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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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南ア・鋸岳~甲斐駒 

長池です。鋸岳~甲斐駒ケ岳の山行報告をします。
【山域】南ア北部 【場所】鋸岳~甲斐駒ケ岳縦走
【日時】07年10月21~23 2泊3日
【メンバー】単独
【天候】21~23日:快晴
【行程】21日:12:15仙流荘-12:55戸台大橋-14:55角兵衛沢出合-17:05岩小屋(テント泊)
    22日:6:00岩小屋-7:35角兵衛沢の頭-7:56第1高点-9:20岩場終了-9:52第2高点-12:30六合石室-14:23甲斐駒山頂-15:47駒津峰-17:40北沢峠(テント泊)
    23日:10:00北沢峠-10:50仙流荘
【内容】鋸岳~甲斐駒ケ岳縦走は数少ない南アバリエーションルートのひとつ(であった)。核心は第1高点(鋸岳)~第2高点の間の3つのギャップの通過である。第1高点で登攀支度をし、すぐナイフリッジを越えると10m垂壁下降となる。何と真新しいクサリが掛けてあるではないか。50mロープを解くのも面倒とテープシュリングでバックアップを取って降り始めるが中間に少し被っている部分があって空中に出る。ここで落ちると着地点は両サイドとも切れ落ちたルンゼに吸い込まれてしまう。危険を感じ登り返してロープを出し懸垂下降とする(正解だった)。続いて30mの壁登り、ここはクサリを使ってエテ登り。登りきると有名な「鹿穴」がポッカリと甲斐側から伊那側へ突き抜ける。穴の底は伊那側に傾斜している。ここは50mロープ一杯の懸垂をする所だったが何とここも真新しいクサリが掛けてある。急峻だが身体ひとつが入るルンゼを上手く使ってクサリダウンで30m降りる。この末端から右岸の細い踏後を辿り再び鹿穴ルンゼを横断する。ここから左岸草付垂壁をトラバースするのだが、50m程下に雪の乗った細い踏後が見えるが急な危ういルンゼを降らなければならず気持が悪い。対面に靴がやっと乗る踏後らしきバンドがある。若干危ういがエイッと踏み込む。岩を抱える部分や草をそっと踏む部分もあり、バランスを崩したら奈落だが何とか無事トラバースを終え、大ギャップルンゼと越えてさらにバンドを辿って赤テープのある縦走路に出た。そこで登攀支度を解いて、あとは第2高点への急登に続く縦走の再開である。
クサリが掛けられてはバリエーションは形無しだが、悪天候となれば一転厳しい状況になるだろう。この縦走のポイントは他にもある。角兵衛沢分岐の渡渉、分岐点の捕捉、角兵衛沢上部の急峻なガレの登高、中の川乗越への急なガレ下りと対面の登り返しなど。いずれにしても慎重なルートファインディングと体力勝負のタフなルートであることは間違いない。
なお、角兵衛沢大岩の裾に大きく抉られた岩小屋は、奥に清水が沁み出して3張のテントも可能な別天地であり、六合目石室は建替えられてカーペットを張った板床に20人は泊まれるだろう。
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