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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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船形山/笹木沢◆写真 

加藤です。先週宮城県船形山南部の笹木沢に行きました。
【山域】大倉川下降~笹木沢溯行 【日程】前夜発6月28日~29日
【メンバー】CL辻本、SL上茂、会員外堀、記録加藤
【行程】28日 黒伏林道駐車場6:50~粟畑7:15~仙交小屋跡下降地点8:25~大倉川10:55~
笹木沢15:00~泊まり場16:00
    29日 出発5:45~8m滝6:40~三段滝7:00~泥壁トラバース7:30/9:30~鎧滝9:40/10:25~登山道1:10~駐車場2:00
【内容】駐車場で支度しているとすぐ虫が寄って来る。ブナに囲まれた登山道は高低差がなく、コシアブラ、根曲竹のタケノコを探すが時期外れで殆どない。仙交小屋跡分岐からルンゼに下降するが、倒木に埋め尽くされ、よく滑る。懸垂下降数回の後、V字状の大倉川本流が見渡せる地点に着く。
 前回辻本さんが来たときは雪渓で埋め尽くされていたが今回は半分以下とのこと。顕著な雪渓は2つで最初の雪渓を右から越え、次のは1人ずつ下を素早く潜る。本流はグリーンタフと呼ばれる深緑(実際はグレー)の岸壁が続き、仙台沢が白糸のように注ぎ込みタニウツギのピンクの花と相まって何とも言えない美しさである。
 4m滝の釜に釣り竿を出すと数分で3匹のイワナを釣り上げた。沢幅が広くなると赤倉沢が流入し、軌道跡の残骸がある。ゴルジュ状になると笹木沢出合は近いが厳しい滝があるので、台地状の所を高巻いて笹木沢へ入渓する。素晴らしいナメと手頃な滝が続き750m地点を泊まり場とする。タープを張り焚き火でイワナ2匹を塩焼きに1匹を油炒め、コシアブラ、ウルイを上茂さんが天ぷらにして味わった。残念ながら3本のタケノコは火の中に落ちてしまった。
 翌日は曇り、雨天が予想されたため先を急ぐ。この日も雪渓は大きなものが2つあり右から越える。8m滝は左から巻くが高く行き過ぎないように堀さんのリードで微妙にトラバースする。三段滝は右から大きな釜の縁を渡り左を登る。次は雪渓の下を潜って出口で記念撮影。
 まさかこの雪渓が30分後に崩壊するとは!
 いよいよ鎧滝かと思いきや、辻本さんも前回は雪渓で覆われて登っていない滝が現れた。直登できそうもないので左から巻くが木も草も生えていない恐怖の泥壁トラバースとなる。リードする堀さんがハンマーでグズグズの泥に足場を作って進むが、見ている我々も怖い。そのとき、雷のような轟音が響き、先程潜った雪渓が崩壊したのが見えた。
 堀さんはランニングビレーを立木で取るかと思っていたが豪雪で枝が下向きに伸びた木、根が浮いた木もあり手こずっているようだ。次に上茂さんが行き、加藤は滑って足場を崩し、最後の辻本さんもかなり下まで滑ってこの泥壁トラバースに2時間を要した。やっと鎧滝だが、雨が降り出す。堀さんの確実なリードで左を登るが岩がぬめっている。もう滝は終わりかと思ったが、深い瀞の釜を持つ滝がいくつもあり飽きさせない。
 霧に煙るブナ林が幻想的で源頭まで水が豊富である。ようやく仙台カゴ西側の登山道に出たが雨足も強くなり駐車場へ急ぐ。帰路は作並温泉で暖まり、蕎麦とサクランボでこの山行を締めくくった。入会して以来、最も緊張したが印象に残る山行でした。
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船形山・笹木沢◆写真 

加藤です。先週宮城県船形山南部の笹木沢に行きました。
【山域】大倉川下降~笹木沢溯行 【日程】前夜発6月28日~29日
【メンバー】CL辻本、SL上茂、会員外堀、記録加藤
【行程】28日 黒伏林道駐車場6:50~粟畑7:15~仙交小屋跡下降地点8:25~大倉川10:55~
笹木沢15:00~泊まり場16:00
    29日 出発5:45~8m滝6:40~三段滝7:00~泥壁トラバース7:30/9:30~鎧滝9:40/10:25~登山道1:10~駐車場2:00
【内容】駐車場で支度しているとすぐ虫が寄って来る。ブナに囲まれた登山道は高低差がなく、コシアブラ、根曲竹のタケノコを探すが時期外れで殆どない。仙交小屋跡分岐からルンゼに下降するが、倒木に埋め尽くされ、よく滑る。懸垂下降数回の後、V字状の大倉川本流が見渡せる地点に着く。前回辻本さんが来たときは雪渓で埋め尽くされていたが今回は半分以下とのこと。顕著な雪渓は2つで最初の雪渓を右から越え、次のは1人ずつ下を素早く潜る。本流はグリーンタフと呼ばれる深緑(実際はグレー)の岸壁が続き、仙台沢が白糸のように注ぎ込みタニウツギのピンクの花と相まって何とも言えない美しさである。4m滝の釜に釣り竿を出すと数分で3匹のイワナを釣り上げた。沢幅が広くなると赤倉沢が流入し、軌道跡の残骸がある。ゴルジュ状になると笹木沢出合は近いが厳しい滝があるので、台地状の所を高巻いて笹木沢へ入渓する。素晴らしいナメと手頃な滝が続き750m地点を泊まり場とする。タープを張り焚き火でイワナ2匹を塩焼きに1匹を油炒め、コシアブラ、ウルイを上茂さんが天ぷらにして味わった。残念ながら3本のタケノコは火の中に落ちてしまった。
翌日は曇り、雨天が予想されたため先を急ぐ。この日も雪渓は大きなものが2つあり右から越える。8m滝は左から巻くが高く行き過ぎないように堀さんのリードで微妙にトラバースする。三段滝は右から大きな釜の縁を渡り左を登る。次は雪渓の下を潜って出口で記念撮影。まさかこの雪渓が30分後に崩壊するとは!いよいよ鎧滝かと思いきや、辻本さんも前回は雪渓で覆われて登っていない滝が現れた。直登できそうもないので左から巻くが木も草も生えていない恐怖の泥壁トラバースとなる。リードする堀さんがハンマーでグズグズの泥に足場を作って進むが、見ている我々も怖い。そのとき、雷のような轟音が響き、先程潜った雪渓が崩壊したのが見えた。堀さんはランニングビレーを立木で取るかと思っていたが豪雪で枝が下向きに伸びた木、根が浮いた木もあり手こずっているようだ。次に上茂さんが行き、加藤は滑って足場を崩し、最後の辻本さんもかなり下まで滑ってこの泥壁トラバースに2時間を要した。やっと鎧滝だが、雨が降り出す。堀さんの確実なリードで左を登るが岩がぬめっている。もう滝は終わりかと思ったが、深い瀞の釜を持つ滝がいくつもあり飽きさせない。霧に煙るブナ林が幻想的で源頭まで水が豊富である。ようやく仙台カゴ西側の登山道に出たが雨足も強くなり駐車場へ急ぐ。帰路は作並温泉で暖まり、蕎麦とサクランボでこの山行を締めくくった。入会して以来、最も緊張したが印象に残る山行でした。

この辺↓
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=382546&l=1403515

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奥多摩/入川谷・布滝沢 

山行報告

【 山 域 】 奥多摩・入川谷・布滝沢(沢登り)
【日時】6月28日(土)【天気】 曇り 
【 メンバー 】 CL柘植 吉川 花島
【 タ イ ム 】 古里 9:10 入渓 10:10 ~ 布滝沢出合 11:20 ~ エビ小屋山 14:00 古里駅 16:40
【 内 容 】
古里駅から歩くこと1時間で入川谷に出合い着替えて入渓する。
沢に入りいきなりのゴルジュ(トバの倉骨)で右側をへつって越える。
その後堰堤や河原歩きが続く。やがて谷が狭ばり布滝沢出合を目指すが、
見落とし本谷を遡行する。
どうも様子がおかしいと引き返し、布滝とご対面。ここは右岸を高巻く。(仕事道あり)
F2からF4の三段は、シャワークライムを避け右岸をザイル使って2Pの高巻きをする。
ここからは小滝とゴルジュの連続で気が付けば最後の二俣で、遅い昼食を摂る。
さらに連続的に小滝が続き、どんどん沢を詰めていく。
行く所まで入って、ずるずるの急斜面を落石に注意しながら、掴めそうな木を頼りに詰める。
着いた先はエビ小屋山の直下でした。
沢の行き帰りに吉川さんの植物講習がありましたが、何一つ覚えていません。
できの悪い生徒ですいません。

支流で水量は少ないが、小滝やゴルジュの連続で楽しい沢登りでした。

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富士山◆写真 

新人会員の住田@君津です。

お世話になります。

6/28富士山登頂の山行報告を連絡します。

1、月日      6月28日(土)
2、ルート概要と時間
【上り】新五合目(4:25)-七合目(5:25休)-新七合目(6:05休)
-八合目(6:35休)-九合目(7:10休)-九合五勺(7:45休)-
富士宮口頂上(8:20休)
【お鉢めぐり】剣ヶ峰、白山岳、久須志岳、大日岳、途中ランチ
【下り】富士宮口頂上(11:00)-新五合目(13:30)
3、メンバー    住田単独

4、概要報告
かねてより登頂してみたかった富士山に行ってきました。

幸い六合目より先は快晴で風もあまり強くなくラッキーでした。
朝方まれに会う登山者は常連かエキスパート風の方で、色々情報を
いただきました。強い紫外線が横・下からも入るため、ゴーグル
タイプのサングラスは正解でした。前半ゆっくりのイーブンペース配分で
高山病、膝痛もなかったです。ただ九合五勺から積雪が残っ
ていて、雪はすでに柔らかくアイゼンを付けなくても登れましたが、
キックステップが必要なため、十数歩登っては立休みで呼吸を整える
ほど息があがり、酸素の薄さを実感しました。

山頂の一部と火口は積雪が多く残っていましたが、不思議と
風が弱く温かささえ感じ、お鉢めぐり途中の積雪のトラバースでも
ピッケルは不要でした。
日が高くなって風が強くなり下山中は曇りとなりました。

 今回の反省点は、平地部での歩行中ですがスパッツの紐が反対側の
足のスパッツの金具に引っ掛かり、足がもつれそうになりました。
今後は、スパッツ等の装着位置にずれがないか、定期的に確認
したいと思います。下りでは標高により登山道の砂・石・岩の
状態が変わり、また登山者との離合で道をよけた際なんでもない
ところで尻もちをつきました。今後は、道の状態変化を常に注意し、
また下りと横歩行が同時に必要な時の歩き方を工夫していきたいと
思います。

いままで経験したことのない雲海の大展望、大スケールの山・自然は、
一生忘れられない感動になりました。次回はロングコースの御殿場口
から雄大なスケールを体験してみたいと思います。


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三つ峠 

広木です。
遅くなりましたが、24日の三つ峠の報告をします。

1、月日      6月24日(日)
2、場所、目的  三つ峠での岩訓練
3、メンバー    土屋・広木(国)・(愛)・会員外1名
  梅雨の合間の曇り空。富士山も時々顔を見せてくれた。
  あんな所を登ったり、滑ったりする**もいるなーなど思って眺めた。
  岩はまだ濡れていたが、準備している間に晴れ間が出て乾いてきた。
  我々以外は誰もいないので、のんびりとして気分的に楽だった。
  メンバーも4人なので十分時間を取れて良い訓練になった。
  ひさしぶりだったが思っていたより楽しく登ることが出来ました。

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鼻曲山、浅間隠山 

角落山、鼻曲山、浅間隠山 報告

6/19(木) 中山21:30→関越→24:30はまゆう山荘 駐車場にて車中泊
外トイレはしまっていた。
6/20(金) 曇り 6:00→登山口→岩水白沢分岐→7:55角落山→8:55剣が峰→十六曲峠
      →11:15鼻曲山11:45→13:20剣が峰→女坂分岐→15:30はまゆう山荘(泊)
角落山男坂入り口には難路との標識有り、沢沿いの踏み後程度の道を進む。何度か
川を渡る。水は比較的少なく簡単である。大きな堰堤の所で登山道が流されている。
仕方なく高巻きのため藪こぎをし、少し上に出る。しかし赤い道しるべがなかなか見
つからない。諦めてもと来た道を下山しようかと思うが反対側の川岸に赤い印を発見
し、いくつか先の印を確認しながら慎重に上に向かう。表示どうりの難路である。沢
の上部の藪を抜け稜線にでると、岩水白沢分岐の標識がある。少し平坦な稜線を進む
と、またも急登となるが、鎖などもついており、慎重に登れば特に危険という程では
ない。角落山山頂には鳥居と小さなほこらがある。曇っていて見晴らしはまるでだめ。
ここからの道は大分歩かれているようだ。女坂分岐から剣が峰への道は急登で鎖が数
カ所ある。ここから十六曲峠までの道はあまり歩かれていない様だがしっかりしてい
る。十六曲峠から鼻曲山までは、極普通の山道で、かなり多くの登山者が歩いている
ようだ。鼻曲山から二度上峠方面へのそれらしい道はウンチングロードと化し白い物がいく
つも目につく。それを避けながら道が探すが見つからない。仕方なく予定を変更し、
来た道を引き返すことにした。女坂は、崩壊地をいくつか横切ったと思うと、歩きに
くい枯れた沢の中をかなり長い間歩く。沢からいきなり林道にでる。この道かなりの
悪路であった。1時間程林道を歩き山荘に着く。

 6/21(土) 時々小雨 はまゆう山荘6:00→二度上峠6:20→7:30浅間隠山→8:25峠
      → 9:00氷妻山→9:40二度上峠→はまゆう山荘10:25→12:00菅平ロッチデイール
13:00~講座に参加
朝起きると小雨。小降りになりほとんど霧状になったので雨具を付けて出発。
浅間隠山は中高年に人気があるそうで、かなり登山道も広くなっている。これ以上に
なるとオーバーユースが心配されそうだ。小粒の雨が時々降るが、帽子もいらない程
だ。快調に登る。晴れていれば頂上からの眺めは抜群のはずだが、何も見えず。早々
に下山。あまりにも早く峠に出たので前日登らなかった氷妻山を往復する。あまり歩
かれていないようだが登山道はしっかりとしていた。いったん山草に戻り、菅平に向
かう。
 菅平での講演内容・及び翌日の予定地見学は、別紙で報告する。

6/22(日) 曇りのち小雨 ロッチ7:30→避難小屋→猫の爪→12:00ロッチ解散

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白毛門~茂倉岳 

【山域】谷川 【ルート】白毛門、朝日岳~茂倉岳~茂倉新道 【登山方法】尾根縦走 【山行日】6/14~6/15 【メンバー】吉川 (記)、会員外1名 【天気】6/14曇り、6/15晴 【行程】6/14土合駅5:00-松ノ木沢の頭7:40/8:00-白毛門8:50/9:05-笠ヶ岳10:30/10:45-朝日岳12:30/13:00-白崩避難小屋15:30(泊)6/15白崩避難小屋5:00-蓬峠7:20/7:30-武能岳8:20/8:40-茂倉岳10:25/10:45-矢場の頭12:15/12:20-土樽駅14:15-越後中里駅(バス代行)15:13-土合駅 15:32
【内容】6/14白毛門登山口の東黒沢に掛かる橋を渡りブナの樹林帯に入る。ひたすら登って行くと木々の間から天神平のロープウエイが左手に見えてくる。直も高度を上げ樹林帯を抜けると松ノ木沢の頭に立つ。残念ながら、谷川岳東面壁の絶景はガスで望めなかった。この辺りからガスに突入。時々明るくなり目前の稜線が見えたり隠れたりしながら、雪が消えて間も無い急登の岩場から、ジジ岩、ババ岩を越え白毛門の山頂に出る。ガスで展望を望めないぶん足元のミツバオウレン、イワナシ、アカモノ、イワカガミや、ツバメオモトの白い花々を写真に収めながら歩ける。ダケカンバや、ムラサキヤシオツツジの咲く鞍部から小ピークを幾つか越え笹原を登ると笠ヶ岳の山頂だが、相変わらずガスの中。ドーム型のかわいい非難小屋の脇を下り小鳥帽子、大鳥帽子のピークを越え、ハイマツや石楠花の咲く稜線歩きはガスの演出もあって幻想的だった。そのうち、東斜面のガレ場一面にホソバヒナウスユキソウが群生していた。フェルトのような花に水滴を溜め美しかった。朝日岳直下から山頂までの岩場は、アマナ、チングルマ、ハクサンコザクラの花も見られた。なだらかな朝日岳の山頂は、湿原が広がりまだ、雪も残っていた。宝川温泉に下る木道を右に見送り、間もなく、巻機山へ道しるべを見つける。春の雪解けが早く今年行き損ねたルートだ。どんどん高度を下げて行くと、ガスから抜け正面には、流れるような尾根の鞍部の笹原に小さな避難小屋が見えてきた。避難小屋到着は3パーティー目だったが、最終的には、11人の泊り客で賑やかだった。水場は、雪渓を10m位登ったところで、本日の山行で一番緊張した。夕食は、小屋の外で少々寒かったが、若者と話が弾み楽しかった。
 6/15朝日に輝く谷川連峰の展望を満喫し、笹原を登り蓬峠に向かう。大源太山は岩峰を天に突き上げ、しっかり自己主張している。蓬峠を越え、武能岳、茂倉岳へと続く笹原の尾根は、ゆったり蛇行し、そのたおやかな姿、景色は美しい。縦走の魅力でもある。足元には、タテヤマリンドウ、ハクサンイチゲ、ツクバネソウ、シラネアオイ、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、等などの花が咲き始め、もう夏山の装いであった。茂倉岳山頂で三座同定を楽しみまた、湯檜曽川を挟んで、円を描くように歩いた谷川の山々を見納めて茂倉新道を下る。茂倉避難小屋は、綺麗な小屋であった。岩稜帯は、お花も多く咲き、万太郎谷は、雪解けの白い筋があちこちに見られその素晴らしい景色は、矢場の頭までだった。ヒメコマツと桧の大木地帯は、木の根が尾根上にひしめき合って根っこの階段のようで歩きづらかった。最後は、ブナの美林を下り林道に出る。6/3~6/26まで、土樽駅ホームの改良工事の為、越後中里駅までバスの代行運転をしている。梅雨の中休みに暫くぶりの尾根縦走を楽しんだ。

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鷹ノ巣山・坊主谷 


定例山行坊主谷報告

【山域】 鷹ノ巣山 坊主谷 【日時】6月15日【天気】 曇り 
【メンバー】 CL上茂 辻本 池田 石橋、加藤 野口 柘植 村野 岡田 赤羽 澤田 高田
        朝岡 石川 広木 大塚 高梨 花島 近藤(会員外)
【タイム】 5:30起床 7:40入渓~14:00登山道~16:00林道
【内容】 坊主谷はびっくりしたに違いない。おそらく、19名もの人間がぞろぞろと
列を成して遡って行くなどはじめてではないかな。そういえば下見を入れて3回来たが、
他のパーティーを見かけたことがない。そう思えば気兼ねはいらない、大人数でも。
今回どんな編成で行こうかと悩んだが、ベテラン、季節愛好者、新人、初心者と
いい割合で分散されていて、いつもお付き合いくださった池田さんはじめベテラン陣に
トップを行ってもらい、初心者とはじめてご一緒する人にはサポートをつけて、
常に後ろを固めて行こうという形で遡行開始。曇り空の下、谷は木々に蔽われ薄暗い。
最初に出てくる滝、赤岩チョックストーン3段は左壁にハーケンあり、
登り組みと巻き組み別れて越える。最終堰堤を過ぎ、次々と小滝が続き、
先行隊に補助ロープを張ってもらい、後続者にどんどん登ってもらい、いいリズムで進んでいった。いよいよ核心の2段16メートルに到達。高梨さん泳いで対岸取り付き、特に苦も無く這い上がり、
残置ロープが垂れ下がる中間木に達し、そのまま水流際を登ってもらい滝上へ。2番手の池田さんに中間木に補助をセットしてもらい、高梨さんが伸ばしたメインを木にフィックス。補助を掴んで登ってもらえば、少々苦労しても登れるだろうと思ったのが間違いだった。岩を掴むも水流で剥がされ、ロープを掴んだまま浮いてしまう。水は冷たいからあまり浸かってもいられない。石橋さんが何とかパワーで上がり、中間でビレーしてもらったりシュリンゲで足場を作ってもらう。見かねた柘植さんは巻くねと言ってくれたのだが、3名しか行かなかった。
16名何とか上りきった時は2時間近く過ぎていたかな。そのあともペースはよくて、エスケープを考えていた作業道のお世話にもならないで、予定通り2時過ぎには登山道の水場に到着。下山は楽勝、
浅間神社からのショートカットルートも、先週の下見で再確認しておいたので、迷うことなく林道に到着。怪我もなく無事に終了した。-

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富士山・吉田大沢 

菊池@ちば山の会です。
残雪の多さと、MLでの報告に誘われ滑り収めを延長し、新雪の吉田大沢を堪能できました。

【山域】富士山
【日時と天候】2008年6月14日 晴れのち曇り 気温山頂で5℃前後 山頂で最大風速15m位
【メンバー】CL菊池(TM:59才)、沢田(アルペン:63才)
【行程】スバルライン五合目駐車場:5:15-山頂11:40-白山岳方向へ約100m(鞍部)のドロップポイント12:15-吉田大沢滑走ー2750m地点滑走終了ー駐車場14:15

・下界では30度前後の高温であったが、12日に降雪があり、山頂から暫らくはやや重い新雪(10cm前後)滑走   を楽しめた。
 山頂の岩壁から3本の表層雪崩(前日のものか、幅は10mくらい)があり、最長3000mくらいまで達していた。
 雪面は荒れておらず、素晴らしい滑走感であった。3000付近から雪渓が2本に分断された地点から暫らくは
 小さな落石が散在しており、滑走面を痛めないようにゆっくりくだった。
・ドロップポイント:登山道付近は岩・ガレ場が露出しており山頂からの滑走は不可能。白山岳方面へ約100m進んだ鞍部が恰好のポイント(1本のトレースあり)である。山頂に達する前から雲が湧いてきており、滑走直前にはホワイトアウトとなったが、痺れを切らし滑走開始直後から神様のお恵みで、晴れ間が広がった。
・富士山おなじみの富士宮Kさんにお会いでき、いろいろ楽しいお話を伺えました。
 我々を追って尻セードで下ってきた30代前半の二人は、なんと1合目(1500m)から4時間45分で山頂に達したということである。神奈川県在住であり、ロック専門と話していた。
・吉田大沢の山スキーは3回目であるが、初めて山頂から滑走することができた。
 滑落の危険性のない高温の日を選んぶことがポイントであり、残雪の多い年の、梅雨の晴れ間は正に旬と感じた。
・6月1日の富士宮では2日間の寝不足で山頂直前ではヘロヘロであったが、今回は体調良好、クエン酸入りスポーツドリンクをハイドレーションでしっかり補給し、行動食もしっかり摂ったためか比較的樂であった。
・今月一杯は楽しめそうです。

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安達太良・杉田川 

柘植です。日曜に行った安達太良山の沢登りの報告です。
【山域】安達太良山【ルート】杉田川【登山方法】沢登り【山行日】6月8日(日)
【メンバー】CL柘植・SL石橋・石井・加藤
【記録】駐車場8:00→遠藤ヶ滝上の入渓地点8:45→杉田川遡行終了地点13:20
    →仙女平14:30→15:50安達太良温泉
【内容】
杉田川は安達太良山から南へ流れる川で、日本百名渓の一つに数えられている。前夜福島へ向かうときは雨がぱらつくあいにくの天候だったが、朝起きると晴れで絶好の沢日和。思わずヤッター!と叫んでしまう。NETの記録では杉田川は癒し系の沢として紹介されることが多い。実際美しいナメや深い釜、適度な間隔で現れる登れる滝(だいたい2~3級程度)、豊かな緑・・・・と気持ちをゆったりさせてくれる要素がこの川にはつまっていると思う。観光のビューポイントであり、またご神体でもある遠藤ヶ滝から入渓し、前半の長いナメが終わるとかたちの整った5m前後の滝が続く。どれもそんなに難しくないが、水量が多く、また今シーズン初沢の人もいるので、安全重視で確保しながら進む。地図上の最も傾斜の強い部分の滝群を越えると、その後は小さいながらも深い釜を持った滝が続く。当初は泳ぎながら楽しく登ろう!とか思っていたが、やっぱりまだ水も冷たいので、水泳は梅雨明け後のお楽しみとする。休憩していると、それまで気付かなかった春蝉の鳴き声が初夏を感じさせてくれる。杉田川から抜け出るのはちょっとやっかいだ。最後(安達太良山)まで頑張るか、それがいやなら途中から廃道を見つけて仙女平まで行くかのどちらかだ。我々は廃道コースを選んだのだが、これが正真正銘、全国どこに出しても恥ずかしくない立派な廃道。途中で何度も見失い、手分けして探すがそれでもみつからず、適当に歩いているとまたどこからともなく合流ということを何度も繰り返して仙女平へ出た。一時はどうなるかと思ったというのが全員の正直な感想。ここからの安達太良連峰はたおやかな峰をつらね、廃道から脱出できた安堵感もあってまったりしてしまう。杉田川の流域は秋も紅葉がとてもきれいとのこと、またいつか今度は紅葉の季節に来てみたいと思う。

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秩父大血川支流・石楠花沢右俣遡行~左俣下降 

辻本です。8日に行った沢の報告をします。

【山域】秩父大血川支流・石楠花沢右俣遡行~左俣下降
【日時】6月8日
【遡行者】辻本他、会員外2名

千葉を早朝に発ち、集合場所の新座に向かう。所沢IC~圏央道~鶴ヶ島IC
のコースをとる。あとは正丸峠から秩父へ。このコースは花園ICから秩父
に向かうより経済的で距離も短い。大滝街道から大血川林道に入り渓流釣
り場を過ぎ、大陽寺手前のカーブに駐車する。オフロードを想像していたが、
快適な舗装路だった。貯水場へ向かう道を辿り、堰堤上から西谷に入渓。
大岩のゴーロを軽快に進む。直ぐにワレイワ谷と合わさり、石楠花沢となる。
右岸に崩壊地が現れると沢は大きく右に曲がり、左俣が15m程の滝を懸
けて出合う。ここまで高度差200mほど。30分と順調なペース。右俣も10m3
段の滝。上段はかぶりぎみなのと脆そうなので、右岸を巻く。ゴルジュを
過ぎ、やがて30mの大滝が現れる。右岸を高巻くがスリップしそうな微妙な
トラバースが続く。初級の沢とは思えない。奥多摩の沢よりはランクが上
のように感じる。次のチョックストーン滝は落差は無いが、あるはずの残置
シュリンゲがない。滑り台のような岩をボルダー感覚で登るとガイドには
あったが、滑り落ちそうでとても登る気にはならず、右岸を巻く。この後は
小滝が続き、倒木も所々で行く手を遮る。今年初の釜飛び込み、シャワーク
ライムで滝を越えたが、じっとしていると寒くて、どんどん先を急ぐ。暗くて不
気味な8mほどの垂直の滝は直登不可能で右岸を巻く。その後はどんどん
高度を上げ長沢背稜縦走路に14時に出る。5時間の遡行だ。長沢山で暫し
休息の後、左俣を下降。膝がガクガクになりながら3時間ほどで入渓点に戻
り、早々に温泉と蕎麦を目指す。
このコースは車ではなくタクシーで入り、右俣を遡行し、長沢背稜縦走路か
ら日原に出るのが面白そうだ。

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富士山・山スキー 

長池です。富士山スキー報告です。
【日時】2008年6月6日 【山域・場所】富士山須走り口
【参加加者】長池単独 【天候】晴れ
【行程】2:30千葉→5:00須走口5:30発→11:45、3570m→13:40須走口→伊豆稲取
【記録】
・気温 駐車場8℃。 
・天候 御殿場intでは篠突く雨、ダメかと思ったが五合に至ると雲海の上は快晴。
    風は弱風、時折耐風姿勢。
・積雪 五合駐車場から45分ブル道を歩く、2350mから雪が出てくるが2500m以下
    は小石が散在しスキーは使えない。ブルが吉田口の中腹小屋まで除雪を
    行っており雪渓の中間を横切っているため、山側が2mほどの雪壁になっ
    ている。この雪壁を登るのにスキーをスコップ代わりに使って道を作り乗
    り越える。
    気温が上がりルート全体、ブーツの踵が埋まるくらいの軟雪である。
・登高 今日は絶対にジグは切らない、最後まで直登を貫く。同窓会に出席するの
    で12時には滑降開始と決めて出発。結局3570mでタイムアップ。山頂は目
    の前だがここで折り返す。こういった余韻を残すのもいいか!
・滑降 終始快適とは言いにくい軟雪ザラメだが、このどでかい雪面を独り占めだ。
    登りのまっすぐな靴跡の横に、板のシュプールが並んで幾何模様を刻む。
    下から眺めて悦に入る。アホなスキー野郎の自己満足だ。
・下山 2500m以下は板を担いで火山灰に覆われた雪面を下る。ブル道は奇麗に
    整地されてフカフカである。そこをドカドカと靴跡を付けるのが申し訳
    ないようだ。
※幻の滝:観光で訪れたお客さんにその滝は何処かと聞かれる。知らなかったが
     5/17に登った沢なのだ。その時は雪に埋もれていたが、今は滝になって
     いるらしい。いくつかあると聞いた。雪解けだけの短い命である。
※鹿たち:早朝に食事に出るのだろうか、須走り口の林道は鹿たちが闊歩する。
     車の前に何度も飛び出すのでヒヤっとすることもある。

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御正体山 

広木です。
県連盟・ハイキング委員会主催「ウィークデイ山行」に参加しました。

1、月 日  6月5日【県連盟・ウィークデイ山行】
2、場 所  道志山系 御正体山(御正体山) 1682m
3、コース  三輪神社ー林道終点ー峰宮跡ー山頂ー御正体橋(全行程7時間)
4、参加人数 37人(7会より)ちば山からは1人。
5、感 想  
  千葉県連盟では、休日の混雑をさけて平日に計画することにより静かな
  山行を楽しみ、オーバーユースもさけられる企画として3年前から実施して
  います。平日の山行とあって、ほとんとの参加者はリタイヤ組である。
  上りはじめから雨具をつけるあいにくの天候。高度があがるに従い雨脚も
  強くなり、足もともずるずるで下りはさらに悪くなっていた。
  富士山も河口湖も見えず、その分霧にかすむ「トウゴクミツバツツジ」が印象  

  的だ。立木に囲まれた頂上で昼食とする。
  その頂上の片隅にひっそりと咲いたひと株の「ヤマシャクヤク」が印象的だっ  

  た。たった一本なのでどこかの殿下登山のために、アプローチ道路整備に
  合わせて移植したのではないかの声もあった。しかし、下りでまだ小さな蕾を  

  つけた幼株を発見した。盗掘による減少か?とも思われる。
  雨と泥の汚れ、雨具と汗のムレを「道志の湯・500円・貸切状態」で流して
  帰途についた。
  初めての参加でしたが、ハイキング層の多い会にはとても良い企画である。
  次回は、10月16・17日 那須、茶臼岳、三本槍 三斗小屋温泉泊です。
  ハイキング委員会の皆さん「ご苦労様でした」

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富士山・富士宮口 

菊池です。6月1日の富士山報告は吉川さんから既に出てますが、私なりの報告をいたします。  昨年は横浜のK氏から情報をいただき素晴らしい須走り斜面を堪能でき、 今年もわが会の仲間7名が17日須走りルートを登頂・滑走しました。昨年から須走りルートは人気があり、今年はさらに入山者は多いようです. 小生は5月に砂走りを予定していた2回とも天候不順で順延、1日のラストチャンス(?、もう一回くらい狙っていますが)に、富士山登頂山スキー初体験の数名を登頂させるべく、楽な富士宮から入山しました。今回はゲストのMさんを加え楽しい登頂山スキーを堪能できました。

【日程と天候】2008年6月1日 晴れ時々ガス 頂上付近で風やや強く気温5~6℃
【メンバー】CL菊池(TM)、岡田・鶴田・吉川・Mさん(会員外) 平均年齢56.6才(最高齢69才)
【行程】6:40駐車場発-山頂12:45-頂上直下滑走開始13:30-15:40駐車場

・残雪は例年より多く駐車場からの階段口は使えず、駐車場はずれカーブ地点から入山
・2800m地点から雪渓をアイゼン登行、Mさんはスキーを引っ張ったが、 高齢者・女性には楽なようであった。 今年2年ぶりに山スキーを再会した 吉川さんは9合目山小屋で休憩後、大腿部がつりそうな気配になった。マッサージや大腿四頭筋に負担のかかりにくい登り方を指導しセーフであった。 休憩前にトップの早いペースにぴったりついたこと、水分などのとりかたなど、留意する点多し。
・気温は低くなかったが、頂上付近は風強く、バランスを崩しそうになった。 また3500m以上は早くもクラストバーンとなっていた。
・登りでは3000m付近のみ一時ガスが湧いたが、下りは3300くらいから下部は全てガスガスであった。 富士宮ルートは風の殆どない安定した日でないと下部でガス(雲)は必発のように感じた。・大雪渓を二つ繋ぎ2800m付近まで滑走可能であった。(2730m付近までもう一つの小さな雪渓も滑れる)
・雪渓側壁の溶岩壁は1~2mで例年より低く、残雪量は多い。
・梅雨入りしたが、低温が続くようであり、いましばらく富士宮ルートも楽しめそうである。

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奥多摩・シンナソー 

遅くなりましたが、先週の報告をします。
【山域】奥多摩 【ルート】シンナソー~浅間尾根縦走 【登山方法】沢登り 【山行日】6月1日 【メンバー】柘植・小俣
武蔵五日市からバスに乗り、終点の藤倉に着く。秋川沿いに建つ廃屋のふちを通り抜け、川原に下りると斜め向こうに見える沢へと渡渉する。(10:35)3mの小滝を掛けた出会いから、次々と手ごろな滝が現れどんどんと登っていく。ゴルジュが切れたところで一息いれると(10:55)下部の楽しいところはおしまい。ゴーロの後に8m・5mと登れる滝が続く。3段15mも水流の中に豊富なホールドがあり登れそうだが、頭からのシャワークライムになりそう・・・昨日までの長雨のあとだから、小沢とはいえ結構な水量である。頭からは遠慮して巻くことにする。本来なら水の涸れる二股でもたっぷりの水。最後まで水のある沢を行き、左の尾根に取り付く。尾根を登り浅間尾根に出たと思ったのだが縦走路がない! 尾根上を左右にさがす???どうも一本松のピークあたりにいるようだ。縦走路はピークを巻いているので見当たらないわけ。東へ少し下ると縦走路に出る(12:30~50)。浅間嶺を越えて(2:00~20)、佛沢の滝へ下山(3:30)。

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川苔山 

【日時】08年6月1日(日) 【場所】奥多摩 川苔山
【参加者】室、会員外1名 【天候】晴れ時々曇り
【行程】 鳩の巣駅7:55~大根の山の神8:35~コブタカ山??~山頂11:25
      山頂12:00~赤杭尾根~古里駅14:20

本当は土曜日に大岳山から馬頭刈尾根を歩きたかったけれど、雨のため中止。
どうするか迷っていたが、GW以来山に行っていないので、どうしても行きたくなり
日曜日に行く事にした。計画では蕎麦粒山にしようと思っていたのだが
奥多摩駅に7:46到着の電車に乗ってバスが8:35まで来ないので
駅から歩ける川苔山に変更した。
同行者は登りが強くて、ほとんど休まずに山頂まで登って思っていたより早く
下山する事が出来た。新緑というよりはもうだいぶ濃くなった緑の気持ちのいい
山道を楽しく歩いた。今日はお天気はまずまずだったけれども
気温は思っていたより上がらず、朝は寒かった。今年は5月に初夏らしい日が少なかったが
6月に入ったというのにこの寒さで、少々いやになった。
川苔山は以前に2回登ったけれど、晴れて周辺の景色を楽しめたのは今日が初めて。

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富士山 

【山域】富士山 【ルート】富士宮口-富士山 【登山方法】山スキー 【山行日】6月1日 【メンバー】CL菊池、SL岡田、鶴田、吉川、会員外内田 【行程】富士宮口駐車場6:10/6:40-9合目、萬年雪山荘休憩-スキー板デポ地点-富士山頂12:50/13:05-スキー板デポ地点-富士宮口駐車場15:40 【天気】晴後曇り 吉川(記)
【内容】ちば山山スキー報告に良く登場するMINMINこと内田さんを吉祥寺でピックアップ。喋りのテンポの速さに少々圧倒されたが、話しも豊富で楽しく、富士宮口に着く頃にはすっかり目覚めた。雪の無いガレ場を、板を担ぎスキー靴で、ヨロヨロ登り始める。見上げても、ガレ場しか目に入らず、ほんとうに雪があるの?という景色を200m位登ると沢に雪が見え始め、アイゼンを装着する。ガレ場より歩きやすくホッとする。
 頭上は、真っ青な空、眼下は時々ガスのベールに覆われるが、駿河湾を見渡す事もできた。ジグザグを切りながら順調に登る。七合目から八合目辺りで、右の沢にトラバースする。ザラメの斜面が延々と続く中、山頂の小屋が見え始める。これからが大変!と脅され(ほんとうだった)九合目の小屋、萬年雪山荘で、エネルギーの補給をして、登り始めた途端に大腿部が痙攣し、マッサージをしてゆっくり歩いているうち何とか快復したが、浅草岳の時と同じで、暫くは、祈るような気持ちで登る。九合五勺位から急に風が強くなり、耐風姿勢を時折とりながら風の弱まる時に進む。アイゼンはしっかりきいていたので、風に飛ばされないよう登った。風から開放された山頂直下に板をデポしてガレ場を登り、鳥居をくぐって剣ヶ峰をバックに記念写真を撮る。今、日本一の山、富士の山頂に立ち、これからスキーで滑り降りると思ったら、感情がこみ上げ、感激のあまり同行の皆に抱きついてしまった。
 滑り出しのカリカリ急斜面は、指示通り横滑りで下る。その後は、高度を下げる度ザラメの雪質は少しずつ変化するものの、自分のスキー技術で最後まで快適に滑れた。八合目くらいまでは雲上の晴で、気分爽快!後、ガスで残念だったが、リーダーの後に続いて下降する。見えなくなった時、笛の音を追って行くと人影がボーッと浮かぶ、この繰り返しもまた楽しかった。雪が消え、板を担いで駐車場まで下る道のりは、達成感に満たされ心地よかった。今回、入梅前の瞬時に富士山を滑り収めにできてラッキーでした。リーダーと同行の皆に感謝です。今回、MINMINが板を引いて登行した。自分も過って板を引いて登った事があったが、来期に試してみようと思う

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