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ちば山の会の山行報告

ちば山の会 山行報告のページ

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2/11,12 八ヶ岳・阿弥陀中央稜 

柘植です。この連休に行った山行報告です。
【山域】八ヶ岳 【場所】阿弥陀岳・中央稜 
【日時】2007年2月11~12日
【コース】舟山十字路11:00→12:10二俣12:30→14:30入中山(幕営)
   テン場7:40→第一岩峰上9:30→第二岩峰上10:00→11:20阿弥陀岳
   山頂→12:25行者小屋12:50→美濃戸口15:30
【メンバー】CL柘植、SL多田、小俣、池田、三代川 【天候】曇り/晴れ
【内容】
中央稜は南稜と御小屋尾根のあいだ、広河原沢の二俣から阿弥陀岳山頂につきあげる短い尾根だ。舟山十字路から広河原沢沿いに40分ほどで南稜分岐、さらに30分ほどで二俣に着く。ここで間違えて右俣に入ってしまい、少し時間をロスする。中央稜はどちらからも登れるのだが、我々は末端近くから行きたいので左俣に踏み込むが、こちらは全くトレースがなく、膝くらいのラッセル。適当なところから急斜面に取り付く
が、胸をつく急登とけりこんでも決まらない足元に悪戦苦闘。1時間くらい頑張るとようやく傾斜も緩み、やがて右俣からのものと思われる明瞭なトレースと合流する。
初日はその先の平坦部に幕営、豪華な夕食と酒で今日一日の疲れも忘れてしまう。翌日は30分ほど寝坊するが天気もよく、張切って出発する。1時間ほど歩くと次第に傾斜がきつくなり、第一岩峰基部につく。ただ少し登りすぎたようで、とてもトラバースできないので、下にいる多田君に低い位置からトラバースするように頼む。やがて赤テープも出てきて右から回り込むように第一岩峰上に出る。ここで初めての休憩。
いつの間にか晴れ渡った空に真っ白な峰々がまぶしい。南稜のスカイラインが眼前に横たわり、よく見るとP3上に人影も見える。向こうからもこちらが見えるらしく、お互い手を振って挨拶する。第二岩峰を越えると いよいよ中央稜はリッジ状になり、右側には広河原沢奥壁がすさまじく切れ落ちる。御小屋尾根と合流する手前の小岩峰を念のためロープを出して越えると、ほどなく阿弥陀岳山頂に到着。ここからは勝手知ったルートを駆け下り、行者小屋で大休止して美濃戸口へ下った。中央稜は短い急峻な尾根だが意外と岩場は少ない。むしろ長大な南稜のほうが上部は楽しめるが、自分たちでラッセルし、重荷を背負って登る脱一般ルートとしてはよいルートだと思う。

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