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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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9/30 阿武隈川・南沢 

【山域】那須 【場所】阿武隈川・南沢 【日時】2006年9月30日(日)前夜発
日帰り
【コース】甲子温泉7:50→(南沢経由)11:55甲子山12:15→13:45甲子温泉
【メンバー】CL柘植、竹下、澤田 【天候】晴れ
【内容】
天気予報がよくないので近場にするか迷うが、行ってみたら晴れで大正解だった。南沢は入渓方法がやや複雑で分かりにくいが、阿武隈川のやや上流部から下降して入渓。F1がいきなりずぶ濡れのシャワークライミングだったのでこの先どうなるかと思ったが、以降は10m前後の濡れない滝が続々登場、1つを除いてすべて登れる。グレードは3~3+級でとても快適、F9の30m大滝も高度感はあるが楽しく登れた。最後はしぶとく小沢をつめていくとヤブこぎ1分で縦走路に出られた。稜線付近は紅葉が始まっており、山はすでに秋の気配だ。大黒屋で入浴してとくに渋滞もなく帰葉で
きた。
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9/25 富士山 

〈山域〉   富士山
〈コース〉  河口湖口5合目~頂上(往復)
〈日時〉   2006年9月25日
〈メンバー〉 広木(国) 会員外1名
〈天候〉   晴れ
〈内容〉   前日(24日)17時にスバルライン経由で5合目駐車場到着。日曜日のためか観光バスが以外に多くほとんどが「東洋の外人」でした。暗くなるとさすがに車は少なくなった。(4台)
 25日 5時30分に出発、気温5度風はないが寒い。登山者は我々だけなのでノンビリ歩き始める。雲海の上にお決まりの山々が頭を出している。
 ただひたすら歩くだけ、小屋は閉まっていて登山者はいない。
 11時10分頂上直下着、同行者だけ頂上に行く。自分は直下の石垣の所で待つ。富士山と槍ガ岳は頂上には登らない事に、今回もこだわる。
 5合目駐車場着15時30分。高速もがらすきで平日山行の恩恵を十分感じた山行でした。(10月のネパールトレックの高度順応登山)

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9/24 鳥屋待沢・右俣 

【山域】丹沢 【場所】鳥屋待沢・右俣 
【日時】2006年9月24日(日)日帰り
【コース】煤ヶ谷→鳥屋待沢出合→(右俣経由)大山三峰山→広沢寺
【メンバー】CL柘植、小俣 【天候】晴れ
【内容】
鳥屋待沢右俣は今年何回目かの計画、これまでは天候のためすべて計画倒れに終わっていたが、今回ついに晴天をGETできた。大堰堤上の河原で準備して10時に出発。1時間ほどで大滝に到着。左俣には2年前に来ているが、そのときは大滝を巻いているので今回はこれを登るのも目的の一つ。ガイドに従って左壁を登る。そこから先はゴルジュ状で結構手ごたえのある遡行が続く。このあたりはたぶん前回は大滝の巻きでパスしてしまったところだろう。二俣で休憩して初めての右俣に入る。出合の滝は登れないので踏み跡に従って左岸から巻き。しばらく行くと再度二俣に分かれる。明るい左が魅力的だが、今日目指すのは暗く狭いゴルジュ状の右だ。ここからはチョックストーン滝を次々と乗越す遡行が続く。どれも結構厳しく、2度くらい小俣さん肩を借りた。すぐそこに稜線が見えるところまで来ると最後の二俣。ここも左は明るく、すぐその先に尾根が見えているのに対して、右はまだ狭い谷が折れ曲がりながら続いている。もうゴルジュとチョックストーンには飽き飽きしてきたので、左に入る。グサグサの斜面に悪戦苦闘しながらようやく尾根に出る。ここは枝尾根のようで薄い踏み跡がついている程度。ここを10分ほど登ると主稜線のハイキング道に出た。下山は山頂から不動尻経由で広沢寺に出た。鳥屋待沢右俣は思いのほか厳しくて疲れた。もう大山三峰山の東面の谷太郎川の沢はすべて登ってしまったので少し寂しい感じもする

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9/21~24 北岳バットレス4尾根 

【山域】南アルプス
【場所】北岳バットレス第四尾根
【日時】2006年9月21日~24日
【コース】21日:千葉-夜叉神駐車場、22日:夜叉神-広河原-御池小屋天場-バットレス下部岸壁偵察-御池天場、23日:御池天場-Dガリー-四尾根取付-四尾根登攀
-北岳山頂-御池天場、24日:帰葉
【メンバー】CL富樫、上茂、長池
【内容】22日:7:30バスで広河原8:03。10:15御池小屋前にテント設営後dガリー偵察に向かう。D沢出合12:20、CD沢間尾根の踏み跡を詰め、13:05dガリー下部岸壁の裾に着く。四尾根の登攀成否は、この下部岸壁をいかに効率よく処理できるかにある。多くのクライマーが取り付く人気のルートだけに何本ものアプローチが交錯する。
我々はdガリー中央壁を1ピッチ試登し、トラバースから横断バンドへの見通しをつけ16:05天場に戻る。23日:早朝から良い天気で登攀完遂を予感させる。5:20天場を出、二股からD沢を辿って、7:10下部岸壁取付。昨日の偵察通り1ピッチ登り、細い踏み跡を追って五尾根側にトラバース8:25、凹角を1ピッチ登ると横断バンドに出る。ザクザクで今にも落ちそうな岩屑に神経を使いながら、潅木を這い上がり四尾根下部リッジを登ると、10:25そこが取付のコーナークラックである。つまり天場から取付まで5時間だが、偵察効果でかなりスピーディーに処理できた方ではないか。いよいよ10:40登攀開始である。1組のペアが追ってくるのみで混雑はなく、自身に集中できる環境である。Ⅰピッチ目、クラックにクライミングシューズを捩じ込む1歩から登攀は始まる。Ⅱピッチ目フェース、Ⅲピッチ目白い岩のフェース、Ⅳピッチ目傾斜の緩いリッジ、快調にロープが伸びる。Ⅴピッチ目の核心4m垂壁(Ⅴ)はホールドの細かいスラブ。トップは細いリスを直上したが、後続は堪えられず弱点を右に回りこんで越えた。続くマッチ箱へのリッジは高度感の出るところだが、残念、ガスが巻き上がってきた。マッチ箱トップから10mの懸垂でテラス、dガリー奥壁に目が眩む。幅広のクラックからフェースに出て、微妙なバランスを要するカンテから枯れ木テラスを経てリッジを2ピッチ、13:30公園広場のような終了点で登攀完遂握手、達成感が熱い。
14:15山頂、16:15天場。
バスの便が切れ2泊目の天場で乾杯。
翌日、1点曇りもない好天を呪いながら、それでも満ち足りた気分で帰葉。

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9/16~17 鳥甲山、志賀山 


【山域】上越・志賀
【場所】定例山行「鳥甲山・笠が岳・志賀山」
【日時】2006年9月16日~17日
【コース】16日:狢平登山口-鳥甲山頂-屋敷登山口-切明温泉-笠が岳キャンプ場
17日:笠が岳キャンプ場-笠が岳-前山-48池-裏志賀山-志賀山-熊の湯-帰葉
【メンバー】CL小倉、竹下、加藤、菅井、長池
【内容】16日:5:30屋敷山柱状摂理の断崖の下の、空地の仮泊テントを出て、6:15狢平登山口から入山、綺麗なブナの林を急登するとやがてガレたやせ尾根に出る。秋山郷側は千尋の谷だ。いくつか露岩のクサリ場を通過し屋敷からの登山道を合わせ、小笹に包まれた鳥甲山頂9:50。休憩の後、屋敷に向けて笹山を少し下り、秋山郷側が切れ落ちた絶壁の上の狭い稜線を辿る。足を踏み外すと赤ガレの絶壁にまっ逆さま、緊張が続く。しかし、遠く越後の里、苗場・佐武流・志賀の山並み、点在する秋山郷の集落など、眺望を楽しみながらの稜線歩きは爽やかな気分だ。樹林に入ると逆落としの急勾配、登るも降りるも大変な道だ。大規模な雪崩の爪跡のゴロタを下ったところが屋敷登山口13:00。ここから2時間以上の林道を戻らねばならないが、老夫婦の軽トラックに乗せてもらうことができて車を回収。切明温泉の河原湯に浸かっておおいにはしゃいだ後、志賀の笠が岳キャンプ場へ。
17日:6:30キャンプ場を出て笠が岳林道を茶店まで。ここから30分の急登を登り切ると、思いも掛けず天上の大眺望。朝の空気は澄み、足元の谷は雲海、薄墨のベールを通して妙高・黒姫・高妻・飯綱、北ア、中ア。近くは浅間、苗場、鳥甲、360°遮るものもなく、感動の声があがる。興奮冷めやらぬ気分で熊の湯プリンスホテルの“ただ湯”に浸かる。
この後、9:00リフトで前山に上がり、「48池めぐりの散策路」から裏志賀山・志賀山をハイキング、12:00熊の湯に戻る。もう一度“ただ湯”で温まり、万座・軽井沢を経て帰葉。雨模様を心配したが、予報に反する穏やかなお天気で好ましい山行になった。

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9/9,10 高妻山、黒姫山 

【山域】頚城
【場所】高妻山と黒姫山
【日時】2006年9月8日(金)夜~10日(日)
【コース】ともには戸隠キャンプ場(およびその近く)から往復
【メンバー】CL柘植、東郷、岡田、清宮、下田、細谷、吉田、三輪、小倉
【内容】高妻山:6時半にキャンプ場を出て16時すぎにもどりで、なかなか歩き応えのある山だ。午前中は曇り/ガスで展望はきかないが暑くなくて歩きやすかった。
山頂は100名山だけあってすごいにぎわい。帰路は雲もとれ、高妻山の美しいピラミッドを拝めてよかった。一不動からの下山は沢下りでなかなか大変だった。
黒姫山:ほとんど樹林の中の登山道で、天気はいいのに展望なし。ただ山頂は昨日とちがって天気もよく、広大な展望を満喫できた。
なお土曜の夜は戸隠キャンプ場に泊まったが、非常に雰囲気のよいキャンプ場で利用料金もリーズナブル、お勧めです。岡田さんの料理が大好評だった。久しぶりに大人数のハイキングがとても楽しかった。(柘植記)

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9/9~10 ナルミズ沢 

【山域】宝川
【場所】定例山行「ナルミズ沢」
【日時】2006年9月9日~10日
【コース】9日:宝川林道-ナルミズ沢渡渉点-大石沢出合天場
10日:天場-ナルミズ沢遡行-JP-朝日岳分岐-天場-ナルミズ沢下降-渡渉点-林道
【メンバー】CL長池、辻本、石橋、澤田、大塚
【内容】9日:12:00林道ゲートから入山、2時間でナルミズ沢渡渉点。ここから入渓しウツボキ沢出合を見送って15:50大石沢出合を天場とする。幸い天気も良く気分の良い遡行。夜半に弱い雨があった。10日:6:00天場を出る。好天に恵まれ渓相は美しく輝いている。3~4mの小滝を気持ち良く越えていくと、魚留の滝8m、ザイルを出すまでもなく階段状を快調に越える。この沢の遡行はここから詰めに至る草原のナメが秀逸。まさに「天国への散歩道」と言うにふさわしい。稜線にでると一転地獄への苦行が始まる。腰丈の笹薮は外傾して滑りやすく強い陽に焼かれて青息。
9:50JP。湿原の朝日岳から天場に一直線に下降するが荒れた踏み跡に難行。天幕回収後、水と戯れつつナルミズ沢を渡渉点へ下降。最後は降り出した雨に追われるようにゲートへ15:30着。この沢はアプローチの長さを除けば、ザイルもいらない初級の美渓として★★★★★。

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9/1~3 谷川・万太郎本谷 

【山域】谷川 【場所】万太郎本谷
【日時】2006年9月1日(金)夜~3日(日)
【コース】土樽駅~万太郎入渓地点~谷川肩の小屋~天神平~土合
【メンバー】柘植(CL),石橋(SL)、大塚、神山、小俣 【天気】晴れ
【内容】
名渓の誉れの高い万太郎谷に行った。天気もよく、水量はここ数日の好天を反映してか少なめで水もそんなに冷たくない。こういう好条件なので、泳ぎの不得意なリーダーも概ね水線沿いを進めた。核心部の一ノ滝もなんとか登れた。柘植は空身で登らせてもらったが、ロープで確保されているとはいえ、重荷を背負ってこれを登った女性陣の頑張りはすごい。万太郎谷は沢のあらゆる要素が詰まっているので沢のデパートと呼ばれているそうだが、厳しいながらも沢登りの楽しさを十二分に味わえる好ルートだと思う。詳細は会報10月号で報告します。

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9/2~3 内緒の沢そば温泉 

【山域】八幡平の南西
【期日】9月2~3日
【参加者】CL辻本.橋本.小倉時.野口.加藤
【報告】八幡平の西側のふけの湯温泉と玉川温泉に立ち寄った後、温泉の湧く沢へ。ヤブのドロドロの斜面を根を掴んで降りる。小倉さんがブナの根元に黄金色のトンビマイタケを発見。本流には温泉が吹き出している所もある。伝左エ門沢と湯田又沢の二俣には白濁した湯だまりがあり泊り場とする。焚き火を囲んでマイタケを味わいテントは地熱で暑い。タープは快適だが蚊が多い。翌日は稲庭うどんを食べ、湯の倉温泉に立ち寄り帰葉した。

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9/2 登川金山沢 


【場所】登川金山沢
【日時】9月2日、晴れ
【メンバー】藤木、上茂
金山沢は巻機山の隣の割引岳に突き上げる中級の沢だがガイドブックのグレードが間違っているとの説が有り日帰りで抜けきったパーティーは数える程しかいないが米子沢に次ぐ美渓と言われているので一昨年から機会をうかがっていたがようやく挑戦する時が来た。
取水口から一旦秘密の作業道を歩き岩小屋を過ぎた辺りから入渓し、暫く進むと滝が幾つも現れるがこの地域特有の雪で磨かれたツルツルの滝で苦戦する。なんとか落差400㍍の大連瀑帯に到着するがまともに登れる代物ではない、他にルートもなさそうなので仕方なく第一スラブに突入すると遥か上部に二人組のパーティーが見えて何となくルートが読めた。第二スラブに突入すると先行パーティーは消えていたが(後で聞いたら高巻きした)我々は正面突破に挑む。さすがに進退窮まる、あと一手で核心を抜けられるがにっちもさっちもいかないので覚悟を決めて30㌢程飛びついて第一関節位のホールドを掴むがスタンスが無くずり落ち
そうになる、40歳近くなりポッコリ出て来た腹のフリクションでずり落ちを食い止める新技と右手一本で強引に体を引き上げる荒業を使い核心を抜けるがあまりに指に力がかかったせいか爪から血が出て来てしまった。
大連瀑帯を抜けるとしだいに渓相が穏やかになりスノーブリッジをくぐり稜線にはい上がるが25000図に有る徑は薮とガスにのまれて確認出来ず途方に暮れて一服してるとヤブがガサガサ動いている、またもや熊かと怯むが先行パーティーだった。先行パーティーの真似してヤブこぎするとしだいに徑が現れる。割引岳山頂18時着、先行パーティーに追い付き話しをすると船橋山の会随一の沢屋だった(名前聞いたけど忘れた、上茂さんにヤキュウ沢で会ったよね!などと言っていた)。
この辺で上茂さんが疲労困憊している様だがお構い無しに巻機経由で清水迄一気に下る。清水に着いて(22時)コーラをがぶ飲みしてから4人で入渓点の姥沢新田迄車道を歩くが車に戻った時は日付が変わる15分前だった。久しぶりに充実した遡行であったが上茂さんはデジカメを紛失してしょんぼりしていた。私も腹の肉が減っていないのでしょんぼりした。

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