夜のチラシ寿司をおにぎりにして行動食として分
配して志津倉山へ向かう。九十九折の道路を越えて駐車場(約10台弱)に着き、身
支度と車の上にテントを干して登山を開始する。ルートは大沢伝いに進み屏風岩ルー
トから山頂を周回するルートで進む、この山は豪雪で削られた山肌がスラブとなって
いて、岩を好んだ私には懐かしい風景であった。
また 登行は急で、喘ぎながら登り、やがて屏風岩の側面を通り稜線に達する。
稜線からは爽やかな風を受け、山頂へと登り昼食をとる。(山頂は他の登山者も居て
賑わった。)下山は周回コースをとり、登山口手前に降りる支尾根を下る。
途中は木の根と枯れ葉や鎖場・残雪もあり緊張して急な道を下るが、何度か転ぶ人も
出た。下山後は温泉につかり汗を流して、お土産の山菜を仕入れて往路を帰途につ
く。
+写真集へのリンク+
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5/15 横山車・橋本車それぞれに打ち合わせ通りに待ち合わせの上で乗車(横山車は
幕張本郷)して、現地へ向い、上河内SAで合流、一路 青柳林道登山口へ入る。(途
中には山菜時期の注意張紙が目にとまる。村の収入源として貴重な産物であろうこと
が、判る。)
◎駐車場は10台弱のスペースが有りそうだが、一番乗りで良い場所に止める。(そ
の後数台が来る)
(※ここの山開きは秋に行うと地元の山菜採りのお父さんに教わる。紅葉がとても良
いらしい。)
登山口よりは少し進むといきなりの急登りとなり、足のアキレス腱にキツイ登りが続
くこと約1時間で稜線にでる。途中では山菜(こしあぶら)を確認しながら子供の木
が有れば親の木が近くにあるとか、これは小さいので採ってはいけないなどと研究を
しながら山菜学を磨く。また 稜線手前からは岩ウチワの淡いピンクの花が可憐に咲
いていて和ませてくれた。
稜線上で二手に別れ(山頂を目指す組・山菜研究組)で行動をする。
我々 山頂組はかなり急な登りであるが、綺麗に地元の方が作られた道を1ピッチで
山頂に達する。
山頂では360度のまだ雪の残る会津の山並みが見渡せ昼食の後に帰途につく。
下山もかなり降りたところで、こし油の太木が、雪で折れて倒れているのを発見し
た、可愛そうだが此れが自然の猛威でやむを得ないと枯れ行く彼から少しだけ恵みを
頂くことにする。
下山口には研究組が下り、こごみ・こし油・うど・あいこ・カタクリ・たらの目等が
見られたと報告を頂きカメラを通し、其の姿を目に焼きつけ我々も山菜の種類を記憶
する。
◎キャンプ場は他に使う人も無く1000円で貸切状態で日の高い内より夕げの支度に
取り掛かり、途中で調達した山菜をリーダーと女性陣を中心に料理・チラシ寿司・お
肉料理などなどで、もり沢山の品を前にサクラ咲く広場の陽だまりで、楽しい もも
やま話に花が咲く。(酒も料理も美味しく頂く)
5/16 朝も煮込みうどんを頂き、昨夜のチラシ寿司をおにぎりにして行動食として分
配して志津倉山へ向かう。九十九折の道路を越えて駐車場(約10台弱)に着き、身
支度と車の上にテントを干して登山を開始する。ルートは大沢伝いに進み屏風岩ルー
トから山頂を周回するルートで進む、この山は豪雪で削られた山肌がスラブとなって
いて、岩を好んだ私には懐かしい風景であった。
また 登行は急で、喘ぎながら登り、やがて屏風岩の側面を通り稜線に達する。
稜線からは爽やかな風を受け、山頂へと登り昼食をとる。(山頂は他の登山者も居て
賑わった。)下山は周回コースをとり、登山口手前に降りる支尾根を下る。
途中は木の根と枯れ葉や鎖場・残雪もあり緊張して急な道を下るが、何度か転ぶ人も
出た。下山後は温泉につかり汗を流して、お土産の山菜を仕入れて往路を帰途につ
く。
+写真集へのリンク+
無雪期一般道 /
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蓮華大沢山スキー◆写真
2010/05/15 Sat 15:00:00 [edit]
菊池です。
気合を入れて臨んだハイグレード山スキーエリア:蓮華大沢ですが敗退してしまいました。
敗退理由は何でしょう???

【山域】北アルプス
【日時と天気】2010年5月15日(土)快晴、風弱し 気温長野で最高19℃くらい
(針ノ木山頂で最高2~3℃予想)
【メンバー】CL菊池・長池・岡田・石松(船山):精鋭??4名
【行程】千葉-扇沢ー針ノ木雪渓下部ー蓮華大沢ー右俣標高2320m(2470m:岡田さんと石松さん)ー滑走ー扇沢ー薬師の湯ー親不知道の駅(テント泊)
・5月中旬になると山スキーの終盤戦2500m~3000m級の北アルプスか富士山が適地となる時期である。ハイグレード山スキールートとして憧れていた蓮華大沢、昨年のGWに針ノ木マヤクボの時に針ノ木雪渓に入り間もなく左に開ける蓮華大沢に是非挑戦したいと思いはじめた。昨年は山菜山行・富士山山スキーの予定が目白押しのため実現できなかったが、今期はシーズン始めからこの日に狙いを定めていた。
・前夜発の慌しさと、どうせ仮眠用テントで殆ど眠れなければ、頑張って千葉を当日早く出ようと気合をいれた。興奮したせいかウトウトした程度でアドレナリン出しまくりで我が家を2:30に出たが、鬼高Pで、石松さんをピックアップする際、小生が門のところにストックを立てかけたまま忘れたことに気づき引き返し、早くも40分ロスとなってしまった。いつぞやのスキー靴ほどの重大な損害ではなかったが、ハードルートのため、時間が押せ押せのかなりのダメージとなり、出鼻をくじかれテンションダウンで扇沢へ向かった。飛ばし、朝食も車の中、7時過ぎには到着した。
・絶好のツアー日和であったが、前日までの低温と降雪に表層雪崩の心配は拭えなかった。雪崩と落石の危険性のある直登ルートをとるか、時間がかかるものの安全な針ノ木峠経由で行くか迷ったが、降雪も多くなかっただろうと自分勝手に良いほうに予想、時間ロスの挽回も考え、ダイレクトルートを選んだ。
・蓮華大沢に入ると開けた緩斜面から中斜面、その先に二股に分かれ、右俣・左俣の急斜面が遠望できる。テンションアップでシール登行を進めると、急斜面には薄い表層雪崩のデブリが見えてきたが、範囲は狭い。それほど降雪量は多くないであろうと都合の良いほうに考えてしまうのだ。
・二股から急斜面の右俣に入るところでアイゼン・ヘルメット・ピッケル(片手にストック)登行に変えた。振り返ると後立山の峰々が素晴らしい。その方向の遥か彼方から雪崩と思われるかなり長い轟音が聞こえた。その直後、石松さんの「落石だ!!」、振り向くとメンバーの2~5m間隔のところを直径30cm位の岩石が凄まじい勢いで音もなくすっ飛んで急落下していった。「あっ、怖ろしいや!!」まだ広い急斜面であり、メンバーの間隔も空いていたため間を吹っ飛んでいったが、狭いところやメンバーが多いと致命的となったかも。
・前日までの新雪が徐々に多くなり、デブリもあるが広範囲ではなく滑るには問題ないと思われる。9時半ころ既に稜線から山スキーヤーが滑走を開始したのが見えた。ところがその方はなかなか、降りてこない。「もしや雪崩に巻き込まれたか、いや違うだろう、稜線下の美味しい斜面を登り返しているんであろう」などと想像しながら、トップを交替しつつ、ややハイペースでドンドン高度を稼いだ。かなり長時間経過して針ノ木峠経由の先陣の方が降りてきた。問いかけると、何と「雪崩に巻き込まれ、100m位流されもうだめかと思った。今頃遺体の捜索が行なわれていたかも、上部は30cmくらいの新雪で下に堅いバーンの弱層があり、転んだ瞬間巻き込まれた」とのこと、不幸中の幸いであった。さあ、我々も無理はできない。まだ新雪も少なく、斜度も雪崩れるほどではなく、まあもう少し大丈夫であろうと頑張った。
・ところが間もなく長池さんが大腿部のケイレンに見舞われ、その後間もなく小生にも同様な事態が発生してしまった。暫し休憩をとり、スポーツドリンク・行動食を摂り、マッサージなどで暫し休憩をとり何とか大丈夫かと、登行再開、もう少し頑張ってみたが、すぐにケイレンが再燃、今度は両側大腿のつけ根に軽いケイレンが襲った。2320m付近の大岩の下の安全地帯を見つけ、再びマッサージしながら大休憩、高齢者二人はこの地点で撤退としたが、岡田さんと石松さんに、1時間限定で2470m地点までハイクアップを許可、単独行者の雪崩れ地点の偵察を行なった。
・十分な休憩後、恐る恐る滑走を開始し、滑りやすい雪質に、元気な二人は豪快な滑降を楽しんでいたが、小生はテンションが上がらないまま消化試合的な滑りに終始していた。針ノ木雪渓との合流に近づくと多数の山岳会が色とりどりに雪訓を行なっていた。
・ケイレンの原因を長池さんと考えたが、前日まで10km前後のランイニングを重ね、筋肉疲労が残っていたところに、寝不足とややオーバーペースのピッケル使用・急斜面登行のため大腿に過度の負担が急速にかかったことなどが影響したものと考えた。やはり年を考え、十分な体調管理が必須であったと思われる。
・テンションダウンのまま、このまま今回の山スキーイベントを終了させてはならない。明日の毛勝はさらにハードである。体調を整えるべく、薬師の湯で疲れを癒し、親不知の道の駅での夕食を期待し糸魚川に向かった。
毛勝山報告をご期待ください。
長文お許しください。
+写真集へのリンク+
気合を入れて臨んだハイグレード山スキーエリア:蓮華大沢ですが敗退してしまいました。
敗退理由は何でしょう???

【山域】北アルプス
【日時と天気】2010年5月15日(土)快晴、風弱し 気温長野で最高19℃くらい
(針ノ木山頂で最高2~3℃予想)
【メンバー】CL菊池・長池・岡田・石松(船山):精鋭??4名
【行程】千葉-扇沢ー針ノ木雪渓下部ー蓮華大沢ー右俣標高2320m(2470m:岡田さんと石松さん)ー滑走ー扇沢ー薬師の湯ー親不知道の駅(テント泊)
・5月中旬になると山スキーの終盤戦2500m~3000m級の北アルプスか富士山が適地となる時期である。ハイグレード山スキールートとして憧れていた蓮華大沢、昨年のGWに針ノ木マヤクボの時に針ノ木雪渓に入り間もなく左に開ける蓮華大沢に是非挑戦したいと思いはじめた。昨年は山菜山行・富士山山スキーの予定が目白押しのため実現できなかったが、今期はシーズン始めからこの日に狙いを定めていた。
・前夜発の慌しさと、どうせ仮眠用テントで殆ど眠れなければ、頑張って千葉を当日早く出ようと気合をいれた。興奮したせいかウトウトした程度でアドレナリン出しまくりで我が家を2:30に出たが、鬼高Pで、石松さんをピックアップする際、小生が門のところにストックを立てかけたまま忘れたことに気づき引き返し、早くも40分ロスとなってしまった。いつぞやのスキー靴ほどの重大な損害ではなかったが、ハードルートのため、時間が押せ押せのかなりのダメージとなり、出鼻をくじかれテンションダウンで扇沢へ向かった。飛ばし、朝食も車の中、7時過ぎには到着した。
・絶好のツアー日和であったが、前日までの低温と降雪に表層雪崩の心配は拭えなかった。雪崩と落石の危険性のある直登ルートをとるか、時間がかかるものの安全な針ノ木峠経由で行くか迷ったが、降雪も多くなかっただろうと自分勝手に良いほうに予想、時間ロスの挽回も考え、ダイレクトルートを選んだ。
・蓮華大沢に入ると開けた緩斜面から中斜面、その先に二股に分かれ、右俣・左俣の急斜面が遠望できる。テンションアップでシール登行を進めると、急斜面には薄い表層雪崩のデブリが見えてきたが、範囲は狭い。それほど降雪量は多くないであろうと都合の良いほうに考えてしまうのだ。
・二股から急斜面の右俣に入るところでアイゼン・ヘルメット・ピッケル(片手にストック)登行に変えた。振り返ると後立山の峰々が素晴らしい。その方向の遥か彼方から雪崩と思われるかなり長い轟音が聞こえた。その直後、石松さんの「落石だ!!」、振り向くとメンバーの2~5m間隔のところを直径30cm位の岩石が凄まじい勢いで音もなくすっ飛んで急落下していった。「あっ、怖ろしいや!!」まだ広い急斜面であり、メンバーの間隔も空いていたため間を吹っ飛んでいったが、狭いところやメンバーが多いと致命的となったかも。
・前日までの新雪が徐々に多くなり、デブリもあるが広範囲ではなく滑るには問題ないと思われる。9時半ころ既に稜線から山スキーヤーが滑走を開始したのが見えた。ところがその方はなかなか、降りてこない。「もしや雪崩に巻き込まれたか、いや違うだろう、稜線下の美味しい斜面を登り返しているんであろう」などと想像しながら、トップを交替しつつ、ややハイペースでドンドン高度を稼いだ。かなり長時間経過して針ノ木峠経由の先陣の方が降りてきた。問いかけると、何と「雪崩に巻き込まれ、100m位流されもうだめかと思った。今頃遺体の捜索が行なわれていたかも、上部は30cmくらいの新雪で下に堅いバーンの弱層があり、転んだ瞬間巻き込まれた」とのこと、不幸中の幸いであった。さあ、我々も無理はできない。まだ新雪も少なく、斜度も雪崩れるほどではなく、まあもう少し大丈夫であろうと頑張った。
・ところが間もなく長池さんが大腿部のケイレンに見舞われ、その後間もなく小生にも同様な事態が発生してしまった。暫し休憩をとり、スポーツドリンク・行動食を摂り、マッサージなどで暫し休憩をとり何とか大丈夫かと、登行再開、もう少し頑張ってみたが、すぐにケイレンが再燃、今度は両側大腿のつけ根に軽いケイレンが襲った。2320m付近の大岩の下の安全地帯を見つけ、再びマッサージしながら大休憩、高齢者二人はこの地点で撤退としたが、岡田さんと石松さんに、1時間限定で2470m地点までハイクアップを許可、単独行者の雪崩れ地点の偵察を行なった。
・十分な休憩後、恐る恐る滑走を開始し、滑りやすい雪質に、元気な二人は豪快な滑降を楽しんでいたが、小生はテンションが上がらないまま消化試合的な滑りに終始していた。針ノ木雪渓との合流に近づくと多数の山岳会が色とりどりに雪訓を行なっていた。
・ケイレンの原因を長池さんと考えたが、前日まで10km前後のランイニングを重ね、筋肉疲労が残っていたところに、寝不足とややオーバーペースのピッケル使用・急斜面登行のため大腿に過度の負担が急速にかかったことなどが影響したものと考えた。やはり年を考え、十分な体調管理が必須であったと思われる。
・テンションダウンのまま、このまま今回の山スキーイベントを終了させてはならない。明日の毛勝はさらにハードである。体調を整えるべく、薬師の湯で疲れを癒し、親不知の道の駅での夕食を期待し糸魚川に向かった。
毛勝山報告をご期待ください。
長文お許しください。
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蓮華大沢山スキー
2010/05/15 Sat 13:40:00 [edit]
日程:2010.5.15(土),16(日)
山域:後立山連峰蓮華岳 蓮華大沢,毛勝山塊 毛勝谷
参加者:ちば山の会/K池(L)他2名,石松(記)
GWも過ぎ残雪期のスキーシーズンもそろそろ終盤戦。今回の“ちば山”企画は、針ノ木雪渓大沢小屋対岸より真南の蓮華岳に向かって突き上げる蓮華大沢と、その圧倒的なスケールとシーズンの長さで知られる富山県片貝川東又/阿部木谷・毛勝谷というビッグルートが二題並ぶ意欲的なプラン。直前の天気予報が上振れし、両日とも好天が報じられたこともあり、豪快な滑降にメンバーの期待も高まります。
初日の蓮華大沢は、標高1,900mの二俣より蓮華岳の肩の稜線にダイレクトに伸びる谷で、右俣にルートを採ります。高度上げるにつれて背後(北方)の展望も徐々に開け、正面の岩小屋沢岳の東方には端正な爺ヶ岳が裾野を拡げていきます。次第に直前の降雪層も厚みを増し、斜登するつぼ足ステップが時折スライドするなど積雪の状況もやや不安定と判断された他、メンバーのコンディションもあり、稜線へと続く大斜面の手前を最高点と定めますが、二俣まではなかなか手強い滑降となりました。
翌日は、林道歩きのおまけも付いて標高差1,900mをヘロヘロになって登り上げた毛勝北峰からの滑降には感慨一入のものがありました。ただ実際は、三の又付近までは濃いガスの中、降雪部分が雪崩れて剥き出しになった固い滑り面と広範囲のデブリに悪戦苦闘、必死に高度を下げたというのが実情です。
間際の降雪と気温の急激な上昇により、当日のルート上でも転・落石や小規模な表層雪崩などが発生するなど、降雪後の気象条件や急峻な雪渓等における様々な危険要素を身近に感ずることとなった他、随所に状況判断の難しさを体感することができた山行となりました。
以下、ご案内いただいた主要ルートについて紹介させていただきます。
【5/15(土) 天候:快晴】
[扇沢(標高:1,420m)発 07:30~08:10 蓮華大沢出合手前(1,600m) 08:20~09:20 二俣下部(1,850m) 09:30~11:00(2,300m付近) 11:30~12:00 大岩手前(2,450m) 12:10~13:40 扇沢(1,420m)着]
初日の蓮華大沢は、メンバー何れも滑降経験がなかったこともあり、針ノ木峠経由ではなく状況確認を兼ねて落石や表層雪崩に注意しながら慎重に沢を詰めるコースを選択。本日も所帯道具一式を背負っての夜逃げスタイルで、大沢出合付近にてアイゼン・ヘルメット装着。二俣より上部は傾斜も増し、両岸も狭く迫るなど、かなり篤志家向けの様相にピッケルの登場となります。
昇温に伴う落石や、途中離合した針ノ木峠経由の滑降者が上部斜面で転倒・発生させた表層雪崩で流されたとの話も聞き、種池上部に布引岳や鹿島槍の双耳峰が描く優美な曲線が望まれる地点よりお楽しみ(恐怖)の滑降に切り替る。雪はゆるんでいるが、雪崩れを引き起こしかねない状況のため転倒は許されず、慎重にターンを刻む。二俣よりは緊張感から開放され、関電道路まで暫しザラメの滑りを堪能。
山域:後立山連峰蓮華岳 蓮華大沢,毛勝山塊 毛勝谷
参加者:ちば山の会/K池(L)他2名,石松(記)
GWも過ぎ残雪期のスキーシーズンもそろそろ終盤戦。今回の“ちば山”企画は、針ノ木雪渓大沢小屋対岸より真南の蓮華岳に向かって突き上げる蓮華大沢と、その圧倒的なスケールとシーズンの長さで知られる富山県片貝川東又/阿部木谷・毛勝谷というビッグルートが二題並ぶ意欲的なプラン。直前の天気予報が上振れし、両日とも好天が報じられたこともあり、豪快な滑降にメンバーの期待も高まります。
初日の蓮華大沢は、標高1,900mの二俣より蓮華岳の肩の稜線にダイレクトに伸びる谷で、右俣にルートを採ります。高度上げるにつれて背後(北方)の展望も徐々に開け、正面の岩小屋沢岳の東方には端正な爺ヶ岳が裾野を拡げていきます。次第に直前の降雪層も厚みを増し、斜登するつぼ足ステップが時折スライドするなど積雪の状況もやや不安定と判断された他、メンバーのコンディションもあり、稜線へと続く大斜面の手前を最高点と定めますが、二俣まではなかなか手強い滑降となりました。
翌日は、林道歩きのおまけも付いて標高差1,900mをヘロヘロになって登り上げた毛勝北峰からの滑降には感慨一入のものがありました。ただ実際は、三の又付近までは濃いガスの中、降雪部分が雪崩れて剥き出しになった固い滑り面と広範囲のデブリに悪戦苦闘、必死に高度を下げたというのが実情です。
間際の降雪と気温の急激な上昇により、当日のルート上でも転・落石や小規模な表層雪崩などが発生するなど、降雪後の気象条件や急峻な雪渓等における様々な危険要素を身近に感ずることとなった他、随所に状況判断の難しさを体感することができた山行となりました。
以下、ご案内いただいた主要ルートについて紹介させていただきます。
【5/15(土) 天候:快晴】
[扇沢(標高:1,420m)発 07:30~08:10 蓮華大沢出合手前(1,600m) 08:20~09:20 二俣下部(1,850m) 09:30~11:00(2,300m付近) 11:30~12:00 大岩手前(2,450m) 12:10~13:40 扇沢(1,420m)着]
初日の蓮華大沢は、メンバー何れも滑降経験がなかったこともあり、針ノ木峠経由ではなく状況確認を兼ねて落石や表層雪崩に注意しながら慎重に沢を詰めるコースを選択。本日も所帯道具一式を背負っての夜逃げスタイルで、大沢出合付近にてアイゼン・ヘルメット装着。二俣より上部は傾斜も増し、両岸も狭く迫るなど、かなり篤志家向けの様相にピッケルの登場となります。
昇温に伴う落石や、途中離合した針ノ木峠経由の滑降者が上部斜面で転倒・発生させた表層雪崩で流されたとの話も聞き、種池上部に布引岳や鹿島槍の双耳峰が描く優美な曲線が望まれる地点よりお楽しみ(恐怖)の滑降に切り替る。雪はゆるんでいるが、雪崩れを引き起こしかねない状況のため転倒は許されず、慎重にターンを刻む。二俣よりは緊張感から開放され、関電道路まで暫しザラメの滑りを堪能。
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月山・鳥海山山スキー
2010/05/04 Tue 13:15:00 [edit]
井上志津子です。
昨年のGWに山スキー体験を月山、鳥海山でできるというので、松戸の常盤平スキーク
ラブの企画にゲレンデスキーをかついで参加し、途中まで登り、
滑って終わったのがなんだか物足りなくて今年も同じ企画があるということで、今回
は頂上までと期待して山スキー装備で参加しました。
村野さんのパーティーと少しずれて入山となり、天候の変わりように驚きました。
【山 域】東北
【日 時】5月3日(月)、快晴
【ルート】月山志津温泉―月山往復
【メンバー】L山田和彦(会員外)、井上志津子、小林あつみ(会員外)
【コースタイム】月山志津温泉バス10:30―姥沢―リフト上駅11:30―牛首方面1700
m地点―滑走開始12:45―リフト左側―バス通りの左側―五色沼―14:15志津温泉
村野さんにいただいた月山からのきびしいお天気情報とはうって変わり、3日は風も
なく穏やかに晴れ渡り、夜行の疲れが出て、Yリーダーは早くもこの時間からじゃ頂
上は無理・・・、
と言い始める。K嬢がスキーは2級の足(腕)前ながら登る方は苦手ということで、リ
フト上駅から月山を目指したものの、牛首下1700m地点で限界ということになりここ
から、滑走開始となる。
昨年は雪が少なくリフト下までで終了し、バスに乗ったが、今年は雪が多く快晴の空
の下、金姥、姥ヶ岳の下方1500m辺りをトラバースしながら、育った雪庇をそっと眺
め、
はるか下の志津温泉バス停まで、Yリーダーに誘導され、樹林帯を抜け、せまいルー
トにびくびくしながら無事きれいな五色沼の畔にたどり着いた。
【日 時】5月4日(火)、曇り、時々小雪で視界悪い
【ルート】鳥海山往復
【メンバー】同じ
【コースタイム】鳥海ブルーライン10:30―12:10賽ノ河原滑走開始12:30―13:15
鳥海ブルーライン
鳥海ブルーライン鉾立より手前の標高1100m辺りから入山する。視界が悪くあまり気
がすすまないK嬢をリーダーが励まし2人分のスキーをかついで登り始める。
私は少しはシール登高にも慣れ、急なところは見失わないようななめに登っていく。
K嬢は空身でも登れないと言うので、励まして登らせながらもついに諦めて、1300m
辺りで、
1人でもここなら大丈夫とかっこよく下りて行った。5分もしないうちに携帯がかか
り、無事到着の連絡を聞き、先へと進む。下りてから、昼食の約束なので、賽ノ河原
辺りで終了とし、
滑走にはいる。前日の滑走が下手なのに驚いたそうで、細かく指導を受けながら、見
失わないよう追いかけているうち、まだ半分くらいと思っていたのに着いてしまっ
た。
どちらも月山は頂上、鳥海山は鳥海湖までとはりきって期待して参加したにもかかわ
らず、相当前で断念することになり、残念な結果となった。登りも少しずつはましに
なってはいるものの、
スキーヤーであるリーダーからもっと滑るのがうまくなるよう、宿題を出された。ス
タートが遅い理由としては、茅葺屋根の家の田舎暮らし体験で、朝は5時半から起き
て囲炉裏の火を熾すことからはじまり、農作業を手伝い、朝食を作り、食べて、弁当
を作り、片付けて片道1時間半~2時間かかるところへ出かけるためで、どういうスケ
ジュールで動けば良いのかわかったのはほとんど後の祭りでした。5日(晴れ)帰り
道、ちょっと寄り道で、蔵王のお釜行きのリフトに乗り、ここはなかなかこれない
よ、と言いながら、お釜の脇の滑走路を案内してくれた。お釜をみながら、残りもの
でランチをおいしく済ませ、リフト下まで藪漕ぎつきで滑り降りた。駐車場の脇の雪
の中に埋めておいたぜんざいを掘り出し、おいしくいただきやっと気が済みました。
昨年のGWに山スキー体験を月山、鳥海山でできるというので、松戸の常盤平スキーク
ラブの企画にゲレンデスキーをかついで参加し、途中まで登り、
滑って終わったのがなんだか物足りなくて今年も同じ企画があるということで、今回
は頂上までと期待して山スキー装備で参加しました。
村野さんのパーティーと少しずれて入山となり、天候の変わりように驚きました。
【山 域】東北
【日 時】5月3日(月)、快晴
【ルート】月山志津温泉―月山往復
【メンバー】L山田和彦(会員外)、井上志津子、小林あつみ(会員外)
【コースタイム】月山志津温泉バス10:30―姥沢―リフト上駅11:30―牛首方面1700
m地点―滑走開始12:45―リフト左側―バス通りの左側―五色沼―14:15志津温泉
村野さんにいただいた月山からのきびしいお天気情報とはうって変わり、3日は風も
なく穏やかに晴れ渡り、夜行の疲れが出て、Yリーダーは早くもこの時間からじゃ頂
上は無理・・・、
と言い始める。K嬢がスキーは2級の足(腕)前ながら登る方は苦手ということで、リ
フト上駅から月山を目指したものの、牛首下1700m地点で限界ということになりここ
から、滑走開始となる。
昨年は雪が少なくリフト下までで終了し、バスに乗ったが、今年は雪が多く快晴の空
の下、金姥、姥ヶ岳の下方1500m辺りをトラバースしながら、育った雪庇をそっと眺
め、
はるか下の志津温泉バス停まで、Yリーダーに誘導され、樹林帯を抜け、せまいルー
トにびくびくしながら無事きれいな五色沼の畔にたどり着いた。
【日 時】5月4日(火)、曇り、時々小雪で視界悪い
【ルート】鳥海山往復
【メンバー】同じ
【コースタイム】鳥海ブルーライン10:30―12:10賽ノ河原滑走開始12:30―13:15
鳥海ブルーライン
鳥海ブルーライン鉾立より手前の標高1100m辺りから入山する。視界が悪くあまり気
がすすまないK嬢をリーダーが励まし2人分のスキーをかついで登り始める。
私は少しはシール登高にも慣れ、急なところは見失わないようななめに登っていく。
K嬢は空身でも登れないと言うので、励まして登らせながらもついに諦めて、1300m
辺りで、
1人でもここなら大丈夫とかっこよく下りて行った。5分もしないうちに携帯がかか
り、無事到着の連絡を聞き、先へと進む。下りてから、昼食の約束なので、賽ノ河原
辺りで終了とし、
滑走にはいる。前日の滑走が下手なのに驚いたそうで、細かく指導を受けながら、見
失わないよう追いかけているうち、まだ半分くらいと思っていたのに着いてしまっ
た。
どちらも月山は頂上、鳥海山は鳥海湖までとはりきって期待して参加したにもかかわ
らず、相当前で断念することになり、残念な結果となった。登りも少しずつはましに
なってはいるものの、
スキーヤーであるリーダーからもっと滑るのがうまくなるよう、宿題を出された。ス
タートが遅い理由としては、茅葺屋根の家の田舎暮らし体験で、朝は5時半から起き
て囲炉裏の火を熾すことからはじまり、農作業を手伝い、朝食を作り、食べて、弁当
を作り、片付けて片道1時間半~2時間かかるところへ出かけるためで、どういうスケ
ジュールで動けば良いのかわかったのはほとんど後の祭りでした。5日(晴れ)帰り
道、ちょっと寄り道で、蔵王のお釜行きのリフトに乗り、ここはなかなかこれない
よ、と言いながら、お釜の脇の滑走路を案内してくれた。お釜をみながら、残りもの
でランチをおいしく済ませ、リフト下まで藪漕ぎつきで滑り降りた。駐車場の脇の雪
の中に埋めておいたぜんざいを掘り出し、おいしくいただきやっと気が済みました。
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常念~蝶が岳◆写真
2010/05/04 Tue 12:20:00 [edit]
村尾です。2010GW 常念~蝶が岳 雪山初挑戦レポートです。
【日時】2010年05月2~4(前夜5.1発)
【山域】北アルプス 常念山脈
【目的地・ルート名】ヒエ平~常念岳~蝶が岳 徳沢>上高地
【メンバー】CL富樫、SL田中、たそがれさん、室、渡辺(理恵子)、村尾(記)
【天候】2日:晴れ 3日:晴れ 4日:薄曇り>晴れ
【コースタイム】 以下
【内容】GWを利用して北アルプスの常念岳~蝶が岳を縦走し、残雪の槍が岳、
穂高連峰の展望を満喫する山行きであった。
5月1日 土
午後9時に千葉事務所集合。共同装備を分散し、22時過ぎにJRで新宿へ。
ムーンライト信州81号(23;54)で一路松本へ。さすがにほとんどが登山客。
5月2日 日 晴れ
豊科駅へは、午前5時前着。ジャンボTAXIでヒエ平登山口(1323m)へ、登
山事務所の温かいお茶がありがたい。さっそく準備運動をすませ、本日の目的
地常念小屋目指し6;00発。先週雪が降ったらしく、残雪は多い方との事だが、
しばらくは、(テント縦走のため重い荷物だが)無雪で、歩きに問題なし。
大滝(川沿い)で休憩し(7:30)50分歩行に10分の休みのペースで高度を上げ
る。しばらくすると雪(道)のほうが多くなる。ストック+キックステップでゆ
っくり雪の登りに取り掛かる。しばらくしてピッケルにもちかえ、本日最後の雪
の急斜面を登る。無雪期は、確か樹林帯のジグザグ(胸突き八丁?)だったが、
今回は谷筋をのぼりつめようやく常念小屋(2466m)へ(12:00)。私をふくめ雪山
の初心者がおり、歩行時間5時間(やや長め)のペースだった。
テントを張り、早めの宴会。外では、槍がしっかり見え、夕日に赤く染まる雲と
の対比が美しい。
5月3日 月 晴れ
本日もよい天気。アイゼンを付けて、日焼け止めをしっかり塗りサングラス姿で
(7:15)出発。どっしりとした常念岳のピーク目指して急な登りをアイゼンで雪
を鳴らして登る。祠のある山頂(2857m)9:00着。展望はさらにひろがり、穂高連峰
が谷を挟んで近づいてくる。蝶を目指し標高差400mをくだり鞍部へ、その後も重い
ザックとなれないアイゼン&ピッケル歩行で悪戦苦闘。蝶槍の麓で休憩(11:00)
蝶槍から蝶が岳フュッテまでは、穂高の雪景色が素晴らしく何度も写真を撮りに
止まる。フュッテ到着は14:15.2日目の歩行時間は、アイゼン歩行の為5時間半。
テント設営後、外にマットをしいて宴会。槍や穂高をさかなにビールで乾杯。最高
の気分である。夜は風がでて、一晩中テントをゆらし、パタパタと音がうるさかっ
た。
5月4日 火 薄曇り>晴れ
4;15起床6:45発。蝶が岳(2650m)ピークで記念撮影。長塀山経由で樹林帯を下山。
標高差1000mを一気に下る。途中、樹林帯の切れ目で、一瞬穂高が見えた。(さらば
穂高)一部雪と氷で転倒者もいたが、途中でアイゼンを外し、軽い足取りで、しかし
注意深く下る。9;50皆無事で下山。徳沢(1562m)では、天気も快晴、春まっさかり。
さすがにあたたかく、ソフトクリームで乾杯?明神経由で観光客ごった返す上高地
(12:20)へ。
上高地アルペンホテルで汗を流し、バスセンターで生ビールで乾杯。遅い昼食をとり
16:00新宿直行のバスで帰京(途中談合坂渋滞をさけ、大月ICで下におりて八王子
手前まで抜け道、新宿は22:00。千葉の自宅は、ほぼミッドナイトとなった)。
初めてのアイゼン&ピッケル歩行。山中2連テント泊、重たいザックにつらい時間帯
もあったが、蝶からみる槍や穂高は雪に覆われ神々しく、すばらしい美の別世界。
この時期、天候とメンバーと素晴らしいコースとすべてに恵まれてのGW雪山ツアー
であった。すべてにわたってリードしケアしていただいたリーダー富樫さん、SL田中
さん、食当室さんをはじめ、同行の皆さんに感謝、感謝である。
+写真集へのリンク+
【日時】2010年05月2~4(前夜5.1発)
【山域】北アルプス 常念山脈
【目的地・ルート名】ヒエ平~常念岳~蝶が岳 徳沢>上高地
【メンバー】CL富樫、SL田中、たそがれさん、室、渡辺(理恵子)、村尾(記)
【天候】2日:晴れ 3日:晴れ 4日:薄曇り>晴れ
【コースタイム】 以下
【内容】GWを利用して北アルプスの常念岳~蝶が岳を縦走し、残雪の槍が岳、
穂高連峰の展望を満喫する山行きであった。
5月1日 土
午後9時に千葉事務所集合。共同装備を分散し、22時過ぎにJRで新宿へ。
ムーンライト信州81号(23;54)で一路松本へ。さすがにほとんどが登山客。
5月2日 日 晴れ
豊科駅へは、午前5時前着。ジャンボTAXIでヒエ平登山口(1323m)へ、登
山事務所の温かいお茶がありがたい。さっそく準備運動をすませ、本日の目的
地常念小屋目指し6;00発。先週雪が降ったらしく、残雪は多い方との事だが、
しばらくは、(テント縦走のため重い荷物だが)無雪で、歩きに問題なし。
大滝(川沿い)で休憩し(7:30)50分歩行に10分の休みのペースで高度を上げ
る。しばらくすると雪(道)のほうが多くなる。ストック+キックステップでゆ
っくり雪の登りに取り掛かる。しばらくしてピッケルにもちかえ、本日最後の雪
の急斜面を登る。無雪期は、確か樹林帯のジグザグ(胸突き八丁?)だったが、
今回は谷筋をのぼりつめようやく常念小屋(2466m)へ(12:00)。私をふくめ雪山
の初心者がおり、歩行時間5時間(やや長め)のペースだった。
テントを張り、早めの宴会。外では、槍がしっかり見え、夕日に赤く染まる雲と
の対比が美しい。
5月3日 月 晴れ
本日もよい天気。アイゼンを付けて、日焼け止めをしっかり塗りサングラス姿で
(7:15)出発。どっしりとした常念岳のピーク目指して急な登りをアイゼンで雪
を鳴らして登る。祠のある山頂(2857m)9:00着。展望はさらにひろがり、穂高連峰
が谷を挟んで近づいてくる。蝶を目指し標高差400mをくだり鞍部へ、その後も重い
ザックとなれないアイゼン&ピッケル歩行で悪戦苦闘。蝶槍の麓で休憩(11:00)
蝶槍から蝶が岳フュッテまでは、穂高の雪景色が素晴らしく何度も写真を撮りに
止まる。フュッテ到着は14:15.2日目の歩行時間は、アイゼン歩行の為5時間半。
テント設営後、外にマットをしいて宴会。槍や穂高をさかなにビールで乾杯。最高
の気分である。夜は風がでて、一晩中テントをゆらし、パタパタと音がうるさかっ
た。
5月4日 火 薄曇り>晴れ
4;15起床6:45発。蝶が岳(2650m)ピークで記念撮影。長塀山経由で樹林帯を下山。
標高差1000mを一気に下る。途中、樹林帯の切れ目で、一瞬穂高が見えた。(さらば
穂高)一部雪と氷で転倒者もいたが、途中でアイゼンを外し、軽い足取りで、しかし
注意深く下る。9;50皆無事で下山。徳沢(1562m)では、天気も快晴、春まっさかり。
さすがにあたたかく、ソフトクリームで乾杯?明神経由で観光客ごった返す上高地
(12:20)へ。
上高地アルペンホテルで汗を流し、バスセンターで生ビールで乾杯。遅い昼食をとり
16:00新宿直行のバスで帰京(途中談合坂渋滞をさけ、大月ICで下におりて八王子
手前まで抜け道、新宿は22:00。千葉の自宅は、ほぼミッドナイトとなった)。
初めてのアイゼン&ピッケル歩行。山中2連テント泊、重たいザックにつらい時間帯
もあったが、蝶からみる槍や穂高は雪に覆われ神々しく、すばらしい美の別世界。
この時期、天候とメンバーと素晴らしいコースとすべてに恵まれてのGW雪山ツアー
であった。すべてにわたってリードしケアしていただいたリーダー富樫さん、SL田中
さん、食当室さんをはじめ、同行の皆さんに感謝、感謝である。
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積雪期一般ルート /
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僧ヶ岳~毛勝山◆写真
2010/05/04 Tue 12:20:00 [edit]
吉川です。兼ねてから気になる山だった天国への階段を登ってきました。

【山域】北アルプス 【ルート】僧ヶ岳~毛勝山 【登山方法】縦走
【行動日】5/1~5/4 【メンバー】L柘植、吉川(記)
【日程】
5/1魚津IC~片貝第ニ発電所駐車場6:45-僧ヶ岳登山口9:10-
僧ヶ岳山頂14:00-僧ヶ岳山頂直下テント場14:20
5/2テント場5:40-駒ヶ岳7:20-滝倉山13:10-テント場16:10
5/3テント場6:20-平杭乗越8:40-毛勝山山頂12:10-釜谷山13:50-
釜谷山直下テント場14:00
5/4テント場5:50-猫又山6:40-猫又谷下降7:00-水取口-8:50-
林道出合11:00-駐車場12:20
【内容】
5/1(晴)魚津ICを降り、田植えを迎えた田園風景を時折見え隠れする
雪山に向かって車を走らせる事30分で、片貝川流域の第ニ発電所の車止め
に到着し、第四発電所まで林道歩きです。途中から、林道に雪が残るように
なり、山菜取りをしながらから、廃屋のような片貝山荘を横目に北俣谷を右
に分けイワウチワの咲く尾根に取り付く。急登の尾根も木々の間から毛勝山
が見えてくると、荷の重さも気にならず気がはやる。別俣右尾根から展望は
益々良くなり、時々踏み抜きながら緩やかな雪原を登る。1,600mのピークで、
途中追い越された若者に毛勝山をバックに写真を撮ってもらう。彼らも同じ
ルートを辿るとのこと、もう一組前を歩いていたパーティがいたので、ちょ
っと心強い。円錐の僧ヶ岳の山頂は、これから辿る稜線が円を描くように見
渡せる。また、黒部渓谷の先には、雪倉、朝日岳が日本海に稜線を下ろして
いる。風が冷たくゆっくり展望を楽しめず、早々に山頂直下にテント場を探
し、シラビソの陰にテントを張る。山菜のシャブシャブは美味しかった。夜
中、富山湾の夜景と、月明かりに照らされた山のシルエットが浮かび上がり、
感動!
5/2(晴)穏やかに晴れわたる天気に感謝し、後ろ立山から登るご来光
に手を合わせる。今日が、この山行で一番の難路が待ち構えていると思うと
不安もあるが、目の前の大パノラマは、その不安をもかき消してしまう。駒
ケ岳をすぎると、黒部川にせり出すセッピを拾ったり、片貝川の藪に突入し
ながらの稜線の登下降となり、緊張の連続だ!急斜面のセッピを登り滝倉
山の山頂に立ち、一息ついた。前方の毛勝山の前にはだかるウドの頭に、
爪で引っかいたように急斜面に雪の筋が見える。明朝この斜面を登るとは、
この時点では把握していない。この後、片貝川にルートを求めながら進み、
やっと飛び出たところ、目前にさっき見ていたウドの頭の急斜面が現われ、
なんと、そこにトレースがあるのに驚き、恐怖を感じた。自分はここを登れ
ないと思い、直ぐ近くの藪を見つめたが、こちらも大変そう。木があるぶん
恐怖感は薄れるだろう。とにかくその前に、この岩藪を降りなければならな
い、足元のハイマツの幹に懸垂用のロープが掛けられていたが藪が濃いので、
クライムダウンで降りた。鞍部にテントを張っていると、若者のパティが懸
垂下降で降りてきた。お互い労をねぎらってテントに入る。
5/3(晴、無風)出発の支度をしていると、ウドの頭の雪壁を後ろ向き
に下りてくるパーティに気付く。ピッケルも深く刺さっているようだし、足
も深く雪面に食い込んでいるので、自分も登れると決断する。当初リーダー
は、藪よりのルートを考えていたようだが、トレースにしたがって登る事に
した。テントのペグを渡され、これを、アイスピックのように雪にさして、
三点支持でしっかり登るよう指示を受け、リーダーの後に続いた。失敗した
ら、天国の階段どころか、黒部の谷底に引き込まれてしまう。登り始めると、
緊張はしていたが、恐怖感は消えていた。この後も、斜面のトラバース、樹
林の中の急斜面を踏み抜きながらの厳しい下降が続き、平杭乗越にでた。緊
張から解放されたものの、正面には、雪壁が紺碧の天に向かって突き上げて
いる。トレースの先には、蟻んこのように小さな人影が、少しづつ動いてい
る。エネルギーを補給し、延々と続く急峻を一歩一歩進み500mの大登を
経て、毛勝山の山頂に立った。山の大きさを感じ、達成感に酔いしれる。左
手に後ろ立山、正面に剣岳、スキー組みが入っている、真っ白な台地の立山
のパノラマは絶景!これから、南に向きを変え東側に張り出したセッピ上を
のんびり稜線漫歩を楽しんだ。釜谷山の山頂を踏み山頂直下にテントを張る。
夕方、釜谷山に登り、薄ピンク色に染まった剣岳や富山湾に沈む夕陽を眺め
、今日一日無事にここまで辿り着けた事に感謝し手を合わせる。
5/4(ガス後晴)隣のテント住民は一足お先に出発した。ガスの猫又山
山頂を通過し、展望がないので東芦見尾根は止め、猫又谷を下った。スキー
のトレースがあったが、デブリやらつぼ足の穴ぼこだらけでとても快適な滑
りは望めない。緩んだザラメの斜面は足が疲れた。釜谷が合わさるとじきに
取水口のある林道に出た。猫又谷は、パウダースノーの時期滑ってみたい。
林道歩きの途中洞杉の説明の看板脇に幹が何本もに分かれた巨大すぎが数本
あった。この辺りは、ハイキング路のようだ。帰路は、山菜取りで、きをま
ぎらわせながら長い林道歩きで、第ニ発電所にもどった。
短くも、なが-い僧ヶ岳から毛勝三山を無事歩き通したGWの素晴らしい山
旅ができた。生きている事の実感を強く感じ、いろいろなことに感謝する気
持が沸々沸いてきた。リーダーに感謝します。
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【山域】北アルプス 【ルート】僧ヶ岳~毛勝山 【登山方法】縦走
【行動日】5/1~5/4 【メンバー】L柘植、吉川(記)
【日程】
5/1魚津IC~片貝第ニ発電所駐車場6:45-僧ヶ岳登山口9:10-
僧ヶ岳山頂14:00-僧ヶ岳山頂直下テント場14:20
5/2テント場5:40-駒ヶ岳7:20-滝倉山13:10-テント場16:10
5/3テント場6:20-平杭乗越8:40-毛勝山山頂12:10-釜谷山13:50-
釜谷山直下テント場14:00
5/4テント場5:50-猫又山6:40-猫又谷下降7:00-水取口-8:50-
林道出合11:00-駐車場12:20
【内容】
5/1(晴)魚津ICを降り、田植えを迎えた田園風景を時折見え隠れする
雪山に向かって車を走らせる事30分で、片貝川流域の第ニ発電所の車止め
に到着し、第四発電所まで林道歩きです。途中から、林道に雪が残るように
なり、山菜取りをしながらから、廃屋のような片貝山荘を横目に北俣谷を右
に分けイワウチワの咲く尾根に取り付く。急登の尾根も木々の間から毛勝山
が見えてくると、荷の重さも気にならず気がはやる。別俣右尾根から展望は
益々良くなり、時々踏み抜きながら緩やかな雪原を登る。1,600mのピークで、
途中追い越された若者に毛勝山をバックに写真を撮ってもらう。彼らも同じ
ルートを辿るとのこと、もう一組前を歩いていたパーティがいたので、ちょ
っと心強い。円錐の僧ヶ岳の山頂は、これから辿る稜線が円を描くように見
渡せる。また、黒部渓谷の先には、雪倉、朝日岳が日本海に稜線を下ろして
いる。風が冷たくゆっくり展望を楽しめず、早々に山頂直下にテント場を探
し、シラビソの陰にテントを張る。山菜のシャブシャブは美味しかった。夜
中、富山湾の夜景と、月明かりに照らされた山のシルエットが浮かび上がり、
感動!
5/2(晴)穏やかに晴れわたる天気に感謝し、後ろ立山から登るご来光
に手を合わせる。今日が、この山行で一番の難路が待ち構えていると思うと
不安もあるが、目の前の大パノラマは、その不安をもかき消してしまう。駒
ケ岳をすぎると、黒部川にせり出すセッピを拾ったり、片貝川の藪に突入し
ながらの稜線の登下降となり、緊張の連続だ!急斜面のセッピを登り滝倉
山の山頂に立ち、一息ついた。前方の毛勝山の前にはだかるウドの頭に、
爪で引っかいたように急斜面に雪の筋が見える。明朝この斜面を登るとは、
この時点では把握していない。この後、片貝川にルートを求めながら進み、
やっと飛び出たところ、目前にさっき見ていたウドの頭の急斜面が現われ、
なんと、そこにトレースがあるのに驚き、恐怖を感じた。自分はここを登れ
ないと思い、直ぐ近くの藪を見つめたが、こちらも大変そう。木があるぶん
恐怖感は薄れるだろう。とにかくその前に、この岩藪を降りなければならな
い、足元のハイマツの幹に懸垂用のロープが掛けられていたが藪が濃いので、
クライムダウンで降りた。鞍部にテントを張っていると、若者のパティが懸
垂下降で降りてきた。お互い労をねぎらってテントに入る。
5/3(晴、無風)出発の支度をしていると、ウドの頭の雪壁を後ろ向き
に下りてくるパーティに気付く。ピッケルも深く刺さっているようだし、足
も深く雪面に食い込んでいるので、自分も登れると決断する。当初リーダー
は、藪よりのルートを考えていたようだが、トレースにしたがって登る事に
した。テントのペグを渡され、これを、アイスピックのように雪にさして、
三点支持でしっかり登るよう指示を受け、リーダーの後に続いた。失敗した
ら、天国の階段どころか、黒部の谷底に引き込まれてしまう。登り始めると、
緊張はしていたが、恐怖感は消えていた。この後も、斜面のトラバース、樹
林の中の急斜面を踏み抜きながらの厳しい下降が続き、平杭乗越にでた。緊
張から解放されたものの、正面には、雪壁が紺碧の天に向かって突き上げて
いる。トレースの先には、蟻んこのように小さな人影が、少しづつ動いてい
る。エネルギーを補給し、延々と続く急峻を一歩一歩進み500mの大登を
経て、毛勝山の山頂に立った。山の大きさを感じ、達成感に酔いしれる。左
手に後ろ立山、正面に剣岳、スキー組みが入っている、真っ白な台地の立山
のパノラマは絶景!これから、南に向きを変え東側に張り出したセッピ上を
のんびり稜線漫歩を楽しんだ。釜谷山の山頂を踏み山頂直下にテントを張る。
夕方、釜谷山に登り、薄ピンク色に染まった剣岳や富山湾に沈む夕陽を眺め
、今日一日無事にここまで辿り着けた事に感謝し手を合わせる。
5/4(ガス後晴)隣のテント住民は一足お先に出発した。ガスの猫又山
山頂を通過し、展望がないので東芦見尾根は止め、猫又谷を下った。スキー
のトレースがあったが、デブリやらつぼ足の穴ぼこだらけでとても快適な滑
りは望めない。緩んだザラメの斜面は足が疲れた。釜谷が合わさるとじきに
取水口のある林道に出た。猫又谷は、パウダースノーの時期滑ってみたい。
林道歩きの途中洞杉の説明の看板脇に幹が何本もに分かれた巨大すぎが数本
あった。この辺りは、ハイキング路のようだ。帰路は、山菜取りで、きをま
ぎらわせながら長い林道歩きで、第ニ発電所にもどった。
短くも、なが-い僧ヶ岳から毛勝三山を無事歩き通したGWの素晴らしい山
旅ができた。生きている事の実感を強く感じ、いろいろなことに感謝する気
持が沸々沸いてきた。リーダーに感謝します。
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立山山スキー(真砂岳・剣沢・御山谷)◆写真動画
2010/05/03 Mon 13:00:00 [edit]
菊池です。
今年のGWは25年ぶりの好天続き、立山周辺の山スキーを堪能できました。

【山域】剣・立山
【メンバー】CL菊池・長池・石橋・岡田(会員外;四国):全員テレマーク
【日時・天候・行程・内容】2010年5/1~5/3
<5月1日> 扇沢では朝雪が舞ったが室堂到着時は晴れ 午前中は低温、新雪10~15cm
扇沢6:30始発トロリーバスー8:15室堂駅ー室堂山ー滑走(パウダー戴き)ー室堂ー雪壁の大 谷ウオーク(最深15m)-一の越への途中ー滑走(下部は湿雪で難儀・
テンション低下)ー浄土川 ー雷鳥平テント村ー真砂岳への尾根を2650mまでシールアップー滑走ー雷鳥平ーロッジ立山連(泊)
・30日夜7時半に我が家を出発したが、国府台病院まで渋滞のため1時間半近く要した。高速は外環で少し渋滞したが、車数がかなり増加していたものの順調で扇沢には1時半頃到着できた。
・始発(6:30)のトロリーに乗るべく5時半ころトップに並んだ(キップの販売は5:50)。凄まじい観光客に圧倒され、ケーブル・ロープウェイで2~3回待ちとなったが、室堂には8:15頃到着できた。
・初体験の雪壁大谷ウオーク(10:00開門)までの時間を利用し、室堂山までシールアップ、この時期にしては意外なノートラパウダーを戴き、テンションアップで渋滞の雪壁ウオークを楽しんだ。
・浄土川に沿って雷鳥平まで下ったが、寝不足の疲労も手伝って、降雪後の急激な気温上昇による悪湿雪に手こずり、テンションは一気にダウンしてしまった。
・テンションが下がったものの、宿に行くにはまだ早い。意を決して計画通りの真砂岳への尾根に向かった。緩斜面は重い湿雪のシール登行のため、すぐに引き返そうかと思いながら、意気があがらない。それでも斜度を増した尾根に入ると徐々に雪質も良くなったが、疲れと上部はガスがかかってきており2650mくらいまでなんとかハイクアップした。午後2時を過ぎており、滑りやすい雪質にテレターンのアドバイスを行ないながら1日目の滑走は終了した。
<5月2日>快晴 風弱く 気温やや高く最高3~4℃(富山で最高22℃)
ロッジ7:20ー雷鳥坂アイゼン登行ー別山乗越(2710m)ー剣沢滑走ー平蔵谷出会(2060m)ーシール登行ー別山乗越14:00ー雷鳥沢・雷鳥坂滑走ーロッジ 累計標高差 1083m
・剣沢の上部には昨日のパウダーが薄く残り、まあまあの滑りやすい斜面が続き、平蔵谷出会付近は重い湿雪となっていた。
・テレマーク技術の真髄は「後ろ足の素早く深い折りたたみと板の踏みつけ」であり、これが安定したテレターンの基本である。、ロッジの畳上講習をじっくり行なった成果が上がったのか、前日にくらべ、リズミカルなターンを描けるようになっっていた。
・徐々にビッグとなる剣の雄姿を前に、剣沢滑走の爽快さは格別で、華麗でリズミカルなテレターンの動画撮影に力が入った。
・別山乗越からの雷鳥沢滑り出し急斜面も適度に雪が緩みまあまあ滑り心地、途中からザラメの雷鳥坂にトラバースし、新室堂乗越から雷鳥平に向け、ノートラのザラメ斜面を快走した。
・累計標高差1083mの大満足の1日であり、温泉後の生ビール乾杯が五臓六腑にしみわたり格別であった。
<5月3日>快晴 風弱く、気温高め (富山で最高26℃)
ロッジ7:15ーアイゼン登行ー一の越ー御山谷滑走ー1:30黒四ダムー扇沢ー最大50km渋滞ー国府台病院ー海浜病院ー我が家(4日午前1時)
・雄山の下部をトラバース気味に一の越に向かいアイゼン登行した。
・最終日は今回のお目当ての御山谷から黒部ダムである。9:50ころ、滑走開始したが雪も適度に緩んできており、龍王岳の岩峰をバックにアルペンムード満点のカール状大斜面滑走に酔いしれることができた。
・御山谷の下部は降雪直後の雪崩(1日)によるデブリが巨大な堤防状に左斜面より押し寄せていたが、滑走には問題なかった。次第に雪割れ沢の右岸をトラバースしながら進み左岸への徒渉地点を通過、ダム湖が見える台地に出ると多数の倒木を含んだ凄まじいデブリを苦労して通過、ダム湖近くで休憩した。
・休憩後下部へ行き過ぎて登山道にでるのにやや手こずった。帰宅後知ったが、登山道に入って間もなくのところで1日に雪崩事故があり1名が死亡した。ご冥福をお祈りいたします。
・黒部ダムに到着すると凄まじい観光客、ケーブル待ちの大群衆(室堂に行くのを諦めた方々も多数いた)を横目にトロリーバス駅に急いだが、1回待ちの2時半に乗車できた。
+写真集へのリンク+
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今年のGWは25年ぶりの好天続き、立山周辺の山スキーを堪能できました。

【山域】剣・立山
【メンバー】CL菊池・長池・石橋・岡田(会員外;四国):全員テレマーク
【日時・天候・行程・内容】2010年5/1~5/3
<5月1日> 扇沢では朝雪が舞ったが室堂到着時は晴れ 午前中は低温、新雪10~15cm
扇沢6:30始発トロリーバスー8:15室堂駅ー室堂山ー滑走(パウダー戴き)ー室堂ー雪壁の大 谷ウオーク(最深15m)-一の越への途中ー滑走(下部は湿雪で難儀・
テンション低下)ー浄土川 ー雷鳥平テント村ー真砂岳への尾根を2650mまでシールアップー滑走ー雷鳥平ーロッジ立山連(泊)
・30日夜7時半に我が家を出発したが、国府台病院まで渋滞のため1時間半近く要した。高速は外環で少し渋滞したが、車数がかなり増加していたものの順調で扇沢には1時半頃到着できた。
・始発(6:30)のトロリーに乗るべく5時半ころトップに並んだ(キップの販売は5:50)。凄まじい観光客に圧倒され、ケーブル・ロープウェイで2~3回待ちとなったが、室堂には8:15頃到着できた。
・初体験の雪壁大谷ウオーク(10:00開門)までの時間を利用し、室堂山までシールアップ、この時期にしては意外なノートラパウダーを戴き、テンションアップで渋滞の雪壁ウオークを楽しんだ。
・浄土川に沿って雷鳥平まで下ったが、寝不足の疲労も手伝って、降雪後の急激な気温上昇による悪湿雪に手こずり、テンションは一気にダウンしてしまった。
・テンションが下がったものの、宿に行くにはまだ早い。意を決して計画通りの真砂岳への尾根に向かった。緩斜面は重い湿雪のシール登行のため、すぐに引き返そうかと思いながら、意気があがらない。それでも斜度を増した尾根に入ると徐々に雪質も良くなったが、疲れと上部はガスがかかってきており2650mくらいまでなんとかハイクアップした。午後2時を過ぎており、滑りやすい雪質にテレターンのアドバイスを行ないながら1日目の滑走は終了した。
<5月2日>快晴 風弱く 気温やや高く最高3~4℃(富山で最高22℃)
ロッジ7:20ー雷鳥坂アイゼン登行ー別山乗越(2710m)ー剣沢滑走ー平蔵谷出会(2060m)ーシール登行ー別山乗越14:00ー雷鳥沢・雷鳥坂滑走ーロッジ 累計標高差 1083m
・剣沢の上部には昨日のパウダーが薄く残り、まあまあの滑りやすい斜面が続き、平蔵谷出会付近は重い湿雪となっていた。
・テレマーク技術の真髄は「後ろ足の素早く深い折りたたみと板の踏みつけ」であり、これが安定したテレターンの基本である。、ロッジの畳上講習をじっくり行なった成果が上がったのか、前日にくらべ、リズミカルなターンを描けるようになっっていた。
・徐々にビッグとなる剣の雄姿を前に、剣沢滑走の爽快さは格別で、華麗でリズミカルなテレターンの動画撮影に力が入った。
・別山乗越からの雷鳥沢滑り出し急斜面も適度に雪が緩みまあまあ滑り心地、途中からザラメの雷鳥坂にトラバースし、新室堂乗越から雷鳥平に向け、ノートラのザラメ斜面を快走した。
・累計標高差1083mの大満足の1日であり、温泉後の生ビール乾杯が五臓六腑にしみわたり格別であった。
<5月3日>快晴 風弱く、気温高め (富山で最高26℃)
ロッジ7:15ーアイゼン登行ー一の越ー御山谷滑走ー1:30黒四ダムー扇沢ー最大50km渋滞ー国府台病院ー海浜病院ー我が家(4日午前1時)
・雄山の下部をトラバース気味に一の越に向かいアイゼン登行した。
・最終日は今回のお目当ての御山谷から黒部ダムである。9:50ころ、滑走開始したが雪も適度に緩んできており、龍王岳の岩峰をバックにアルペンムード満点のカール状大斜面滑走に酔いしれることができた。
・御山谷の下部は降雪直後の雪崩(1日)によるデブリが巨大な堤防状に左斜面より押し寄せていたが、滑走には問題なかった。次第に雪割れ沢の右岸をトラバースしながら進み左岸への徒渉地点を通過、ダム湖が見える台地に出ると多数の倒木を含んだ凄まじいデブリを苦労して通過、ダム湖近くで休憩した。
・休憩後下部へ行き過ぎて登山道にでるのにやや手こずった。帰宅後知ったが、登山道に入って間もなくのところで1日に雪崩事故があり1名が死亡した。ご冥福をお祈りいたします。
・黒部ダムに到着すると凄まじい観光客、ケーブル待ちの大群衆(室堂に行くのを諦めた方々も多数いた)を横目にトロリーバス駅に急いだが、1回待ちの2時半に乗車できた。
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山スキー /
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月山山スキー◆写真動画
2010/05/02 Sun 14:40:00 [edit]
月山初日石跳沢記録です。

【山域】月山
【ルート】姥ヶ岳-石跳沢-自然博物園
【登山方法】山スキー
【山行日】2010/04/30
【メンバー】村野、住田
【天気】雪後晴れ一時雨
【行程】
姥沢駐車場(9:30)-リフト(10:00)-姥ヶ岳1610m下山(10:20)-休憩所(11:00)-車で移
動- 自然博物園(12:30)-石跳沢1160m(14:30)-自然博物園(15:10)
【内容】
リフト駅で登山届を出し、リフトに乗り込んだ。上に行けば行くほど、天気が悪く
なる。リフトを降りる。目指す姥ヶ岳がまったく見えない。それでも行けるところま
で行こうとシールを付けて登り始める。リフト終点1500mからわずか100m登った時点
で猛吹雪に見舞われる。視界はすごぶる悪い。登っていても、ちっとも楽しくない。
姥ヶ岳までは、行けると思ったが、この視界の中降りやすい斜面を探すのは困難と判
断して中止とした。一旦姥ヶ岳休憩所に戻り、様子を見る。姥ヶ岳休憩所では雪・風
ともにそれほど強くない。ちょっとした差でずいぶんと違うものだ。休憩所の外に何
度か出て様子を伺うが、天候が回復する兆しが見えない。ここにずっといても仕方が
ない。あきらめ肝心と、石跳沢ピストンに切り替えた。ピストン登山なら少々吹雪こ
うが道迷いの心配がない。
車に乗り込み、自然博物園に着く。空はうっすら晴れている。シールを付けたス
キーを履いて、森の中へ。石跳沢を降りてくるスキーヤーと出会った。「上はひどい
天気だよ」「3時くらいまでで、行けるところまで行って帰ってきます」
小一時間歩き、遅いお昼にした。バーナーで水を沸かす。のんびりとしていると雪
が降ってきた。14:30までと決めて石跳沢を登る。ところどころ早春の沢がのぞいて
いる。高度を上げるごとに風が強くなり、雪が多くなる。14:30に少し開けた台地に
出た。疎林のなか、シールを取り、自然博物園に戻る。ようやく青空が見え始めた。
青空と残雪そして山毛欅のコントラストが美しかった。どうにかそれなりの一日を過
ごすことができた。
次の日の朝、テントで寝ていると、ヘリから行方不明者を探す呼び掛けが聞こえ
た。あの悪天の中道迷いの登山者が出て、5/1に無事救助されたそうだ。
姥沢駐車場1000円(トイレ更衣室あり)
リフト1回560円
2010/05/02 月山山スキー記録です。

【山域】月山
【ルート】姥沢-牛首-月山
【登山方法】山スキー
【山行日】2010/05/02
【メンバー】村野、住田
【天気】晴れ後雪
【行程】
姥沢駐車場-リフトトップ(8:50)-牛首(9:46)-スキーデポ地点1835m(10:00)-月山
(11:10)-スキーデポ地点(11:45)-リフトトップ(13:20)
【内容】
テントから顔を出す、空は晴れ渡っていた。青空を待つこと2日、予定を延長した
甲斐がある空にようやく出会えた。雪が緩むの待つため少し遅い出発とする。のんび
りと姥沢駐車場で身支度を整える。月山に向かうスキーヤー達が駐車場から次々に出
て行く。我々もスキーを担いで駐車場を後にした。雪上車によるスキー運搬サービス
を利用し、リフト駅まで手ぶらで歩く。
姥ヶ岳休憩所脇でシールを付けて、登り出す。予定通り先頭グループが牛首当たり
まで登っているのが見える。これ以上ない青空の元、月山へ登り始める。姥ヶ岳東面
から金姥、牛首までの斜面を巻きながら登る。正面に月山山頂がある。雪に覆われた
飯豊朝日もよく見える。牛首から先をシール登高限界まで登る。
1835m地点でスキーを外し、ロックワイヤーで束ね岩の隙間に押し込む。行動食を
食べながら、降りてくる人に先の雪面状況を聞く。アイゼンがないからと降りて行く
人も多い。雪面の柔らかい所をつないで登れるとこまで行くことにした。出だしは藪
があり、積もった雪のなかを登る。薮がなくなると一面雪面となる。所々クラストし
ている。柔らかい雪面を丁寧につなぎ、キックステップで登る。50mも登ると斜度が
緩み始め、まもなく月山山頂台地に着いた。月山神社まで、ほぼ平になった山頂を歩
く。月山神社に到着した。頂上は、残雪に埋まっていることだろう。
社のまわりには、GWらしく大勢の人がいる。みんな頂上の証である社の屋根をバッ
クに写真を撮っている。風も穏やかな山頂で行動食をとり、我々も三脚を立て二人の
記念写真を撮り、頂上を後にした。下りは気温の上昇とともに雪がさらに緩んでい
た。青空のもとテンポよくキックステップで、スキーデポ地点まで戻った。
シールを剥がし、一気に月山ボウルを滑り降る。あまりにも天気がよいので、空身
で牛首まで登り返し、もう滑り。ザックのデボ地まで滑り降り、記念写真を撮り、ボ
ウルを後する。シールを付け、リフト終点まで戻る。リフト終点が近づくだんだんと
風が強くなり、雲がでてきた。リフト終点に着くと月山山頂は雲に覆われていた。
余ったリフト券で最後の一滑りした時には、ついには雪が降り出した。
これ以上ないタイミングで月山に登り、滑った春の一日だった。
姥沢駐車場1000円(トイレ更衣室あり)
リフト1回560円
月山志津線終点からリフトまで雪上車による無料スキー運搬サービスあり
寒河江市民浴場200円
+写真集(+動画)へのリンク+

【山域】月山
【ルート】姥ヶ岳-石跳沢-自然博物園
【登山方法】山スキー
【山行日】2010/04/30
【メンバー】村野、住田
【天気】雪後晴れ一時雨
【行程】
姥沢駐車場(9:30)-リフト(10:00)-姥ヶ岳1610m下山(10:20)-休憩所(11:00)-車で移
動- 自然博物園(12:30)-石跳沢1160m(14:30)-自然博物園(15:10)
【内容】
リフト駅で登山届を出し、リフトに乗り込んだ。上に行けば行くほど、天気が悪く
なる。リフトを降りる。目指す姥ヶ岳がまったく見えない。それでも行けるところま
で行こうとシールを付けて登り始める。リフト終点1500mからわずか100m登った時点
で猛吹雪に見舞われる。視界はすごぶる悪い。登っていても、ちっとも楽しくない。
姥ヶ岳までは、行けると思ったが、この視界の中降りやすい斜面を探すのは困難と判
断して中止とした。一旦姥ヶ岳休憩所に戻り、様子を見る。姥ヶ岳休憩所では雪・風
ともにそれほど強くない。ちょっとした差でずいぶんと違うものだ。休憩所の外に何
度か出て様子を伺うが、天候が回復する兆しが見えない。ここにずっといても仕方が
ない。あきらめ肝心と、石跳沢ピストンに切り替えた。ピストン登山なら少々吹雪こ
うが道迷いの心配がない。
車に乗り込み、自然博物園に着く。空はうっすら晴れている。シールを付けたス
キーを履いて、森の中へ。石跳沢を降りてくるスキーヤーと出会った。「上はひどい
天気だよ」「3時くらいまでで、行けるところまで行って帰ってきます」
小一時間歩き、遅いお昼にした。バーナーで水を沸かす。のんびりとしていると雪
が降ってきた。14:30までと決めて石跳沢を登る。ところどころ早春の沢がのぞいて
いる。高度を上げるごとに風が強くなり、雪が多くなる。14:30に少し開けた台地に
出た。疎林のなか、シールを取り、自然博物園に戻る。ようやく青空が見え始めた。
青空と残雪そして山毛欅のコントラストが美しかった。どうにかそれなりの一日を過
ごすことができた。
次の日の朝、テントで寝ていると、ヘリから行方不明者を探す呼び掛けが聞こえ
た。あの悪天の中道迷いの登山者が出て、5/1に無事救助されたそうだ。
姥沢駐車場1000円(トイレ更衣室あり)
リフト1回560円
2010/05/02 月山山スキー記録です。

【山域】月山
【ルート】姥沢-牛首-月山
【登山方法】山スキー
【山行日】2010/05/02
【メンバー】村野、住田
【天気】晴れ後雪
【行程】
姥沢駐車場-リフトトップ(8:50)-牛首(9:46)-スキーデポ地点1835m(10:00)-月山
(11:10)-スキーデポ地点(11:45)-リフトトップ(13:20)
【内容】
テントから顔を出す、空は晴れ渡っていた。青空を待つこと2日、予定を延長した
甲斐がある空にようやく出会えた。雪が緩むの待つため少し遅い出発とする。のんび
りと姥沢駐車場で身支度を整える。月山に向かうスキーヤー達が駐車場から次々に出
て行く。我々もスキーを担いで駐車場を後にした。雪上車によるスキー運搬サービス
を利用し、リフト駅まで手ぶらで歩く。
姥ヶ岳休憩所脇でシールを付けて、登り出す。予定通り先頭グループが牛首当たり
まで登っているのが見える。これ以上ない青空の元、月山へ登り始める。姥ヶ岳東面
から金姥、牛首までの斜面を巻きながら登る。正面に月山山頂がある。雪に覆われた
飯豊朝日もよく見える。牛首から先をシール登高限界まで登る。
1835m地点でスキーを外し、ロックワイヤーで束ね岩の隙間に押し込む。行動食を
食べながら、降りてくる人に先の雪面状況を聞く。アイゼンがないからと降りて行く
人も多い。雪面の柔らかい所をつないで登れるとこまで行くことにした。出だしは藪
があり、積もった雪のなかを登る。薮がなくなると一面雪面となる。所々クラストし
ている。柔らかい雪面を丁寧につなぎ、キックステップで登る。50mも登ると斜度が
緩み始め、まもなく月山山頂台地に着いた。月山神社まで、ほぼ平になった山頂を歩
く。月山神社に到着した。頂上は、残雪に埋まっていることだろう。
社のまわりには、GWらしく大勢の人がいる。みんな頂上の証である社の屋根をバッ
クに写真を撮っている。風も穏やかな山頂で行動食をとり、我々も三脚を立て二人の
記念写真を撮り、頂上を後にした。下りは気温の上昇とともに雪がさらに緩んでい
た。青空のもとテンポよくキックステップで、スキーデポ地点まで戻った。
シールを剥がし、一気に月山ボウルを滑り降る。あまりにも天気がよいので、空身
で牛首まで登り返し、もう滑り。ザックのデボ地まで滑り降り、記念写真を撮り、ボ
ウルを後する。シールを付け、リフト終点まで戻る。リフト終点が近づくだんだんと
風が強くなり、雲がでてきた。リフト終点に着くと月山山頂は雲に覆われていた。
余ったリフト券で最後の一滑りした時には、ついには雪が降り出した。
これ以上ないタイミングで月山に登り、滑った春の一日だった。
姥沢駐車場1000円(トイレ更衣室あり)
リフト1回560円
月山志津線終点からリフトまで雪上車による無料スキー運搬サービスあり
寒河江市民浴場200円
+写真集(+動画)へのリンク+
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