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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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苗場山・鳥甲山◆写真 

住田です、こんばんは。
10月の定例ハイク、苗場山と鳥甲山の山行報告です。

【山域】苗場・鳥甲山
【日時と天候】2009年10月24日曇り、25日晴れ後曇り
【メンバー】CL長池、上茂、加藤、平野、細谷、村尾、
       菅井(24日帰り)、村野(24日帰り)、住田(記)
【行程】
 23日(21:20発)千葉駅北口~
 24日(1:50着)苗場山三合目駐車場テント泊(7:20発)-(10:10着)苗場山-
   (13:10着)苗場山三合目駐車場~小赤沢温泉~苗場山三合目駐車場テント泊~
 25日 ムジナ平登山口(8:30発)-小ノ頭-(12:10着)鳥甲山-屋敷山鞍部-
   (15:00着)屋敷下山口~屋敷温泉~帰葉

17 、湿原の踊り場


【記録】
[10/24 苗場山ピストン]

 今年は例年より1~2週間、紅葉が早かったらしく、苗場山三合目より上は
紅葉はなく、初冬の雰囲気を感じる。小赤沢からブナ、ダケカンバの森を登り、
途中丸い切株が多数敷いてあるが、一部はぐらつきがあり滑りやすい。
 急に開けた湿原に出る。山頂にこれだけ広い湿原があるとは驚きだ。
翌日予定の鳥甲山を眺望しながら、池塘が点在する広々とした高山の平原を
散策するのは、雰囲気がありのどか~な気分になる。
山頂の気温は約6度、風に吹かれると少し寒くなり、軽くトレイルラン。

 早々に下山し、鳥甲山縦走から下山した菊池組をピックアップし、小赤沢温泉の
楽養館へ。風情のある山小屋のようで、湯は鉄分が多く濃い赤茶色、タオルが染まる。
時間はたっぷりあり、すこしぬるめで寝湯もあり、ついつい^うとうと^^...
 しっかり温もり、手打ち蕎麦を嗜みくつろいでいると、なんと、テントが風で
飛ばされ動いているとの情報が!! 急いで戻ると、大きな石が追加で入れてあり、
テントと荷物は無事であった。親切な人に感謝と、反省。
 夜食は自炊し、楽しく宴会。夜は冷え込むが、流れ星がきれいで、翌日の天気に
期待してシェラフにもぐる。

48、鳥甲山山頂、甲ポーズで

[10/25 鳥甲山縦走]
 車1台は下山口にデボし、ムジナ平の登山口まで移動。
今日は晴天で、青空に紅葉が見事に映えて素晴らしい! 
小水ノ頭から岩場、白の頭の先でカミソリの刃というナイフリッジを
越える。高度感はあるが距離が短くクサリもあり、難なくクリア。

 後半の急な下りで登山口に着いたと思いきや、まだ最後の下りが残っており
気が抜けたのか、落ち葉の下で見えない木の根、岩の苔にはまり、スリップ
尻もちをつく人が続出。最後まで油断禁物だ。
山の幸は、苗場山よりはよさそうだった。

 屋敷温泉で、バスクリーンを入れたような薄青(+緑)色の温泉で汗をながし、
木のこをおみあげに帰葉した。楽しい山行、ありがとうございました。


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飯野山 

香川県の里山、飯野山に登ってきました。
飯野山は別名「讃岐富士」と呼ばれ讃岐平野の中央にあり、丸亀市のシンボルです。
標高は421.9mと千葉の山と変わらない高さです。
ただ丘陵地帯にある千葉の山と比べ香川の山は平野の中にポッコリと独立してそびえる独立峰が多く目立ちます。

〔工程〕登り:一王寺神社経由登山口から山頂35分(歩き)
    下り:山頂から丸亀市野外活動センター経由飯神社登山口15分(ジョギング)


毎週日曜休みが取れそうなのでこれから小豆島の山や桃太郎伝説の鬼が島の山に登ってみようと思います。

たそがれて岳登
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妙義(大沢から相馬岳北稜)と西上州(物語山からゴシュウ山)◆写真 

【山行日】10/24、10/25 
【山域】表妙義&西上州 
【メンバー】CL柘植、小俣、石橋、吉川(記)


08.仙人窟

10/24 曇り 
【ルート】大沢から相馬岳 
【登山方法】沢登りと岩稜
【日程】10/24大沢出合7:00-仙人滝9:00-相馬沢下降11:45-
 妙義湖13:10-大沢出合15:00
【内容】
塵の目立つ荒れた林道から谷に入る。水の少ない沢を歩いたり、か
すかな踏み跡をたどり対岸を歩いたりと歩き易い所を探しながら進む。大岩
のゴロゴロを越えナメの乙女の滝を過ぎると、仙人の滝が現われる。一段、
二段は難なく登り、三段目は確保して登る。振り返ると、紅葉した木々の間
から妙義富士が眺められた。ナメや小滝からゴーロとなり急登を這い上がり
稜線に立つ。あまり古くない熊の糞を跨ぎやせ尾根を歩き、岩峰の基部を巻
き、また、岩を登ったり、ルートハンティングをしながら進む。前方に妙義
の山らしいはさみ岩を見て、石門風の仙人窟をくぐり、相馬沢の急下降を転
がるように下る。大きなチョックストーン上は懸垂で下降し、大岩をよけな
がら沢床を歩きや、踏み跡を見つけ対岸を歩き、杉林を抜け妙義湖に出る。

10/25 ガス時々霧雨
【ルート】 【登山方法】やぶ尾根縦走
【日程】10/25馬居沢7:45-物語山10:40-馬居沢14:25
【内容】
杉林から入り、直ぐに涸れ沢のやぶをくぐり、倒木を跨ぎながら、
尾根に取り付く。殆ど人の入らないような急な尾根を時々獣道を歩き、岩を
登り鞍部に出ると、正面に物語山がみえた。すんなり山頂に登れそうだった
が、もろい岩と草付に苦労して山頂近くに立つ。物語山から南下する稜線は、
東側が切れ落ち、小さなピークのアップダウンの繰り返しで地図読みしなが
ら線引きしたルートを辿り目的地を目指した。自然に埋もれかかった林道に
下り周回コースで元に戻る。

 二日共登山者に会わず、自然を満喫してきました。

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白水沢◆写真 

柘植です。当初は中央アルプスの西横川の予定でしたが、現地の天候が
不安定なため、代わりに集中山行で中止になった白水沢に行ってきました。


03 2段7m滝にて


【日程】2009年10月18日(日) 前夜発日帰り
【場所】那須 白水沢 左俣/右沢
【参加者】L柘植(記)、足立、石井、渡辺(理)、加藤 【天候】晴のち雨
【行程】大黒屋(入渓)8:00→奥の二俣11:00→稜線15:00→大黒屋16:30


大黒屋からものの3分で白水滝に到着。ここは滝見台まで来てしまうと下降が
難しく、左から巻きルートで滝上に出る。ここは下の堰堤上から入渓すれば
直接滝に取り付ける感じがする。巻きはなかなか悪く、最初から核心の様相。
そこから先は真っ青な空に木々の紅葉が映え、白水沢の渓谷美を堪能できる
遡行が続く。どの滝も直登もしくは小さく巻くだけで登れ、初心者を交えた
パーティーには最適の内容である。白水沢の沢床は白っぽく、これが渓谷の
美しさを際立たせるとともに、沢名の由来になっているものと思う。ただこの
美しさも二俣までだった。右俣の豊富な水量と比較して左俣は土砂や倒木に
うもれ、水量はほとんどなし。これが本当に左俣か判断に迷ってしまった。
ただ15分くらい何もない谷底を進むと奥の二俣に到着。ここは左右の沢に
顕著な滝がかかっているので間違いない。目的の右沢には4段30m滝がかかる。
ここから先は沢の傾斜が強くなり、次々と滝がかかっている。ただ相変わらず
というかさらに土砂と倒木がひどくなり、とても美しいとは言えない渓相が残念だ。
上部の3段20mを越えるあたりから雨が降り出す。最後の滝を越えて枝尾根に
取り付くあたりから雨脚も強まり、雷も鳴り出してヒヤヒヤする。尾根に取付いた
あとのヤブコギが以外と長く、ようやく稜線に到着したときはホッとした。
びしょ濡れで靴を履き替えることもなく、そのまま一気に登山道を下降する。
風呂は新甲子温泉のフジヤホテル、500円でリーズナブルでした。
白水沢は下半分は期待以上の美渓、上半分は期待を大きく下回る渓相、
全体として推奨できるかというと左俣はNOだろう。
ただ7時間にわたる谷歩き、滝登り、雨中のやぶこぎをこなしたメンバーは
充実感に満足してくれたようで、その点はリーダーとしては嬉しかった。

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ケサ丸沢右俣左沢◆写真 

04稜線が顔を覗かせる


【山域】谷川連峰
【ルート】ケサ丸沢右俣左沢
【登山方法】沢登り
【山行日】10/18 晴れのち雨
【メンバー】CL花島(記)、小俣、多田
【行程】土合橋6:20-武能沢下降点7:50~8:15-白樺沢出合8:45~9:00-
二俣9:45-国境稜線12:25-蓬峠12:30~12:50-旧道分岐13:30-土合橋15:30

【内容】
土合駅で仮眠後、白毛門登山口に車を置いて出発する。
 新道から取り付くが、20分位歩いた所に駐車スペースがあり、次回は
利用したい。
 武能沢の下降点で支度をして湯檜曽川本谷へ降り、白樺沢出合を目指す。
雲一つない秋晴れに映える紅葉を眺めながらの遡行となる。
白樺沢に入り、ナメ滝を進むと前方に国境稜線が目に見えてくる。
 左岸からいくつかの枝沢をやり過ごすと、二俣が現れる。
右が目的のケサ丸沢で6mの滝を、左は白樺沢で3段30mの滝を落としている。
やがて2段25mの滝が飛び込んでくる。上部のバンドまで登り
ルートと思われるところに残置ハーケンを2枚確認するも、その先の
ルートが追えなかったので巻くことにする。
この巻きはチョットいやらしかった。草を掴みながら足を滑らさないように
ジリジリと斜上する緊張感のある高巻きになってしまった。
これなら巻かずに登った方がよかったと思えてくるほどだった。
 枝沢が入るごとにルートを確認しながら、次々現れる滝とナメを登ったり
巻いたりしているうちにガスが降りてくる。さっきまでのポカポカ陽気が
うそのようだ。水が涸れたガレを詰め、最後は笹薮を10分漕いで稜線に
飛び出して遡行終了。ガスで新潟県側は何も見えない。
蓬峠で沢支度を解き、一気に下山する。ポツポツ落ちていた雨が、
いつしか本降りになり、足元は沢以上に濡れてしまった。
 途中の鉄塔から抱返り沢と大倉沢の連続する滝が、ガスの中に霞んで見え
機会があったら是非遡行してみたいと思わせる沢だ。
 湯テルメは混雑していたので、上牧の「風和の湯」に立ち寄る。

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北岳 

【日程】10月17-18日  
【山域】南アルプス 北岳 
【ルート】広河原~二俣~肩の小屋~山頂ピストン〜二俣〜広河原
【交通】 電車JR 新宿→甲府→バス→広河原の往復
【行程タイム】17日 広河原6:3〜二俣8:30〜肩の小屋12:10(自炊泊)
       18日 肩の小屋 7:30〜山頂8:15〜肩の小屋9:30〜広河原13:10
【天候】17日曇りのち雪 18日曇りガスガスのち腫れ強風
【メンバー】 室CL 会員外(背の高い美女妙齢)


たまたま甲府に出張する仕事があり、北岳へ行く計画を立てた。会社の後輩が、是非一緒に連れて行ってくれというので、小屋泊自炊で行くことにした。土曜日は前線が通過するので雪になることは予測して、昼までに小屋に着くのを目標とした。最近、登りが苦しくてまったくピッチが上がらなくなっているが、先週と違い荷物が軽いのでなんとかがんばった。二俣を過ぎるまではたまに薄日が射したりしていたが二俣からはすっかりガスの中で寒く、休憩するのもそこそこにするような状況だった。「小屋に着いたらお汁粉を食べよう!!」を合い言葉に昼ちょっと過ぎに小屋へ到着。小屋番のおじさんが「寒かったでしょう、早く早く、中にお入りなさい」と優しく声をかけて下さり、早速荷をほどいてフリーズドライのお汁粉で暖まる。お湯はストーブの上で沸かしているのを無料で分けて下さって本当に親切です。昼過ぎから降り始めた雪はどんどんひどくなり、午後から到着する人たちは雪で濡れ、ストーブで雨具を乾かしていた。翌日には晴れの予報だったから、夜中には雪がやむだろうと思ったが、寝る前にお手洗いに行った時にも雪は降り止まずちょっと心配になったが7時過ぎに就寝。

翌朝、4時ころ目が覚めたが、小屋番も誰も起きてなく、4:50ころお手洗いに立った。外は真っ白で全く何も見えず、風はすごいし雪もまだチラチラ。これはもう断念かと思ったが富士山の向こうからご来光がさして赤くなっていたので、ゆっくり朝食をとって晴れ間を待つことに。7時過ぎに雲が切れ晴れて来たので、頂上目指してアタック。同行者は初めてのアルプスで、10センチくらい積雪があったので心配したが無事快晴の山頂に到着、先週登った鳳凰や甲斐駒、仙丈、塩見、中央アルプス、八ヶ岳etc...素晴らしい眺めに感動のひとときだった。下りでは同行者には軽アイゼンを付けてもらって、慎重にゆっくり下山。無事、岩場を下りて肩の小屋にデポした荷物を背負い来た道を戻る。昨日とうってかわって気温が高く、気温の急変に驚かされるがこれがこの時期のアルプスなんだと良い経験になった。標高差1500メートルあまりの下りは初心者の同行者にはかなり応えたようで、死にそうな顔をして頑張って歩いていた。予定通りのバスに間に合い、甲府に到着。無事帰宅した。今回、お風呂は甲府駅の近くで良い所がなかったので、石和に出て石和温泉駅近くのホテルで入浴。先週入った御座石鉱泉より60円安い1200円だったが設備は雲泥の差。豪華ホテルで設備は最高、アメニティも充実ドライヤーもバッチリ備え付け、露天風呂も和風でいい感じーー今度から、電車で甲府の山に来たときはここに決まりです!というわけでおしまい。余談ですが、肩の小屋のオーナー森本氏の子息が跡継ぎで頑張っておられました。大変好青年で、鍛え抜いた肉体、何と広河原から小屋まで1時間半で登ってしまうとか。すごいですねえー。
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越後駒ケ岳の山麓きのこ採り山行 

きのこ採り山行

10月17日(土) 越後駒ケ岳の山麓  駒の湯~明神峠~銀山平
メンバー 菊池、小倉、上茂、平野、深谷、石橋、他(きのこ名人+新潟高校OB)


菊池先生の母校OBのきのこ採り山行にちば山のきのこ好きメンバーが同行させていただきました。
早朝、浦佐駅に集合して登山口の駒の湯に向けて出発しました。

登山口できのこ名人にきのこの採り方の説明を受ける。きのこを採るときは極力、葉っぱや土が付かないようにきれいに採り、わからないきのこは根も一緒に採ったほうが図鑑などで同定しやすいとの事。
今年の秋は天候の不順できのこにとっては発生しにくいシーズンのようでいつもより、

きのこの発生が少ないとのことでした。しかし皆の期待は大きく、採ったきのこを入れるための大きい袋を持って万全でした。もし沢山採れなくても自然が相手ですからね・・・・・・

歩き始めてまもなく食べられるきのこのクリタケと大量のナラタケを発見する。それ以降、余り食べられそうなきのこはあまり見かけなかった。
毒きのこのツキヨタケの見分け方を教わる。ムキタケに似ているが裂くと根元が黒くなっているのはよく知られているが黒くないのもあるとの事。そんな時はムキタケの付け根には節がないけど、ツキヨタケにはあるとの事。
傷をつけると赤い汁が出るチシオタケ、魚の腐った匂いのきのこ(名前忘れた)、他にもわからないきのこはたくさんあった。きのこ名人に『これ!なんですか?』と聞くと的確に答えてくれて、きのこの知識がいっぱいつまっているのに関心した。
私は食べられるきのこをやっと覚えても、しばらくするともう忘れている。
今年は沢登りの時にタマゴタケとアミガサタケに遭遇した。いづれも食べてはいないけど、次回、めぐり遇ったら絶対に食べてやる!!!
帰りは泊まり組と別れて日帰り組は紅葉を楽しみながら奥只見湖から桧枝岐を経由して帰ってきた。

余談
『岳人』10月号の山の雑学ノートという欄に「ドクツルタケ」という最凶の毒キノコのことが書いてある。
ツキヨタケよりも毒性が強く、一本で死に至る程の猛毒とある。登山道の脇に誰も採らないのでけっこうよく見かける。
真っ白な覚えやすいきのこなので絶対採らないようにと書いてある。ドクツルタケのかけらがまぎれてもやばいらしい。

http://toolate.s7.coreserver.jp/kinoko/fungi/amanita_virosa/index.htm

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仙塩尾根~蝙蝠岳◆写真 

【【山域】南アルプス
【ルート】仙塩尾根~蝙蝠岳
【登山方法】縦走
【山行期間】10/9(夜)~10/13
【メンバー】CL柘植、吉川(記)
【行程】10/10(ガス後霰)奈良田5:30-広河原~北沢峠8:00-仙丈ヶ岳12:00
       -大仙丈ヶ岳12:20-高望池14:50テント泊     
    10/11(晴)高望池5:50-野呂越7:40-三峰岳11:00-熊ノ平
       11:55/12:30-北荒川岳手前の草原14:50テント泊    
    10/12(晴)北荒川岳下部5:45-北俣岳分岐7:50-蝙蝠岳9:50-徳右
       衛門岳12:00-林道14:55-二軒小屋15:40テント泊    
    10/13(晴)二件小屋7:50-転付峠9:50-展望台10:40-東電管理小屋
       12:50-林道13:30-田代バス停14:50

36あこがれの蝙蝠岳山頂にて


【内容】
10/10朝方降っていた雨も止み、バスにて北沢峠に移動する。寒さ
を感じながらシラビソの樹林帯からダケカンバや黄色に色づき始めたカエデ
を見て平坦な道を登る。砂礫とハイマツの登りになると間もなく小仙丈ヶ岳
から仙丈ヶ岳の山頂に立つ。残念ながらガスで展望は無く早々に先に進む。
岩稜帯の大仙丈ヶ岳のピークを踏んで、2600m~2500mの樹林帯の登下降を繰
り返しながら伊那荒倉岳を下ると、明るく開けた草場に高望池の水面が光っ
て見えた。水場は、伊那側に50m下ったところにあった。時々ぱらついてい
た霰も止み、3張りのテント村は暮れていった。早朝、満天の星空と伊那側
の町の明かりが輝き綺麗で感激した。

 10/11明るくなるのを待って出発する。シラビソ林を抜け、露岩にハイマ
ツや石楠花の独標、横川岳を越え野呂川越からピークを踏みながら徐々に高
度を上げて山梨県、長野県、静岡県の境界線上の三峰岳岩頭に立つ。岩稜を
下り振り返ってみれば、間の岳や西農鳥岳の大きな山を前にした三峰岳は、
間の岳の肩にしか見えない。草地の中の熊ノ平は、水が豊富で、あちこちか
ら水が染み出ている。水をたっぷり確保して、起伏も少ないが、視界も利か
ない樹林帯を南下して行く。竜尾見晴から、大井川東俣の川底を隔てて農鳥
岳に突き上げる滝ノ沢の滝が幾つも白い帯を引いている雄大な景色に感動す
る。肩に食い込むザックの重さに耐え足を進め、北荒川岳下部のダテカンバ
と草地にテントを張る。

 10/12ハイマツのトンネルを登り、北荒川岳山頂に飛び出る。塩見岳北壁
が薄っすら雪化粧している。左に羽を広げたような蝙蝠岳が朝日を浴び素晴
らしい景色が広がっていた。ちば山山スキー組と雪倉で会ったと言う酒井さ
んに記念写真を撮ってもらう。北俣岳分岐から蝙蝠岳へと岩稜から砂礫帯、
ハイマツ漕ぎで蝙蝠岳山頂に立つ。荒川三山は迫り、仙塩尾根から仙丈ヶ岳
方面、富士山まで抜群の展望を満喫して、徳右衛門岳から二軒小屋を目指す。
ここからの登山道は、倒木は多く時々登山道を隠してしまったり、踏み跡も
薄く立ち止まること数回あったが、落ち着いて探せば迷うことは無いとおも
った。東俣林道に降り立った時は、足のつめが悲鳴を上げていた。鍵の掛か
った二軒小屋トンネルをすり抜け芝生にテーブルつきのテント場に到着。

 10/13目覚ましに気付かず寝坊するが、バスを遅らせることにし、ゆっく
り食事を済ませ二軒小屋を後にする。昔の生活道だけあって歩きやすい九十
九折の登山道を転付峠まで登る。展望台でしばし展望を楽しみ、色づき始め
た唐松林の笹原を下る。ヨモギ沢付近は不迷路であった。ここから沢に沿っ
て下る。保利沢出合の東電管理小屋を通過し、なをも沢に沿って下る。水量
の多い見事な滝の連続、ゴルジュ帯を生き物のように流れ落ちる水流を覗き、
また、岩壁に付けられた頼りない多くの梯子を渡り、やっと、堰堤工事現場
に出る。ここからの林道歩きは、足がしびれてきて辛かった。最後の林道歩
きは、山行の余韻に浸って歩くと言っていた人がいたが、とんでもない!と
思った。
 天候にも恵まれ、充実した山行に大満足です。リーダーに感謝します。

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丹沢鍋割山 

ちば山の皆様 山の中にいる人 下界にいる人 それぞれにお過ごしと思います。
田中です。鍋割から 下界へ便りをだします。


本日 品川宿から京急~「横浜」~相鉄「海老名」~小田急~「渋沢」~大倉にゆっくり入り、西山林道から二俣経由で本沢出合まで 散策品からノンビリたどり 鍋割山荘の資材置場にて、今日は今まで 空身ザックで、のんびりを決めて居たが マキと水ボトル・背負子を見た途端に 何やら 諸先輩達の声なき声がして 「こら。担がんかい」と言われたような気分になり未だ新人気分の抜けない自分がいて また ボッカをする羽目となりました。されど 一人の山 一人の至福の屋根裏部屋 あ 今 夕陽で 赤く部屋が染まりました〓富士山に日が沈みます。では 残照の中から便りします。


11日は14時には鍋割山荘に入り、屋根裏のお気に入りの部屋で 夕食まで うたた寝を決め、夕食は天ぷら・オードブル・鰻丼・おでん・フルーツ・お新香・味噌汁の他 私が来たと スペシャル餃子とワイン付で2食付6300円の食事となる。たまたま客の一人が音大出のギターの先生が おり ギター音楽の夕べに切り替わり食事とワインとバックミュージック(特に私は映画音楽をリクエスト)追憶・ひまわりのテーマなどで 青春時代に舞い戻って、夢のような一夜となる これで 6300円安い安いでした。今日は美味しい朝食とコーヒーを頂き、皆に別れを告げ タンタン タン タンタン タン と家路についた。終わり。
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北八ヶ岳 

藤林です。八ヶ岳の報告です。
山行管理の皆様、事前にアドバイスくださった田中さん、平野さん、ご助言・サポー
トありがとうございました。

○山域、登山方法、日時
八ヶ岳、縦走、10月11-12日
○地形図名
国土地理院25000地形図 蓼科山、蓼科
○メンバー
CL、藤林(記録) 会員外2名


○ルート
10月11日
女神茶屋10:24-蓼科山13:50-大河原峠-双子山-双子山ヒュッテ16:30(泊)
10月12日
双子山ヒュッテ6:45-亀甲池-北横岳-三ツ岳-雨池峠-縞枯山-茶臼山-麦草峠
14:15 
○次回この山を歩く方へ(注意事項です)
・蓼科山-大河原峠は、コースタイム1時間となっていますが、実際は1時間30分以上
かかります。

○ 感想
・山はもちろんのこと、山小屋で幅広い年齢層の方々と交流できたことが心に残りま
した。小学生が颯爽と山を歩いていて、かっこよかったです。
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鳳凰三山◆写真 

【日程】10月10-11日  3連休の(土日)
【山域】南アルプス 鳳凰三山
【ルート】夜叉神峠登山口~南御室(おむろ)小屋(幕営)~薬師岳~
 観音岳~地蔵岳~鳳凰小屋~燕黒頭山(つばくろかしらやま)~御座
 石(ございし)鉱泉
【交通】 電車JR 新宿(7:00あずさ1号)→甲府(8:28)バス→
 夜叉神峠登山口(75分)= 山 =御座石鉱泉バス15:15→JR韮崎
(40分)→山梨(17:02あずさ26号)→新宿(18:34)→千葉20:00
【泊】南御室小屋 テント場 (水豊富、トイレ完備)
【天候】10日晴れ時々曇り(一時みぞれ?) 11日終日快晴れ
【メンバー】 室CL 村尾(記)
 
10白根三山をバックにポーズ


【記録・内容】

先々週、黒戸、甲斐駒から地蔵岳のオベリスクが小さく、しかししっか
り遠望できたその鳳凰へ今週は二人パーティで挑戦。今度は荷物をデポ
できず、2日間で合計13時間、テントを背負っての初縦走であった。

1日目(10.10)晴れ時々曇り (歩行時間:約5時間)
連休の高速道渋滞を嫌って、かつ登山口(夜叉神)と下山口(御座石)
が離れているので、電車行きとした。台風が早めに通過し、絶好の天気
での縦走となった。さすがに登山口はマイカーでいっぱい。だが登山道
は、比較的静かで樹林帯を秋の気配をじっくり味わいながらゆっくり登
る。(10:30D登山開始)1時間ほどで夜叉神峠へ出る。あいにく北岳は、
半分雲に隠れて見えそうで見えない。大崖頭山を経由しひたすら樹林帯
をすすみ、苺平へ(14;45A)途中林の中へぽつぽつとみぞれのような
白い粒!そんなに寒くもないのに?そして30分ほどで本日のテント場、
南御室小屋に到着(15;20A)。小屋は連休とあって超満員(予約ない場
合は泊まり不可の看板)鞍部で林の切れ目という事もありもう夕方の気配。
さっそくテントを張るが、かいた汗が冷えて<寒くて震える>。早めに
食事の支度をして、ささやか?な宴会。外は、前回(甲斐駒)に続き、満
点の星空(今回は月の光が強く眩しいくらい)、気温はぐんぐん下がり、お
そらく氷点下。テントの内側まで結露が凍る有様。まさかこんなに寒くな
るとは?ダウンを来て#3のシュラフにもぐったが寒くてよく眠れなかっ
た。(体育の日連休でも3千m級の山の中でのテント泊は防寒対策が必須を
痛感。もし天候崩れれば雪になっていたろう)

2日目(10.11)快晴! (歩行時間:約8時間)
3時すぎ起床、寝不足の分朝飯をしっかり食べて、5時にはテント撤収。テ
ント場の大きなテーブルは凍っているし、5cmはありそうな霜柱が一面。
5:25Dにはヘッド電つけて登山開始。ほどなく林の中からではあったが、
東の雲海から太陽が昇るのを鑑賞しその色の変化に感動。直下の小ぶりの
薬師小屋を過ぎて、薬師岳へ(2780=7:00)広い山頂では、360度の展望、
白砂の稜線を進み、ほどなく最高蜂の観音岳(2840=7:40)ではさらに高
度が上がり展望がますます良くなる。北岳を中心に白根三山がよく見える。
振り返れば富士山が雲海から大きな顔をだし、さらに頭を回すと甲府盆地
や八ヶ岳、甲斐駒ケ岳、はるか遠くに北アルプスの槍。素晴らしい見晴ら
しにしばし時間を忘れ見入る。地蔵岳直前の赤抜沢ノ頭(8:40)からは、
目前に地蔵岳(2764)の全貌がよく見え、誰かが岩のてっぺんに立ってい
る!(数分で消えた)
少し下って賽の河原(オベリスクのふもと斜面=8:45)にザックを置き、
空身で約18mあるという岩の塊、オベリスクに登る。Wウエストンが100
年前初めて立った最後の危険なトップ部分はパスしたが中間段階でしばし
岩と遊び、富士山等南東側の雄大な展望を満喫。ここからは、標高1070m
の御座石まで約1700mの下りだ。小一時間降りたところの展望の良いテラ
スのあるしゃれた山小屋、鳳凰小屋(10:00A)で一息、水補給。小屋番に
よると、紅葉ピークは1週間前だったそうで、山全体でも期待したほどの
赤や黄色はない。それでも紅葉が残っている<ななかまど>越しに地蔵岳
と青空の(赤白青)色と景観を楽しんだ。昨日は、満員ではなかったとの
事。しばらくはなだらかな樹林帯の下り。途中で見えた甲斐駒がなんとも
どっしりとして立派な容姿で、さすが名峰、外側から見たかっこよさを再
発見した。燕頭山(11:40D)からは、2時間で1000mという急下り。(も
う一つの選択肢ドンドコ沢下りは、台風のあとだった事もあり計画変更で
コースを変えたのだが、)どうしてどうして御座石コースも凄く急でタフな
下りだった。膝と膝上の筋肉痛がとれない中、<最後まで神経を集中して>
と言い聞かせながらリーダーに離されないようついて下り、どうにか御座
石に到着(13:45A)。終わってみれば、さすがリーダー、下りは上りと別
人28号?、予定(ガイドブック)タイムを短縮しての時間的余裕を残して
の完徒であった。
バスを待つ1時間で温泉につかりビールで乾杯する時間は十分だった。
今回も天気に恵まれ、白根三山、甲斐駒、八ヶ岳、富士山など、見えるた
びにその角度(方向)で形が多少変化し、それをずーっと楽しむという贅沢
な高度縦走を味わえた。来年は、足を延ばして白根三山をやりたい。
この時期のこのコースでこの快晴でこの展望を味わえた室CL計画に感謝。
急な下り:お疲れ様でした。


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三つ峠岩トレ 

井上志津子です
こんにちは
左手の打撲傷が少々痛いながらも雑巾絞りができるまでになったので、松戸山の会岩
トレ組に誘われて三つ峠に行ってきました。


日 時: 10月10日~11日 1泊2日
場 所: 三つ峠 屏風岩
メンバー: CL加倉井、SL渡辺(正)、畑、坂田(4人とも会員外)、井上(記)
行 程: 6:00北松戸出発(加倉井車)―三郷―首都高―中央道―10:30三つ峠入口
―12:00テン場―13:00頂上―天狗の踊り場から草溝ルート、地蔵ルートまで4:00終了
     8:00 一般ルート~中央カンテ~13:00終了テント撤収下山―御坂15:00-
中央道―高井戸―C2―三郷―19:00北松戸

 
 1人足りないからザイル持ってきてくれない?と誘われて、はいよ、と返事したあ
と左手を打撲してしまった。超痛かったので、レントゲンを撮ってもらったりへこん
だり、止めておこうか
と思っているうち、痛み腫れとも軽くなり、そのうえ1人ドタキャンで、結局、食担
として参加することになった。恢復期には全身運動が良いので、リハビリになると思
いこの際できるだけ
がんばることにした。うまく集合して予定より少し遅れて三つ峠に着く。テン場に泊
まりの荷物を置き、まず頂上へ。富士山は曇りですばらしいけど今ひとつ。この日菊
地さんが御殿場ルートを登ってらしたそうだ。三角点はほとんど埋もれて5cmほど
しかでていない。まず天狗の踊り場から懸垂下降。これが大根おろし、と教えてもら
うが、ムリムリ。すぐ隣のクラックを登るのがやっと。続いて草溝、地蔵ルートを
登って降りて1日目終了した。

 2日目素晴らしい晴天で年賀状にいいよ、などと朝日に輝く富士山の写真を撮る。
テン場をそのままにして、一般ルートから、9月に冨樫さんに連れてきてもらい、そ
の時は緊張感あったけど、今回は左手の力を抜き加減でやってみた。先輩2人が中央
カンテでマルチをやるというので、見送って、その下で3人交代でリードの練習をし
て終了した。帰りは早めに出て前回と同じに御坂から
中央高速に入った。暗くなるのが早く首都高のC2を通り夜景も楽しんだ。
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富士山:御殿場口~宝永山◆写真 

MLの皆様、ご無沙汰しております。
菊池@ちば山の会:山スキー準備状態です。

日本初の富士山山スキーは御殿場口から1910年、オーストリア人 エゴン・フォン・クラッセルとのこと。
残雪期富士山山スキーにゾッコンの小生は、富士宮・須走り・吉田大沢だけでは満足できず、来るべきシーズンこそは富士宮のK氏(富士山山スキーの達人)に習い、御殿場口ルートを経験すべく偵察山行に行ってきた。


864:御殿場登山口の看板

【山域】富士山
【日時と天候】2009年10月10日  曇り一時雨(上部はアラレ~雪)のち晴れ 気温:1℃~5℃
【メンバー】菊池単独
【行程】御殿場登山口駐車場(1450m)7:45-大砂走り-旧測候所(2100m)・休憩-12:25 2850m地点-宝永山(2693m)-大砂走りー旧測候所・休憩ー14:45駐車場

   
① 下山のみに選択すべき大砂走りを黙々と登ったためかなり疲れた。
② 2200m以上で雨からアラレ、さらに上部で雪に変わった。気温は3~5℃、2850mの折り返し地点で1℃、積雪は僅かであったが、登山道の吹き溜まりで約10cm、宝永山頂上付近の吹き溜まりで30cmであった。 さらに低温で低気圧が発達する時期が間もなく訪れるであろうが、このルートはチャンスを狙ってのパウダー山スキーを楽しめそうである。
③ 宝永山山頂からの火口壁・富士山山頂の眺望は、新雪・雲・青空がつくるド迫力で感動させられた。

937:宝永山頂から富士山頂


写真はちば山の会HP:写真集に掲載予定です。

御殿場口からの山スキーはなにぶん未経験ですので、アドバイス・情報提供などよろしくお願いいたします。

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丹沢谷太郎川本流 

丹沢大山三峰山東面の水を集める谷太郎川にはこれまで支流でずいぶん
遊ばせてもらったが、本流は不動尻へ下山するときに見下ろして通り過ぎる
だけだった。ここは沢ガイドにも紹介されておらず、記録もほとんど見あたら
ないので、遡行価値はないのかもしれないが、不動尻周辺のナメはきれいで
ちょっと気になるところだったので、集中山行が中止になった機会に白水沢
メンバーを誘って(だまくらかして)出かけてみた。

 【参加者】L柘植、渡辺(理)、加藤、井上(志)  【天候】曇り/晴れ
 【行程】広沢寺温泉入口8:45→不動尻10:30→稜線14:30→不動尻16:00
     →17:20広沢寺温泉入口


不動尻から入渓するが、過去に眺めていた小奇麗なナメを過ぎるとすぐに
河原状になってしまう。そのあとは堰堤の連打となり「やはり」というか後悔の
念がよぎるが、転んでもただでは起きない精神で堰堤をボルダリングしながら
進む。傾斜が急になってくるとそれなりに滝も出てきて「オッ、なかなかいい
じゃない」という気分になる。それまで沢のすぐ横に見え隠れしていた登山道も
離れていったようで、ようやく沢登り気分になると三俣状の分岐に到着。
ここは三方が滝と急な草付で囲まれたなかなかの難所で全員上るのに1時間
近くかかってしまったが、おかげで単調感を打ち破るよいアクセントになった。
ここを超えた最後のガレ場で井上さんがホールドにした岩が崩れ、手の甲を
打撲してしまったが、大事には至らず、無事稜線に出ることができた。
計画では三峰山頂をへて、煤ヶ谷まで縦走する予定だったが、思ったより時間
がかかったので、スタート地点の不動尻へ下山した。最後のお楽しみのヒル
チェックでは井上さんが手足三箇所、柘植が手一箇所やられていたが、
加藤さんと渡辺さんはたかられてはいたものの、なんとか無傷で切り抜けたもよう。
たかり中のヒルは持参の塩で退治した。(おしまい)
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本谷川幸ノ川沢登り 

【山域】中央アルプス
【日時】10/4(日) 快晴
【コース】本谷川 幸ノ川 沢登り
【メンバー】CL花島(記),小俣
【コースタイム】
  スキー場 7:00 渡渉点(入渓) 7:30~8:00 二股 10:00
  避難小屋 11:40 ~ (麦草岳(ピストン) 13:10~13:25)~ 14:00
  スキー場 15:35


 日義道の駅で仮眠後、木曽高原スキー場(閉鎖)に移動する。
スキー場内を横切り、スキー場のはずれに車を置いて出発する。
福島Bコースの幸ノ川渡渉点で沢支度をして入渓する。
F2トイ状の滝は落ちたらずぶ濡れ必至のため右から巻いて懸垂で降りる。
この後はツメまでひとつの滝と言える程の小滝の連続で、ひたすら滝と戯れる。
天気は最高にいいが、太陽を正面に受けるので、まぶしいのと飛沫が反射して
登るラインが読みにくい。
暗い沢というイメージは花崗岩の白さと抜けるような青空のせいか少しも
感じない。ただ沢へは、陽が射さず身体の濡れもあり、日陰は寒いくらいで、
たまの日向がとてもうれしく感じる。
ドンドン高度が上がり、振り返る度に景色が広がり、御岳山から穂高連峰が
顔を覗かせてくる。

 やがて水が涸れ、ガレをつめると登山道が横切っていて遡行終了となった。
避難小屋で昼食後、麦草岳をピストンする。麦草岳は木曽駒ケ岳の登山道から
外れていて静かな山でした。
地形図に道の表示はないが、道はしっかりしていた。
木曽駒ケ岳から茶臼山にかけてのゆるやかな稜線が広がり、写真で見慣れた
伊那側の宝剣岳を後ろから拝み、また、木曽谷を隔てて遮るもののない
どこまでも広がる眺望を楽しみ、風の冷たさに追われるように、避難小屋から
福島Bコースをひたすら降りる。

 幸ノ川渡渉点から林道に出たところで、熊に遭遇する。その距離40m。
動物園と熊牧場以外で見るのは初めてで、「何か黒い生き物が動いている。
何だろう。」といぶかしみ、それが熊と理解するまで、少し間がありました。
あわてて笛を出して、吹きながら林道を下る。

 駒の湯(タオルなしで600円)で、冷えた身体を温め、千葉までの長~い
帰路につきました。
片道約300kmで行き4時間30分、帰り6時間を掛けた日帰り山行で、おおいに
高速1,000円の恩恵を受けました。
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戸隠山◆写真 

長池です。戸隠山ハイキングの報告です。

・日時 10/4(日) 前夜発日帰り
・メンバー CL長池、神山、上茂、大塚、吉川、山内、村尾
・報告 駐車場7:40-10:40戸隠山-14:00牧場-15:40駐車場


17 、絶壁も余裕


戸隠神社奥社の足下、八方睨の鎖場のルート詳細が描かれている看板下の
ボックスに入山届を入れて、山道に入るとすぐ登山者を数えるカウンターが
設置されている。わが6人もカチカチっと積算値を上げた筈だ。

すぐ急登となって色素を増していくカエデやドウダンを瞳に取り込んでいく。
五十軒長屋、百軒長屋をすぎると、いよいよ鎖場の連続する岩場に取りつく。
核心は蟻の戸渡りのナイフリッジだ。両サイドははるか谷底に落ち込んで
リッジに立つとめまいを起こしそうだ。巻き道への鎖もあり、そちらを歩く
人も多いが、わがパーティーは迷いもなくリッジのてっぺんを踏んでいく。
ひきつった顔はない。ちば山では、したたかでなければ生きていけないのだ。

八方睨は360°の大展望だ。槍ヶ岳の穂先も白馬の裾広の三角も遠望できる。
眼下に西岳PI尾根、本院岳ダイレクト尾根の急崖が峨々として、振り返れば
高妻・乙妻山の三角錐が大きく迫って威圧する。柔らかに裾を引く佐渡山の
向こうには黒姫山の丸いピークが顔を覗かせている。
戸隠牧場の明るいグリーンも、水面を白く輝やかす鏡沼も眼の下に明瞭だ。
山肌を抉って溝を引く戸隠スキー場の上に、瑪瑙のピークと飯縄山が大きく
胡坐をかいている。

紅葉を縫って尾根道は上がり下がり、右は戸隠の側壁がストンと落ち込んで
爽快な風を吹き上げる。一不動避難小屋で高妻山への径を分けて、沢に沿い
コトコトと丸石を踏んでいくとグリーンの鮮やかな戸隠牧場に出る。
伸びやかな芝生に牛や馬や山羊などが三々五々散らばって草を食む。
わがメノコも芝草を手に裸馬と戯れている。

“車を回しておけば良いのに”という大声を聞き流してブナなど大きな樹々
の森につけられた「ささやきの小径」をテクテクと歩いてスタートに戻る。

秋霖の隙間を縫ったこの週末は、大きく広がった青空と爽やかなそよ風と
変化に富んだ戸隠山の山道に、思いがけず最高の山旅を味わった。

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