棒ノ折山トレイルラン
2009/08/30 Sun 11:00:00 [edit]
へ変更し、BBQ宴会良かったです。下見、打ち合わせしいい企画でした。
当日は、買出しと準備でホスト役に徹し山行けなくお疲れ様でした。
棒ノ折山トレイルランニング
8月29日
コース・河又ー棒ノ折山ー落合ー名栗湖ー河又
メンバー・岡田(記)三輪
29日11時、河又スタートいきなり急登、小股でスローペースで走り出す。
しかし、急登の連続、膝に手当て早足で歩く。無風、暑さで苦しくなる。
トレイル初体験の三輪さんには、コース的にきつく悪いと思いながら岩茸石辺り
から平坦、軽い登りがありタイムをアルバイトできた。頂上手前の木段駆け上って
着きました。1時間15分、頂上広くハイカーで賑わっていた。ハイキングのIさんから
貰ったおにぎり一個、多少の水、ランナーにはこれで充分だ。
塩分がなんともいえない。
さあ、下りだ。今度は急坂、膝でブレーキかけ、木に捕まってなんとか、ジグは飛ばし
て落合。
ここから名栗湖湖畔の一般道を走り、さわらびの湯へいっき3時間ジャスト。
温泉にゆっくり浸かり、軽い疲労と充足感で満足。
30日は名栗湖周回コース時間走(3時間)でネイチャー楽しんでスロージョグ。
またも、さわらびの湯でさっぱりし雨の中、帰路に着く。
甲斐駒ケ岳~鋸岳縦走
2009/08/28 Fri 09:15:00 [edit]
岳を縦走してきました。
今回の山行に先立ち、長池さんからルートや山小屋の情報アドバイスを頂き、ありが
とうございました。
【山域】南アルプス
【ルート】甲斐駒ケ岳~鋸岳縦走
【天気】晴れのち曇り(毎日)
【メンバー】小俣・横山博文(記)
【日程・行程】8/26 北沢峠(9:24)ー甲斐駒(14:08)ー六合岩室(16:00)(泊)
8/27 六合岩室(5:05)ー鋸第2高点(7:20)ー鋸第1高点(9:20)ー角兵衛沢出会(15:05)(泊)
8/28 角兵衛沢出会(6:05)ー北沢峠(9:15)
【内容】甲斐駒~六合岩室間はこれから始まる縦走を予感させる尾根筋で、楽しいも
のでしたが疲れていて意外と時間がかかりました。岩室は近年きれいに整備されてお
り、七条ケ滝尾根を登ってこられた2人の方と同室となりました。水場はネット情報
通り、石碑のザレ場から10分ほど下ったところにありました。夜はかなり寒く、何度
も起きました。
次の日は最初からアップダウンの尾根筋を行き、第2高点の手前では長いザラザラの
登りをあえぎあえぎ登り、やっと第2高点につきました。ここは360度の展望を誇り、
振り返れば甲斐駒、前方には大ギャップと左右切れ落ちた尾根筋の向こうに第1高点
がそびえてスリルと一部の不安を覚える一瞬です。長池さんにアドバイスいただいた
通りに巻き道を下り、横に移動して鹿窓ルンゼに取り付きます。上部は50m近い鎖
がかなり急な角度で固定されており、小俣リーダーに教えて頂いたブルージックノッ
トで上がりましたが、鎖が揺れると小石がボロボロと落ちてくるので、人数が多いと
大変だなと感じました。
鹿穴を抜けるとそこも岩陵縦走の好きな方には、ぞくぞくするような痩せ尾根です。
あっと言う間に第1高点手前の小ギャップでしたが、ここも鎖が固定されており、
リーダーのルートアドバイスに従って一度下り登りなおして第1高点着。楽しい縦走
でした。
鎖のお蔭で今は適度のスリルを味わう縦走ですが、鎖がなかった昔に、単独でザイル
なしに縦走した若者が、「北鎌や前穂の北尾根とは比較にならないくらいおっかない
所で、もう2度と行きたくない。」と言っていたのを思い出します。 感謝、感謝!
その後三角点ピークを往復、ガラ場とザラ場が延々と続く角兵衛沢をうんざりしなが
ら下り、戸台川の河原でツエルトを張り、メイン部分は終了でした。今回は晴天に恵
まれ、ウィークデイでもあったので、長い縦走中にあったのは、二人だけでした。
リーダーの小俣さん、情報・アドバイスを頂いた長池さん、山行管理でご心配頂いた
広木さんに支えられ、縦走出来ました。ちば山に入っていてよかったとしみじみ感じ
ました。
大常木谷沢登り◆写真
2009/08/23 Sun 15:00:00 [edit]
【山域】奥秩父・大常木谷
【遡行日】8月23日
【メンバー】CL上茂・辻本・会員外1名
【行程】一ノ瀬林道大常木谷下降点~一ノ瀬川~大常木谷出合い~大常木谷遡行~
会所小屋跡~大常木林道~二ノ瀬辺り下山~一ノ瀬林道大常木谷下降点

遡行前夜、吉野街道沿いのスーパーで閉店間際の半額食料品を買い漁り、
丹波道の駅に仮泊宴会となる。建物の裏でテントを張ったおかげで、静かな
一夜を過ごす。
5時過ぎに鳥の囀りで目覚める。早々にテントを畳み、ウォシュレット付きの
トイレで体調を整え、一ノ瀬林道に向う。
下降点前に駐車したが、これが後々悔やむ駐車場となった。沢支度をし(7:10)
一ノ瀬川に下降。15分くらいで川床に降り立つ。しかし下降したポイントで意見
が分かれ、一度は下降し、また上流に遡行し、また下降する。大常木谷入渓ま
で無駄に1時間近く費やした。
大常木谷は鬱蒼とした渓相で、ゴルジュが発達し多くの滝を懸ける。小滝を何本
か過ごすが、フェルトが滑りいつものテンポで歩けない。五間の滝8mは右から
登るが、念のためにザイルを出してもらった。
鬱蒼とした渓の遡行は続きヤシャ窪を分け、左に曲がると千苦の滝25mが圧倒
するスケールで登場。(9:30) 上茂さんが15mくらいまで偵察登攀をする。
「おいおい、嫌だよ、登る気か~。落口がツルツルじゃん。どこでビレイするんだよ。
滑川大滝120mも登ろうとしたくらいだから、半分くらい本気モード何だろうな~」
と下で見ている私は気が気でない。暫らくして残置シュリンゲが抜けたと下りてくる。
千苦の滝の巻きは高度感もあるが、要所にはロープがFixしてあった。
山女魚淵は半分くらい土砂に埋っていた。泳ぎを期待していたが少々がっかりだ。
不動ノ滝2段13mの上部は簡単に巻けるが、上茂さんがまたもや頑張った。右の
壁を胸まで浸かって滝に取り付き、微妙なホールドを探し当て、這い上がった。
ゴルジュはまだまだ続くが崩壊現場が多くなり、不気味な感じがしてくる。
御岳沢の出合いから先は、インゼルが数ヶ所出てくる。会所小屋跡で遡行を打
ち切り、
大常木林道を行く(13:15)。co1470のシナノキノタルから竜喰谷出合いを過ぎ、
大常木林道はco1350くらいで水平となり、なかなか高度が下がらない。二ノ瀬下に
着いたのは5時前。まだ駐車場まで3kmほどの舗装道路歩き。これが堪えた。夏
の舗装道歩きほど嫌なものはない。これにて小常木谷、火打谷など岩岳周辺の沢
は終了。
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大日岳◆写真
2009/08/23 Sun 09:50:00 [edit]
「点の記」で話題沸騰の剱岳をゆっくり眺める山行に行ってまいりました。
【山域】北アルプス立山:大日岳
【日時と天候】2009年8月22日(土)~23日(日) 晴れ
【メンバー】菊池単独
【行程】21日夜新宿(23:30)-夜行バスー22日7:00室堂8:00ー地獄谷ー雷鳥平ー新室堂乗越ー奥大日岳ー13:40大日小屋-大日岳ピストン
23日 大日小屋6:00-大日平ー9:50称名滝

・新宿~室堂直通夜行バス(13000円)に乗ってみたかった。心配された天候の好転が予想以上に早く、バス運行最終日の便を前日電話予約、予定通り金曜日の夜に出発できた。
・天候の回復がさらに早まり室堂到着の7時には、秋の気配が感じられる乾いた冷気にテンションアップ、朝食などゆっくり仕度をし8:00「玉殿の湧水」を出発した。
・室堂は10回は来ているが、雪のない時期は今回で2回目である。恒例の立山初滑りでの未経験パウダールートを偵察すべく、真砂岳北西斜面を観察しながらゆっくり雷鳥平を通過した。
・新室堂乗越からはまさに剱・剱・劒の連続、奥大日岳からの急な下降は一部スリップに注意すべき箇所であるが、早月尾根を従えた端正な剱の雄姿をプレイヤーズライトに写真撮影にドップリ浸かりながらの静かなルンルン稜線漫歩であった。
・大日小屋は80名ほどの宿泊者で満杯状態(たたみ二畳に3名)、室堂からの登山者は少なく3/4は大日平経由であった。
・早い到着に、ビールとウイスキーをじっくり楽しむことができ、早々と酔いが回ってしまった。陽は射すものの、ガスで剱はお隠れになっている。しばし横浜からの夫妻と楽しい談話、一瞬、ガスの晴れ間から剱が覗き、シャッターチャンスを逃さなかった。
・夜明けの剱を写真に収めようと長時間待ち構えたが雲が多く、ご来光を仰ぐことは出来なかった。しかし雲と空と剱岳の妙味を十分楽しめる写真が撮れた。
・大日平からは神経を使う急降下である。締めくくりは称名滝である。4段で落差350mは日本一とのこと、一見の価値があった。
・富山駅から13:30発池袋行き、3列リクライニングシートの高速バス(7500円)をゲット、20:00に池袋到着予定であったが、大渋滞にはまり2時間遅れであった。
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火打石谷沢登り◆写真
2009/08/22 Sat 17:10:00 [edit]
【日】8/22(土)
【参加者】CL柘植・渡辺3・石橋・大塚・小俣(記)
【行程】7:00入渓ー11:00二俣ー11:40枝沢に入るー縦走路2:40-丹波5:10

リーダから山行記録をと要請があり書いているのですが、この夏、親の看病で山に行
けず久しぶりの沢となったには、ハードな山行となり、記録も聞き書きの状態です。
仲間に遅れないよう付いていくのが精一杯でしたので、報告というよりは感想です
が・・・
急遽、追加で参加OKを頂き、久しぶりの沢に前夜はウキウキ気分で、道の駅丹波で
前夜泊。夜中に少量の降雨をみるも屋根の下でのテントにて大丈夫。しかし、車の出
入りが多くへッドライトと騒音で熟睡できず閉口。道の駅より5分ほどで入渓点の余
慶橋に着く。春に来た小常木谷と同じ入渓点なので探すことなく下降、滑トロに向か
う。火打石谷は初めからゴルジュで薄暗く岩も黒く、陰鬱な感じである。夏の間に大
きな山行をこなしたメンバーは快調にゴルジュの中の滝場を越えていく。しかし、遡
行図と沢の様子が一致せず、どのあたりを遡行しているのかつかめず、ただただ、必
死で追いかける。二俣支流にかかる50mの滝にて現在地確認。その後、時間的にも本
流を遡行するのは無理ではということでOO山に伸びる枝沢から稜線を目指すことに
なる。最初は伏流であったが、水流も現れ小滝を登り高度を稼いでいく。やがて水が
消え、熊笹の藪漕ぎに突入。獣道らしき薮の薄い所を選んだりして迷走もあったが、
1時間を越える笹との格闘の結果無事登山道に出ることができた。下山は一般登山道
を素直に下り丹波にでる。(下山中に地図を落としてしまい、報告文に不明朗な点が
あることをお許しください)
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富士山◆写真
2009/08/20 Thu 13:20:00 [edit]
盆休みを分散取得し、かねてからチャレンジしたかった御殿場口からの大スケール
景観のロングコースを、トレーニングを兼ねてピストンしてきました。
【山域】富士山
【日時と天候】2009年8月20日:晴れ、気温13度(山頂)
【メンバー】住田(単独)
【行程】5:20御殿場新五合目-10:00山頂-剣が峰-山頂11:40-13:20御殿場新五合目

先日のTVでは、富士山は初詣並みの大変な賑わい。混雑をさけて標高1440mの
御殿場口を早朝スタート。行く手方向の双子山、宝永山を遠望し、標高差2336m、
往復約20Kmのスタートを切る。
予想以上に、はるか遠くまで見通せる登山道に、ほとんど人影がない。
広大な砂礫のスロープを、ジグザグに切って登るが、時々踏み込んだ足が
後ろにずり落ち苦労する。登っても登っても、壮大な景観は変わらない。
単独では、忍耐と孤独な精神修行のコースだ。
多少ピッチを上げたためか、九合目あたりから普通のペースにダウン。
山頂は気温13度、終日Tシャツ一枚で過ごせた。山頂も盆過ぎの平日のためか
それほど人は多くない。
剣ケ峰で記念写真をとり、山頂郵便局、神社、お店をブラブラ。

下りは大砂走りだ! マスクを着けて砂煙を上げながら快適に下る。
途中からガスが発生し、視界は数十m。ロープがあり迷うことはないが、
まるで別世界、月面を遊泳しているような気分だった。
トライルランシューズの中は、スパッツの効き目なく細かな砂礫で一杯になった。
砂まみれになったが、最後は大石茶屋でカキ氷で締め、予想以上の時間での下山に
達成感を満喫した。
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桃洞沢・赤水沢沢登り◆写真
2009/08/19 Wed 13:45:00 [edit]

【山域】森吉山 山麓 桃洞沢溯行、赤水沢下降
【日時】8/17(月)~19(水) 山行日:8/18 【参加者】CL平野、上茂、加藤(記録)
【行程】8/18(火) 鳥獣保護センター駐車場6:30→桃洞滝7:20→桃洞沢・赤水沢尾根越え9:40→赤水沢・桃洞沢分岐13:15→鳥獣保護センター駐車場13:45

8/17(月)鶴巣PAにて仮眠。 焼石岳の尿前沢本流を予定したが地震による道路崩壊で車が入れず断念。水沢に戻りネットカフェで他の沢を検索し、秋田県の森吉山山麓の癒し系の沢、桃洞沢に転進する。鹿角八幡平ICから山を越えた大葛温泉\100の町営浴場で汗を流す。僅か硫黄臭のする湯だ。鳥獣保護センター手前の清潔で電気が付く多目的トイレ前で炭火を熾して夕食を取りテント設営。満天の星空で明日の溯行に期待が持てる。
8/18(火)鳥獣保護センターから歩き始めるが、平坦で遊歩道化したアプローチ道を足早に進む。猛烈なヤブ蚊が容赦なく襲いかかる。沢が右に曲がると桃洞滝が突然現れる。よく見るとマタギが付けたステップ(足型)があり容易に登れる。傾斜が殆どないナメを進むと中滝、男滝と続くが滝の脇にステップが切ってあるので辿れば簡単である。物足りない平野さんと上茂さんはステップのない側を攀じ登っている。ナメもよく見ると甌穴(ポットホール)があり油断していると落ちそうになる。本流と分かれ左の支流に入り源頭を越え、30m程度のヤブコギの後、赤水沢源頭に入り、どんどん下降する。右から本流が合流すると水量も増え懸垂下降する滝が5~6ヶ所ある。
最後の40m兎滝を懸垂下降すると滝はもうない。深い淵の中を岩魚がスピードを上げて泳いでいる。幅広いゆったりしたナメを下ると、桃洞沢・赤水沢出合に到着。水流には蚊はいなかったが、アプローチ道での蚊の襲撃に備えて小走りで鳥獣保護センターに戻る。この新設の建物で森吉山のVTRを視聴し係りの人から説明を聞く。この森吉山付近には連瀬沢、粒様沢とか興味深い沢がまだあるとのこと。帰路秘湯「そまの湯」\400に立ち寄ったが、露天風呂は熱くて入浴できず、しかも入り口の草むらにマムシがいた。さらに打当温泉またぎの湯で熊肉ラーメン、比内地鶏親子丼を賞味し、再び入浴。道の駅「阿仁」泊。
8/19(水)角館を経由し抱返り渓谷散策、高級旅館「夏瀬温泉」\500入浴、東北自動車道菅生PAの牛たん麦飯屋に立ち寄り(お勧め)帰葉した。
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倉沢本谷沢登り◆写真
2009/08/19 Wed 00:06:53 [edit]
【日程】8月15日
【山域】奥多摩 倉沢本谷 (初級 4つ星人気?)
【ルート】奥多摩>東日原>倉沢バス停>倉沢谷>
【交通】日帰り ホリデーパス2300円 千葉 新宿からホリデー
快速 奥多摩1号7:44
帰りは、16:23奥多摩発のH快速が東京まで乗り入れで(便利)
【天候】晴れ 時々曇り
【メンバー】 柘植CL 室、石井、加藤 足立(新人)村尾(記)

【記録・内容】お盆と夏休みでそこらじゅうの高速が渋滞の休日に、久しぶりの
ホリデーパス山行きで、初心者を中心とした男女3人づつでのゆ
っくり沢登。10:30遡行スタート遡行図では、比較的ストレ
ートに見えるが、実際は、結構カーブも多く、滝の数も3-4m
までの小規模なものとはいえ、合計8~9個もあった。(1.8km
高度差250m)かつ、へつって上れない釜からの滝上りが2-3
回あり、都度リーダーは一人で先行し、ザイルで初心者軍団を一人
づつ引き上げるといった作業が続く。釣り人には1人しかあわなか
った、沢釣りでも近場なので人気らしく、各滝には(釣り人用の?)
巻き道が用意されているが、暑い夏日になったこの日に相応しく、
我々は、巻き道は一切使わず、みんなで釜からどぼんどぼんと泳ぎ
遡行を繰り返した。さすがに後半は、泳ぎ疲れと結構冷たい水で体
が冷えてきてみんなでバテ気味。(これでほんとに初級なの?という
声も)注意してコケないように登るが、手と足とでふんばって越え
る所では、だんだん筋肉がぼろぼろになり、難儀して暫し渋滞
した。今日のハイライトは、最後の大きい滝(魚留ノ滝の1個手前)
は5-6mあろうか?左のがけから斜めに滝にアプローチして這い
上がるコース。これもリーダーは難なく先行しザイルを出してもらい、
一人一人登る。ここで登山道へ出て、歩きやすい下りをバス(2:5
0)に間に合うよう急いで下山。遡行は13:30で終了。(途中1
回の休憩=軽い行動食)
初心者コースとはいえ、しっかりしたリーダーなしには上れない骨の
あるコースだった。
ライフジャケットが活用できた場所もあるが、帰って流されやすい事
も。胸以上に水につかって進む(泳ぐ)事の大変さを経験できた。
なんと登山道で着替えた6人は、バスで駅前に戻り蕎麦屋の生ビール
で乾杯。楽しく達成感のある初級遡行であった。
(リーダー、御苦労さまでした)
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富士山
2009/08/16 Sun 15:00:00 [edit]
三女の友達2人が昨年より、富士山頂に立ってみたいと思い立ち、こちらはインドヒ
マラヤ学校の高所訓練にちょうどよいからと、富士登山を1回増やして年の差親子の4
人パーティができあがった。せっかく行くからにはぜひ、成功させたいと、ダンスが
趣味の3人は健脚ながら登山経験はなく練習が必要で、4月に筑波山で顔合わせ会と
装備の打ち合わせをし、6月になんちゃって雲取山(七つ石山)で歩きと高所の訓練
をしてあとはお天気次第というところまで漕ぎつけた。6月27-28日に女性委の高所
訓練があり、須走りルート大陽館泊であった。刻々と変わる景色の変化がすばらしく
足元も危ないところがないので、このコースにした。7月の予定は悪天候のため中止
とし、8月15-16日決行となった。
【山 域】富士山
【日 時】2009年8月15~16日(曇り~晴れ~快晴)
【メンバー】CL井上(志)、会員外3人(Yちゃん、Mくん、三女K子)
【行 程】1日目 柏駅7:29―国府津―10:26御殿場集合―バス10:40―11:40新五合目
須走口12:30―16:00 七合目大陽館 泊
2日目 1:00起床―出発2:00―5:50須走口頂上―お鉢めぐり7:40―須走口
下山9:10―10:107合目10:20―12:00砂払い―12:45新五合目―バス14:00―15:00御殿
場解散
1日目:このパーティも3回目となり、会うのが懐かしい気持ちで御殿場で合流す
る。バスの往復割引券を買い1時間ほどで新五合目に着き、休憩と念入りに体操をし
て、スタートを切る。高所の経験がない人たちなので、30分歩いて、10分休憩とゆっ
くり上がっていく。六合目を過ぎて先頭が疲れたら立ち休みをして後ろへ交代にした
ら、休み時間を減らすことができるようになった。6月27-28日はもっと晴れていて、
見晴らしも良く歩くことができ、名残りの山スキーも数パーティ見ることができた。
今回は頂上付近は雲の中、やっと7合目大陽館が認められるくらい。
大陽館はご飯とトン汁お替り自由で、よいおかずも付き明日のパワーを蓄えることが
できる。予約の時、お盆なので廊下でもいいですか?と聞かれ、いいです、の会話が
あったもののそう混んでる感じではなくて、廊下も空いたままだったし、食事も十分
にゆっくりいただくことができた。
2日目:朝食は頼んでなくて、外に出て、お湯を沸かしインスタントコーヒーと行
動食で済ましアルファ米にお湯をいれた。、軽い会話をしながらお互いを点検して歩
き始める。M君の小さな悲鳴は買ったばかりのヘッドランプに電池が入ってなかっ
た・・・。大陽館のお兄さんが出かけに、すっごい寒いですよ。と言ってくれたけど
それほどでもない。長そでと雨具で十分だ。山小屋毎に休憩し、若者はこれから来る
光の変化にお驚きの声を上げる。道で横になり、寝ている人待っている人もいるけ
ど、あまり止まると冷えちゃうから、もう少し歩きましょう、上がりましょうと励ま
し促す。4:55ついに雲の間から今日のお日さまが出始めしばし立ち止まり、雲と光の
ファンタジーを楽しんだ。もう1時間ほどで頂上間近となり、渋滞が始まる。これは
高所になれない人が登れないでいることもあるので、追い越すように合図した。すっ
かり明るくなり久須志神社に頭を下げ、にぎやかなお店を眺める。程よい席が空いた
ので用意のカップ麺と歩いている間にアルファ米にふりかけでうまくおにぎりができ
あがっているので、朝食をゆっくり食べた。カップ麺はお店では700円もするので、
尊敬の眼差し(?)を感じた。Yちゃんが調子が悪くなってきたので、記念写真を
撮って下山するようすすめた。くれぐれも道を間違えないよう確認して7合目大陽館
まで降りるよう話して別れた。その後、郵便局のトイレを借りてるうちに(こちらの
ほうがオススメ)後の2人も見えなくなり、8:00過ぎ1人でお鉢めぐりを始めた。天
気は快晴となり、2人は先に行っていると思い急ぎ足で探しながら、剣が峰の測候所
に上がり最高地点の三等三角点を認めた。その後も地味な色ながら、変化のあるダイ
ナミックな景色を楽しみ、2人を探しては写真を撮った。思えば8月9~12日まで、
北アルプス縦走をして剱岳に登り、2日おいて、元気で富士山頂上にいる幸せを感じ
た。鶴仙人様のやさしい笑顔を思い出す。色々教えていただいた。知らないことが
いっぱいあった。剱岳のあと顔、手、足がむくんでいたのにそれもすっかり富士山で
治ってしまった。インドヒマラヤもなんとかなりそうと力が湧いてきた。1周して
やっと後ろから2人が来た。前を歩いているのではなかった。すごく見晴らしが良い
のに前にも後ろにもみつけられなかったのが不思議だった。少し休んで、下山するこ
とにしたらMクンが走り始めてすぐにみえなくなった。Yちゃんが心配なのだろうと
思ったら、普通に高山病だったみたいよ、と娘が言っていた。Mクンも山に慣れてき
たようで、走って下りて、ゆっくり下りたYちゃんのすぐ後で、太陽館に着いたそ
う。すっかり元気になったYちゃんと合流して、さら下山・・・もう疲れてきたけど
ここで止めるわけにいかない。砂払いから林の中を通り新5合目に着いた。下山連絡
をして、ビールで乾杯!14:00のバスに余裕で間に合う。
お天気に恵まれよい富士登山ができた。御殿場で来週屋久島へ行きます、というMク
ンと別れ「人参の湯」でほこりを洗い流しさっぱりして電車に乗った。
思いやりのある仲の良い若者達と一緒に3回も山行でき、無事終了して良かった。
シャモニー周辺クライミング◆写真
2009/08/15 Sat 15:00:00 [edit]
メンバー:瓜生、ガイド
傾斜:70~90度
グレード:フレンチグレード5~6a(アメリカン5.9~5.10aと言われたが日本での
グレードより少し易しい感じがした。)
ピッチ数:6ピッチ

こんにちは。
シャモニーでの最後の山行にクライミングに行ってきました。
9時過ぎに取り付いたが川沿いで少し肌寒い。1ピッチ目は傾斜が緩く岩が乾い
ており、グリップも良いのでするすると登る事ができた。2ピッチ目は少し記憶
が曖昧だがここもそこまで厳しかった記憶がない。2ピッチ目と3ピッチ目の間
に草付きをトラバースして3ピッチ目に取り付くがここから3~4ピッチ目が傾
斜が強く被っている場所も何カ所かあり難易度が高かった。一カ所被ってる場所
で手がかかり、足がかりがなく動けなくなったが、どうにかこうにか超える事が
できた。残り2ピッチは傾斜も緩く足がかり手がかりも沢山あったので普通に登
りきる事が出来た。
下りは懸垂下降したのだが下降機のセットの仕方がハーネスにシュリンゲを着け
て下降機をその先に着けての下降で制動力は強いが操作性が悪くスピードを出す
とロープの摩擦が強く手が痛かった。終わった後、ガイドに聞いたらフランスで
は結構一般的な下降機の使いかたらしい。一つ、便利に感じた点はシュリンゲを
途中で結んでもう一方、先の方にカラビナを着けているのでセルフビレイをとる
には素早く操作できるので便利に感じた。
今回はこちらでの滞在中お世話になったガイドさんに連れて行ってもらったので
すが今回初めてのマルチピッチだったのですがガイドに「大丈夫だよ~」って言
われて挑戦してみたのですがこちらで色々歩いている内に高さになれたらしく不
要な恐怖感を感じず、適度な緊張感で登る事が出来非常に良いクライミングでし
た。これも今までご指導してくださったおかげだと感謝しております。また、日
本に帰ったらよろしくお願いします。
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豆焼沢◆写真
2009/08/13 Thu 14:00:00 [edit]
奥秩父 豆焼沢遡行記録

〔記録〕
1.月日|2009.8.13
2.天候|晴れ
3.メンバー|平野、上茂、永田、堀
4.工程|雁坂峠出会いの丘07:06発~河原07:20発~ホチの滝下部08:12~ホチの滝上部08:25~トオの滝09:28~大滝下部11:25~大滝上部11:55~スダレの滝12:44~遡行終了地点13:55~雁坂小屋14:35~雁坂出会いの丘17:03 遡行7時間弱 行動10時間
5.所感など
8月12日20時30分に千葉北口で平野さんの車に乗り、途中上茂さんをピックアップして京葉道・中央道経由で雁坂に向かうものの、中央道で渋滞に巻き込まれやむを得ず国道20号線を走る。再び高速道に乗って塩山で堀君と合流し出会いの丘に2時過ぎに着く。仮眠用テントを設営し軽く一杯やって4時前に仮眠する。
6時15分に起床、身支度を整え橋の手前で河原に下降する。ホチの滝までの遡行で、水量とダムから放水されたような水圧に圧倒され多少怯む。大滝までの滝は可能なものは直登するものの、普段登れるはずの滝のいくつかは高巻をしいられ思った以上に時間を要した。大滝の手前で右岸側に支流があり多少迷う。大滝は水量が多く登攀は諦めて高巻く。大滝上部から途中テン場を過ぎ30分も詰めるとスダレの滝にでる。(水が非常に冷たくなっている。)この60メートルの美しいナメ滝を登り、冷たい水を浴びながらいやになるくらい小滝を登って1時間程で登山道と合流した。
雁坂小屋までの間で沢靴をアプローチシューズに履き替え身支度をハイキング仕様にチェンジして黒岩尾根を下山した。
今回の遡行を振り返り、滝をトラバースする方が直登よりも、手掛かりが少なく且つ滑りやすいので難しい場合もあること、水圧が高いと、ちょっとの油断で転倒・滑落の危険性が増すこと、などなと感じました。こういった経験を積むことでレベルアップが図れるんだろうな~とつくづく思いました。
いずれにしても豆焼沢日帰り完全遡行完了です。
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剱岳~室堂平◆写真
2009/08/12 Wed 12:00:00 [edit]
8月8~12日前夜発で鶴田L.と欅平~阿曽原~仙人池~剣沢~剱岳~室堂平 に行って
まいりました。
当初の計画より、1日延びて皆様にご心配おかけしましたことお詫び申し上げます。
【日 時】 2009年8月8日~12日 前夜発4泊5日
【参加者】 CL.鶴田、井上(志)
【行 程】 前 夜: 23:25上野駅集合するも大雨のため電車が遅れて0:45急行
「能登」にて出発、新魚津6:33―宇奈月温泉トロッコ電車7:32―8:50欅平
1日目: 欅平9:20~水平歩道10:50~17:00阿曽原温泉テント場泊
2日目: 阿曽原温泉6:00~仙人谷ダム―仙人の湯15:00―19:00仙人池
ヒュッテ泊
3日目: 仙人池ヒュッテ7:00―仙人新道―真砂沢ロッジ13:00―剱沢
雪渓―17:00剱沢キャンプ場泊
4日目: 剱沢キャンプ場5:20―一服剱―前剱―カニノタテバイ9:35―
10:20剱岳頂上11:00―前剱―一服剱―15:30剱沢キャンプ場泊
5日目: 剱沢キャンプ場5:45―別山乗越―雷鳥沢―地獄谷―ミクリガ
池―9:45室堂平
バスターミナル―立山黒部アルペンルート(トロリーバス―ロープウエイ―ケーブル
カートロリーバス)10:45―扇沢(路線バス)12:30
―13:00信濃大町(特急あずさ)15:04―18:35新宿解散

昨年12月に初めて「点の記」を耳にし、三角点に興味を持ちはじめた。それまでは、
頂上の印くらいに思っていたけど、緯度、経度、標高の基準点となるもので、地図読
みには欠かせない知識と知らされ、剱岳「点の記」の映画の話題が始まり、少々難解
な原作を読みあとがきの取材に感動し、6月映画を観た。頭の中の結構な部分を剱岳
が占めていたもののまさか今年登れるとは思っていなかった。長い間、地獄で針の山
で誰も登ってはいけない山だったのだ。そこに鶴田さんの企画が出て、同じ日の「辻
本さんの大滝沢」に申し込みした後だったけど迷った末、鶴田さんの「ぜひ行きま
しょう」のお言葉に引かれて困難そうな「剣岳縦走」に決めた。HP.で山行記録をみ
ると、カニのタテバイ、ヨコバイは鎖はあるもののとてもむずかしそう・・・、でも
道はちゃんとできているのだ。普通の登山者が苦労して登っている様子がみえた。
前夜~1日目 最初の集合はうまくいったものの、出発が大雨のため1時間以上遅れ
た。その後はその影響もなく順調で、始発のトロッコ電車から渓谷美を見ながらうま
くおにぎりと味噌汁で朝食をとり、楽しく1時間20分を過ごした。欅平に着きここか
ら長い山行をスタートする。体重+初日からの食物+余計な(?)缶ビールも入ってい
るザックにあえぎながらの急登をほぼ1時間半で水平歩道に出た。ここからは期待通
り快適な歩きとなり、せまい歩道にどきどきしながら変化のある渓谷美を写真に撮っ
たりしながら歩いたら阿曽原温泉に着いたのは17時になっていた。
温泉に入った後、夕食 ビール おつまみ カレーライス 海草サラダ で早めに休
む。 朝食 卵雑炊 福神漬
2日目 少々荷物が軽くなった気がしても最初から急登でやっとL.について行く。阿
曽原温泉で出会った1人旅のK嬢とついたり離れたり彼女は26kg.のザックを持ってい
るそう。仙人谷ダムで道がみつからなくなりL.が藪をかき分けみつけ、トンネルに
入った。真っ暗なのにモリブデンが光る。仙人の湯は素通りしたら悔いが残ると意見
の一致をみてしばし唐松岳をみながら休憩。そのあとすぐには着かなくて、雨の中、
仙人池ヒュッテに着いたのは19時となり泊めてもらうことになった。おふろもあり自
炊ながらご飯も分けていただき色々親切にしていただいた。
夕食 春雨、こごみ、卵入りすきやき ご飯、 朝 スパゲティーカルボナーラ
コーヒー
3日目 全国的に天気が悪いこんなはずでは・・・でも進むしかない。L.の説明に頷
き、雨の中をザックに大きなゴミ袋をかぶせてもらい仙人池をしばしみて、歩きはじ
めると2時間ほどで明るくなってきた。本番に負けず劣らず緊張の連続で長次郎谷を
見ながら真砂沢ロッジに着いた。2杯づつのコーヒーにほっとする。これからいよい
よ三大雪渓の剱沢雪渓にはいる。意外と歩けるけど、慎重に登っていく。雲がどんど
ん晴れて明日登る剱岳の全容がみえてくる。剱沢小屋に着くとツアーできている人達
が親しく迎えてくれた。すばらしい展望にまたファイトがわいてきた。
夕食 ビール、おつまみ、ラーメンの具入りエースコックのワンタン麺 朝食 マ
ルちゃんのカレーうどん半量づつ
4日目 はりきってでたものの剣山荘までけっこうあり、トイレを借りて気分も新た
に出発。一服剱で休み、道というには岩だらけの道をL.の後に続く、ふと気がつくと
L.は水分補給、行動食、トイレなどご用が少ない。行者さまとはちょっと違うので秘
かに鶴仙人とあだなをつけた。次は前剱、ここまでは順調ながら遠い遠い、平蔵のコ
ルを過ぎ有名なカニノタテバイに取りつくのは9:35で10:20ようやく針の山頂上にた
どりついた。最初四等であった三角点は三等になっていた。少しまわると昔人が置い
た笏杖の頭や槍の穂先でなくおしゃもじなどが置いてあった。しばらくいて、11:00
カニノヨコバイから来た道をたどり、雷鳥の家族(?)に遭うことができた。昨日
ビールを買いに行ってくれたイケメン2人が岩の上でこれから行きます、と再会。帰
り道も遠くて、鶴仙人が真顔で今日は間に合わないよ、と延泊の相談となる。
さて剱岳の往復に思ったより時間がかかった。石ごろごろの傾斜のある道をザック
ザックと大股で飛ぶように下山していく登山者もいるけど、ここでなにかあっては、
山行が台無しになると、気をつけて3点確保であまり鎖に頼らないよう登り、下りて
きた。コースタイムよりそう変わらなければ、5:20に出たのだから、13:00にはテン
トを撤収して別山乗越を目指し歩き始めているはずだった。それが行きに5時間、帰
りに4時間かかったので今日はもう帰りのバスに間に合わない。恐るべし地獄の針の
山・・・。剱沢小屋の衛星電話を借りて下山連絡の広木さんと家族に延泊の連絡をす
ることができた。不謹慎ながらこうなるともう1日この大自然の中にいられることの
喜びのほうが勝ってくる。天気もよくなってきた。ビールを買い足しておつまみも豊
かに満天の星を窓を開けてみては飲み、マルちゃんのてんぷらそばで話を聞きなが
ら、意識はうすくなり20時過ぎにはシュラフに入ってしまった。
12日3時半起床、星明かりの中もう一つのマルちゃんのカレーうどんに玉ねぎを残
り全部入れて「朝食に合いますねぇ」といいながら、ガスも1個で間に合ったし食べ
物も少し余る位でよかったのかな。全部片付けて別山乗越を目指して出たのは5:45
になっていた。雄大な剱岳を背にときどき振り返っては長い縦走を反芻した。お天気
は最初からそうよくなかったものの、最終日どんどん雲が流れていき、晴れから快晴
となり、遠くまでみえて、鶴仙人が詳しく山の名前を教えてくださる。唐松岳、剱御
前、中、奥大日岳、雄山、立山・・・。まだ登ったことないけどよく聞く名前の山ば
かりで、このあたりへ来るのは初めてなので、将来の山行の発展の予感がする。立山
の中腹の山崎カールで山スキーをする話とか色々教えていただき、そういうことがで
きるかなぁ、と思いめぐらせた。剱御前小屋前から雷鳥沢、室堂平まで見渡すことが
できた。あそこまでいくと長く厳しい縦走も終わりになると思うとほっとするけど少
し寂しい。快適に雷鳥沢のカラフルなテントを見ながら歩いて歩いて、地獄谷の間を
縫ってミクリが池で休んで、室堂平前の急登にまたあえいで、やっと9:50「立山玉
泉の湧水」に着いた。この後立山黒部アルペンルートのトロリーバス、ロープウエ
イ、ケーブルカー、徒歩、トロリーバス、路線バスで信濃大町に着くまで、スイスイ
で、見どころたっぷりの乗物に乗せてもらい、疲れも忘れるおまけの旅となった。宇
奈月―欅平の早朝の峡谷美はトロッコ電車でと乗り物の楽しみもたくさんとなった。
鶴仙人様が長い間温めていらした企画に今年ホイッとご一緒させていただき、色々教
えていただく学び多き山行になり深く感謝申し上げます。 本当に本当にありがとう
ございました。
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赤石沢沢登り◆写真
2009/08/11 Tue 10:00:00 [edit]
いろいろご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
【日 程】8月8(土)~11(火)
【天 候】8/9曇り 8/10雨
【参加者】CL柘植、SL石橋、多田、石井、吉川
【行 程】
8/08 千葉から椹島への移動のみ
8/09 入渓6:30→取水堰13:30→16:00扇の淵上(幕営)

「赤石沢川」の標識から階段を下って入渓する。20分ほど河原状を歩くと
最初の淵。このあとは次から次へと大小の釜や淵が現われてきて、最初の
不安感も次第になくなって大渓谷の美しさを楽しめるようになってくる。
イワナ淵~ニエ淵~曲り滝~神の淵~虹の淵~うねり滝と越えていく。
やはり水は冷たいので泳ぎは最小限にし、そういうところは多田君に頑張って
もらい、後続はロープで引いてもらって進む。取水堰を越えると水量は急に
増える。これは分かっていたことだが、その増え方が想定以上だった。
北沢出合には幕営適地があるが、まだ早いので門の滝を越えるところまで
行こうと思う。ところが扇の淵の水量が多く、水線際が登れずに高巻きを
強いられる。このあたりはノーマークだったので戸惑うが、多分平水より多い
のだろう。ここで結構時間を使ってしまったので、少し行ったところを整地して
幕営する。流木は豊富なので焚き火で初日の疲れを癒すことができた。
夜雨が降り出す。ラジオによると南岸に台風が発生し、明日の静岡県地方
は雨、明後日は大雨とかの予報が出る。その時点で前進はあきらめて
撤退を決めるが、問題はどこからエスケープするかだ。取水堰の点検用に
巡視路があるという話を聞いたことがあるし、実際あれだけの施設を維持する
ために点検は欠かせないはずだから、巡視路を探しだして戻ろうと話し合う。
8/10 幕場5:50→8:00取水堰9:50→12:30廃林道13:30→
東尾根登山道15:00→17:15椹島
明け方雨は強くなり、朝食は行動食で済ますことにして6時前にテントを出る。
目の前の赤石沢は凶暴性をむき出しにするかのごとく、ものすごい激流に
変わっていた。上部への遡行など問題外で下降も昨日辿れた水際が水没して
歩けない。なんとか上部の樹林の中の踏み跡をつないで取水堰まで退却する。
ここで手分けして巡視路を探すがどうしても見つからない。地図を見ると赤石沢
の左岸上部に古い林道があるように見える。もしこれが歩ける道であれば、
東尾根の登山道に出られるはずだ。この古林道にかけてみることにする。
取水堰の真上の尾根をひたすら400mほど登れば着くはずだ。問題はヤブの
ひどさと登れない岩場の有無だがほかに選択肢はなかった。水を十分補給して
尾根に取りつくと以外にも薄い踏み跡が見られ、やぶもほとんどない。
途中右手にケモノ道かひきずり込まれそうになるが、忠実に尾根を外さずに
登ると2時間30分ほどで水平なやや広幅の踏み跡に出合う。このときの喜びと
いうか安心感は筆舌に尽くしがたい。ここを水平にひたすら東方向に進む。
ところどころ大きく崩れており、とても林道とはいえないが進むにつれてブルー
シートや古い空き缶が現われ、ついに赤石岳東尾根の登山道に合流した。
無事に椹島に戻って取水堰の巡視路のことを聞いてみると、そんなものはない
とのこと。点検はヘリで来て、ホイストで下降、作業終了後ふたたびヘリで戻る
とのことだった。また我々が古林道と思ったのは取水堰建設時のブル道で、
堰が完成後は放置されて廃道化、今は誰も歩く人などいないと驚かれてしまった。
8/11 椹島から千葉への移動
明け方大地震があり、バスが止まったため出発が昼すぎになってしまったが
畑薙ダム下の駐車場でクルマを回収、千葉に戻ることができた。
今回は一つ間違えると遭難してもおかしくない状況になってしまい、反省大。
最大の要因はエスケープを安易に考えていたこと。うわさを鵜呑みにせず、
地元や中部電力に確認するとかもう少し確度の高い情報をキャッチしておく
べきだった。また梅雨明けしたとはいえ、今年の不安定な天候では入渓自体が
不適切だったかもしれない。このような日数のかかる大渓谷はこのあたりの
判断が難しいとしみじみ思った。
+赤石沢からのエスケープルート+

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大滝沢◆写真
2009/08/09 Sun 14:30:00 [edit]
ほうこくします。
【山域】吾妻連峰 大滝沢
【日程】8月9日遡行 (8日夜出発)
【天候】曇り時々小雨
【メンバー】辻本、住田、村尾、村野、永田、野口、加藤、実藤、上茂、
大塚、堀(会員外)
入渓(7:05)→大滝上(8:50)→幅広の滝(10:20)→登山道(13:10)→滑川温泉(14:30)
【記録】随筆調&面白レポート/野口 記録調/辻本

峠駅の大屋根の下の幕場を沢に向けて出発した。皆の熱い期待が功を奏したのか、
曇り空の所々に青い空が見える。沢の中は霧が低く濃く立ち込めており、近く遠く
の山影が沢筋の奥深さを創出している。そこは、山々に縁取られた沢を墨筆で淡く
濃く掃くように描いた水墨画の世界。その幻想的な雰囲気に心を浸み込ませながら、
我々は霧の世界の奥へ奥へと分け入って行く。ぽちゃっ、じゃぶっ、ぴちゃっとい
う音とともに・・・ただ黙々と。
やがて、蕭然と雨が降ってきた・・・。
今年の大滝沢は、垂れ込める雲と豊富な水とに迎え入れられた。
毎年、夏の青空に赤銅色の岩盤と白い飛沫に輝くF1も、グレートーンで燻ぶって
いた。手前の釜で早くも泳ぎを楽しむ?S氏。
滑川大滝は水煙を上げ、120mを落下する。毎年のように滝裏で遊んだが寒くて
10秒といられない。この間、クライマーは登攀ルートを捜す。(やだやだ、水に
打たれて登るのは・・・)今回はいつものように左のルンゼを巻く。
その後も快調に遡行は続くが、いつも泳ぐ釜が寒くて泳ぐ気にならない。
「暑い日は大滝沢で泳ごう!」と募集したのにマニフェスト違反だ。
11時半頃、パーティーの気持ちが「腹へった!」と一つになり、素麺を作る。揖保
の糸5袋40束が消えた。小雨模様となり、早々に片付け大岩のゴーロ帯を行く。
ここから野口隊員の面白レポートを・・・。
【ユニークな岩登り・その1】1,5mほどの高さの岩棚の上に登ろうとしているM女史、2,3ステップの後の最後の
ステップがどうしても見つからない。膝を岩棚の上につこうにも高さが少し足り
ない。そこでM女史は体を少し捻って、片尻の半分ほどを岩棚の上に乗せた・・が、
その先がどうにもならない。岩棚の上に寝転ろがったが、岩棚は狭くてうつ伏せに
はなれない。臀部を右に左に上に、身悶えする様に下半身を捩じる、捩じる、捩じ
る・・・。この硬い岩棚を柔らかなマットに取り替えたなら・・・さぞかし妖艶な
身悶え姿なのであろうと、不遜にも想像をたくましくする私ではありました。
ところで、その身悶え姿を1,5mほどの至近距離で臀部方向から何枚も何枚も激写し
ていたS氏はいったい何を考えていたのであろうか。
【ユニークな岩登り・その2】
私の肩くらいの高さの岩棚。右上方にガバ二つ。右下にこちら側に70度ほど傾斜
した大きなスタンス一つ。ここはレイバックで・・・しかし、2ステップ目がない。
O女史の試みはあえなく失敗、では私がと試みるがやはり失敗。しかし、2回目には、
ふたりとも何とか上半身を岩棚に覆い被せて、やや不恰好にクリアー。
沢は2回目という、次のM氏は果たしてどうするか?足の長い彼は、あるいは足の
リーチを生かして、2歩目で膝辺りを乗せてくるのであろうか?それとも、我々と
同じくやや不恰好に決めるのであろうか?興味深々でじっと見つめていた。さて、
正解は? 恐らくは、ちば山の誰も正解を出せないのでは?
彼は極めて意表をつく挙にでたのであった。跳躍一閃!一瞬の間の後に我々ふたりが
目にしたのは、岩棚の端にちょこんと両の足を垂らしながら座っている彼の後姿であ
りました。彼は半身の姿勢から、やや弾みをつけて、丁度、高飛びの“背面跳び”の
前半部分の如く、身体を捻りながら跳躍したのである。新人げに恐るべし!
co1320辺りの枝沢で遡行を打ち切り、滑川温泉へ下山。温泉に着くと本降りとなり、
今更ながら天候への強運を喜んだ。
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聖岳~赤石岳・・合宿
2009/08/09 Sun 12:00:00 [edit]
【日時】2009年8月6~9日 前夜発2泊3日
【メンバー】CL平野他7名、別パーティ2名
【天候】初日曇り午後雨、2日目晴れ時々くもり、
3日目くもり
【行程】畑薙ダム~茶臼小屋~上河内岳~聖岳~百間洞
~赤石岳~東尾根~さわら島
【内容】毎年恒例のアドベンチャーレーシング仲間での
山行(通称シネシネ合宿)だが、今年は彼女連れだったり
天候が不安定だったりで、結果的に普通の登山になった。
前夜:千葉組は夜10時半に稲毛を出発。順調に移動し
井川鉄道千頭駅にて仮眠。
1日目:静岡駅前に泊まった残りパーティと朝一に合流
8:00畑薙第一ダム下駐車場を出発。あたりには東海
フォレストバスを利用する登山客が50人ばかり列を
なしている。南アルプス南部は初めてなので、混んでいる
のかよくわからない。30分ほどダム沿いを歩いてつり橋
に到着。ここから橋を渡って登山口となる。
北アルプスなら最初から爽やかなのに、ここはやたらと
蒸し暑い。心なしか緑も、よりうっそうとしている。
早くも尾根取り付きで汗びっしょりになった。
通常のシネシネ合宿はスピードを最優先して、コース
タイムの半分弱で進むのだが、今回はかなりゆっくり
で、コースタイムの4分の3程度の時間で進む。
1時間半程で横窪小屋に到着。この上部よりガスが
段々濃くなり雨となる。雨の稜線を進んでもつまらない
ので初日は聖平まで行かず、13時茶臼小屋に入り
ビールとする。
南は小屋がみすぼらしいと聞いていたが、近年立替が
進み、どこもとても良い小屋だった。特に混み具合が北と
違って2日間ともパーティで一区画を利用させてもらい
とても快適に過ごせた。
2日目:くもり、5時出発。朝の気温は16度くらいか?
とても暖かく、昼間の気温が思いやられる。
8時聖平小屋出発9時聖岳到着。
ここで木曜日に親戚に不幸があったメンバー1名が下山。
残りは順調に13時過ぎ、百間洞山の家到着。
またもやビールタイムとなる。
今回お盆後半に赤石沢遡行計画があり、逐次沢の様子を
伺いながら進むが、あまりに山容が大きく沢床が見えない。
とりあえず本流に雪渓はなさそうだったが、百間洞沢出合
上と聖沢上部には大きな雪渓が残り、今にも崩れ落ちそう
に見えた。水は冷たそうだ。
沢からのエスケープルートも考えながら観察したが、
どうやら百間洞沢がいちばん傾斜が緩い。
こりゃ一度入ったら出られない深い沢だなあとビビる。
ちなみに百間洞小屋横の沢はものすごく水が冷たく5秒
以上手を浸していられなかった。
ますます赤石沢を泳ぐのが嫌になる。
晩御飯はウワサの揚げたてトンカツと炊きたてご飯。
カレーや、イカと野菜の煮物もあり、超美味しい。
来年はここのアルバイトをしたくなる。
3日目:くもり、5時出発。7時赤石岳到着。
ここで前日さわら島から登り、赤石小屋に泊まった別
パーティと合流を喜ぶ。
赤石小屋は前日満室だったとの事。百名山ゲッターは
一番簡単なルートから登るので、局地的にものすごく
混むのだろう。
頂上直下では沢屋グループと遭遇。情報を収集する。
その後順調に下山。12時さわら島到着。
美味しいインドカレーを頂きバスに乗り、畑薙ダム
駐車場へ移動。白樺荘で温泉に入り16時帰路につく。
東名渋滞は50kmで22時頃帰葉。
燕岳~槍ヶ岳~北穂高岳◆写真
2009/08/07 Fri 14:10:00 [edit]
バーンと夏型を期待し8月4日から7日までの山行計画を立てたが、ギリギリまで入山を遅らせるか・大キレットのみを目的に短縮ルートにするか悩みに悩んだ挙句、予定通りのムーンライト信州で新宿を発った。一時的な雨は覚悟したものの、低気圧から変わった台風8号の影響もなく、北穂高小屋到着までは、雨なし山行が実現でき極めてラッキーであった。

【山域】北アルプス
【日程と天気】2009年8月4日:曇り、5日:晴れのち曇り、6日:晴れのち曇り午後3時頃より雨、7日:雨
【メンバー】菊池単独
【行程】4日:穂高駅ーバスー中房温泉ー燕山荘ー燕岳往復(テント泊)
5日:表銀座縦走ルート:燕山荘5:15ー大天井岳ー西岳ー東鎌尾根ー16:00槍ヶ岳頂上直下:殺生ヒュッテ:テント泊
6日:殺生ヒュッテ4:45-槍ヶ岳山荘ー南岳ー大キレットー13:00北穂高小屋(泊)
7日:北穂高小屋5:50ー涸沢ー横尾ー14:10上高地
・2005年の栂海新道以後、親不知から上高地まで繋げることを意識し始め、このルートに沿ったハード縦走を夏休みの定例行事としていた。重荷ではあるがテント泊の魅力が捨てがたく、この4~5年は主にテント泊や避難小屋泊を基本としている。さすがに昨夏はジャンダルム・馬の背の怖さにビビり、奥穂高山荘泊で制覇できた。さて残りの南岳から北穂までの大キレット越えが残されていた。未経験の表銀座経由のビッグでハードなルートをテント2泊と憧れの北穂高小屋宿泊の計画を立てた。日頃のトレ(ラン二ングなど)と気合が成功の源となった。
・天気予想が悪かったせいか表銀座・大キレット越えとも登山者が少なく静かな趣のある山行であった。表銀座は前半の大天井岳までは、槍ヶ岳を終始眺めながらのルンルン気分の稜線漫歩であるが、その先はかなりハードなアップダウン、次第に天気が崩れ雷雨の心配もあったが、大丈夫であった。
・大キレット・長谷川ピーク付近は聞きしに勝る恐怖ルートであったが、ホールドがしっかりしており、焦らず慎重にが味噌。飛騨泣きを越え山頂への急な岩壁は気合を入れ、呼吸を整えながら休み休すみ、重荷に耐えながらゆっくり登り切った。
・北穂高山荘は予想通りの素晴らしさ(寛げる内装・豪華で清潔なトイレなどなど)、平日・天候不順のためか40人前後でゆったり睡眠可であった。夕食の豚の生姜焼き・生野菜のサラダ、朝食の目玉焼きなど旨かった。
・下山は終日雨模様、4日間の重荷に耐えた足、さすがに横尾から上高地までのペースはダウン、次から次へと追い抜かれたが、雨の中余韻を楽しみながら(?)、必死の思いでビジターセンターにたどり着いた。
+写真集へのリンク第1部+
+写真集へのリンク第2部+
飯豊連峰縦走
2009/08/07 Fri 12:00:00 [edit]
【日時】2009年8月4~7 前夜発3泊4日翌朝帰り
【メンバー】単独
【天候】曇り、最終日雨ビチャビチャ
【内容】もう皆さん周知の山域でしょうからエピソードのみにしましょう。
・単独でアプローチ不便なこの山脈の縦走をするのに高額なタクシーなんか贅沢はできな
い。それで考えたのが夜行バスの利用。便数の少ない現地路線バス利用のチーペストプラ
ンだ。行きは新木場~会津若松、帰りは新潟~東京ディズニーランドの夜行バスだ。・・
・最も職場放棄の暇人の特権だが・・・
・各山の避難小屋は建物といい、トイレといい立派なもの。外見は小さく見えるが中は結
構広く清潔快適、良い造りだ。ただ、水の確保については事前に十分調べること。
・遠いところもあるが水場は冷たくおいしい水がコンコンと湧く。ビールなんか目じゃな
く美味だ。
・避難小屋なのに短いシーズンだけ管理人が入り2000円取る。布団もないのに納得しがた
い。でも小屋番は良い人達だ。ちょっと帰りが遅れると、やおら重装備をして迎えに出る
。感動ものだった。
・ルートはそんなに峻険でもないのに長い。強脚俊足を得手とする?私でも疲れた・・・
よれよれ。
・箱ものは立派なのに標識は朽ちて棒切れが立つのみが多い。なんか山旅の整備方針を間
違えてるのではないか?
・とにかく糞暑い!(まずい表現か?)汗っかきの私はプールから出たばかり状態で小屋
に辿りつく。ほんとにしんどいですな。
・胎内、大石口の清流沿いのこの時期は、死にもの狂いで長大な林道を突き進むしかない
。
・なぜかって。「メジロアブ」の大軍だ。梅花皮小屋のおじさんや、私の逆コースの若者
などから話は聞いた。幸いに防虫網は持っていたし、ウチワも持参した。しかし、この林
道歩きはまさに死にもの狂いだった。ご注意を守って、糞暑いのに長袖シャツを着て、防
虫網を被り、雨ビチャビチャだからカッパを頭から被って、ウチワをバタバタ揺らせなが
ら、いざその地点に。考えが甘いのをすぐに理解した。
・なんと防虫網から覗くその目前にブンブンと黒山のごときアブの群れ、隙間から防虫網
の中に入り込まれて半狂乱、ちょっと出た肌にも容赦ない速射槍の痛さ、ズボンの上から
も貫通槍を喰らう。
・カッパを着れば防げると分かっているのにズボンをザックから出す余裕なんか無い。意
を決してカッパの上着をブンブン振り回して敵が怯んだ隙にやっと速攻で上を着て防虫網
を首で絞めつけ皮手袋を付けてようやく上半身の防備完了。しかし、ズボンを狙う奴は防
げない。
・ついにウチワが剥がれ骨だけ振りまわして防戦一方。
・なんと2時間の林道がこの戦いに明け暮れた。
・でも良い方がいて、林道で工事をしていた若い技術者が車で拾ってくれて路線バスの停
留所まで送ってくれた。何て優しい人なんだ、感謝感激。その車のなかにも何匹かの敵が
飛び回っていた。
・とにかく一生忘れない強烈な山旅の思い出。では、これにてジャン!
○飯豊山行報告に書きましたが「メジロアブ対策」について。
・飯豊連峰えぶり差岳から大石ダムへの沢に沿った山道・林道で
メジロアブの猛攻を受けました(胎内口も同様だそうです)。
・防虫網、長袖シャツ、合羽を頭から被り、ウチワを持って
寄るヤツを叩き落とす作戦で臨みましたが、多勢に無勢、黒山の
小さい敵軍にあえなく敗戦。
・事前に小屋番や逆コースの登山者から情報を得ていたのですが
対処が甘く、今、数えてみると、およそ70ケ所の刺し跡が
赤く腫れ、痛痒く参っています。
・悔しいので調べてみましたら、渓流釣りの方々が多く被害に
会っていていろいろ対策を述べておりますが、最適な対処法は
なかなか無いようです。
・万全なのは、頭から防虫網、合羽の上下、厚い手袋で地肌を決して
晒さないこと、に尽きるようです。布地のシャツ・ズボンは
まったく防御になりません。生地の上からブスリです。
・林道工事の技術者の話しでは、8月初め頃から湧き出して、
お盆過ぎにはあっという間にどこかに消えてしまうとのこと。
・HPでは9月初めまで存在すると言う方もいる。
・また、夜は行動しない性質があり夜沢釣りに入る人もいるとか。
・晴天の昼日中、合羽の完全装備では内側から病いを来すかも
しれませんが、あの恐怖を考えればやむなしでしょう。
○東北の沢等に入る方、事前に情報を得て装備を用意してください。
水晶岳-烏帽子岳
2009/08/07 Fri 08:45:00 [edit]
お天気に恵まれ一気にやり遂げ 大変満足しています。
体力も少しずつ戻ってきた感じの今回の山行でした。
{メンバー } CL 広木愛子 藤川勝人(会員外)
{行動時間}
8月 3日 8:10黒部ダム 11:40平ノ渡船着場12:05発 12:15針ノ木谷渡船場12:30
奥黒部ヒュッテ幕営14:45
4日 4:30奥黒部ヒュッテ 11:30赤牛岳12:00 温泉沢の頭付近幕営14:30
5日 4:10温泉沢の頭付近 5:40水晶岳5:50 6:20水晶小屋 9:00野口五郎岳9:15
11:00三つ岳 11:50烏帽子小屋12:15 14:00南沢岳 15:40不動岳山頂幕営
6日 3:50不動岳山頂 6:30船窪岳第2ピーク 7:55船窪岳 8:05船窪乗越8:15
9:20船窪谷出会10:05 13:35針ノ木谷避難小屋 13:50針ノ木谷渡船場14:20
14:30平ノ渡船場 14:35平ノ小屋14:45 15:30小屋付近の水平道の水場幕営
7日 6:00 水場 9:45黒部ダム
{行程}
3日 平ノ渡までは10数年前に上の廊下に行った時よりも整備されて歩き良かったですが、
やはり、梯子、 水平道の繰り返しの飽きのくる 登山道でした。
渡しでの船が無料なのは、このせち辛い世のなかに、なにか申し訳ない感じです。
テン場で釣り師の人に、岩魚の焼いたのと刺身を分けてもらいとてもうれしかったです。
4日 赤牛までは登りがきついので、涼しいうちに行動開始。3時間ぐらい歩いてからようやくお花畑
に出合いホット一息です。剣・薬師・黒部五郎・山山が見え山懐にい抱かれて幸せいっぱいで
す。赤牛岳頂上までは長く、でも、12時前について良かった。計画完了。眠気もでて、ガスも
出始めたので、14時30分雪渓のそばでテントを張ることにした。途中、水もないので2人で7
リットル持ちあげました。少し濁った雪渓の水で夕食と朝食の用意をする。
5日 烏帽子小屋までは、登山者もおり、こまくさの花盛りののどかな山道。
烏帽子小屋で水を500円2.5リットル買い、先へ進む。途中、池で3リットル水を汲む。雪渓
より澄んでてきれい。烏帽子より先は崩れているところを補修してあるが、一般道から比べる
と登りにくい。15時40分不動岳山頂で幕営。ガスは出たが、今夜も天気は良さそう。
6日 不動岳から船窪乗越まではかなり危険なところが多く、疲れも出てきているので慎重に通過。
針ノ木古道は雨が降ると危険なので少し心配していたが、大丈夫そうなので行くことに決定。
船窪谷出会で身体を冷やし、精気をもらい古道に途入。渡渉をすること6~7回。踏み跡がわ
かりにくいところが一か所あり、少し探しました。
針ノ木避難小屋には水がないので、平ノ小屋で幕営と思ったら禁止とのこと。黒部ダムのほう
までと思ったが、雨が降り出したので、水場の近くでテントを張ることにする。
7日 黒部ダム
本来なら3泊で計画をしたのですが、やはり、今の私には無理でした。荷物も13kgぐらいにしたのに。
でも、帰ってからの体調は良好かな?
三の沢岳と木曽駒
2009/08/04 Tue 12:20:00 [edit]
小倉単独 (会員外は写生) 天候快晴
3日は浜松から天竜川をさかのぼり 日本のチロル伊那上村からしらびそ高原観光
夜は駒ガ根グリーンホテル(4000円)
4日 臨時バス1番『平日6時20分』 ロープウエイ山頂駅7時
極楽平経由 三の沢岳山頂 8時30~9時
宝剣岳10時~10時30 で時間が早いので 木曽駒ガ岳まで足を延ばす。 11時
ロープウエイ山頂駅 12時20分着
三の沢岳までははい松のあるきづらい道なれど 山頂付近のお花畑にいやされる。
しかし山頂駅近く 千丈敷きカールに戻るとさばらしいお花畑が待っていた。
北アルプス槍穂縦走◆写真
2009/08/03 Mon 14:00:00 [edit]
【山域】北アルプス
【ルート】槍ヶ岳~穂高山荘経由~涸沢
【登山方法】縦走
【山行日】7/30~8/3
【メンバー】L富樫、吉川(記)
【行程】
7/31上高地6:35-横尾9:00/9:20-槍沢ロッジ10:45/11:00-槍ヶ岳肩
の小屋テント場16:20(泊) 8/1テント場7:00-南岳9:00/9:30-北穂
高小屋12:00(小屋素泊まり) 8/2北穂高小屋6:00-涸沢岳9:00-穂高
岳山荘10:00/10:30-涸沢小屋11:30(小屋素泊まり) 8/3涸沢小屋6:
40-横尾8:50/9:30-上高地バス停16:00-新宿21:20

【内容】7/31(晴れのち雨)前穂の吊尾根はガスに隠れていたが、まずま
ずの天気で、梓川の水色の川の流れは美しく、奥の常念岳を望み快調に進む。
単調で長いルートも槍沢を過ぎると雪渓歩きやお花畑と景色も変化に富み疲
れを癒してくれる。前方はガスで槍の穂先は望めそうに無いが、その分足元
の花がよく見える。標高差1600m肩の小屋に到着時は、小雨が降っていたが、
夕焼け空に槍の穂先が姿を現してくれた。一時の空模様に感謝!
8/1(雨)ぱらつく程度の雨だったので、南岳を目指す。大喰岳、中岳、
南岳と小雨降る稜線歩きは、幸いにも風が弱かったので寒くも無く進めた。
南岳小屋で休憩を取り北穂に向かう。大キレット、長谷川ピーク、飛騨泣き
と、次々現われる圧倒的な迫力の岩壁を、ぞくぞくしながら楽しむ。時々、
鎖場や梯子で、渋滞することしばしばで、追い越しても追い越しても、韓国
人のグループが何組もいて、まるで韓国の山を登っているようだった。昼頃
北穂高小屋に到着する。穂高岳山荘に進みたい気持ちもあったが、雨足も強
まって来たので、今日は小屋泊まりでゆっくり休む事になった。濡れた衣類、
ザックや靴等を乾燥室ですっかり乾かし、昼寝後、ビールで乾杯、快適な小
屋泊まりを満喫する。夕方、どしゃ降りの雨が止み飛騨泣き、長谷川ピーク
から槍ヶ岳の稜線が雲間に姿を現し、夢中でシャッターを押しながら感動し
た。
8/2(雨)今日も雨、たぶんジャンダルムには進めないだろうと思い
ながら出発した。北穂高岳を過ぎ標識を見逃し、南稜ルートを少し下り、間
違いに気付き登り返す。カッパの帽子で視野が狭まり見逃したと思うが、反
省する。その後、今日は、人の気配も無く、岩壁を独占し、静かな岩登りを
楽しむ。涸沢槍の草付き岩場は、イワオウギが群生していたが、カラサワソ
ウは見つけられず残念!穂高岳山荘で休憩後、ザイテングラードから涸沢に
下る。ハクサンイチゲ、シナノキンバイの咲くカールを横切り涸沢小屋前に、
今日もびしょ濡れで、昼前にもかかわらず迷い無く小屋泊まりだ。夕食は、
自炊のお仲間と親睦会となる。
8/3(快晴)紺碧の空に北穂、涸沢槍、奥穂、前穂高岳が、カール状に聳
え、絵葉書のような素晴らしい景色に、後ろ髪を惹かれるような思いで、涸
沢を下った。
悪天候で、予定のコースを歩けなかったが、久々の岩場の縦走を楽しみ、
又、雨の中無事下山できて良かった。
+写真集へのリンク+
陣馬山―高尾山◆写真
2009/08/01 Sat 17:00:00 [edit]
山 域: 中央沿線
山行日: 8月1日(土) 霧雨―曇り
行 程: 南柏駅5:42―5:46新松戸5:51―6:47西国分寺6:55―7:22高尾―7:50―8:26バス陣馬高原下9:00山行開始
10:00和田峠―10:40陣馬山11:00―12:00明王峠―13:45影信山14:00―15:00小仏城山15:20 ―17:00高尾山山頂、平野L.メインパーティと合流。
費 用: ホリデーパス 2300円+ケーブルカー470円+京王高尾―JR高尾まで

年に1度あるかないか家族が出かけて、猫とホームアローン(?)となり、午後集合のトレラン、沢登り上級にはウーンということで、1年前よりうずうずしていた一人山行をこの際やってみることにして平野L.の了解を得た。課題は、1.朝早く出て、シルバコンパスで25000図の地図読みをして、現在地と進むべき方角をよく確かめてから歩く。2.時間があったら買ったばかりのツェルトを広げて、どう使うか練習してみる。3.メインパーティとうまく合流する。これで1日1人でがんばろうと5時過ぎ勇躍自転車で家を出た。
天気はイマイチながら毎日降りそうで、それほどでもないので雨の予報はあまり気にしない。中央沿線はいくつか登っているものの誰でも行ったことのある入門編高尾山、陣馬山はまだであった。色々HP.やガイドブックを調べてみると、高尾山から「鳥の道」というのが陣馬山まで紹介されており、それを逆にたどって縦走することにした。19km.もあり休みなしかなと思ったけど山頂で合流するのだから、けっこう休めそうときょろきょろしながら歩き、各山頂では三角点を4か所ともみつけることができた。
バス停の陣馬高原下より和田峠までは舗装道路で、茶店の前の休憩場所は何か買わなければいけないしそのまま舗装道路を少し歩いて、路上で行動食を食べて立ち休みし、地図を拡げてシルバコンパスを合わせたら、違う?!方角である。よく確かめて、3分戻って茶店のおじさんに確かめて陣馬山行きの階段を上がる。これが陣馬と白い大きな馬が頂上にシンボルとして立っている。あちこち探した三角点はなんのことはない陣馬のすぐ前だった。やっと霧雨が上がり、見晴らしが少しよくなり歩きやすくなった。明王峠も景信山も地図で進行方向を確かめてから・・・。2か所の送電線でも現在地を確認。景信山、小仏城山、高尾山で三角点タッチ。トレイルランが盛んな縦走路で出会った人の半分以上が走っている人のように感じた。私もまねして走ってみたが、軽登山靴が重くて少しでやめた。鳥の道の名の通り小鳥のさえずりがにぎやかで楽しい。小仏城山までのんびり休憩もして歩きに歩く。高尾山の名前が見え始めさらに油断して、長休みをした。よく見ると山頂の端から合流地点まで1時間もかかるのだ。とにかく17時に着かなくちゃと歩いたら、16:50高尾山山頂三角点に着いた。ほどなく平野L.はじめ5人の皆さんと合流でき、単独山行初体験は終了した。
2.のツェルトを拡げる暇はなかった。お楽しみのビアガーデンは2時間待ちで断念した。またいつか・・・。
+写真集へのリンク+
高尾山トレイルラン◆写真
2009/08/01 Sat 17:00:00 [edit]
高尾山トレイルラン 8月1日(土)CL平野 住田 永田 上茂 平野(会員外)
曇り 日影キャンプ場→小下沢→景信山→城山→高尾山→ビアマウント高尾~ケーブル~高尾駅

天気に翻弄され、無難に電車で日帰りで行くことになり、千葉駅を12:30~御茶ノ水でメンバー集合、中央線で高尾へ。
タクシーで日影キャンプ場方面へ、林道入れるところまで行ってもらい、
それぞれユニホームに着替え出発。3:00 しばらく沢沿いの林道を軽く走り広場へ出る。
実のところ、高尾山に来るのも初めてだし、トレイルランという方法で山に登るのも初めてである。
ビアガーデン目当てでもありましたので、おいしくいただくためにちょっとがんばってみようかと思い、
走れるか不安でしたが、参加しました。
ランといっても上り坂は走りません。最大限速いペースで歩き、平坦になれば走り、下りは暴走。
下りはテクニックと思い切りがいるようで、ランナーたちは落石のように消えていった。私はギクシャクしながら下りる。
今回のコースは初心者向きでしたので助かりました。永田さんは朝すでに10キロも走っていたようです。
平野さんと住田さんは物足りないようで、上り坂も走っていました。
だんな平野さんに登るときのコツとか、下りの足の運びとかアドバイスをもらうのですが、
ひーひー言っててそれどころではありませんでした。でも汗が水のように出てとても気持ちが良かった。
多分これ以上コースが長いとへたばりそうです。
5時に高尾山で単独の井上さんと良いタイミングで合流。あとはケーブルの駅までだ。
何の疑いもなく頂上で生ビールあーもうすぐだー だったのだが、どんでん返しが待ち受けていたとは、
ビアマウント混雑のため2時間待ちという非常事態が。一瞬信じられませんでしたが、目的は生ビールです。さっさと下りて
高尾駅近くで飲みましょうということで、無事にありつけました。
荷物を軽くして、こういう登り方も楽しいなと久しぶりに発見がありました。ビアマウントにはまた行けるでしょう。
+写真集へのリンク+
大久保沢
2009/08/01 Sat 14:00:00 [edit]
日帰りで大久保沢というところにに行ってきたので報告します。
【日 程】8月1日(土)日帰り
【天 候】曇り
【参加者】L柘植、石井、石橋、大塚
【行 程】初戸(駐車)8:45→腰掛(入渓地点)9:30→(大久保沢遡行)12:50稜線
稜線13:10→14:50初戸
大久保沢は中央線・扇山北方の権現山の北面の沢。これまで行ったことのない
鶴川流域の沢の案内をペラペラめくっていたら、手ごろな沢と思い、八方沢の
代替案として出かけてみることにした。入渓してすぐ深い釜をもった5m滝。
釜の中にそろそろと入ってみるが水が胸まできたところでギブアップ。若干風邪
ぎみのため泳いでまで登ろうという気にならない。ここから先、菜久保沢分岐の
二俣までは小規模ながらゴルジュが続いており、なかなか面白い。ただそこから
先はよく言えば癒し系の沢になるが、蜘蛛の巣が強烈で、棒を片手に進んでいく。
単調感にだれてきたころF4(3段30m)が登場。下の2段は快適に登れるが、
上段はかなりシビアそうで事前チェックでも登っている記録を見たことがないので
無理せず右岸を小さく巻く。あとは菜久保沢との中間尾根にとりつき、奮闘40分で
権現山と雨降山のあいだの稜線に着いた。くずれやすい急登で、ここが本日の
核心部であった。大久保沢は沢登りのルートとしては今一であったが、鶴川流域
にはまだ何本かガイドで紹介されており、交通便利で寒い時期でも登れそうな沢
ばかりなのでおいおい訪れてみたい。
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